JP4715188B2 - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器 Download PDF

Info

Publication number
JP4715188B2
JP4715188B2 JP2004363624A JP2004363624A JP4715188B2 JP 4715188 B2 JP4715188 B2 JP 4715188B2 JP 2004363624 A JP2004363624 A JP 2004363624A JP 2004363624 A JP2004363624 A JP 2004363624A JP 4715188 B2 JP4715188 B2 JP 4715188B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate member
side wall
plate
cap
core plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004363624A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006170525A (ja
Inventor
蜷川  稔英
竜雄 尾崎
雄二 迫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2004363624A priority Critical patent/JP4715188B2/ja
Priority to US11/287,712 priority patent/US20060113069A1/en
Publication of JP2006170525A publication Critical patent/JP2006170525A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4715188B2 publication Critical patent/JP4715188B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、熱交換器に関し、特に複数のチューブに連通するタンクが折り曲げ加工された2つの金属板材から成る熱交換器に関する。
従来の熱交換器として、例えば、特許文献1に示されるものが知られている。この熱交換器のタンクは、金属板材から曲折されたタンク本体(第1部材)とチューブプレート(第2部材)とから形成されている。タンク本体は一対の側壁部が溝底部を介して対向するように形成されており、また、チューブプレートは長手方向の両端部に略直角に折り曲げられた閉塞端部が設けられて形成されている。
タンク本体の溝底部の長手方向両端部には内面側に折り返された溝底係止部が設けられ、また、一対の側壁部の先端縁には内面側に折り返された側壁係止部が設けられている。そして、チューブプレートの閉塞端部の先端が溝底係止部に係止され、また、チューブプレートの両側縁が側壁係止部に係止されて、タンク本体とチューブプレートとがろう付けされている。チューブプレートには多数のチューブ挿通孔が設けられており、ここに多数のチューブが挿通されてろう付けにより接続されている。これにより、組立てが容易で接合部の信頼性が高く、コストの安い熱交換器(タンク)の提供を可能としている。尚、チューブ挿通孔は、第1部材側に設けるようにしても良い旨が記載されている。
特開2001−12891号公報
しかしながら、上記の熱交換器のタンクにおいては、金属板材の単純な折り曲げ加工を用いているので、細長の直方体(6つの面が平面)を成すものとなっている。また、第2部材をチューブプレートとした場合には、折り曲げによって閉塞端部が形成されることから、チューブがろう付けされる面は単純な平面に限定される。
ここで、熱交換器においては、例えば、多数のチューブの外方(チューブ積層方向の外方)に配設される強度部材としてのサイドプレートとチューブとの熱膨張差や、内部流体の温度差(温度バラツキ)によるチューブ間同士の熱膨張差によって、チューブ(チューブプレートとのろう付け部)には応力が発生する。
そして、上記のようにチューブがろう付けされる面が平面であると、扁平状のチューブ断面の長手方向端部側に、応力が集中しやすくなり、最悪はチューブの破損を伴い、内部流体の洩れに至るおそれがある。
本発明の目的は、上記問題に鑑み、タンクが折曲された2つの金属板材から成るものにおいて、チューブに発生する応力を容易に低減可能とする熱交換器を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
請求項1に記載の発明では、複数積層されたチューブ(110)と、複数のチューブ(110)の積層方向に延びて、チューブ(110)の長手方向端部に接続され、内部空間(145)がチューブ(110)内に連通するタンク(140)とを有する熱交換器において、
タンク(140)は、金属板材が曲折されて、チューブ(110)の接続されるコアプレート部(141)、およびコアプレート部(141)の積層方向に沿う2つの辺から内部空間(145)を挟むように延びて対向する側壁部(142)が設けられた第1プレート部材(140A)と、
金属板材が曲折されて、内部空間(145)を挟んでコアプレート部(141)と対向する対向壁部(143)、および対向壁部(143)の積層方向端部側の2つの辺から内部空間(145)を挟むように延びて対向するキャップ部(144)が設けられた第2プレート部材(140B)とが相互にろう接されて形成され、
コアプレート部(141)の積層方向に直交する断面形状が、チューブ(110)の長手方向で且つタンク(140)の外側に突出するように形成され、
対向壁部(143)には、内部空間(145)側に凹んで突出すると共に、積層方向に延びるリブ(143a)が設けられ、第1プレート部材(140A)の側壁部(142)において積層方向に直交する端部には、凹状の嵌合溝部(148)が形成され、第2プレート部材(140B)の対向壁部(143)において、嵌合溝部(148)に嵌合すると共に、先端部が第1プレート部材(140A)の側壁部(142)の外側面に係合する係合爪部(149)が形成されており、対向壁部(143)のリブ(143a)を嵌合溝部(148)と係合爪部(149)とに対向させ、係合爪部(149)を第1プレート部材(140A)の側壁部(142)の外側面に係合させる場合に、対向壁部(143)のリブ(143a)を係合爪部(149)の先端部を曲折させるための工具の位置決め部とするたことを特徴としている。
