JPH054699U - 圧電発音体の取付構造 - Google Patents

圧電発音体の取付構造

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JPH054699U JP4927991U JP4927991U JPH054699U JP H054699 U JPH054699 U JP H054699U JP 4927991 U JP4927991 U JP 4927991U JP 4927991 U JP4927991 U JP 4927991U JP H054699 U JPH054699 U JP H054699U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電話器の送受話器を浴室または洗面所等の飛
水或いは多湿環境において使用する際に、水滴等による
被着が発生しても継続通話を行うことを可能とするよう
に、該水滴または湿気等の侵入を防止し、また、漏電等
から使用者の安全を確保するとともに、送受話源となる
圧電発音体の収納ケースへのハウジング状態を良好と
し、さらに、該収納ケースの付勢手段による破損を防止
する。 【構成】 収納用開口52を有する収納ケース51と、
振動板62の振動板表面62aに圧電素子61が固着さ
れるとともに振動板周辺部62bが前記収納ケース51
に収納固定された圧電要素60と、前記収納ケース51
の開口縁55に非通気性弾性部材71を介在して前記収
納用開口52を閉塞するように固着された撥水性通気シ
ート72と、を有する圧電発音体50を、送受話器本体
80の取付基材81における搭載面84に撥水性通気シ
ート固着部73が当接するように付勢手段75により付
勢させた状態で取付けることにより、圧電発音体の取付
構造90が構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、電話器において、該送受話器の送話部または受話部に内蔵されて 音声信号と電圧値との変換を行うように構成された圧電発音体の取付構造に関し 、さらに詳細には、前記電話器の送受話器を浴室または洗面所等の飛水或いは多 湿環境にて使用する際に、水滴等の被着が発生しても継続通話を行うことが可能 なように構成された圧電発音体の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年の高度情報化時代に対応して、電話回線を介しての各種情報提供或いは通 話等が多岐多様になっており、これにともない該電話の通話場所も、例えば高温 多湿環境の浴室または洗面所等においても可能なように需要対応が切望されてい る。
【0003】 前記電話に関しては、従来の送受話器と電話器本体が接続線にて接続されたも のに対比して、送受話部と電話器本体とが分離独立されて無線通信により音声を 送受するように構成された無線電話器等が適用されている。
【0004】 さらに、前記無線電話器等における送受話器には、電話器本体との無線通信を 行うための電子回路機能及び電源部等が内蔵される必要があるが、該送受話器の 小型薄型化に呼応して、送話部及び受話部に電磁作用を利用した電磁スピーカに 代わって圧電作用による圧電要素が適用されている。
【0005】 前記圧電要素が適用された従来の圧電発音体並びに該圧電発音体が送受話器本 体に取付られた構造を、図2を参照することにより説明する。
【0006】 強誘電体等に圧力または張力等を印加すると分極が発生して端面に静電荷を生 じる圧電効果或いは電界を印加すると機械的応力を生じる電歪効果を有する圧電 素子21は、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)磁器等の強誘電体セラミックスを 材質として薄円板状に形成されている。
【0007】 該圧電素子21の両主面には、例えば銀等の電気伝導性の良好なる電極が膜状 に塗着形成されている。
【0008】 前記電極が形成された圧電素子21は、真鍮あるいはSUS(ステンレス)等 を材質として該圧電素子21よりも大形であって薄円板状に形成された振動板2 2の振動板表面22aに、一方の電極を介在して固着されることにより圧電要素 20が構成されている。
