JPH0546349B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0546349B2
JPH0546349B2 JP87286423A JP28642387A JPH0546349B2 JP H0546349 B2 JPH0546349 B2 JP H0546349B2 JP 87286423 A JP87286423 A JP 87286423A JP 28642387 A JP28642387 A JP 28642387A JP H0546349 B2 JPH0546349 B2 JP H0546349B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
xanthine
dipropyl
mmol
hydrogen
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP87286423A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63154687A (ja
Inventor
Waclaw Janusz Rzeszotarski
Rickey P Hicks
Ronald H Erickson
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marion Laboratories Inc
Original Assignee
Marion Laboratories Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Marion Laboratories Inc filed Critical Marion Laboratories Inc
Publication of JPS63154687A publication Critical patent/JPS63154687A/ja
Publication of JPH0546349B2 publication Critical patent/JPH0546349B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は増加した水溶解性及び有利な薬理学的
活性を持つ効力のあるアデノシン受容体拮抗剤で
あるアリールキサンチンに関するものである。そ
れらは1,3−アルキル−置換−8−(3,4−、
3−又は4−置換フエニル)キサンチン及びその
製薬上許容しうる塩である。 〔従来の技術〕 種々のタイプのキサンチンが種々の効能を有す
る医薬品として用いられ又は提案されてきた。例
えばテオフイリン及びアミノフイリンは気管支気
道及び肺血管の平滑筋をし緩させそれにより肺血
管拡張剤、気管支拡張剤及び平滑筋し緩剤として
働く。他のキサンチンと同じくこれらの化合物は
冠状動脈血管拡張剤、利尿剤、強心剤及び脳刺激
剤及び骨格筋刺激剤としての効果を有する。デイ
フイリンはテオフイリン及びアミノフイリンの活
性と同様な活性を有するキサンチンである。 アデノシンは周知の心血管系の血管拡張剤、陰
性の変力性及び変周性剤である。アデノシン拮抗
剤例えばアミノフイリンはそれらを強心剤として
有用にする心臓血液摶出量を増加させるであろ
う。最近アミノフイリン及びテオフイリンの如き
わずかに弱い非選択性アデノシン拮抗剤が入手で
きる。アデノシン拮抗作用の原理に基く理想的な
強心剤は心摶度数又は末梢圧の増加を生じさせる
ことなく内因的に放出されるアデノシンにより引
き起こされる心筋の筋肉の低下した収縮性を逆転
させなければならない。その見地からアデノシン
受容体のA1−サブクラスに対する選択性が非常
に望まれる。 最近入手しうるキサンチン誘導体強心剤即ち、
テオフイリン及びアミノフイリンは何ら顕著な程
度の選択性を示さない。本発明は有利な薬理学的
活性をもたらし且つ物理的特性、即ち著しく増加
した水溶解度を有する新規な、より効力のある選
択的アデノシン拮抗剤を提供する。 ブルンズ(Bruns)ら(Proc.Nat′1.Acad.Sci.
USA、1983、80、2077)により合成された8−
アリールキサンチン類はアデノシン(A1)受容
体に対する親和性を大きく増大させることを示し
た。そして報告された化合物の中で最良の化合物
は1,3−ジプロピル−8−〔2−アミノ−4−
クロルフエニル〕キサンチン〔PACPX〕(1) である。この化合物はテオフイリンよりも70000
倍効力(受容対レベルにおいて)があり、そして
A1−アデノシン受容体に対して選択的であるこ
とが報告されている。それは又約40000倍親油性
である。レツカー(Rekker)の疏水性フラグメ
ンタル定数を用いてその分配系数を計算すると約
logP=4.0となる。化合物が70000倍も効力がある
のでその事実は単離された受容体生成物を用いる
研究では無視できる。しかし薬理学上の見地から
この高度の親油性はこの化合物を治療用として望
ましくないものにする。極めて高いCNS吸収、
低い血液クリアランス及び大規模な代謝を予想し
なければならない。それらの極端な親油性の明ら
かな結果として多くの8−アリールキサンチン例
えば米国特許第4593095号明細書(特開昭59−
205377号明細書)に開示された化合物特に好まし
い化合物PACPXは動物に殆んど認められ得る活
性を示さない。活性が認められる一つのテスト、
モルモツトにおけるNECA抑制ランゲンドルフ
心臓(Langendorff heart)では、PACPXは好
ましくない活力及び速度特性を有する。これに対
して本発明の水溶性化合物は必要とされる量より
も低い投与量で収縮力を増大させる。 ブルンズ(Bruns)は8−アリールキランチン
の親油性を低下させようと試した。彼は8−〔4
−スルホニル〕−テオフイリン()を合成した。
この化合物はフレツドホルム(Fredholm)及び
サンドバーグ(Sandberg)〔Br.J.Pharmacol
1983、80、639〕により受容体レベルで研究され
た。 前記の著者がモルモツトの胸線細胞におけるサ
イクリツクAMPのアデノシン5′−エチルカルボ
キサミド(NECA)誘発蓄積に関する選択され
たキサチン誘導体の効果を研究したとき、()
は8−フエニルテオフイリンよりも僅かに1/3の
効力を有した。これに対して()の親油性は2
桁の程度低かつた。残念ながらスルホニル基の導
入は選択性の減少を生じた(ダリー(Daly)〕他
