JPH0547271A - インターロツク作動装置 - Google Patents

インターロツク作動装置

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JPH0547271A
JPH0547271A JP20603091A JP20603091A JPH0547271A JP H0547271 A JPH0547271 A JP H0547271A JP 20603091 A JP20603091 A JP 20603091A JP 20603091 A JP20603091 A JP 20603091A JP H0547271 A JPH0547271 A JP H0547271A
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tank
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Shinichi Miyamoto
真一 宮本
Taizo Kato
太三 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 専用キーの操作によってのみ解除するインタ
ーロック作動装置を得る。 【構成】 ケーシング22内の錠部62には、キー68
が挿入される。錠部には、キーの操作によって回動され
る回動部70が設けられている。回動部には、磁石78
が取り付けられたベース74及びケーシングから開閉蓋
60側へ突出するストッパー72が設けられている。錠
部に隣接して設けられたスイッチ部80に磁石が対向さ
れると、スイッチ部は内部の接点を閉じるようになって
いる。ストッパーは、ケーシングから開閉蓋60側へ突
出するようになっている。また、ケーシング22と開閉
蓋との間には、スイッチ部80と磁石78とによるリー
ドスイッチ84が設けられている。開閉蓋を開くことに
よってリードスイッチ84が作動してインターロックが
作動する。また、キーを矢印A方向へ回動させるとスト
ッパーが突出して開閉蓋の閉止を阻止すると共に、リー
ドスイッチ82が作動してインターロックが解除され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、装置本体の開閉蓋を開
いた状態では内部の駆動系の駆動を停止させる感光材料
処理装置のインターロック機構に係り、特にインターロ
ックを作動・解除させるインターロック作動装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】感光材料である感光性平版印刷版(以下
「PS版」と言う)を処理する感光性平版印刷版処理装
置(以下「PS版プロセッサ」と言う)では、一般に、
装置内でPS版を略水平搬送しながら現像、リンス、不
感脂化処理などの処理ガ行われる。
【0003】このようなPS版プロセッサは、上蓋を開
放すると内部のローラやブラシが露出するものが多く、
日常のメンテナンス(清掃、点検等)は、この上蓋を開
けて行われる。通常、この上蓋は軽量で耐薬品性や塗装
された金属製のものなどが用いられる。
【0004】しかし、上蓋を開放した状態でもローラ、
ブラシ等が回転した場合、非常に危険なため、PS版プ
ロセッサには、上蓋を開けた状態ではローラ、ブラシ等
の駆動部分が駆動しないようにインターロック機構が備
えられている。
【0005】このインターロック機構は、PS版プロセ
ッサの装置本体と上蓋との間に設けられたマイクロスイ
ッチによって上蓋の開閉状態を検出するようになってい
る。上蓋が開放されマイクロスイッチの接点が切り変わ
るとインターロックが作動するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上蓋を
開けて行われるPS版プロセッサの内部のメンテナンス
は、装置内部の駆動部分を駆動させながら行った方が容
易な作業がある。また、インターロック作動装置として
設けられたマイクロスイッチは、上蓋との接触の有無に
よって接点を切り換えるようになっているため、上蓋の
開放状態ではこのマイクロスイッチが露出してしまう。