これにより、コアプレート部(141)が平面である場合に比べて、チューブ(110)とコアプレート部(141)とのろう接面積を増加させることができ、また、チューブ(110)の熱膨張差に伴う作用力(F)によって生ずる応力集中をなくすことができるので、チューブ(110)に発生する応力を低下させることができる。これにより、嵌合溝部(148)と係合爪部(149)とによって、第1プレート部材(140A)と第2プレート部材(140B)とのろう接接合部の隙間を低減することができるので、確実に安定したろう接性を確保することができる。
尚、コアプレート部(141)において、チューブ(110)の積層方向に直交する断面形状が、チューブ(110)の長手方向でタンク(140)の外側に突出するようにしているので、相手側となるキャップ部(144)の外形ラインを突出部に合わせるのみで、タンク(140)として形成可能であり、両プレート部材(140A、140B)の折り曲げ加工が複雑になることは無い。
また、第2プレート部材(140B)にリブ(143a)を設けることにより、第2プレート部材(140B)の剛性を上げることができ、第1プレート部材(140A)に第2プレート部材(140B)を組付けてタンク(140)として形成する際の変形を防止できるので、両プレート部材(140A、140B)間の隙間を低減して、安定したろう付けができる。
また、タンク(140)として形成された後は、リブ(143a)が第2プレート部材(140B)における補強リブの役目を果たすので、タンク(140)としての耐圧強度を向上させることができる。
尚、リブ(143a)は、内部空間(145)側に突出させるようにしているので、タンク(140)のアウトラインが大きくなるのを防止できるので、搭載性を悪化させることがない。
請求項に記載の発明では、側壁部(142)には、対向するキャップ部(144)の端部(144a)側が挿入される接合溝部(142a)が設けられたことを特徴としている。
これにより、接合溝部(142a)をガイドにして、第1プレート部材(140A)に第2プレート部材(140B)を組付けることができるので、両プレート部材(140A、140B)の組付け性を向上できる。
また、両プレート部材(140A、140B)をろう接する際に、接合溝部(142a)がろう溜まり部となるので、側壁部(142)とキャップ部(144)とのろう接性を向上することができる。
請求項に記載の発明では、複数積層されたチューブ(110)と、複数のチューブ(110)の積層方向に延びて、チューブ(110)の長手方向端部に接続され、内部空間(145)がチューブ(110)内に連通するタンク(140)とを有する熱交換器において、
タンク(140)は、金属板材が曲折されて、チューブ(110)の接続されるコアプレート部(141)、およびコアプレート部(141)の積層方向に沿う2つの辺から内部空間(145)を挟むように延びて対向する側壁部(142)が設けられた第1プレート部材(140A)と、
金属板材が曲折されて、内部空間(145)を挟んでコアプレート部(141)と対向する対向壁部(143)、および対向壁部(143)の積層方向端部側の2つの辺から内部空間(145)を挟むように延びて対向するキャップ部(144)が設けられた第2プレート部材(140B)とが相互にろう接されて形成され、
コアプレート部(141)の積層方向に直交する断面形状が、チューブ(110)の長手方向で且つタンク(140)の外側に突出するように形成され、
キャップ部(144)の側壁部(142)に対向する辺は直線状に形成されると共に、キャップ部(144)の幅寸法が側壁部(142)間の寸法よりも大きくなるように形成されており、
側壁部(142)には、側壁部(142)に対向するキャップ部(144)の端部(144a)側が挿入される第1スリット部(142b)が設けられ、
キャップ部(144)の端部(144a)が第1スリット部(142b)内を滑るようにして、第2プレート部材(140B)が第1プレート部材(140A)に組付けられて、キャップ部(144)の端部(144a)の全領域は、側壁部(142)の外側面よりも突出していることを特徴としている。
これにより、第1スリット部(142b)をガイドにして、第1プレート部材(140A)に第2プレート部材(140B)を組付けることができるので、両プレート部材(140A、140B)の組付け性を向上できる。
また、両プレート部材(140A、140B)をろう接する際に、側壁部(142)とキャップ部(144)とが交差する形となり、突合せの場合に比べて両プレート部材(140A、140B)が互いに接触する箇所を増やすことができる。よって、ろう接時のフィレットが形成されやすくなるので、側壁部(142)とキャップ部(144)とのろう接性を向上することができる。
請求項に記載の発明では、キャップ部(144)の側壁部(142)側には、側壁部(142)の対向壁部(143)側が挿入される第2スリット部(144b)が設けられたことを特徴としている。
これにより、キャップ部(144)に対して側壁部(142)の位置を拘束できるので、側壁部(142)とキャップ部(144)との間の隙間を低減して、両者(142、144)間のろう接性を向上することができる。
請求項に記載の発明では、キャップ部(144)の外周縁部には、コアプレート部(141)および側壁部(142)の少なくとも一方に当接するように折り曲げられた第1折り曲げ部(144c)が形成されたことを特徴としている。
これにより、第1折り曲げ部(144c)がコアプレート部(141)、側壁部(142)に対するろう接代となり、ろう接面積を大きくすることができるので、コアプレート部(141)、側壁部(142)とキャップ部(144)とのろう接性を向上できる。
請求項に記載の発明では、対向壁部(143)の側壁部(142)側の端部には、側壁部(142)に当接するように折り曲げられた第2折り曲げ部(143c)が形成されたことを特徴としている。
