JPH09113175A - 熱交換器 - Google Patents
熱交換器Info
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- JPH09113175A JPH09113175A JP29375495A JP29375495A JPH09113175A JP H09113175 A JPH09113175 A JP H09113175A JP 29375495 A JP29375495 A JP 29375495A JP 29375495 A JP29375495 A JP 29375495A JP H09113175 A JPH09113175 A JP H09113175A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube element
- tank
- heat exchanger
- connection hole
- end plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D1/00—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators
- F28D1/02—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid
- F28D1/03—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits
- F28D1/0308—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits the conduits being formed by paired plates touching each other
- F28D1/035—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits the conduits being formed by paired plates touching each other with U-flow or serpentine-flow inside the conduits
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F9/00—Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
- F28F9/02—Header boxes; End plates
- F28F9/0202—Header boxes having their inner space divided by partitions
- F28F9/0204—Header boxes having their inner space divided by partitions for elongated header box, e.g. with transversal and longitudinal partitions
- F28F9/0214—Header boxes having their inner space divided by partitions for elongated header box, e.g. with transversal and longitudinal partitions having only longitudinal partitions
- F28F9/0217—Header boxes having their inner space divided by partitions for elongated header box, e.g. with transversal and longitudinal partitions having only longitudinal partitions the partitions being separate elements attached to header boxes
Abstract
(57)【要約】
【課題】 接続孔へのチューブエレメントの挿入をスム
ーズに行うことができると共に、仕切板とチューブエレ
メントとの嵌合部位を容易に位置決めできるようにし、
しかも接続孔の形成の際にスクラップの発生を防止す
る。 【解決手段】 エンドプレート８の接続孔１４は、チュ
ーブエレメント２の挿入部位の全てをタンクの内方向に
切り起こすことにより、その縁部全周にわたってバーリ