【0009】 この際、図示しないが、前記圧電要素20における圧電素子21に被着された 他方の電極及び前記振動板22には、外部との電気的信号の授受を行うための絶 縁被覆導線が半田固定されるとともに、該圧電要素20のハウジング基体となる 収納ケース11より導出されているものとする。
【0010】 該収納ケース11は、合成樹脂等を材質として、環状または多角状を有する側 壁と、一方が全面開口された収納用開口12と、該収納用開口12に相対した開 口相対壁部19と、を有することにより断面が略凹形状に成形されている。
【0011】 前記開口相対壁部19の略中心部には、放音孔13が開口されており、該放音 孔13を収納ケース11の内側において、メッシュ状に構成された音圧・周波数 調整膜18が被覆され、さらに固定用接着剤17により固着されることにより、 前記圧電要素20の圧電振動に対する音圧・周波数特性を調整するように構成さ れている。
【0012】 前記収納ケース11の内壁面には、該内面全周に亙って第1取付段部14が設 けられており、前記圧電要素20が、本例においては圧電素子21を開口相対壁 部19側に対向させるように、前記収納用開口12を介して収納ケース11に収 納されるとともに、該第1取付段部14において該圧電要素20の振動板周辺部 22bが当接され、さらに、例えばシリコーン系のシール用接着剤16により固 定されている。
【0013】 この際、前記シール用接着剤16により、前記圧電要素20の振動板周辺部2 2bが、前記収納ケース11の第1取付段部14の全周に亙って塗着されている ため、前記収納用開口12は第1取付段部14において閉塞されている。
【0014】 また、前記収納ケース11の収納用開口12端部近傍における内壁面には、該 内面全周に亙って第2取付段部15が形成されている。
【0015】 該第2取付段部15には、音声等を通過するように通気性を有するとともに、 水滴または湿気等を防滴する撥水性を有する撥水性通気シート42が、前記収納 用開口12を閉塞するように張設されている。
【0016】 次に、上記のようにして構成された圧電発音体10を、前記電話器における送 受話器本体30に取付けた状態を説明する。
【0017】 図2において、該送受話器本体30は、本考案の主要部となる送話口部または 受話口部を示しており、該部は前記圧電発音体10が取付られる取付基材31に なっている。
【0018】 該取付基材31には、送話音または受話音等を通過させるための音通孔32, 32´…が開口されている。
【0019】 また、前記送受話器本体30における取付基材31の本体内部側には、前記収 納ケース11の形状に対応して螺入孔33,33´が切欠形成されている。
【0020】 該螺入孔33及び螺入孔33´に囲まれた取付基材31の内側は、前記圧電発 音体10の収納用開口12側が搭載される搭載面34となっている。
【0021】 この状態において、例えば固定ネジ46,46´等の付勢手段45を適用して 、該取付基材31に設けられた螺入孔33,33´に該固定ネジ46,46´が 螺入され、前記収納ケース11と取付基材31とが付勢固定されることにより、 圧電発音体の取付構造1が構成されている。
【0022】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の圧電発音体の取付構造によれば、収納ケースに収納 固定された圧電音響変換を行う圧電要素側へ水滴等が侵入しないように、該収納 ケースの収納用開口を閉塞するように撥水性通気シートが張設されているが、該 収納用開口端部と送受話器本体における搭載面との当接部は、付勢手段により付 勢されているにすぎず、該送受話器本体内部に対して前記水滴等からの防御手段 として乏しく、従って該当接部から送受話器本体内に水滴または湿気等が侵入し て機能障害または故障が発生するという問題点があった。
【0023】 また、該送受話器本体内には、電源部及び電子機能回路部等が内蔵されており 、該本体ケース内に水滴または湿気等が侵入すると、漏電等が発生して送受話器 の使用者が感電する危険があるという問題点があった。
【0024】 また、前記当接部から送受話器本体内への水滴または湿気等の侵入を防止する ために、前記圧電発音体を取付基材に搭載した後、該当接部を接着剤等により気 密することも可能であるが、該気密に労力を要するとともにコストが高騰すると いう問題点があった。