これにより、第2折り曲げ部(143c)が側壁部(142)に対するろう接代となり、ろう接面積を大きくすることができるので、側壁部(142)と対向壁部(143)とのろう接性を向上できる。
請求項に記載の発明では、コアプレート部(141)には、対向するキャップ部(144)の端部(144d)の少なくとも一部が貫通する貫通孔(141b)が設けられたことを特徴としている。
これにより、コアプレート部(141)とキャップ部(144)とを突合せする場合に比べて、両者(141、144)間の隙間を低減することができるので、コアプレート部(141)とキャップ部(144)とのろう接性を向上することができる。
上記請求項に記載の発明においては、請求項に記載の発明のように、貫通孔(141b)には、バーリング(141c)を形成するのが良く、ろう接面積を増加させて、更にコアプレート部(141)とキャップ部(144)とのろう接性を向上することができる。
請求項に記載の発明では、コアプレート部(141)には、窓部(141d)が形成され、キャップ部(144)のコアプレート部(141)側には、凸状を成すと共に付根部側に張出し部(144f)が設けられて、窓部(141d)に挿入された後に、張出し部(144f)によってコアプレート部(141)の外側面に係合する係合凸部(144e)が形成されたことを特徴としている。
これにより、係合凸部(144e)を窓部(144d)に挿入するのみで、即ち、コアプレート部(141)に大きな負荷をかけることなく、コアプレート部(141)とキャップ部(144)との隙間を低減することができるので、コアプレート部(141)とキャップ部(144)とのろう接性を向上することができる。
因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について、図1〜図6を用いて説明する。尚、図1はラジエータ100の全体構成を示す正面図、図2はタンク140を構成する第1プレート部材140Aを示す(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は(b)のA方向からの側面図、図3はタンク140を構成する第2プレート部材140Bを示す(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は(b)のB方向からの側面図、図4は第1プレート部材140Aと第2プレート部材140Bとの組み合わせ方法を示す斜視図、図5は第1プレート部材140Aと第2プレート部材140Bとが組み付けられ、相互に接合された状態を示す斜視図、図6はチューブ110とコアプレート部141とのろう付け部150を示す断面図である。
第1実施形態は、本発明の熱交換器として、車両エンジンの冷却水を冷却するラジエータ100に適用したものとしている。ここでは、ラジエータ100を構成するチューブ110、フィン120、サイドプレート130、タンク140等の各部材(以下で詳細説明)は、アルミニウムあるいはアルミニウム合金から成り、各部材同士の当接部や嵌合部が一体的にろう付けされたアルミニウム製ラジエータとしている。尚、図1では、チューブ110およびフィン120については、それらの一部のみを図示している。
図1に示すように、本実施形態のラジエータ100は、チューブ110が水平方向配置となる所謂クロスフロータイプのものであり、主にコア部101と一対のタンク140とから成る。
コア部101は、断面扁平状のチューブ110と波形に成形されたフィン120とが交互に積層され、積層方向の最外方フィン120の更に外方に断面コの字状に形成された補強部材としてのサイドプレート130が設けられたもので、冷却水を冷却する部位(放熱部)となる。
タンク140は、細長の容器体であり、その長手方向がチューブ110の積層方向と成るように配置されている。タンク140は、対を成してチューブ110およびサイドプレート130の両長手方向両端部に接続され、チューブ110内部およびタンク140の内部空間145が互いに連通している。
また、一方(図1中の左側)のタンク140の上側部には入口パイプ146が設けられており、この入口パイプ146からタンク140の内部空間145に冷却水が流入するようにしている。また、他方(図1中の右側)のタンク140の下側部には出口パイプ147が設けられており、タンク140の内部空間145の冷却水がこの出口パイプ147から流出するようにしている。
各タンク140は、第1プレート部材140Aおよび第2プレート部材140Bにより構成されている。
第1プレート部材140Aは、図2に示すように、1枚の金属プレート(本発明における金属板材に対応)が曲折されることで形成されており、複数のチューブ110およびサイドプレート130が接続される孔部141aを有するコアプレート部141と、このコアプレート部141の長手方向(図2中の左右方向)に沿う2つの辺から立設された一対の側壁部142とからなる。本発明の特徴部として、コアプレート部141において、その長手方向に直交する断面形状(図2(c))が、チューブ110の長手方向で且つタンク140とした時の外側に突出するように形成している。本実施形態では、突出する形状が台形形状となるようにしており、上記孔部141aは台形形状の3辺にかかるように設けている。
コアプレート部141の長手方向端部、および側壁部142の立設方向端部(図2(b)中の上端部)には、凹状に形成された嵌合溝部(以下、溝部)148が形成されており、後述する第2プレート部材140Bの係合爪部149が嵌合されるようになっている。
第2プレート部材140Bは、図3に示すように、1枚の金属プレート(本発明における金属板材に対応)が曲折されることで形成されており、タンク140とした時にコアプレート部141に対し内部空間145を挟んで対向する対向壁部143と、対向壁部142の長手方向(図3中の左右方向)端部側の2つの辺から立設された一対のキャップ部144とからなる。
尚、キャップ部144は、コアプレート部141、一対の側壁部142、対向壁部143により形成される細長の容器体の長手方向端部を閉塞する閉塞部材、所謂エンドキャップをなす部分である。