ング部１５を設けている。仕切板１０の切り欠き１６
は、開口端側に面取り部１７を設けている。そして、前
記バーリング部１５は、前記面取り部１７に対応して傾
斜面１５ａを形成し、これにより面取り部１７と嵌合可
能な形状となっている。
ーズに行うことができると共に、仕切板とチューブエレ
メントとの嵌合部位を容易に位置決めできるようにし、
しかも接続孔の形成の際にスクラップの発生を防止す
る。 【解決手段】 エンドプレート８の接続孔１４は、チュ
ーブエレメント２の挿入部位の全てをタンクの内方向に
切り起こすことにより、その縁部全周にわたってバーリ
ング部１５を設けている。仕切板１０の切り欠き１６
は、開口端側に面取り部１７を設けている。そして、前
記バーリング部１５は、前記面取り部１７に対応して傾
斜面１５ａを形成し、これにより面取り部１７と嵌合可
能な形状となっている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば車両用空
調装置のエバポレータ等に用いられる熱交換器に関し、
特にチューブエレメントとタンクとが別体に構成され、
熱交換器の組立て工程において組付けられるものに関す
る。
調装置のエバポレータ等に用いられる熱交換器に関し、
特にチューブエレメントとタンクとが別体に構成され、
熱交換器の組立て工程において組付けられるものに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】タンクとチューブエレメントとが別体に
構成され、熱交換器の組立て工程において組付けられる
タイプの熱交換器としては、例えば特開昭６２−１５３
６８５号公報の明細書および第１図に示されるものが既
に公知となっている。かかる熱交換器のタンクとチュー
ブエレメントとの組付構造について上記公報に基づいて
概説する。
構成され、熱交換器の組立て工程において組付けられる
タイプの熱交換器としては、例えば特開昭６２−１５３
６８５号公報の明細書および第１図に示されるものが既
に公知となっている。かかる熱交換器のタンクとチュー
ブエレメントとの組付構造について上記公報に基づいて
概説する。
【０００３】この熱交換器は、積層方向に長い直方体状
のタンク（ヘッダタンク１１）と、上端部がタンクに連
通される多数の垂直並列状のチューブエレメント（熱交
換管）と、タンク内を前後２つの空間１３，１４に仕切
っている仕切板１５と、前後２つの空間１３，１４のう
ち後の空間１４に連通するようにタンクに設けられてい
る出入口パイプ（入口管１６）及び前の空間１３に連通
するようにタンクに設けられている出入口パイプ（出口
管１７）とを備えたものとなっている。
のタンク（ヘッダタンク１１）と、上端部がタンクに連
通される多数の垂直並列状のチューブエレメント（熱交
換管）と、タンク内を前後２つの空間１３，１４に仕切
っている仕切板１５と、前後２つの空間１３，１４のう
ち後の空間１４に連通するようにタンクに設けられてい
る出入口パイプ（入口管１６）及び前の空間１３に連通
するようにタンクに設けられている出入口パイプ（出口
管１７）とを備えたものとなっている。
【０００４】そして、タンクは、横断面が逆Ｕ字状の深
絞りタンク部材（タンク本体１８）と、該深絞りタンク
部材の下縁部に設けられているエンドプレート（ヘッダ
プレート１９）から成り、エンドプレートには前後方向
に長い楕円状の接続孔（貫通孔２０）が左右方向に間隔
をおいて多数個設けられている。
絞りタンク部材（タンク本体１８）と、該深絞りタンク
部材の下縁部に設けられているエンドプレート（ヘッダ
プレート１９）から成り、エンドプレートには前後方向
に長い楕円状の接続孔（貫通孔２０）が左右方向に間隔
をおいて多数個設けられている。
【０００５】また、チューブエレメントは、接続孔に丁
度嵌まり合う大きさの偏平状の周壁２１とこれの内部を
左右方向に横断している隔壁２２とを有し、これにより
Ｕ字状の熱交換媒体用通路を備えている。そして、チュ
ーブエレメントの上端部２３には、隔壁２２の中央をチ
ューブエレメントの長手方向に切り欠かいて成る切り欠
き２４を有しており、この切り欠き２４にて前記タンク
の仕切板１５を挟持できるようになっている。
度嵌まり合う大きさの偏平状の周壁２１とこれの内部を
左右方向に横断している隔壁２２とを有し、これにより
Ｕ字状の熱交換媒体用通路を備えている。そして、チュ
ーブエレメントの上端部２３には、隔壁２２の中央をチ
ューブエレメントの長手方向に切り欠かいて成る切り欠
き２４を有しており、この切り欠き２４にて前記タンク
の仕切板１５を挟持できるようになっている。
