JPS6214591Y2 - - Google Patents

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JPS6214591Y2
JPS6214591Y2 JP15743879U JP15743879U JPS6214591Y2 JP S6214591 Y2 JPS6214591 Y2 JP S6214591Y2 JP 15743879 U JP15743879 U JP 15743879U JP 15743879 U JP15743879 U JP 15743879U JP S6214591 Y2 JPS6214591 Y2 JP S6214591Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は消弧装置を備えたブレーカの固定接点
端子板の取付構造に関するものである。
消弧装置は対向配置される一対のアーク走行板
と、両アーク走行板間に配置される消弧グリツド
とから構成され、開極時に接点間に生ずるアーク
をこのアーク電流から得られる磁気駆動力によつ
てアーク走行板間に移すとともに消弧グリツドへ
と導いて消弧を行なうものである。このために一
対のアーク走行板のうち、一方のアーク走行板は
可動接点に電気的に接続し、他方のアーク走行板
は固定接点に電気的に接続しておく必要がある。
この時の固定接点とアーク走行板との接続は、従
来固定接点を備えた端子板の一端とアーク走行板
の一端との溶接による固着で行ない、ベースへの
取付けは端子板をベースにビス止めすることで行
なつていた。しかし、かかる構造では溶接という
作業を必要とするためにどうしても組立工数及び
手間が増えてしまう。またアークを駆動するため
の磁気駆動力を得るために固定接点がその配置上
の理由でビス止め箇所から、つまりベースから離
れてしまう場合が後述する本考案の実施例にも示
すように多々あるが、この場合、固定接点の位置
が安定しないという問題がある。
本考案はこのような点に鑑み為されたものであ
り、その目的とするところはアーク走行板と固定
接点を備えた端子板との溶接工程を必要とせず、
しかもアーク走行板をベースに固着するだけで端
子板もベースに固着される上に、固定接点の位置
も安定するブレーカの固定接点端子板の取付構造
を提供するにある。
以下本考案を図示実施例に基き詳述すると、こ
のブレーカは中央にトリツプ機構が、トリツプ機
構の両側に夫々引外し素子と接点ブロツクが配置
されたもので、トリツプ機構から説明すると、第
3図第9図及び第11図に示すようにフレーム6
に軸7によつて軸支されているハンドル8には、
軸9でリンク10の一端が連結されている。この
リンク10の他端は可動軸11によりラツチレバ
ー3の一端と連結され、また可動軸11はフレー
ム6に設けられている溝12に沿つて上下動する
ようにされている。ラツチレバー3とともに引外
し装置を構成するトリツプレバー1はフレーム6
に軸13によつてその上下方向の略中央部が支持
されたものであつて、その下端には前記ラツチレ
バー3の他端係合部4と係合する係合突起2が一
面に設けられている。トリツプレバー1の上部は
両側方に夫々延出されて熱動引外し素子としての
バイメタル14との係合面15と、コイル18を
主部材とする電磁引外し素子の可動鉄芯16との
係合突起17とが夫々一対設けられている。一端
が可動軸11でリンク10に連結され且つ他端が
トリツプレバー1と係合する係合部4とされたラ
ツチレバー3の中央下方にはフレーム6に設けら
れている上下に長い長孔23に挿通された駆動枠
24が配置されている。図中5はラツチレバー3
の係合部4側の下面に一端が溶接され且つ他端が
可動軸11の上方に至つた接点圧ばねであり、駆
動枠24の中央部上面に弾接している。駆動枠2
4の両端は夫々接点ブロツクに位置しており、両
端下面を第2図に示すように接触子25の上面に
接触させている。接触子25は第10図に示すよ
うに一端下面に可動接点26を備えて他端部寄り
の部分が軸27によつて支持されたものであり、
他端上面には電磁引外し素子のヨーク19下面と
の間に配置された円錐状圧縮ばね型の復帰ばね3
3が弾接している。この復帰ばね33によつて接
触子25は可動接点26を備えた一端が上方に回
動するべく付勢されている。可動接点26と相対
する固定接点28は端子板29に設けられてい
て、この端子板29によつて図中左方の端子部3
0に接続されている。31,31′はアーク走行
板、32は消弧グリツドである。電磁引外し素子
は、軸線が上下方向に配置されたコイル18の外
周をヨーク19で囲むとともにコイル18内の筒
体21内に可動鉄芯16と固定鉄芯20及び両者
の間に復帰ばね22を配置して構成したものであ