【0025】 さらに、前記当接部から送受話器本体内への水滴または湿気等の侵入を防止す るために、前記付勢手段により該収納ケースを強く付勢すると、前記圧電要素の 収納ケース内へのハウジングに悪影響を来して圧電振動ひいては送受話音等に障 害を発生するとともに、該付勢力により収納ケースが破損されるという問題点が あった。
【0026】 本考案は、上記事情に鑑みてなされたものであり、前記無線電話器等の送受話 器を浴室または洗面所等の飛水或いは多湿環境において使用する際に、例え水滴 等による被着が発生しても継続通話を行うことが可能なように、該水滴または湿 気等の侵入を防止して、使用者の安全を確保するとともに、送受話源となる圧電 発音体の収納ケースへのハウジング状態を良好とし、さらに、該収納ケースの付 勢手段による破損を防止した圧電発音体の取付構造を提供するものである。
【0027】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この考案は、一方が全面開口されるとともに該開 口に相対する壁部に放音孔を有する収納ケースと、振動板の表面に圧電素子が固 着されるとともに該振動板の周辺部が前記収納ケースに固定された圧電要素と、 前記収納ケースの開口縁に非通気性弾性部材を介して前記開口を閉塞するように 固着された撥水性通気シートと、を有する圧電発音体を、搭載基材の搭載面に前 記撥水性通気シート固着部が当接するように付勢手段により付勢させた状態で取 付けたことにより、上記目的を達成するものである。
【0028】
【作用】
本考案においては、圧電要素が収納された収納ケースの開口縁に、非通気性弾 性部材が周設されるとともに、該非通気性弾性部材に撥水性通気シートが前記開 口を閉塞するように張設されることにより圧電発音体が構成され、さらに、該圧 電発音体の撥水性通気シート固着部が搭載基材の搭載面に当接させつつ付勢手段 により付勢させることにより圧電発音体が該搭載基材に取付られている。 従っ て、前記収納ケースの開口縁と撥水性通気シートとに非通気性弾性部材が介在さ れているため、該非通気性弾性部材の弾性及び前記付勢手段の付勢力により前記 撥水性通気シート固着部において気密性が確保されて、該撥水性通気シート固着 部から水滴または湿気等が取付基材内部に侵入することを防止できる。
【0029】 また、前記収納ケースの開口縁と撥水性通気シートとに挟装された非通気性弾 性部材が、前記付勢手段による付勢力に相対して緩衝部材となるため、該付勢力 による収納ケースの破損を防止できる。
【0030】
【実施例】
本考案の実施例を、図面に基いて詳細に説明する。
【0031】 図1は本考案に係わる圧電発音体の取付構造の実施例を示す断面図である。
【0032】 図1において、収納用開口52を有する収納ケース51と、振動板62の振動 板表面62aに圧電素子61が固着されるとともに振動板周辺部62bが前記収 納ケース51に収納固定された圧電要素60と、前記収納ケース51の開口縁5 5に非通気性弾性部材71を介在して前記収納用開口52を閉塞するように固着 された撥水性通気シート72と、を有する圧電発音体50を、送受話器本体80 の取付基材81における搭載面84に撥水性通気シート固着部73が当接するよ うに付勢手段75により付勢させた状態で取付けることにより、圧電発音体の取 付構造90が構成されている。
【0033】 強誘電体等に圧力または張力等を印加すると分極が発生して端面に静電荷を生 じる圧電効果或いは電界を印加すると機械的応力を生じる電歪効果を有する圧電 素子61は、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)磁器等の強誘電体セラミックスを 材質として薄円板状に形成されている。
【0034】 該圧電素子61の両主面には、例えば銀等の電気伝導性の良好なる金属が膜状 に被着されて電極が形成されている。
【0035】 前記電極が形成された圧電素子61は、真鍮等を材質として該圧電素子61よ りも大形であって薄円板状に形成された振動板62の振動板表面62aに、一方 の電極を介在して固着されることにより圧電要素60が構成されている。
【0036】 前記振動板62は、該圧電素子61の搭載基材となるとともに圧電振動を媒介 するために設けられている。
【0037】 また、図示しないが、前記圧電要素60における圧電素子61に被着された他 方の電極及び前記振動板62には、外部との電気的信号の授受を行うための絶縁 被覆導線が半田固定されるとともに、該圧電要素60のハウジング基体となる収 納ケース51より導出されているものとする。