【０００６】以上の構成に基づき、上記公報に係る熱交
換器のチューブエレメントとタンクとの組付工程につい
て説明すると、まずエンドプレートに接続孔を、チュー
ブエレメントに切り欠き２４をそれぞれ予め形成してお
いて、各接続孔にチューブエレメントを挿入してその上
端部２３を突出させ、ついで上端部２３の切り欠き２４
に仕切板１５の下縁部を嵌め入れて、しかる後にその上
から深絞りタンク部材をエンドプレートに被せることに
より行われる。
換器のチューブエレメントとタンクとの組付工程につい
て説明すると、まずエンドプレートに接続孔を、チュー
ブエレメントに切り欠き２４をそれぞれ予め形成してお
いて、各接続孔にチューブエレメントを挿入してその上
端部２３を突出させ、ついで上端部２３の切り欠き２４
に仕切板１５の下縁部を嵌め入れて、しかる後にその上
から深絞りタンク部材をエンドプレートに被せることに
より行われる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
熱交換器の構成では、接続孔のチューブエレメント挿入
側の縁部は、エンドプレートの表面に対し略直角の角度
で形成され得るので、チューブエレメントを接続孔に挿
入できる角度が極めて制限され、チューブエレメントを
接続孔にスムーズに挿入しがたいという不具合が考えら
える。
熱交換器の構成では、接続孔のチューブエレメント挿入
側の縁部は、エンドプレートの表面に対し略直角の角度
で形成され得るので、チューブエレメントを接続孔に挿
入できる角度が極めて制限され、チューブエレメントを
接続孔にスムーズに挿入しがたいという不具合が考えら
える。
【０００８】また、仕切板は、チューブエレメントの上
端部に設けられた切り欠きに挿嵌することにより組付け
られるが、仕切板のチューブエレメント側端面は平板状
であるため、仕切板をチューブエレメントの切り欠きに
嵌め入れる部位を目測で位置決めしなければならなず、
仕切板とチューブエレメントとの組付け作業が困難であ
るという不都合も有する。
端部に設けられた切り欠きに挿嵌することにより組付け
られるが、仕切板のチューブエレメント側端面は平板状
であるため、仕切板をチューブエレメントの切り欠きに
嵌め入れる部位を目測で位置決めしなければならなず、
仕切板とチューブエレメントとの組付け作業が困難であ
るという不都合も有する。
【０００９】更に、チューブエレメントとタンクとをろ
う付けするにあたって、エンドプレートの厚み分しかチ
ューブエレメントとタンクとは当接していないので、ろ
う付け代の面積が小さく、ろう付け不良が生ずる虞れが
ある。
う付けするにあたって、エンドプレートの厚み分しかチ
ューブエレメントとタンクとは当接していないので、ろ
う付け代の面積が小さく、ろう付け不良が生ずる虞れが
ある。
【００１０】更にまた、タンクの接続孔は、エンドプレ
ートの一部を切り落として形成するため、エンドプレー
トに接続孔を形成する際に細かいスクラップが多数発生
するので、かかるスクラップを取り除く必要があり、そ
の除去作業が煩雑であるという不具合を有する。
ートの一部を切り落として形成するため、エンドプレー
トに接続孔を形成する際に細かいスクラップが多数発生
するので、かかるスクラップを取り除く必要があり、そ
の除去作業が煩雑であるという不具合を有する。
【００１１】そこで、この発明は、上記問題点に鑑み、
接続孔へのチューブエレメントの挿入性を高め、仕切板
とチューブエレメントとの嵌合部位の位置決めを容易に
し、更にチューブエレメントのろう付け不良を抑えると
共に、接続孔を形成する際にスクラップが発生するのを
防止できる熱交換器を提供することを目的とする。
接続孔へのチューブエレメントの挿入性を高め、仕切板
とチューブエレメントとの嵌合部位の位置決めを容易に
し、更にチューブエレメントのろう付け不良を抑えると
共に、接続孔を形成する際にスクラップが発生するのを
防止できる熱交換器を提供することを目的とする。
【００１２】
【課題を解決するための手段】しかして、上記目的を達
成するために、この発明に係る熱交換器は、積層方向に
延びる仕切板によって内部が入口側と出口側とに区画さ
れたタンクと、前記タンクのエンドプレートに形成され
た接続孔から挿入されて前記仕切板の切り欠きと嵌合す
ることにより前記タンクの入口側と出口側とを連通する
と共にフィンを介して複数段積層されたチューブエレメ
ントとを備えた熱交換器において、前記仕切板の切り欠
きの開口端側に面取り部を設けると共に、前記接続孔の
縁部全周にわたってバーリング部を形成し、かかるバー