り、可動鉄芯16はその上端をヨーク19より上
方に突出させていて、固定鉄芯20を貫通する下
端部はコイル18の励磁による磁気吸引力で下動
した時、ヨーク19よりも下方に突出して接触子
25を押圧駆動するようになつている。前述のバ
イメタル14はヨーク19より延出した固定片3
4に下端が固定されたもので、図中右方の端子部
35からコイル18を経て撚線36、バイメタル
14、撚線37、接触子25と電気的に接続され
ている。図中38はベース、39はカバー、40
はフレーム6の固定用ビス、41はベース38と
カバー39との固定用のめピンである。
このような構成をもつブレーカの端子板29
は、その中央底片50がベース38の凹所45上
に載置され且つ一端が端子部30に属する外部接
続用の端子片51とされているものであり、他端
はコ字型部を形成すべく折り返されてその上片5
2上面に固定接点28を取着している。また上片
52の先端上面に第10図に示すように位置決め
突起53を有している。一対のアーク走行板3
1,31′のうち、アークホーンを形成する走行
板31′は、接触子25を支持する軸27がこの
アーク走行板31′に設けられていることでアー
ク走行板31′と接触子25、つまり可動接点2
6との電気的接続がなされており、またこのアー
ク走行板31′はヨーク19に設けた折り曲げ片
49に抱かれて固定されている。このアーク走行
板31′と対向配置されている他方のアーク走行
板31は、水平片55と垂直片56とからL字型
に形成されたもので、水平片55の両側縁からは
夫々二叉片57,57が垂下されている。この両
二叉片57,57は、ベース38に穿設された貫
通孔48に挿通されて各先端をベース38の下面
においてかしめて折曲することでベース38に固
着されるものであるが,この時、水平片55の先
端が端子板29の上方52先端の上面に載り、水
平片55とベース38との間で端子板29を挟持
固定するのである。上片52の位置決め突起53
は、アーク走行板31の水平片55先端の切欠溝
58内に入る。アーク走行板31をその二叉片5
7でベース38に固着する際に、端子板29の上
片52をたわませることで、アーク走行板31と
端子板29との電気的接続を得るための接触圧が
保たれるものであり、同時に固定接点28の上下
方向の位置決めもなされるものである。端子板2
9の図中左右方向への位置決めは、ベース38の
凹所45周壁によつて行なわれる。
第1図〜第4図及び第11図aは、このブレー
カのオン状態を示しており、軸13に取付けられ
たねじりコイルばね42で図中時計まわり方向に
付勢されたトリツプレバー1の下端係合突起2が
ラツチレバー3の係合部4と係合してラツチレバ
ー3の一端の上動を阻止し、またハンドル8から
の入力でラツチレバー3の他端も、つまり可動軸
11も下方に押圧されて溝12の下端に位置し、
軸7,9及び可動軸11の位置関係でラツチがな
されている。接触子25はラツチレバー3の下動
に伴う駆動枠24の下降で復帰ばね33を圧縮し
て押し下げられて可動接点26を固定接点28に
接触させている。接点圧は駆動枠24の中央上面
に接してラツチレバー3の下降でたわむ接点圧ば
ね5によつて保たれている。
次にトリツプ動作について説明すると、オン状
態下において過電流による加熱でのバイメタル1
4の湾曲がトリツプレバー1の係合面15を押し
てトリツプレバー1を回動させるに至つて、この
回動により係合突起2と係合部4との係合が外れ
ると、第11図cに示すようにラツチレバー3の
係合部4は接触子25に印加されている復帰ばね
33のばね圧によつて可動軸11を中心として、
若しくはラツチレバー3全体が上方にはねあが
り、駆動枠24及び接点圧ばね5を介しての接触
子25を押し下げる力がなくなるために復帰ばね
33のばね圧で接触子25が回動して開極がなさ
れる。この時ハンドル8やリンク10や可動軸1
1が動かなくとも第5図及び第11図cに示すよ
うに開極がなされるので、いわゆるトリツプフリ
ー動作が得られる。短絡電流のような大電流に対
しては、この大電流でコイル18に生じたところ
の磁気吸引力が可動鉄芯16を高速で下方に移動
させて第11図dに示すようにトリツプレバー1
との係合突起17を押し下げ、トリツプレバー1
をラツチレバー3との係合が外れる位置まで回動
させ、次いでわずかに遅れて第11図eに示すよ
うに可動鉄芯16の下端が接触子25の一端を直
接押し下げて、接触子25の可動接点26側の他
端を上方に動かし、開極を瞬時に且つ強制的に行
なわせる。この開極時に生じた接点間のアーク
は、端子板29をコ字型に折り返すことによつて
接触子25と端子板29の上片52とでは電流の
流れる方向が逆となるようにしたことで得られる
ところの磁気駆動力により、アーク走行板31,