(J.Med.Chem.1985、28、487)。 〔発明の概要〕 本発明は一連の新規な8−アリールキサンチン
を提供する。本発明の化合物は周知PACPX(1,
3−ジプロピル−8−〔2−アミノ−4−クロロ
フエニル〕キサンチン)が持つ効力と受容体選択
性の全てを実質的に保持すると同時に該PACPX
が有する親油性を減少させ、且つ収縮速度を増加
させる投与量よりも低い投与量でモルモツトにお
けるNECA抑制ランゲンドルフ心臓標本の収縮
力を増加させる。 本発明は効力のあるアデノシン受容体拮抗剤で
あり、且つ比較的副作用を含まない新規な8−フ
エニルキサンチンに関するものである。特に本発
明は式 〔式中R1及びR2は独立して1〜6炭素原子のア
ルキルから選ばれ; R3は水素、ジメチルアミノメチル及び2,3
−ジヒドロキシプロピルオキシから選ばれ; R4は水素、ヒドロキシ、シアノ、−NHCON
(R52、−C(=NH)N(R52及び−NH−C(=
NH)N(R52(ここで各5は独立して水素又は1
〜3炭素原子のアルキルである)から選ばれ、た
だしR3が水素のときR4はヒドロキシ又は水素で
はなく、R3がジメチルアミノメチルであるとき
R4はヒドロキシであり、そしてR3が2,3−ジ
ヒドロキシプロピルオキシであるときR4は水素
である〕 の化合物及びそれらの化合物の製薬上許容し得る
塩を提供する。好ましい化合物はR1及びR2が同
じであるか又はR1がn−プロピルでありそして
R2がメチルでありそしてさらにR3が水素である
化合物である。好適にはR1及びR2はともにn−
プロピルである。本発明はまた強心剤としてのこ
れら化合物の用途に関するものである。 本発明の化合物は式 〔式中、R1及びR2は独立して1〜6炭素原子の
アルキルから選ばれ: R3は水素、ジメチルアミノメチル及び2,3
−ジヒドロキシプロピルオキシから選ばれ; R4は水素、ヒドロキシ、シアノ、−NHCON
(R52、−C(=NH)N(R52及び−NH−C(=
NH)N(R52(ここで各5は独立して水素又は1
〜3炭素原子のアルキルである)から選ばれ、た
だしR3が水素の時にはR4はヒドロキシ又は水素
ではなく、R3がジメチルアミノメチルである時
にはR4はヒドロキシであり、そしてR3が2,3
−ジヒドロキシプロピルオキシである時にはR4
は水素である〕 を有するもの及びこれらの化合物の製薬上許容し
得る塩である。好ましい化合物はR1がn−プロ
ピルでありR2がn−プロピル又はメチルであり
R3が水素又はジメチルアミノメチルでありそし
てR4がヒドロキシル又は−NHCON(R52である
ものである。好ましい化合物の中で1,3−ジメ
チル−8−(4−ウレイドフエニル)キサンチ
ン;1,3−ジプロピル−8−(4−ウレイドフ
エニル)キサンチン;1,3−ジプロピル−8−
(4−N,N−ジメチルウレイドフエニル)キサ
ンチン;1,3−ジプロピル−8−(4−アミジ
ノフエニル)キサンチン;1,3−ジプロピル−
8−(4−シアノフエニル)キサンチン;1,3
−ジプロピル−8−(3−N,N−ジメチルアミ
ノメチル−4−ヒドロキシフエニル)キサンチ
ン;1−プロピル−3−メチル−8−(3−N,
N−ジメチルアミノメチル−4−ヒドロキシフエ
ニル)キサンチン;1−プロピル−3−メチル−
8−(4−シアノフエニル)キサンチン;1,3
−ジプロピル−8−(4−N−メチルアミジノフ
エニル)キサンチン;1,3−ジメチル−8−
(4−アミジノフエニル)キサンチン;1,3−
ジメチル−8−(4−N−メチルイミノアミノメ
チルフエニル)キサンチン;1,3−ジプロピル
−8−(4−グアニジノフエニル)キサンチン;
1,3−ジメチル−8−(4−グアニジノフエニ
ル)キサンチン;1,3−ジプロピル−8−〔3
−(2,3−ジヒドロキシプロピルオキシ)フエ
ニル〕キサンチンがある。 本発明の化合物は遊離塩基の有用性を有する製
薬上許容しうる付加塩の形で用いられうる。当業
者に周知の方法により製造されたこのような塩は
無機酸又は有機酸の両方例えばマレイン酸、フマ
ール酸、安息香酸、アスコルビン酸、パモン酸、
こはく酸、ビスメチレンサルチル酸、メタンスル
ホン酸、エタンジスルホン酸、酢酸、しゆう酸、
プロピオン酸、酒石酸、サルチル酸、くえん酸、
グルコン酸、アスパラギン酸、ステアリン酸、パ
ルミチン酸、イタコン酸、グルコール酸、p−ア
ミノ安息香酸、グルタミン酸、ベンゼンスルホン
酸、塩酸、臭化水素酸、硫酸、シクロヘキシルス
ルフアミン酸、りん酸及び硝酸により形成され
る。化合物の水和物は又本発明包まれる。 本発明の化合物は周知の8−アリールキサンチ
ンに比べて下記の利点の一つ以上をもたらす。 1 アデノシン受容体に対する高度の親和性。 2 A1−アデノシン受容体に対する高度の選択
性。 3 高度の水溶性。 4 心摶度数の無視しうる程度の増加及び末梢圧
に関する影響の不存在と組合わせたアデノシン
抑制心筋の筋肉の収縮度の大きな増加をもたら
す作用の分離。 本発明の化合物は気管支拡張活性を有する或る
種の従来化合物の少なくともそれらの程度の受容
体活性を有する。本発明の化合物はまた気管支拡
張剤として有用でなければならない。それらはま
た強心剤として恐らく認識増強剤として有用であ
ろう。本発明の或る化合物は従来のキサンチンよ
りも実質的により水溶性であるので、少ない投与
量が臨床上有効な血液レベルまで導くので殆んど
副作用が観察されない。 本発明の化合物は代表的にはキサンチン及び他
のアデノシン受容体拮抗剤とともに用いられる製
薬組成物中に処方されそして用いられる。これら
の組成物は本発明の化合物の有効量を患者に供給
するのに充分な量の化合物を含む。通常或る組成
物の各単位は0.01〜05重量%の化合物を含むこと
が予定される。投与の間隔は投与された化合物の
量及び所望の血液レベルに依存するであろう。 本発明の化合物は周知の方法に従つて合成され
る。例えば合成は次の如く行われうる。1,3−
ジプロピル−5,6−ジアミノウラシルは標準の
方法により製造されうる。市販の1,3−ジメチ
ル−5,6−ジアミノウラシル又は1,3−ジプ
ロピル−5,6−ジアミノウラシルの4−ニトロ
ベンズアルデヒドによる縮合は1,3−ジメチル
−5−アミノ−6−(4−ニトロフエニル)イミ
ノウラシル又は1,3−ジプロピル−5−アミノ
−6−(4−ニトロフエニル)イミノウラシルの
何れかを生じる。閉環はジエチルアゾジカルボキ
シレート(DEAD)又は塩化チオニルによるイ