このため、インターロック機構は、手近な工具等によっ
てマイクロスイッチを操作し、不慣れな作業員でも簡単
にインターロックの作動を解除することができてしま
う。
【0007】本発明は上記事実を考慮してなされたもの
であり、専用のキー操作によってのみ感光材料処理装置
のインターロック機構を解除することができるインター
ロック作動装置に関する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1のイン
ターロック作動装置は、開閉蓋を開いた状態で内部の駆
動系の駆動を停止させる感光材料処理装置のインターロ
ック機構の作動・解除を行うインターロック作動装置で
あって、前記開閉蓋の開閉に応じて接点が切り換わり開
閉蓋の開放状態で前記インターロックを作動させるスイ
ッチと、専用キーのキー操作によって接点を切り換えて
前記インターロックを解除するキー操作スイッチと、を
有することを特徴とする。
【0009】本発明の請求項2のインターロック作動装
置は、請求項1のインターロック作動装置であって、前
記キー操作スイッチのキー操作に連動し、前記キー操作
による前記インターロックの解除状態では前記開閉蓋の
閉蓋を阻止するストッパーを有することを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明の請求項1に記載の感光材料処理装置の
インターロック作動装置は、開閉蓋の開放状態をスイッ
チによって検出している。スイッチとしては、マイクロ
スイッチのような接触型のスイッチを用いてもよいが、
近接スイッチ、例えば磁気の変化等に応じて作動する磁
気近接スイッチ等を用いる方が、感光材料処理装置及び
開閉蓋の何れかに直接接触して接点を切り換えるマイク
ロスイッチ等よりも外方からの人為的操作によるインタ
ーロックの解除が難しいので好ましい。
【0011】また、インターロック作動装置には、専用
キーのキー操作によってインターロックの作動を解除す
るキー操作スイッチが設けられている。キー操作スイッ
チは、専用キーでなければ操作できないようになってい
る。この専用キーを、特定の管理者の管理下に置くこと
によって、この管理者の管轄の下にのみ感光材料処理装
置のインターロック機構の解除が可能となる。
【0012】キー操作スイッチとしては、専用キーでの
操作によって作動するものであればよく、近接スイッチ
の適用も可能であるが、通常のマイクロスイッチの適用
も可能である。
【0013】本発明の請求項2に記載のインターロック
作動装置には、キー操作スイッチと連動するストッパー
が設けられている。このストッパーは、キー操作スイッ
チによってインターロックの作動を解除した場合に突出
し、開閉蓋を閉止でなないようにしている。これによっ
て、インターロックが解除されていることが明確となる
と共に、インターロックが解除されたままでは開閉蓋を
閉めることができないようにしている。インターロック
を解除したまま開閉蓋を閉めてしまい、次に開閉蓋を開
いたときに駆動系が作動してしまうことがない。
【0014】
【実施例】図1には、本実施例に係る感光材料処理装置
である感光性平版処理装置(以下「PS版プロセッサ1
0」と言う)が示されている。PS版プロセッサ10
は、露光後の感光性平版(以下「PS版12」と言う)
を現像処理して排出し、次の印刷工程で感光性平版に焼
付けられた画像が印刷処理される。
【0015】PS版プロセッサ10は、内部の処理部が
ケーシング22に覆われており、PS版12の挿入口近
傍には、挿入台24が取り付けられている。PS版12
は、この挿入台24に載置されて挿入口からケーシング
22内部へ挿入される。
【0016】図2には、PS版プロセッサ10の概略構
造が示されている。PS版プロセッサ10の処理部11
は、現像液を貯留する現像槽14、現像槽14からオー
バーフローした現像液を貯留するオーバーフロー槽1
6、現像されたPS版12の洗浄、版面保護を行うリン
ス槽18及びフィニッシャー槽20を順に配列して構成
されている。尚、リンス槽18には水洗水が貯留され、
フィニッシャー槽20にはフィニッシャー液が貯留され
ている。
【0017】現像槽14のPS版12挿入側には、PS
