JPH0546472Y2 - - Google Patents

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JPH0546472Y2
JPH0546472Y2 JP9909988U JP9909988U JPH0546472Y2 JP H0546472 Y2 JPH0546472 Y2 JP H0546472Y2 JP 9909988 U JP9909988 U JP 9909988U JP 9909988 U JP9909988 U JP 9909988U JP H0546472 Y2 JPH0546472 Y2 JP H0546472Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、パチンコ機の入賞装置に関し、特
に、開口部を有する本体ベースに、前面が開放す
る箱枠状の後枠を止着して大入賞口を形成し、こ
の大入賞口内に前下がりの誘導板を設け、該誘導
板の前縁に特定入賞口と一般入賞口とを臨ませた
入賞装置において、上記特定入賞口と一般入賞口
の入賞確率を変化させることができるパチンコ機
における入賞確率可変装置に関するものである。
〈従来の技術〉 周知のように、パチンコ機には各種の入賞装置
が設けてあり、開口部を有する本体ベースに、前
面が開放する箱枠状の後枠を止着して大入賞口を
形成し、この大入賞口内に前下がりの誘導板を設
け、該誘導板の前縁に特定入賞口と一般入賞口と
を臨ませた入賞装置においては、大入賞口内に入
賞振分装置を収設して、大入賞口へ飛入した球を
特定入賞口と一般入賞口とに振分けている。そし
て、従来の入賞振分装置は、基本的にはソレノイ
ドやモータを駆動源とする駆動機構により作動す
る可動部材を大入賞口内に設け、この可動部材を
上下、左右、前後に移動させ、あるいは回転させ
ることにより、大入賞口に飛入した球を特定入賞
口と一般入賞口とに振分ける構成である。
〈考案が解決しようとする問題点〉 従つて、従来のパチンコ機の振分装置は何れも
似たような構成であつて、球の動的変化が乏しく
また球の経路変化の予測が容易である。しかも、
従来の入賞振分装置は、誘導板上において又は誘
導板に落下する際に球の振分を行なつているの
で、誘導板の前縁から落下するときには特定入賞
口へ入球するか、または一般入賞口へ入球するか
決定されている。従つて、パチンコ遊技が単調に
なるし、特定入賞口への入賞の期待感が乏しい。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は上記に鑑み提案されたもので、開口部
を有する本体ベースに、前面が開放する箱枠状の
後枠を止着して大入賞口を形成し、この大入賞口
に前下がりの誘導板を設け、該誘導板の前縁に特
定入賞口と一般入賞口とを臨ませた入賞装置にお
いて、上記誘導板の前縁と特定入賞口及び一般入
賞口との間に入賞振分領域を形成し、該入賞振分
領域に駆動源の駆動により回動する可動部材を設
けると共に、上記誘導板から入賞振分領域へ流入
した球を当該入賞振分領域内に一時停止させる停
止手段を設け、上記回動部材の回動角度が所定角
度範囲のときに球を特定入賞口へ誘導可能として
特定入賞口の入賞確率を可変するようにしたもの
である。
〈作用〉 大入賞口に設けた誘導板の前縁と特定入賞口及
び一般入賞口との間に形成した入賞振分領域に、
回動可能に設けた可動部材の回動角度の変化によ
り、特定入賞口と一般入賞口の入賞確率が可変
し、可動部材の回動角度が所定範囲のときに入賞
振分領域に流入する球を特定入賞口へ誘導するこ
とができる。
〈実施例〉 以下、本発明を図面の実施例について説明する
と、第1図は本発明に係る入賞確率可変装置を有
する変動入賞装置1を配設した遊技盤2の正面図
で、ガイドレール3に囲まれる遊技部4のほぼ中
央に変動入賞装置1が位置し、この変動入賞装置
1の下方に始動口5が配設してある。
上記変動入賞装置1は、概略、遊技盤2に取付
けるための本体ベース6と、大入賞口7を構成す
る箱枠状の後枠8と、本体ベース6の前面側に止
