JPH0547754Y2 - - Google Patents
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- JPH0547754Y2 JPH0547754Y2 JP1987173564U JP17356487U JPH0547754Y2 JP H0547754 Y2 JPH0547754 Y2 JP H0547754Y2 JP 1987173564 U JP1987173564 U JP 1987173564U JP 17356487 U JP17356487 U JP 17356487U JP H0547754 Y2 JPH0547754 Y2 JP H0547754Y2
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- JP
- Japan
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- cab
- piston rod
- boot
- cylinder
- magnet
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- 239000000428 dust Substances 0.000 description 10
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 description 5
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 5
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 3
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 3
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 2
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- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 description 1
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- Actuator (AREA)
- Sealing Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、キヤブオーバ形自動車においてキヤ
ブを持ち上げるキヤブチルト装置に関し、特に、
キヤブを持ち上げるためのシリンダ装置について
の改良に関する。
ブを持ち上げるキヤブチルト装置に関し、特に、
キヤブを持ち上げるためのシリンダ装置について
の改良に関する。
〔従来の技術〕
一般に、キヤブオーバ形自動車においては、キ
ヤブを持ち上げてチルトさせることによりエンジ
ン部分の保守点検作業等を容易に行えるようにし
ている。このような場合、キヤブは重量があるた
め、第4図に示されているように、キヤブ1とシ
ヤーシーフレーム2との間にシリンダ装置5を介
設し、このシリンダ装置の伸縮作動によりキヤブ
のチルト操作を行うように構成されたキヤブチル
ト装置が使用されることがある。
ヤブを持ち上げてチルトさせることによりエンジ
ン部分の保守点検作業等を容易に行えるようにし
ている。このような場合、キヤブは重量があるた
め、第4図に示されているように、キヤブ1とシ
ヤーシーフレーム2との間にシリンダ装置5を介
設し、このシリンダ装置の伸縮作動によりキヤブ
のチルト操作を行うように構成されたキヤブチル
ト装置が使用されることがある。
一方、キヤブオーバ形自動車においては、走行
中、シヤーシーフレームの振動がキヤブに伝達さ
れるのを緩和するため、第4図に示されているよ
うに、キヤブ1はシヤーシーフレーム2に対して
シヨツクアブソーバ4を介して弾性的に取り付け
られている。
中、シヤーシーフレームの振動がキヤブに伝達さ
れるのを緩和するため、第4図に示されているよ
うに、キヤブ1はシヤーシーフレーム2に対して
シヨツクアブソーバ4を介して弾性的に取り付け
られている。
シヤーシーフレームに対して弾性的に取り付け
られているキヤブがシリンダ装置によつてチルト
されるように構成されているキヤブチルト装置に
おいては、走行中、キヤブがシヤーシーフレーム
に対して細く接近離反運動するのに伴つて、キヤ
ブに連結されているピストンロツドがシヤーシー
フレームに連結されているシリンダに対して細く
伸縮運動、すなわち、ロストモーシヨンを起こす
ため、走行中、ピストンロツドとシリンダとの摺
