JPH0580236B2 - - Google Patents

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JPH0580236B2
JPH0580236B2 JP5780286A JP5780286A JPH0580236B2 JP H0580236 B2 JPH0580236 B2 JP H0580236B2 JP 5780286 A JP5780286 A JP 5780286A JP 5780286 A JP5780286 A JP 5780286A JP H0580236 B2 JPH0580236 B2 JP H0580236B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、パチンコ遊技機やコイン遊技機ある
いはアレンジ式パチンコ遊技機さらにはスマート
ボール遊技機等で代表される弾球遊技機に関す
る。詳しくは、電気的に作動する遊技装置と、遊
技領域に設けられ打玉が進入可能な始動領域とを
有し、打玉が前記始動領域に進入した場合に前記
遊技装置が作動する弾球遊技機に関する。
[従来の技術] この種の弾球遊技機において、従来から一般的
に知られているものに、たとえば、遊技領域に打
込まれた打玉が始動領域に進入することにより、
遊技者にとつて有利な状態と不利な状態とに変化
可能な可変入賞装置が遊技者にとつて有利な状態
に作動したりあるいは複数種類の識別情報を可変
表示可能な可変表示装置が可変開始作動するよう
に構成されたものがあつた。つまり、打玉の前記
始動領域への進入にともなつて電気的に作動する
遊技装置が作動開始するように構成されていた。
[発明が解決しようとする課題] しかし、この種の従来の弾球遊技機において
は、前記遊技装置の作動開始が、前記始動領域に
打玉が進入した場合に限られるために、前記遊技
装置が作動を開始するきっかけが今一歩変化に乏
しく面白味の少ない遊技となつてしまう欠点を有
していた。特に、前記始動領域は、弾球遊技機の
遊技状態がどのような状態であつたとしても打玉
が進入することにより必ず遊技装置が作動を開始
するために、このことが遊技の単調さをより一層
顕著なものにしていた。
本発明は、かかる実情に鑑み考え出されたもの
であり、その目的は、遊技装置が作動するきつか
けを変化に富んだものにし、遊技の興趣を向上し
得る弾球遊技機を提供することである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、電気的に作動する遊技装置と、遊技
領域に設けられ打玉が進入可能な始動領域とを有
し、打玉が前記始動領域に進入した場合に前記遊
技装置が作動する弾球遊技機であつて、 打玉の進入に伴つて前記遊技装置を作動させる
ための作動領域として、前記始動領域とは別個に
前記遊技領域に設けられた打玉進入領域を含み、 前記打玉進入領域は、予め定められた機能変化
条件が成立した場合に前記遊技装置を作動させる
ための作動領域としての機能が変化することを特
徴とする。
[作用] 本発明によれば、打玉の進入に伴つて遊技装置
を作動させるための始動領域が設けられているば
かりでなく、その始動領域とは別の打玉進入領域
が、打玉の進入に伴つて前記遊技装置を作動させ
るための作動領域として遊技領域に設けられてい
る。しかも、その打玉進入領域は、予め定められ
た機能変化条件が成立した場合に前記遊技装置を
作動させるための作動領域としての機能が変化す
る。
[実施例] 以下には、図面を参照して、この発明の実施例
について詳細に説明する。なお、以下の実施例の
説明では、弾球遊技機の一例としてパチンコ遊技
機を例にとつて説明するが、この発明は、パチン
コ遊技機だけを対象とするものではなく、コイン
遊技機、アレンジ式パチンコ遊技機、スマートボ
ール遊技機等の他の弾球遊技機にも適用できるこ
とを予め明言しておく。
第1図は、この発明の第1の実施例のパチンコ
遊技機10の正面図である。第2図は、パチンコ
遊技機10の背面図である。第3図および第4図
は、ともに、パチンコ遊技機10に備えられた可
変入賞球装置12および始動玉入賞装置14の動
作を説明するための図である。
まず、第1図ないし第4図を参照して、この実
施例に係るパチンコ遊技機10の主要な遊技動作
について説明する。
電気的に作動する遊技装置の一例の可変入賞球
装置12は、通常の遊技状態のとき、すなわち能
動状態になつていない場合には、第3図に示す状
態にある。すなわち、横方向に並んだ1対の差動
部材16a,16bが互いに近寄り合い、互いの
内接縁同士が当接した状態である。この状態で
は、可変入賞球装置12には、その入賞孔18に
比較的低い割合でパチンコ玉が入賞可能なだけで
ある。
次に、第1図または第3図に示す始動玉入賞装
置14の始動領域の一例の第1の始動玉入賞口2
0へパチンコ玉が入賞すると、入賞したパチンコ
玉は遊技盤22の裏面側に導かれ、そこに設けら
れた始動入賞玉検出スイツチ24で検出される。
そして、その検出出力に基づいて可変入賞球装置
12の作動部材16a,16bが、それぞれ、左
右両側へ互いに離れるように摺動されて開き(第
4図に示す状態)、かつ、元の状態に閉じる(第
3図に示す状態)という開閉動作が繰返される。