リング部は前記面取り部に対応して少なくともその一部
に傾斜面を設けることにより面取り部と嵌合可能な形状
に形成したものとなっている（請求項１）。
成するために、この発明に係る熱交換器は、積層方向に
延びる仕切板によって内部が入口側と出口側とに区画さ
れたタンクと、前記タンクのエンドプレートに形成され
た接続孔から挿入されて前記仕切板の切り欠きと嵌合す
ることにより前記タンクの入口側と出口側とを連通する
と共にフィンを介して複数段積層されたチューブエレメ
ントとを備えた熱交換器において、前記仕切板の切り欠
きの開口端側に面取り部を設けると共に、前記接続孔の
縁部全周にわたってバーリング部を形成し、かかるバー
リング部は前記面取り部に対応して少なくともその一部
に傾斜面を設けることにより面取り部と嵌合可能な形状
に形成したものとなっている（請求項１）。
【００１３】これにより、エンドプレートの接続孔は、
その縁部全周にわたってタンクの内方向に形成されたバ
ーリング部がガイドとなるので、チューブエレメントの
挿入角度にある程度の余裕が生じ、チューブエレメント
を接続孔にスムーズに挿入することができる。
その縁部全周にわたってタンクの内方向に形成されたバ
ーリング部がガイドとなるので、チューブエレメントの
挿入角度にある程度の余裕が生じ、チューブエレメント
を接続孔にスムーズに挿入することができる。
【００１４】また、仕切板は、切り欠きに設けられた面
取り部をバーリング部の一部に嵌合することにより、チ
ューブエレメントとの嵌合部位を容易に位置決めするこ
とができる。
取り部をバーリング部の一部に嵌合することにより、チ
ューブエレメントとの嵌合部位を容易に位置決めするこ
とができる。
【００１５】更に、チューブエレメントは、エンドプレ
ートから内方向に延設されたバーリング部の内周面とも
当接するので、チューブエレメントとタンクとのろう付
け代の面積が拡大し、チューブエレメントのろう付け不
良を抑止できる。
ートから内方向に延設されたバーリング部の内周面とも
当接するので、チューブエレメントとタンクとのろう付
け代の面積が拡大し、チューブエレメントのろう付け不
良を抑止できる。
【００１６】そして、接続孔のバーリング部は、エンド
プレートのチューブエレメント挿入部分の全てをタンク
の内方向に切り起こすことにより形成されるようにして
も良い（請求項２）。
プレートのチューブエレメント挿入部分の全てをタンク
の内方向に切り起こすことにより形成されるようにして
も良い（請求項２）。
【００１７】これにより、エンドプレートの接続孔は、
エンドプレートの一部を切り落とすことなく形成される
ので、エンドプレートに接続孔を形成する際にスクラッ
プが発生するのを防止できる。
エンドプレートの一部を切り落とすことなく形成される
ので、エンドプレートに接続孔を形成する際にスクラッ
プが発生するのを防止できる。
【００１８】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面により説明する。
面により説明する。
【００１９】図１乃至図６において、この発明に係る熱
交換器１の実施の形態の一例が示されている。
交換器１の実施の形態の一例が示されている。
【００２０】この熱交換器１は、例えば車両用空調装置
においてヒータコア等として用いられる片側タンク型の
もので、図１に示される様に、チューブエレメント２と
コルゲート状のフィン３とを交互に多数段に積層すると
共に、積層されたチューブエレメント２の一端側に出入
口パイプ１３，１３を備えたタンク７を接合することに
より、基本的に構成されていれる。
においてヒータコア等として用いられる片側タンク型の
もので、図１に示される様に、チューブエレメント２と
コルゲート状のフィン３とを交互に多数段に積層すると
共に、積層されたチューブエレメント２の一端側に出入
口パイプ１３，１３を備えたタンク７を接合することに
より、基本的に構成されていれる。
【００２１】このうち、チューブエレメント２は、特に
図２に示される様に、略矩形状のもので、ろう材がクラ
ッドされたアルミニウムを主原料とするアルミニウム合
金で成形された２枚の成形プレート４，４を最中合わせ
に接合して構成されている。
図２に示される様に、略矩形状のもので、ろう材がクラ
ッドされたアルミニウムを主原料とするアルミニウム合
金で成形された２枚の成形プレート４，４を最中合わせ
に接合して構成されている。
【００２２】そして、各チューブエレメント２は、中央
の隔壁２ｃによってＵ字状に形成された熱交換媒体通路
を内部に備えた楕円状の管部２ａを有すると共に、成形
