JP4430482B2 - 熱交換器 - Google Patents

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Description

本発明は、炭酸ガス(CO2)などの冷媒の熱交換を行なう熱交換器に関し、特に、高温高圧状態の冷媒を流通させる熱交換器に関する。
一般に、図18に示すような熱交換器が知られている。この図18に示す熱交換器1は、複数積層されるチューブ2を有するコア部3と、チューブ2の積層方向に延び、内部に流体が流通する図示しない流通路が形成される一対のヘッダタンク4とから構成されている。コア部3は、複数のチューブ2および波形に形成される複数のフィン5が交互に積層され、これらのフィン5のうち最上部および最下部に位置するものが補強部材6により補強されている。各ヘッダタンク4の両端部にはエンドキャップ7がロウ付けされている。一方のヘッダタンク4の中間部には流通路を塞ぐ図示しないセパレータが設けられ、このセパレータより上部、下部のそれぞれに入口ジョイント8および出口ジョイント9が設けられている。これらの入口ジョイント8は、例えば図示しない圧縮機の吐出側から高温高圧状態の炭酸ガス(CO2)などの冷媒を受入れたとき、入口ジョイント8からセパレータより上部のチューブ2群を図18の左側から右側へ流れて他方のヘッダタンク4内に流入した後、セパレータより下部のチューブ2群を図18の右側から左側へ流れて出口ジョイント9から図示しない膨張弁へ流出するようになっている。この間、複数のチューブ2を通る際に外部空気と熱交換されるので高温高圧状態の冷媒が冷却される。なお、図18では一方のヘッダタンク4には入口ジョイント8および出口ジョイント9を設けたものを図示したが、この他に、一方のヘッダタンクには入口ジョイントを設け、他方のヘッダタンクに出口ジョイントを設けた熱交換器もあり、この場合には冷媒が一方のヘッダタンクから他方のヘッダタンクに向かってチューブ群を流れる。
そして、この種の熱交換器の従来例としては、図19に示すようなものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。図19に示すように、この熱交換器においては、ヘッダタンク4が、内部に冷媒が流通する流通部10が形成されるタンク部11、およびチューブ2の両端部が接合されるプレート部12から構成されている。タンク部11の内側には、チューブ2の先端隅部が当接する一対の傾斜面13が設けられている。このような従来の熱交換器にあっては、チューブ2の端部をプレート部11のチューブ挿入孔14に挿入した際に、チューブ2の先端隅部が一対の傾斜面13に当接することによりチューブ2の位置決めがなされる。これによって、チューブ2の位置決め治具が不要であるとともに、チューブ2自体の位置決め用の形状加工も不要である。
また、別の従来例として、図20および図21に示すような熱交換器が知られている(例えば、特許文献2参照。)。図20および図21に示すように、この熱交換器では、ヘッダタンク4が、内部に冷媒が流通する流通部15が形成されるタンク部16と、チューブ2の両端部が接合されるプレート部17と、これらのタンク部16およびプレート部17の間に介在する中間プレート部18とから構成されている。プレート部17には、チューブ2の端部が挿入されるチューブ挿入孔19が形成され、中間プレート部18には、チューブ挿入孔19と合致するプレート孔20が形成され、このプレート孔20の長手方向端部に、チューブ2の先端隅部の位置を規制する位置規制部としての段部21が設けられている。
このような従来の熱交換器にあっては、タンク部16、プレート部17および中間プレート部18を図21に示す状態から組立てて、図20に示すようにプレート部17の爪部22の先端部分をタンク部16の両側部に当接するようにかしめることにより、ヘッダタンク4を一体化した後、チューブ2の端部をプレート部17のチューブ挿入孔19よりヘッダタンク4内に挿入する。このときチューブ2の先端隅部が中間プレート部18の段部21に当接することにより、チューブ2の位置が規制される。これにより、チューブ2の位置決め治具が不要であるとともに、チューブ2自体の位置決め用の形状加工も不要であり、さらにプレート部17にも位置決め用の形状加工が不要であるので加工が容易である。また、チューブ2の位置規制部とは別にして簡素な構成のタンク部16を設けるようにしたので、タンク部16の小型化が可能であるとともに、タンク部16内の表面積が小さいので冷媒の内圧によるタンク部16にかかる破断力(引張り力)を低減でき、ヘッダタンク4の耐圧強度を向上できる。
実開平2−109185号公報(第1頁、第1図) 特開2003−314987号公報(第5頁、段落番号0040〜0044、図12〜図14)
