JPH054779U - 圧電トランスを用いたコンバータ - Google Patents

圧電トランスを用いたコンバータ

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JPH054779U
JPH054779U JP051817U JP5181791U JPH054779U JP H054779 U JPH054779 U JP H054779U JP 051817 U JP051817 U JP 051817U JP 5181791 U JP5181791 U JP 5181791U JP H054779 U JPH054779 U JP H054779U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発振器の発振周波数が圧電トランスの共振周
波数f0 からずれないようにすることにある。 【構成】 直流電圧1を電圧制御発振器13によって加
えられた周波数で交流電圧に変換するインバータ2から
出力された交流電圧で圧電トランス9を駆動し、圧電ト
ランス9の出力を整流平滑回路10を通して負荷11へ
供給する。このとき、圧電トランス9の出力電圧が最大
になるのは、インバータ2が圧電トランス9の共振周波
数f0 で動作しているときで、圧電トランス9の入出力
端間の電圧の位相差は零になる。そこで、位相検出器1
2で圧電トランス9の入出力端間の位相差を検出し、こ
の位相検出器12の出力によって、圧電トランス9の入
出力端間の電圧の位相差が零になるように、電圧制御発
振器13から、常に、共振周波数f0 を出力するように
したものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は圧電トランスを用いたコンバータに関し、特に、インバータ回路の発 振周波数を決定するコンバータに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の圧電トランスを用いたコンバータは、図4に示すように、直流電圧1を 発振器14によって加えられた周波数で交流電圧に変換するインバータ2から出 力された交流電圧(例えば、正弦波、矩形波)で圧電トランス9を駆動し、圧電 トランス9の出力を整流平滑回路10を通して負荷11に供給していた。なお、 圧電トランス9は、入力コンデンサ3と、等価インダクタンス4と、等価コンデ ンサ5と、等価抵抗6と、等価トランス7と、出力コンデンサ8で表される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の圧電トランスを用いたコンバータは、インバータを独立した発振器の周 波数で動作させているので、その発振周波数が、図2に示すような圧電トランス の共振周波数f0 からずれると、圧電トランスの出力電圧が、急激に低下すると いう問題点があった。
【0004】 本考案の目的は、発振器の発振周波数が圧電トランスの共振周波数f0 からず れないようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、直流電圧を交流電圧に変換するインバ ータと、このインバータの出力を変圧し、エネルギーを転送する圧電トランスと 、この圧電トランスの出力を整流平滑する整流平滑回路とからなる圧電トランス を用いたコンバータにおいて、圧電トランスに入出力端間の電圧の位相差を検出 する位相検出器と、この位相検出器の出力によって、圧電トランスの入出力端間 の電圧の位相差が零になるように発振周波数を決定する電圧制御発振器とを設け 、この電圧制御発振器の出力でインバータを駆動するようにしたものである。
【0006】
【実施例】
次に、本考案について、図面を参照して説明する。
【0007】 図1は本考案の一実施例を示す図、図2は図3の測定回路によって測定した圧 電トランスの利得の周波数特性である。
【0008】 図1において、直流電圧1を電圧制御発振器13によって加えられた周波数で 交流電圧に変換するインバータ2から出力された交流電圧(例えば、正弦波、矩 形波)で圧電トランス9を駆動し、圧電トランス9の出力を整流平滑回路10を 通して負荷11へ供給する。このとき、圧電トランス9の出力電圧が最大になる のは、図2より明らかなように、インバータ2が圧電トランス9の共振周波数f0 で動作しているときで、圧電トランス9の入出力端間の電圧の位相差は零にな る。そこで、位相検出器12で圧電トランス9の入出力端間の位相差を検出し、 この位相検出器12の出力によって、圧電トランス9の入出力端間の電圧の位相 差が零になるように、電圧制御発振器13の発振周波数を変化させ、電圧制御発 振器13から、常に、共振周波数f0 を出力するようにしたものである。
【0009】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案は圧電トランスの入出力端間の電圧の位相差が零 になるような共振周波数f0 で圧電トランスを動作させるような構成にしたので 、圧電トランスは常に共振周波数f0 で動作しており、圧電トランスから最大の 電圧を取り出すことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す図である。
【図2】本考案の一実施例に用いられた圧電トランスの
利得の周波数特性を示す図である。
【図3】圧電トランスの利得の周波数特性を得るための
測定回路を示す図である。
【図4】従来の圧電トランスを用いたコンバータを示す
図である。
【符号の説明】
1 直流電圧 2 インバータ 3 入力コンデンサ 4 等価インダクタンス 5 等価コンデンサ 6 等価抵抗 7 等価トランス 8 出力コンデンサ 9 圧電トランス 10 整流平滑回路 11 負荷抵抗 12 位相検出器 13 電圧制御発振器

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電圧を交流電圧に変換するインバータ
    と、このインバータの出力を変圧し、エネルギーを転送
    する圧電トランスと、この圧電トランスの出力を整流平
    滑する整流平滑回路とからなる圧電トランスを用いたコ
    ンバータにおいて、圧電トランスの入出力端間の電圧の
    位相差を検出する位相検出器と、この位相検出器の出力
    によって、圧電トランスの入出力端間の電圧の位相差が
    零になるように発振周波数を決定する電圧制御発振器と
    を設け、この電圧制御発振器の出力でインバータを駆動
    するようにしたことを特徴とする圧電トランスを用いた
    コンバータ。
  2. 【請求項2】圧電トランスが、入力コンデンサと、等価
    インダクタンスと、等価コンデンサと、等価抵抗と、等
    価トランスと、出力コンデンサとから構成されている請
    求項1記載の圧電トランスを用いたコンバータ。
JP1991051817U 1991-07-05 1991-07-05 圧電トランスを用いたコンバータ Expired - Lifetime JP2572464Y2 (ja)

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JPH054779U true JPH054779U (ja) 1993-01-22
JP2572464Y2 JP2572464Y2 (ja) 1998-05-25

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