ミノウラシルの処理より行われて1,3−ジメチ
ル−8−(4−ニトロフエニル)キサンチン又は
1,3−ジプロピル−8−(4−ニトロフエニル)
キサンチンの何れかを生ずる。4−ニトロ基の接
触的水素化は1,3−ジメチル−8−(4−アミ
ノフエニル)キサンチン又は1,3−ジプロピル
−8−(4−アミノフエニル)キサンチンを与え
る。 トリクロロメチルホルメートによる前述のアミ
ノ誘導体の処理は所望のアミノと縮合して1,3
−ジプロピル−8−(4−ウレイドフエニル)キ
サンチン、1,3−ジプロピル−8−(4−N−
メチルウレイドフエニル)キサンチン、1,3−
ジプロピル−8−(4−N,N−ジメチルウレイ
ドフエニル)キサンチン、1,3−ジメチル−8
−(4−ウレイドフエニル)キサンチン、1−3,
ジメチル−8−(4−N,N−ジメチルウレイド
フエニル)キサンチン及び1,3−ジメチル−8
−(4−N−メチルウレイドフエニル)キサンチ
ンを生ずるイソシアネートを生じよう。 関連のある4−ニトロフエニル誘導体について
記述した如き適切な1,3−ジアルキル−5,6
−ジアミノウラシルから製造された1,3−ジプ
ロピル−8−(4−シアノフエニル)キサンチン
及び1,3−ジメチル−8−(4−シアノフエニ
ル)キサンチンはアルコール性HClとの処理によ
り対応するエチルイミダートを生じそれは所望の
アミン(NH4OH;CH3NH2;(CH32NH)によ
り処理されて1,3−ジプロピル−8−(4−ア
ミジノフエニル)キサンチン、1,3−ジプロピ
ル−8−(4−N−メチルアミジノフエニル)キ
サンチン、1,3−ジプロピル−8−(4−N,
N−ジメチルアミジノフエニル)キサンチン、
1,3−ジメチル−8−(4−アミジノフエニル)
キサンチン、1,3−ジメチル−(4−N−メチ
ルアミジノフエニル)キサンチン及び1,3−ジ
メチル−(4−N,N−ジメチルアミジノフエニ
ル)キサンチンを生じさせる。 1,3−ジプロピル−8−(4−N−メチルウ
レイドフエニル)キサンチンの脱水はピリジン中
のp−トルエンスルホニルクロリドによる処理に
より達成されて1,3−ジプロピル−8−(4−
N−メチルカルボジイミドフエニル)キサンチン
を生ずる。所望のアミン(CH3NH2
(CH32NH;NH4OH)による1,3−ジプロピ
ル−8−(4−N−メチルカルボジイミドフエニ
ル)キサンチンの縮合はグアニジノ誘導体;1,
3−ジプロピル−8−(4−N−メチルグアニジ
ノフエニル)キサンチン、1,3−ジプロピル−
8−(4−N,N′−ジメチルグアニジノフエニ
ル)キサンチン及び1,3−ジプロピル−8−
(4−N−メチル−N−ジメチルグアニジノフエ
ニル)キサンチンを与える。 臭化アルキルによる関連のある3−ヒドロキシ
フエニル誘導体の処理により製造した1,3−ジ
プロピル−8−(3−プロペニルフエニル)キサ
ンチンは酸化されて1,3−ジプロピル−8−
〔3−(2,3−ジヒドロキシプロピルオキシ)フ
エニル〕キサンチンを与えた。 〔実施例〕 前述は本発明の化合物をいかに製造するかにつ
いての一般的な記述である。下記の実施例は特定
の化合物の製造を説明する。これはしかし本発明
の制限とは考えてはならない。それは原料の適切
な変化は前述の他の化合物を生成するからであ
る。 実施例 1 1,3−ジプロピル−8−(4−ニトロフエニ
ル)キサンチンは酢酸(0.6ml)の存在下無水エ
タノール(50ml)中で4−ニトロベンズアルデヒ
ド(0.85g、5.6mモル)による1,3−ジプロ
ピル−5,6−ジアミノウラシル(1.01g、4.5
mモル)の処理により製造されそして1時間還流
加熱して1,3−ジプロピル−5−アミノ−6−
(4−ニトロフエニル)イミノウラシルを生じた。
トルエン(40ml)中の90℃でのジエチルアゾジカ
ルボキシレート(7ml)による1,3−ジプロピ
ル−5−アミノ−6−(4−ニトロフエニル)イ
ミノウラシル(1.2g、3.3mモル)の処理はエタ
ノールによる希釈後沈でんを生じた。この沈でん
をエタノールにより再結晶して0.95gの純粋な生
成物(81%)を得た。 IR(KBr)3180(N−H)、1710(C=O)、1650
(C=O)、1520(C=C)cm-1;分析
C17H19N5O4として計算:MW357.38:C、
57.14;H、5.36;N、19.60、実測値;C、
57.22;H、5.42;N、19.50. 実施例 2 1,3−ジプロピル−8−(4−N,N−ジメ
チルウレイドフエニル)キサンチン 対応する4−ニトロフエニル誘導体の接触
(PtO2)水素化により製造した1,3−ジプロピ
ル−8−(4−アミノフエニル)キサンチン(550
mg、1.70mモル)を乾燥ジオキサン(50ml)中で
トリクロロメチルホルメート(TCF)(0.3ml、
2.5mモル)により処理しそして20時間室温で撹
拌した。この溶液にジメチルアミン(10ml)を加
えそして5時間還流した。溶媒を減圧下除き黄色
の残渣を得た。エタノールによる再結晶を繰返し
て純粋な1,3−ジプロピル−8−(4−N,N
−ジメチルウレイドフエニル)キサンチンを得
た。 IR(KBr)3312(N−H)、3183(N−H)、2975
(C=H、アルキル)、1702(C=O)、1648(C
=O)cm-11H NMR(DMSOd6)δ8.6−7.5
(m、6H)、3.9(m、4H)、3.0(s、6H)、1.8
(m、4H)、0.9(t、6H).分析C20H26N4O3
して計算:MW、370.45:C、60.29;H、
6.58;N、21.09.実測値:C、59.83、H、
6.71;N、20.70. 実施例 3 1,3−ジプロピル−8−(4−シアノフエニ
ル)キサンチンを酢酸(5ml)を有する無水エタ
ノール(175ml)中の4−シアノベンズアルデヒ
ド(3.72g、28.37mモル)による1,3−ジプ
ロピル−5,6−ジアミノウラシル(6.37g、
28.15mモル)の処理により製造し2時間還流加
熱した。反応混合物を次に0℃に冷却し得られた
沈でんを集めそしてエタノールにより再結晶して
白色の固体(8.1g、24.0mモル、85%)を得た。 IR(KBr)3142(N−H)、2965(C−H)、2232
(C=N)、1695(C=O)、1651(C=O)cm
-11H NMR(DMSO d6)δ8.2(J=8Hz、
6H).分析C18H19N4O21として計算:
MW.337.38:C、64.38;H、5.68;N、20.76.