対向壁部143の長手方向に沿う2つの辺部、およびキャップ部144の立設方向端部(図3(b)中の下端部)には、タンク140とした時に第1プレート部材140Aの溝部148に嵌合し、側壁部142、およびコアプレート部141の外側面に係合する係合爪部(以下、爪部)149が形成されている。
次に、タンク140の形成方法について説明する。まず、図4に示すように、第1プレート部材140Aの孔部141aに、予め仮固定したコア部101のチューブ110、およびサイドプレート130の長手方向端部を挿入する。そして、第1プレート部材140Aに対し、図4中の上方側から第2プレート部材140Bを組み合わせ、第1プレート部材140Aの溝部148に第2プレート部材140Bの爪部149を嵌合させる。この時、第2プレート部材140Bの外周端部(板厚部となる端面)は、全て第1プレート部材140Aの内側面に当接される。
尚、第1プレート部材140Aに第2プレート部材140Bを組付ける前に、チューブ110の長手方向端部をコアプレート部141に密着させるために、チューブ口拡を行うようにしても良い。
第1プレート部材140Aと第2プレート部材140Bとを組み合わせたら、図5に示すように、第2プレート部材140Bの爪部149の先端側部を曲折して第1プレート部材140の外側面に係合させ、両プレート部材140A、140Bを相互に仮固定する。
そして、両プレート部材140A、140Bの組立て体(タンク140としての組立て体)、およびコア部101を構成する各部材を同時に加熱して、予め各部材の表面(ろう付に必要とされる部位表面)に形成された(例えばクラッドされた)ろう材により一体的にろう付(ろう接)して、タンク140を有するラジエータ100が形成される。
このように形成されるラジエータ100においては、車両エンジンからの冷却水がコア部101(チューブ110)内を流通し、コア部101の外部を流通する冷却用空気との熱交換により冷却される。
ところで、上記課題の項で説明したように、ラジエータ100の作動時においては、チューブ110とサイドプレート130、あるいはチューブ110間同士の熱膨張差によって、チューブ110(図6に示すコアプレート部141とのろう付け部150)には応力が発生する。そして、チューブ110がろう付けされるコアプレート部141が平面であると、扁平状のチューブ断面の長手方向端部側に応力が集中しやすくなる。
本発明においては、コアプレート部141の長手方向(チューブ積層方向)に直行する断面形状がチューブ110の長手方向で且つタンク140の外側に突出するようにしているので、コアプレート部141が平面である場合に比べて、ろう付け部150のろう付け面積を増加させることができ、また、チューブ110の熱膨張差に伴う作用力Fによって生ずる応力集中をなくすことができるので、チューブ110に発生する応力を低下させることができる。
尚、上記のようにコアプレート部141に突出部を設けるようにしているので、相手側となるキャップ部144の外形ラインを突出部に合わせるのみで、タンク140として形成可能であり、両プレート部材140A、140Bの折り曲げ加工が複雑になることは無い。
また、タンク140の形成時において、溝部148と爪部149とによって、第1プレート部材140Aと第2プレート部材140Bとのろう付け接合部の隙間を低減することができるので、確実に安定したろう接性を確保することができる。尚、溝部148と爪部149の設定位置については、溝部148を第2プレート部材140B側に設け、爪部149を第1プレート部材140A側に設けるようにしても良い。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態を図7、図8に示す。第2実施形態は、上記第1実施形態に対して、第2プレート部材140Bにリブ143a、143bを設けたものである。
具体的には、第2プレート部材140Bの対向壁部143に、その長手方向に延びるリブ143aを設け、また、キャップ部144に、その立設方向に延びるリブ143bを設けている。両リブ143a、143bは共に、タンク140とした時に内部空間145側に突出する(タンク140の外部から見た時に内部空間145側にへこむ)ものとしている。
これにより、第2プレート部材140Bの剛性を上げることができ、第1プレート部材140Aに第2プレート部材140Bを組付けてタンク140として形成する際の変形を防止できるので、両プレート部材140A、140B間の隙間を低減して、安定したろう付けができる。
また、タンク140として形成された後は、リブ143a、143bが第2プレート部材140Bにおける補強リブの役目を果たすので、タンク140としての耐圧強度を向上させることができる。
また、リブ143a、143bを内部空間145側に突出するようにしているので、タンク140のアウトラインが大きくなるのを防止でき、車両への搭載性を悪化させることがない。
また、爪部149を第1プレート部材140Aの側壁部142に係合させるために、例えば、図8に示すように、ペンチ、プライア等の工具を使用する場合に、リブ143aを工具の一方側の刃の位置決め部として活用できる。
尚、本実施形態においては、細長となる対向壁部143にリブ143aを設けて、特に有効であり、タンク140形成時の両プレート部材140A、140B間の隙間に応じて、リブ143bは廃止しても良い。
また、車両への搭載上の制約に余裕があれば、リブ143a、143bは、タンク140の外側に突出するものとしても良い。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態を図9、図10に示す。第3実施形態は、上記第1実施形態に対して、側壁部142とキャップ部144との接合形状を変更したもの(変形例1)である。
ここでは、第1プレート部材140Aの側壁部142のキャップ部144に対応する部位に、内側空間145側から外側に向けてへこむ接合溝部142aを設け、更に、キャップ部144の幅寸法を対向壁部143の幅寸法よりも大きくなるようにしている。即ち、キャップ部144の端部144aの位置を接合溝部142aの深さに相当する分、側壁部142側に移動させている。
タンク140を形成する時には、キャップ部144の端部144aが接合溝部142a内を滑るように、第2プレート部材140Bを第1プレート部材140Aに組付ける。