しかしながら、特許文献1に記載されている熱交換器では、タンク部11の内部にチューブ2の位置規制部を設けるため必要以上のスペースを有する流通部10が形成され、すなわちタンク部11内に無駄な空間が形成されているので、タンク部11内の表面積が大きくなり、タンク部16の小型化やタンク部16にかかる破断力の低減を図ることが難しいという問題があった。また、特許文献2に記載されている熱交換器では、タンク部16およびプレート部17の他に中間プレート部18を要し、部品点数の増加からコストがかさむとともにヘッダタンク4の形状が比較的大きいという問題がある。
本発明は、上記のような課題を考慮してなされたもので、その目的は、中間プレート部を用いることなく容易にチューブをヘッダタンクに組付けることができるとともに、ヘッダタンクの小型化および耐圧強度向上を図ることのできる熱交換器を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、互いに間隔を隔てて並行に配置されるチューブと、これらのチューブの積層方向に延びる一対のヘッダタンクとを有し、この一対のヘッダタンクが、内部に冷媒が流通する流通部が形成されるタンク部と、前記チューブの両端部が挿入されるチューブ挿入孔を有するプレート部とから構成される熱交換器であって、前記タンク部の前記チューブ挿入孔と対向する部分に、前記チューブの内部および前記タンク部の内部を連通する連通部を設け、前記タンク部の前記チューブの端部と対向する部分に、前記連通部を形成し前記チューブの端部を受入れる凹部を設け、この凹部の長手方向端部にチューブ位置決め部を設けた構成にしてある。
このように構成した請求項1に記載の発明では、タンク部およびプレート部を一体化した後、プレート部のチューブ挿入孔よりヘッダタンク内部へチューブの端部を挿入すると、タンク部の前記チューブ挿入孔と対向する部分に設けたチューブ位置決め部により、チューブの端部の位置が規制される。これにより、中間プレート部を用いることなく容易にチューブをヘッダタンクに組付けることができる。また、中間プレート部の取付スペースが不要であるとともに、前記チューブ位置決め部以外の部分ではタンク部をプレート部に密着した状態に配置することにより、ヘッダタンクの小型化が可能である。これにより、タンク部内の表面積を小さくして冷媒の内圧によりタンク部にかかる破断力を低減でき、タンク部の耐圧強度を向上できる。さらに、タンク部の連通部がチューブの内部およびタンク部の内部を連通し、チューブ端部のほぼ全領域にわたって冷媒が流出入するので、その際の抵抗が低減する。また、プレート部のチューブ挿入孔よりヘッダタンク内部へチューブの端部を挿入した場合、このチューブの端部をタンク部の凹部に受入れ、この凹部の長手方向端部に設けたチューブ位置決め部によりチューブの端部の位置を規制するので、容易にチューブをヘッダタンクに組付けることができる。また、前記凹部を介してチューブの内部およびタンク部の内部を連通するので、チューブ端部のほぼ全領域にわたって冷媒を円滑に流出入させることができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記タンク部の少なくとも前記チューブ位置決め部を形成した面にロウ材を付さず、前記プレート部の両面にロウ材を付した構成にしてある。
このように構成した請求項2に記載の発明では、プレート部のチューブ挿入孔にチューブ端部を挿入してチューブ位置決め部に当接させた状態で加熱処理を施すことにより、プレート部の両面に付されたロウ材によりチューブ端部が接合される。一方、タンク部の少なくともチューブ位置決め部を形成した面にはロウ材が付されていないので、チューブ端部内にロウ材が侵入してロウ材詰まりを起こすことがない。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記チューブ位置決め部に前記ロウ材を吸収するためのスペースを設ける構成にしてある。
このように構成した請求項3に記載の発明では、チューブ位置決め部にロウ材を吸収するためのスペースを設けたので、プレート部の両面に付されたロウ材が
チューブ端部内に侵入してロウ材詰まりを起こすことを確実に防止することができる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれかに記載の発明において、前記タンク部およびプレート部を、それぞれプレス加工により成型する構成にしてある。
このように構成した請求項4に記載の発明では、タンク部およびプレート部をそれぞれプレス加工により成型するので、これらの製作費が安価である。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記タンク部のプレス加工を行なう際に、前記チューブ位置決め部および連通部を成型する構成にしてある。
