JPH0470908B2 - - Google Patents
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- JPH0470908B2 JPH0470908B2 JP1184435A JP18443589A JPH0470908B2 JP H0470908 B2 JPH0470908 B2 JP H0470908B2 JP 1184435 A JP1184435 A JP 1184435A JP 18443589 A JP18443589 A JP 18443589A JP H0470908 B2 JPH0470908 B2 JP H0470908B2
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- solenoid valve
- pump
- gas
- sterilization
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Landscapes
- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は医療器具の熱に耐えない材質のもの等
の被滅菌物を滅菌させるための滅菌装置に関す
る。
の被滅菌物を滅菌させるための滅菌装置に関す
る。
(従来の技術)
治療に用いる様々な器具は滅菌しなければなら
ないのはいうまでもない。従来のガスを用いた滅
菌装置としてはフロンガスを混入した有毒な酸化
エチレンを用いたものが知られている。これは比
較的短時間で滅菌できるが、有毒ガスを用いるの
で滅菌したのち、被滅菌物に付着しているガスを
完全に取り除かなければならない。そのため滅菌
装置のほかに、滅菌した被滅菌物に付着したガス
を放出するガス放出器を必要とする。このガス放
出器そのものが高価であるだけでなく、ガス放出
器によるガス抜きに2日又は7日かかるという問
題があつた。また、その放出の際フロンガスも同
時に放出されるので環境上の問題もあつた。
ないのはいうまでもない。従来のガスを用いた滅
菌装置としてはフロンガスを混入した有毒な酸化
エチレンを用いたものが知られている。これは比
較的短時間で滅菌できるが、有毒ガスを用いるの
で滅菌したのち、被滅菌物に付着しているガスを
完全に取り除かなければならない。そのため滅菌
装置のほかに、滅菌した被滅菌物に付着したガス
を放出するガス放出器を必要とする。このガス放
出器そのものが高価であるだけでなく、ガス放出
器によるガス抜きに2日又は7日かかるという問
題があつた。また、その放出の際フロンガスも同
時に放出されるので環境上の問題もあつた。
このガスを使用しないものとして従来から用い
られているのはホルムアルデヒドを使用する装置
である。その装置は、ホルムアルデヒドを10〜14
%含む顆粒状のものを密閉した容器の底に単に入
れておくものであつて、その固体の自然気化によ
るガスで容器内に入れられた被消毒物を消毒させ
るものである。通常最低で1日、冬期においては
3日程度かけないと完全な消毒はできなかつた。
また周知のようにホルムアルデヒドは強烈な刺激
性の臭気を放つので、取り出すときに室内にその
臭いが充満するという問題もあつた。
られているのはホルムアルデヒドを使用する装置
である。その装置は、ホルムアルデヒドを10〜14
%含む顆粒状のものを密閉した容器の底に単に入
れておくものであつて、その固体の自然気化によ
るガスで容器内に入れられた被消毒物を消毒させ
るものである。通常最低で1日、冬期においては
3日程度かけないと完全な消毒はできなかつた。
また周知のようにホルムアルデヒドは強烈な刺激
性の臭気を放つので、取り出すときに室内にその
臭いが充満するという問題もあつた。
(発明が解決しようとする課題)
本発明はこのような従来の問題を解決し、有毒
ガスを用いずに、短時間で完全に滅菌できるとと
もに、終了後はそのまま庫内から取り出して使用
することができる滅菌装置を提供することが課題
である。
ガスを用いずに、短時間で完全に滅菌できるとと
もに、終了後はそのまま庫内から取り出して使用
することができる滅菌装置を提供することが課題
である。
[発明の構成]
(課題を解決するための手段)
そのため本発明は、被滅菌物を収納させる庫内
底部にホルマリン液を収納する受皿を設け、その
受皿の下に配置されたホルマリン液を蒸発させる
ための気化ヒータを設けるとともに、そのヒータ
とは別に庫内を加温する庫内ヒータを設け、庫内
ヒータによつて庫内が設定温度に達したときに気
化ヒータを作動させ、気化するようにしたもので
ある。
底部にホルマリン液を収納する受皿を設け、その
受皿の下に配置されたホルマリン液を蒸発させる
ための気化ヒータを設けるとともに、そのヒータ
とは別に庫内を加温する庫内ヒータを設け、庫内
ヒータによつて庫内が設定温度に達したときに気
化ヒータを作動させ、気化するようにしたもので
ある。
さらにポンプによつて庫内の気体を庫外を通し
て循環させるようにするとともに、アンモニア溶
液からなる第1中和液を収納する第1タンクと過
酸化水素水を主成分とする溶液からなる第2中和