プレート４，４を最中合わせに接合する際にろう付けが
なされるろう付け代部２ｂを周縁に備えている。また、
チューブエレメント２の下側には、フィン３の抜け止め
を図る突板２ｄが積層方向両側に延出されると共に、先
端側には、下記する接続孔１５に挿入される接続口部５
を有し、この接続口部５にはタンク７内に開口する流出
入口６，６が形成されている。即ち、チューブエレメン
ト２は、この発明の目的を達成するために特に加工が施
されておらず、従来と同様の構成で済ませることができ
る。
の隔壁２ｃによってＵ字状に形成された熱交換媒体通路
を内部に備えた楕円状の管部２ａを有すると共に、成形
プレート４，４を最中合わせに接合する際にろう付けが
なされるろう付け代部２ｂを周縁に備えている。また、
チューブエレメント２の下側には、フィン３の抜け止め
を図る突板２ｄが積層方向両側に延出されると共に、先
端側には、下記する接続孔１５に挿入される接続口部５
を有し、この接続口部５にはタンク７内に開口する流出
入口６，６が形成されている。即ち、チューブエレメン
ト２は、この発明の目的を達成するために特に加工が施
されておらず、従来と同様の構成で済ませることができ
る。
【００２３】タンク７は、特に図３及び図４に示される
様に、縁部に係止片８ａが複数立設された略平板状のエ
ンドプレート８と、かかるエンドプレート８に嵌め込ま
れる深絞りタンク部材９と、タンク７の内部を入口側１
１と出口側１２とに区画する仕切板１０とで基本的に構
成されている。尚、前記タンクの入口側１１と出口側１
２とには、図１に示される様に、各々出入口パイプ１３
が接続されている。
様に、縁部に係止片８ａが複数立設された略平板状のエ
ンドプレート８と、かかるエンドプレート８に嵌め込ま
れる深絞りタンク部材９と、タンク７の内部を入口側１
１と出口側１２とに区画する仕切板１０とで基本的に構
成されている。尚、前記タンクの入口側１１と出口側１
２とには、図１に示される様に、各々出入口パイプ１３
が接続されている。
【００２４】このうち、エンドプレート８は、その表面
にろう材がクラッドされたアルミニウムで形成されたも
ので、図６に示される様に、チューブエレメント２の接
続口部４を挿嵌する接続孔１４が積層方向に並列的に多
数設けられている。かかる接続孔１４は、中央部分と両
端部分とがチューブエレメントの隔壁２ｃとろう付け代
部２ｂとの形状に合わせて狭まった形をなしている。
にろう材がクラッドされたアルミニウムで形成されたも
ので、図６に示される様に、チューブエレメント２の接
続口部４を挿嵌する接続孔１４が積層方向に並列的に多
数設けられている。かかる接続孔１４は、中央部分と両
端部分とがチューブエレメントの隔壁２ｃとろう付け代
部２ｂとの形状に合わせて狭まった形をなしている。
【００２５】そして、かかる接続孔１４には、その縁部
全周にわたってタンクの内方向にチューブエレメント２
の外周面と当接するバーリング部１５が立設されてい
る。そして、少なくとも、このバーリング部１５のうち
接続孔１４の中央部分から立設する部分には、特に図５
に示される様に、先端側からエンドプレート側に例えば
４５度の角度で傾斜した傾斜面１５ａが設けられてい
る。尚、エンドプレート８は、前記バーリング部１５を
形成したことにより、接続孔１４の形成された面の補強
が図られている。
全周にわたってタンクの内方向にチューブエレメント２
の外周面と当接するバーリング部１５が立設されてい
る。そして、少なくとも、このバーリング部１５のうち
接続孔１４の中央部分から立設する部分には、特に図５
に示される様に、先端側からエンドプレート側に例えば
４５度の角度で傾斜した傾斜面１５ａが設けられてい
る。尚、エンドプレート８は、前記バーリング部１５を
形成したことにより、接続孔１４の形成された面の補強
が図られている。
【００２６】深絞りタンク部材９は、その表面にろう材
がクラッドされたアルミニウムで形成されたもので、エ
ンドプレート８側に開口した箱状に形成されており、出
入口パイプ側からエンドプレート側にその側面が広がっ
た形状をなしている。
がクラッドされたアルミニウムで形成されたもので、エ
ンドプレート８側に開口した箱状に形成されており、出
入口パイプ側からエンドプレート側にその側面が広がっ
た形状をなしている。
【００２７】仕切板１０は、タンク７のチューブエレメ
ントの積層方向中央に沿って深絞りタンク部材９の内側
と接する様に配置された例えばアルミニウム等で成るプ
レート状のもので、これによりタンク７を入口側１１と
出口側１２とに略均等な大きさに区画することができる
ようになっている。
