JP2506102Y2 - 圧電発音体の取付構造 - Google Patents

圧電発音体の取付構造

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JP2506102Y2
JP2506102Y2 JP1991049279U JP4927991U JP2506102Y2 JP 2506102 Y2 JP2506102 Y2 JP 2506102Y2 JP 1991049279 U JP1991049279 U JP 1991049279U JP 4927991 U JP4927991 U JP 4927991U JP 2506102 Y2 JP2506102 Y2 JP 2506102Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、電話器において、該
送受話器の送話部または受話部に内蔵されて音声信号と
電圧値との変換を行うように構成された圧電発音体の取
付構造に関し、さらに詳細には、前記電話器の送受話器
を浴室または洗面所等の飛水或いは多湿環境にて使用す
る際に、水滴等の被着が発生しても継続通話を行うこと
が可能なように構成された圧電発音体の取付構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年の高度情報化時代に対応して、電話
回線を介しての各種情報提供或いは通話等が多岐多様に
なっており、これにともない該電話の通話場所も、例え
ば高温多湿環境の浴室または洗面所等においても可能な
ように需要対応が切望されている。
【0003】前記電話に関しては、従来の送受話器と電
話器本体が接続線にて接続されたものに対比して、送受
話部と電話器本体とが分離独立されて無線通信により音
声を送受するように構成された無線電話器等が適用され
ている。
【0004】さらに、前記無線電話器等における送受話
器には、電話器本体との無線通信を行うための電子回路
機能及び電源部等が内蔵される必要があるが、該送受話
器の小型薄型化に呼応して、送話部及び受話部に電磁作
用を利用した電磁スピーカに代わって圧電作用による圧
電要素が適用されている。
【0005】前記圧電要素が適用された従来の圧電発音
体並びに該圧電発音体が送受話器本体に取付けられた構
造を、図2を参照することにより説明する。
【0006】強誘電体等に圧力または張力等を印加する
と分極が発生して端面に静電荷を生じる圧電効果或いは
電界を印加すると機械的応力を生じる電歪効果を有する
圧電素子21は、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)磁器
等の強誘電体セラミックスを材質として薄円板状に形成
されている。
【0007】該圧電素子21の両主面には、例えば銀等
の電気伝導性の良好なる電極が膜状に塗着形成されてい
る。
【0008】前記電極が形成された圧電素子21は、真
鍮あるいはSUS(ステンレス)等を材質として該圧電
素子21よりも大形であって薄円板状に形成された振動
板22の振動板表面22aに、一方の電極を介在して固
着されることにより圧電要素20が構成されている。
【0009】この際、図示しないが、前記圧電要素20
における圧電素子21に被着された他方の電極及び前記
振動板22には、外部との電気的信号の授受を行うため
の絶縁被覆導線が半田固定されるとともに、該圧電要素
20のハウジング基体となる収納ケース11より導出さ
れているものとする。
【0010】該収納ケース11は、合成樹脂等を材質と
して、環状または多角状を有する側壁と、一方が全面開
口された収納用開口12と、該収納用開口12に相対し
た開口相対壁部19と、を有することにより断面が略凹
形状に成形されている。
【0011】前記開口相対壁部19の略中心部には、放
音孔13が開口されており、該放音孔13を収納ケース
11の内側において、メッシュ状に構成された音圧・周
波数調整膜18が被覆され、さらに固定用接着剤17に
より固着されることにより、前記圧電要素20の圧電振
動に対する音圧・周波数特性を調整するように構成され
ている。
【0012】前記収納ケース11の内壁面には、該内面
全周に亙って第1取付段部14が設けられており、前記