接面間に塵埃が侵入し易くなり、摩耗が発生する
という問題がある。
られているキヤブがシリンダ装置によつてチルト
されるように構成されているキヤブチルト装置に
おいては、走行中、キヤブがシヤーシーフレーム
に対して細く接近離反運動するのに伴つて、キヤ
ブに連結されているピストンロツドがシヤーシー
フレームに連結されているシリンダに対して細く
伸縮運動、すなわち、ロストモーシヨンを起こす
ため、走行中、ピストンロツドとシリンダとの摺
接面間に塵埃が侵入し易くなり、摩耗が発生する
という問題がある。
そこで、ピストンロツドの先端部に伸縮自在に
形成されているブーツを、シリンダの先端面にお
けるピストンロツドの進退口を被覆するように配
設することが考えられる。
形成されているブーツを、シリンダの先端面にお
けるピストンロツドの進退口を被覆するように配
設することが考えられる。
しかし、ブーツは短縮した状態で放置されてお
かれると、永久変形して弾性力を喪失するため、
ブーツがシリンダ先端面から浮き上がつてしまい
ブーツの役目を果たさなくなるという不具合が発
生する。
かれると、永久変形して弾性力を喪失するため、
ブーツがシリンダ先端面から浮き上がつてしまい
ブーツの役目を果たさなくなるという不具合が発
生する。
本考案の目的は、走行中のロストモーシヨンに
伴うピストンロツドとシリンダとの摺接面間への
塵埃の侵入を確実に防止することができるキヤブ
チルト装置を提供することにある。
伴うピストンロツドとシリンダとの摺接面間への
塵埃の侵入を確実に防止することができるキヤブ
チルト装置を提供することにある。
本考案に係るキヤブチルト装置は、シヤーシー
フレーム2と、このシヤーシーフレーム2上に配
されて前後方向にチルトされるようにヒンジ部3
により回動自在に軸支されているキヤブ1との間
にシリンダ装置5が、このシリンダ装置5のシリ
ンダ6の一端部がシヤーシーフレーム2に回動自
在に軸支されて、また、シリンダ6に対して進退
するピストンロツド7の突出端部がキヤブ1に回
動自在に軸支されて介設されており、 前記ピストンロツド7のキヤブ軸支部には弾性
材料を用いられて蛇腹形状に一体成形されたブー
ツ8が、このピストンロツド7が短縮した前記キ
ヤブの非チルト時に前記シリンダ6におけるピス
トンロツド7の進退口を被覆するように外装され
ているキヤブチルト装置において、 前記ピストンロツド7のキヤブ軸支部の外周に
は凸部10が環形状に突設され、他方、前記ブー
ツ8の一端部にはバンド部9が円形環帯形状に一
体成形され、このバンド部9が前記凸部10に嵌
着されることにより、ブーツ8の一端部がピスト
ンロツド7のキヤブ軸支部に固定されており、こ
のブーツ8の他端面には円形リング形状に形成さ
れた磁石11がブーツ8と同心円的に配されて固
着されているとともに、この磁石11は前記シリ
ンダ6におけるピストンロツド進退口周りに形成
された磁性面に密接した状態で着脱自在に磁着す
るように構成されており、さらに、前記ブーツ8
は、前記非チルト時における前記ピストンロツド
のロストモーシヨンに追従して伸縮変形し、ま
た、前記キヤブ1のチルト時における前記ピスト
ンロツド7の伸長作動に伴つて前記シリンダ6か
ら離れる長さに構成されていることを特徴とす
る。
フレーム2と、このシヤーシーフレーム2上に配
されて前後方向にチルトされるようにヒンジ部3
により回動自在に軸支されているキヤブ1との間
にシリンダ装置5が、このシリンダ装置5のシリ
ンダ6の一端部がシヤーシーフレーム2に回動自
在に軸支されて、また、シリンダ6に対して進退
するピストンロツド7の突出端部がキヤブ1に回
動自在に軸支されて介設されており、 前記ピストンロツド7のキヤブ軸支部には弾性
材料を用いられて蛇腹形状に一体成形されたブー
ツ8が、このピストンロツド7が短縮した前記キ
ヤブの非チルト時に前記シリンダ6におけるピス
トンロツド7の進退口を被覆するように外装され
ているキヤブチルト装置において、 前記ピストンロツド7のキヤブ軸支部の外周に
は凸部10が環形状に突設され、他方、前記ブー
ツ8の一端部にはバンド部9が円形環帯形状に一
体成形され、このバンド部9が前記凸部10に嵌
着されることにより、ブーツ8の一端部がピスト
ンロツド7のキヤブ軸支部に固定されており、こ
のブーツ8の他端面には円形リング形状に形成さ
れた磁石11がブーツ8と同心円的に配されて固
着されているとともに、この磁石11は前記シリ
ンダ6におけるピストンロツド進退口周りに形成
された磁性面に密接した状態で着脱自在に磁着す
るように構成されており、さらに、前記ブーツ8
は、前記非チルト時における前記ピストンロツド
のロストモーシヨンに追従して伸縮変形し、ま
た、前記キヤブ1のチルト時における前記ピスト
ンロツド7の伸長作動に伴つて前記シリンダ6か