このように構成した請求項5に記載の発明では、タンク部のプレス加工とともにチューブ位置決め部および連通部を同時に成型するので、製作費をさらに低減することができる。
本発明では、中間プレート部を用いることなく容易にチューブをヘッダタンクに組付けることができる。また、ヘッダタンクの小型化が可能であり、タンク部内の表面積を小さくして冷媒の内圧によりタンク部にかかる破断力を低減でき、タンク部の耐圧強度を向上できる。したがって、組立て性に優れており、かつコンパクトで丈夫な熱交換器が得られるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態に係る熱交換器の詳細を図面に基づいて説明する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態を図1〜図5に示す。なお、図1〜図5において前述した図18〜図21に示すものと同等のものには同一符号を付して説明する。
図1に示すように、第1の実施の形態に係る熱交換器では、ヘッダタンク23が、内部に冷媒が流通する流通部24が形成されるタンク部25と、チューブ2の両端部が挿入されるチューブ挿入孔26を有するプレート部27とから構成され、これらのタンク部25およびプレート部27は、それぞれプレス加工により成型されている。なお、タンク部25の内側に形成された流通部24は、タンク部25を形成する板材の幅方向中央部を長手方向に沿って外側へ膨出するようにプレス加工することによって形成されている。
図2に示すようにタンク部25における、チューブ挿入孔26と対向する部分には、チューブ2の端部を受入れる凹部28が設けられるとともに、この凹部28の長手方向の両端部に、チューブ2の端部の挿入方向に向かって狭まる一対の傾斜面29が設けられている。なお、この一対の傾斜面29により、チューブ2の端部の位置を規制するチューブ位置決め部が構成され、凹部28によりチューブ2の内部および流通部24の内部を連通する連通部が形成されている。
タンク部25の成型時には、上記凹部28および傾斜面29をも成型するようになっており、凹部28の成型によりタンク部25の外側(図4の左側)へ膨出する膨出部30が形成される。プレート部27の幅寸法はタンク部25の幅寸法より大きく設定され、プレート部27の幅方向の両側端に一対の折曲部31が設けられている。プレート部27の成型時に、図1に示すように折曲部31の根元部分が直角に折曲げられてプレート部27がU字形状に形成されている。また、タンク部25の少なくとも傾斜面29にロウ材を付さず、一方、プレート部27の両面に図示しないロウ材を付してある。
この第1実施の形態にあっては、ヘッダタンク23の組立て時に、タンク部25およびプレート部27を重合わせて、図2に示すように一対の折曲部31の先端部分を内側に折曲げてタンク部25の両側端にかしめることにより、タンク部25およびプレート部27からなるヘッダタンク23を一体化する。次いで、プレート部27のチューブ挿入孔26よりヘッダタンク23内へチューブ2の端部を挿入すると、このチューブ2の端部がタンク部25の凹部28に受入れられて、凹部28の端部の傾斜面29によりチューブ2の端部の位置が規制される。この状態で加熱処理を施すことにより、プレート部27の両面に付されたロウ材でチューブ2端部がプレート部27に接合される。
このように構成した第1実施の形態では、中間プレート部を用いることなく容易にチューブ2をヘッダタンク23に組付けすることができる。また、中間プレート部の取付スペースが不要であるとともに、図4および図5に示すように凹部28以外の部分ではタンク部25をプレート部27に密着した状態に配置することにより、タンク部25内の表面積を小さくして冷媒の内圧によるタンク部25にかかる破断力を低減でき、タンク部25の耐圧強度を向上できる。さらに、チューブ2の内部およびタンク部25の内部を連通する凹部28によりチューブ2端部のほぼ全領域にわたって冷媒を流出入させることができるので、その際の抵抗を低減させることができる。
また、第1実施の形態では、タンク部25の少なくとも傾斜面29にはロウ材が付されていないので、加熱処理を施したときチューブ2端部内にロウ材が侵入してロウ材詰まりを起こすことがない。
(第2の実施の形態)
本発明の第2実施の形態を図6〜図10に示す。なお、図6〜図10において前述した図1〜図5、図18〜図21に示すものと同等のものには同一符号を付してある。
図6に示す第2の実施の形態の熱交換器では、図1〜図5に示す第1の実施の形態に比べて、プレート部27の折曲部31の先端部に、所定間隔をおいて複数の切欠き部32を設けたことが異なっており、その他の構成は基本的に同様である。