つまり、可変入賞球装置12が遊技者にとつて有
利な第1の状態になる。この状態では、遊技盤2
2面を落下するパチンコ玉は、第4図に示すよう
に、開成したときの作動部材16a,16bで受
止められるから、パチンコ玉は比較的高い確率で
可変入賞球装置12の入賞孔18または入賞孔2
6aもしくは26bへ入賞することができる。可
変入賞球装置12が第1の状態の期間は、この実
施例では、30秒間または入賞孔18,26aまた
は26bへ入賞した全パチンコ玉数が10個になる
までのいずれか早い時期までとされている。な
お、作動部材16a,16によつて可変入賞球装
置12内側へ導かれたパチンコ玉のうち、一部の
パチンコ玉は入賞孔18,26aまたは26bの
いずれにも入賞することなく、無効玉通過経路2
8を通つてその下方へ落下するようにされてい
る。
始動玉入賞装置14の第1の始動玉入賞口20
の両側にそれぞれ設けられた第2の始動玉入賞口
30aおよび30bには、それぞれ、蓋体32a
および32bが係合されている。通常は、蓋体3
2aおよび32bは、それぞれ、第2の始動玉入
賞口30aおよび30bを閉じた状態になつてい
るが、第1の始動玉入賞口20へパチンコ玉が入
賞することにより予め定められた機能変化条件が
成立して蓋体32aおよび32bは前方に回動し
て第2の始動玉入賞口30aおよび30bを開い
てその第2の始動玉入賞口30a,30bが能動
化される。このため、この実施例のパチンコ遊技
機10は、第1の始動玉入賞口20にパチンコ玉
が入賞したことにより、単に可変入賞球装置12
が遊技者にとつて有利な第1の状態になるだけで
なく、可変入賞球装置12を第1の状態にするた
めの始動玉入賞口が増加するという遊技利益が遊
技者に与えられる。
第2の始動玉入賞口30aまたは30bにパチ
ンコ玉が入賞すると、該入賞したパチンコ玉の自
重によつて蓋体32aまたは32bは元の閉じた
状態になる。なお、第2の始動玉入賞口30aお
よび30bへ入賞したパチンコ玉は、ともに、第
1の始動玉入賞口20へ入賞したパチンコ玉と同
様の始動入賞玉検出スイツチ24で検出されるよ
うになつている。
以上が第1の実施例に係るパチンコ遊技機10
の主要な遊技動作である。
次に、図面を参照して、パチンコ遊技機10の
具体的な構成および動作について詳細に説明して
いく。
第1図を参照して、パチンコ遊技機10は、前
面枠34と、その前面枠34に裏面側から着脱自
在に装着された遊技盤22とを含む。遊技盤22
のほぼ真中には可変入賞球装置12が配設されて
いる。可変入賞球装置12の下方部、言い換えれ
ば可変入賞球装置12と遊技盤22の最下方部に
設けられたアウト玉入口36との間の所定の位置
には、始動玉入賞装置14が設けられている。さ
らに、遊技盤22には、パチンコ遊技に必要な図
示しない多数の障害釘が設けられ、かつ、チユー
リツプ、入賞口、風車等が必要に応じて設けられ
ている。
さらに、第1図において、38は前面枠34の
内周縁に装着された金枠、40は前面枠34に開
閉自在に取付けられたガラス扉、42はガラス扉
40の下方に設けられ前面枠34に開閉自在に取
付けられた前面板、44は前面板42の前面に設
けられた打球供給皿、46は打球供給皿44内に
内設された効果音出力用のスピーカ、48はパチ
ンコ玉を発射するための操作ハンドル、50は打
球供給皿44に入りきらない玉を受入れるための
余剰玉受皿、52a,52bは遊技の雰囲気を盛
り上げるためのサイドランプであり、これらのも
のはパチンコ遊技機において既に公知のものであ
る。
さらに、遊技盤22の左上隅には、可変入賞球
装着12が遊技者にとつて有利な第1の状態のと
きに、該可変入賞球装着12に入賞したパチンコ
玉数を表示する10カウント表示器54が設けられ
ている。10カウント表示器54は、図示のよう
に、セグメントまたは液晶を用いたデイジタル表
示器であつてもよいし、表示セグメントまたは液
晶を棒状または円状等に配置し、入賞玉数に応じ
てセグメントまたは液晶による表示量を変化させ
るようなアナログ式の表示装置であつてもよい。
あるいはまた、表示ランプを複数個(たとえば10
個)備え、入賞玉数に応じて表示ランプを選択的
に点灯させるような表示器としてもよい。
第2図を参照して、遊技盤22の裏面には、可
変入賞球装置12、始動玉入賞装置14、サイド
ランプ52a,52bおよびアウト玉入口36等
の裏面側が現われている。始動玉入賞装置14の
裏面側には、入賞したパチンコ玉を検出するため
の始動入賞玉検出スイツチ24が備えられてい
る。また、可変入賞球装置12に関連して、可変
入賞球装置12の入賞孔へ入賞した全パチンコ玉
を検出するための10カウント検出スイツチ56が
設けられている。
なお、第2図において、58は景品玉タンク、
60は景品玉払出装置、62は入賞玉処理器であ
り、これらのものは、遊技盤12の後方(裏面
側)に備えられた機構板(図では省略されてい
る)に備えられているものである。また操作ハン
ドル48(第1図参照)に対応して、裏面側に
は、打球モータ64、打球杆66を含む打球装置
68が設けられている。
第5図および第6図は、それぞれ、第3図およ
び第4図に対応させて描いた斜視図であつて、可
