JP2508013Y2 - 熱交換器のヘッダタンクの取付け構造 - Google Patents

熱交換器のヘッダタンクの取付け構造

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JP2508013Y2
JP2508013Y2 JP1990039920U JP3992090U JP2508013Y2 JP 2508013 Y2 JP2508013 Y2 JP 2508013Y2 JP 1990039920 U JP1990039920 U JP 1990039920U JP 3992090 U JP3992090 U JP 3992090U JP 2508013 Y2 JP2508013 Y2 JP 2508013Y2
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tank
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吉清 長坂
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株式会社ゼクセル
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、左右方向に二分割されたタンクとエンドプ
レートとの組付け性を高めた熱交換器のヘッダタンク取
付け構造に関する。
(従来の技術) 一般に、パラレルフロータイプの熱交換器は、フィン
を介して平行に配列された多数のチューブの各端部がヘ
ッダタンクにろう付けにより一体的に接合されている。
また、前記ヘッダタンク1としては、第8図に示すよ
うに、左右方向にタンク2とエンドプレート3とに分割
できる構造とされたものがある(例えば、実願平1-1754
6号、特願平1-107077号)。
この種のヘッダタンク1では、タンク2の接合部2aに
エンドプレート3の接合部3aを嵌合させて突当てること
により組付け、その後ろう付けにより接合される構造と
なっている。尚、図中、4はチューブ5の挿入孔であ
る。
(考案が解決しようとする課題) ところが、上述したような二分割構造のヘッダタンク
1によれば、組付け時のゆがみや、ろう付け時の熱変形
に伴って、タンク2及びエンドプレート3の接合部2aと
3aとの当接部6に隙間の発生するおそれがある。この隙
間が発生すると、耐圧強度が低下したり、冷媒が漏れる
場合を生じる。
そこで、本考案は、ろう付け時の熱膨張や収縮によっ
てもタンクとエンドプレートの接合部間に隙間が発生し
ない熱交換器のヘッダタンクの取付け構造を提供するこ
とを目的としている。
(課題を解決するための手段) 本考案の熱交換器のヘッダタンク取付け構造は、ヘッ
ダタンクがタンクとエンドプレートとの二分割構造に形
成され、前記エンドプレートに互いに平行に配列された
チューブが挿入接続されたパラレルフロータイプの熱交
換器を改良して、前記タンクとエンドプレートの双方の
接合部のうち、一方の接合部の端縁に、屈曲した切欠き
溝を設け、他方の接合部には、前記切欠き溝に係合する
突起部を設けて構成され、前記切欠き溝は、前記タンク
とエンドプレートが対向する方向に設けられた開口溝部
と、前記開口溝部に続いてヘッダタンクの軸方向に沿う
係止溝部とを備えた熱交換器のヘッダタンク取付け構造
である。
(作用) 各ヘッダタンクのタンクとエンドプレートとを組付け
るには、エンドプレートの挿入孔に各チューブを挿入
し、タンクの接合部とエンドプレートの接合部のうち、
一方に設けられた突起部を他方の切欠き溝に差し込んだ
後、切欠き溝の屈曲形状に沿って移動させることにより
組付けられる。
この場合、切欠き溝の屈曲形状は、突起部の軸方向の
移動をもたらすので、ろう付け時の熱膨張による軸方向
のずれを許容することができ、タンクとエンドプレート
が熱変形するのを防止でき、双方の接合部間に隙間の生
ずることを防止することができる。
(実施例) 以下に本考案を図示の一実施例に基づいて説明する。
本実施例の熱交換器10は、第1図に示すように、多数
の偏平チューブ11が波状フィン12を介して互いに積層さ
れ、各偏平チューブ12の各端部にはヘッダタンク13がそ
れぞれ連通接続されている、一方のヘッダタンク13には
入口継手14が接続され、他方の他方のヘッダタンク13に
は出口継手15が接続され、双方のヘッダタンク13内に設
けられる仕切板により前記入口継手14と出口継手15との
間で、冷媒や温水等の熱媒体の流路が複数回蛇行するパ
ラレルフロータイプに構成されている、尚、図中、16は
盲キャップ、17はサイドプレートを示している。
前記各々のヘッダタンク13は、第2図及び第3図に示
すように、左右方向(チューブ長手方向)に、タンク18
とエンドプレート19とに二分割できる構造に形成され、
前記各偏平チューブ11の各端部が、エンドプレート19に
設けられた挿入孔を通じて挿入されて一体的に接合され
る。また、タンク18及びエンドプレート19の両側には、