版12の先端及び後端の通過を検出する版検出センサ2
6が配置され、PS版プロセッサ10へ挿入されるPS
版12の先端から後端までの長さを検知するようになっ
ている。また、この版検出センサ26によって、挿入さ
れるPS版12の先端、後端及び幅を検出して、PS版
12の処理面積を算出するものであってもよい。
【0018】現像槽14は、上方に開放されかつ下方に
向けて突出された略逆山型状に形成されている。この現
像槽14内には、PS版12の搬送路を形成する複数の
ガイドローラからなるガイドローラ群28が配設されて
いる。ガイドローラ群28の略中央部には、一対のスプ
レーパイプ30がPS版12の搬送路を挟んで設けられ
ている。スプレーパイプ30には、搬送路の幅方向に沿
って複数の吐出口が形成されており、中間部に循環ポン
プ98が設けられ一端が現像槽14の底部を貫通してス
プレーパイプ30に連結され、他端が現像槽14と連通
される配管34が設けられている。循環ポンプ98の作
動によって現像液がスプレーパイプ30に供給されてP
S版12の表面と裏面とに向け噴出される。尚、配管3
4の中間部には、スプレーパイプ30へ供給する現像液
の電導度を測定する電導度センサ104が備えられ、現
像液の電導度からこの現像液の濃度を検知するようにな
っている。
【0019】現像槽14内のスプレーパイプ30の下流
側には、搬送されるPS版12の表面と裏面とに対応し
てブラシローラ36が回転可能に設けられ、PS版12
の版面(表面及び裏面)をブラッシングするようになっ
ている。
【0020】現像槽14では、駆動手段の駆動力が伝達
されてガイドローラ群28及びブラシローラ36が回転
してPS版12を現像液に浸しながら搬送し、スプレー
パイプ30から現像液をPS版12の版面へ向けて噴出
し、現像液による処理を行うようになっている。
【0021】現像槽14の底部近傍と現像液注入口10
6とは配管14Aによって連通されており、現像液注入
口106から現像槽14内へ現像液が供給可能とされて
いる。この現像液注入口106には、図示しない水補充
タンク及び現像液補充タンクとに配管108、110に
よって連通されている。これらの配管108、110各
々の中間部には、それぞれ水補充ポンプ112及び現像
液補充ポンプ114が備えられている。現像液補充ポン
プ114の作動によって補充される現像補充原液が、水
補充ポンプ112の作動によって補充される水によっ
て、現像液注入口106で所定の濃度に希釈されて現像
槽14へ供給されるようになっている。現像槽14への
現像液及び水の補充は、前記電導度センサ104によっ
て測定された電導度の値が所定範囲に成るように行われ
る。
【0022】現像槽14の下流側の端部は下方へ折り曲
げられ、オーバーフロー槽16内へ向けられている。こ
のため、現像槽14内の余剰現像液は、この折り曲げ部
分からオーバーフローしてオーバーフロー槽16へ貯留
される。オーバーフロー槽16には、オーバーフローパ
イプ90が配設されており、オーバーフロー槽16に貯
留された現像液のオーバーフローを図示しない廃液タン
クへ排出するようになっている。また、オーバーフロー
槽16の底部近傍には、配管92の一端が連通され、他
端は前記現像液注入口106へ連通されている。また、
配管92の中間部にはリターンポンプ116が備えら
れ、リターンポンプ116の作動によって、オーバーフ
ロー槽16の底部近傍の現像液が現像液注入口106を
介して現像槽14へ戻されるようになっている。
【0023】オーバーフロー槽16とリンス槽18との
接続部分の上方には、駆動手段の駆動力が伝達されて回
転し、PS版12を挟持搬送する搬送ローラ対38が配
設されている。搬送ローラ対38の上側のローラの外周
周縁にはスクイズバー40が、下側のローラの外周周縁
には、搬送ローラ対38の回転に伴って回転する小径ロ
ーラ41が配設されている。スクイズバー40、小径ロ
ーラ41は、リンス槽18に貯留され搬送ローラ対38
の外周周縁に付着した水洗水がオーバーフロー槽16内
に混入してオーバーフロー槽16内の現像液が希釈され
るのを防止している。
【0024】リンス槽18の上方でフィニッシャー槽2