各切欠き部32は、図9に示すようにタンク部25の膨出部30間の位置に対応して形成されている。
この第2実施の形態にあっては、ヘッダタンク23の組立て時に、タンク部25およびプレート部27を重合わせて、図7に示すように一対の折曲部31の先端部分を内側に折曲げてタンク部25の両側端にかしめることにより、タンク部25およびプレート部27からなるヘッダタンク23を一体化する。その際、折曲部31の先端部分の切欠き部32が膨出部30間の位置に対応して形成されているため、折曲部31の先端部分を内側に折曲げてもタンク部25の膨出部30と干渉することがない。
このように構成した第2の実施の形態でも、上述の第1の実施の形態と同様の効果が得られる。さらに、この第2の実施の形態では、ヘッダタンク23の組立て時にプレート部27の折曲部31がタンク部25の膨出部30と干渉することを避けることができるので、タンク部25およびプレート部27の幅寸法を小さくしてヘッダタンク23の小型化をさらに図ることができる。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態に係る熱交換器を図11に示す。なお、図11において上述した第1および第2の実施の形態に係る熱交換器と同等の部分には同一符号を付して説明する。
図11に示す第3の実施の形態の熱交換器では、図1〜図5に示す第1実施の形態に比べて、タンク部25の凹部28の長手方向両端部に、チューブ2の端部の挿入方向に向かって狭まる一対の傾斜面33と、この傾斜面33と隣り合いチューブ2の端部の挿入方向に対して垂直な一対の平坦面34を設けたことが異なっており、その他の構成は基本的に同様である。なお、上記傾斜面33および平坦面34により、チューブ2の端部の位置を規制するチューブ位置決め部が構成されている。
この第3実施の形態にあっては、タンク部25の成型時に凹部28を形成するとともに、この凹部28の長手方向両端部にプレス加工の許容する範囲で傾斜面33および平坦面34を形成する。そして、ヘッダタンク23の組立て後、プレート部27のチューブ挿入孔26よりチューブ2の端部を挿入した場合、このチューブ2の端部がタンク部25の凹部28に受入れられ、凹部28の端部の傾斜面33および平坦面34によりチューブ2の端部の位置が規制される。
このように構成した第3実施の形態でも、図1〜図5に示す第1実施の形態と同様の効果が得られる。さらに、上記第3実施の形態では、凹部28の端部の傾斜面33でチューブ2の端部の位置を規制するとともに、チューブ2の端部の挿入方向に対して垂直な平坦面34がチューブ2の両端部と当接することにより、チューブ2の端部の位置決めを確実に行なうことができる。
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態に係る熱交換器を図12〜図16に示す。なお、図12〜図16において上述した第1、第2および第3の実施の形態に係る熱交換器と同等の部分には同一符号を付して説明する。
図12に示す第4の実施の形態の熱交換器では、図1〜図5に示す第1の実施の形態において、プレート部27の折曲部31をなくして切欠き部41を設け、この切欠き部41に勘合する勘合部42をタンク部25に設けている。その他の構成は基本的に同様である。
図12に示すように、切欠き部41はプレート部27の側面両側であって、チューブ挿入孔26の間に位置するように設けられている。
そして、この第4の実施の形態では、ヘッダタンク23の組立て時に、タンク部25の勘合部42をプレート部27の切欠き部41に挿入して重ね合わせ、図14に示すように一対の勘合部42の先端部分を内側に折り曲げてかしめることにより、タンク部25およびプレート部27からなるヘッダタンク23を一体化する。その際、切欠き部41がチューブ挿入孔26の間に位置するので、折り曲げられた勘合部42の先端部分は、図15及び図16に示すようにチューブ2の間に位置することになり、チューブ2と干渉することはない。
このように構成した第4の実施の形態においても、上述の第1の実施の形態と同様の効果が得られる。さらに、この第4の実施の形態では、プレート部27に切欠き部41を設け、タンク部25の勘合部42を折り曲げてプレート部27とタンク部25を一体化するので、プレート部27の折曲部31をなくすことができ、これによって、プレート部27の幅寸法を小さくしてヘッダタンク23の小型化を実現することができる。
(第5の実施の形態)
本発明の第5の実施の形態に係る熱交換器を図17に示す。なお、図17において上述した第1〜第4の実施の形態に係る熱交換器と同等の部分には同一符号を付して説明する。