変入賞球装置12の構成を説明するために、その
裏面側の構造についても一部点線で描いたもので
ある。第7図は、可変入賞球装置12を裏面側か
ら見た図である。
次に、第3図ないし第7図を参照して、可変入
賞球装置12は、遊技盤22の盤面にほぼ面一に
取付けられる取付基板70を有する。取付基板7
0のほぼ中央部には入賞孔18があけられ、その
左右両側には作動部材16aおよび16bが設け
られている。作動部材16aおよび16bは、そ
れぞれ、玉受棚兼玉通路72a,72bを備えて
おり、この部分によつて落下してくるパチンコ玉
が受止められ、内側に導かれるようになつてい
る。そのため、該玉受棚兼玉通路72a,72b
は、それぞれ、内側に向かつて緩く下がるよう
に、傾斜がつけられている。
取付基板70には、作動部材16aおよび16
bの下側に、2個の入賞孔26aおよび26bが
形成され、かつ、それに対応して取付基板70の
前面には入賞球誘導路74a,74bが取付けら
れている。さらに、入賞玉誘導路74aと入賞玉
誘導路74bとの間は、パチンコ玉が通過するこ
とのできる隙間があけられ、ここは無効玉通過通
路28とされている。すなわち、可変入賞球装置
12に入賞したパチンコ玉のうち、或る割合でパ
チンコ玉は入賞孔18,26aまたは26bへ入
賞せず、この無効玉通過通路28を通つて下方へ
落下するようになつている。
なお、この実施例では、可変入賞球装置12の
真下に、複数の障害釘78を介して始動玉入賞装
置14が設けられている。このため、無効玉通過
通路28を通つて下方へ落下するパチンコ玉は、
かなり高い確率で始動玉入賞装置14へ入賞する
ことができる。したがつて、遊技者にとつては、
可変入賞球装置12へ入賞したパチンコ玉が入賞
孔18,26aまたは26bへ入賞せず、無効玉
通過径路28を介して下方へ落下しても、その落
下するパチンコ玉によつてさらに有利な価値が与
えられる可能性があるため、より面白みのある装
置になつている。
なお、この実施例のような無効玉通過経路28
は可変入賞球装置12にとつて必ず必要というわ
けではなく、無効玉通過経路28を備えない可変
入賞球装置であつてもよい。
可変入賞球装置12は、さらに、作動部材16
a,16bのそれぞれ上側に設けられた入賞ガイ
ド部材80a,80bおよびその間に配置された
入賞玉振分部材82を有する。入賞ガイド部材8
0a,80bは、上方から可変入賞球装置12へ
入賞しようとするパチンコ玉を或る程度制限する
とともに、第3図に示すように、パチンコ玉の流
れに変化を与えるための部材である。一方、入賞
玉振分部材82は、入賞ガイド部材80a,80
bの間から入賞するパチンコ玉を振分け、該パチ
ンコ玉がそのまま真直ぐ下方に落下して、無効玉
通過経路28へ落入するのを防止するとともに、
パチンコ玉の流れに変化を与えて、入賞孔18,
26aまたは26bのいずれかだけにパチンコ玉
が片寄つて入賞しないように変化をつけるための
ものである。入賞玉振分部材82は、上記目的を
充分に達成できるように取付基板70に、支軸8
4によつて揺動自在に取付けられている。
なお、入賞ガイド部材80a,84bおよび入
賞玉振分部材82の正面側には、それぞれ、装飾
板86a,86bおよび88が取付られている。
また、入賞玉誘導路74a,74bの正面側に
も、両者に共通の装飾板90が取付けられてい
る。
なお、この実施例では、入賞玉振分部材82
は、取付基板70に揺動自在に取付け、落下する
パチンコ玉が入賞玉振分部材82にぶつかること
により、入賞玉振分部材82が自然に揺れて、パ
チンコ玉の落下方向が振分けられるようにした
が、これに換え、入賞玉振分部材82は次のよう
に構成することもできる。すなわち、入賞玉振分
部材82が備えられた取付基板70の裏面側に、
入賞玉振分部材82と連結された駆動源(たとえ
ばモータおよびリンク機構)を設け、該駆動源に
よつて入賞玉振分部材82がパチンコ玉の落下に
関係なく一定の振分け動作(たとえば揺動)をす
るように構成してもよい。
次に、第7図を主として参照して、かつ、第5
図および第6図を必要に応じて参照しながら、可
変入賞球装置12の裏面側の構造について説明を
する。
取付基板12の裏面側で、各入賞孔18,26
aおよび26bに対応して、それぞれ、入賞玉誘
導樋92,94aおよび94bが設けられてい
る。さらに、各入賞孔18,26aまたは26b
へ入賞したパチンコ玉は、各入賞玉誘導樋92,
94aまたは94bに導かれて所定の位置から落
下するが、それらパチンコ玉は、入賞玉集合樋9
6によつて集められ、入賞玉誘導樋98によつて
所定の場所へ導かれるようにされている。入賞玉
集合樋96と入賞玉誘導樋98との継目部分に
は、10カウント検出スイツチ56が備えられてい
る。したがつて、10カウント検出スイツチ56
は、可変入賞球装置12の各入賞孔18,26a
および26bへ入賞した全パチンコ玉を検出する
ことができる。
なお、この実施例では、10カウント検出スイツ
チ56は、入賞玉集合樋96の下流端に1個設け
た構成したが、入賞孔18,26aおよび26b
にそれぞれ検出スイツチを設け、それら検出スイ
ツチの出力を加算するようにしてもよい。
取付基板70の裏面側には、該取付基板70か