ントの積層方向中央に沿って深絞りタンク部材９の内側
と接する様に配置された例えばアルミニウム等で成るプ
レート状のもので、これによりタンク７を入口側１１と
出口側１２とに略均等な大きさに区画することができる
ようになっている。
【００２８】また、かかる仕切板１０のチューブエレメ
ント側には、図４及び図６に示される様に、切り欠き１
６が形成されている。この切り欠き１６は、チューブエ
レメントの隔壁２ｃと嵌合できるように基本的にチュー
ブエレメントの隔壁２ｃの厚みと略同じ幅に形成されて
いるが、その開口端側においては面取り部１７が形成さ
れている。この面取り部１７の角度は、前記バーリング
部の傾斜面１５ａの角度と一致したものとなっている。
ント側には、図４及び図６に示される様に、切り欠き１
６が形成されている。この切り欠き１６は、チューブエ
レメントの隔壁２ｃと嵌合できるように基本的にチュー
ブエレメントの隔壁２ｃの厚みと略同じ幅に形成されて
いるが、その開口端側においては面取り部１７が形成さ
れている。この面取り部１７の角度は、前記バーリング
部の傾斜面１５ａの角度と一致したものとなっている。
【００２９】次に、上記構成の熱交換器の組み立て工程
の一例について、図３乃至図６に基づいて簡単に説明す
る。
の一例について、図３乃至図６に基づいて簡単に説明す
る。
【００３０】但し、バーリング部１５を周縁に有する接
続孔１４は、予めエンドプレート８に形成されているも
ので、例えばエンドプレート８のチューブエレメント挿
入部分に線状の切り込みを入れ、内側から下型で形を規
制しつつその切り込みから鋭利な部材を挿入して、切り
込みの周縁部分をタンク７の内方向に切り起こすことに
よりその形成が行われる。尚、バーリング部１５の傾斜
面１５ａは、前記バーリング部１５の形を規制する下型
の内側面を傾斜面とし、この内側面に切り起こされたエ
ンドプレート８の一部が圧接されることにより形成され
る。これにより、エンドプレート８に接続孔１４を形成
する際に細かいスクラップが発生しないので、スクラッ
プの除去作業も不要となっている。
続孔１４は、予めエンドプレート８に形成されているも
ので、例えばエンドプレート８のチューブエレメント挿
入部分に線状の切り込みを入れ、内側から下型で形を規
制しつつその切り込みから鋭利な部材を挿入して、切り
込みの周縁部分をタンク７の内方向に切り起こすことに
よりその形成が行われる。尚、バーリング部１５の傾斜
面１５ａは、前記バーリング部１５の形を規制する下型
の内側面を傾斜面とし、この内側面に切り起こされたエ
ンドプレート８の一部が圧接されることにより形成され
る。これにより、エンドプレート８に接続孔１４を形成
する際に細かいスクラップが発生しないので、スクラッ
プの除去作業も不要となっている。
【００３１】また、仕切板１０の切り欠き１６及びその
開口端側の面取り部１７も予め形成されているものであ
るが、かかる切り欠き１６及び面取り部１７は、仕切板
１０を形成した後に形成されるのではなく、アルミニウ
ム板等を打ち抜いて仕切板１０を形成する際に同時に形
成されるものである。これにより、チューブエレメント
の仕切板と嵌合する部位に切り欠き等の加工を施す場合
に比し、その形成が容易となっている。
開口端側の面取り部１７も予め形成されているものであ
るが、かかる切り欠き１６及び面取り部１７は、仕切板
１０を形成した後に形成されるのではなく、アルミニウ
ム板等を打ち抜いて仕切板１０を形成する際に同時に形
成されるものである。これにより、チューブエレメント
の仕切板と嵌合する部位に切り欠き等の加工を施す場合
に比し、その形成が容易となっている。
【００３２】まず、仕切板１０の切り欠き１６に設けら
れた面取り部１７をエンドプレート２のバーリング部１
５の中央部分の傾斜面１５ａと嵌合した後、エンドプレ
ート８に深絞りタンク部材９を嵌め込む。尚、仕切板１
０の面取り部１７をエンドプレート２のバーリング部１
５の中央部分の傾斜面１５ａに嵌合することにより、仕
切板１０の切り欠き１６とチューブエレメントの隔壁部
２ｃとの嵌合部位も自然に位置決めされる。
れた面取り部１７をエンドプレート２のバーリング部１
５の中央部分の傾斜面１５ａと嵌合した後、エンドプレ
ート８に深絞りタンク部材９を嵌め込む。尚、仕切板１
０の面取り部１７をエンドプレート２のバーリング部１
５の中央部分の傾斜面１５ａに嵌合することにより、仕
切板１０の切り欠き１６とチューブエレメントの隔壁部
２ｃとの嵌合部位も自然に位置決めされる。
【００３３】次に、チューブエレメント２をフィン３を
介在させつつ多数段に積層して、かかるチューブエレメ
