JPH0819260A - 高力率電源回路 - Google Patents

高力率電源回路

Info

Publication number
JPH0819260A
JPH0819260A JP6171969A JP17196994A JPH0819260A JP H0819260 A JPH0819260 A JP H0819260A JP 6171969 A JP6171969 A JP 6171969A JP 17196994 A JP17196994 A JP 17196994A JP H0819260 A JPH0819260 A JP H0819260A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
capacitor
circuit
electronic switch
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6171969A
Other languages
English (en)
Inventor
Sumio Takeuchi
純夫 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tektronix Japan Ltd
Original Assignee
Sony Tektronix Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Tektronix Corp filed Critical Sony Tektronix Corp
Priority to JP6171969A priority Critical patent/JPH0819260A/ja
Publication of JPH0819260A publication Critical patent/JPH0819260A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B70/00Technologies for an efficient end-user side electric power management and consumption
    • Y02B70/10Technologies improving the efficiency by using switched-mode power supplies [SMPS], i.e. efficient power electronics conversion e.g. power factor correction or reduction of losses in power supplies or efficient standby modes

Landscapes

  • Rectifiers (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ノイズの発生が少なく、構成が簡単で信頼性が
高く、かつ極めて力率の高い電源回路を提供すること。 【構成】低周波交流入力信号を整流する整流回路2と、
該整流回路の高電位側出力ラインに入力端が接続された
第1電子スイッチSW1と、該第1電子スイッチの出力
端に一端が接続された第1コイルL1と、該第1コイル
の他端と上記整流回路の低電位側出力ラインとの間に接
続された第1コンデンサC1と、該第1コンデンサの両
端間に接続され、該第1コンデンサが逆極性電圧に充電
されるのを防止するクランプ回路D1と、上記整流回路
の上記低電位側出力ラインに入力端が接続された第2電
子スイッチSW2と、該第2電子スイッチの出力端と上
記第1コイルの上記他端との間に接続された第2コイル
L2と、該第2コイルの両端間の電圧を整流平滑して直
流出力電圧を発生する整流平滑回路D2,C2と、上記第
1及び第2電子スイッチを高周波数で交互に導通させる
スイッチ制御回路4とを具え、上記第1コイル及び第1
コンデンサのパラメータは所定の高周波共振周波数に従
って設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交流商用電圧を直流出
力電圧に変換するのに好適な高力率電源回路に関する。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】交流商用
電圧を直流電圧に変換するAC−DCコンバータ回路の
最も簡単な構成は、交流電圧を整流する整流回路と、こ
の整流回路の出力を平滑する平滑回路と、平滑回路の出
力を所望の直流電圧に安定化させるレギュレータ回路と
で構成されている。この回路の場合、平滑コンデンサを
充電させるために整流回路のダイオードがオンとなるの
は、交流入力電圧が平滑コンデンサの両端間電圧を超え
た時だけなので、力率(PF)が非常に低い。また、極
めて短時間のオン期間に整流用ダイオードに大電流が流
れることから多くの高調波ノイズを含んだ直流出力とな
る。
【0003】更に、この直流電圧を所望の電圧値に安定