これにより、接合溝部142aをガイドにして、第1プレート部材140Aに第2プレート部材140Bを組付けることができるので、両プレート部材140A、140Bの組付け性を向上できる。
また、両プレート部材140A、140Bをろう付けする際に、接合溝部142aがろう溜まり部となるので、側壁部142とキャップ部144とのろう付け性を向上することができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態を図11〜図13に示す。第4実施形態は、上記第1実施形態に対して、側壁部142とキャップ部144との接合形状を変更したもの(変形例2)である。
ここでは、第1プレート部材140Aの側壁部142のキャップ部144に対応する部位に、第2プレート部材140Bの板厚に相当する幅のスリット部(本発明における第1スリット部に対応)142bを設け、更に、キャップ部144の幅寸法を対向壁部143の幅寸法よりも大きくなるようにしている。即ち、キャップ部144の端部144aが側壁部142の外側面よりも突出する位置まで移動させている。
タンク140を形成する時には、キャップ部144の端部144aがスリット部142b内を滑るように、第2プレート部材140Bを第1プレート部材140Aに組付ける。
これにより、スリット部142bをガイドにして、第1プレート部材140Aに第2プレート部材140Bを組付けることができるので、両プレート部材140A、140Bの組付け性を向上できる。
また、両プレート部材140A、140Bをろう付けする際に、側壁部142とキャップ部144とが交差する形となり、突合せの場合に比べて両プレート部材140A、140Bが互いに接触する箇所を増やすことができる。よって、ろう付け時のフィレットが形成されやすくなるので、側壁部142とキャップ部144とのろう付け性を向上することができる。具体的には、ろう付け時のフィレットは、例えば、両プレート部材140A、140Bの外側面にろう材を設けたものとすると、1つのスリット部142bにおいて、図13中のa、b、cの3箇所に形成される。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態を図14、図15示す。第5施形態は、上記第1実施形態に対して、側壁部142とキャップ部144との接合形状を変更したもの(変形例3)である。
ここでは、キャップ部144の両側壁部142側に、コアプレート部141側から開口して、第1プレート部材140Aの板厚に相当する幅を有し、両側壁部142の対向壁部143側が挿入されるスリット部(本発明における第2スリット部に対応)144bを設けている。
タンク140を形成する時には、両側壁部142の対向壁部143側端部がキャップ部144のスリット部144b内を滑るように、第2プレート部材140Bを第1プレート部材140Aに組付ける。
これにより、スリット部144bをガイドにして、第1プレート部材140Aに第2プレート部材140Bを組付けることができるので、両プレート部材140A、140Bの組付け性を向上できる。
また、キャップ部144に対して側壁部142の位置を拘束できるので、側壁部142とキャップ部144との間の隙間を低減して、両者142、144間のろう接性を向上することができる。
尚、スリット部144bの長さ(キャップ部144の立設方向の長さ)は、側壁部142とキャップ部144との間の生ずる隙間の大きさに応じて決定するようにすれば良い。
(第6実施形態)
本発明の第6実施形態を図16に示す。第6実施形態は、上記第1実施形態に対して、側壁部142とキャップ部144との接合形状を変更したもの(変形例4)である。
ここでは、第1プレート部材140Aのキャップ部144の外周縁部に、コアプレート部141および側壁部142の内側面に当接する折り曲げ部(本発明における第1折り曲げ部に対応)144cを設けるようにしている。
これにより、両プレート部材140A、140Bをろう付けする時に、折り曲げ部144cがコアプレート部141、側壁部142に対するろう付け代となり、ろう付け面積を大きくすることができるので、コアプレート部141、側壁部142とキャップ部144とのろう接性を向上できる。
尚、側壁部142とキャップ部144とのろう付け性に応じて、折り曲げ部144cは、コアプレート部141および側壁部142の少なくとも一方に当接するものとして設けるようにしても良い。つまり、折り曲げ部144cは、キャップ部144の外周縁部の全領域に限らず、部分的に設けられるものとしても良い。
また、図17に示すように、対向壁部143の側壁部142側の端部に、側壁部142の内側面に当接する折り曲げ部(本発明における第2折り曲げ部に対応)143cを設けるようにしても良い。これにより、側壁部142と対向壁部143とのろう接性を向上できる。また、第2プレート部材140Bとして、爪部149に加えて、折り曲げ部143cが肉部として材料取りされることになるので、歩留まり性を向上できる。
また、折り曲げ部144c、143cは、コアプレート部141、側壁部142の外側面に当接するようにしても良い。
(第7実施形態)
本発明の第7実施形態を図18、図19に示す。第7実施形態は、上記第1実施形態に対して、コアプレート部141とキャップ部144との接合形状を変更したもの(変形例5)である。
ここでは、コアプレート部141の台形形状を成す斜面に、第2プレート部材140Bの板厚に相当する幅の貫通孔141b(2つ)を設け、また、キャップ部144の立設方向の端部144d側を矩形状としている。そして、第2プレート部材140Bを第1プレート部材140Aに組付ける際に、キャップ部144の端部144dの角部(端部144dの少なくとも一部)が貫通孔141b内に貫通するようにしている。
これにより、コアプレート部141とキャップ部144とを突合せする場合に比べて、両者141、144間の隙間を低減することができるので、コアプレート部141とキャップ部144とのろう接性を向上することができる。
尚、上記第7実施形態に対して、図20〜図22に示すように、貫通孔141b(1つ)をコアプレート部141の全体に渡るようにして、この貫通孔141bの周囲にバーリング141cを設けると共に、キャップ部144の端部144d全体が、この貫通孔141bを貫通するようにしても良い。