液を収納する第2タンクと多数の電磁弁とを用
い、前記ポンプで第1中和液、第2中和液とを順
次作動する前記電磁弁によつて切り換てそれぞれ
の液を通してガスを滅菌庫内へ供給して滅菌後の
ホルムアルデヒドを中和するようにする。
て循環させるようにするとともに、アンモニア溶
液からなる第1中和液を収納する第1タンクと過
酸化水素水を主成分とする溶液からなる第2中和
液を収納する第2タンクと多数の電磁弁とを用
い、前記ポンプで第1中和液、第2中和液とを順
次作動する前記電磁弁によつて切り換てそれぞれ
の液を通してガスを滅菌庫内へ供給して滅菌後の
ホルムアルデヒドを中和するようにする。
また、滅菌庫内の滅菌用の気体を滅菌中に前記
ポンプで循環させるようにし、滅菌庫内に細長く
突出させた多数の噴出口を有するノズルを設置
し、その噴出口から噴射させるようにすることが
望ましい。
ポンプで循環させるようにし、滅菌庫内に細長く
突出させた多数の噴出口を有するノズルを設置
し、その噴出口から噴射させるようにすることが
望ましい。
さらに上記構成のものに本装置外に滅菌用の気
体及び中和液を循環させるための外部排気口と外
部吸入口とを設け、これらに電磁弁を連結するこ
とによつて、庫外に設置したものをも殺菌できる
ように構成することが望ましい。
体及び中和液を循環させるための外部排気口と外
部吸入口とを設け、これらに電磁弁を連結するこ
とによつて、庫外に設置したものをも殺菌できる
ように構成することが望ましい。
(作用)
ホルマリン液は局方液(濃度38%)を用いる。
もちろん、ホルムアルデヒドを含む他の溶液を使
用してもよい。この液は温度による蒸発の影響が
敏感である。そのため、本発明は庫内の温度をま
ず、被滅菌物に応じた温度に庫内ヒータで加温
し、あらかじめ設定しておいた温度に達したとき
気化ヒータを作動させてホルマリン液を気化させ
るようにしている。すなわち、本発明においては
庫内の温度を制御するヒータと液体を気化させる
ヒータとを別のものにすることによつて庫内を一
定温度に保つた状態でホルマリン液を気化ヒータ
で気化させるようにしている。この強制的に気化
させたガスで滅菌するので短時間、数時間で滅菌
を終えることができる。上記庫内の温度は一般的
なサーミスタで調整できるのは特に説明を要しな
いであろう。
もちろん、ホルムアルデヒドを含む他の溶液を使
用してもよい。この液は温度による蒸発の影響が
敏感である。そのため、本発明は庫内の温度をま
ず、被滅菌物に応じた温度に庫内ヒータで加温
し、あらかじめ設定しておいた温度に達したとき
気化ヒータを作動させてホルマリン液を気化させ
るようにしている。すなわち、本発明においては
庫内の温度を制御するヒータと液体を気化させる
ヒータとを別のものにすることによつて庫内を一
定温度に保つた状態でホルマリン液を気化ヒータ
で気化させるようにしている。この強制的に気化
させたガスで滅菌するので短時間、数時間で滅菌
を終えることができる。上記庫内の温度は一般的
なサーミスタで調整できるのは特に説明を要しな
いであろう。
本発明はさらに、多くの電磁弁中第1電磁弁を
開いて第2,第3電磁弁を閉じてポンプを作動さ
せると、滅菌のために気化させたホルムアルデヒ
ドを含む滅菌用の気体は滅菌庫内から庫外の配管
を通つて再び庫内へと戻るように循環する。この
とき、庫内に細長く突出した噴出口を有するノズ
ルをも設けておけば、例えば管その他の細長い被
滅菌物を滅菌する場合に、その細長い噴出口にゴ
ム管等の一端を取り付け、他端をその管等の中に
差し込むことによつて細長い被滅菌物の内側まで
十分に気体を当てることができる。この第1電磁
弁とポンプとによる気体の循環は必ずしも必要な
ものではない。
開いて第2,第3電磁弁を閉じてポンプを作動さ
せると、滅菌のために気化させたホルムアルデヒ
ドを含む滅菌用の気体は滅菌庫内から庫外の配管
を通つて再び庫内へと戻るように循環する。この
とき、庫内に細長く突出した噴出口を有するノズ
ルをも設けておけば、例えば管その他の細長い被
滅菌物を滅菌する場合に、その細長い噴出口にゴ
ム管等の一端を取り付け、他端をその管等の中に
差し込むことによつて細長い被滅菌物の内側まで
十分に気体を当てることができる。この第1電磁
弁とポンプとによる気体の循環は必ずしも必要な
ものではない。
さらに、一定時間滅菌した後(第1電磁弁を開
いて気体を循環させていた場合はこれを閉じて)
第2電磁弁を開放すると、第2電磁弁は第1タン
クに接続されて第1電磁弁のバイパス路を構成し
ているので、庫内の気体は第1タンクを通る。そ
の際にアンモニアに接触し、ホルムアルデヒドが
中和される。さらに一定時間後第2電磁弁を閉
じ、第3電磁弁を作動させる。この第3電磁弁は
第2タンクに接続されて第2電磁弁と第1タンク
の配管を迂回しているので、庫内のガスは今度は
第2タンクで中和液と反応し、アンモニアも中和
される。すなわち、この段階では庫内はホルムア
ルデヒドガス及びアンモニアガスが微量となつて
いるので、そのまま滅菌庫の扉を開けても何ら有
毒なガスはなく、かつ臭気もなくなつており、そ
のまま庫内から被滅菌物を取り出して使用するこ