0の近傍には、駆動手段の駆動力が伝達されて回転しP
S版12を挟持搬送する搬送ローラ対44が配設されて
いる。また、搬送ローラ対38と搬送ローラ対44との
間には、一対のスプレーパイプ46が搬送路を挟んで配
設されている。スプレーパイプ46には、中間部に循環
ポンプ48が設けられた配管50の一端が連通され、配
管50の他端はリンス槽18の底部に連通されている。
循環ポンプ48の作動によってスプレーパイプ46にP
S版12を洗浄する水洗水が供給され、スプレーパイプ
46に搬送路の幅方向に沿って複数穿設された吐出口か
ら、PS版12の表面と裏面とに噴出されるようになっ
ている。
【0025】尚、リンス槽18には、オーバーフローパ
イプ94が配設され、リンス槽18に貯留された水洗水
のオーバーフローを図示しない廃液タンクへ排出するよ
うになっている。また、リンス槽18とリンス槽18へ
リンス液を供給するためのリンス液注入口118とは、
配管18Aによって連通されている。このリンス液注入
口118の上部には、水補充タンク(図示省略)とに連
通される配管120の一端が開口しており、配管120
の中間部には、水補充ポンプ122が備えられている。
この水補充ポンプ122の作動によって水補充タンクか
ら水がリンス液としてリンス槽20へ補充されるように
なっている。
【0026】フィニッシャー槽20の上方には、駆動手
段の駆動力が伝達されて回転し、PS版12を挟持搬送
する搬送ローラ対52が配設されている。また、搬送ロ
ーラ対52の上流側には、一対のスプレーパイプ54が
PS版12の搬送路を挟んで設けられている。スプレー
パイプ54には、中間部に循環ポンプ56が設けられた
配管58の一端が連通され、配管58の他端は、フィニ
ッシャー槽20の底部を貫通して連通されている。循環
ポンプ56の作動によってスプレーパイプ54にフィニ
ッシャー液が供給され、このフィニッシャー液がスプレ
ーパイプ54に搬送路の幅方向に沿って複数穿設された
吐出口からPS版12の版面へ向けて噴出される。
【0027】尚、フィニッシャー槽20には、オーバー
フローパイプ96が配設されており、フィニッシャー槽
20に貯留されたフィニッシャー液のオーバーフロー
は、図示しないフィニッシャー液廃液タンクへ排出され
る。また、フィニッシャー槽20には、フィニッシャー
槽20の上部と図示しないフィニッシャー液補充タンク
と連通する配管124が配設され、また、フィニッシャ
ー槽20の上部と前記水補充タンク(図示省略)とを連
通する配管126が配設されている。各々の配管12
4、126の中間部には、それぞれ水補充ポンプ128
及びフィニッシャー液補充ポンプ130が備えられてい
る。水補充ポンプ128の作動によって水が、フィニッ
シャー液補充ポンプ130の作動によってフィニッシャ
ー液が、フィニッシャー槽20へ補充されるようになっ
ている。
【0028】フィニッシャー槽20では、貯留されるフ
ィニッシャー液をスプレーパイプ54からPS版12の
版面へ吐出し、このフィニッシャー液によってPS版1
2の版面保護を行うようになっている。
【0029】フィニッシャー槽20でフィニッシャー液
によってPS版12の版面保護処理が行われた後、PS
版12がPS版プロセッサ10から排出される。尚、P
S版プロセッサ10の排出口に連接して、処理後のPS
版12をストックするストッカー、あるいは、PS版1
2を温風等によって乾燥する乾燥装置等を設けることが
できる。
【0030】尚、PS版プロセッサ10では、版検出セ
ンサ26がPS版12の挿入を検出すると循環ポンプ4
8、56、98が所定時間作動して、各スプレーパイプ
30、46、54からそれぞれの処理液を噴出するよう
になっている。また、処理によってPS版12から除去
された感光膜のかすや処理液からの析出物等を除去する
ために配管34、50、58の各々には、フィルタ13
2が設けられている。また、配管34、50、58の各
々には、各処理槽内の処理液(現像液、リンス液、フィ
ニッシャー液)の各々を排出可能なドレイン100が設
けられている。また、オーバーフロー槽16にもの底部
からオーバーフロー槽16内の現像液を排出可能なドレ
イン102が設けられている。
