JPH0639257Y2 - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JPH0639257Y2
JPH0639257Y2 JP1754589U JP1754589U JPH0639257Y2 JP H0639257 Y2 JPH0639257 Y2 JP H0639257Y2 JP 1754589 U JP1754589 U JP 1754589U JP 1754589 U JP1754589 U JP 1754589U JP H0639257 Y2 JPH0639257 Y2 JP H0639257Y2
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JP
Japan
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tube
header pipe
tank
dimension
heat exchanger
Prior art date
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JP1754589U
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JPH02109185U (ja
Inventor
邦彦 西下
Original Assignee
株式会社ゼクセル
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Publication date
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  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、パラレルフロータイプの熱交換器に関する。
(従来の技術) パレルフロータイプの熱交換器、例えばコンデンサ等
は、入側のヘッダパイプと出側のヘッダパイプとに、互
いに平行に配列された複数のチューブが接続され、入側
のヘッダパイプと出側のヘッダパイプの間で複数のチュ
ーブ内の通路を通じて冷媒を並列的に通流させる構造と
なっている。
上記各ヘッダパイプと各チューブとの接続は、第5図に
示すように、双方のヘッダパイプ21に設けられた各々の
挿入孔22にそれぞれのチューブ23を差込んで組付け、ヘ
ッダパイプ21の内外表面にクラッドされたろう材により
一体ろう付けされる。
上記組付けは、複数のチューブ23を固定用治具により
固定し、各チューブ23の端部をヘッダパイプ21の挿入孔
22に一度に差込み、ヘッダパイプ21内に差込まれた各チ
ューブ23の端部を専用の位置決め用治具により揃えるこ
とにより位置決めが行なわれるのが一般的である。
また、チューブ端部を位置するために、第6図に示す
ように、チューブ23の端部に段部23aを形成し、挿入孔2
2の縁部に段部23aを係止させることにより、ヘッダパイ
プ21内のチューブ端部を一様に位置決めするようにした
ものがあり(実公昭59−19880号公報)、この場合には
専用の位置決め用治具を用いずに組付けが可能となる利
点がある。
(考案が解決しようとする課題) ところが、ヘッダパイプにチューブを組付ける際に、上
記においては、ヘッダチューブ内に挿入したチューブ
の端部を揃えるには専用の位置決め用治具が必要とな
り、組付け作業が複雑となる問題があった。
また、上記においては、専用の治具を不要とすること
ができるものの、チューブ端部に段部を形成する必要が
あるため、チューブの加工が複雑となり、コストが嵩む
不具合があった。
そこで、本考案では、チューブの加工およびチューブの
位置決めを容易に行なえる熱交換器を提供することを目
的としている。
(課題を解決するための手段) 本考案の熱交換器は、入側のヘッダパイプと出側のヘッ
ダパイプとに、互いに平行な複数のチューブが接続され
たパラレルフロータイプの熱交換器であって、前記入側
および出側のヘッダパイプを、チューブ挿入方向で二分
割されたタンクとエンドプレートにより構成し、エンド
プレートに前記チューブを挿入する挿入孔を形成する一
方、タンク内に、チューブ挿入方向に対し傾斜しチュー
ブの先端隅部が当接する傾斜面を設け、チューブ挿入方
向に沿う前記ヘッダパイプ内奥行き寸法のうち、チュー
ブの挿入寸法Aを、チューブ先端からタンクまでの寸法
Bに対し小さい寸法に形成した構成としている。
(作用) ヘッダパイプにチューブを組付けるには、複数のチュー
ブを固定用治具により固定し、各チューブの端部をそれ
ぞれ挿入孔から挿入すると、チューブの端部隅部がタン
ク内の傾斜面に当接して位置決めされる。そして、一体
ろう付けによりヘッダパイプに各チューブが接続され
る。
したがって、チューブを挿入するだけでチューブの位置
決めが可能となり、専用の位置決め用治具が不要とな
り、組付け作業が簡素化できるとともに、チューブに加
工を施すことなく用いることができる。また、チューブ
の挿入寸法Aを、チューブ端部からタンク内面までの寸
法Bに対して小さくしたので、冷媒の通路抵抗が減少
し、ヘッダパイプの横断面積の縮小化が可能となり、冷
媒容量の低減化が可能となる。
(実施例) 以下に本考案の一実施例を第1図に基づき説明する。
本実施例の熱交換器は、入側のヘッダパイプと出側のヘ
ッダパイプに、互いに平行に配列された複数の偏平チュ
ーブが接続され、双方のヘッダパイプの間で複数の偏平
チューブを通じて並列的に冷媒を通流させる構造であ
る。
双方のヘッダパイプ1は、第1図にその横断面図を示す
ように、タンク2とエンドプレート3により構成され、
これらは矢印で示すチューブ挿入方向に二分割されてい
る。エンドプレート3は平板状に形成され、その両側部
がタンク2の結合部4に設けられた嵌合溝5に嵌込まれ
ている。エンドプレート3を嵌込むには、タンク2がス
プリングバック(弾性)を有するので、結合部4を開く
ことにより容易に行なうことができる。また、エンドプ
レート3には、複数のチューブ6を挿入する挿入孔7が
形成されている。尚、タンク2およびエンドプレート3
は外表面だけがろう材によりクラッドされ、タンク2は
押出し成形により形成されている。
他方、タンク2は、上記結合部4からチューブ挿入方向
に沿う方向に僅かに直線的に延在した後、チューブ挿入
外方へ膨出する円曲面に形成されており、上記挿入孔7
から挿入されるチューブ6の先端の隅部に対応するタン
ク2の内面が、チューブ挿入方向に対し傾斜する傾斜面
8に形成されている。また、同図に示すように、チュー
ブ挿入方向に沿う奥行寸法C、すなわち、ヘッダパイプ
1の横断面の奥行寸法は、挿入孔7からヘッダパイプ1
内に挿入されたチューブ6の挿入寸法Aと、チューブ6
の先端からタンク2の頂部内面に至る離間寸法Bとを加
えた寸法であるが、チューブ寸法Aが離間寸法Bに対し
小さく形成されている。尚、このような断面形状のタン
ク2は押出し成形により容易に形成することができる。
このような熱交換器においてチューブ6をヘッダパイプ
1に組付ける際には、固定治具により複数のチューブ6
を固定して挿入孔7に挿入すると、各々のチューブ6の
先端隅部がタンク内の傾斜面8に当接して係止され、こ
れによりチューブ6の先端の位置決めが行なわれる。し
たがって、専用の位置決め治具が不要となり、組付け作
業が簡素化できる、また、チューブを挿入してタンク内
の傾斜面に当接するだけで位置決めできるので、押出し
成形により得られるチューブをそのまま用いることがで
き、従来の如くチューブに段部を設ける等の加工を施す
必要がなく、コストの低減を図ることができる。更に、
チューブ先端隅部が傾斜面に点接触により位置決めされ
るので、ろう材によりチューブの流路開口が塞がれるこ
とが防止できる。また更に、チューブ挿入寸法Aを離間
寸法Bに比べて小さくしたので、ヘッダパイプ内を長手
方法に流れる冷媒のうねり量が低減し通路抵抗が減少
し、これとともに、ヘッダパイプの横断面積を減少でき
るので、パイプ容量を小さくすることが可能となり、冷
媒容量の減少化を図ることが可能となった。
尚、ヘッダパイプのタンクの断面形状としては、上記実
施例の他、例えば第2図〜第4図に示す形状とすること
もできる。
第2図に示すヘッダパイプ11は、同図に示すように、タ
ンク2の横断面形状を略矩形状に形成したものである。
タンク2が矩形状であるので、係合部4から膨出部に至
る側部をチューブ挿入方向に対し斜めに屈曲して傾斜面
8を形成し、この傾斜面8によりチューブ6の位置決め
を行なうようにしたものである。したがって、本実施例
においても、上記実施例と同様の効果を得ることができ
る。
第3図に示すヘッダパイプ12のタンク2は、横断面矩形
状に形成し、傾斜面8を押出し成形により側部内面に設
けたものである。
また、第4図に示すヘッダパイプ13では、タンク2の側
部内面に、チューブ挿入方向に直交する方向に畝状の突
起14を設け、突起14の先端に傾斜面8を形成したもので
あり、押出し成形により容易に形成することができる。
これらの場合にも、先の実施例と同様の効果を得ること
ができる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、熱交換器を組付
ける際に、挿入孔からチューブを挿入するだけ傾斜面に
よりチューブ端部の位置決めを行なうことができるの
で、専用の位置決め用治具が不要となり、組付け作業を
簡素化することができる。また、傾斜面に当接すること
によりチューブの位置決めができるので、押出し成形の
チューブをそのまま用いることが可能となり、チューブ
の加工が不要となり、コストの低減が図れる。更に、傾
斜面により点接触により位置決めされるので、ろう材等
によりチューブの流路開口を塞ぐことを防止できる。ま
た更に、チューブ挿入寸法Aをチューブ先端とタンク頂
部内面までの寸法Bに対し小さく形成したので、ヘッダ
パイプ内を流れる冷媒のうねり量が減少して通路抵抗が
低減するとともに、ヘッダパイプ内の容量が小さくな
り、冷媒容量の減少化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例に係るヘッダパイプの横断
面図、第2図は第2実施例に係るヘッダパイプの横断面
図、第3図は第3実施例に係るヘッダパイプの横断面
図、第4図は第4実施例に係るヘッダパイプの横断面
図、第5図および第6図は従来例に係り、それぞれヘッ
ダパイプを示す横断面図である。 1,11,12,13…ヘッダパイプ 2…タンク、3…エンドプレート 6…チューブ、7…チューブ挿入孔 8…傾斜面、A…チューブ挿入寸法 B…チューブ端部からタンク内面までの寸法 C…タンク奥行寸法