とができる。
いて気体を循環させていた場合はこれを閉じて)
第2電磁弁を開放すると、第2電磁弁は第1タン
クに接続されて第1電磁弁のバイパス路を構成し
ているので、庫内の気体は第1タンクを通る。そ
の際にアンモニアに接触し、ホルムアルデヒドが
中和される。さらに一定時間後第2電磁弁を閉
じ、第3電磁弁を作動させる。この第3電磁弁は
第2タンクに接続されて第2電磁弁と第1タンク
の配管を迂回しているので、庫内のガスは今度は
第2タンクで中和液と反応し、アンモニアも中和
される。すなわち、この段階では庫内はホルムア
ルデヒドガス及びアンモニアガスが微量となつて
いるので、そのまま滅菌庫の扉を開けても何ら有
毒なガスはなく、かつ臭気もなくなつており、そ
のまま庫内から被滅菌物を取り出して使用するこ
とができる。
第3発明のように外部排気口及び外部吸入口を
設けていると、滅菌中ポンプを作動させると滅菌
庫内で蒸発した気体は外部排気口から外へ出て外
部吸入口から庫内へと導かれる。したがつて、殺
菌しようとする機器等を密封容器やビニール袋な
どでくるんで、外部排気口と外部吸入口とをその
ビニール袋内にゴム管等を介して差し込むことに
よつて、本発明装置の滅菌庫に入らない大きなも
のを外に置いた状態で殺菌することができる。こ
の場合、ビニール袋で完全密閉できない場合があ
り、滅菌とまではいかないが、十分に殺菌を行な
うことができる。密閉容器等で完全に機器を密閉
できれば滅菌を行なうことができるのはいうまで
もない。
設けていると、滅菌中ポンプを作動させると滅菌
庫内で蒸発した気体は外部排気口から外へ出て外
部吸入口から庫内へと導かれる。したがつて、殺
菌しようとする機器等を密封容器やビニール袋な
どでくるんで、外部排気口と外部吸入口とをその
ビニール袋内にゴム管等を介して差し込むことに
よつて、本発明装置の滅菌庫に入らない大きなも
のを外に置いた状態で殺菌することができる。こ
の場合、ビニール袋で完全密閉できない場合があ
り、滅菌とまではいかないが、十分に殺菌を行な
うことができる。密閉容器等で完全に機器を密閉
できれば滅菌を行なうことができるのはいうまで
もない。
(実施例)
第1図が本発明一実施例装置1であり、機械部
2の上に滅菌庫3が載せられている。この配置は
任意で、滅菌庫3を機械部2の脇に配置しても何
ら差支えない。滅菌庫3は開閉できる扉4を有
し、内部には被滅菌物を収納する棚5,5を適宜
設けてある。この庫内底部6のほぼ中央に凹所7
を設け、この凹所7内に庫内ヒータ8を配置し、
かつ気化ヒータ9を内部に設けた台10の上にホ
ルマリン液を入れる受皿11を配置してある。
2の上に滅菌庫3が載せられている。この配置は
任意で、滅菌庫3を機械部2の脇に配置しても何
ら差支えない。滅菌庫3は開閉できる扉4を有
し、内部には被滅菌物を収納する棚5,5を適宜
設けてある。この庫内底部6のほぼ中央に凹所7
を設け、この凹所7内に庫内ヒータ8を配置し、
かつ気化ヒータ9を内部に設けた台10の上にホ
ルマリン液を入れる受皿11を配置してある。
この凹所7の上面には隙間を有する蓋12が設
けられ、必要に応じて内部に庫内の空気を循環す
るためのフアンを設ける。この凹所7の底には後
述のポンプ20に連結される導入管13が連結さ
れている。
けられ、必要に応じて内部に庫内の空気を循環す
るためのフアンを設ける。この凹所7の底には後
述のポンプ20に連結される導入管13が連結さ
れている。
本実施例は庫内に同様にポンプ20に連結され
るノズル14が設けられている。このノズル14
は先端部に直角にパイプを渡しそのパイプに数多
くの細長い噴出口14aを設けている。
るノズル14が設けられている。このノズル14
は先端部に直角にパイプを渡しそのパイプに数多
くの細長い噴出口14aを設けている。
機械部2の表面には開閉できる扉16が設けら
れ、すくなくともこの内部は後述の中和剤を入れ
た二つのタンク30,31及びこれらとポンプ2
0、滅菌庫などを連結する配管を収納するスペー
スを有している。さらにこの面には操作パネル1
7が配置され、様々なスイツチ及び表示灯が配置
されている。
れ、すくなくともこの内部は後述の中和剤を入れ
た二つのタンク30,31及びこれらとポンプ2
0、滅菌庫などを連結する配管を収納するスペー
スを有している。さらにこの面には操作パネル1
7が配置され、様々なスイツチ及び表示灯が配置
されている。
また、本実施例は機械部2の側面に外部排気口
18及び外部吸入口19をその先端を突出させて
設けている。
18及び外部吸入口19をその先端を突出させて
設けている。
第5図が滅菌庫3内の気体を循環させるための
配管系統図であり、ポンプ20に接続された配管
を通して循環させている。本実施例ポンプ20は
吸引及び排出口がそれぞれ2個あるものを使用し
ているがそれにこだわるものではない。特に外部
排気口18及び外部吸入口19を有しないものは
吸引、排気口を1個づつ有する通常のものを使用
しても何ら差支えない。
配管系統図であり、ポンプ20に接続された配管
を通して循環させている。本実施例ポンプ20は
吸引及び排出口がそれぞれ2個あるものを使用し