【0031】一方、図1に示されるように、PS版プロ
セッサ10の上面には、ケーシング22の一部を開放す
る開閉蓋60が設けられている。この開閉蓋60を開く
ことによって処理部のガイドローラ群28、搬送ローラ
38、44、52の各ローラ、ブラシローラ36及びス
プレーパイプ30、46、54等が露出するようになっ
ている。
【0032】図3A、図3B及び図4に示されるよう
に、ケーシング22内には、開閉蓋60に隣接して錠部
62がブラケット62A(図4にのみ図示)によってケ
ーシング22へ取り付けられている。この錠部62に
は、ケーシング22の外面に設けられた、キャップ64
のカバー66をスライドさせて開くことによりキー68
が挿入可能とされている。
【0033】錠部62には、挿入されるキー68の矢印
A方向への回動及び矢印A方向へ回動した状態から矢印
A方向と反対方向へ回動に伴って回動する回動部70が
設けられている。回動部70は、キー68の挿入方向
(図3及び図4の紙面上下方向)と直交する方向へ突設
されたストッパー72と、ストッパー72と同一平面上
でかつストッパー72に直交する方向へ延設され、さら
に先端部が下方へ向けて屈曲されたベース74とが形成
されている。また、錠部62に隣接してブラケット76
が配設されている。
【0034】ベース74には、磁石78が設けられ、ブ
ラケット76には、スイッチ部80が設けられており、
磁石78がスイッチ部80と対向することによってスイ
ッチ部80内に磁気回路が形成されて接点を閉じる磁気
近接スイッチ(以下「リードスイッチ」と言う)82が
構成されている。ベース74とブラケット76とは錠部
62に挿入されたキー68の矢印A方向の回動によって
対向されるようになっている(図3Bに示す)。
【0035】図3Aに示されるように、ストッパー72
は、通常、ケーシング22内に収容されているが、錠部
62に挿入されたキー68の矢印A方向の回動によっ
て、ケーシング22に設けられた開口22A(図4にの
み図示)から開閉蓋60の開口側へ突出するようになっ
ている。図3B及び図4に示されるように、このストッ
パー72が突出した状態では、開閉蓋60を閉じようと
するとストッパー72が開閉蓋60に当接して開閉蓋6
0が浮いた状態となるようになっている。
【0036】図3A及び図3Bに示されるように、開閉
蓋60とケーシング22との間には、複数個所にリード
スイッチ84が設けられている。これらのリードスイッ
チ84は、ケーシング22の内側に設けられたスイッチ
部81と、スイッチ部80に対応して開閉蓋60の内面
に設けられた磁石79によって構成され、開閉蓋60の
開閉状態が検知される。
【0037】図5Aに示されるように、リードスイッチ
82、84は、インターロック作動部を構成し、インタ
ーロック制御部86へ接続されてインターロック機構を
構成している。インターロック制御部86は、処理部1
1の各ローラ及びブラシローラ36を駆動する駆動手段
を制御する駆動制御部88へ接続されている。
【0038】開閉蓋60を閉止した状態では、錠部62
のリードスイッチ82がオフされており、リードスイッ
チ84がオンされている。開閉蓋60を開けることによ
り、リードスイッチ84はオフされ、これによって、イ
ンターロック制御部86は、駆動制御部88へインター
ロック信号を出力して、各ローラ及びブラシローラ36
の駆動を停止させ、この状態でキー68の操作によって
錠部62の回動部70を回動させることによって、リー
ドスイッチ82がオンされる。リードスイッチ82のオ
ンによってインターロック制御部86はインターロック
解除信号を駆動制御部88へ出力するようになってい
る。尚、開閉蓋60とケーシング22との間には、図示
しないロックが設けられ、このロックを解除しないと開
閉蓋60が開かないようになっている。
【0039】次に本実施例の作用について説明する。先
ず、PS版プロセッサ10によるPS版12の現像処理
について説明する。
【0040】PS版プロセッサ10の電源スイッチをオ
ンすると、PS版プロセッサ10の各処理槽の処理液温
度が所定温度に上昇すると共に、各搬送ローラ及びブラ
シローラ36が駆動されて、画像が焼付けられたPS版