着する前枠部材9とからなる。
本体ベース6には大入賞口7への球入口となる
開口部10を開設し、該開口部10の上方には天
入賞口11を設けると共に、該天入賞口11に飛
入する球を遊技盤2の後方に排出する天入賞球樋
12を後向きに延設する。
上記開口部10の左右側縁には一対の球受部材
13を回動可能に臨ませ、該球受部材13の後面
に回動軸14を一体に設ける。この回動軸14は
上記本体ベース6に突設した軸受ボス15の軸孔
16を回動自在に貫通し、回動軸14の後端には
後述する駆動機構17のクランク部材18が嵌着
してある。尚、図示の実施例では、回動軸14と
軸受ボス15の軸孔16との間に軸受カラー19
を介在させて摩擦抵抗の低減及び芯出しを図つて
いる。
大入賞口7の下方部分の前面には前枠部材9を
設けて特定入賞口20と一般入賞口21とを形成
し、特定入賞口20には継続スイツチ22を臨ま
せる。この前枠部材9はほぼU字状の前枠部23
と大入賞口7を横方向に仕切ると共に後方に緩く
下り傾斜する傾斜板部24とからなる。上記前枠
部23は前枠部材9を本体ベース6に止着した場
合に、本ベース6の前面側へ突出すると共に、前
枠部23に設けた仕切部25により中央の特定入
賞口20と左右の一般入賞口21とが形成される
ようになつており、両入賞口20,21へ嵌入し
た球は本体ベース6の底部26を通つて遊技盤2
の後方へ排出される。また、傾斜板部24の後縁
27と後枠8の後壁28との間には球が落下可能
な落下路29が形成され、この落下路29には10
カウントスイツチ30が臨む。尚、図示の実施例
では左右から落下する球を個別に検出可能なよう
に2個の10カウントスイツチ30,30を横方向
に並設している。
また、本体ベース6の背面側に止着して大入賞
口7を構成する後枠8は、ほぼ箱枠状の部材であ
つて、図示の実施例では大入賞口7の下方部分
に、大入賞口7へ飛入した球を特定入賞口20及
び一般入賞口21へ誘導する誘導板31として機
能する中段傾斜底32を有し、該中段傾斜底32
の前縁から立面部33が垂下し、該立面部33の
下縁から受底部34が前方に緩い下り傾斜を伴な
つて延出し、受底部34の左右側縁には起立側部
35を設け、上記立面部33と受底部34と起立
側部35とで囲まれる入賞振分領域36を形成す
る。また、上記誘導板31である中段傾斜底32
は、前枠部材9を本体ベース6に止着した場合に
前枠部材9の傾斜板部24の下方に位置するよう
になつており、緩い前下りの傾斜を有している。
この中段傾斜底32の上面中央には山型に突出す
る山型凸部37を傾斜方向に沿つて設け、落下路
29から中段傾斜底32に落下した球が中央部を
流下しないようになつている。尚、後枠8の外面
には平行カツト部38やダイヤカツト部39を設
けて光を乱反射させて装飾効果向上させるとよ
い。また、後枠8にはデジタル表示器40や発光
ダイオード等の10カウント表示器41などを設け
る。
そして、上記入賞振分領域36において、大入
賞口7へ飛入した球を受底部34の前縁に臨む特
定入賞口20と一般入賞口21とへ振分けるので
ある。そのため、図示の実施例では、上記立面部
33に駆動源の駆動により回動する一対の可動部
材42を軸着すると共に、入賞振分領域36に流
入する球を一時停止する停止手段43を設け、ま
た上記一対の可動部材42の間に上面が緩く下り
傾斜する誘導障害部材44を突設する。上記可動
部材42は後述する回動機構45により開閉可能
であつて、中段傾斜底32を流下する球を停止手
段43と共に受止めて上記誘導障害部材44の上
面44′に載せることができ、この誘導障害部材
44の上面44′に載つた球を特定入賞口20へ
誘導できるようになつている。
上記可動部材42の回動機構45は、モータ4
6を駆動源として常時作動している。即ち、回動
機構45は、例えば第4図、第5図、第6図に示
すように、可動部材42の後面に回動軸47を植
設し、該回動軸47の後端にクランクピン48を
有するクランク部材49を嵌着し、上記クランク
ピン48を摺動板50に開設したクランクピン用