これにより、ろう付け面積を増加させて、更にコアプレート部141とキャップ部144とのろう付け性を向上することができる。尚、バーリング141cの向きは、端部144dの貫通孔141bへの挿入性に応じて、図22のものに対して逆向きとしても良い。
(第8実施形態)
本発明の第8実施形態を図23、図24に示す。第8実施形態は、上記第1実施形態に対して、コアプレート部141とキャップ部144との接合形状を変更したもの(変形例6)である。
ここでは、コアプレート部141に、窓部141dを形成し、また、キャップ部144の立接方向の端部144d(コアプレート部141側)に、凸状を成す係合凸部144eを設けている。
係合凸部144eは、付根部において窓部141dに相当する首部144gが設けられ、その先端側に首部144gよりも幅広となる張出し部144fが設けられて形成されている。
そして、第2プレート部材140Bを第1プレート部材140Aに組付ける際に、係合凸部144eが窓部141dに挿入されて、張出し部144fがコアプレート部141の外側面に係合するようにしている。
これにより、係合凸部144eを窓部144dに挿入するのみで、即ち、上記第1実施形態のように爪部149を曲折することでコアプレート部141に大きな負荷をかけることなく、コアプレート部141とキャップ部144との隙間を低減することができるので、コアプレート部141とキャップ部144とのろう接性を向上することができる。
(その他の実施形態)
上記各実施形態に対して、タンク140の組付け時に両プレート部材140A、140Bを仮固定するための溝部148と爪部149は、図25、図26に示すように、一方のプレート部材(ここでは第2プレート部材140B)に設けた嵌合窓部148aと、他方のプレート部材(ここでは第1プレート部材140A)に設けた嵌合凸部149aに変更しても良い。この場合は、嵌合凸部149aが嵌合窓部148aに挿入嵌合(圧入)されることで両プレート部材140A、140Bが仮固定されることになる。
また、コアプレート部141のチューブ110側への突出形状は、台形形状に限らず、円弧形状にしても良い。
また、上記各実施形態では、ラジエータ100としてアルミニウム製のものとしたが、他の金属製であってもよい。例えば、タンクを構成するプレート部材がステンレスプレートの表面に銅系ろう材をクラッドしたものであっても良い。
また、上記各実施形態では、熱交換器としてラジエータ100に適用したものとして説明したが、他の熱交換器(例えば、凝縮器、蒸発器、インタークーラ等)に適用しても良い。
第1実施形態におけるラジエータ(熱交換器)の全体構成を示す正面図である。 第1実施形態におけるタンクを構成する第1プレート部材を示す(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は(b)のA方向からの側面図である。 第1実施形態におけるタンクを構成する第2プレート部材を示す(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は(b)のB方向からの側面図である。 第1実施形態における第1プレート部材と第2プレート部材との組み合わせ方法を示す斜視図である。 第1実施形態における第1プレート部材と第2プレート部材とが組み付けられ、相互に接合された状態を示す斜視図である。 第1実施形態におけるチューブとコアプレート部とのろう付け部を示す断面図である。 第2実施形態におけるタンクを構成する第2プレート部材を示す(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は(b)のC方向からの側面図である。 第2実施形態における爪部の側壁部への係合方法を示す断面図である。 第3実施形態における第1プレート部材と第2プレート部材との組み合わせ方法を示す斜視図である。 図9におけるD方向からの矢視図である。 第4実施形態における第1プレート部材と第2プレート部材との組み合わせ方法を示す斜視図である。 第4実施形態における第1プレート部材と第2プレート部材とが組み付けられ、相互に接合された状態を示す斜視図である。 図12におけるE方向からの矢視図である。 第5実施形態における第1プレート部材と第2プレート部材との組み合わせ方法を示す斜視図である。 第5実施形態における第1プレート部材と第2プレート部材とが組み付けられ、相互に接合された状態を示す斜視図である。 第6実施形態における第1プレート部材と第2プレート部材との組み合わせ方法を示す斜視図である。 第6実施形態の変形例における第2プレート部材を示す斜視図である。 第7実施形態における第1プレート部材と第2プレート部材との組み合わせ方法を示す斜視図である。 第7実施形態における第1プレート部材と第2プレート部材とが組み付けられ、相互に接合された状態を示す斜視図である。 第7実施形態の変形例における第1プレート部材と第2プレート部材との組み合わせ方法を示す斜視図である。 第7実施形態の変形例における第1プレート部材と第2プレート部材とが組み付けられ、相互に接合された状態を示す斜視図である。 図21におけるG−G部を示す断面図である。 第8実施形態における第1プレート部材と第2プレート部材との組み合わせ方法を示す斜視図である。 図23におけるH方向からの矢視図である。 その他の実施形態における第1プレート部材と第2プレート部材との組み合わせ方法を示す斜視図である。 その他の実施形態における第1プレート部材と第2プレート部材とが組み付けられ、相互に接合された状態を示す断面図である。
符号の説明
100 ラジエータ(熱交換器)
110 チューブ
140 タンク
140A 第1プレート部材
140B 第2プレート部材
141 コアプレート部
141b 貫通孔
141c バーリング
141d 窓部
142 側壁部
142a 接合溝部(第1スリット部)
142b スリット部
143 対向壁部
143a リブ
143b リブ
143c 折り曲げ部(第2折り曲げ部)
144 キャップ部
144a 端部
144b スリット部(第2スリット部)
144c 折り曲げ部(第1折り曲げ部)
144d 端部
144e 係合凸部
144f 張出し部
145 内部空間
148 嵌合溝部
148a 嵌合窓部
149 係合爪部
149a 嵌合凸部