ら一定の間隔を隔ててソレノイド100が設けら
れている。なお、図では、ソレノイドの取付部材
等は省略されている。ソレノイド100のプラン
ジヤには、左右に2つの係合長孔102a,10
2bを有する駆動部材104が結合されている。
そして、係合長孔102aと作動部材16aとの
間および係合長孔102bと作動部材16bとの
間が、ソレノイド100を中心に左右対称な、次
のようなリンク機構によつて連結されている。す
なわち、係合長孔102aおよび102bには、
それぞれ、第1リンク部材106aおよび106
bの一端が連結されている。第1リンク部材10
6aおよび106bは、ともに、たとえば第6図
に示すように、平面側(上側)から見た形状がL
字状をした部材である。第1リンク部材106a
および106bの各他端には、それぞれ、長手状
の第2リンク部材108aおよび108bの一端
が連結されている。第2リンク部材108aおよ
び108bは、裏面側から見ると、第7図に示す
ように、ソレノイド100を中心に、ハ字状に開
くように配置されている。そして、第2リンク部
材108aおよび108bの各他端、すなわち下
方端には、それぞれ、リンク部材の長さ方向に延
びる係合長孔110aおよび110bが形成さ
れ、ここに係合ピン114aおよび114bが、
それぞれ係合されている。係合ピン114aおよ
び114bは、それぞれ、作動部材16aおよび
16bに固着され、作動部材16aおよび16b
から後方に垂直に突出する各ガイドボス112a
および112bの後端に形成されたものである。
さらに、第2リンク部材108aおよび108b
の長さ方向ほぼ中央部には、それぞれ、スプリン
グ固定部116aおよび116bがそれぞれ形成
されている。そして、ここに、復帰スプリング1
18の各端部がそれぞれ取付けられ、第2リンク
部材108aおよび108bは、復帰スプリング
118の張力によつて互いに寄り合うように力が
加えられている。
上記実施例では、ガイドボス112aおよび1
2bは、円柱状の部材であるが、長手の板状部材
等としてもよい。
なお、取付基板70には、ガイドボス112a
および112bがそれぞれ挿通されるガイド長孔
120aおよび120bが形成されている。これ
らガイド長孔120aおよび120bは、第7図
に示すように、作動部材116aおよび116b
の摺動方向に延びる長孔である。
ソレノイド100はオン、オフに伴う動作は、
次のようになる。ソレノイド100がオン状態で
は、第7図に示すように、駆動部材104が下方
位置になり、復帰スプリング118の張力に抗し
て、第1リンク部材106a,106bおよび第
2リンク部材108a,108bは両側へ開き、
したがつて作動部材16aおよび16bは、それ
ぞれ、両側へ開くように摺動される。他方に、ソ
レノイド100がオフ状態では、駆動部材104
が上方へ動くとともに、第2リンク部材108a
および108bが復帰スプリング118によつて
互いに近づくように引張られるので、作動部材1
6aおよび16bは互いに寄り合うように中心に
向かつて摺動する。
第8図、第9図および第10図は、始動玉入賞
装置14の構成を説明するための図である。より
詳しくは、第8図は、始動玉入賞装置14を背面
側から見た分解斜視図、第9図は遊技盤22に取
付けられた状態で、かつ、蓋体32aが閉じた状
態の側面断面図、第10図は、遊技盤22に取付
けられた状態で、蓋体32aが開いた状態の側面
断面図である。
第8図ないし第9図を参照して、始動玉入賞装
置14は、遊技盤22の盤面に取付けられる取付
基板122を有し、該取付基板122の正面側中
央部にはほぼパチンコ玉1個分突出した第1の始
動玉入賞口20が形成され、取付基板122の裏
面側から後方へ突出する入賞したパチンコ玉を後
方に導くための入賞玉誘導樋124が設けられて
いる。第1の始動玉入賞口20の両側には第2の
始動玉入賞口30aおよび30bが形成されてい
る。第2の始動玉入賞口30aおよび30bに
は、それぞれ、取付基板122の裏面側から蓋体
32a,32bが回動自在に係合され、止め板1
26によつて止められている。そして、その後側
から回動規制部材128が回動自在に装着され、
それを覆つて裏カバーボツクス130が取付けら
れ、裏カバーボツクス130の裏面側に回動自在
に開閉作動部材132が係合され、裏カバー板1
34が取付けられている。
より詳しく説明する。蓋体32aおよび32b
は、それぞれ、入賞玉誘導板136a,136b
と、両側縁から後方に(第8図では上方に)突出
する玉ガイド片138a,138bと、開閉規制
板140a,140bと、回動支持ピン142
a,142bとを含んでいる。開閉規制板140
a,140bには、それぞれ、段差部144a,
144bが設けられている。回動規制部材128
は支軸146を含み、該支軸146の両側に、蓋
体32aおよび32bに対応する回動保持片14
8a,148bが固着されている。すなわち、回
動保持片148aおよび148bは、支軸146
とともに一体的に回動する。なお、各回動保持片
148aおよび148bには、その後方に動作上
必要な重り150a,150bがそれぞれ取付け
られている。開閉作動部材132は、支軸152
を備え、該支軸152の中央部に、中心部に対し