31′のホーンに移動し消弧グリツド32に入
る。尚、アークが接点間に生じたことによる電磁
反発力で端子板29の上片52とアーク走行板3
1の水平片55との接触圧がなくなることはな
い。消弧グリツド32に入つたアークは分割され
てアーク電圧が高められ、アーク電流の遮断がな
される。トリツプ時における接点ブロツクの状態
を第7図に示す。ハンドル8には復帰ばね43に
よつてオフ方向(図中時計まわり方向)への付勢
が加えられているために、ハンドル8はトリツプ
がなされると、あるいはトリツプフリー動作後に
ハンドル8に加えられていた圧力を除くと、ハン
ドル8はオフ位置へと移動する。この時、ハンド
ル8に設けた押圧突起44がラツチレバー3の上
面と接してラツチレバー3の係合部4側一端を押
し下げる。ハンドル8がオフ位置になれば、第6
図及び第11図bに示すようにラツチレバー3の
係合部4と、トリツプレバー1の係合突起2との
再係合がなされてリセツトされる。オフ時におい
ては可動軸11が溝12の上方に位置し、ラツチ
レバー3の可動軸11側一端が引き上げられてい
るために駆動枠24を押すことがなく、第7図に
示したトリツプ時の状態と同じく復帰ばね33の
ばね圧で接触子25は時計まわりに回動した開極
状態となつている。ハンドル8をまわしてリンク
10を介し可動軸11を押し下げれば、トリツプ
レバー1の係合突起2との係合が一端係合部4で
なされているラツチレバー3が接点圧ばね5を介
して駆動枠24、そして接触子25を押圧し、閉
極状態となつてオン状態に戻される。
以上のように本考案においてはアーク走行板と
端子板との溶接を行なわずともよく、しかもアー
ク走行板のベースへの組付けと同時に端子板の固
定もなされるものであつて、組立工数の削減をで
きるものである。また中央底片がベース上に載置
される端子板のコ字型部の上片上面をベースに固
着するアーク走行板の水平片下面に当接させてア
ーク走行板とベースとの間で端子板を挟持するの
であるからアーク走行板と端子板との電気的接続
に必要な接触圧も保たれ、固定接点の位置も安定
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例のカバーを破断せる平
面図、第2図及び第3図はオン時の縦断面図、第
4図は横断面図、第5図はトリツプフリー時の縦
断面図、第6図はオフ時の縦断面図、第7図はト
リツプ時若しくはオフ時における接点ブロツクを
示す縦断面図、第8図はカバーを外したオフ時の
斜視図、第9図はトリツプ機構の分解斜視図、第
10図は接点ブロツク及び引外し素子の分解斜視
図、第11図a〜eは同上の動作説明用線図であ
り、25は接触子、26は可動接点、28は固定
接点、29は端子板、31,31′はアーク走行
板、50は中央底片、51は端子片、52は上
片、55は水平片、57は二叉片を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 可動接点と接離する固定接点と、この固定接
    点が上片上面に固着されているコ字型部を中央
    底片の一端に備えるとともに中央底片の他端に
    外部接続用の端子片を備えている端子板と、端
    子板の中央底片を凹所に載置するベースと、端
    子板のコ字型部の上片上面に接する水平片を備
    えて可動接点側のアーク走行板と対向する固定
    接点側のアーク走行板とからなり、ベースに固
    着される固定接点側のアーク走行板はその水平
    片とベースとの間で端子板を挟持固定している
    ブレーカの固定接点端子板の取付構造。 (2) 固定接点側のアーク走行板の水平片よりベー
    スの貫通孔に挿通され且つ先端が折曲される二
    叉片を延出してこの二叉片でアーク走行板をベ
    ースに固着している実用新案登録請求の範囲第
    1項記載のブレーカの固定接点端子板の取付構
    造。
JP15743879U 1979-11-13 1979-11-13 Expired JPS6214591Y2 (ja)

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JP15743879U JPS6214591Y2 (ja) 1979-11-13 1979-11-13

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JPS5678039U JPS5678039U (ja) 1981-06-25
JPS6214591Y2 true JPS6214591Y2 (ja) 1987-04-14

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