ているがそれにこだわるものではない。特に外部
排気口18及び外部吸入口19を有しないものは
吸引、排気口を1個づつ有する通常のものを使用
しても何ら差支えない。
滅菌庫3へは前述した導入管13によつて底部
の凹所7からとノズル14とから吹き込むように
し、排気管21からポンプ20の吸引口へと向か
うように配管されている。滅菌庫3に連結されて
いる排気管21からポンプ20へ導かれた気体
は、ポンプ20によつて第1電磁弁22及び第6
電磁弁25を通して再びポンプ20へと戻され、
導入管13及びこれから分岐したノズル14を通
して滅菌庫3内へ排気されるようになつている。
本実施例では導入管13のノズル14へ別れたあ
とに第7電磁弁26を設け、必要に応じてノズル
14からだけ滅菌庫3内へ排気するようにしてあ
る。滅菌中は上記ポンプ20による気体の循環を
行なわないこともある。
の凹所7からとノズル14とから吹き込むように
し、排気管21からポンプ20の吸引口へと向か
うように配管されている。滅菌庫3に連結されて
いる排気管21からポンプ20へ導かれた気体
は、ポンプ20によつて第1電磁弁22及び第6
電磁弁25を通して再びポンプ20へと戻され、
導入管13及びこれから分岐したノズル14を通
して滅菌庫3内へ排気されるようになつている。
本実施例では導入管13のノズル14へ別れたあ
とに第7電磁弁26を設け、必要に応じてノズル
14からだけ滅菌庫3内へ排気するようにしてあ
る。滅菌中は上記ポンプ20による気体の循環を
行なわないこともある。
本実施例はポンプ20の排出口側にさらに第2
電磁弁23に接続された第1タンク30が第1電
磁弁22をバイパスするように連結され、かつ、
これらをバイパスするように、さらに第3電磁弁
24と第2タンク31とが連結されている。
電磁弁23に接続された第1タンク30が第1電
磁弁22をバイパスするように連結され、かつ、
これらをバイパスするように、さらに第3電磁弁
24と第2タンク31とが連結されている。
本実施例はさらに前記した外部排気口18と第
4電磁弁27がポンプ20の排気側に、第5電磁
弁28と外部吸入口19がポンプ20の吸引側に
接続されている。これらは第4電磁弁27と第5
電磁弁28との間に前記した第6電磁弁25がく
るように配置される。また、第6電磁弁25と第
5電磁弁28との間には逆止弁32が接続されて
いる。さらに、外部排気口18の近傍には温度を
検出するセンサー33が取り付けられている。
4電磁弁27がポンプ20の排気側に、第5電磁
弁28と外部吸入口19がポンプ20の吸引側に
接続されている。これらは第4電磁弁27と第5
電磁弁28との間に前記した第6電磁弁25がく
るように配置される。また、第6電磁弁25と第
5電磁弁28との間には逆止弁32が接続されて
いる。さらに、外部排気口18の近傍には温度を
検出するセンサー33が取り付けられている。
上記第1タンク30には第1中和液としての10
%以下、好ましくは3〜5%のアンモニア水が入
れられており、第2タンク31には2.5〜3.5%の
過酸化水素水(HO:34.01)にLヒスチジン塩酸
塩1水和物1.5〜2%を混入した第2中和液を入
れておく。
%以下、好ましくは3〜5%のアンモニア水が入
れられており、第2タンク31には2.5〜3.5%の
過酸化水素水(HO:34.01)にLヒスチジン塩酸
塩1水和物1.5〜2%を混入した第2中和液を入
れておく。
上記した各電磁弁及び各ヒータはCPU40と
これに接続される各タイマーを有する制御回路に
よつて作動されるようになつている。
これに接続される各タイマーを有する制御回路に
よつて作動されるようになつている。
以下上記実施例の作動について説明する。まず
滅菌庫3の扉4を開けて受皿11に局方ホルマリ
ン液(HCHO濃度約38%)を必要量(滅菌庫内
容積10あたり1ml以上)注入する。被滅菌物を
棚5に載せて扉4を閉める。
滅菌庫3の扉4を開けて受皿11に局方ホルマリ
ン液(HCHO濃度約38%)を必要量(滅菌庫内
容積10あたり1ml以上)注入する。被滅菌物を
棚5に載せて扉4を閉める。
中和液での中和時間(被滅菌物の大きさによつ
て30分ないし1時間)をそれぞれのタイマー4
6,47で設定し、ホルマリンの気化ヒータの温
度を設定するとともに気化時間をそのタイマー4
5で設定する。
て30分ないし1時間)をそれぞれのタイマー4
6,47で設定し、ホルマリンの気化ヒータの温
度を設定するとともに気化時間をそのタイマー4
5で設定する。
電源スイツチ(図示せず)オンとともにCPU
40に電源が投入され、各種パイロツトランプが
点灯して工程がスタートする。
40に電源が投入され、各種パイロツトランプが
点灯して工程がスタートする。
温度調節機41が作動し、現在温度と設定温度
を表示器42でする。その表示器42は操作パネ
ル17に取り付けられている。その表示を見て温
度設定器43で設定温度を設定する(40℃〜60
℃)。同時に庫内ヒータ8に通電され、滅菌庫3
内が加温される。このときフアンを作動させ庫内
の空気を循環させることが望ましい。
を表示器42でする。その表示器42は操作パネ