実測値:C、64.15、H、5.69;N、20.72. 実施例 4 1,3−ジプロピル−8−(4−アミジノフエ
ニル)キサンチン塩酸塩半水和物を無水EtOH
(Mgにより蒸留、40ml)中で0℃でHClガス(45
分)による1,3−ジプロピル−8−(4−シア
ノフエニル)キサンチン(4.3g、12.7mモル)
の処理により製造した。反応容器をシールしそし
て放置して徐々に温めて室温とした。16時間後反
応混合物をEt2Oにより希釈した。得られた沈で
んを過により集めそして減圧下乾燥した。粗製
イミデートエステル(1.12g、2.67mモル)をエ
タノール(30ml)中のアンモニアガスにより処理
しそして8時間室温で撹拌した。溶媒を減圧下除
去して白色の残渣を得た。残渣をHClにより酸性
としエタノールにより再結晶して粗生成物650mg
を得た。エタノールによる再結晶を繰返して精製
生成物を得た。mp300℃以上。 IR(KBr)3200(N−H−、3000−2500br、1710
(C=O)、1700(C=N)、1650(C=O)cm
-11H NMR(DMSO d6)δ8.5(d、2H)、8.2
(d、2H)、7.2−8.0(m、4H)、4.2(q、4H)、
1.8(m、4H)、0.9(t、6H);分析
C18H22N6O2・HCL・0.5H2Oとして計算:
MW.399.8:C、54.07;H、6.05;N、21.02;
Cl、8.87 実測値:C、54.06;H、5.92;N、
21.32;Cl、8.92. 実施例 5 1,3−ジプロピル−8−(4−N−メチルア
ミジノフエニル)キサンチン塩酸塩水和物を無水
エタノール(Mgにより蒸留、40ml)中で0℃で
HClガス(45分)による1,3−ジプロピル−8
−(4−シアノフエニル)キサンチン(4.3g、
12.7mモル)の処理により製造した。反応容器を
シールしそして放置して徐々に加温して室温とし
た。16時間後反応混合物をエーテルにより希釈し
た。得られた沈でんを過により集めそして減圧
下乾燥した。粗製イミデートエステル(1.72g、
4.10mモル)をエタノール(30ml)中でメチルア
ミン水溶液(40%、3ml)により処理しそして2
時間後室温で撹拌した。溶媒を減圧下除去して淡
黄色の残渣が生じた。残渣を酸性にしそして
EtOHにより再結晶しさらにエタノールにより再
結晶して純粋な生成物を得た。mp300℃以上。 IR(KBr)3104(N−H)、2965(C−H)、2877
(C−H)、1702(C=O)、1661(C=O)cm
-11H NMR(DMSO d6)δ8.3(d、J=8
Hz、2H)、8.0(d、J=8Hz、2H)、4.2(m、
4H)、3.3(s、3H)、1.8(m、4H)、0.9(t、
6H);分析:C19H25N6O2・HCl・H2Oとして
計算:MW.410.89:C、53.96;H、6.44;N、
19.87;Cl、8.38.実測値:C、53.75;H、
6.49;N、20.31;Cl、8.59. 実施例 6 1,3−ジプロピル−8−(4−カルボエトキ
シフエニル)キサンチンは1,3−ジプロピル−
8−(4−N−メチルアミジノフエニル)キサン
チン塩酸塩水和物及び1,3−ジプロピル−8−
(4−アミジノフエニル)キサンチン塩酸塩水和
物の両方の合成において主な副生物として得られ
た。 mp.286−287℃;IR(KBr)3173(N−H)、2970
(C−H)、1704(C=O)、1663(C=O)cm
-1;H NMR(DMSO d6)δ8.2(m、4H)、4.3
(t、2H)、3.9(m、4H)、1.5(m、7H)、0.9
(t、6H);分析:C20H24N4O4として計算:
MW.384.43;C、62.49;H、6.29;N、14.57。
実測値:C、62.29;H、6.34;N、14.49. 実施例 7 6−アミノ−1−メチル−5−ニトロソ−3−
n−プロピルウラシル 6−アミノ−1−メチル−3−n−プロピルウ
ラシル(13.2g、7.3mモル)を10〜15mlの酢酸
に溶解しそして溶液を熱プレート上で60〜70℃に
加温した。次に撹拌しつつ水100ml中の亜硝酸ナ
トリウム(5.3g、7.7mモル)の溶液を10分かけ
て10mlずつ加えた。褐色がかつた紫色の沈でんが
形成した。反応混合物を10℃に冷却しそして沈で
んを真空過により集め10mlのアセトンにより洗
いそして風乾して紫色の固体として8.3g(55%)
の6−アミノ−1−メチル−5−ニトロソ−3−
n−プロピルウラシルを得た。1 H NMR(DMSO−d3+D2O)δ0.90(t、J=7
Hz、3H)、1.62(セツクステツト、J=7Hz、
2H)、3.26(s、3H)、3.87(t、=7Hz、
2H). 実施例 8 5,6−ジアミノ−1−メチル−3−n−プロ
ピルウラシル 6−アミノ−1−メチル−5−ニトロソ−3−
n−プロピルウラシル(8.3g、40mモル)を75
mlの無水エタノール及び100mgの10%Pd/Cによ
りスラリー化した。混合物をパー(Parr)耐圧
容器に入れ次に水素により約5.6Kg/cm2(80psi)
に加圧した。耐圧容器を必要に応じ再加圧した。
2時間後水素の吸収がさらになされないことが観
察された。反応混合物を過して約1.6gの原料
を得た。溶媒を回転蒸発により緑色の母液から除
いて黄緑色の固体を得た。約25mlのメタノール中
で固体を粉砕して黄白色の固体が得られそれを真
空過により集めメタノール(3×5ml)及びエ
ーテル(3×10ml)により洗いそして風乾して
4.4g(回収した原料に基いて70%)の5,6−
ジアミノ−1−メチル3−n−プロピルウラシル
が得られそれを次の工程に直接用いた。 実施例 9 8−(4−シアノフエニル)−3−メチル−1−
n−プロピルキサンチン 5,6−ジアミノ−1−メチル−3−n−プロ
ピルウラシル(6.00g、30.3mモル)、4−シア