Claims (9)

  1. 複数積層されたチューブ(110)と、
    複数の前記チューブ(110)の積層方向に延びて、前記チューブ(110)の長手方向端部に接続され、内部空間(145)が前記チューブ(110)内に連通するタンク(140)とを有する熱交換器において、
    前記タンク(140)は、金属板材が曲折されて、前記チューブ(110)の接続されるコアプレート部(141)、および前記コアプレート部(141)の前記積層方向に沿う2つの辺から前記内部空間(145)を挟むように延びて対向する側壁部(142)が設けられた第1プレート部材(140A)と、
    金属板材が曲折されて、前記内部空間(145)を挟んで前記コアプレート部(141)と対向する対向壁部(143)、および前記対向壁部(143)の前記積層方向端部側の2つの辺から前記内部空間(145)を挟むように延びて対向するキャップ部(144)が設けられた第2プレート部材(140B)とが相互にろう接されて形成され、
    前記コアプレート部(141)の前記積層方向に直交する断面形状が、前記チューブ(110)の長手方向で且つ前記タンク(140)の外側に突出するように形成され、
    前記対向壁部(143)には、前記内部空間(145)側に凹んで突出すると共に、前記積層方向に延びるリブ(143a)が設けられ、
    前記第1プレート部材(140A)の側壁部(142)のうち前記積層方向に直交する端部には、凹状の嵌合溝部(148)が形成され、
    前記第2プレート部材(140B)の対向壁部(143)のうち前記積層方向に直交する端部には、前記嵌合溝部(148)に嵌合すると共に、先端部を曲折させて前記第1プレート部材(140A)の側壁部(142)の外側面に係合する係合爪部(149)が形成されており、
    前記対向壁部(143)のリブ(143a)を前記嵌合溝部(148)と前記係合爪部(149)とに対向させ、
    前記係合爪部(149)を前記第1プレート部材(140A)の側壁部(142)の外側面に係合させる場合に、前記対向壁部(143)のリブ(143a)を前記係合爪部(149)の先端部を曲折させるための工具の位置決め部とすることを特徴とする熱交換器。
  2. 前記側壁部(142)には、対向する前記キャップ部(144)の端部(144a)側が挿入される接合溝部(142a)が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  3. 複数積層されたチューブ(110)と、
    複数の前記チューブ(110)の積層方向に延びて、前記チューブ(110)の長手方向端部に接続され、内部空間(145)が前記チューブ(110)内に連通するタンク(140)とを有する熱交換器において、
    前記タンク(140)は、金属板材が曲折されて、前記チューブ(110)の接続されるコアプレート部(141)、および前記コアプレート部(141)の前記積層方向に沿う2つの辺から前記内部空間(145)を挟むように延びて対向する側壁部(142)が設けられた第1プレート部材(140A)と、
    金属板材が曲折されて、前記内部空間(145)を挟んで前記コアプレート部(141)と対向する対向壁部(143)、および前記対向壁部(143)の前記積層方向端部側の2つの辺から前記内部空間(145)を挟むように延びて対向するキャップ部(144)が設けられた第2プレート部材(140B)とが相互にろう接されて形成され、
    前記コアプレート部(141)の前記積層方向に直交する断面形状が、前記チューブ(110)の長手方向で且つ前記タンク(140)の外側に突出するように形成され、
    前記キャップ部(144)の前記側壁部(142)に対向する辺は直線状に形成されると共に、前記キャップ部(144)の幅寸法が前記側壁部(142)間の寸法よりも大きくなるように形成されており、
    前記側壁部(142)には、前記側壁部(142)に対向する前記キャップ部(144)の端部(144a)側が挿入される第1スリット部(142b)が設けられ、
    前記キャップ部(144)の端部(144a)が前記第1スリット部(142b)内を滑るようにして、前記第2プレート部材(140B)が前記第1プレート部材(140A)に組付けられて、前記キャップ部(144)の端部(144a)の全領域は、前記側壁部(142)の外側面よりも突出していることを特徴とする熱交換器。
  4. 前記キャップ部(144)の前記側壁部(142)側には、前記側壁部(142)の前記対向壁部(143)側が挿入される第2スリット部(144b)が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  5. 前記キャップ部(144)の外周縁部には、前記コアプレート部(141)および前記側壁部(142)の少なくとも一方に当接するように折り曲げられた第1折り曲げ部(144c)が形成されたことを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  6. 前記対向壁部(143)の前記側壁部(142)側の端部には、前記側壁部(142)に当接するように折り曲げられた第2折り曲げ部(143c)が形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載の熱交換器。
  7. 前記コアプレート部(141)には、対向する前記キャップ部(144)の端部(144d)の少なくとも一部が貫通する貫通孔(141b)が設けられたことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1つに記載の熱交換器。
  8. 前記貫通孔(141b)には、バーリング(141c)が形成されたことを特徴とする請求項7に記載の熱交換器。
  9. 前記コアプレート部(141)には、窓部(141d)が形成され、
    前記キャップ部(144)の前記コアプレート部(141)側には、凸状を成すと共に付根部側に張出し部(144f)が設けられて、前記窓部(141d)に挿入された後に、前記張出し部(144f)によって前記コアプレート部(141)の外側面に係合する係合凸部(144e)が形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1つに記載の熱交換器。
JP2004363624A 2004-11-29 2004-12-15 熱交換器 Expired - Fee Related JP4715188B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004363624A JP4715188B2 (ja) 2004-12-15 2004-12-15 熱交換器
US11/287,712 US20060113069A1 (en) 2004-11-29 2005-11-28 Heat exchanger