化させるためにスイッチング・レギュレータを使用する
と、更にリップル・ノイズ等が発生することになる。ま
た、スイッチング・レギュレータの制御回路は構成が複
雑であり、コストも高く、信頼性にも問題がある。
【0004】本発明の目的は、ノイズの発生が少なく、
構成が簡単で信頼性が高く、かつ極めて力率の高い電源
回路を提供することである。
【0005】
【課題を解決する為の手段】本発明の高力率電源回路
は、低周波交流入力信号を整流する整流回路と、該整流
回路の高電位側出力ラインに入力端が接続された第1電
子スイッチと、該第1電子スイッチの出力端に一端が接
続された第1コイルと、該第1コイルの他端と上記整流
回路の低電位側出力ラインとの間に接続された第1コン
デンサと、該第1コンデンサの両端間に接続され、該第
1コンデンサが逆極性電圧に充電されるのを防止するク
ランプ回路と、上記整流回路の上記低電位側出力ライン
に入力端が接続された第2電子スイッチと、該第2電子
スイッチの出力端と上記第1コイルの上記他端との間に
接続された第2コイルと、該第2コイルの両端間の電圧
を整流平滑して直流出力電圧を発生する整流平滑回路
と、上記第1及び第2電子スイッチを高周波数で交互に
導通させるスイッチ制御回路とを具え、上記第1コイル
及び第1コンデンサのパラメータは所定の高周波共振周
波数に従って設定することを特徴とする。
【0006】本発明の他の実施例では、低周波交流入力
信号を整流する整流回路と、該整流回路の高電位側出力
ラインに入力端が接続された第1電子スイッチと、該第
1電子スイッチの出力端に一端が接続された第1コイル
と、該第1コイルの他端と上記整流回路の低電位側出力
ラインとの間に接続された第1コンデンサと、該第1コ
ンデンサの両端間に接続され、該第1コンデンサが逆極
性電圧に充電されるのを防止するクランプ回路と、上記
整流回路の上記低電位側出力ラインに入力端が接続され
た第2電子スイッチと、該第2電子スイッチの出力端と
上記第1コイルの上記他端との間に1次側コイルが接続
された絶縁トランスと、該絶縁トランジスタの2次側コ
イルの両端間の電圧を整流平滑して直流出力電圧を発生
する整流平滑回路と、上記第1及び第2電子スイッチを
高周波数で交互に導通させるスイッチ制御回路とを具
え、上記第1コイル及び第1コンデンサのパラメータは
所定の高周波共振周波数に従って設定する。
【0007】本発明の更に別の実施例においては、低周
波交流入力信号を整流する整流回路と、該整流回路の1
対の出力端に夫々入力端が接続された第1電子スイッチ
対と、該第1電子スイッチ対の1対の出力端間に接続さ
れた第1コイル及び第1コンデンサの直列回路と、上記
第1コンデンサの両端間が逆極性電圧に充電されるのを
防止するクランプ回路と、該クランプ回路の両端に夫々
1対の入力端子が接続された第2電子スイッチ対と、該
第2電子スイッチ対の1対の出力端間に接続された第2
コイルと、該第2コイルの両端間の電圧を整流平滑して
直流出力電圧を発生する整流平滑回路と、上記第1及び
第2電子スイッチ対を高周波数で交互に導通させるスイ
ッチ制御回路とを具え、上記第1コイル及び第1コンデ
ンサのパラメータは所定の高周波共振周波数に従って設
定する。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の構成を示す回路
図である。50Hz又は60Hzの商用交流電圧が入力
端子1−1′間に供給され、整流回路2により全波整流
される。整流回路2の出力端子間には、インダクタLf
及び2つのコンデンサCfをπ型結線したノイズ除去フ
ィルタ3が接続されている。このフィルタ3は、数10
kHzのような高周波ノイズを補償するものであり、整
流回路2の低周波数の全波整流出力波形(脈流波形)に
は実質的な影響を与えない。フィルタ回路3の高電位側
出力ラインにFETのような電子スイッチSW1の一端
が接続され、スイッチSW1のゲートには、制御回路4
からの制御信号を受ける。SW1の出力端には、第1コ
イルL1の一端が接続され、L1の他端と整流回路2の低
電位側ラインとの間には第1コンデンサC1とダイオー
ドD1とが並列に接続されている。ダイオードD1は、コ
ンデンサC1が逆極性に充電されるのを防止するクラン
プ回路として機能する。ダイオードD1のアノードに第
2電子スイッチSW2の一端が接続され、SW2の他端
とダイオードD1のカソードとの間に第2コイルL2が接
続されている。SW2のゲートも制御回路4により制御
される。第2コイルL2の両端には、整流平滑回路を構
成する第2ダイオードD2及び第2コンデンサC2が接続
されている。コンデンサC2の両端がこの電源回路の直
流出力端子であり、この1対の出力端子間に負荷RLが
接続される。制御回路4は、出力端子の電圧を監視し、
基準電圧と比較することにより、第1及び第2電子スイ
ッチSW1及びSW2を制御し、所望出力電圧を安定化
させる。
【0009】図2は、図1の回路の主要動作の原理を説
明するための波形図である。図1の第1コイルL1と第