ノベンズアルデヒド(3.97g、30.3mモル)及び
1.0mlの酢酸、100mlのEtOHの混合物を還流させ
た。沈でんが直ちに形成され始めた。混合物を1
晩還流させ次に室温に冷却した。沈でんを真空
過により集めエーテルにより洗いそして風乾して
黄色の固体として8.77g(93%)のイミンが得ら
れそれをさらに精製することなく用いた。1 H NMR(DMSO−d6)δ0.85(t、=7.5Hz、
3H)、1.53(セクステツト、=7.5Hz、2H)、
3.40(s、3H)、3.77(t、=7.5Hz、2H)、
7.83(d、=7.8Hz、2H)、8.11(d、=7.8
Hz、2H)、9.76(s、1H)。 イミン(8.95g、28.8mモル)を200mlのグリ
ムに懸濁しそして混合物を還流させた。ある程度
のイミンは未溶解のまま残つた。DIAD(8.7g、
8.5ml、43.2mモル)を凝縮器を通して加えた。
10分以内にすべて溶解した。1.5時間後沈でんが
形成し始めた。還流をさらに30分間続けた。沈で
んを真空過により集めそして過ケーキをグリ
ム(3×25ml)及びエーテル(3×25ml)により
洗いそしてEtOHにより再結晶して7.97g(90%)
のキサンチンを得た。 mp.314−318℃;IR(KBr)3180、229、1692、
1653cm-11H NMR(DMSO−d6)δ0.88(t、
J=7.5Hz、3H)、1.58(セツクステツト、
7.5Hz、2H)、3.50(s、3H)、3.86(t、=7.5
Hz、2H)、7.99(d、=8.1Hz、2H)、8.28
(d、=8.1Hz、2H)、.分析:C16H15N5O2
して計算;C、62.13H、4.89;N、22.64.実測
値:C、61.99;H、4.90;N、22.56。TLC−
シリカ;エーテル:ヘキサン、75:25;UV下
青色の螢光を発する;Rf=0.5. 実施例 10 6−アミノ−3−メチル−5−ニトロソ−1−
n−プロピルウラシル 6−アミノ−3−メチル−1−n−プロピルウ
ラシル(10.46g、57.8mモル)を90℃で10mlの
酢酸に溶解した。次に撹拌しつつ水100ml中の亜
硝酸ナトリウム(4.19g、60.8mモル)の溶液を
5分かけて10mlずつ加えた。紫色が直ちに形成し
次に紫色の沈でんが生じた。混合物を20分間冷凍
庫内で冷却し次に沈でんを真空過により集め水
(2×30ml)及びアセトン(2×10ml)により洗
いそして風乾して紫色の針状物として6−アミノ
−3−メチル−5−ニトロソ−1−n−プロピル
ウラシル(10.02g、83%)を得た。1 H NMR(DMSO−d6+D2O)δ0.89(t、=8
Hz、3H)、1.55(セツクステツト、=8Hz、
2H)、3.27(s、3H)、3.80(t、=8Hz、
2H). 実施例 11 5.6−ジアミノ−3−メチル−1−n−プロピ
ルウラシル 6−アミノ−3−メチル−5−ニトロソ−1−
n−プロピルウラシル(11.53g、54.9mモル)
をパー耐圧容器中で75mlの無水エタノール及び
200mgの20%Pd/Cともにスラリー化した。耐圧
容器を水素により約5.6Kg/cm2(80psi)に加圧し
そして反応中必要に応じ再加圧した。2.5時間後
水素の吸収がそれ以上なされないことを認めた。
反応溶液をセライトを通して過した溶媒を回転
蒸発により除いて黄色の固体が得られそれをエタ
ノール:エーテル(1:1、100ml)とともに粉
砕して黄白色の固体が得られそれを真空過によ
り集めエタノール:エーテル(1:1、2×10
ml)及びエーテル(2×25ml)により洗いそして
風乾して5,6−ジアミノ−3−メチル−2−n
−プロピルウラシル(6.17g、57%)が得られそ
れを次の工程に直接用いた。 実施例 12 6−アミノ−3−メチル−5−(4−シアノフ
エニル)イミノ−1−n−プロピルウラシル 5,6−ジアミノ−3−メチル−1−n−プロ
ピルウラシル(6.17g、32mモル)を85mlの無水
エタノール、7mlの酢酸及び3.5ml(34mモル)
の4−シアノベンズアルデヒドと混合した。混合
物を1晩還流した。反応混合物を次に回転蒸発に
より30mlに濃縮し次に500mlのエーテルに溶解し
た。溶液を水(3×50ml)、0.1M炭酸カリウム
(3×100ml)により洗い次に硫酸ナトリウムで乾
燥した。溶媒を除くと6−アミノ−3−メチル−
5−(4−シアノフエニル)イミド−1−n−プ
ロピルウラシルを得た。 実施例 13 1−メチル−8−(4−シアノフエニル)−3−
n−ピロピルキサンチン 6−アミノ−3−メチル−5−(4−シアノフ
エニル)イミノ−1−n−プロピルウラシル
(5.00g、17.4mモル)を75mlのグリムに溶解し
そして4.2ml(21.4mモル)のジイソプロピルア
ゾジカルボキシレートを加えた。溶液を次に還流
させた。溶液を30分間還流させ次に熱時過し
た。過ケーキをグリム(3×20ml)及びエーテ
ル(3×30ml)により洗いそして風乾して1−メ
チル−8−(4−シアノフエニル)−3−n−プロ
ピルキサンチンを得た。 実施例 14 1,3−ジメチル−8−(4−シアノフエニル)
キサンチン水和物は5時間還流下酢酸(3ml)の
存在下エタノール(700ml)中で4−シアノベン
ズアルデヒド(6.9g、52.7mモル)により1,
3−ジメチル−5,6−ジアミノウラシル水和物
(9.0g、52.9mモル)を処理することにより製造
された。反応混合物を0℃に冷却しそして得られ
た沈でんを集めた。粗製のイミノウラシルをエチ
レングリコールジメチルエーテル(700ml)に溶
解しそして4時間還流してDEAD(11ml)により
処理した。反応混合物を0℃に冷却しそして得ら
れた沈でんを集め4:4:2メタノール:酢酸エ
チル:水により再結晶した。 mp.>300℃.IR(KBr)3412、3320、2965、
29362877、1680、1604、1512cm-1;分析:
C14H11N5O2・H2Oとして計算:C、56.18、
H、4.37;N、23.40.実測値:C、56.20;H、
4.04;H、23.17. 実施例 15 1,3−ジメチル−8−(4−N−メチルアミ
ジノフエニル)キサンチン塩酸塩水和物をエタノ
ール性HClによる1,3−ジメチル−8−(4−
シアノフエニル)キサンチン(12.2g、43.3mモ
ル)の処理により製造しそして10日間室温で撹拌
した。反応混合物を冷却しそして得られた沈でん
を集め真空下脱ガスした。粗製イミデート(15.5
g、42.7mモル)を5日間エタノール性メチルア
ミンにより処理した。反応混合物を冷却後沈でん
を集めそしてHClにより酸性としそしてエタノー
ルにより再結晶した。 mp.>300℃.IR(KBr)3530、3096、2977、
1707、1669、1640、1579、1561、1422cm-1;分
析:C15H17N6O・HCl・H2Oとして計算:C、
47.94;H、5.36;22.36;Cl、9.43.実測値:C、
47.81;H、5.37;N、22.30;Cl、9.43. 実施例 16 1,3−ジプロピル−8−(4−アミノメチル
フエニル)キサンチン塩酸塩水和物を7時間50℃
で約5.6Kg/cm2(80psi)の水素でPd/C10%(50
mg)により1,3−ジプロピル−8−(4−シア
ノフエニル)キサンチン(1.5g、4.4mモル)を
処理することにより製造した。生成物をエタノー
ルにより再結晶した。 mp.>300℃.IR(KBr)3337、3098、2954、
1707、1658、1532cm-1.1H NMR(DMSO−d6
δ0.9(t、6H)、1.7(m、4H)、3.9(m、4H)、
4.1(s、2H)、7.6(d、7Hz、2H)、8.2(d、
7Hz、2H).分析:C18H23N5O2・HCl・H2O
として計算:C、54.94;H、6.17;N、
17.70;Cl、9.10.実測値:C、54.61;H、
6.62;N、17.69;Cl、8.96. 実施例 17 1,3−ジメチル−8−(4−アミジノフエニ
ル)キサンチン塩酸塩水和物を4時間無水エタノ
ール(2)中でHClガスにより1,3−ジメチ
ル−8−(4−シアノフエニル)キサンチン(6.0
g、21.4mモル)を処理することにより製造し
た。反応混合物を2日間室温で撹拌した。得られ
た沈でんを集めそして3日間減圧下乾燥させた。
イミデート(7.37g)を無水エタノール(2)
に溶解しそして15分間アンモニアガスにより処理
した。反応混合物を2日間室温で撹拌した。得ら
れた沈でんを過により集めそして減圧下乾燥し
て6.4g(19mモル、80%)の生成物を得た。 mp.>300℃.IR(KBr)3140、3047、1702、
1653、1648、1543、1468cm-11H NMR(80M
Hz)(DMSO−d6)3.29(s、3H)、3.53(s、
3H)、7.98(d、J=9Hz、2H)、8.34(d,J
=9Hz、2H)、9.4(d).分析:
C14H14N6O3HCl・H2Oとして計算:C、
47.67;H、4.86;N、23.82;Cl、10.05.実測
値:C、47.48;H、4.91;N、23.64;Cl、
9.98. 実施例 18 1,3−ジプロピル−8−(3−N,N−ジメ
チルアミノメチル−4−ヒドロキシフエニル)キ
サンチン塩酸塩水和物を酢酸(0.5ml)の存在下
エタノール(100ml)中で3−N,N−ジメチル
−4−ヒドロキシベンズアルデヒド(6g)によ
り1,3−ジプロピル−5,6−ジアミノウラシ
ル(6.5g、28.8mモル)を処理することにより
製造した。反応混合物を10時間還流加熱した。エ
タノールを減圧下除去した。得られた粗生成物を
トルエン(100ml)に溶解しそして6時間80℃で
DEAD(5ml)により処理した。トルエンを減圧
下除去した。所望の生成物を単離するために粗製
の反応混合物をクロマトグラフイ(フラツシユ、
プレプHPLCなど)にかけた。生成物をHClによ
り酸性として塩酸塩を形成した。 mp208−210℃:IR(KBr)3412、3085、2965、
1705、1661、1565、1483、1448、1370、1283、
1263cm-11H NRM(300MHz)(CD3OD)0.88
(m、6H)1.53(q、=7Hz、2H)、1.68(q、
J=7Hz、2H)、2.77(s、6H)、4.26(s、
2H)、3.82(t、=7.5Hz、2H)、3.98(t、
=7.5Hz、2H)、6.95(d、=8.5Hz、1H)、
7.88(dd、=6、2Hz、1H)、7.95(d、
2Hz、1H)、13C NMR(75MHz)(DMSO−
d6).10.86、11.03、20.81、42.31、44.53、
48.53、55.46、115.94、117.20、129.95、
119.94、131.30、150.83、154.03、158.27ppm.
分析:C20H27N5O3・HCl・H2Oとして計算C、
54.60;H、6.78;N、15.91;Cl、8.05.実測
値:C、55.00;H、7.12;N、15.08;Cl、
7.66. 実施例 19 1,3−ジプロピル−8−(4−グアニジノメ
チルフエニル)キサンチン塩酸塩を48時間還流す
る9:1エチレングリコールモノメチルエーテ
ル/水(100ml)中でS−メチルチオウロニウム
ヨーダイド(250mg、1.2mモル)による1,3−
ジプロピル−8−(4−アミノメチルフエニル)
キサンチン(150mg、0.44mモル)の処理により
製造した。反応混合物を0℃に冷却しそして粗生
成物を過により集めた。この物質をEtOHで溶
解してHClにより処理し溶媒を次に減圧下除い
た。このやり方を3回繰返した。生成物をEtOH
により再結晶した。 mp.>250℃;I(KBr)3451、3343、3187、