長孔51に遊嵌し、後枠8の後面に設けた取付ボ
スに止着した摺動押え板52により、上記摺動板
50を上下方向にのみ摺動可能に止着することに
より構成してある。また、上記摺動板50は横方
向に開設したカムピン用長孔53を有し、このカ
ムピン用長孔53にモータ46の出力軸54に連
結した駆動カム55に偏心させて設けたカムピン
56が遊嵌している。従つて、モータ46が回転
すると駆動カム55が回転してカムピン56がカ
ムピン用長孔53内で移動し、横方向の移動が摺
動押え板52により規制された摺動板50が上下
方向に摺動する。このとき、クランクピン用長孔
51にクランクピン48が遊嵌しているので、該
クランクピン48を介してクランク部材49が回
動し、クランク部材49と一体状の可動部材42
が回動軸47を支点に回動するのである。
このとき、可動部材42の先端の描く軌跡は円
弧形となるが、可動部材42が閉じる方向へ回動
中であつて可動部材42の回動角度が所定角度範
囲のとき、換言すると可動部材42の先端と誘導
障害部材44との間隔が球の直径よりも狭い状態
のときに、誘導板31としての中段傾斜底32か
ら流下してくる球は、停止手段43として大入賞
口7を横断するように設けた巾狭のストツパー部
57で受け止められる。尚、図示の実施例におけ
るストツパー部57は後述する振分装置としての
凹室58の前面を覆う窓部材59の下縁に一体的
に形成されている。そして、上記可動部材42に
誘導された球は誘導障害部材44の上面44′に
乗り移り、該上面44′を転動してストツパー部
57を越えて中央の特定入賞口20へ嵌入するの
で特定入賞口20の入賞確率が高くなる。一方、
可動部材42が開く方向へ回動中の場合には球が
外方向へ誘導されるので左右の一般入賞口21へ
入賞し易くなつて一般入賞口21の入賞確率が高
くなる。従つて、本考案においては、誘導板31
から入賞振分領域41に流入する時点では特定入
賞口20へ入球するか、一般入賞口21へ入球す
るか判明せず、一般入賞口21へ入球する経路を
採つている球であつても、可動部材42の回動タ
イミングによつては特定入賞口20へ誘導され、
遊技者に特定入賞口20へ入賞する期待感を与え
ることができる。
尚、停止手段43は、ストツパー部57に代え
て第5図に2点鎖線で示すように可動部材42に
球を係止可能なリブ60を設けて、該リブ60に
より入賞振分領域36に流入する球を一時停止可
能なように構成してもよい。
更に、図示の実施例の変動入賞装置1において
は、大入賞口7、即ち後枠8の側方に、緩く上り
傾斜を有する球通路61を設けた振分装置として
機能する凹室58が連設してある。この凹室58
は前面が開放して断面がほぼコ字状をなし、開放
面には内部を透視可能なように透明な窓部材59
を止着する。この凹室58の上方には入賞口62
が突設してあり、該入賞口62に飛入する球を遊
技盤2の後方へ排出する入賞球樋63が後向きに
延設してある。
そして、大入賞口7に飛入した球が球通過口6
4を通つて凹室58へ流入するように、球通路6
1の傾斜上端61′を大入賞口7内に設けた中段
傾斜底32の前縁とほぼ同じ高さとなるように球
の直径よりもやや広く延出させ、左右の球通路6
1の傾斜上端61′の間には球が入賞振分領域3
6へ落下可能な落下空隙65を設ける。また、凹
室58の前面を覆う窓部材59の内端を上記傾斜
上端61′まで延出させて延出部66を設け、該
延出部66の内縁に球を凹室58方向へ誘導可能
な傾斜面を有する爪部67を設ける。また、左右
の窓部材59の下縁を幅狭なストツパー部57で
結び、このストツパー部57が前記したように停
止手段43として機能し、入賞振分領域36の上
方部分を覆つて可動部材42に載つた球を一時停
止させる。従つて、この実施例においては、球が
大入賞口7の誘導板31である中段傾斜底32を
後枠8の側壁68に沿つて流下する場合は、球は
球通路61の上端に乗り移ると共に、延出部66
により入賞振分領域36への落下を阻止され、流
下方向を変換されて球通過口64を通つて凹室5
8へ流入する。一方、中段傾斜底32の中央より