ル17に取り付けられている。その表示を見て温
度設定器43で設定温度を設定する(40℃〜60
℃)。同時に庫内ヒータ8に通電され、滅菌庫3
内が加温される。このときフアンを作動させ庫内
の空気を循環させることが望ましい。
滅菌庫内の温度が設定温度まで上昇するとそれ
を検出してデジタルタイマー44及び気化タイマ
ー45が作動して気化ヒータ9へ通電し、サーモ
スタツトの作動で庫内ヒータ8への通電を停止さ
せる。以後そのサーモスタツトで庫内ヒータ8を
オン、オフさせて庫内の温度を一定に保つ。気化
ヒータ9の作動によつて受皿11内のホルマリン
液が気化して棚5,5に載せた被滅菌物を滅菌す
る。デジタルタイマー44による滅菌時間は本実
施例では4時間に設定してある。滅菌庫3の大き
さなどに応じてこの時間を変えることができるの
はいうまでもない。被滅菌物を完全に滅菌できる
時間にあらかじめ設定しておく。デジタルタイマ
ー44がタイムアツプすると同時に気化タイマー
45もタイムアツプして、、気化ヒータ9を止め
る。
を検出してデジタルタイマー44及び気化タイマ
ー45が作動して気化ヒータ9へ通電し、サーモ
スタツトの作動で庫内ヒータ8への通電を停止さ
せる。以後そのサーモスタツトで庫内ヒータ8を
オン、オフさせて庫内の温度を一定に保つ。気化
ヒータ9の作動によつて受皿11内のホルマリン
液が気化して棚5,5に載せた被滅菌物を滅菌す
る。デジタルタイマー44による滅菌時間は本実
施例では4時間に設定してある。滅菌庫3の大き
さなどに応じてこの時間を変えることができるの
はいうまでもない。被滅菌物を完全に滅菌できる
時間にあらかじめ設定しておく。デジタルタイマ
ー44がタイムアツプすると同時に気化タイマー
45もタイムアツプして、、気化ヒータ9を止め
る。
デジタルタイマー44のタイムアツプで第1中
和タイマー46が作動し、同時にポンプ20が作
動する。このとき第1電磁弁22はオフ、第2電
磁弁23オン、第3電磁弁24オフ、第4電磁弁
27オフ、第5電磁弁28オフ、第6、第7電磁
弁25,26オンの状態とする。したがつて、滅
菌庫3内の気体は排気管21からポンプ20、第
2電磁弁23、第1タンク30、第6電磁弁2
5、ポンプ20を通して導入管13から滅菌庫3
内へと循環する。第1タンク30内にはアンモニ
ア水が入れられており、その中にホルマリンガス
が導入されるので、ホルムアルデヒドが中和され
る。
和タイマー46が作動し、同時にポンプ20が作
動する。このとき第1電磁弁22はオフ、第2電
磁弁23オン、第3電磁弁24オフ、第4電磁弁
27オフ、第5電磁弁28オフ、第6、第7電磁
弁25,26オンの状態とする。したがつて、滅
菌庫3内の気体は排気管21からポンプ20、第
2電磁弁23、第1タンク30、第6電磁弁2
5、ポンプ20を通して導入管13から滅菌庫3
内へと循環する。第1タンク30内にはアンモニ
ア水が入れられており、その中にホルマリンガス
が導入されるので、ホルムアルデヒドが中和され
る。
第1中和タイマー46がタイムアウトすると第
2中和タイマー47が作動開始する。同時に第2
電磁弁23がオフとなつて第3電磁弁24がオン
となる。したがつて、滅菌庫3内の気体は第2タ
ンク31を通して循環する。第2タンク内には第
2中和液が入れられており、その中をガスが通る
ので、滅菌庫3内からホルムアルデヒドをほぼ完
全に除去すると同時にアンモニアも除去する。第
2中和タイマー47のタイムアツプで庫内ヒータ
がオフとなり、ポンプ20が停止し、各種パイロ
ツトランプが消灯して滅菌作業の終了を知らせ
る。電源スイツチをオフとして滅菌庫3内の扉4
を開けて被滅菌物を取り出すことができる。
2中和タイマー47が作動開始する。同時に第2
電磁弁23がオフとなつて第3電磁弁24がオン
となる。したがつて、滅菌庫3内の気体は第2タ
ンク31を通して循環する。第2タンク内には第
2中和液が入れられており、その中をガスが通る
ので、滅菌庫3内からホルムアルデヒドをほぼ完
全に除去すると同時にアンモニアも除去する。第
2中和タイマー47のタイムアツプで庫内ヒータ
がオフとなり、ポンプ20が停止し、各種パイロ
ツトランプが消灯して滅菌作業の終了を知らせ
る。電源スイツチをオフとして滅菌庫3内の扉4
を開けて被滅菌物を取り出すことができる。
滅菌庫3内は2種類の中和液で中和され、無
害、無臭の状態になつているので、被滅菌物をそ
のまま使用することができる。すなわち、数時間
の滅菌作業後すぐ被滅菌物を使用することができ
る。
害、無臭の状態になつているので、被滅菌物をそ
のまま使用することができる。すなわち、数時間
の滅菌作業後すぐ被滅菌物を使用することができ
る。
上記はノズル14を積極的に使用しない場合で
ある。以下このノズル14を使用する使用方法に
ついて述べる。その使用方法には2種類ある。上
記した方法で被滅菌物を滅菌させるときに同時に
細長い管のようなものを完全に滅菌する場合と、
別途用意した第7図に示す開閉できる容器に被滅
菌物を入れて滅菌する場合である。まず前者の場
合について説明する。
ある。以下このノズル14を使用する使用方法に