圧電要素20が、本例においては圧電素子21を開口相
対壁部19側に対向させるように、前記収納用開口12
を介して収納ケース11に収納されるとともに、該第1
取付段部14において該圧電要素20の振動板周辺部2
2bが当接され、さらに、例えばシリコーン系のシール
用接着剤16により固定されている。
【0013】この際、前記シール用接着剤16により、
前記圧電要素20の振動板周辺部22bが、前記収納ケ
ース11の第1取付段部14の全周に亙って塗着されて
いるため、前記収納用開口12は第1取付段部14にお
いて閉塞されている。
【0014】また、前記収納ケース11の収納用開口1
2端部近傍における内壁面には、該内面全周に亙って第
2取付段部15が形成されている。
【0015】該第2取付段部15には、音声等を通過す
るように通気性を有するとともに、水滴または湿気等を
防滴する撥水性を有する撥水性通気シート42が、前記
収納用開口12を閉塞するように張設されている。
【0016】次に、上記のようにして構成された圧電発
音体10を、前記電話器における送受話器本体30に取
付けた状態を説明する。
【0017】図2において、該送受話器本体30は、本
考案の主要部となる送話口部または受話口部を示してお
り、該部は前記圧電発音体10が取付けられる取付基材
31になっている。
【0018】該取付基材31には、送話音または受話音
等を通過させるための音通孔32,32´…が開口され
ている。
【0019】また、前記送受話器本体30における取付
基材31の本体内部側には、前記収納ケース11の形状
に対応して螺入孔33,33´が切欠形成されている。
【0020】該螺入孔33及び螺入孔33´に囲まれた
取付基材31の内側は、前記圧電発音体10の収納用開
口12側が搭載される搭載面34となっている。
【0021】この状態において、例えば固定ネジ46,
46´等の付勢手段45を適用して、該取付基材31に
設けられた螺入孔33,33´に該固定ネジ46,46
´が螺入され、前記収納ケース11と取付基材31とが
付勢固定されることにより、圧電発音体の取付構造1が
構成されている。
【0022】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の圧電発音体の取付構造によれば、収納ケースに収納
固定された圧電音響変換を行う圧電要素側へ水滴等が侵
入しないように、該収納ケースの収納用開口を閉塞する
ように撥水性通気シートが張設されているが、該収納用
開口端部と送受話器本体における搭載面との当接部は、
付勢手段により付勢されているにすぎず、該送受話器本
体内部に対して前記水滴等からの防御手段として乏し
く、従って該当接部から送受話器本体内に水滴または湿
気等が侵入して機能障害または故障が発生するという問
題点があった。
【0023】また、該送受話器本体内には、電源部及び
電子機能回路部等が内蔵されており、該本体ケース内に
水滴または湿気等が侵入すると、漏電等が発生して送受
話器の使用者が感電する危険があるという問題点があっ
た。
【0024】また、前記当接部から送受話器本体内への
水滴または湿気等の侵入を防止するために、前記圧電発
音体を取付基材に搭載した後、該当接部を接着剤等によ
り気密することも可能であるが、該気密に労力を要する
とともにコストが高騰するという問題点があった。
【0025】さらに、前記当接部から送受話器本体内へ
の水滴または湿気等の侵入を防止するために、前記付勢
手段により該収納ケースを強く付勢すると、前記圧電要
素の収納ケース内へのハウジングに悪影響を来して圧電
振動ひいては送受話音等に障害を発生するとともに、該
付勢力により収納ケースが破損されるという問題点があ
った。
【0026】本考案は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、前記無線電話器等の送受話器を浴室または洗面
所等の飛水或いは多湿環境において使用する際に、例え
水滴等による被着が発生しても継続通話を行うことが可
能なように、該水滴または湿気等の侵入を防止して、使
用者の安全を確保するとともに、送受話源となる圧電発
音体の収納ケースへのハウジング状態を良好とし、さら
に、該収納ケースの付勢手段による破損を防止した圧電
発音体の取付構造を提供するものである。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この考案は、一方が収納用開口として全面開口され
且つ内壁面全周に亙って取付段部が形成されるとともに
該収納用開口に相対する壁部に放音孔を有する収納ケー
スと、振動板の表面に圧電素子が固着されるとともに該
振動板の周辺部が前記収納ケースの取付段部に固定され
た圧電要素と、前記収納ケースの収納用開口近傍に該開
口を閉塞するように固着された撥水性通気シートと、を
有する圧電発音体を、付勢手段にて電話器の送受話器の
取付基材の搭載面に取付けた構造の圧電発音体の取付構
造において、前記圧電発音体を収納ケースの収納用開口
縁に非通気性弾性部材を周設するとともに、該非通気性
弾性部材を介して前記撥水性通気シートが収納ケースの
開口を閉塞するように張設された構造と成し、前記取付
基材の搭載面に圧電発音体の撥水性通気シートが当接す
るように付勢手段により付勢させた状態で取付けたこと
により、上記目的を達成するものである。
【0028】
【作用】本考案においては、圧電要素が収納された収納
ケースの収納用開口縁に、非通気性弾性部材が周設され
るとともに、該非通気性弾性部材に撥水性通気シートが
前記開口を閉塞するように張設されることにより圧電発
音体が構成され、さらに、該圧電発音体の撥水性通気シ
ート固着部が取付基材の搭載面に当接させつつ付勢手段
により付勢させることにより圧電発音体が該取付基材に
取付けられている。 従って、前記収納ケースの収納用
開口縁と撥水性通気シートとの間に非通気性弾性部材が
介在されているため、該非通気性弾性部材の弾性及び前
記付勢手段の付勢力により前記撥水性通気シート固着部
において気密性が確保されて、該撥水性通気シート固着
部から水滴または湿気等が取付基材内部に侵入すること
を防止できる。
【0029】また、前記収納ケースの開口縁と撥水性通
気シートとに挟装された非通気性弾性部材が、前記付勢
手段による付勢力に相対して緩衝部材となるため、該付
勢力による収納ケースの破損を防止できる。
【0030】
【実施例】本考案の実施例を、図面に基いて詳細に説明
する。
【0031】図1は本考案に係わる圧電発音体の取付構
造の実施例を示す断面図である。
【0032】図1において、収納用開口52を有する収
納ケース51と、振動板62の振動板表面62aに圧電
素子61が固着されるとともに振動板周辺部62bが前
記収納ケース51に収納固定された圧電要素60と、前
記収納ケース51の収納用開口縁55に非通気性弾性部
材71を介在して前記収納用開口52を閉塞するように
張設された撥水性通気シート72と、を有する圧電発音
体50を、送受話器本体80の取付基材81における搭
載面84に撥水性通気シート固着部73が当接するよう
に付勢手段75により付勢させた状態で取付けることに
より、圧電発音体の取付構造90が構成されている。
【0033】強誘電体等に圧力または張力等を印加する
と分極が発生して端面に静電荷を生じる圧電効果或いは
電界を印加すると機械的応力を生じる電歪効果を有する
圧電素子61は、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)磁器
等の強誘電体セラミックスを材質として薄円板状に形成
されている。
【0034】該圧電素子61の両主面には、例えば銀等
の電気伝導性の良好なる金属が膜状に被着されて電極が
形成されている。
【0035】前記電極が形成された圧電素子61は、真
鍮等を材質として該圧電素子61よりも大形であって薄
円板状に形成された振動板62の振動板表面62aに、
一方の電極を介在して固着されることにより圧電要素6
0が構成されている。
【0036】前記振動板62は、該圧電素子61の取付
基材となるとともに圧電振動を媒介するために設けられ
ている。
【0037】また、図示しないが、前記圧電要素60に
おける圧電素子61に被着された他方の電極及び前記振
動板62には、外部との電気的信号の授受を行うための
絶縁被覆導線が半田固定されるとともに、該圧電要素6
0のハウジング基体となる収納ケース51より導出され
ているものとする。
【0038】該収納ケース51は、合成樹脂等を材質と
して、環状または多角状を有する側壁と、一方が全面開
口された収納用開口52と、該収納用開口52に相対し
た開口相対壁部59と、を有することにより断面が略凹
形状に成形されている。
【0039】前記開口相対壁部59の略中心部には、放
音孔53が開口されており、該放音孔53を収納ケース
51の内側において、メッシュ状に構成された音圧・周
波数調整膜58が被覆され、さらに固定用接着剤57に
より固着されることにより、前記圧電要素60の圧電振
動に対する音圧・周波数特性を調整するように構成され
ている。
【0040】前記収納ケース51の内壁面には、該内面
全周に亙って取付段部54が形成されており、前記圧電
要素60が、本例においては圧電素子61を開口相対壁
部59側に対向させるように、前記収納用開口52を介
して収納ケース51に収納されるとともに、該取付段部
54において該圧電要素60の振動板周辺部62bが当
接され、さらに、例えばシリコーン系のシール用接着剤
56により固定されている。
【0041】この際、前記シール用接着剤56により、
前記圧電要素60の振動板周辺部62bが、前記収納ケ
ース51の取付段部54の全周に亙って塗着され、前記
収納用開口62が取付段部54において閉塞されてい
る。
【0042】また、前記収納ケース51の収納用開口5
2側における端部面は収納用開口縁55となっており、
該収納用開口縁55には、気体または液体等の透過を阻
止する非通気性を有するとともに、緩衝等の作用を奏す
る弾性を有する非通気性弾性部材71が、例えば接着剤
等により固着されることにより周設されている。
【0043】さらに、前記非通気性弾性部材71には、
音声等を通過するように通気性を有するとともに、水滴
または湿気等を防滴する撥水性を有する撥水性通気シー
ト72が、前記収納用開口52を閉塞するように、例え
ば接着剤等により固着されることにより張設されてい
る。
【0044】次に、上記のようにして構成された圧電発
音体50を、前記電話器における送受話器本体80に取
付けた状態を説明する。
【0045】図2において、該送受話器本体80は、本
考案の主要部となる送話口部または受話口部を示してお
り、該部は前記圧電発音体50が取付けられる取付基材
81になっている。
【0046】該取付基材81には、送話音または受話音
等を通過させるための音通孔82,82´…が開口され
ている。
【0047】また、前記送受話器本体80における取付
基材81の本体内部側には、前記収納ケース51の形状
に対応して螺入孔83,83´が切欠形成されている。
【0048】該螺入孔83及び螺入孔83´に囲まれた
取付基材81の内側は、前記圧電発音体50の収納用開
口52側が搭載される搭載面84となっている。
【0049】この状態において、例えば固定ネジ76,
76´等の付勢手段75を適用して、該取付基材81に
設けられた螺入孔83,83´に該固定ネジ76,76
´が螺入され、前記収納ケース51と取付基材81とが
付勢固定されることにより、圧電発音体の取付構造90
が構成されている。
【0050】上記圧電発音体の取付構造90によれば、
圧電要素60が収納された収納ケース51の収納用開口
52側における収納用開口縁55に、非通気性弾性部材
71を周設するとともに、該収納用開口52を閉塞する
ように非通気性弾性部材71に撥水性通気シート72が
張設されることにより構成された圧電発音体50を、取
付基材81の搭載面84に撥水性通気シート固着部73
を当接させつつ付勢手段75により付勢搭載しているた
め、前記非通気性弾性部材71の弾性並びに付勢手段7
5の付勢力により、前記撥水性通気シート固着部73に
おいて気密性が確保されて、該撥水性通気シート固着部
73から水滴または湿気等が取付基材81の内部に侵入
することを防止できる。
【0051】このことは、電源部及び電子機能回路部等
が内蔵された送受話器本体80の機能障害を回避するこ
とができるとともに、該送受話器本体80からの漏電を
防止し、該送受話器本体の使用者の安全を確保すること
ができる。
【0052】また、前記圧電発音体の取付構造90にお
いては、収納ケース51の収納用開口縁55と、撥水性