図17に示す第5の実施の形態の熱交換器では、図1〜図10に示す第1及び第2の実施の形態において、凹部28の両端にチューブ位置決め部としての突部28aを設けるとともに、その周辺部分にロウ材を吸収するためのスペース51を設けている。その他の構成は基本的に同様である。
このように構成した第5の実施の形態についても、上述の第1及び第2の実施の形態と同様の効果が得られる。さらに、この第5の実施の形態では、ロウ材を吸収するためのスペース51をチューブ位置決め部に設けたので、プレート部27の両面に付されたロウ材がチューブ2の端部内に侵入してロウ材詰まりを起こすことを確実に防止することができる。
以上、本発明の熱交換器について、図示した実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は同様の機能を有する任意の構成のものに置き換えることができる。
本発明は、組立て性に優れており、かつコンパクトで丈夫な熱交換器が得られるという効果があるので、高圧状態の炭酸ガス(CO2)などの冷媒を用いる超臨界冷凍サイクル装置内のガスクーラや蒸発器に適用でき、その他通常の冷凍サイクル装置や車両エンジン用のクーラの用途にも適用できる。
本発明の第1実施の形態に係る熱交換器を示す分解斜視図である。 第1実施の形態に設けられるタンク部の凹部の部分を示す横断面図である。 図2のA−A線に沿って示す縦断面図である。 図2のB−B線に沿って示す縦断面図である。 第1実施の形態に設けられるタンク部の凹部以外の部分を示す横断面図である。 本発明の第2実施の形態に係る熱交換器を示す分解斜視図である。 第2実施の形態に設けられるタンク部の凹部の部分を示す横断面図である。 図7のC−C線に沿って示す縦断面図である。 図7のD−D線に沿って示す縦断面図である。 第2実施の形態に設けられるタンク部の凹部以外の部分を示す横断面図である。 本発明の第3実施の形態に設けられるタンク部の凹部の部分を示す横断面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る熱交換器を示す分解斜視図である。 第4実施の形態に設けられるタンク部の凹部の部分を示す横断面図である。 第4実施の形態に設けられるタンク部の凹部以外の部分を示す横断面図である。 図13のE−E線に沿って示す縦断面図である。 図13のF−F線に沿って示す縦断面図である。 第5実施の形態に設けられるタンク部の凹部の部分を示す横断面図である。 一般的な熱交換器の全体構成を示す斜視図である。 熱交換器の従来例を示す分解斜視図である。 熱交換器の他の従来例を示す横断面図である。 図20の熱交換器の分解斜視図である。
符号の説明
2 チューブ
23 ヘッダタンク
24 流通部
25 タンク部
26 チューブ挿入孔
27 プレート部
28 凹部(連通部)
29 傾斜面(チューブ位置決め部)
30 膨出部
31 折曲部
32、41 切欠き部
33 傾斜面
34 平坦面
42 勘合部
51 スペース

Claims (5)

  1. 互いに間隔を隔てて並行に配置されるチューブ(2)と、これらのチューブ(2)の積層方向に延びる一対のヘッダタンク(23)とを有し、この一対のヘッダタンク(23)が、内部に冷媒が流通する流通部が形成されるタンク部(25)と、前記チューブ(2)の両端部が挿入されるチューブ挿入孔(26)を有するプレート部(27)とから構成される熱交換器であって、
    前記タンク部(25)の前記チューブ挿入孔(26)と対向する部分に、前記チューブ(2)の内部および前記タンク部(25)の内部を連通する連通部が設けられ、前記タンク部(25)の前記チューブ(2)の端部と対向する部分に、前記連通部を形成し前記チューブ(2)の端部を受入れる凹部(28)を設け、この凹部(28)の長手方向端部に、チューブ位置決め部を設けたことを特徴とする熱交換器。
  2. 前記タンク部(25)の少なくとも前記チューブ位置決め部を形成した面にロウ材を付さず、前記プレート部(27)の両面にロウ材を付したことを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記チューブ位置決め部に前記ロウ材を吸収するためのスペース(51)を設けたことを特徴とする請求項2に記載の熱交換器。
  4. 前記タンク部(25)および前記プレート部(27)を、それぞれプレス加工により成型することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の熱交換器。
  5. 前記タンク部(25)のプレス加工を行なう際に、前記チューブ位置決め部および連通部を成型するようにしたことを特徴とする請求項4に記載の熱交換器。
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