ら離れる長さに構成されていることを特徴とす
る。
前記した手段によれば、シリンダ先端面におけ
るピストンロツドの進退口がピストンロツドの先
端部に外装されたブーツにより被覆されているた
め、走行中のロストモーシヨンに伴つて塵埃が当
該進退口からピストンロツドとシリンダとの摺動
面間に侵入することは未然に防止される。したが
つて、ピストンロツドとシリンダとの摺動面間に
おける摩耗も防止されることになる。
るピストンロツドの進退口がピストンロツドの先
端部に外装されたブーツにより被覆されているた
め、走行中のロストモーシヨンに伴つて塵埃が当
該進退口からピストンロツドとシリンダとの摺動
面間に侵入することは未然に防止される。したが
つて、ピストンロツドとシリンダとの摺動面間に
おける摩耗も防止されることになる。
万一、ブーツが短縮された状態で長期間放置さ
れ、ブーツの弾性力が低下したとしても、ブーツ
の端末部が磁石によつてシリンダの端面に引き付
けられるため、ブーツの端末部がシリンダの端面
から浮き上がる現象は防止される。したがつて、
塵埃が浮き上がつた隙間からブーツ内に侵入し、
さらに、ピストンロツドの進退口から摺接面間に
侵入するという危険性の発生は未然に回避される
ことになる。
れ、ブーツの弾性力が低下したとしても、ブーツ
の端末部が磁石によつてシリンダの端面に引き付
けられるため、ブーツの端末部がシリンダの端面
から浮き上がる現象は防止される。したがつて、
塵埃が浮き上がつた隙間からブーツ内に侵入し、
さらに、ピストンロツドの進退口から摺接面間に
侵入するという危険性の発生は未然に回避される
ことになる。
第1図は本考案の一実施例であるキヤブチルト
装置のブーツ部を示す拡大部分断面図、第2図は
その作用を説明するための同じく拡大部分断面
図、第3図は第1図の部を示す拡大部分断面
図、第4図はキヤブチルト装置を示す側面図であ
る。
装置のブーツ部を示す拡大部分断面図、第2図は
その作用を説明するための同じく拡大部分断面
図、第3図は第1図の部を示す拡大部分断面
図、第4図はキヤブチルト装置を示す側面図であ
る。
本実施例において、キヤブ1はシヤーシーフレ
ーム2上に前端部に配されて設備されており、前
側下隅部をヒンジ部3により回動自在に軸支され
て前後方向にチルトされるように構成されてい
る。キヤブ1の後端部にはシヨツクアブソーバ4
がシヤーシーフレーム2との間に介設されてお
り、走行中、キヤブ1はこのシヨツクアブソーバ
4によりシヤーシーフレーム2に対して弾性的に
フローテイング支持されるようになつている。
ーム2上に前端部に配されて設備されており、前
側下隅部をヒンジ部3により回動自在に軸支され
て前後方向にチルトされるように構成されてい
る。キヤブ1の後端部にはシヨツクアブソーバ4
がシヤーシーフレーム2との間に介設されてお
り、走行中、キヤブ1はこのシヨツクアブソーバ
4によりシヤーシーフレーム2に対して弾性的に
フローテイング支持されるようになつている。
また、キヤブ1とシヤーシーフレーム2との間
にはシリンダ装置5が介設されており、このシリ
ンダ装置5はその伸縮作動によりキヤブ1のチル
ト操作を実行するように構成されている。すなわ
ち、シリンダ装置5はシリンダ6と、一端部がそ
のシリンダ6に進退するように挿入されているピ
ストンロツド7とを備えており、シリンダ6の一
端部(以下、下端部とする。)はシヤーシーフレ
ーム2に回動自在に枢支されて、また、ピストン
ロツド7の突出端部(以下、上端部とする。)は
キヤブ1に回動自在に枢支されて、それぞれ連結
されている。
にはシリンダ装置5が介設されており、このシリ
ンダ装置5はその伸縮作動によりキヤブ1のチル
ト操作を実行するように構成されている。すなわ
ち、シリンダ装置5はシリンダ6と、一端部がそ
のシリンダ6に進退するように挿入されているピ
ストンロツド7とを備えており、シリンダ6の一
端部(以下、下端部とする。)はシヤーシーフレ
ーム2に回動自在に枢支されて、また、ピストン
ロツド7の突出端部(以下、上端部とする。)は
キヤブ1に回動自在に枢支されて、それぞれ連結
されている。
ピストンロツド7の先端部としてのキヤブ枢支
端部にはゴム等のような弾性材料を用いて蛇腹形
状に一体成形されたブーツ8が、シリンダ6の上
端面におけるピストンロツド7の進退口を被覆す
るように外装されている。ブーツ8の上端部には
バンド部9が円形環帯形状に一体成形されてお
り、このバンド部9はピストンロツド7の外周に
環形状に突設された凸部10に嵌着されることに
より、ブーツ8をピストンロツド7の上端部に固
装させるようになつている。ブーツ8の下端面に
はフエライト・マグネツト等のような永久磁石を
用いて円形リング形状に形成された磁石11が、