2973、2876、1700、1654、1482cm-11H
NMR(300MHz、DMSO)δ8.05(d、2H)、
7.37(d、2H)、4.27(s、2H)、4.03(t、2H)、
3.88(t、2H)、1.74(q、2H)、1.58(q、2H)、
0.91(dt、6H);13C NMR(75MHz、DMSO)
158.95、154.26、150.90、150.14、148.54、
143.72、127.66、127.24、126.64、107.80、
44.64、42.37、21.10、11.43、11.30ppm. 実施例 20 1,3−ジプロピル−8−〔3−(2,3−ジヒ
ドロキシプロピルオキシ)フエニル〕キサンチン
を室温で36時間0.2gのトリカプリルメチル−ア
ンモニウムクロリドの存在下10mlの過マンガン酸
カリウムの飽和水溶液とともに50mlの塩化メチレ
ン中で、塩基の存在下臭化アルキルによる対応す
るヒドロキシフエニル誘導体のエーテル化により
得られた1,3−ジプロピル−8−(3−プロペ
ニルオキシフエニル)キサンチン0.42g(1.1m
モル)の溶液を撹拌することにより製造した。過
剰の過マンガン酸カリウムを水洗により除いた。
有機相を分離し乾燥しセライトを通して過しそ
して濃縮して黄色の固体を得た。こ物質をメタノ
ール水溶液により遊離する逆相C−18カラムを用
いる標品HPLCにより精製してほとんど無色の結
晶を得た。 mp.>250℃.1H−NMR(DMSO−d6、300MHz)
δ7.78(s、1H)、7.75(s、1H)、7.4(t、1H)、
7.05(d、1H)、5.0(d、1H)、4.7(t、1H)、
4.0(m、7H)、3.5(t、2H)、1.78(q、2H)、
1.5(q、2H)、0.9(m、6H).分析:
C20H26O4N5として計算:M.W.402.450:C、
59.68;H、6.51;N、13.92.実測値:59.56;
H、6.55;N、13.87 下記の実施例はアデノシン受容体拮抗体として
の本発明の化合物の効力を示すテストを含む。 実施例 21 アデノシン受容体結合アツセイ モルモツトの皮質膜のアデノシン受容体部位に
対する〔3H〕シクロヘキシルアデノシン(〔3H〕
CHA)の特異的結合を阻止する8−アリールキ
サンチン化合物の効力を標準の生体外リガンド結
合技術を用いて調べた。これらの研究に用いられ
るアツセイプロトコールはプルンスや〔「プロ
シ・ナツル・アカデ・サイ・」77:5547、1980〕
及びウイリアム(Williams)ら〔「ノイロサイ・
レタ・(Neurosci.Lett、)」35:46、1983)〕によ
り記載された方法のわずかな改変である。簡単に
モルモツトの皮質組織をブリンクマン・ポリトロ
ン(Brinkman Polytron)を用いて氷冷の50m
MトリスHClバツフアー(PH7.4)中でホモゲナ
イズした。ホモジネートを10分間48000×gで遠
心分離しそして得られた組織ペレツトを新しい冷
却バツフアー中に懸濁して10mg(湿重量)/mlの
組織濃度とした。この組織懸濁物をアデノシンデ
アミナーゼ(0.21.U./mg組織)の存在下37℃で
30分間インキユベートした。このインキユベーシ
ヨン後組織懸濁物を前の如く遠心分離しそして得
られたペレツトを7〜10mg組織(湿重量)/mlの
濃度で新しいバツフアーに懸濁した。〔3H〕
CHA〔ニユー・イングランド・ニユークレアー
(New England Nuclear);25Ci/mモル〕の特
異的結合の阻止を50mMトリスHCl、7〜10mgの
皮湿組織(1mlの組織懸濁物)、4mM〔3H〕
CHA及び種々の濃度のテスト化合物を含む全量
2mlで調べた。非特異的結合を10-5M2−クロロ
アデノシンの存在下で求めた。結合反応は23℃で
120分間行なわれそしてブランデル(Brandel)
M−48Rセル・ハーベスターを用いてワツトマン
GF/Bフイルターによる真空過によつて停止
された。フイルターを3回3mlの冷却バツフアー
により洗いそしてベツクマンLS3801シンチレー
シヨン・カウンター中のシンチレーシヨン・バイ
アル中に入れた。投与量・阻止曲線を3回のイン
キユベーシヨンを用いて10〜20種の濃度のテスト
化合物により得た。阻止定数(Ki値)をEBDA、
対数−ロギツト・反復曲線フイテイングプログラ
ム〔マクフエアソン(Mcphearson)「コンピユ
ータ・プログ・バイオメデ・(Comput.Prog.
Biomed.)107:220、1983〕を用いて計算した。
このテストの結果は表に示される。 実施例 22 アデノシン受容体結合アデニレートシクラーゼ アデニレートシクラーゼのA2受容体仲介刺激
をプレモント(Premont)ら〔「モレキユ.フア
ーマコロ.(Molec.Pharmacol.)16:790、1979〕
の方法の改変により測定した。代表的にはクロム
親和細胞腫の細胞(PC12)の膜を解凍しそして
25mMトリスHCl、PH7.1、1mM MgCl2
50μM ATP50μM cAMP、0.1mMパパベリン、
0.4IU/mlアデノシンデアミナーゼ、5mMクレ
アチンホスフエート、0.2mg/mlクレアチンホス
フオキナーゼ、10μg膜蛋白、〔α32P〕ATP(〜
10-6DPM)、5μM GTPそして種々の濃度のアデ
ノシン拮抗体及び/又は作用体(最終容量100μ
)の最終濃度を含む反応混合物に加えた。反応
を組織の添加により開始し20分間30℃でインキユ
ベートした。反応を100μの40mMATP、1.4m
M cAMP及び2%SDSにより停止した。32P−
cAMPをサロモン(Salomon)ら〔「アドバ・サ
イクリツクヌクレオチドリサ.(Adv.Cyclic
Nucleotide Res.)10:35、1979〕の方法に従つ
て単離した。 アデニレートサイクラーゼのA1受容体仲介阻
止はロンドス(Londos)ら〔「プロシ.ナツル.
