JP2510248Y2 - 熱交換器用タンクのパイプ接合構造 - Google Patents

熱交換器用タンクのパイプ接合構造

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JP2510248Y2
JP2510248Y2 JP1990039987U JP3998790U JP2510248Y2 JP 2510248 Y2 JP2510248 Y2 JP 2510248Y2 JP 1990039987 U JP1990039987 U JP 1990039987U JP 3998790 U JP3998790 U JP 3998790U JP 2510248 Y2 JP2510248 Y2 JP 2510248Y2
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tank
pipe
heat exchanger
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宗一 加藤
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株式会社ゼクセル
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、熱交換器用タンクのパイプ接合構造に関
する。
(従来の技術) 従来の熱交換器用タンクのパイプ接合構造として、例
えば実開昭63-154962号公報に記載されたものがある。
このパイプ接合構造は、偏平状のチューブと蛇腹状のコ
ルゲートフィンとを交互に積層し、タンクの底面部に設
けられたチューブ挿入孔にチューブの一端を挿入し、タ
ンクの上面部に設けられたパイプ挿入孔にパイプの先端
部を挿入してなるものである。前記チューブ及びパイプ
はタンクにろう付けされる。このパイプ接合構造におい
ては、断面円形のパイプが使用されているので、タンク
幅(積層方向に対して直交する方向のタンク幅)をパイ
プの直径以下に短くすることができず、熱交換器の薄型
化を図ることができなかった。
そこで、薄型化を図るため、第5図及び第6図に示す
ように、パイプaの先端部bを偏平にし、これによって
タンク幅を短くするパイプ接合構造が提案されている。
(考案が解決しようとする課題) ところが、タンクcに対するパイプaの接合は、パイ
プaの外周とパイプ挿入孔とをろう付けによって行って
いるにすぎないので、タンクcとパイプaとの接合面積
が小さく、パイプaに外力が加わると接合部が損傷し易
いという問題があった。とりわけ、積層方向に直交する
方向の力に対して極端に弱かった。
この考案は、このような事情に鑑みて為されたもの
で、その技術的課題は熱交換器の薄型化の要請に応える
と同時に、タンクに対するパイプの接合強度を高めるこ
とである。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため、この考案は、偏平状のチュ
ーブと蛇腹状のコルゲートフィンとを交互に積層し、前
記チューブの端部をタンクの底面部に挿着し、前記タン
ク内を仕切によって長手方向に二分し、チューブ積層方
向に対して直角方向にタンクに接続される熱媒体流入・
流出用のパイプの先端部を前記タンクの上面部に挿入し
てなる熱交換器用タンクの接合構造において、少なくと
も前記パイプの先端部を偏平にし、前記タンクの内壁面
と該内壁面に対向する前記仕切とにそれぞれ接触する接
合片を前記パイプの先端部に設け、前記各接合片と前記
内壁面および前記仕切とをそれぞれろう付け接合したも
のである。
(作用) 前述のように、前記タンクの内壁面と該内壁面に対向
する前記仕切とにそれぞれ接触する接合片を前記パイプ
の先端部に設け、前記各接合片と前記内壁面および前記
仕切とをそれぞれろう付け接合するようにしたので、タ
ンクとパイプとの接合面積を広く確保し得る。
(実施例) 以下、図面に基いてこの考案の一実施例を説明する。
第2図は、この考案の一実施例に係るパイプ接合構造
を有する積層型ヒータコア(熱交換器)の斜視図であ
る。このヒータコアは、U字状の偏平チューブ(チュー
ブ)2と、蛇腹状のコルゲートフィン3と、タンク1
と、タンク1内に熱媒体を送り込む流入パイプ4と、タ
ンク1から熱媒体を送り出す流出パイプ5とを備えてい
る。
前記偏平チューブ2とコルゲートフィン3とは、第2
図に示すように、交互に積層されている。
前記タンク1は、タンク本体6と底板7とからなる。
第3図に示すように、タンク1内は仕切8によって長手
方向に二分され、熱媒体分配路9と熱媒体集合路10とが
形成される。タンク本体6の一端部には熱媒体分配路9