ブーツと同心円的に配されて、接着や焼き着け等
のような適当な手段により固着されており、この
磁石11は磁性材料から成るシリンダ6の上端面
に密接して磁着し得るように構成されている。
端部にはゴム等のような弾性材料を用いて蛇腹形
状に一体成形されたブーツ8が、シリンダ6の上
端面におけるピストンロツド7の進退口を被覆す
るように外装されている。ブーツ8の上端部には
バンド部9が円形環帯形状に一体成形されてお
り、このバンド部9はピストンロツド7の外周に
環形状に突設された凸部10に嵌着されることに
より、ブーツ8をピストンロツド7の上端部に固
装させるようになつている。ブーツ8の下端面に
はフエライト・マグネツト等のような永久磁石を
用いて円形リング形状に形成された磁石11が、
ブーツと同心円的に配されて、接着や焼き着け等
のような適当な手段により固着されており、この
磁石11は磁性材料から成るシリンダ6の上端面
に密接して磁着し得るように構成されている。
次に作用を説明する。
キヤブ1の通常状態において、シリンダ装置5
は短縮されており、ピストンロツド7はその上端
部が短く突出された状態になるようにシリンダ6
に引き込まれている。このとき、第1図および第
3図に示されているように、ブーツ8の下端面は
その下端面に固着された磁石11がシリンダ6に
磁着することにより、シリンダ6の上端面に密着
された状態になつている。
は短縮されており、ピストンロツド7はその上端
部が短く突出された状態になるようにシリンダ6
に引き込まれている。このとき、第1図および第
3図に示されているように、ブーツ8の下端面は
その下端面に固着された磁石11がシリンダ6に
磁着することにより、シリンダ6の上端面に密着
された状態になつている。
キヤブオーバ自動車の走行中、シヤーシーフレ
ーム2の振動はシヨツクアブソーバ4により緩和
されてキヤブ1に伝達されるが、キヤブ1はシヤ
ーシーフレーム2に対して細く接近離反運動して
しまう。このとき、シリンダ装置5において、ピ
ストンロツド7がキヤブ1側に、シリンダ6がシ
ヤーシーフレーム2側にそれぞれ連結されている
ため、ピストンロツド7はシリンダ6に対して細
く進退運動することになる。
ーム2の振動はシヨツクアブソーバ4により緩和
されてキヤブ1に伝達されるが、キヤブ1はシヤ
ーシーフレーム2に対して細く接近離反運動して
しまう。このとき、シリンダ装置5において、ピ
ストンロツド7がキヤブ1側に、シリンダ6がシ
ヤーシーフレーム2側にそれぞれ連結されている
ため、ピストンロツド7はシリンダ6に対して細
く進退運動することになる。
本実施例においては、このピストンロツド7の
シリンダ6に対する進退運動に伴つて、ピストン
ロツド7の上端部に外装されているブーツ8が被
覆状態を維持したまま伸縮変形する。すなわち、
第2図に示されているように、ブーツ8の上端部
はバンド部9によりピストンロツド7の上端部に
固定されているため、ピストンロツド7の進退運
動に追従するが、ブーツ8の下端部は磁石11に
よりシリンダ6の上端面に磁着されているため、
シリンダ6と密着したままの状態を維持する。し
たがつて、ブーツ8は上下隙間で伸縮変形するこ
とにより、シリンダ6の上端面の被覆状態を維持
することになる。
シリンダ6に対する進退運動に伴つて、ピストン
ロツド7の上端部に外装されているブーツ8が被
覆状態を維持したまま伸縮変形する。すなわち、
第2図に示されているように、ブーツ8の上端部
はバンド部9によりピストンロツド7の上端部に
固定されているため、ピストンロツド7の進退運
動に追従するが、ブーツ8の下端部は磁石11に
よりシリンダ6の上端面に磁着されているため、
シリンダ6と密着したままの状態を維持する。し
たがつて、ブーツ8は上下隙間で伸縮変形するこ
とにより、シリンダ6の上端面の被覆状態を維持
することになる。
保守点検作業等において、第4図に想像線で示
されているように、キヤブ1をチルトさせるべく
シリンダ装置5が伸長作動されると、ブーツ8は
シリンダ6から離脱してピストンロツド7と共
に、上昇する。すなわち、ブーツ8の下端はシリ
ンダ6に磁石11により磁着されてっきるだけで
あるため、ピストンロツド7の伸長作動により当
該磁着を簡単に解除されてしまう。
されているように、キヤブ1をチルトさせるべく
シリンダ装置5が伸長作動されると、ブーツ8は
シリンダ6から離脱してピストンロツド7と共
に、上昇する。すなわち、ブーツ8の下端はシリ
ンダ6に磁石11により磁着されてっきるだけで
あるため、ピストンロツド7の伸長作動により当
該磁着を簡単に解除されてしまう。
キヤブ1が元の水平状態に戻されて、ピストン
ロツド7がシリンダ6に元の長さまえ引き込まれ
ると、ブーツ8の下端面は磁石11がシリンダ6