アカデ.サイ.」75:5362、1978〕の方法の改変
により測定された。膜蛋白(10〜15μg)を25m
MトリスHCl(PH7.4)、2mM MgCl2、50μM
ATP、50μM cAMP、1mMジチオスレイトー
ル、0.25mg/mlBSA、1IU/mlアデノシンデアミ
ナーゼ、5mMクレアチンホスフエート、0.2
mg/mlクレアチンホスフオキナーゼ、80mM
NaCl、〔α32P〕ATP(1.5c10-6DPM)そして
100MGTP(100μの最終容量中)の最終濃度を
含む反後混合物に加えた。インキユベーシヨンを
24℃で10分間行なつた。反応を停止しそして32P
−cAMPを前述のそれと同じやり方で単離した。 テスト化合物のKi値はタラリダ(Tallarida)
ら〔「ライフ・サイエンスズ(Life Sciences)」
25:637、1979〕により記載されたシルド
(Scild)分析から誘導されそれでは標準の作用体
に対する投与量のレスポンスの直進的シフトを
100倍のモル範囲に分析するテスト化合物の3種
の濃度を用いて評価した。すべてのインキユベー
シヨンは3回行われた。結果を表に示す。 実施例 23 NECA抑制ランゲンドルフ心臓 心臓をオスのモルモツトから手早く取り出しそ
して5℃でクレブス(Krebs)−重炭酸塩溶液を
含むビーカーに移した。各心臓をゆるくマツサー
ジしてそれから血液及びクロツトを除き周りの組
織を切り取つた。切り取つた大動脈の断端を冠状
循環の逆方向潅流のためにガラスカニユーラに確
保した。 潅流はホルターぜん動ポンプにより5〜7ml/
分の一定の速度でなされたクレブス/重炭酸塩溶
液(NaCl、118.4;KCl、4.7;CaCl2−2H2O、
1.9;NaHCO3、25;MgSO4−7H2O、1.2;グル
コース、11.7;NaH2PO4−2H2O、1,2;
EDTA、2mモル/ml)にポンプ、加温コイル
(33℃)及び大動脈カニユーラを通す前に95%
O2/5%CO2を通気した。冠状動脈の抵抗の変化
から生ずる潅流圧力の変動は大動脈カニユーラの
側腕に付着したグールド(Gould)圧力トランス
デユーサーによりグールドレコーダーに記録され
た。心臓の等尺性収縮を心室の尖のクリツプにプ
ーリーを経た縫合により付着したグラス
(Grass)トランスデユーサーにより記録した。
収縮の速度は心泊数をカウントすることにより求
めた。 薬剤を潅流溶液に直接加えた。薬剤の濃度を溶
液を変えることにより変えた。心臓の機能は加温
コイルに直ぐに隣接した注入口を通つて潅流溶液
にそれぞれの溶液を注入(011〜025μg/分)す
ることによりNECA又はアデノシンにより抑制
された。テストの結果を表に報告する。IC50は単
離されたモルモツトの心臓の力及び速度の
NECA誘導抑制を50%阻止する化合物の濃度と
して規定される。表においてテストされた化合物
は下記の式を有する。 【表】 ……測定されず。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式 〔式中、R1及びR2は独立して1〜6炭素原子の
    アルキルから選ばれ、 R3は水素、ジメチルアミノメチル及び2,3
    −ジヒドロキシプロピルオキシから選ばれ、 R4は水素、ヒドロキシ、シアノ、−NHCON
    (R52、−C(=NH)N(R52及び−NH−C(=
    NH)N(R52(ここで各R5は独立して水素又は1
    〜3炭素原子のアルキルである)から選ばれ、た
    だしR3が水素の時にはR4はヒドロキシ又は水素
    ではなく、R3がジメチルアミノメチルである時
    にはR4はヒドロキシであり、そしてR3が2,3
    −ジヒドロキシプロピルオキシである時にはR4
    は水素である〕 の化合物及びそれらの化合物の製薬上許容し得る
    塩。 2 R1及びR2がプロピルである特許請求の範囲
    第1項記載の化合物。 3 R1及びR2がn−プロピルであり、R3が水素
    であり、そしてR4が−NHCON(R52である特許
    請求の範囲第1項記載の化合物。 4 R1及びR2がn−プロピルであり、R3が水素
    であり、そしてR4が−C(=NH)N(R52である
    特許請求の範囲第1項記載の化合物。 5 R1及びR2は同一ではなくそしてn−プロピ
    ル及びメチルから選ばれる特許請求の範囲第1項
    記載の化合物。
JP28642387A 1986-11-13 1987-11-12 8ーアリールキサンチン Granted JPS63154687A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US93162086A 1986-11-13 1986-11-13
US931620 1986-11-13
US108990 1987-10-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63154687A JPS63154687A (ja) 1988-06-27
JPH0546349B2 true JPH0546349B2 (ja) 1993-07-13

Family

ID=25461089

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28642387A Granted JPS63154687A (ja) 1986-11-13 1987-11-12 8ーアリールキサンチン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63154687A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101441235B1 (ko) * 2013-03-14 2014-09-17 홍익대학교 산학협력단 강성도 경사형 신축성 기판과 그 제조방법 및 그 신축성 기판을 이용하여 이루어지는 신축성 전자소자 패키지와 그 제조방법

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59205377A (ja) * 1983-02-18 1984-11-20 ザ・ジヨ−ンズ・ホプキンス・ユニバ−シテイ アデノシン受容体「きつ」抗薬

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59205377A (ja) * 1983-02-18 1984-11-20 ザ・ジヨ−ンズ・ホプキンス・ユニバ−シテイ アデノシン受容体「きつ」抗薬

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101441235B1 (ko) * 2013-03-14 2014-09-17 홍익대학교 산학협력단 강성도 경사형 신축성 기판과 그 제조방법 및 그 신축성 기판을 이용하여 이루어지는 신축성 전자소자 패키지와 그 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63154687A (ja) 1988-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11472773B2 (en) Salt of omecamtiv mecarbil and process for preparing salt
US4783530A (en) 8-arylxanthines
JP6158811B2 (ja) 4−[5−(ピリジン−4−イル)−1h−1,2,4−トリアゾール−3−イル]ピリジン−2−カルボニトリルの結晶多形およびその製造方法
MX2015000739A (es) Acidos 5-aminotetrahidroquinolin-2-carboxilicos novedosos y su uso.
NO151463B (no) Analogifremgangsmaate for fremstilling av terapeutisk aktive kinazolinderivater
JP2005089334A (ja) 8−ヒドロキシアデニン化合物
HU180219B (en) Process for producing substituted xantine derivatives and salts
JP2018508583A (ja) キナゾリン誘導体の塩およびその製造方法
JPH05155887A (ja) アゾール誘導体
BRPI0712001B1 (pt) composto 8-[6-amino-3-piridil] xantinas substituídas e composição farmacêutica contendo o dito composto
JPH11513376A (ja) 選択的β▲下3▼−アドレナリン作動剤
US20080167381A1 (en) 5-Amino-4-Hydroxy-2-Isopropyl-7-[4-Methoxy-3-(3-Methoxypropoxy)Benzyl]-8-Methylnonamides
JPH0546349B2 (ja)
JPH05186458A (ja) 新規なベンゾピラン誘導体
JPH05222045A (ja) アゾール誘導体
US5310916A (en) Trifunctional agents useful as irreversible inhibitors of A1-adenosine receptors
JPS63246378A (ja) 8−アザキサンチン類、その製法及び医薬組成物
CN110343068B (zh) 2-氨基-2-喹啉基乙醇类β2-受体激动剂及其制备方法和应用
JP2531517B2 (ja) ナフタレンスルホンアミド誘導体
JPH07603B2 (ja) イソキノリンスルホンアミド誘導体
JP2974791B2 (ja) カルボキシイミダミド誘導体
JPS61280486A (ja) N−フエニル−4−フエニル−1−ピペラジンカルボキシアミジン類
JPS5852995B2 (ja) フルフラ−ル誘導体の製造法
JPH068296B2 (ja) アミノクロマノール誘導体
JPH02256695A (ja) アデノシン化合物の新規rおよびsジアステレオマーの製造法