JPH0545487U - 熱交換器 - Google Patents
熱交換器Info
- Publication number
- JPH0545487U JPH0545487U JP9214391U JP9214391U JPH0545487U JP H0545487 U JPH0545487 U JP H0545487U JP 9214391 U JP9214391 U JP 9214391U JP 9214391 U JP9214391 U JP 9214391U JP H0545487 U JPH0545487 U JP H0545487U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube
- heat exchanger
- header pipes
- tubes
- header pipe
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- Pending
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- Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ヘッダパイプ内への各チューブの出代を治具
を使用することなく一定にできる熱交換器を提供する。 【構成】 １対のヘッダパイプ２間に両ヘッダパイプを
接続して連通させる多数のチューブ３を該ヘッダパイプ
の軸線方向に配列して設けた熱交換器において、ヘッダ
パイプ２のチューブ３を接続する側に、半径方向外方へ
突出し軸線方向に延びる突出部７を形成し、該突出部に
チューブ挿入穴８を設けるとともに、該突出部内にチュ
ーブ挿入穴８から挿入されたチューブ３の先端に当接す
る狭窄部９を形成する。
を使用することなく一定にできる熱交換器を提供する。 【構成】 １対のヘッダパイプ２間に両ヘッダパイプを
接続して連通させる多数のチューブ３を該ヘッダパイプ
の軸線方向に配列して設けた熱交換器において、ヘッダ
パイプ２のチューブ３を接続する側に、半径方向外方へ
突出し軸線方向に延びる突出部７を形成し、該突出部に
チューブ挿入穴８を設けるとともに、該突出部内にチュ
ーブ挿入穴８から挿入されたチューブ３の先端に当接す
る狭窄部９を形成する。
Description
【０００１】
本考案は、１対の円筒状のヘッダパイプ間にチューブおよびフィンから成るコ アを設けた熱交換器に関する。
【０００２】
このような熱交換器においては、ヘッダパイプとチューブを互いに連通状態に 接合しなければならないが、この接合は、従来、図３に示すように、ヘッダパイ プ01の管壁にチューブ02を挿入する挿入穴03を設け、この挿入穴03にチューブ02 の端部を挿入してろう付け等により固着することにより行われている。
【０００３】 チューブ02は互いに平行に多数配設されるので、これに応じてヘッダパイプ01 には多数の挿入穴03が所定の間隔で列設される。また、チューブ02とヘッダパイ プ01との接合を確実にするため、各チューブ02の先端部はヘッダパイプ01内に若 干突出させてある。すなわち出代ｅが設けられている。
【０００４】
ところでチューブ02はその両端においてそれぞれヘッダパイプに接合されるの で、一方のヘッダパイプに対する出代ｅが大きくなると、他方のヘッダパイプに おいては充分な出代を設けることができず完全な接合が得られなくなる恐れが生 ずる。また各チューブの出代にバラツキがあると、これらのチューブを流れる流 体の圧力損失にバラツキが生じ、熱交換器の効率が落ちる。従って従来は各チュ ーブの出代を一定にするために組立てに際して治具を必要とした。
【０００５】 本考案は、組立てに対して治具を必要とすることなく、各チューブの出代を一 定にできる熱交換器を提供しようとするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段および作用】 このため、本考案においては、１対のヘッダパイプ間に両ヘッダパイプを接続 して連通させる多数のチューブを該ヘッダパイプの軸線方向に配列して設けた熱 交換器において、前記ヘッダパイプの前記チューブを接続する側に、半径方向外 方へ突出し軸線方向へ延びる突出部を形成し、該突出部にチューブ挿入穴を設け るとともに、該突出部内に前記チューブ挿入穴から挿入された前記チューブの先 端に当接する狭窄部を形成する。
【０００７】 本考案によれば、チューブ挿入穴からヘッダパイプ内に挿入されたチューブは 、その先端が狭窄部に当接することにより、ヘッダパイプ内への突出量すなわち 前記出代を規制されるので、治具を使用しなくてもすべてのチューブの出代をほ ぼ一定に保つことができ、従ってチューブとヘッダパイプとの間に良好な接合部 が得られるとともに、各チューブを流れる流体の圧力損失のバラツキも少なくな る。
【０００８】 しかも、ヘッダパイプの突出部および狭窄部は、該パイプを絞り加工すること により、極めて簡単に形成することができる。
【０００９】
図１は本考案の一実施例に係る熱交換器１の全体正面図である。この熱交換器 １は左右両側にそれぞれ垂直に配設された円筒状のヘッダパイプ２，２を多数の 水平な偏平チューブ３で連結して構成されており、各偏平チューブ３にはコルゲ ートフィン４が添設されている。図において左側のヘッダパイプ２には上端部に 媒体流入口５が設けられ、右側のヘッダパイプ２には下端部に媒体流出口６が設 けられており、媒体例えば水冷エンジンの冷却水が該エンジンから流入口５を経 て熱交換器１に導かれ、偏平チューブ３を流れる間にコルゲートフィン４の放熱 作用により冷却された後流出口６から前記エンジンに戻される。
【００１０】 偏平チューブ３，３，……は互いに平行に上下に、すなわちヘッダパイプ２の 軸線方向に配列されており、両端はそれぞれ左右のヘッダパイプ２，２に接合さ れている。図２はヘッダパイプ２と偏平チューブ３の接合部の構造を示す横断面 図である。もともと円筒状をなすヘッダパイプ２には、その偏平チューブ３と接 合する側の管壁部分を絞り加工することにより、半径方向外方へ突出する突出部 ７が形成されている。この突出部７は図１に示すようにヘッダパイプ２に沿って 上下に延びており、該突出部７にチューブ挿入穴８が所定間隔で上下方向に列設 されている。チューブ挿入穴８は偏平チューブ３の外形に合致した形状をなして おり、このチューブ挿入穴８に偏平チューブ３の端部が挿入されてろう付けによ り接合されている。
【００１１】 突出部７の基部には、前記チューブ挿入穴８を設けた端面から所定距離ｅの所 に、その両側壁を内方へ屈曲突出させた狭窄部９が形成されており、該狭窄部９ 間の巾は偏平チューブ３の巾よりも狭く設定されている。この狭窄部９は、突出 部７を絞り加工する時に同時に形成され、ヘッダパイプ２に沿って上下に延長し ている。従って各チューブ挿入穴８に挿入される偏平チューブ３はその先端が狭 窄部９に当接することにより挿入長を規制され、すべての偏平チューブ３にほぼ 一定の出代ｅが確保される。