を流下する球は落下空隙65から入賞振分領域3
6へ落下し、前述のように入賞振分領域36に設
けた可動部材42により入賞確率が可変する特定
入賞口20と一般入賞口21とに振分けられる。
そして、上記した凹室58の後壁部69には凹
室58へ流入した球を遊技盤2の後方へ排出可能
とする球排出口70を設けると共に、該球排出口
70を閉鎖可能な摺動部材71を上記凹室58内
に収設して、球排出口70が閉鎖中に凹室58に
流入する球を当該凹室58内に貯留可能とする。
この摺動部材71は例えばマジツクハンド72に
より凹室58内を球通路61に沿つて摺動する。
上記摺動部材71を作動させる作動機構73は
例えば上記マジツクハンド72を伸縮させるスラ
イダー74と該スライダー74を駆動するソレノ
イド75等からなる。即ち、凹室58の背面側に
スライダーブラケツト76を設け、このスライダ
ーブラケツト76にスライダー74を装着し、該
スライダー74を2分割したスライダー押え部材
77で脱落しないようにする。上記スライダー7
4の前面側には駆動軸孔78を有する筒状部79
を突設し、この筒状部79を凹室58の後壁部6
9に開設したスライダー用長孔80から凹室58
内へ臨ませる。また、凹室58の後壁部69には
凹室58内に突出する軸受ボス81を設けてお
く。そして、複数の連接杆82を可動軸83を支
点に平行四辺形に軸着した所謂マジツクハンド7
2の一端に設けたスライダー駆動ピン84をスラ
イダー74の駆動軸孔78に通して抜け止めして
スライダー74とマジツクハンド72とを軸着
し、上記軸受ボス81にマジツクハンド72の固
定軸85を軸着し、上記マジツクハンド72の他
端に摺動部材71を止着する。
上記スライダー74の背面側には筒状凸部86
を設けて、この筒状凸部86を、支軸87を支点
にして回動自在なレバー88の一端に設けた遊嵌
孔89に遊嵌する。また、上記レバー88の他端
にはピン孔90を設け、該ピン孔90にソレノイ
ド75のプランジヤ91に設けたピン92を遊嵌
する。従つて、ソレノイド75を励磁すると、第
7図に示すようにレバー88が回動してスライダ
ー74を摺動させてマジツクハンド72が伸長す
る。このとき、レバー88の回動ストロークが僅
かであつてもマジツクハンド72の各連接杆82
により各連接杆82の移動量が増幅され摺動部材
71のストロークが大きくなる。そして、マジツ
クハンド72が伸長した状態では、摺動部材71
が球排出口70よりも大入賞口7側、即ち内側に
位置するので、大入賞口7から凹室58へ流出す
る球を摺動部材71で受け止めて凹室58内に貯
留することができる。一方、マジツクハンド72
が収縮した状態では、摺動部材71が球排出口7
0の外側に位置するので、凹室58へ流入する球
が遊技盤2の後方へ排出される。
尚、図示の実施例における変動入賞装置1の大
入賞口7の左右側縁に臨む前記球受部材13は次
のような構成の駆動機構17により二段階に開閉
することができる。図示の変動入賞装置1はソレ
ノイド取付板93を有し、該ソレノイド取付板9
3に切り起し状に設けた取付部94にネジ等を挿
着して後枠8に取り付けてある。また、球受部材
13の後面に一体的に設けた回動軸14は、本体
ベース6を回転自在に貫通し、該回動軸14の後
端にクランク部材18を嵌着する。該クランク部
材18には上記回動軸14から偏心する位置に連
動ピン95を設ける。
上記ソレノイド取付板93には、戻りスプリン
グ96により常態で下方に突出するプランジヤ9
7を有する大開放用ソレノイド98をビス等でソ
レノイド取付板93の前面側に取り付ける。上記
プランジヤ97の下端には球受部材13に連絡す
る第1駆動部材99を設ける。この第1駆動部材
99は図示の実施例によれば、基板部100の左
右両端に前面側に突出する屈曲部101を介して
立ち上り状の腕部102を有し、腕部102の上
端に横方向に延出する延出部103を設け、この
延出部103に横方向に伸びる長孔104を開設
し、該長孔104に前記したクランク部材18の
連動ピン95を遊嵌して構成してある。また、上
記第1駆動部材99とプランジヤ97とは、プラ