ント２の接続口部５を前記エンドプレート８の接続孔１
４に挿入し、前記仕切板１０の切り欠き１５と隔壁２ｃ
とを嵌合させる。この際、接続孔１４の周縁に形成した
バーリング部１５がガイドとなるので、チューブエレメ
ント２の接続孔１４への挿入がスムーズに行える。
介在させつつ多数段に積層して、かかるチューブエレメ
ント２の接続口部５を前記エンドプレート８の接続孔１
４に挿入し、前記仕切板１０の切り欠き１５と隔壁２ｃ
とを嵌合させる。この際、接続孔１４の周縁に形成した
バーリング部１５がガイドとなるので、チューブエレメ
ント２の接続孔１４への挿入がスムーズに行える。
【００３４】最後に、図示しないが、上記手順により組
付けられた熱交換器を炉中に入れ、いわゆる加熱ろう付
け法にてろう付け処理して、図１に示される熱交換器１
が完成する。
付けられた熱交換器を炉中に入れ、いわゆる加熱ろう付
け法にてろう付け処理して、図１に示される熱交換器１
が完成する。
【００３５】
【発明の効果】以上の様に、請求項１に記載の熱交換器
によれば、接続孔の縁部全周に設けたバーリング部がガ
イドとなるため、チューブエレメントの接続孔への挿入
角度にある程度の余裕が生じ、チューブエレメントを接
続孔にスムーズに挿入することができるので、チューブ
エレメントのタンクへの組付け作業が簡易となる。
によれば、接続孔の縁部全周に設けたバーリング部がガ
イドとなるため、チューブエレメントの接続孔への挿入
角度にある程度の余裕が生じ、チューブエレメントを接
続孔にスムーズに挿入することができるので、チューブ
エレメントのタンクへの組付け作業が簡易となる。
【００３６】また、請求項１に記載の熱交換器によれ
ば、切り欠きに設けられた面取り部をバーリング部の一
部に嵌合させることにより、仕切板とチューブエレメン
トとの嵌合部位の位置決めを容易に行うことができるの
で、仕切板とチューブエレメントとの組付け作業が簡易
となる。
ば、切り欠きに設けられた面取り部をバーリング部の一
部に嵌合させることにより、仕切板とチューブエレメン
トとの嵌合部位の位置決めを容易に行うことができるの
で、仕切板とチューブエレメントとの組付け作業が簡易
となる。
【００３７】更に、請求項１に記載の熱交換器によれ
ば、チューブエレメントは、エンドプレートから内方向
に延設されたバーリング部の内周面とも当接するので、
チューブエレメントとタンクとのろう付け代の面積が拡
大し、チューブエレメントのろう付け不良を抑止でき
る。
ば、チューブエレメントは、エンドプレートから内方向
に延設されたバーリング部の内周面とも当接するので、
チューブエレメントとタンクとのろう付け代の面積が拡
大し、チューブエレメントのろう付け不良を抑止でき
る。
【００３８】そして、請求項２に記載の熱交換器によれ
ば、エンドプレートに接続孔を形成する際に細かいスク
ラップが発生しないので、その除去作業が不要となり、
熱交換器の組付け作業全体の簡易化を図ることができ
る。
ば、エンドプレートに接続孔を形成する際に細かいスク
ラップが発生しないので、その除去作業が不要となり、
熱交換器の組付け作業全体の簡易化を図ることができ
る。
【図１】図１は、この発明に係る熱交換器の全体構成を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図２】図２は、同上の熱交換器に用いられるチューブ
エレメントの構成を示す斜視図である。
エレメントの構成を示す斜視図である。
【図３】図３は、同上の熱交換器のタンク近傍における
構成を示す図１のＡＡ線断面図である。
構成を示す図１のＡＡ線断面図である。
【図４】図４は、同上の熱交換器のタンク近傍における
構成を示す図１のＢＢ線断面図である。
構成を示す図１のＢＢ線断面図である。
【図５】図５（ａ）は、エンドプレートに形成された接
続孔及びその周縁に設けられたバーリング部を示す斜視
図であり、図５（ｂ）は、接続孔及びバーリング部の構
成を示す図５（ａ）のＣＣ線断面図である。
続孔及びその周縁に設けられたバーリング部を示す斜視
図であり、図５（ｂ）は、接続孔及びバーリング部の構
成を示す図５（ａ）のＣＣ線断面図である。
【図６】図６は、同上の熱交換器のタンク部分における
組み立て工程の一部を示す斜視図である。
組み立て工程の一部を示す斜視図である。
１ 熱交換器 ２ チューブエレメント ３ フィン ５ 接続口部 ７ タンク ８ エンドプレート １０ 仕切板 １１ タンクの入口側 １２ タンクの出口側 １４ 接続孔 １５ バーリング部 １５ａ 傾斜面 １６ 切り欠き １７ 面取り部