1コンデンサC1の共振周波数f=ω/2πは、商用の
低周波入力交流電圧の周波数(50Hz又は60Hz)
より遥かに高い値に設定する。例えば、第1コイルのイ
ンダクタンスL1=1mH、第1コンデンサの容量C1=
1nFとすると、f=50kHzとなる。この共振周波
数に比較して入力交流電圧の周波数は極めて低いので、
第1コイルと第1コンデンサとの共振周期T=20μs
ecにおいては、整流回路の出力電圧は一定値であると
看做して差し支えない。従って、整流回路の出力電圧を
E(一定値)と考え、第1スイッチSW1がt=0の時
点で閉じた場合(SW2は、開放状態)の過渡現象を解
析する。但し、初期電流及び初期電荷は0と仮定する。
この場合、L1及びC1の直列回路に一定電圧Eが印加さ
れるので、ラプラス変換表示で以下の式が成立する。な
お、I1は、第1コイル及び第1コンデンサを流れる電
流であり、V1は、第1コンデンサC1の両端間の電圧で
ある。sは複素周波数である。
【0010】
【数2】
【0011】これら両式をラプラス逆変換により解く
と、次式が得られる。
【数3】 この数式3をグラフにすると図2のようになる。ここ
で、ωt=π以前では、図1の第1コイルL1の電流I1
及び第1コンデンサC1の電圧V1は、数式3のとおりに
なるが、ωt=π以降で電流I1が0より小さくなろう
としても(破線の曲線参照)、図1の整流回路2が非導
通状態なので、第1コイルL1及び第1コンデンサC1を
流れる電流I1は0となり、コンデンサC1の電圧V2
は、最大電位2Eに維持される(実線参照)。このよう
に、数式3によれば、ωt=π以後では、図2の破線の
曲線で示すように変化するはずであるが、整流回路2が
逆方向電流を流さないので、実際には、実線で示すよう
に、電流I1及び電圧V1は、一定値に維持される。
【0012】図2から判るように、図1の回路でt=0
の時点でSW1が閉じて、ωt=πで電流I1=0、電
圧V1=2Eとなり、以後はその値が維持される。この
時、電流の流れる期間は、正弦波の半周期T/2であ
り、数式4で表される。
【数4】 共振周波数f=50kHzの場合、この半周期T/2=
10μsecとなる。
【0013】図3は、図1の回路の動作を説明するため
のタイミング波形図である。電子スイッチSW1は、時
点t0〜t1の期間中にオン状態となり、電子スイッチS
W2は、時点t2〜t4の期間中にオン状態となる。実施
例では、上述のように、スイッチSW1及びSW2のオ
ン期間は、約10μsecなので、50又は60Hzの
入力電圧を整流した整流回路2の出力電圧は、この10
μsecの期間中には一定値と看做しても差し支えな
い。上述のように、電流I1は、正弦波の半周期(ピー
ク電流Ip)となり、高周波成分ノイズを発生すること
がない。電圧V1の変化は、図2に関して説明したとお
りであり、時点t1にて整流出力電圧の瞬時値Eの2倍
の電圧値に達し、時点t2でSW2がオンするまで一定
値に維持される。時点t1〜t2の期間は、SW1及びS
W2の両方ともオフ状態である。なお、SW1のオン状
態の期間(t0〜t1)と電流I1の流れる期間(半周期
T/2)を略同じ期間とし図示しているが、実際には、
その必要はない。この実施例では、第1電子スイッチS
W1のオン期間は、L1及びC1の共振周期の半分(10
μsec)より長く、第2電子スイッチSW2のオン時
点t2より以前にオフすれば良い。よって、SW1のオ
ン期間を制御する制御信号のパルス幅は、例えば10〜
20μsecの範囲内で自由に設定して良い。信号のパ
ルス幅の厳密な制御の必要がないので、回路構成を簡単
化できる。
【0014】時点t2でSW2がオン状態になると、電
流の流れるLC閉回路が形成されるので、コンデンサC
1の電荷が第2コイルL2に向かって流れ、電流I2が発
生する。この時点t2の前に、既に電流I1は0になって
いるので、時点t2において第2スイッチSW2がオン
となっても急峻な高周波数ノイズは発生しない。コンデ
ンサC1の電圧が2Eになっているので、この電流I2の
値は、略2I1となり、急峻に立ち上がり、共振周期T
の4分の1周期(5μsec)の期間(t2〜t3)に最
大値2Ipに達し、クランプ用ダイオードD1の作用によ
り、その最大電流値2Ipが維持される。この時、コン
デンサC1の両端電圧V1は0まで降下し、クランプ用ダ
イオードD1のクランプ作用により、時点t3以後は電圧
が0に維持される。次に、時点t4で第2電子スイッチ
SW2がオフ状態に変化すると、LC閉回路が遮断され
るので、電流I2は、瞬間的に0となる。しかし、瞬間
的に第2ダイオードD2が導通し、第2コイルL2と第2
コンデンサC2との閉回路が形成されるので、コイルL2
からコンデンサC2に向かって電流I3が流れる。この電
流I3は、急激に0まで減衰するが、その期間(t4〜t
5)に流れる電荷を第2コンデンサC2に充電する。コン
デンサC2の両端間電圧は、負荷RLに印加される。
【0015】上述の時点t0からt5までの動作が順次繰