に磁着するため、シリンダ上端面と元の通り密着
することになる。
ロツド7がシリンダ6に元の長さまえ引き込まれ
ると、ブーツ8の下端面は磁石11がシリンダ6
に磁着するため、シリンダ上端面と元の通り密着
することになる。
ところで、保守点検作業等によるキヤブをチル
トさせる機会が長期間ないと、ブーツ8は短縮し
た状態で放置されることになるため、弾性材が永
久変形して弾性力を喪失する可能性が生ずる。弾
性力が低下すると、ロストモーシヨン時にブーツ
8の下端面が引き上げられてシリンダ6の上端面
から浮き上がつてしまう場合が生ずる。
トさせる機会が長期間ないと、ブーツ8は短縮し
た状態で放置されることになるため、弾性材が永
久変形して弾性力を喪失する可能性が生ずる。弾
性力が低下すると、ロストモーシヨン時にブーツ
8の下端面が引き上げられてシリンダ6の上端面
から浮き上がつてしまう場合が生ずる。
しかし、本実施例においては、ブーツ8の下端
面に磁石11が固着され、この磁石11がシリン
ダ6に強制的に磁着されるため、万一、ブーツ8
が永久変形により弾性力を喪失したとしても、ブ
ーツ8の下端面がシリンダ6から引き上げられて
浮き上がることはない。
面に磁石11が固着され、この磁石11がシリン
ダ6に強制的に磁着されるため、万一、ブーツ8
が永久変形により弾性力を喪失したとしても、ブ
ーツ8の下端面がシリンダ6から引き上げられて
浮き上がることはない。
このようにして、本実施例によれば、ブーツ8
により、シリンダ6の上端面におけるピストンロ
ツド7の進退口が確実に被覆されているため、そ
の進退口から塵埃がピストンロツド7とシリンダ
6との摺接面間に侵入することは完全に防止され
る。したがつて、塵埃侵入による摩耗の発生は未
然に防止されることになる。
により、シリンダ6の上端面におけるピストンロ
ツド7の進退口が確実に被覆されているため、そ
の進退口から塵埃がピストンロツド7とシリンダ
6との摺接面間に侵入することは完全に防止され
る。したがつて、塵埃侵入による摩耗の発生は未
然に防止されることになる。
第5図は本考案の他の実施例を示す第3図に相
当する拡大部分断面図である。
当する拡大部分断面図である。
本実施例2が前記実施例1と異なる点は、ブー
ツ8Aの下端面にシール部12が磁石11の外方
を取り囲むように、円形リング形状に配されて、
シリンダ6の上端面に密着するように一体的に突
設されている点にある。
ツ8Aの下端面にシール部12が磁石11の外方
を取り囲むように、円形リング形状に配されて、
シリンダ6の上端面に密着するように一体的に突
設されている点にある。
本実施例においては、万一、磁石11とシリン
ダ6との磁石面に塵埃等のような異物13が噛み
込んで、微細な隙間が生じたとしても、シール部
12が磁石11の磁力によりシリンダ6の上端面
に密着されているため、微細な隙間からブーツ8
内へ塵埃が侵入するのをシール部12によつて防
止することができる。
ダ6との磁石面に塵埃等のような異物13が噛み
込んで、微細な隙間が生じたとしても、シール部
12が磁石11の磁力によりシリンダ6の上端面
に密着されているため、微細な隙間からブーツ8
内へ塵埃が侵入するのをシール部12によつて防
止することができる。
以上説明したように、本考案によれば、ブーツ
および磁石によりシリンダの端面におけるピスト
ンロツド進退口を確実に被覆することができるた
め、シリンダとピストンロツドとの摺接面間への
塵埃の侵入を確実に防止し、塵埃侵入による摩耗
の発生を未然に防止することができる。
および磁石によりシリンダの端面におけるピスト
ンロツド進退口を確実に被覆することができるた
め、シリンダとピストンロツドとの摺接面間への
塵埃の侵入を確実に防止し、塵埃侵入による摩耗
の発生を未然に防止することができる。
第1図は本考案の一実施例であるキヤブチルト
装置のブーツ部を示す拡大部分断面図、第2図は
その作用を説明するための同じく拡大部分断面
図、第3図は第1図の部を示す拡大部分断面
図、第4図はキヤブチルト装置を示す側面図であ
る。第5図は本考案の他の実施例を示す第3図に
相当する拡大部分断面図である。 1……キヤブ、2……シヤーシーフレーム、3
……ヒンジ部、4……シヨツクアブソーバ、5…
…シリンダ装置、6……シリンダ、7……ピスト
ンロツド、8,8A……ブーツ、9……バンド
部、10……凸部、11……磁石、12……シー
ル部、13……異物。
装置のブーツ部を示す拡大部分断面図、第2図は
その作用を説明するための同じく拡大部分断面
図、第3図は第1図の部を示す拡大部分断面
図、第4図はキヤブチルト装置を示す側面図であ
る。第5図は本考案の他の実施例を示す第3図に
相当する拡大部分断面図である。 1……キヤブ、2……シヤーシーフレーム、3