Claims (2)
- 【請求項１】 積層方向に延びる仕切板によって内部が
入口側と出口側とに区画されたタンクと、前記タンクの
エンドプレートに形成された接続孔から挿入されて前記
仕切板の切り欠きと嵌合することにより前記タンクの入
口側と出口側とを連通すると共にフィンを介して複数段
積層されたチューブエレメントとを備えた熱交換器にお
いて、 前記仕切板の切り欠きの開口端側に面取り部を設けると
共に、前記接続孔の縁部全周にわたってバーリング部を
形成し、かかるバーリング部は前記面取り部に対応して
少なくともその一部に傾斜面を設けることにより面取り
部と嵌合可能な形状に形成したことを特徴とする熱交換
器。 - 【請求項２】 接続孔のバーリング部は、エンドプレー
トのチューブエレメント挿入部分の全てをタンクの内方
向に切り起こすことにより形成されることを特徴とする
請求項１に記載の熱交換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29375495A JPH09113175A (ja) | 1995-10-16 | 1995-10-16 | 熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29375495A JPH09113175A (ja) | 1995-10-16 | 1995-10-16 | 熱交換器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09113175A true JPH09113175A (ja) | 1997-05-02 |
Family
ID=17798800
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29375495A Withdrawn JPH09113175A (ja) | 1995-10-16 | 1995-10-16 | 熱交換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09113175A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1371926A1 (de) * | 2002-06-14 | 2003-12-17 | Behr GmbH & Co. | Wärmetauscher |
| DE102004027402A1 (de) * | 2004-06-04 | 2005-12-22 | Behr Gmbh & Co. Kg | Wärmetauscher |
| JP2006170525A (ja) * | 2004-12-15 | 2006-06-29 | Denso Corp | 熱交換器 |
| JP2006214705A (ja) * | 2005-02-07 | 2006-08-17 | T Rad Co Ltd | アルミニウム製熱交換器用タンク及びその製造方法 |
| KR100667702B1 (ko) * | 2005-09-13 | 2007-01-12 | 주식회사 두원공조 | 이산화탄소 냉매용 열교환기의 헤더 |
| JP2010060271A (ja) * | 2008-08-21 | 2010-03-18 | Delphi Technologies Inc | 多数の通路を持つマニホールド及びこのマニホールドを組み込んだクロスカウンタフロー型熱交換器 |
| KR101218901B1 (ko) * | 2010-10-28 | 2013-01-07 | 갑을오토텍(주) | 열교환기용 헤더 플레이트 |
| KR101582146B1 (ko) * | 2015-02-10 | 2016-01-05 | (주)풍천엔지니어링 | 습-건식 다중유로열교환기 |
| JP2016516974A (ja) * | 2013-04-24 | 2016-06-09 | デーナ、カナダ、コーパレイシャン | 給気冷却器用のフィン支持構造 |
-
1995
- 1995-10-16 JP JP29375495A patent/JPH09113175A/ja not_active Withdrawn
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP4715188B2 (ja) * | 2004-12-15 | 2011-07-06 | 株式会社デンソー | 熱交換器 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20040405 |