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004363624A JP4715188B2 (ja) 2004-12-15 2004-12-15 熱交換器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006170525A JP2006170525A (ja) 2006-06-29
JP4715188B2 true JP4715188B2 (ja) 2011-07-06

Family

ID=36671473

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004363624A Expired - Fee Related JP4715188B2 (ja) 2004-11-29 2004-12-15 熱交換器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4715188B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190072899A (ko) * 2017-12-18 2019-06-26 한온시스템 주식회사 열교환기

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6050978B2 (ja) * 2012-07-23 2016-12-21 株式会社ケーヒン・サーマル・テクノロジー エバポレータ
JP6406614B2 (ja) * 2014-09-26 2018-10-17 株式会社ノーリツ 熱交換器のヘッダおよびこれを備えた熱交換器

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58154389U (ja) * 1982-04-09 1983-10-15 カルソニックカンセイ株式会社 熱交換器用タンク
JPS63169497A (ja) * 1986-12-29 1988-07-13 Showa Alum Corp 熱交換器
JPH0525185U (ja) * 1991-02-02 1993-04-02 日本軽金属株式会社 熱交換器のヘツダーパイプ
JPH0989490A (ja) * 1995-09-21 1997-04-04 Showa Alum Corp 積層型熱交換器
JPH09113175A (ja) * 1995-10-16 1997-05-02 Zexel Corp 熱交換器
JPH10170187A (ja) * 1996-12-03 1998-06-26 Calsonic Corp 熱交換器用タンク
JPH11311497A (ja) * 1998-02-24 1999-11-09 Denso Corp 複式熱交換器
JP2000283689A (ja) * 1999-03-30 2000-10-13 Denso Corp 熱交換器
JP2003021488A (ja) * 2001-07-06 2003-01-24 Toyo Radiator Co Ltd 熱交換器のタンク構造
JP2003336935A (ja) * 2002-05-21 2003-11-28 Denso Corp 熱交換器
JP2004108613A (ja) * 2002-09-13 2004-04-08 Denso Corp 積層型熱交換器
JP2004316937A (ja) * 2003-04-10 2004-11-11 Toyo Radiator Co Ltd 熱交換器の製造方法および熱交換器

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58154389U (ja) * 1982-04-09 1983-10-15 カルソニックカンセイ株式会社 熱交換器用タンク
JPS63169497A (ja) * 1986-12-29 1988-07-13 Showa Alum Corp 熱交換器
JPH0525185U (ja) * 1991-02-02 1993-04-02 日本軽金属株式会社 熱交換器のヘツダーパイプ
JPH0989490A (ja) * 1995-09-21 1997-04-04 Showa Alum Corp 積層型熱交換器
JPH09113175A (ja) * 1995-10-16 1997-05-02 Zexel Corp 熱交換器
JPH10170187A (ja) * 1996-12-03 1998-06-26 Calsonic Corp 熱交換器用タンク
JPH11311497A (ja) * 1998-02-24 1999-11-09 Denso Corp 複式熱交換器
JP2000283689A (ja) * 1999-03-30 2000-10-13 Denso Corp 熱交換器
JP2003021488A (ja) * 2001-07-06 2003-01-24 Toyo Radiator Co Ltd 熱交換器のタンク構造
JP2003336935A (ja) * 2002-05-21 2003-11-28 Denso Corp 熱交換器
JP2004108613A (ja) * 2002-09-13 2004-04-08 Denso Corp 積層型熱交換器
JP2004316937A (ja) * 2003-04-10 2004-11-11 Toyo Radiator Co Ltd 熱交換器の製造方法および熱交換器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190072899A (ko) * 2017-12-18 2019-06-26 한온시스템 주식회사 열교환기
KR102463489B1 (ko) * 2017-12-18 2022-11-08 한온시스템 주식회사 열교환기
US11573058B2 (en) 2017-12-18 2023-02-07 Hanon Systems Easily assembled heat exchanger

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006170525A (ja) 2006-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2017064940A1 (ja) 熱交換器
US7255158B2 (en) Heat exchanger
JP6394202B2 (ja) 熱交換器
JP2006189206A (ja) 熱交換器
JPH11148794A (ja) 熱交換器
US6883600B2 (en) Heat exchanger with dual heat-exchanging portions
JP2007147172A (ja) 熱交換器
US20080245513A1 (en) Tube for heat exchanger and method of manufacturing tube
JPH10122784A (ja) 熱交換器
JP2000220988A (ja) 熱交換器
JP6583071B2 (ja) タンク、および熱交換器
US20060113069A1 (en) Heat exchanger
JPH10232097A (ja) 熱交換器
JP4715188B2 (ja) 熱交換器
JP2009150587A (ja) 熱交換器
JPH09280774A (ja) 熱交換器
JP4430482B2 (ja) 熱交換器
JP5225001B2 (ja) 熱交換器
JP4787511B2 (ja) 熱交換器の接合構造及びその接合方法
JP2010038378A (ja) 熱交換器
JP4663434B2 (ja) 熱交換器
JP4506435B2 (ja) 熱交換器
JP2020003089A (ja) 熱交換チューブ及び熱交換器
JP4103762B2 (ja) ろう付け扁平チューブ
JP2003065694A (ja) 熱交換器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091222

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100219

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100615

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100914

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20100924

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101228

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110314

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4715188

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140408

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees