JPS58200697A - 圧電形電気音響変換器 - Google Patents

圧電形電気音響変換器

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JPS58200697A
JPS58200697A JP8383282A JP8383282A JPS58200697A JP S58200697 A JPS58200697 A JP S58200697A JP 8383282 A JP8383282 A JP 8383282A JP 8383282 A JP8383282 A JP 8383282A JP S58200697 A JPS58200697 A JP S58200697A
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JP
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piezoelectric
bimorph
electroacoustic transducer
diaphragm
vibrator
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JP8383282A
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Tatsuo Nitta
達夫 新田
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Citizen Watch Co Ltd
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Citizen Holdings Co Ltd
Citizen Watch Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R17/00Piezoelectric transducers; Electrostrictive transducers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、2枚の圧電セラミックスから形成されるバイ
モルフ振動子を用いた圧電形電気音響変換器に関するも
のである。
第1図(A)、第1図(B)は従来の圧電型電気音響変
換器の平面図および側面図、第2図は、第1図の動作原
理を示す圧電型電気音響変換器の作動図である。
2はチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)系磁器等からなる
圧電セラミックス、6はチタン、ステンレスあるいは黄
銅等からなる薄い金属板であって、金属板6に圧電セラ
ミックス2を同心円上に貼り一ノけることにより、非対
称円形バイモルフとし、圧電形電気音響変換器1が構成
されている。
一般に薄い円板状の圧電セラミックスに交流型J1を印
加すると、最低時の共振現象は径方向振動で起こり、こ
の時円板状の圧電セラミックスの直径はわずかに伸びた
り、縮んだりする。しかしなから、圧電セラミックス2
の伸び縮みは第1図の様に金属板3に接着されているた
め、歪曲振動になイ)。すなわち、金属板3の周辺が固
定されている場合、第2図(A)の様に端子4.5に正
電圧が印加されると、圧電セラミックス2が伸び、圧電
セラミックス2側に円錐状に歪曲し、端子4.5に負電
圧が印加されると、第2図(B)の様に0−電セラミノ
クス2は縮み、圧電セラミックス2側が捕鉢状に歪曲す
る。従って、端子4の極性をin E−1交互に、連続
的に変えると、つまり交流信号を口J聴絢波数範囲内で
印加すると、金属板6の歪面振動か起り、可聴音を発生
できる様になっている。
この様に、従来の圧電形電気音響変換器1は、圧電セラ
ミックス2の直径方向の単純な伸び縮みを振動板である
金楓板乙の歪曲振動に変換することによって可聴音を発
生させていたため、圧電セラミックス2の振動を直接金
属板乙の振動に変換することができず、エネルギー変換
効率の悪(・電気音響変換器となっていた。又、振動板
として金属板6を使用していたために、圧電形電気音響
変換器1の再生筒波数帯域を決定する最低共振周波数f
。が高(なってしまい、低音を再生することができない
という欠点を有していた。
上記の従来の圧電形電気音響変換器1の欠点の一つであ
るエネルギー変換効率の悪さは、圧電セラミックス2自
体か径方向振動するのでなく直接歪曲振動する。ことが
できれ、は良くなることが期待j′。
できるが、この考えを実現する一手段に、圧電セラミッ
クス2のかわりにバイモルフ振動子を採用する方法か考
えらねる。
第3図は、バイモルフ振動子の構成図であって、・第3
図(A)は直列型バイモルフ、第3図(13)は並列型
バイモルフを表わしている。
バイモルフ振動子とは、簡単に説明すると、例えば長さ
方向に伸び縮みする圧電セラミックスを2枚貼り合わせ
、一方が伸ひる時に他方が縮み、全体とし−(屈曲振動
を起こすもの(屈曲型バイモルフ)で、圧電セラミック
スの形状が第1図の様な円板状であると、バイモルフ振
動子単体で第2図の様な歪曲振動を行なわせることがで
きるものである。
第3図(A)の直列型バイモルフ10は電極をつけて貼
り合わせた2枚の圧電セラミックス板12a、12bの
分極方向を逆にして(並列に分極する;矢印16a、1
6bは分極方向を示す)、外側の電極を電気信号入力端
子としたもの、第3図(13)の並列型バイモルフ11
は2枚の圧電セラミックス13a、13bの分極方向を
揃え(直列に分極する;矢印17a、17bは分極方向
を示す)、外側電極を短絡して、この外側電極と中央電
極とを■1;気信号入力端子としたものである。
この様に、バイモルフ振動子はその電気信号入力端子の
取り出し方により直列型と並列型に分けられるか、いず
れの場合も電気信号入力端子14.15に交流48号を
加えることにより、屈曲振動(あるいは歪曲振動)を行
なわせることができる様になって(・る。
第4図(A)、第4図(B)は圧電セラミックスの振動
エネルギーを有効に利用す゛る目的で構成された電気音
響変換器の平面図および断面図であって、第1図のfi
E ’市セラミンクス2のかわりに、第3図に示したバ
イモルフ振動子の円板状のものを金属板に接木して構成
した電気音響変換器を示して(・る。
22は2枚の圧電セラミックス22a、22bを貼り合
わせてバイモルフ構造を形成したバイモルフ振動子であ
って、本実施例では直列型バイモルフとなって(・る。
26は第1図と同様な薄い金属板であって、金属板26
にバイモルフ振動子22を同心円1−に貼りつけること
により電気音響変換器21が構成されている。以−トの
様に構成さ才また電気音響変換器21は、バイモルフ振
動子22に交流信号を印加することによりバイモルフ振
動子22を歪曲振動させ、バイモルフ撮動子22の接着
された金属板26をバイモルフ振動子22により直接歪
曲振動させて可聴音を発生させようとし、たものである
第5図は、第4図の部分断面図で、第4図の電気音響変
換器21の動作を解析したものである。
24.25は電気信号入力端子であって、バイモルフ振
動子22は、電気信号入力端子24と25の極性がそれ
ぞれ(ト)と(ハ)の時は圧電セラミックス22a側が
伸び、圧電セラミックス22b側が縮むように形成され
ているものとする(もちろん、伸び組みの方向は反対で
も良い)。この条件で電気信号入力端子24と25の極
性がそれぞれ())と0になった時(第5図(A))の
電気音響変換器21の動作について第5図を使って解析
してみる。
この状態でバイモルフ振動子22が単体で動作したとす
ると、圧電セラミックス22a側が伸び、圧電セラミッ
クス22b側が縮むから、第5図(I3)の様に圧電セ
ラミックス22a側に円錐状歪曲する。同様に、金属板
26と該金属板26上に貼りつけらねた圧電セラミック
ス22bが動作したとすると、圧電セラミックス22b
は縮むから、第5図(C)の様に圧電セラミックス22
b側が抽鉢状に歪曲する。従って、電気音響変換器21
の動作は第5図(B)と第5図(C)の様に相反する方
向へ歪曲しようとするため、全体としての歪曲は小さく
なり、第5図(D)の様になることかわかる。
この様に、バイモルフ振動子21の単体での歪曲振動を
直接有効に利用する目的で構成された電気音響変換器2
1はその目的に反し、効率の悪いものとなっていたこと
がわかる。
本発明は、2枚の比重セラミックスから形成さ乞 れるバイモルフ振動子を用いて、従来の圧電形電気音響
変換器1の欠点を除去しようとするもので、以下図面に
基づ℃・て説明する。
第6図(A)、第6図(B)は本発明の一実施例を示す
圧電形電気音響変換器の平面図および断面図であり、第
6図(C)は第6図(B)の部分拡大断面図である。
62は2枚の圧電セラミックス32a、32bを貼り合
わせてバイモルフ構造を形成したバイモルフ振動子であ
って、621,622は圧電セラミックス32aにつけ
た電極、626.624は圧電セラミックス32bにつ
けた電極を示す。本実施例ではバイモルフ振動子62は
電極321と電極624を電気信号入力端子とした直列
型バイモルフとなっている。33は芳香族ポリエステル
糸ボリアリレート、ポリサルホン、ポリカーボネート、
ポリエチレンテレフタレート、ポリエーテルサルホン、
ポリプロピレン等の高分子材料フィルムからなる振動板
であるが、上記の高分子材料フィルムの中・で芳香族ポ
リエステル系ボリアリレー トは、ヤング率の温度係数
が安定しており、気温等の温度変化に対していつも安定
した良好な特性を得ることができるため、振動板材料と
しては、芳香族ポリニスデル系ボリアリレートが選択さ
れるのが望ましい。
64は、前記振動板66の片側の面のほぼ全面に設けた
電極であって、該電極64は膜技術により形成されてい
る。そして、前記電極64上には、振動板66がバイモ
ルフ振動子62の一方の電極部324の全面を覆うよう
にバイモルフ振動子62が接着され、バイモルフ振動子
32の電極321と振動板66の電極34を電気信号入
力端子とした圧電形電気音響変換器61が構成されてい
る。
ここで、電極64の形成に使用した膜技術について説明
しておく。本発明で言う膜技術とは、蒸着ある(・は化
学メッキによって膜を形成後、前記膜をエツチングによ
り所望の形状の膜に形成する技術、あるいはマスク蒸着
、マスクメッキにより1す「望の形状の膜を形成する技
術をさしている。従って、本発明に用いた高分子材料フ
ィルムの様なフィルム材の表面にも、自在に、所望の厚
みや形状の電極の膜を形成することができるのである。
さて、それでは、第6図に戻って説明を続けることにす
る。
本発明の圧電形電気音響変換器31は、高分子材料フィ
ルムからなる振動板63を使用しているため、第4図の
様な金属板の振動板26と比較してヤング率が非常に小
さく、振動板33は、バイモルフ振動子62の歪曲振動
に応じた伸縮が容易となり、バイモルフ垂動子62の歪
曲がそのまま振動板66の歪曲に変換される様になって
いるのである。従って、バイモルフ振動子32′を歪曲
振動させれば、すなわち、電気信号入力端子である電極
321と電極34に交流信号を印加すれば、バイモルフ
振動子62が接着されている振動板66もそのまま歪曲
振動し、可聴音を発生できる様になっている。
以!二の様に、本発明の圧電形電気音響変換器61は、
バイモルフ振動子62の歪曲をそのまま振動板66の歪
曲に変換しやすい構造となっており、圧電セラミックス
の振動エネルギーを有効に利用できるエネルギー変換効
率の良(・圧電形電気音響変換器61を提供することが
できる。又、後述する様に、振動板66としてヤング率
の小さい高分子材料フィルムを使用しているから、第1
図に示した圧電形電気音響変換器1と比較して、圧電形
電気音響変換器61としての再生層波数帯域を決定する
最低共振周波数f。(以後f。と省略して記載すること
にする)を低(することができ、同じ口径の動電形スピ
ーカと比較しても、同程度のf。を得ることができる。
さらに、動電形スピーカの様な磁気回路が不用であるた
め、製造コストが安くなるばかりか、同口径の動電形ス
ピーカと比較して非常に薄くすることができる。さらに
、動電形スピーカが電流駆動であるのに対し、本発明の
圧電形電気音響変換器61は電圧駆動となり、エネルギ
ーの供給晴も非常に少なくてすむと〜・う特徴をもって
いる。
以下に、他の具体的な実施例を上げて説明を加えること
にする。     ″′□ 第7図は、振動板の電極形状の一実施例を示す振動板の
平面図である。65.36は振動板63の電極であり、
バイモルフ振動子62は想像線(二点鎖線)で描かれて
いる。
第6図に示した振@&66の電極64は振動板66のハ
側のほぼ全面に形成されているのに対し、第7図の実施
例の電4f35.66は、バイモルフ振#f 62と振
動板66の接着部となる振動板66の内周部35a、6
6aと、振動板66の外1、’、i部35b、36bと
、前記内周部65aと外周部55bあるいは内周部36
aと外周部36bを接続するための接続部35C156
Cから構成されており、内周部35aと外周部65bあ
るいは内周部36aと外周部36bの間には、66a。
33b、33Cの様な電極のな(・面が設けられている
一般に、模技術によって形成された電極35.66の厚
さは数ミクロンから数十ミクロンのオーダ であるが、
振動板66のほぼ全面に電極(例えば34)が形成され
ると機動板66の見かけのヤング率が増して/、oを持
ち上げ、低い音を再生しに(くする原因となる。従って
、第7図(A)、(IJ)の様に電極のない面を設けれ
ば、見かけのヤング率をほとんど変えずに、高分子材料
フィルムの長l−9rを生かし5たまま電気信号入力端
子を取り出すことが可能となる。
第8図は、第6図の圧電形電気音響変換器31を時計の
ケースに組み込んだ場合の一実施例を示す時計の断面図
である。
66′は時61ケース40の中に納まる様に第6図の振
動板66を熱成形した高分子材料フィルムからなる振動
板で、バイモルフ振動子32と共に圧電形電気音響変換
器41を構成している。60は時d1のモジュール(本
発明には1要な意味を持たないので想像線で示しである
)、68.39はバネで、バネ68は図示されていない
バイモルフ振動子62の電極とモジー−ル60間の電気
的接続を行な(・、バネ69は図示されていない振動板
66′の電極とモジュール60間の電気的接続を行なう
。すなわち、バネ68.69を弁して時計のモジュール
60に1つ出力される電気信号は圧電形■1.気音η゛
ニジ変俣器41に伝達され、可聴音を発生−′4る様に
1.rっで(・る。
42は胴、46は裏ブタで、ガラス46と共に時計ケー
ス40を構成している。44はモジュール支持枠、45
はパツキンで、前記振動4fl133’は、モジュール
支持枠44と農ブタ460間に設けたパツキン45を圧
縮することにより固定され、防水構造も同時に形成され
る。45aは裏ブタ46に設けた放音孔であって、圧電
形電気音饗変換器410発生する可聴音は放音孔43a
から放音さJ+る様になっている。
以I−の様に、本発明の圧電形電気音響変換器41は、
従来のバー電形電気音書変換器と同じ様に防水構造を形
成しながら時計ケース40に組み込むことかできる。そ
こで、本発明の圧電形電気音饗変換Z;; 41と従来
の圧電形電気音響変換器を同じ時ご1ケースの中に組み
込み、その特性の違いを調べた。
第9図と第10図は、共に第8図の時計ケース40に組
み込んだ状態で測定した圧電形電気音響変換器の出力音
圧周波数特性図で、第9図は第11/1に小した様な従
来の圧電形電気音響変換器の出力音圧胤波数乍)性(ン
1、第1θ図は本発明の圧電形電気音響変換器、すなわ
ち、第8図の圧電形電気音響変換器41の出力音圧周波
数特性図である。
第9図と第10図を比較すると、本発明の圧電形電気音
響変換器の方がf。が低く、しかも第9図にみら才する
47.48の様な鋭い音圧のピークが出ていないのかわ
かる。すなわち、本発明の圧電形電気音響変換器の方が
、茜分子材料フィルムからなる振動板を使用して〜・る
ため、ヤング率が金属板に比べて小さく、しかも振動板
としてのQ値か小さくなり、foの低い、しかも出力音
圧周波数特性の平担なl1t−、Th−形電気音響変換
器を構成できることが実証された。
第1]図(A)、第11図(8)は本発明の圧電形電気
音#変換器の他の実施例を示す平面図と断面図である。
52は2枚の圧電セラミシくス52a、52bを貼り合
わせてバイモルフ構造を形成したバイモルフ振動子、!