【００１２】 このようにして、本実施例によれば、ヘッダパイプ２と偏平チューブ３の組付 けに際し、治具を使用しなくても、各偏平チューブ３の出代を一定にして良好な 接合部を得るとともに各偏平チューブ３の圧力損失のバラツキを少なくすること ができる。
【００１３】
以上の通り、本考案によれば、１対のヘッダパイプ間に両ヘッダパイプを接続 して連通させる多数のチューブを該ヘッダパイプの軸線方向に配列して設けた熱 交換器において、簡単な手段で、ヘッダパイプとチューブの組付けに際し治具を 必要とすることなくヘッダパイプ内へのチューブの出代を一定にすることができ るので、熱交換器の組立て作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案の一実施例に係る熱交換器の全体正面図
である。
である。
【図２】同熱交換器におけるヘッダパイプとチューブの
接合部の構造を示す断面図である。
接合部の構造を示す断面図である。
【図３】従来の熱交換器におけるヘッダパイプとチュー
ブの接合部の構造を示す断面図である。
ブの接合部の構造を示す断面図である。
１…熱交換器、２…ヘッダパイプ、３…偏平チューブ、
４…コルゲートフィン、５…流入口、６…流出口、７…
突出部、８…チューブ挿入穴、９…狭窄部。
４…コルゲートフィン、５…流入口、６…流出口、７…
突出部、８…チューブ挿入穴、９…狭窄部。
Claims (1)
- 【請求項１】 １対のヘッダパイプ間に両ヘッダパイプ
を接続して連通させる多数のチューブを該ヘッダパイプ
の軸線方向に配列して設けた熱交換器において、前記ヘ
ッダパイプの前記チューブを接続する側に、半径方向外
方へ突出し軸線方向に延びる突出部を形成し、該突出部
にチューブ挿入穴を設けるとともに、該突出部内に前記
チューブ挿入穴から挿入された前記チューブの先端に当
接する狭窄部を形成したことを特徴とする熱交換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9214391U JPH0545487U (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | 熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9214391U JPH0545487U (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | 熱交換器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0545487U true JPH0545487U (ja) | 1993-06-18 |
Family
ID=14046219
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9214391U Pending JPH0545487U (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | 熱交換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0545487U (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007120812A (ja) * | 2005-10-26 | 2007-05-17 | Japan Climate Systems Corp | 熱交換器及びその製造方法 |
| WO2012176336A1 (ja) * | 2011-06-24 | 2012-12-27 | 三菱電機株式会社 | プレート式熱交換器及び冷凍サイクル装置 |
| JP2017500528A (ja) * | 2013-12-13 | 2017-01-05 | ヴァレオ システム テルミク | 回収ボックス及び対応する熱交換器 |
| JP2017106661A (ja) * | 2015-12-09 | 2017-06-15 | 株式会社デンソー | 熱交換器 |
-
1991
- 1991-10-16 JP JP9214391U patent/JPH0545487U/ja active Pending
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007120812A (ja) * | 2005-10-26 | 2007-05-17 | Japan Climate Systems Corp | 熱交換器及びその製造方法 |
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| GB2505829B (en) * | 2011-06-24 | 2017-12-27 | Mitsubishi Electric Corp | Plate heat exchanger and refrigeration cycle apparatus |
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| US9772145B2 (en) | 2011-06-24 | 2017-09-26 | Mitsubishi Electric Corporation | Flat plate heat exchanger having fluid distributor inside manifold |
| WO2012176336A1 (ja) * | 2011-06-24 | 2012-12-27 | 三菱電機株式会社 | プレート式熱交換器及び冷凍サイクル装置 |
| JP2017500528A (ja) * | 2013-12-13 | 2017-01-05 | ヴァレオ システム テルミク | 回収ボックス及び対応する熱交換器 |
| JP2018189363A (ja) * | 2013-12-13 | 2018-11-29 | ヴァレオ システム テルミク | 回収ボックス及び対応する熱交換器 |
| JP2020128865A (ja) * | 2013-12-13 | 2020-08-27 | ヴァレオ システム テルミク | 回収ボックス及び対応する熱交換器 |
| JP2022048152A (ja) * | 2013-12-13 | 2022-03-25 | ヴァレオ システム テルミク | 回収ボックス及び対応する熱交換器 |
| JP2017106661A (ja) * | 2015-12-09 | 2017-06-15 | 株式会社デンソー | 熱交換器 |
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