り返され、第2コンデンサC2の電荷が順次充電され、
負荷に安定的に電力を供給できる。実施例では、上述の
時点t0から時点t5までのサイクルは、約30μsec
程度であり、この程度の期間では、低周波の入力交流電
圧は、平均的に1%も変化しない。よって、整流電圧を
一定値と看做して得た上述の計算は、各サイクルにおい
て妥当な条件といえる。もっと動作周波数を上昇する必
要がある場合には、第1コイルL1と第1コンデンサC1
との共振周波数fを更に増加させるようにパラメータの
設定を行えば良い。
【0016】図4は、本発明の他の実施例の構成を示す
回路図である。図1の実施例に対応する要素には同一の
参照符号を付している。回路構成の相違点は、図1の第
2コイルL2の代わりに絶縁トランスTRを設けている
ことである。その他の構成は図1と同様であり、動作原
理も同様なので詳細な説明は省略する。絶縁トランスT
Rを設けたことにより、交流入力側と直流出力側とを電
気的に絶縁させることができるので、いわゆるフローテ
ィング電源として好適である。この実施例の場合、出力
端子電圧を検出する制御回路4は、何らかの電気的絶縁
手段を含んでいる必要がある。絶縁手段としては、トラ
ンスの外に光結合手段等が好適である。
【0017】図5は、本発明の更に他の実施例の構成を
示す回路図である。図1の実施例に対応する要素には同
一の参照符号を付している。回路構成の相違点は、図1
の第1及び第2電子スイッチSW1及びSW2をペアに
して高電位側ライン及び低電位側ラインの両方に対称に
設けたことである。これら1対の電子スイッチSW1
は、制御回路4の制御により同時に導通し、同時に非導
通となる。同様に、1対の電子スイッチSW2も、制御
回路4の制御により同時に導通し、同時に非導通とな
る。これら第1電子スイッチ対と第2電子スイッチ対
は、互いに交互に導通状態及び非導通状態を繰り返し、
双方の電子スイッチ対が同時に導通状態となることはな
い。ただし、図3の波形図の場合と同様に、双方のスイ
ッチ対は同時に非導通状態となることはある。従って、
交流入力側と直流出力側とは完全に電気的に絶縁され
る。勿論、出力電圧を検出して電子スイッチを制御する
制御回路4は、電気的絶縁手段を含んでいる。
【0018】図6は、図1、図4及び図5の実施例の制
御回路4の実施例の構成を示すブロック図である。図7
は、図6の各部の信号の関係を示すタイミング図であ
る。電源回路の直流出力端子の電圧Voutと基準電圧Vr
efを比較し、誤差電圧を発生する誤差増幅器10が直流
出力側として設けられている。この誤差電圧は、電気的
絶縁のための光リンク回路12を介して交流入力側に供
給される。この光リンク回路12の出力電圧は、VCO
(電圧制御発信器)14に供給され、ここから検出誤差
電圧に比例した周波数の出力パルス信号を発生する。こ
のVCO14の出力パルスは、ダブル・パルス発生器1
6に供給され、ここで1つの入力パルスに応じて互いに
所定期間離れた2つのパルス(ダブルパルス)が発生さ
れる。このダブルパルス出力は、フリップ・フロップ1
8に入力される。フリップ・フロップは、ダブルパルス
の各パルス入力毎に出力の論理状態を反転する。これら
相互反転出力Q及び\Q(Qの反転)は、夫々ゲートA
20及びゲートB22に供給される。ゲートA20及び
ゲートB22は、アンド・ゲートが好適であり、夫々パ
ルス窓A信号及びパルス窓B信号を一方の入力として受
け、フリップ・フロップ18のQ出力及び\Q出力を夫
々他方の入力として受ける。これらの入力信号の論理状
態の論理積(アンド)出力を夫々発生し、上述の電子ス
イッチSW1及びSW2のゲート端子に制御信号として
夫々供給する。
【0019】パルス窓A信号は、1対のダブルパルスの
最初のパルスの立ち上がりエッジに応じて立ち上がる一
定パルス幅のパルスであり、パルス窓B信号は、ダブル
パルスの最後のパルスの立ち上がりエッジから所定期間
遅延して立ち上がる一定パルス幅のパルスである。従っ
て、ゲートA20の出力パルスAとゲートB22の出力
パルスBとは、決して高レベル部分が重複することがな
く、互いに必ず一定期間離間することになる。このよう
にして得られたパルスA及びパルスBにより電子スイッ
チSW1及びSW2のゲートを制御し、交互に導通及び
非導通を繰り返すことにより、直流出力電圧の値を所望
値に安定化させることができる。
【0020】以上本発明の好適実施例について説明した
が、本発明はここに説明した実施例のみに限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱することなく必要に応
じて種々の変形及び変更を実施し得ることは当業者には
明らかである。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、低周波の交流入力信号
の整流信号をその周波数よりずっと高い共振周波数のL
C回路を利用し、高周波数でスイッチングして整流電圧
の各瞬時値毎に直流変換するように構成したので、従来
に比較して格段に力率が向上する。第1コイルの電流が