て対称形の1対の作動片154aおよび154b
を備えている。各作動片154aおよび154b
は、それぞれ、支軸152に対して個別に回動可
能にされている。作動片154aおよび154b
には、それぞれ、押挙げ片部156a,156b
と、玉感知突起158a,158bとが含まれて
いる。また、第2の始動玉入賞口30a,30b
を機能変化条件が成立する以前の通常時において
も開閉可能なもので構成し、通常時に比べて機能
変化条件成立に伴なう開閉時の開口角度を大きく
したり開口時間を長くしたりあるいは開閉回数を
増加させたりしてもよい。また、第2の始動玉入
賞口30a,30bをチヤツカーで構成し、通常
時は打玉が進入しても遊技装置が動作せず機能変
化条件成立時に打玉の進入に伴なつて遊技装置が
動作開始するようにしてもよい。また、通常時打
玉が第2の始動玉入賞口30a,30bに入賞す
れば遊技装置が第1の態様で作動し、機能変化条
件成立時に打玉が第2の始動玉入賞口30a,3
0bに入賞すれば遊技装置が第1の態様とは異な
る第2の態様で作動するようにしてもよい。
次に、第9図および第10を主として参照し
て、始動玉入賞装置14の動作について説明す
る。なお、以下の動作説明においては、第2の始
動玉入賞口30aについて説明するが、第2の始
動玉入賞口30bの動作も同様である。
始動玉入賞装置14の第2の始動玉入賞口30
aは、常時は、第9図に示すように、蓋体32a
によつてその入口が塞がれた状態になつている。
これは、蓋体32aの開閉規制板140aに設け
られた段差部144aに回動規制部材128の回
動保持片148aの先端が係合しており、蓋体3
2aは取付基板122に対して前方側に回動する
ことができないからである。
パチンコ玉が第1の始動玉入賞口20へ入賞す
ると、入賞したパチンコ玉は始動玉入賞装置14
内を通つて遊技盤22の裏面側に導かれる。この
とき、該入賞したパチンコ玉は、開閉作動部材1
32の玉感知突起158aおよび158bを一緒
に押下げながら、遊技盤22の裏面側へ落下す
る。すなわち、開閉作動部材132は、パチンコ
玉の重みによつて、支軸152を中心に第9図の
矢印160方向に回動される。そのため、開閉作
動部材132の押上げ片部156aが蓋体32a
の玉ガイド片138aを押上げ、開閉規制板14
0aの段差部144aと回動保持片148aの先
端との係合が外れ、蓋体32aは回動支持ピン1
42aを中心に前方に回動し、第2の始動玉入賞
口30aがパチンコ玉を受入可能になる。
次に、第10図に示すように、パチンコ玉を受
入可能になつた第2の始動入賞口30aにパチン
コ玉が落下してくると、該パチンコ玉は蓋体32
aで受止められ、入賞玉誘導板136aで後方に
導かれる。そして、パチンコ玉が入賞玉誘導板1
36aの上を転がり落ちるとき、該パチンコ玉の
重みにより蓋体32aは回動支持ピン142aを
中心に回動し、元の閉成状態になる。と同時に、
作動片154aの押し上げ片部156aが蓋体3
2の玉ガイド片138aによつて押下げられ、第
9図に示す状態に戻る。さらに、蓋体32aの開
閉規制板140aに沿つて回動保持片148aが
振れ、回動規制板140aの段差部144aと回
動保持片148aの先端とが係合した状態で停止
する。
なお、蓋体32aは、蓋体32bとは独立し
て、独自に閉成する。すなわち、第2の始動玉入
賞口30aおよび30bに設けられた蓋体32a
および32bは、パチンコ玉が第1の始動玉入賞
口20へ入賞することにより一緒に開成するが、
閉成時は、第2の始動玉入賞口30aにパチンコ
玉が入賞したことにより蓋体32aが閉じ、ま
た、第2の始動玉入賞口30bへパチンコ玉が入
賞したことにより蓋体32bが閉じるという構
造、すなわち両者は別々に閉じる構造になつてい
る。前記第2の始動玉入賞口30a,30bによ
り、打玉の進入に伴なつて前記遊技装置を作動さ
せるための作動領域として、前記始動領域とは別
個に前記遊技領域に設けられた打玉侵入領域が構
成されている。
第11図は、この発明の一実施例に係るパチン
コ遊技機10の動作制御のための制御回路ブロツ
ク図である。
次に、第1図ないし第4図および第11図を主
として参照して、パチンコ遊技機10の動作につ
いて説明する。
遊技盤22に打込まれたパチンコ玉が第1の始
動玉入賞口20へ入賞すると、始動入賞玉検出ス
イツチ24がオンし、その出力は入力タイマ回路
162に与えられ、入力タイマ回路162は、所
定時間、たとえば30秒間ハイレベル信号を導出す
る。このハイレベル信号は2入力アンドゲート1
64の一方入力として与えられる。アンドゲート
164の他方入力には、クロツク発生回路166
で発生されたクロツクパルスが分周回路168で
分周されて、所定の周波数にされて与えられてい
る。したがつて、アンドゲート164からは所定
の周波数のパルス信号がソレノイドドライバ17
0に与えられる。よつて、ソレノイド100は上
記パルス信号の周期でオンオフされ、可変入賞球
装置12の作動部材16aおよび16bが開閉動
作を繰り返す大当り状態が発生する。第1の始動
玉入賞口20や第2の始動玉入賞口30a,30
bは、上方から進入した来た打玉がそのまま通過
して下方から再び遊技領域内に排出される通過領