12が現像処理可能な状態となる。この後、PS版12
が、挿入台24に載置されて挿入口からPS版プロセッ
サ10内へ挿入される。PS版プロセッサ10内では、
駆動手段によって駆動されるガイドローラ群28によっ
てPS版12が引き入れられ、さらに、現像槽14内の
現像液を案内される。このPS版12の挿入は、版検出
センサ26によって検知され、循環ポンプ32、48、
56が作動する。
【0041】現像槽14内では、PS版12が現像液に
浸漬されると共にスプレーパイプ30から現像液が吹き
付けられ、不要な感光層が膨潤、溶解する。さらに、P
S版12はブラシローラ36によって膨潤あるいは溶解
した不要な感光層が取り除かれて現像槽14から排出さ
れる。
【0042】現像槽14から排出されたPS版12は、
搬送ローラ対38、44、52によって順次挟持搬送さ
れながら、リンス槽18では、スプレーパイプ46から
水洗水が吹き付けられて版面の洗浄がなされ、、フィニ
ッシャー槽では、スプレーパイプ54からフィニッシャ
ー液が吹き付けられて版面の保護処理が行われる。フィ
ニッシャー槽20で表面保護されて現像処理が終了した
PS版12はケーシング22から排出された後に、自然
乾燥あるいは乾燥装置によって乾燥処理が行われる。
尚、スプレーパイプ30から吐出された現像液は、現像
槽14へ回収され、スプレーパイプ46から吐出された
水はリンス槽18へ回収され、スプレーパイプ54から
吐出されたフィニッシャー槽20へ回収されて、各循環
ポンプ48、56、98の作動によって循環されてい
る。
【0043】次に、PS版プロセッサ10内の各処理槽
(現像槽14、リンス槽18、フィニッシャー槽20)
への処理液補充機構について説明する。
【0044】現像槽14内の現像液は、スプレーパイプ
30へ現像液を供給する配管34に設けられた電導度セ
ンサ104によって測定された電導度から濃度を検知す
るようになっている。この電導度の値から現像槽14内
の現像液の濃度が所定範囲外となったことが検知された
場合、水補充ポンプ112、現像液補充ポンプ116が
作動するようになっている。これによって、水と現像原
液とが現像液注入口106へ供給され、この現像液注入
口106で現像補充原液が水によって所定の濃度に希釈
されて現像槽14へ補充される。
【0045】また、PS版プロセッサ10では、現像槽
14内の現像液が蒸発等によって濃度が変化するのを避
けるために、定期的に水補充ポンプ112を作動させ
て、現像槽14へ水を補充するようにしている。
【0046】リンス槽18へは、水補充ポンプ122に
よって水が、フィニッシャー槽20へは、水補充ポンプ
128とフィニッシャー液補充ポンプ130とによっ
て、水とフィニッシャー補充原液が所定の比率で補充さ
れるようになっている。これらの水補充ポンプ122、
128及びフィニッシャー液補充ポンプ130は、版検
出センサ26によって検知されたPS版12の長さが所
定量となる毎に作動する。即ち、PS版プロセッサ10
の処理量に応じてリンス槽18へ水が、フィニッシャー
槽20へフィニッシャー補充原液と水の補充を行ってい
る。
【0047】PS版プロセッサ10で一定の大きさのP
S版12を現像処理する場合、版検出センサ26がPS
版12の挿入を検出する毎に、水補充ポンプ122、1
28フィニッシャー液補充ポンプ130を作動させてい
る。これによって、リンス槽18には水が、フィニッシ
ャー槽20には所定比率でフィニッシャー液と水とが供
給されるようになっている。
【0048】現像槽14へ現像液又は水が補充される
と、現像槽14内の現像液の液面が上昇して、オーバー
フロー槽16へオーバーフローする。さらに、現像液の
補充によってオーバーフロー槽16内の現像液の液面が
上昇することによって、オーバーフロー槽16内の現像
液の表層部は、オーバーフロー管90から排出される。
【0049】また、リンス槽18へ補充された水によっ
てリンス槽18内の水の液面が上昇すると、水の表層部
がオーバーフロー管94から排出される。フィニッシャ
ー槽20では、フィニッシャー液及び水の補充によっ
て、フィニッシャー槽20内のフィニッシャー液の液面