ついて述べる。その使用方法には2種類ある。上
記した方法で被滅菌物を滅菌させるときに同時に
細長い管のようなものを完全に滅菌する場合と、
別途用意した第7図に示す開閉できる容器に被滅
菌物を入れて滅菌する場合である。まず前者の場
合について説明する。
この場合、細長い被滅菌物Aを第4図に示すよ
うにノズル14の突出させられた噴出口14aに
ボムホース49の一端を取り付け、他端を被滅菌
物Aの中に挿入して、前記同様タイマー、温度を
設定して電源スイツチを作動させる。その際、機
械部2の操作パネル17に設けられた図示しない
ノズルスイツチをオンとさせる。これによつてポ
ンプ20を作動させ、第1電磁弁22をオン、第
6電磁弁25オン、第7電磁弁26をオンとさせ
る。その後は前記と同様に作動させる。したがつ
て、デジタルタイマー44が作動中の滅菌中に気
体は配管を通して循環させられゴム管50を通し
て被滅菌物Aの内側にまでホルムアルデヒドガス
を噴射することができ、内外共に十分に滅菌させ
られる。中和も同様に被滅菌物Aの内外共に行な
われることはいうまでもない。
うにノズル14の突出させられた噴出口14aに
ボムホース49の一端を取り付け、他端を被滅菌
物Aの中に挿入して、前記同様タイマー、温度を
設定して電源スイツチを作動させる。その際、機
械部2の操作パネル17に設けられた図示しない
ノズルスイツチをオンとさせる。これによつてポ
ンプ20を作動させ、第1電磁弁22をオン、第
6電磁弁25オン、第7電磁弁26をオンとさせ
る。その後は前記と同様に作動させる。したがつ
て、デジタルタイマー44が作動中の滅菌中に気
体は配管を通して循環させられゴム管50を通し
て被滅菌物Aの内側にまでホルムアルデヒドガス
を噴射することができ、内外共に十分に滅菌させ
られる。中和も同様に被滅菌物Aの内外共に行な
われることはいうまでもない。
次に第7図に示す容器50に被滅菌物を収納し
て滅菌庫3内に入れて滅菌する場合は、容器50
の側面に突出した注入口51とノズル14の噴出
口14aとをゴム管49で連結し、前述の作動と
同様の作動を行なう。その際、第7電磁弁26は
オフ状態を保つようにしておく。すなわち滅菌庫
3内で気化された気体をノズル14へ送るように
する。その後の作動は前述と同一である。滅菌庫
3内で気化した気体はノズル14から容器50内
へと送り込まれる。滅菌及び中和終了後は容器ご
と必要な箇所へ運ぶことができる。
て滅菌庫3内に入れて滅菌する場合は、容器50
の側面に突出した注入口51とノズル14の噴出
口14aとをゴム管49で連結し、前述の作動と
同様の作動を行なう。その際、第7電磁弁26は
オフ状態を保つようにしておく。すなわち滅菌庫
3内で気化された気体をノズル14へ送るように
する。その後の作動は前述と同一である。滅菌庫
3内で気化した気体はノズル14から容器50内
へと送り込まれる。滅菌及び中和終了後は容器ご
と必要な箇所へ運ぶことができる。
次に外部排気口18及び外部吸入口19を使用
しての殺菌作業について説明する。滅菌庫3に入
らない大型の機器(図示せず)を殺菌するような
場合に、その機器を本装置1の側に運んで、又は
本装置1をその機器の側に移動させ、その機器を
ビニール袋のようなもので覆つて作動させる。電
磁弁は第1電磁弁22、第4、第5電磁弁27,
28がオン、第6電磁弁25をオフとして使用す
る。また、温度管理は滅菌庫3の内部だけでな
く、外部排気口18の近傍に設けたセンサーによ
つて制御する。滅菌庫3内で気化された気体が外
部排気口18からビニール袋内に送られ、外部吸
入口19から滅菌庫に戻されるのは特に説明は要
しないであろう。その後の作動も前述の例と異な
るところはない。
しての殺菌作業について説明する。滅菌庫3に入
らない大型の機器(図示せず)を殺菌するような
場合に、その機器を本装置1の側に運んで、又は
本装置1をその機器の側に移動させ、その機器を
ビニール袋のようなもので覆つて作動させる。電
磁弁は第1電磁弁22、第4、第5電磁弁27,
28がオン、第6電磁弁25をオフとして使用す
る。また、温度管理は滅菌庫3の内部だけでな
く、外部排気口18の近傍に設けたセンサーによ
つて制御する。滅菌庫3内で気化された気体が外
部排気口18からビニール袋内に送られ、外部吸
入口19から滅菌庫に戻されるのは特に説明は要
しないであろう。その後の作動も前述の例と異な
るところはない。
次に本実施例は外部排気口18を有するので、
受皿11にホルマリン液を入れないでおけば、庫
内の空気を排気できる。この場合、外部吸入口1
9にはフイルターを取り付けることが望ましい。
したがつて、これを利用して前述した従来の酸化
エチレンを利用した滅菌装置のガス放出装置とし
て使用することができる。この場合、ホルマリン
液だけでなく、中和液なども必要ないことはいう
までもない。単にポンプ20で第1電磁弁22、
第4電磁弁27を通して放出すればよい。
受皿11にホルマリン液を入れないでおけば、庫
内の空気を排気できる。この場合、外部吸入口1
9にはフイルターを取り付けることが望ましい。
したがつて、これを利用して前述した従来の酸化