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】入側のヘッダパイプと出側のヘッダパイプ
    とに、互いに平行な複数のチューブが接続されたパラレ
    ルフロータイプの熱交換器において、 前記入側および出側のヘッダパイプを、チューブ挿入方
    向で二分割されたタンクとエンドプレートにより構成
    し、 エンドプレートに前記チューブを挿入する挿入孔を形成
    する一方、タンク内に、チューブ挿入方向に対し傾斜し
    チューブの先端隅部が当接する傾斜面を設け、 チューブ挿入方向に沿う前記ヘッダパイプ内奥行寸法の
    うち、チューブの挿入寸法Aを、チューブ先端からタン
    クまでの寸法Bに対し小さい寸法に形成したことを特徴
    とする熱交換器。
JP1754589U 1989-02-17 1989-02-17 熱交換器 Expired - Lifetime JPH0639257Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1754589U JPH0639257Y2 (ja) 1989-02-17 1989-02-17 熱交換器

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JP1754589U JPH0639257Y2 (ja) 1989-02-17 1989-02-17 熱交換器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02109185U JPH02109185U (ja) 1990-08-30
JPH0639257Y2 true JPH0639257Y2 (ja) 1994-10-12

Family

ID=31231424

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KR101220975B1 (ko) * 2006-03-23 2013-01-11 한라공조주식회사 고압용 열교환기의 헤더탱크

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JP4830132B2 (ja) * 2006-01-31 2011-12-07 国立大学法人 東京大学 マイクロ熱交換器
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