【0038】 該収納ケース51は、合成樹脂等を材質として、環状または多角状を有する側 壁と、一方が全面開口された収納用開口52と、該収納用開口52に相対した開 口相対壁部59と、を有することにより断面が略凹形状に成形されている。
【0039】 前記開口相対壁部59の略中心部には、放音孔53が開口されており、該放音 孔53を収納ケース51の内側において、メッシュ状に構成された音圧・周波数 調整膜58が被覆され、さらに固定用接着剤57により固着されることにより、 前記圧電要素60の圧電振動に対する音圧・周波数特性を調整するように構成さ れている。
【0040】 前記収納ケース51の内壁面には、該内面全周に亙って取付段部54が形成さ れており、前記圧電要素60が、本例においては圧電素子61を開口相対壁部5 9側に対向させるように、前記収納用開口52を介して収納ケース51に収納さ れるとともに、該取付段部54において該圧電要素60の振動板周辺部62bが 当接され、さらに、例えばシリコーン系のシール用接着剤56により固定されて いる。
【0041】 この際、前記シール用接着剤56により、前記圧電要素60の振動板周辺部6 2bが、前記収納ケース51の取付段部54の全周に亙って塗着され、前記収納 用開口62が第1取付段部14において閉塞されている。
【0042】 また、前記収納ケース51の収納用開口52側における端部面は開口縁55と なっており、該開口縁55には、気体または液体等の透過を阻止する非通気性を 有するとともに、緩衝等の作用を奏する弾性を有する非通気性弾性部材71が、 例えば接着剤等により固着されることにより周設されている。
【0043】 さらに、前記非通気性弾性部材71には、音声等を通過するように通気性を有 するとともに、水滴または湿気等を防滴する撥水性を有する撥水性通気シート7 2が、前記収納用開口52を閉塞するように、例えば接着剤等により固着される ことにより張設されている。
【0044】 次に、上記のようにして構成された圧電発音体50を、前記電話器における送 受話器本体80に取付けた状態を説明する。
【0045】 図2において、該送受話器本体80は、本考案の主要部となる送話口部または 受話口部を示しており、該部は前記圧電発音体50が取付られる取付基材81に なっている。
【0046】 該取付基材81には、送話音または受話音等を通過させるための音通孔82, 82´…が開口されている。
【0047】 また、前記送受話器本体80における取付基材81の本体内部側には、前記収 納ケース51の形状に対応して螺入孔83,83´が切欠形成されている。
【0048】 該螺入孔83及び螺入孔83´に囲まれた取付基材81の内側は、前記圧電発 音体50の収納用開口52側が搭載される搭載面84となっている。
【0049】 この状態において、例えば固定ネジ76,76´等の付勢手段75を適用して 、該取付基材81に設けられた螺入孔83,83´に該固定ネジ76,76´が 螺入され、前記収納ケース51と取付基材81とが付勢固定されることにより、 圧電発音体の取付構造90が構成されている。
【0050】 上記圧電発音体の取付構造90によれば、圧電要素60が収納された収納ケー ス51の収納用開口52側における開口縁55に、非通気性弾性部材71を周設 するとともに、該収納用開口52を閉塞するように非通気性弾性部材71に撥水 性通気シート72が張設されることにより構成された圧電発音体50を、取付基 材81の搭載面84に撥水性通気シート固着部73を当接させつつ付勢手段75 により付勢搭載しているため、前記非通気性弾性部材71の弾性並びに付勢手段 75の付勢力により、前記撥水性通気シート固着部73において気密性が確保さ れて、該撥水性通気シート固着部73から水滴または湿気等が取付基材81の内 部に侵入することを防止できる。
【0051】 このことは、電源部及び電子機能回路部等が内蔵された送受話器本体80の機 能障害を回避することができるとともに、該送受話器本体80からの漏電を防止 し、該送受話器本体の使用者の安全を確保することができる。