ンジヤ97に設けた縦溝105へ基板部100を
挿入し、該基板部100の中央部に開設した連繋
孔106と、プランジヤ97に設けたピン孔10
7とを連通させて連繋ピン108を挿入して軸着
してある。
また、上記ソレノイド取付板93には小開放用
ソレノイド109を設ける。この小開放用ソレノ
イド109も常態では戻りスプリング110によ
り下方に突出するプランジヤ111を有してい
る。この小開放用ソレノイド109のプランジヤ
111の下端には第2駆動部材112を連絡す
る。この第2駆動部材112は図示の実施例によ
れば、先端が二股に分岐して脚部113を有する
クランクアーム114と、該クランクアーム11
4の脚部113の間に長さの途中を軸着したクラ
ンクバー115等とからなる。
上記クランクバー115は、基端116をソレ
ノイド取付板93に軸着して揺動自在な片持ち状
とするが、図示の実施例ではソレノイド取付板9
3に挿通口117を開設し、この挿通口117に
上記クランクバー115を通すと共に、ソレノイ
ド取付板93の裏側に軸受枠118を添設し、こ
の軸受枠118の軸受凹部119に支点軸120
を架設し、該支点軸120を軸押え板121で支
承して、上記クランクレバー95を支点軸120
により軸着している。
そして、上記第2駆動部材112の移動軌跡上
に前記した第1駆動部材99を位置させる。即
ち、上記したクランクバー115の自由端側の先
端部122を前記した第1駆動部材99の腕部1
02の基端部123に臨ませると共に、基端部1
23に係止口124を開設し、この係止口124
の上縁にはひさし状の係合部125を突設するの
である。このようにすれば、上記係止口124は
クランクバー115が支点軸120を中心に回動
する移動軌跡上に位置し、係合部125は移動軌
跡の内側に位置する。従つて、クラクバー115
が回動すると、該クランクバー115の先端部1
12が係止口124内に陥入すると共に、係合部
125の下面にクランクバー115の先端部12
2が下側から当接する。
上記のような変動入賞装置1の開閉機構におい
て、大開放用ソレノイド98を励磁すると、プラ
ンジヤ97が吸引され、該プランジヤ97が戻り
スプリング96に抗して直ちに上昇して第1駆動
部材99が上方へ牽引される。第1駆動部材99
が上昇すると、延出部103の長孔104に連動
ピン95が遊嵌しているので、クランク部材18
が回動軸14を支点に回動し、該回動軸14と一
体の球受部材13が回動して大入賞口7を大きく
開放する。このように大開放用ソレノイド98を
作動させる場合は該大開放用ソレノイド98の全
ストロークで球受部材13を開放するので、開放
角度が大きな大開放となる(第2図実線の状態)。
尚、クランクバー115の先端部122は第1駆
動部材99の係合部125から外れているので、
クランクバー115が第1駆動部材99の上昇の
障害となることはない。
一方、小開放用ソレノイド109を励磁する
と、プランジヤ111が吸引され、該プランジヤ
111が戻りスプリング110に抗して上昇する
ので、クランクアーム114が上方へ牽引され、
支点軸120を中心にして上方へ回動する。この
場合、小開放用ソレノイド109の励磁の初期段
階では、第2駆動部材112であるクランクバー
115の先端部122が、第1駆動部材99の係
合部125に当接していないので、第1駆動部材
99には影響がなく、球受部材13も回動しな
い。そして、次の段階ではクランクバー115の
先端部122が係止口124に陥入すると共に、
係合部125に下面側から当接し、更に励磁を続
けると、クランクバー115が第1駆動部材99
を上方に押し上げる。このとき、延出部103の
長孔104に遊合する連動ピン95によりクラン
ク部材18が回動軸14を支点にして回動するの
で、該回動軸14と一体の球受部材13が回動し
て大入賞口7を開放する。従つて、この小開放用
ソレノイド109においては、励磁の初期段階で
はクランクバー115が遊んでいるので、球受部
材13が直ちに回動を開始せず、小開放用ソレノ