……ヒンジ部、4……シヨツクアブソーバ、5…
…シリンダ装置、6……シリンダ、7……ピスト
ンロツド、8,8A……ブーツ、9……バンド
部、10……凸部、11……磁石、12……シー
ル部、13……異物。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 シヤーシーフレーム2と、このシヤーシーフ
レーム2上に配されて前後方向にチルトされる
ようにヒンジ部3により回動自在に軸支されて
いるキヤブ1との間にシリンダ装置5が、この
シリンダ装置5のシリンダ6の一端部がシヤー
シーフレーム2に回動自在に軸支されて、ま
た、シリンダ6に対して進退するピストンロツ
ド7の突出端部がキヤブ1に回動自在に軸支さ
れて介設されており、 前記ピストンロツド7のキヤブ軸支部には弾
性材料を用いられて蛇腹形状に一体成形された
ブーツ8が、このピストンロツド7が短縮した
前記キヤブの非チルト時に前記シリンダ6にお
けるピストンロツド7の進退口を被覆するよう
に外装されているキヤブチルト装置において、 前記ピストンロツド7のキヤブ軸支部の外周
には凸部10が環形状に突設され、他方、前記
ブーツ8の一端部にはバンド部9が円形環帯形
状に一体成形され、このバンド部9が前記凸部
10に嵌着されることにより、ブーツ8の一端
部がピストンロツド7のキヤブ軸支部に固定さ
れており、 このブーツ8の他端面には円形リング形状に
形成された磁石11がブーツ8と同心円的に配
されて固着されているとともに、この磁石11
は前記シリンダ6におけるピストンロツド進退
口周りに形成された磁性面に密接した状態で着
脱自在に磁着するように構成されており、 さらに、前記ブーツ8は、前記非チルト時に
おける前記ピストンロツド7のロストモーシヨ
ンに追従して伸縮変形し、また、前記キヤブ1
のチルト時における前記ピストンロツド7の伸
長作動に伴つて前記シリンダ6から離れる長さ
に構成されていることを特徴とするキヤブチル
ト装置。 2 前記ブーツ8における前記磁石11の固着面
にはシール部12が、前記磁石11をその外側
で取り囲むように環状に突設され、このシール
部12は前記シリンダ6におけるピストンロツ
ド進退口周りの端面に密接するように構成され
ていることを特徴とする実用新案登録請求の範
囲第1項記載のキヤブチルト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987173564U JPH0547754Y2 (ja) | 1987-11-12 | 1987-11-12 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987173564U JPH0547754Y2 (ja) | 1987-11-12 | 1987-11-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0176377U JPH0176377U (ja) | 1989-05-23 |
JPH0547754Y2 true JPH0547754Y2 (ja) | 1993-12-16 |
Family
ID=31465468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987173564U Expired - Lifetime JPH0547754Y2 (ja) | 1987-11-12 | 1987-11-12 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0547754Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013113293A (ja) * | 2011-11-28 | 2013-06-10 | Shinji Hashiguchi | 浮力エネルギーを利用した発電装置。 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6223671U (ja) * | 1985-07-30 | 1987-02-13 |
-
1987
- 1987-11-12 JP JP1987173564U patent/JPH0547754Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6223671U (ja) * | 1985-07-30 | 1987-02-13 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0176377U (ja) | 1989-05-23 |
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