域で構成してもよい。つまり、打玉の進入とは入
賞と通過の両者を含む広い概念である。
入力タイマ回路162の出力は、また、表示駆
動回路172および音発生回路174に与えら
れ、サイドランプ52a,52bが点灯され、ス
ピーカ46から効果音が出力される。
なお、表示駆動回路172および/または音発
生回路174の前段に2入力アンドゲートを設
け、該アンドゲートの一方入力端に入力タイマ回
路162の出力を与え、他方入力端に分周回路1
68の出力を与えるようにし、サイドランプ52
a,52bが常時点灯するのではなく、点滅を繰
返す状態にしたり、スピーカ46から出力される
音が断続的に出力されるような構成としてもよ
い。
可変入賞球装置12が遊技者にとつて有利な第
1の状態では、可変入賞球装置12の入賞孔1
8,26aまたは26bに比較的高い確率でパチ
ンコ玉が入賞する。該入賞孔18a,26aおよ
び26bへ入賞したパチンコ玉は、前述したよう
に、すべて10カウント検出スイツチ56によつて
検出される。この検出出力は、入力タイマ回路1
62のセツト出力でリセツトされた10カウント回
路176でカウントされる。そして、そのカウン
ト出力は表示駆動回路178に与えられ、10カウ
ント表示器54でその数、すなわち可変入賞球装
置12への入力玉数が表示される。
また、10カウント回路176のカウント値が、
たとえば「10」になつたとき、10カウント回路1
76から入力タイマ回路162に対してセツト解
除信号が与えられる。応じて入力タイマ回路16
2はセツト解除され、その出力はローレベルに反
転する。
このように、この実施例では、入力タイマ回路
162がハイレベル信号を導出する期間、すなわ
ち可変入賞球装置12を遊技者にとつて有利な第
1の状態にしておくことのできる1回の期間を、
30秒間経過するかまたは可変入賞球装置12に10
個のパチンコ玉が入賞するかのいずれか早い方の
期間が満了するまでとし、可変入賞球装置12が
1回第1の状態になつている期間中に、可変入賞
球装置12に入賞可能なパチンコ玉数を制限し、
パチンコ遊技機ごとに遊技者が獲得できる賞品玉
数をできるだけ均等にするように考慮されてい
る。
制御回路には、さらに、次のような回路を、必
要に応じて付加してもよい。すなわち、始動玉検
出スイツチ24の出力が当られる記憶回路18
0、該記憶回路180の出力が与えられる記憶値
表示駆動回路182および表示器184を設けて
もよい。このような記憶回路180等を設けるこ
とにより、次のような効果が生じる。すなわち、
上記実施例の回路だけの場合は、可変入賞球装置
12が遊技者にとつて有利な第1の状態の期間中
に始動玉入賞装置14のいずれかの入賞口にパチ
ンコ玉が入賞すると、始動入賞玉検出スイツチ2
4がオンし、入力タイマ回路162が再セツトさ
れるので、その時点から可変入賞球装置12は30
秒間またはパチンコ玉が10個入賞するまでの間第
1の状態になる。ところが、記憶回路180を追
加し、入力タイマ回路162がハイレベル信号を
導出している期間中にあつた始動入賞玉検出スイ
ツチ24のオン信号を記憶させておき、入力タイ
マ回路162の出力がローレベルになつた後に、
記憶回路180に「1」以上の記憶値がある場
合、その出力に基づいて入力タイマ回路162を
再セツトし、かつ、記憶回路180の記憶値を
「−1」するようにすれば、可変入賞球装置は、
その第1の状態の期間が満了していない、すなわ
ち、30秒経過前または、入賞玉数が10個未満であ
るにもかかわらず、次の第1の状態へ移るという
事態がなくなり、可変入賞球装置は、その第1の
状態を満了することができ、さらにその後、再度
可変入賞球装置12を第1の状態に駆動制御でき
る。
また、その記憶回路180の記憶値を表示器1
84で表示するようにすれば、遊技者は可変入賞
球装置12があと何回第1の状態になるかを知る
ことができ、遊技に致する面白みが増加するとい
う利点もある。前記機能変化条件は、前記大当た
り状態の発生または消滅に基づいて成立するよう
にしてもよく、また、可変表示装置の表示結果が
或る所定の表示態様となつたことに基づいて成立
させてもよい。また前記遊技装置の一例としては
可変表示装置であつてもよい。
第12図は、この発明の第2の実施例のパチン
コ遊技機186の正面図である。第2の実施例の
パチンコ遊技機186の特徴は、前述したパチン
コ遊技機10の始動玉入賞装置14に代えて、遊
技盤22上に散らばつて配置された3つの始動玉
入賞口188,190aおよび190bを設けた
ことである。このうち、参照番号188が第1の
始動玉入賞口であり、これは第1の実施例の第1
の始動玉入賞口20と対応するものである。そし
て、残りの入賞口190aおよび190bが第2
の始動玉入賞口であつて、これは第1の実施例の
第2の始動玉入賞口30aおよび30bに対応す
るものである。なお、この実施例では、第2の始
動玉入賞口190aおよび190bには蓋体等は
設けられておらず、通常の状態でもパチンコ玉が
入賞可能にされている。
なお、第12図において、パチンコ遊技機18
6のその他の構成部分は、第1の実施例に係るパ
チンコ遊技機10と同様であり、同一または相当
する部分には同一の番号を付し、ここでの説明は
省略する。