が上昇して表層部がオーバーフロー管96から排出され
るようになっている。
【0050】これらの処理液補充機構によって、PS版
プロセッサ10内の各処理液は、PS版12の現像処理
を行うための最適な状態を維持し、また、各処理液が補
充されても、各処理槽の処理液の液面が一定に保たれる
ようになっている。
【0051】次に、PS版プロセッサ10のインターロ
ック機構について説明する。PS版プロセッサ10の電
源スイッチをオンした状態では、処理部の各ローラ及び
ブラシローラ36が駆動されている。この状態で開閉蓋
60を開けると、リードスイッチ84がオフされるため
インターロック機構が作動して、各ローラ及びブラシロ
ーラ36の駆動が停止する。
【0052】この状態では、開閉蓋60を開放すること
によって、各ローラ及びブラシローラ36が露出して
も、駆動していないため安全である。また、インターロ
ック機構を作動させるリードスイッチ84は、スイッチ
部81がケーシング22の内側、磁石79が開閉蓋60
の内側となっているため、外方からでは位置を容易に確
認することができない。スイッチ部81は磁石79によ
って作動するため、手近な工具で簡単に作動させること
ができないようになっている。
【0053】PS版プロセッサ10の処理部11のメン
テナンスのために、開閉蓋60を開放した状態で、各ロ
ーラ及びブラシローラ36を駆動したい場合、キー68
によって行うことができる。
【0054】キャップ64のカバー66をスライドさせ
てキー68を錠部62へ挿入し、キー68を回動させ
る。これによって、ストッパー72が、ケーシング22
の開口22Aから開閉蓋60の開口へ突出する。これに
よって、リードスイッチ82のスイッチ部80と磁石7
8とが対向し、リードスイッチ82がオンされるためイ
ンターロックが解除される。このインターロックの解除
によって各ローラ及びブラシローラ36が駆動する。
【0055】各ローラ及びブラシローラ36が駆動した
状態、即ち、インターロックが解除された状態で開閉蓋
60を閉じようとすると、ストッパー72が開閉蓋60
に当接して、開閉蓋60が浮いた状態となって完全に閉
じることができない。これによって、インターロックが
解除された状態であることを確認することができると共
に、インターロックが解除された状態で閉じられ、次に
インターロックが解除された状態であることを知らずに
開閉蓋60を開くという危険な状態を避けることができ
る。
【0056】インターロックを作動させる場合、キー6
8を矢印A方向と反対方向へ回動させた後に、キー68
を錠部62から引き抜けばよい。このキー68の回動に
よってスイッチ部80に対向していた磁石78が、スイ
ッチ部80から離れリードスイッチ82がオフされイン
ターロックされる。また、ストッパー72は、開口22
Aからケーシング22内へ収容され、開閉蓋60が完全
に閉止可能となる。
【0057】このインターロックを解除するキー68
は、特定のキー管理者が管理することによって不慣れな
作業員が、一人でインターロックを解除した危険な状態
で作業を行わないようにすることができる。また、手近
な工具等によってリードスイッチ84を強制的に操作し
てインターロックを解除する必要がないため、PS版プ
ロセッサ10を損傷する恐れはない。
【0058】また、図5Bに示されるように、リードス
イッチ82は、従来のインターロック機構に簡単に付加
することができる。即ち、スイッチ84が接点を開くこ
とによってインターロックを行う場合、このスイッチ8
4と並列に、スイッチ82を設ければよい。これによっ
て、スイッチ84が接点を開いた状態(開閉扉60が開
いた状態)で、スイッチ82が接点を閉じることによっ
てインターロックが解除される。
【0059】尚、本実施例では、リードスイッチ84の
オフによってインターロックを作動させ、リードスイッ
チ82のオンによってインターロックを解除したが、リ
ードスイッチ82、84のオン・オフはこれに限定され
ず、開閉蓋60を開くことによってインターロックを作
動させ、キー68のインターロック解除操作によってイ
ンターロックを解除するものであればよい。また、磁気
式近接スイッチはリードスイッチに限定されるものでは