イド109のストロークに対して球受部材13の
回動角の少ない小開放となる(第2図鎖線の状
態)。
そしてこのとき、クランクバー115の先端部
122が第1駆動部材99の係止口124に陥入
しているので、第1駆動部材99がロツクされ
る。従つて、打球が球受部材13に衝突したり、
振動が加わつても破損することがなく故障も少な
い。
また、この小開放用ソエノイド109はプラン
ジヤ111を全ストロークに亙つて吸引している
ので、小開放用ソレノイド109が完全に機能
し、熱や異音を発生することがない。
上記のような構成の開閉機構によれば、球受部
材13を異なる開度で開閉することができ、小開
放用の回数を多くして、例えば通常のパチンコ遊
技の場合18回開閉するところを36回開閉させた
り、大開放と小開放とを組み合せたりして多様な
遊技が可能になる。また、大開放と小開放のため
に別個のソレノイドを設けてあるので、個々のソ
レノイドを励磁することにより夫々の開度に応じ
た開閉を迅速に行なうことができる。尚、球受部
材の回動機構はソレノイドとクランク部材等から
なる一般的な一段開きであつても勿論よい。
尚、特定入賞口20や一般入賞口21、天入賞
口11、あるいは球排出口70から遊技盤2の後
方へ排出された球は遊技盤2の背面に止着された
セツト板126に設けた球集合樋127によつて
集められる。また、前記した作動機構73のソレ
ノイド75もこのセツト板126に止着してあ
る。
次に、上記のような構成の変動入賞装置1を配
設したパチンコ機の遊技を簡単に説明すると、パ
チンコ機は電源の投入により可動部材42が回動
を開始すると共に、大入賞口7の側縁に臨む球受
部材13は起立して第1状態を維持し、凹室58
のマジツクハンド72は収縮して摺動部材71が
球排出口70より外側に位置して球排出口70が
開放された初期状態となる。尚、この初期状態に
おいては特定入賞口20の継続スイツチ22は無
効となつており機能を停止している。
遊技者が発射した打球が第1始動口5aに飛入
すると、第1検出器128aがこの球を検出して
電気的制御装置(図示せず)が上記第1検出器1
28aがオンしてから1.5秒経過後に駆動機構1
7の大開放用ソレノイド98を励磁して球受部材
13を約0.8秒間2回大きく開閉すると共に、作
動機構73のソレノイド75を1.5秒間励磁して
マジツクハンド72を伸長させて摺動部材71を
1.5秒間球排出口70よりも内側に位置させる。
また、上記第1始動口5aに入球すると、電気的
制御装置は第1検出器128aがオンしてから
1.5秒経過したのち、継続スイツチ22を有効に
すると共に、球受部材13の作動停止後、及び摺
動部材71の復帰後、例えば3.5秒間経過するま
で有効状態を保持する。この3.5秒間の有効時間
は、上記第1検出器128aがオンしてから球受
部材13及び摺動部材71が作動するまでのイン
ターバル時間1.5秒間に、大入賞口7に飛入した
球が該大入賞口7内で転動もしくは滞留するいわ
ゆる遅れ球のための所定時間2秒間を加えた時間
である。一方、左右の第2始動口5bに飛入し、
第2検出器128bが球を検出した場合には電気
的制御装置は第2検出器128bがオンしてから
1.5秒経過後に小開放用のソレノイド109を励
磁して球受部材13を約0.5秒1回小さく開くと
共に、作動機構73のソレノイド75を励磁して
摺動部材71を約0.5秒球排出口70の内側に位
置させる。また、球受部材13及び摺動部材71
の作動と共に、継続スイツチ22を有効状態と
し、作動終了後3.5秒間有効状態を保持するのは
上記第1始動口5aにおける第1検出器128a
の場合と同様である。
球受部材13が回動して大入賞口7が開放中に
球が大入賞口7に飛入すると、この球は傾斜板部
24を後方へ転動して左右何れかの10カウントス
イツチ30を通つて、誘導板31としての中段傾
斜底32に落下する。中段傾斜底32に落下した
球は該中段傾斜底32を傾斜に従つて前方へ転動
することになるが、中段傾斜底32の中央に山型
凸部37が設けてあるので中央部を転動すること
ができずに、山型凸部37の左右何れかの側を転