【0052】 また、前記圧電発音体の取付構造90においては、収納ケース51の開口縁5 5と、撥水性通気シート72と、の挟間に非通気性弾性部材71が挟装されてい るため、該非通気性弾性部材71による弾性力により、前記付勢手段75の付勢 力を緩衝して、該収納ケース51の破損を防止することができるとともに、該収 納ケース51への圧電要素60のハウジング状態を良好とすることができる。
【0053】 なお、本実施例においては、前記固定ネジ76,76´と取付基材81の螺入 孔83,83´との螺合を付勢手段75としていたが、これに限定されるもので はなく、例えば取付基材81の搭載面84よりフック形状を有する突起を設けて おくものでもよい。
【0054】
【考案の効果】 本考案に係わる圧電発音体の取付構造は、上記のように構成されているため、 以下に記載するような効果を有する。
【0055】 (1)一方に開口を有して圧電要素が収納された収納ケースの開口縁に、非通 気性弾性部材を周設するとともに、該非通気性弾性部材を介して該開口を閉塞す るように撥水性通気シートが張設されることにより構成された圧電発音体を、取 付基材の搭載面に撥水性通気シート固着部を当接させつつ付勢手段により付勢搭 載することにより圧電発音体の取付構造が構成されているため、前記撥水性通気 シート固着部において気密性が確保されて、該撥水性通気シート固着部から水滴 または湿気等が取付基材の内部に侵入することを防止できる。
【0056】 従って、電話器の送受話器本体に内蔵された電源部及び電子機能回路部等の機 能障害が回避されて信頼性を向上することができるとともに、該送受話器本体か らの漏電を防止し、該送受話器本体の使用者の安全を確保することができるとい う優れた効果を有する。
【0057】 (2)前記圧電発音体の取付構造においては、収納ケースの開口縁と、撥水性 通気シートと、の挟間に非通気性弾性部材が挟装されているため、該非通気性弾 性部材による弾性力により、前記付勢手段の付勢力を緩衝して、該収納ケースの 破損を防止することができるとともに、該収納ケース51への圧電要素のハウジ ング状態を良好となして、明確な送受話音を奏することができるという優れた効 果を有する。
【0058】 (3)前記圧電発音体の取付構造においては、送受話器本体内への水滴または 湿気等の侵入を、前記非通気性弾性部材及び付勢手段等により防止しているため 、接着剤等による気密が不要となり、従って該気密に要する労力並びにコストを 低減することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係わる圧電発音体の取付構造の実施
例を示す断面図
【図2】 従来の圧電発音体の取付構造を示す断面図
【符号の説明】
50 圧電発音体 51 収納ケース 52 収納用開口 53 放音孔 54 取付段部 55 開口縁 59 開口相対壁部 60 圧電要素 61 圧電素子 62 振動板 62a 振動板表面 62b 振動板周辺部 71 非通気性弾性部材 72 撥水性通気シート 73 撥水性通気シート固着部 75 付勢手段 76 固定ネジ 80 送受話器本体 81 取付基材 83 螺入孔 84 搭載面 90 圧電発音体の取付構造

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 一方が全面開口されるとともに該開口に
    相対する壁部に放音孔を有する収納ケースと、振動板の
    表面に圧電素子が固着されるとともに該振動板の周辺部
    が前記収納ケースに固定された圧電要素と、前記収納ケ
    ースの開口縁に非通気性弾性部材を介して前記開口を閉
    塞するように固着された撥水性通気シートと、を有する
    圧電発音体を、搭載基材の搭載面に前記撥水性通気シー
    ト固着部が当接するように付勢手段により付勢させた状
    態で取付けたことを特徴とする圧電発音体の取付構造。
JP1991049279U 1991-06-27 1991-06-27 圧電発音体の取付構造 Expired - Lifetime JP2506102Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011250096A (ja) * 2010-05-26 2011-12-08 Sanyo Electric Co Ltd 電気音響変換装置

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