なく、例えば、スイッチ部80に磁気センサを設け、磁
気センサが磁石等の磁気量を検知して作動するものであ
ってもよい。
【0060】尚、本実施例では、第1のスイッチとし
て、ケーシング22と開閉蓋60との間にリードスイッ
チ84を設けたが、磁気式に限らず他のスイッチ、例え
ば近接スイッチによって構成してもよい。例えば、高周
波発振式、静電容量式、光電式等の適用も可能である。
【0061】また、第2のスイッチとしては、他の近接
スイッチの適用も可能であるが、ケーシング22内に収
容した場合、マイクロスイッチ等の直接接触によって接
点を切り換えるマイクロスイッチ等の適用も可能でああ
り、錠部62と一体とされてキー68の操作によって直
接接点を開閉するものであってもよい。
【0062】さらに、ストッパー72は、電気的に突
出、収容されるものであってもよい。例えば、ソレノイ
ド等によって駆動されて突出、収容されるものであって
もよい。この場合、キーを挿入してインターロックを解
除することによって、ソレノイドが駆動してストッパー
をケーシング22内から、開閉蓋60の開口へ突出し、
インターロックを作動させる場合に収容される構造とし
てもよい。
【0063】尚、本実施例では、現像槽14、オーバー
フロー槽16、リンス槽18及びフィニッシャー槽20
によって構成されるPS版プロセッサ10について説明
したが、各槽の数等はこれに限定せず、例えば、2槽の
現像槽を設けこれらの現像槽の間にオーバーフロー槽を
設ける等の構成とするものであってもよい。また、各処
理槽での処理液の循環及び各処理槽への処理液の補充機
構も、本実施例に適用された機構に限定しない。さら
に、インターロック機構は、感光性平版処理装置に限定
するものでなく、他の感光材料処理装置のインターロッ
ク作動装置として適用することも可能である。
【0064】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係るインタ
ーロック作動装置は、インターロックの解除が専用キー
によって可能となっている。この専用キーによってキー
操作スイッチを作動させればよく、専用キーを管理する
キー管理者がインターロックの解除を行えばよい。これ
によって、感光材料処理装置のインターロックの解除を
安全な状態で行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るPS版プロセッサを示す斜視図
である。
【図2】本実施例に係るPS版プロセッサの概略構成図
である。
【図3】(A)は開閉蓋を閉止した状態を示す錠部の要
部斜視図、(B)はインターロックを解除した状態を示
す錠部の要部斜視図である。
【図4】図3Bの4−4線に沿った要部断面図である。
【図5】(A)及び(B)は本実施例に係るインターロ
ック機構を示す概略ブロック図である。
【符号の説明】
10 PS版プロセッサ(感光材料処理装置) 12 PS版(感光材料) 60 開閉蓋 68 キー(専用キー) 72 ストッパー 82 リードスイッチ(キー操作スイッチ) 84 リードスイッチ(近接スイッチ) 86 インターロック制御部 88 駆動制御部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉蓋を開いた状態で内部の駆動系の駆
    動を停止させる感光材料処理装置のインターロック機構
    の作動・解除を行うインターロック作動装置であって、
    前記開閉蓋の開閉に応じて接点が切り換わり開閉蓋の開
    放状態で前記インターロックを作動させるスイッチと、
    専用キーのキー操作によって接点を切り換えて前記イン
    ターロックを解除するキー操作スイッチと、を有するこ
    とを特徴とするインターロック作動装置。
  2. 【請求項2】 前記キー操作スイッチのキー操作に連動
    し、前記キー操作による前記インターロックの解除状態
    では前記開閉蓋の閉蓋を阻止するストッパーを有するこ
    とを特徴とする請求項1のインターロック作動装置。
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