動する。そして、大入賞口7の側壁68に沿つて
転動する場合は凹室58の球通路61の先端部に
乗り移つて球通過口64から凹室58内へ流入す
る。このとき摺動部材71が球排出口70の外側
に位置していれば、凹室58に流入した球は球排
出口70から遊技盤2の後方へ排出される。一
方、摺動部材71が球排出口70の内側に位置す
る場合には、球排出口70が摺動部材71により
閉止されているので、球が凹室58内に一時保留
される。
また、中段傾斜底32の山型凸部37付近を転
動する球は、球通路61に乗り移ることなく球落
下間隙から入賞振分領域36へ落下する。
一方、上記凹室58に保留された球も摺動部材
71の作動により球排出口70から遊技盤2の後
方へ排出されるか、または摺動部材71に弾かれ
て再び大入賞口7へ戻り、球落下間隙から入賞振
分領域36へ流入する。
入賞振分領域36へ飛入する球は何れの経路を
経由しても常時回動している可動部材42により
特定入賞口20と一般入賞口21とに振分けられ
る。即ち、可動部材42が閉じる方向へ回動し、
且つ水平位置より上方へ位置しているときに入賞
振分領域36に流入する球は、可動部材42と停
止手段43である窓部材59のストツパー部57
と誘導障害部材44とで支えられ、可動部材42
の回動により上方へ移送されて誘導障害部材44
の上面44′に載る。誘導障害部材44の上面4
4′には特定入賞口20へ向かう下り傾斜が設け
てあるので、球はこの上面44′を転動してスト
ツパー部57を越えて特定入賞口20へ落下す
る。また、誘導障害部材44と可動部材42との
距離が球の直径よりも狭いときに入賞振分領域3
6に流下する球は可動部材42の先端部又は誘導
障害部材44の上面44′からストツパー部57
を越えて特定入賞口20また左右の一般入賞口2
1へ落下する。更に、可動部材42が開く方向に
回動し、且つ誘導障害部材44と可動部材42と
の間隔が球の直径よりも広い場合に、入賞振分領
域36に流入する球は、可動部材42の内面を横
方向へ転動してストツパー部57の下側を通つて
一般入賞口21へ流入する。
上記のようにして運良く特定入賞口20へ球が
入球すると、この球を継続スイツチ22が検出し
て特別遊技に移行する。
特別遊技が開始すると、球受部材13が起立し
て大入賞口7を約3秒間閉止後、新たに18回の開
閉動作を開始し、約20秒間又は大入賞口7へ10個
の球が飛入する迄開閉する。尚、上記3秒間の閉
止中に凹室58内の摺動部材71が2回摺動し、
球排出口70の内側で停止し、凹室58内に球を
保留可能とする。また、上記3秒間は継続スイツ
チ22が無効になつており、球受部材13が開閉
を開始すると継続スイツチ22が有効となり、有
効状態は球受部材13が所定回数の開閉又は10カ
ウントにより閉止したのち3.5秒間経過するまで
持続する。そして、球受部材13が回動して球が
大入賞口7へ飛入すると、この球を10カウントス
イツチ30が計数し、球を5個計数した後、又は
球受部材13が10回開閉した後は、10カウントス
イツチ30が球を検出する毎に摺動部材71が約
0.3秒外側へ摺動し、その後内側に戻る。従つて、
保留された球が球排出口70へ排出されてしまつ
たり、球排出口70に排出されかけた球が大入賞
口7へ押し戻されたり、特定入賞口20へ飛ばさ
れたりして、球の動きに変化が加わる。そして、
球受部材13の18回の開閉又は10個の球が大入賞
口7へ飛入すると開閉動作が終了するが、上記開
閉動作中に特定入賞口20へ球が入球すると、上
記動作を1サイクルとして次のサイクルに移行
し、サイクルは最高8回まで更新が可能である。
尚、最終サイクル即ち9回目の球受部材13の
開閉動作が開始すると継続スイツチ22は無効と
なり、球受部材13が所定回数の開閉又は10カウ
ントにより閉止したのち新たに第1始動口5a又
は第2始動口5bに入球し、球受部材13の開閉
動作が開始するまで継続スイツチ22は機能を停
止する。この継続スイツチ22の有効時間を制限
するのは、上記のような継続するパチンコゲーム
においては、定められた球受部材13の開閉回数