:154B!査族ポリニスデル系ボリアリレー 1・等
の篩分−を材料フィルムからなる振動板で、該振動板5
6には熱成形等によりコルゲーション56d、53bが
設けられ、振動板53の十に回ノL・円状にバイモルフ
振動子52を貼りつけることにより圧電形電気音響変換
器51が構成されている。なお、本実施例では電極は図
示されていないが、第6図と同様の構成となっている。
第11図は第10図の出力音圧周波数特性をさらに改善
しようとするもので、コルゲーション53a、53bを
設けることにより振動板の外塙」部(いわゆるエツジ)
をやわらかくし、振動板56全体が矢印A −A’力方
向前後運動をしやすくし−(ある。従って、振動板56
はピストン運動に近(・形で振動できるため、出力音圧
周波数特性は第10図に比べてより平担にすることがで
きるので)、る。
第12図は、第11図の圧電形電気音響変換器51な時
計の裏蓋、、に固着した時の時計の裏蓋の断面し1であ
って、時d1の裏蓋との一体化を図った場合の一実施例
を示す。
54は時計の裏蓋で、該裏ブタ54に設けた固着面54
aに振動板53の最外周部53Cを接着剤等により固着
することにより、圧電形電気音響変換器51は裏ブタ5
4に固着され、図示されていない時言1ケースの胴に裏
ブタ54をはめ込むと発音体が時計ケース内に簡単に装
着できる様になって(・る。
第13図(A)、第13図(B)は第11図の圧電形電
気音響変換器51を使って構成した圧電形スピーカの断
面図と平面図である。
55は黄銅等の金属、あるいは合成樹脂等から構成され
たフレームで、本実施例においてはフレーム55は金属
材料から構成されて(・る。フレーム55に設けた固着
面55aには、振動板56の最外周部53Cが接着剤に
より固着されるが、その固着面55aを利用して図示さ
れていな〜・振動板56の電極面とフレーム55が電気
的に接続さ才1、フレーム55が電気信号入力端子の一
つになる様に圧電形電気音響変換器51はフレーム55
に固着される。56はフレーム55にと電気的に絶縁さ
第1、フレーム55七に固着された端子板であって、バ
イモルフ振動子52を構成する圧電セラミックス52a
の図示されていない電極と端子板56の電極56aとは
リード線等を使って電気的に接続され、端子板56はも
う一つの電気信号入力端子となる。この様にフレーム5
5上に2つの電気信号入力端子が形成され、圧電形スピ
ーカ50が形成されている。
第14図(A)、第14図(B)は圧電形スピーカの他
の実施例を示す圧電形スピーカの断面図とイ面図である
62は2枚の圧電セラミックス62a、62bを貼り合
わせてバイモルフ構造を形成したバイモルフ振動子、6
6は第11図と同様な高分子材料フィルムからなる振動
板で、該振動板66の図示さ才1ていない電極上に振動
板66と同心円状にバイモルフ振動子62を貼りつける
ことにより圧電形電気音響変換器61が構成されている
。65はフレームで、本実施例においては金属材料から
構成されており、フレーム65に設けた固着面65aに
は、振動板66の最外周部65Cが接着剤等により固着
さ才するが、その固着面65aを利用して図示されて(
・な(・振動板66の電極面とフレーム65が電気的に
接続され、フレーム65が電気信号入力端子の一つとな
る様に圧電形電気音響変換器61はフレーム65に固着
される。66はフレーム65−ヒに固着された端子板で
あって、バイモルフ振動子62を構成する圧電セラミツ
クス62aの図示されていない電極と端子板66の電極
66aをリード線等を使って電気的に接続され、端子板
66はもう一つの電気信号入力端子となる。67はフレ
ーム65上に一端67aが固定された伸縮自在の部材、
例えばゴム、スポンジ、スプリング、発泡スチロール等
からなるダンパー相であって、伸縮自在の部材67の他
端67bはバイモルフ振動子62の中央部分62Cと結
合し、バイモルフ振動子62の接着された振動板66を
弾力的に支持する。こうし1.て形成されたものが第:
″、・ 14図の圧′成形スピーカ6′0であって、第13図と
同様に′電気信号入力端子はフレーム65上に形成さ才
lろ。
本実施例においては伸縮自在の部材67で〕;イモルフ
振動子62の中央部分62Cを保持するため、衝撃によ
ってバイモルフ振動子62がフレーム65とぶつかり、
バイモルフ振動子が割れることを防ぐはかりか、伸縮自
在の部材67がダン・く−材として作用するため、圧電
形電気音響変換器61の見かけのQ値を小さくでき、耐
衝撃性のすぐ才(た、しかも出力音圧周波数特性の平担
な圧電形スピーカを提供することができる。
なお、第13図、第14図の実施例ではフレーム55お
よび65の材料として登城材料を使用して(・たか、も
ちろん合成樹脂等を用いて、端子板56および66に2
つの電気信号入力端子を設けても良(・し、金属材料を
インサートモールドした合成樹脂のフレームを用いて電
気信号入力端子を前記フレームの金属材料から取り出し
ても良(・。
第15図、第16図は、圧電形スピーカを裏ブタに組み
込んだ蒔の組み込み断面図であって、第15図は第13
図の圧電形スピーカ50、第16  、図は第14図の
圧電形スピーカ60をそれぞれ組み込んだ時の一実施例
を示す。
第15図の圧電形スピーカ50と第16図の圧電形スピ
ーカ60の固定方法はほぼ同じであって。
圧電形スピーカ50.60は、裏ブタ59.64を(Z
i示されていない時計ケースの胴に固定すると(本実施
例では裏フリ59.64に設けたネジ部59a、64a
を使って固定される)、裏ブタ59.64とフレーム5
5.65との間に設けたパツキン70.71を圧縮して
固定される。そしてパツキン70.71を圧縮すること
により防水構造が形成さ才+る昧になっている。58.
68&ま一端を時計の裏ブタ59.64上に固定した伸
縮自在の部材であって、圧電形電気音響変換器51.6
1を弾力的に支持するもので、第14図の実施例ニ示し
た様なゴム、スポンジ等から構成されている。57は第
14図の伸縮自在の部材67と同様な一端をフレーム5
5−Fに固定した伸縮自在の部材で、58.67.68
と共に圧電形電気音響変換器51.61のノ;イモルフ
振動子52.62か衝撃によって裏ブタ59,64やフ
レーム55、A5とぶつかり、バイモルフ振動子52.
62がが割れるのを防1)・する役目をはたしている。
第17図は、本発明の圧電形スピーカの他の実施例を示
す時開の断面図であって、大型の時刻表示部材を有しな
がらコンパクトな圧電形スピーカ付電子時計を実現した
ものである。
82は2枚の圧電セラミックスを貼り合わせてバイモル
フ構造を形成したバイモルフ振動子、86は高分子材料
フィルムからなる振動板であって、前記バイモルフ振動
子82の一方の1M、極面の全…1を前記振動板86が
覆うようにバイモルフ振動子82と振動板は接着され、
圧電形電気音響変換器81が形成されている。85は、
金属ある〜・は合成樹脂等から構成されたフレームで、
フレーム85には振動板86が接着等により固着され、
圧電形スピーカ80が構成されるが、本実施例の圧電形
スピーカ80のフレーム85は合成樹脂から構IJkさ
れており、振動板86は超音波溶着等によ、ってフレー
ム85と一体となっている。そしてフレーム85にイン
サートモールドされた図示さねて(・ない全属の電極部
はリード線89a、89bを使−)てバー型彫電気音響
変換器81の電極面と電気的に接続され、フレーム85
上に電気入力端子が形成される様になっている。86は
振動板86とフレーム85の間に設けられた空気室、8
8は圧電形電気音響変換器81の音を放音するための筒
状の放音口であって、圧電形電気音饗変換ビニ(81に
対して偏心させて設けてあり、空気室86と放音口88
を使って共鳴器を構成し、高周波成分の音を取り除く役
目をはたしている。例えは、音声合成I Cを用いた時
計においては4KHz以11の音の成分を取り除く様に
共鳴器が設計されている。84は放音口88を形成する
フレーム85の筒部85aに組み込んだパツキンリング
であって、圧′dL形スピーカ8oを時計ケース9oの
胴91に組み込むと、胴91と筒部85aによりパツキ
ンリング84は径方向に圧縮され、胴91と筒部85a
間から侵入する水分などを遮断する。
96は0す/グ、97はL字形パツキンであって、時言
1ケー ス90を構成する胴91、裏ブタ92、および
ガラス96のそれぞれの間で圧縮され、水分などの侵入
を遮断する役目をはたしている。以ヒの様に、パツキン
リング84.0リング96、およびL字形パツキン97
により、時計外部から時d1り一−ス9o内に侵入しよ
うとする水分等は遮断され、時計ケース9oの防水構造
が形成さJ+ている。
94は多数の放音口94aを有するスピーカカバー、9
5は通気性の有るシートであって、圧電形スピーカ80
の放音孔91aの全面゛を覆5様に、胴91に固着され
ている。前記スピーカカバ〜94とシート95には、テ
フロン、シリコン等の撥水性を有する処理材が塗布、あ
るいは焼付は等の手段によって取り付けられ、撥水処理
が施されており、水滴がスピーカカバーについた時でも
界面張力によって時計ケース9o内に侵入するものを防
ぎ、圧′電形スピーカ8oへの水滴等の侵入も冗全に阻
止され、日常生活に支障のな(・圧電形スビ カフ0+
j防時刻剖が構成されて(・る。
71は回路基板であって、回路基板71にはIC73、
水晶振動子74等の電子部品が実装さ才1て(・る。7
2は時刻表示部材、例えば液晶セルで、前記回路基板7
1と電気的に導通な取るように固定され、時刻を表示す
る。75は電池、例えば銀市池であって、回路基板に実
装されたI C76、水晶振動子74等の電子部品、時
刻表示部材72、および回路基板71と電気的に接続さ
れた圧電形スピーカ80を駆動する様に回路基板71と
電気的に接続され、圧電形スピーカ80付電子時d1が
形成されて(・る。
87は第15図、第16図の実施例で示した様な伸縮自
在の部材であって、裏ブタ92−Fにその一端か固定さ
れてオ、;す、圧電形血気音響変換器81を弾力的に支
持し、衝撃等によるバイモルフ振動子82の割れを防止
すると同時に、圧電形電気音響変換器81の見かけのQ
値を小さくし、出力音圧周波数特性を平担にする効果を
もたせたものである。
用′小形電気音響変換器81は、振動板83の面釉が小
さくなイ)と出力音圧は減少し、f、が上昇するため、
ある一定以上の面積が必要となる。しかしながら、振動
板86の面積を大きくして、時刻表示部材72と並列に
配置すると時刻が大きくなり、携帯性が悪くなる。そこ
で本実施例の様に、時刻表小部材72と圧電形スピーカ
を少なくとも一部が重なる様に配置すると、大ノ41ノ
の時刻表示部4Aを有しながらコンパクトにまとめた圧
電形スピーカ80付亜子時計を提供することができる。
以にの様に、本発明によれば、圧電セラミックスの振動
エネルギーを有効に利用したエネルギー変換効率の良(
・、しかもf。が低く、出力音圧周波数特性の平担な圧
電形電気音響変換器を構成すイ〕ことができる。又、同
じ口径の振動板を有するbL来の動電形スピーカと同程
度の出力音圧周波数特性な有しながら、従来の動電形ス
ピーカと比較して非常に薄く構成できるはかりが、エネ
ルギー消費敏も非常に少な(、製造コストも安い圧電形
血気音響変換器を構成することができる。さらに、従来
の圧電形電気音響変換器と外見上は同じに構1シνでき
るため、従来使用して〜・た圧軍形電気音書変換器のか
わりに本発明の圧電形電気音響変換器を簡単に組み換え
ることができ、従来の圧電形電気音響変換器を使用して
いるものなら何んでも、その性能を一ヒげることかでき
るという特徴をもって(・る。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)、第1図(B)は従来の圧電形電気音響変
換器の平面図および側面図、第2図(A)、(13)は
第1図の動作原理を示す圧電形電気音響変換器の作動図
、第3図(A)、(B)はバイモルフ振動子の構成図、
第4図(A)1、(8)はバイモルフ振動子を金属板に
接着して構成した電気音響変換器の平面図および側面図
、第5図(A)〜(1))は、第4図の動作を示す第4
図の部分断内j図、第6図(A)(H)(C)は本発明
の一実施例を示す圧電形電気音響変換器の平面図および
断面図、第7図(A)、(B)は振動板の電極形状の一
実施例を示117振動板の平面図、第8図は本発明の1
[−′電形電気音書変換器を時計のケースに組み込んだ
場合の一実施例を示す時計の断面1y、1、第9図は第
8図の時計ケースに組み込んだ状態で測定したヤY来の
圧電形電気音響変換器の出力音圧周波数特性図、第10
図は第8図の時計ケー スに組み込んだ状態で測定した
本発明の圧電形電気音響変換器の出力音圧周波数特性図
、第11図(A)、(B)は本発明の他の実施例を小才
圧電形電気音響変換器の平面図と断面図、第12図は第
11図の圧電形電気音響変換器を時計の裏鈴に固着した
時の時計の裏蓋の断面図、第13図(A)、(B)は第
11図の圧電形電気音響変換器を使って構成した圧電形
スピーカの断面図と平面図、第14図(A)、(B)は
圧電形スし−カの他の実施例を示す圧電形スピーカの断
面図と平面図、第15図は第13図の圧電形スピーカを
裏ブタに組み込んだ時の組み込み断面図、第16図は第
14図の圧電形スピーカを裏ブタに組み込んだ時の組み
込み断面しj、第17図は、本発明の圧電形スピーカの
他の実施例を71<す時計の断1r+1図である。 ′
ゝ 32a、32b、52a、521)、62a、62b・
・・・・・圧電セラミックス、62.52.62.82
・・・・・・バイモルフ&動子、66.66′、53.
66.86・・・・・・高分子材料フィルムからなる振
動板、 61.41.51.61.81・・・・・・圧電形電気
音響変換器。 第1図 第3図 (A) 第5図 第6図 (A) 園5E数 (Hz) 第11図 (A) 第12図 第1:3図 (A) (B) 明  56 第14 M (A) (B) 第15図 第16図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 2枚の圧電セラミックスを貼り合わせてバイモルフ構造
    を形成したバイモルフ振動子と、高分子材料フィルムか
    らなる振動板から構成される圧電形電気音響変換器にお
    いて、前記バイモルフ振動子の一方の電極面の全面を前
    記振動板が覆うように前記バイモルフ振動子と前記振動
    板とを接着したことを特徴とする圧電型電気音響変換器
JP8383282A 1982-05-18 1982-05-18 圧電形電気音響変換器 Pending JPS58200697A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH054699U (ja) * 1991-06-27 1993-01-22 太陽誘電株式会社 圧電発音体の取付構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH054699U (ja) * 1991-06-27 1993-01-22 太陽誘電株式会社 圧電発音体の取付構造

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