第13図は、パチンコ遊技機186の背面図で
ある。第13図においても、第1の実施例にかか
るパチンコ遊技機10と同一部分には同一の番号
が付されている。
第13図を参照して、遊技盤22の裏面であつ
て、各始動玉入賞口188,190aおよび19
6bに対応して、それぞれ、第1の始動入賞玉検
出スイツチ192、第2の始動入賞玉検出スイツ
チ194aおよび第2の始動入賞玉検出スイツチ
194が設けられている。これら各始動入賞玉検
出スイツチは、対応する始動玉入賞口へ入賞した
パチンコ玉を検出するためのものである。
この実施例の特徴は、第1の実施例が第2の始
動玉入賞口30aおよび30bを蓋体32aおよ
び32bによつて覆われたパチンコ玉が入賞でき
ない状態と、蓋体32aおよび32bが開いたパ
チンコ玉が入賞できる状態とに分けて、始動玉入
賞口の数を増減させるようにしていたのに代え、
第2の始動玉入賞口190aおよび190bに係
る第2の始動入賞玉検出スイツチ194aおよび
194bを、選択的に、能動状態と不能動状態と
に制御し、始動玉入賞口の増減を図るようにした
ことである。
第14図は、パチンコ遊技機186の制御回路
の一例を示すブロツク図である。
次に、第12図ないし第14図を参照して、第
2の実施例に係るパチンコ遊技機186の制御動
作について説明する。
パチンコ玉が第1の始動玉入賞口188へ入賞
すると、第1の始動入賞玉検出スイツチ192が
オンし、A入力タイマ回路196からハイレベル
信号が導出され、その信号はオアゲート198、
アンドゲート164を介してソレノイド駆動回路
170に与えられ、ソレノイド100が分周回路
168から出力される周波数のタイミングがオン
オフされる。すなわち、可変入賞球装置12が遊
技者にとつて有利な第1の状態にされる。アンド
ゲート164の出力は、音発生回路174にも与
えられ、スピーカ46から効果音が出力される。
第1の始動入賞玉検出スイツチ192の出力
は、また、保持回路200に与えられ、保持回路
200から導出されるハイレベル信号に基づい
て、表示駆動回路172aおよび172bは、そ
れぞれサイドランプ52aおよび52bを点灯さ
せる。また、保持回路200の出力は、2入力ア
ンドゲート202の一方入力端子に与えられる。
可変入賞球装置12が第1の状態では、パチン
コ玉は比較的高い確率で入賞孔18,26aまた
は26bへ入賞する。そして、入賞した全パチン
コ玉は、10カウント検出スイツチ56で検出さ
れ、その検出値10カウント回路176で計数され
る。10カウント回路176は、オアゲート198
のハイレベル出力によつてリセツトされるため、
可変入賞球装置12が遊技者にとつて有利な第1
の状態になつたときからのパチンコ玉数を計数す
る。そして、その計数値は10カウント表示回路7
8に与えられ、10カウント表示器54に表示され
て、遊技者に認識可能にされる。
10カウント回路176の計数値が「10」になつ
た場合には、10カウント回路176から出力が導
出され、A入力タイマ回路および後述するB入力
タイマ回路のセツトが解除され、A入力タイマ回
路196およびB入力タイマ回路の出力はローレ
ベルに反転する。A入力タイマ回路196は、前
述した第1の実施例の入力タイマ回路162と同
様に、30秒間信号をハイレベルに保つタイマ回路
である。したがつて、A入力タイマ回路196の
出力は、可変入賞球装置12が遊技者にとつて有
利な第1の状態になつてから、30秒が経過するま
でまたは可変入賞球装置12にパチンコ玉が10個
入賞するまでのいずれか短い方の期間が満了した
とき、セツトが解除され、その出力がローレベル
になる。
次に、遊技盤12を落下するパチンコ玉が、第
2の始動玉入賞口190aまたは190bへ入賞
すると、第2の始動入賞玉検出スイツチ194a
または194bがオンする。この出力は、保持回
路204aおよび204bに与えられるととも
に、オアゲート206を介してアンドゲート20
2の他方入力端子に与えられる。パチンコ玉が前
もつて第1の始動玉入賞口188へ入賞している
場合は、アンドゲート202の一方入力端子に
は、前述したように、保持回路200からのハイ
レベル信号が与えられているので、第2の始動入
賞玉検出スイツチ194aまたは194bのオン
に応答して、アンドゲート202からハイレベル
信号が導出され、B入力タイマ回路208がセツ
トされる。したがつて、B入力タイマ回路208
からハイレベル信号が導出され、A入力タイマ回
路196から出力が導出されるときと同様に、ソ
レノイド100が励磁されて、可変入賞球装置1
2は遊技者にとつて有利な第1の状態になる。
このように、パチンコ玉が第1の始動玉入賞口
188に入賞後に第2の始動玉入賞口190aま
たは190bに入賞した場合、第2の始動入賞玉
検出スイツチ194aおよび194bの出力が有
効に作用するように構成されている。
第2の始動玉入賞口190aおよび190bの
両方にパチンコ玉が入賞した場合、保持回路20
4aおよび204bからハイレベル信号が導出さ
れ、その信号はアンドゲート210を介して保持
回路200にセツト解除信号として与えられる。
このように、第2の始動入賞玉検出スイツチ19
4aおよび194bは、第1の始動入賞玉検出ス