(始動口5a,5bへの入球による開閉を含む)、
又は10カウントによる球受部材13の開閉が終了
したときに、継続スイツチ22の有効時間を長く
すれば継続し易いゲームとなつていたずらに射幸
心を煽る恐れがあるからである。尚、継続スイツ
チ22の有効時間を制限する代りに、第12図〜
第14図のタイムチヤートにおいて、球受部材1
3の開閉終了直後の一定時間第1開始口5a及び
第2始動口5bの機能を停止するようにしてもよ
い。
上記のようなパチンコ機によれば、入賞振分領
域36に可動部材42を設けているので特定入賞
口20と一般入賞口21の入賞確率が可変され、
大入賞口7へ飛入した球が誘導板31から落下す
る際の経路や入賞の予測が困難な興趣あるパチン
コ遊技が可能になる。また、大入賞口7に飛入し
た球を横方向へ移動させ又は貯留することにより
球の動きに従来にない変化を与えているので、従
来見られない新鮮なパチンコ遊技を提供する。
尚、図示の変動入賞装置1によれば、球受部材
13を2段階に開閉可能であるので、サイクルの
途中で球受部材13の開閉角度を変えたり、開閉
回数を変更したりすることができ、多種多様な遊
技に対応することができる。
以上、本考案を図面の実施例について説明した
が、本考案は上記した実施例に限定されるもので
はなく、実用新案登録請求の範囲に記載の構成を
変更しない限り適宜に実施できる。
〈考案の効果〉 以上要するに本考案は、誘導板の前縁と特定入
賞口及び一般入賞口との間に入賞振分領域を形成
し、該入賞振分領域に駆動源の駆動により回動す
る可動部材を設けると共に、上記誘導板から入賞
振分領域へ流入した球を当該入賞振分領域内に一
時停止させる停止手段を設け、上記可動部材の回
動角度が所定角度範囲のときに球を特定入賞口へ
誘導可能としたので、特定入賞口及び一般入賞口
の入賞確率を可変することができ、誘導板から入
賞振分領域に流下する時点では未だ球の流入先が
確定されず、一般入賞口へ入球する経路を採つて
いる球であつても可動部材の回動タイミングによ
つては特定入賞口へ入球することができ、遊技者
に入賞の期待感を与えて興趣あるパチンコ遊技を
提供する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は遊技盤
の正面図、第2図は変動入賞装置の一部欠截正面
図、第3図は同上の背面図、第4図は同上の縦断
面図、第5図は分解斜視図、第6図は駆動機構の
分解斜視図、第7図は作動機構の説明図、第8図
は駆動機構の背面図、第9図は第8図の−線
断面図、第10図は第8図の−線断面図、第
11図は遊技盤の背面図、第12図は第1始動口
のタイムチヤート、第13図は第2始動口のタイ
ムチヤート、第14図は特別遊技の1サイクルの
タイムチヤート、第15図はサイクル更新時のタ
イムチヤートである。 6……本体ベース、7……大入賞口、8……後
枠、10……開口部、20……特定入賞口、21
……一般入賞口、31……誘導板、36……入賞
振分領域、42……可動部材、43……停止手
段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 開口部を有する本体ベースに、前面が開放する
    箱枠状の後枠を止着して大入賞口を形成し、この
    大入賞口に前下がりの誘導板を設け、該誘導板の
    前縁に特定入賞口と一般入賞口とを臨ませた入賞
    装置において、 上記誘導板の前縁と特定入賞口及び一般入賞口
    との間に入賞振分領域を形成し、該入賞振分領域
    に駆動源の駆動により回動する可動部材を設ける
    と共に、上記誘導板から入賞振分領域へ流入した
    球を当該入賞振分領域内に一時停止させる停止手
    段を設け、上記回動部材の回動角度が所定角度範
    囲のときに球を特定入賞口へ誘導可能として特定
    入賞口の入賞確率を可変することを特徴とするパ
    チンコ機における入賞確率可変装置。
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