エチレンを利用した滅菌装置のガス放出装置とし
て使用することができる。この場合、ホルマリン
液だけでなく、中和液なども必要ないことはいう
までもない。単にポンプ20で第1電磁弁22、
第4電磁弁27を通して放出すればよい。
なお、逆止弁32は、万一ポンプ20による吸
引圧力が上昇し、本装置1の滅菌庫3の扉4に設
けたガラス33が破損するのを防止するためであ
る。また、このガラス33は断熱効果を持たせる
ため二重ガラスとすることが望ましい。
引圧力が上昇し、本装置1の滅菌庫3の扉4に設
けたガラス33が破損するのを防止するためであ
る。また、このガラス33は断熱効果を持たせる
ため二重ガラスとすることが望ましい。
[発明の効果]
以上詳細に説明したように本発明によれば、ホ
ルマリン液を使用してそれを気化ヒータで強制的
に気化させて滅菌するようにしたので短時間で滅
菌作業を行なうことができる。しかも、被滅菌物
を収納する庫内の温度を別途設けた庫内ヒータで
暖めてから気化ヒータを作動させて気化させるよ
うにしているので、冬、夏、北海道、沖縄等その
使用する地域及び季節で外部温度が異なつていて
も実際にホルマリンを気化させる時間、すなわち
滅菌時間を一定に保つことができ、どのような情
況下でも確実に滅菌することができる。ホルマリ
ン液を作動開始と同時に気化するようにして時間
を設定したのでは、ホルマリン液は温度によつて
気化情況が異なるので、外部の温度によつては滅
菌が不正確になるおそれがあつた。本発明の場合
はそのようなことを一掃することができた。
ルマリン液を使用してそれを気化ヒータで強制的
に気化させて滅菌するようにしたので短時間で滅
菌作業を行なうことができる。しかも、被滅菌物
を収納する庫内の温度を別途設けた庫内ヒータで
暖めてから気化ヒータを作動させて気化させるよ
うにしているので、冬、夏、北海道、沖縄等その
使用する地域及び季節で外部温度が異なつていて
も実際にホルマリンを気化させる時間、すなわち
滅菌時間を一定に保つことができ、どのような情
況下でも確実に滅菌することができる。ホルマリ
ン液を作動開始と同時に気化するようにして時間
を設定したのでは、ホルマリン液は温度によつて
気化情況が異なるので、外部の温度によつては滅
菌が不正確になるおそれがあつた。本発明の場合
はそのようなことを一掃することができた。
また、本発明はポンプと電磁弁とによつて庫内
の気体を循環させるようにし、しかも、その循環
経路中に中和液を配置して滅菌後には中和された
気体を庫内に供給するようにしているので、中和
作業の終了後には残留するホルムアルデヒドがな
く、また臭いもなくなつているので直ちに取り出
して使用することができる。したがつて、滅菌開
始してからその被滅菌物を再使用するまでの時間
を極端に短縮することができる。
の気体を循環させるようにし、しかも、その循環
経路中に中和液を配置して滅菌後には中和された
気体を庫内に供給するようにしているので、中和
作業の終了後には残留するホルムアルデヒドがな
く、また臭いもなくなつているので直ちに取り出
して使用することができる。したがつて、滅菌開
始してからその被滅菌物を再使用するまでの時間
を極端に短縮することができる。
第2発明は滅菌中ノズルの噴射口から滅菌用気
体を噴射するようにしてので、細長い被滅菌物の
内部をも確実に滅菌することができる。
体を噴射するようにしてので、細長い被滅菌物の
内部をも確実に滅菌することができる。
さらに、第3発明のように外部排気口と外部吸
入口とを設けておけば、滅菌庫に入らない大きな
機器をも殺菌することができ、本発明装置の利用
態様を拡大することができる。
入口とを設けておけば、滅菌庫に入らない大きな
機器をも殺菌することができ、本発明装置の利用
態様を拡大することができる。
第1図は本発明装置の斜視図、第2図は滅菌庫
の扉を開いて内部を示した正面図、第3図は滅菌
庫の底の部分のみの断面図、第4図はノズルの部
分の斜視図、第5図は気体循環の配管系統図、第
6図は制御回路の電気的ブロツク図、第7図は本
装置に使用できる容器の一つの斜視図である。 1……本装置、2……機械部、3……滅菌庫、
4……扉、5……棚、8……庫内ヒータ、9……
気化ヒータ、10……台、11……受皿、14…
…ノズル、14a……噴射口、20……ポンプ、
22〜28……電磁弁、30,31……タンク、
40……CPU、A……被滅菌物。
の扉を開いて内部を示した正面図、第3図は滅菌
庫の底の部分のみの断面図、第4図はノズルの部
分の斜視図、第5図は気体循環の配管系統図、第
6図は制御回路の電気的ブロツク図、第7図は本
装置に使用できる容器の一つの斜視図である。 1……本装置、2……機械部、3……滅菌庫、
4……扉、5……棚、8……庫内ヒータ、9……
気化ヒータ、10……台、11……受皿、14…
…ノズル、14a……噴射口、20……ポンプ、
22〜28……電磁弁、30,31……タンク、
40……CPU、A……被滅菌物。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 滅菌庫を有し、その庫内に被滅菌物を収納さ