ゼロになった後でスイッチングするのでノイズの発生が
ない。電子スイッチの制御パルスのパルス幅は、共振周
期の2分の1を超える一定期間で良く、従来のようなパ
ルス幅変調を行う必要がないので制御回路を簡単にでき
る。コイルとコンデンサの共振周波数及びスイッチング
動作の周波数を選択することにより簡単に力率を制御す
ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す回路図である。
【図2】図1の回路の基本動作の説明をするためのタイ
ミング波形図である。
【図3】図1の回路の動作をするためのタイミング波形
図である。
【図4】本発明の他の実施例の構成を示す回路図であ
る。
【図5】本発明の更に別の実施例の構成を示すブロック
図である。
【図6】図1、図4及び図5の制御回路4の実施例の構
成を示すブロック図である。
【図7】図6の回路の動作を説明するためのタイミング
波形図である。
【符号の説明】
2 整流回路 4 制御回路 SW1 第1電子スイッチ SW2 第2電子スイッチ L1 第1コイル L2 第2コイル C1 第1コンデンサ D1 クランプ手段 C2,D2 整流平滑回路 TR 絶縁トランス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低周波交流入力信号を整流する整流回路
    と、 該整流回路の高電位側出力ラインに入力端が接続された
    第1電子スイッチと、 該第1電子スイッチの出力端に一端が接続された第1コ
    イルと、 該第1コイルの他端と上記整流回路の低電位側出力ライ
    ンとの間に接続された第1コンデンサと、 該第1コンデンサの両端間に接続され、該第1コンデン
    サが逆極性電圧に充電されるのを防止するクランプ回路
    と、 上記整流回路の上記低電位側出力ラインに入力端が接続
    された第2電子スイッチと、 該第2電子スイッチの出力端と上記第1コイルの上記他
    端との間に接続された第2コイルと、 該第2コイルの両端間の電圧を整流平滑して直流出力電
    圧を発生する整流平滑回路と、 上記第1及び第2電子スイッチを高周波数で交互に導通
    させるスイッチ制御回路とを具え、 上記第1コイル及び第1コンデンサのパラメータは所定
    の高周波共振周波数に従って設定することを特徴とする
    高力率電源回路。
  2. 【請求項2】 低周波交流入力信号を整流する整流回路
    と、 該整流回路の高電位側出力ラインに入力端が接続された
    第1電子スイッチと、 該第1電子スイッチの出力端に一端が接続された第1コ
    イルと、 該第1コイルの他端と上記整流回路の低電位側出力ライ
    ンとの間に接続された第1コンデンサと、 該第1コンデンサの両端間に接続され、該第1コンデン
    サが逆極性電圧に充電されるのを防止するクランプ回路
    と、 上記整流回路の上記低電位側出力ラインに入力端が接続
    された第2電子スイッチと、 該第2電子スイッチの出力端と上記第1コイルの上記他
    端との間に1次側コイルが接続された絶縁トランスと、 該絶縁トランジスタの2次側コイルの両端間の電圧を整
    流平滑して直流出力電圧を発生する整流平滑回路と、 上記第1及び第2電子スイッチを高周波数で交互に導通
    させるスイッチ制御回路とを具え、 上記第1コイル及び第1コンデンサのパラメータは所定
    の高周波共振周波数に従って設定することを特徴とする
    高力率電源回路。
  3. 【請求項3】 低周波交流入力信号を整流する整流回路
    と、 該整流回路の1対の出力端に夫々入力端が接続された第
    1電子スイッチ対と、 該第1電子スイッチ対の1対の出力端間に接続された第
    1コイル及び第1コンデンサの直列回路と、 上記第1コンデンサの両端間が逆極性電圧に充電される
    のを防止するクランプ回路と、 該クランプ回路の両端に夫々1対の入力端子が接続され
    た第2電子スイッチ対と、 該第2電子スイッチ対の1対の出力端間に接続された第
    2コイルと、 該第2コイルの両端間の電圧を整流平滑して直流出力電
    圧を発生する整流平滑回路と、 上記第1及び第2電子スイッチ対を高周波数で交互に導
    通させるスイッチ制御回路とを具え、 上記第1コイル及び第1コンデンサのパラメータは所定
    の高周波共振周波数に従って設定することを特徴とする
    高力率電源回路。
  4. 【請求項4】 上記第1コイルのインダクタンスL、上
    記第1コンデンサの容量C及び上記第1電子スイッチの
    導通時間Tonの間に 【数1】 の関係があることを特徴とする請求項1、2又は3記載
    の高力率電源回路。