に通じるパイプ挿入孔6aが設けられ、タンク本体6の他
端部には熱媒体集合路10に通じるパイプ挿入孔6bが設け
られている。底板7には長手方向に2列に並ぶチューブ
挿入孔7a,7bが設けられている。チューブ挿入孔7a,7bに
は、第1図及び第3図に示すように、偏平チューブ2の
両端部2a,2bが挿着されている。
前記流入パイプ4の断面形状は円形であり、その先端
部11は第3図に示すようにやや偏平している。これによ
り、タンク幅を短くすることができる。このパイプ4の
先端部11は一対の平面部11a,11cと一対の曲面部11b,11d
とを有し、各平面部11a,11c、各曲面部11b,11dはそれぞ
れ互いに対向している。先端開口形状は第4図に示すよ
うに楕円形であり、パイプ挿入孔6aの形状と対応する。
但し、この明細書中の楕円には第4図に示すように直線
部を有するものも含めるものとする。各平面部11a,11b
には矩形の接合片12a,12bがパイプ軸方向に沿って一体
に設けてある(第1図及び第3図)。流出パイプ5及び
その先端部13の形状、接合構造は流入パイプ4と同じで
あり、説明を省略する。両パイプ4,5はパイプ挿入孔6a,
6bにそれぞれ挿入され、ろう付けされている。このと
き、接合片12aとタンク内壁面6c、接合片12bと仕切部
8、流出パイプ5の接合片14aと仕切部8、流出パイプ
5の接合片14bとタンク内壁面6dは、それぞれ面接合さ
れている。また、各パイプ4,5の先端開口の長径は、チ
ューブ積層方向に対して平行である。
このヒータコアの場合、流入パイプ4を通じてタンク
1の熱媒体分配路9に流入した熱媒体は、熱媒体分配路
9で各偏平チューブ2の一端部2aに分配される。その
後、熱媒体は、各偏平チューブ2内をU字状に進み、各
偏平チューブ2の他端部2bから熱媒体集合路10に集めら
れ、熱媒体流出管5から流出する。
この実施例のパイプ接合構造によれば、接合片12a,12
b,14a,14bがタンク内壁面6c,6d及び仕切8にそれぞれろ
う付け接合され、パイプ接合部の強度が向上するので、
例えばチューブ積層方向に対して直交する方向の外力が
各パイプ4,5に加わった場合も、その外力によってパイ
プ接合部が損傷しにくくなる。
(考案の効果) 上述したように、本考案による熱交換器用タンクのパ
イプ接合構造によれば、少なくとも前記パイプの先端部
を偏平にし、前記タンクの内壁面と該内壁面に対向する
前記仕切とにそれぞれ接触する接合片を前記パイプの先
端部に設け、前記各接合片と前記内壁面および前記仕切
とをそれぞれろう付け接合したので、熱交換器の薄型化
の要請に応えると同時に、タンクとパイプとの接合面積
を広く確保でき、タンクに対するパイプの接合強度を高
めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例に係るパイプ接合構造を示
す第2図のI-I線に沿う断面図、第2図はそのパイプ接
合構造を備えた積層型ヒータコアの斜視図、第3図は第
2図のIII-III線に沿う断面図、第4図は第3図のIV-IV
線に沿う断面図、第5図は従来のパイプ接合構造を示す
斜視図、第6図は第5図のVI-VI線に沿う断面図であ
る。 1……タンク、2……偏平チューブ(チューブ)、3…
…コルゲートフィン、4……流入パイプ、5……流出パ
イプ、6c,6d……タンクの内壁面、8……仕切、11,13…
…パイプ先端部、12a,12b,14a,14b……接合片。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】偏平状のチューブと蛇腹状のコルゲートフ
    ィンとを交互に積層し、前記チューブの端部をタンクの
    底面部に挿着し、前記タンク内を仕切によって長手方向
    に二分し、チューブ積層方向に対して直角方向にタンク
    に接続される熱媒体流入・流出用のパイプの先端部を前
    記タンクの上面部に挿入してなる熱交換器用タンクのパ
    イプ接合構造において、少なくとも前記パイプの先端部
    を偏平にし、前記タンクの内壁面と該内壁面に対向する
    前記仕切とにそれぞれ接触する接合片を前記パイプの先
    端部に設け、前記各接合片と前記内壁面および前記仕切
    とをそれぞれろう付け接合したことを特徴とする熱交換
    器用タンクのパイプ接合構造。
JP1990039987U 1990-04-13 1990-04-13 熱交換器用タンクのパイプ接合構造 Expired - Lifetime JP2510248Y2 (ja)

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