イツチ192によつて有効化された後、双方の入
賞口にパチンコ玉が入ることにより無効化される
ようになつている。したがつて、第1の始動玉入
賞口188にパチンコ玉が入賞することにより、
第2の始動玉入賞口190aおよび190bが一
定期間有効に機能するので、始動玉入賞口を増加
させ得ることになる。
なお、第14図の回路においても、第11図で
説明した回路と同様に、記憶回路等を設け、必要
に応じて始動入賞玉検出スイツチの出力を記憶さ
せ、利用するようにしてもよい。
[発明の効果] 本発明によれば、始動領域とは別の打玉進入領
域が、打玉の進入にともなつて遊技装置を作動さ
せるための作動領域として遊技領域に設けられて
いるために、打玉の始動領域への進入ばかりでな
く打玉の打玉進入領域への進入によつても、前記
遊技装置が作動開始する可能性が生ずるために、
前記遊技装置の作動開始のきつかけが変化に富ん
だものとなる。しかも、その打玉進入領域が、予
め定められた機能変化条件が成立した場合に遊技
装置を作動させるための作動領域としての機能が
変化するために、このことにより遊技の変化性を
より一層向上でき、興趣に富んだ遊技を提供し得
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の第1の実施例のパチンコ
遊技機10の正面図である。第2図は、パチンコ
遊技機10の背面図である。第3図および第4図
は、可変入賞球装置12の動作を説明するための
図であり、第3図は可変入賞球装置12が遊技者
にとつて不利な第2の状態のとき、第4図は可変
入賞球装置12が遊技者にとつて有利な第1の状
態のときを示す。第5図および第6図は、それぞ
れ、第3図および第4図に対応して描いた可変入
賞球装置12および始動玉入賞装置14の斜視図
である。第7図は、可変入賞球装置12および始
動玉入賞装置14の背面図である。第8図は、始
動玉入賞装置14の背面側から見た分解斜視図で
ある。第9図および第10図は、始動玉入賞装置
14の動作を説明するための側面断面図である。
第11図は、パチンコ遊技機10の制御回路の一
例を示すブロツク図である。第12図は、この発
明の第2の実施例に係るパチンコ遊技機186の
正面図である。第13図は、パチンコ遊技機18
6の背面図である。第14図は、パチンコ遊技機
186の制御回路の一例を示すブロツク図であ
る。 図において、10,186はパチンコ遊技機、
12は可変入賞球装置、14は始動玉入賞装置、
16a,16bは作動部材、18,26a,26
bは入賞孔、20は第1の始動玉入賞口、24は
始動入賞玉検出スイツチ、28は無効玉通過経
路、30a,30bは第2の始動玉入賞口、32
a,32bは蓋体、188は第1の始動玉入賞
口、190a,190bは第2の始動玉入賞口、
192は第1の始動入賞玉検出スイツチ、194
a,194bは第2の始動入賞玉検出スイツチを
示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 電気的に作動する遊技装置と、遊技領域に設
    けられ打玉が進入可能な始動領域とを有し、打玉
    が前記始動領域に進入した場合に前記遊技装置が
    作動する弾球遊技機であつて、 打玉の進入に伴つて前記遊技装置を作動させる
    ための作動領域として、前記始動領域とは別個に
    前記遊技領域に設けられた打玉進入領域を含み、 前記打玉進入領域は、予め定められた機能変化
    条件が成立した場合に前記遊技装置を作動させる
    ための作動領域としての機能が変化することを特
    徴とする、弾球遊技機。 2 前記打玉進入領域は、打玉が進入しても前記
    遊技装置が作動しない不能動状態のときに、前記
    機能変化条件が成立することにより、打玉の進入
    により前記遊技装置が作動する能動状態になるこ
    とを特徴とする、特許請求の範囲第1項記載の弾
    球遊技機。 3 前記打玉進入領域が能動状態になつた場合に
    動作する報知手段をさらに含むことを特徴とす
    る、特許請求の範囲第2項記載の弾球遊技機。 4 前記報知手段は、視覚的もしくは聴覚的な態
    様のいずれか一方または両方の態様で報知動作を
    する報知手段であることを特徴とする、特許請求
    の範囲第3項記載の弾球遊技機。 5 前記打玉進入領域は、その入口に設けられ、
    入口を開いて打玉が進入可能な開成状態と、入口
    を塞いで打玉が進入不可能な閉成状態とに開閉す
    る蓋体を含み、 前記始動領域は、 前記蓋体に連結された作用杆であつて、打玉が
    進入するときに、該進入する打玉の自重によつて
    動作し、前記蓋体を開成させる作用杆を含むこと
    を特徴とする、特許請求の範囲第1項ないし第4
    項のいずれかに記載の弾球遊技機。 6 前記蓋体は、前記打玉進入領域に打玉が進入
    したことに応じて、開成状態から閉成状態に変化
    するように、前記打玉進入領域に設けられた作用
    突片を含むことを特徴とする、特許請求の範囲第
    5項記載の弾球遊技機。
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