互いに嵌合する接合部18a,19aが軸方向に沿って形成さ
れ、本実施例ではエンドプレート19の接合部19aをタン
ク18の接合部18aの内側に配して結合される。
前記タンク18の双方の接合部18aには、第4図に示す
ように切欠き溝20が形成され、この切欠き溝20は、軸方
向に沿う複数箇所に設けられている。これに対応して、
エンドプレート19の双方の接合部19aには、前記各切欠
き溝20に係合する突起部23が形成されている。前記切欠
き溝20は、接合部18の端縁からタンク左右方向に沿って
延在した後、タンク軸方向に屈曲するL字状に形成され
ている。すなわち、切欠き溝20は、タンク18とエンドプ
レート19が対向する方向に設けられた開口溝部20aと、
この開口溝部20aに続いてヘッダタンク13の軸方向に沿
う係止溝部20bとを備えたL字状に形成されている。
このようなヘッダタンク13においては、第5図の矢印
で示すように、エンドプレート19の各々の突起部23を各
切欠き溝20内に、まず左右方向に差し込んだ後、軸方向
に移動することによりエンドプレート19がタンク18に組
付けられ、その後、ろう付けにより一体接合される。
したがって、切欠き溝に突起部を係合することによ
り、タンクにエンドプレートが組付けできるので、双方
の接合部が確実に接合する。また、ろう付け時の熱膨張
時や収縮時に生ずる熱変形が、切欠き溝の軸方向部分で
吸収できるので、熱変形時にも双方の接合部間に隙間が
発生することを防止できる。更に、切欠き溝に突起部を
係合すればよいので、タンクとエンドプレートの組付け
性が向上する。
尚、前記切欠き溝としては第5図に示すものに限ら
ず、第6図のように軸方向部分を嵌合方向に沿って角度
をもたせた切欠き溝24の構造とすることもできる。この
場合には、切欠き溝24に対応して、突起部25にも角度を
もたせている。したがって双方に角度をもたせることに
より、双方の接合部どうしがより確実に突き合わせられ
ることになり、前記実施例の効果に加え、双方の接合部
間の隙間の発生を防止できる。
また、突起部としては、第3図に示すように、突設し
たものに限らず、第7図に示すようなエンドプレート19
の接合部19aをプレス加工により外方に膨出させた突起
部26に形成したものでもよく、このようなものにおいて
も前記同様の効果を奏する。
なお、上述した実施例では、タンクに切欠き溝を設け
るとともに、エンドプレートに突起部を設けた場合を例
に採って説明したが、これに限らず、これら双方のう
ち、一方に切欠き溝を、他方に突起部を設ければよい。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、切欠き溝が、
タンクとエンドプレートが対向する方向に設けられた開
口溝部と、前記開口溝に続いてヘッダタンクの軸方向に
沿う係止溝部とを備えて、屈曲して形成され、突起部が
軸方向にも移動できるので、ろう付け時の熱膨張などの
ような熱変形した場合には、軸方向のずれを許容でき、
双方の接合部間に隙間の発生することを防止でき、冷媒
の漏れの発生を防止できるとともに耐圧強度を高めるこ
とができる。また、切欠き溝に突起部が対応して各々設
けられているので、組付け時の位置決め機能を有し、組
付け性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案の一実施例を示し、第1図
は熱交換器の正面図、第2図はヘッダタンクの要部拡大
側面図、第3図は第2図中のIII-III矢視断面図、第4
図はヘッダタンクの分解斜視図、第5図は突起部の係合
状態を示す図、第6図は切欠き溝の他の実施例に係る係
合状態を示す図、第7図は突起部の他の実施例を示す断
面図である。 10……熱交換器、13……ヘッダタンク、18……タンク、
18a……接合部、19……エンドプレート、19a……接合
部、20,24……切欠き溝、23,25,26……突起部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッダタンクがタンクとエンドプレートと
    の二分割構造に形成され、前記エンドプレートに互いに
    平行に配列されたチューブが挿入接続されたパラレルフ
    ロータイプの熱交換器において、 前記タンクとエンドプレートの双方の接合部のうち、一
    方の接合部の端縁に、屈曲した切欠き溝を設け、他方の
    接合部には、前記切欠き溝に係合する突起部を設けて構
    成され、 前記切欠き溝は、前記タンクとエンドプレートが対向す
    る方向に設けられた開口溝部と、前記開口溝部に続いて
    ヘッダタンクの軸方向に沿う係止溝部とを備えたことを
    特徴とする熱交換器のヘッダタンク取付け構造。
JP1990039920U 1990-04-13 1990-04-13 熱交換器のヘッダタンクの取付け構造 Expired - Lifetime JP2508013Y2 (ja)

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