せて滅菌する滅菌装置において、 滅菌庫内底部に設けた凹所と、 前記凹所内のホルマリン溶液を収納する受皿
と、 ホルマリン溶液を気化するため前記受皿を載せ
る気化ヒータと、 前記気化ヒータとは別に設けた滅菌庫内を加温
するための庫内ヒータと、 アンモニア溶液からなる第1中和液を収納する
第1タンクと、 過酸化水素溶液を主成分とする第2中和液を収
納する第2タンクと、 ポンプと、 滅菌庫内の気体を前記ポンプで循環させて庫内
へ戻すために設けられた配管と、 前記配管中に設けられ第1及び第2タンクを通
さずに庫内の気体を前記ポンプで循環させるため
の第1電磁弁と、 配管中の第1電磁弁をバイパスする分岐路中に
前記第1タンクに接続されて設けられて前記ポン
プの作動で気体を第1中和液を通して循環させる
第2電磁弁と、 前記第2電磁弁を有する分岐路をバイパスする
他の分岐路中に前記第2タンクに接続されて設け
られて前記ポンプの作動で第2中和液を通して気
体を循環させる第3電磁弁と、 庫内ヒータの作動で室内が設定温度に達したと
き前記気化ヒータを動作開始させ、所定の時間経
過後前記ポンプが動作中でない場合にはこれを始
動させるとともに第1電磁弁を閉じて第2電磁弁
をあけて前記第1中和液を通して庫内の気体を循
環させ、その中和が終了後に第2電磁弁を閉じて
第3電磁弁を開いて庫内の気体を第2中和液を通
して循環させる制御回路と を設けたことを特徴とする滅菌装置。 2 前記ポンプから滅菌庫へ接続される導入管か
ら分岐させて滅菌庫内へ導入した管に接続され細
長く突出させた多数の噴出口を有するノズルとを
設けた請求項1記載の滅菌装置。 3 前記ポンプの排気側に第4電磁弁を介して連
結され、先端を装置外に突出して設けた外部排気
口と、 前記ポンプの吸気側に第5電磁弁を介して連結
され、先端を装置外に突出して設けた外部吸入口
と を付加した請求項1又は2記載の滅菌装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1184435A JPH0349764A (ja) | 1989-07-19 | 1989-07-19 | 滅菌装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1184435A JPH0349764A (ja) | 1989-07-19 | 1989-07-19 | 滅菌装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0349764A JPH0349764A (ja) | 1991-03-04 |
JPH0470908B2 true JPH0470908B2 (ja) | 1992-11-12 |
Family
ID=16153107
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1184435A Granted JPH0349764A (ja) | 1989-07-19 | 1989-07-19 | 滅菌装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0349764A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5095238B2 (ja) | 2007-02-28 | 2012-12-12 | 株式会社貝印刃物開発センター | 櫛付き鋏 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6348546A (ja) * | 1986-08-18 | 1988-03-01 | Fuji Photo Film Co Ltd | 感光性シ−トフイルム用包装体 |
JPS6348547A (ja) * | 1986-08-19 | 1988-03-01 | Canon Inc | 光記録方法 |
JPH0819260A (ja) * | 1994-06-30 | 1996-01-19 | Sony Tektronix Corp | 高力率電源回路 |
-
1989
- 1989-07-19 JP JP1184435A patent/JPH0349764A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6348546A (ja) * | 1986-08-18 | 1988-03-01 | Fuji Photo Film Co Ltd | 感光性シ−トフイルム用包装体 |
JPS6348547A (ja) * | 1986-08-19 | 1988-03-01 | Canon Inc | 光記録方法 |
JPH0819260A (ja) * | 1994-06-30 | 1996-01-19 | Sony Tektronix Corp | 高力率電源回路 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0349764A (ja) | 1991-03-04 |
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