通気シート72と、の挟間に非通気性弾性部材71が挟
装されているため、該非通気性弾性部材71による弾性
力により、前記付勢手段75の付勢力を緩衝して、該収
納ケース51の破損を防止することができるとともに、
該収納ケース51への圧電要素60のハウジング状態を
良好とすることができる。
【0053】なお、本実施例においては、前記固定ネジ
76,76´と取付基材81の螺入孔83,83´との
螺合を付勢手段75としていたが、これに限定されるも
のではなく、例えば取付基材81の搭載面84よりフッ
ク形状を有する突起を設けておくものでもよい。
【0054】
【考案の効果】本考案に係わる圧電発音体の取付構造
は、上記のように構成されているため、以下に記載する
ような効果を有する。
【0055】(1)圧電発音体の収納ケースの開口縁に
非通気性弾性部材が周設された上に収納用開口を閉塞す
るように撥水性通気シートが張設された構造なので、こ
の圧電発音体を電話器の送受話器の取付基材の搭載面に
撥水性通気シートを当接させつつ付勢手段により付勢し
つつ取付けることで、前記撥水性通気シートが非通気性
弾性部材を介して固着された固着部において気密性が確
保されて、該撥水性通気シート固着部から水滴または湿
気等が取付基材の内部に侵入することを防止できる。従
って、電話器の送受話器本体に内蔵された電源部及び電
子機能回路部等の機能障害が回避されて信頼性を向上す
ることができるとともに、該送受話器本体からの漏電を
防止し、該送受話器本体の使用者の安全を確保すること
ができる。
【0056】(2)また、圧電発音体は収納ケースの開
口縁と撥水性通気シートとの挟間に非通気性弾性部材が
挟装されている構造のため、該非通気性弾性部材による
弾性力により、前記付勢手段の付勢力を緩衝して、該収
納ケースの破損を防止することができるとともに、該収
納ケースへの圧電要素のハウジング状態を良好となし
て、明確な送受話音を奏することができる。
【0057】(3)また、送受話器本体内への水滴また
は湿気等の侵入を、前記非通気性弾性部材及び付勢手段
等により防止しているため、接着剤等による気密が不要
となり、従って該気密に要する労力並びにコストを低減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係わる圧電発音体の取付構造の実施
例を示す断面図
【図2】 従来の圧電発音体の取付構造を示す断面図
【符号の説明】
50 圧電発音体 51 収納ケース 52 収納用開口 53 放音孔 54 取付段部 55 収納用開口縁 59 開口相対壁部 60 圧電要素 61 圧電素子 62 振動板 62a 振動板表面 62b 振動板周辺部 71 非通気性弾性部材 72 撥水性通気シート 73 撥水性通気シート固着部 75 付勢手段 76 固定ネジ 80 送受話器本体 81 取付基材 83 螺入孔 84 搭載面 90 圧電発音体の取付構造

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方が収納用開口として全面開口され且
    つ内壁面全周に亙って取付段部が形成されるとともに該
    収納用開口に相対する壁部に放音孔を有する収納ケース
    と、振動板の表面に圧電素子が固着されるとともに該振
    動板の周辺部が前記収納ケースの取付段部に固定された
    圧電要素と、前記収納ケースの収納用開口近傍に該開口
    を閉塞するように固着された撥水性通気シートと、を有
    する圧電発音体を、付勢手段にて電話器の送受話器の取
    付基材の搭載面に取付けた構造の圧電発音体の取付構造
    において、 前記圧電発音体を収納ケースの収納用開口縁に非通気性
    弾性部材を周設するとともに、該非通気性弾性部材を介
    して前記撥水性通気シートが収納ケースの開口を閉塞す
    るように張設された構造と成し、前記取付基材の搭載面
    に圧電発音体の撥水性通気シートが当接するように付勢
    手段により付勢させた状態で取付けたことを特徴とする
    圧電発音体の取付構造。
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