JP6171969A 1994-06-30 1994-06-30 高力率電源回路 Pending JPH0819260A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6171969A JPH0819260A (ja) 1994-06-30 1994-06-30 高力率電源回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6171969A JPH0819260A (ja) 1994-06-30 1994-06-30 高力率電源回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0819260A true JPH0819260A (ja) 1996-01-19

Family

ID=15933116

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6171969A Pending JPH0819260A (ja) 1994-06-30 1994-06-30 高力率電源回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0819260A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0349764A (ja) * 1989-07-19 1991-03-04 Santou Ika Kogyo Kk 滅菌装置
KR100581880B1 (ko) * 2003-10-30 2006-05-23 삼성에스디아이 주식회사 전원회로와 이를 구비하는 플라즈마 디스플레이 패널의전원공급장치

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0349764A (ja) * 1989-07-19 1991-03-04 Santou Ika Kogyo Kk 滅菌装置
JPH0470908B2 (ja) * 1989-07-19 1992-11-12 Santo Ika Kogyo Kk
KR100581880B1 (ko) * 2003-10-30 2006-05-23 삼성에스디아이 주식회사 전원회로와 이를 구비하는 플라즈마 디스플레이 패널의전원공급장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9124183B2 (en) Power inverter for feeding electric energy from a DC power generator into an AC grid with two power lines
JP3531385B2 (ja) 電源装置
US9667153B2 (en) Switching power supply apparatus for generating control signal for lowering switching frequency of switching devices
US10847999B2 (en) Wireless power receiver, wireless power transmission system using the same, and rectifier
JPH0956151A (ja) 駆動パルス出力制限回路
Poonahela et al. A simple resonant frequency tracking technique for LLC resonant converters
CN212343653U (zh) 一种谐振电路及双向谐振电路变换器
JP5658922B2 (ja) 系統連系電力変換装置及び系統連系電力変換の制御方法
JPH0634577B2 (ja) 電源装置
JPH0819260A (ja) 高力率電源回路
JPH0974741A (ja) コンバータ
CN111327198A (zh) 一种谐振电路及双向谐振电路变换器
JP4275223B2 (ja) 電源装置
JP3757729B2 (ja) インバータ装置
JP2021035266A (ja) 非接触給電装置及び送電装置
JPH0750987B2 (ja) 共振形dc―dcコンバータの制御方法
RU2006163C1 (ru) Преобразователь переменного напряжения в постоянное
JPH0487183A (ja) インバータ電子レンジの駆動回路
JP2017070013A (ja) スイッチング電源装置及び充電装置
Theron et al. The partial series resonant converter: A new zero voltage switching converter with good light load efficiency
JP3399262B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP2017005841A (ja) 送電機器
JP3211380B2 (ja) 電力変換装置
JPH09131056A (ja) 力率改善コンバータ回路
JP5811886B2 (ja) 変換装置