JP6035741B2 - 熱交換器 - Google Patents

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Description

本発明は、熱交換器に関する。
従来、空気調和機の室外ユニットや給湯装置の熱源ユニット等には、空気を加熱したり冷却したりするための熱交換器が用いられている。例えば、特許文献1(特開2006−284133号公報)では、ヘッダとヘッダに連結された多穴管とからなる熱交換器が提案されている。ヘッダは冷媒を流す主流路を有する。また、多穴管は、冷媒を流す複数の流路を有する。冷媒は、ヘッダの流路から多穴管の流路へ、または、多穴管の流路からヘッダの流路へと流れる。
ところで、このような熱交換器は、ヘッダおよび多穴管をロウ材によって接合する。具体的には、ヘッダおよび多穴管が炉に投入されると、ロウ材が溶け出し、溶け出したロウ材によりヘッダと多穴管とが接合される。しかし、ロウ材の流れを制御することができないため、ロウ材が多穴管の流路に流入し、熱交換器の性能を低下させる可能性があった。
本発明の課題は、多穴管の流路へのロウ材の流入を抑制する熱交換器を提供することにある。
本発明の第1観点,第5観点に係る熱交換器はヘッダと、多穴管と、スペーサと、保持部材とを備える。ヘッダは、冷媒を流す主流路と、第1部分とを有する。第1部分には、主流路の軸方向に対して交差する方向から主流路に連通する連通孔が形成される。多穴管は、冷媒を通す複数の流路穴が第1方向に並んで形成されている。スペーサは、ヘッダの第1部分および多穴管の間に配置され、ヘッダと多穴管との間に冷媒を集める集合空間を形成する。保持部材は、ヘッダの第1部分、スペーサ、および多穴管の外面に接合され、ヘッダ、スペーサ、および多穴管を保持する。また、スペーサは、ロウ材を溜めるための第1空間をさらに形成する。ロウ材は、ヘッダ、スペーサ、および多穴管を接合するためのものである。
本発明の第1観点,第5観点に係る熱交換器では、ロウ材を溜めるための第1空間が形成される。ヘッダ、多穴管、スペーサ、および保持部材が炉内で接合される際、余ったロウ材が第1空間に溜まる。これにより、多穴管の流路へのロウ材の流入を抑制することができる。
また、本発明の第1観点,第5観点に係る熱交換器は、炉内において、複数の流路穴は、上下方向に並び、複数の流路穴のうちの最も下方に位置する第1流路穴と、最も上方に位置する第2流路穴とを含む。また、第1空間は、第1流路穴よりも下方に形成される。
本発明の第1観点,第5観点に係る熱交換器では、多穴管の複数の流路穴のうち、炉内において最も下方に位置する第1流路穴の下方に、ロウ材を溜めるための第1空間が形成される。これにより、下方に流れ落ちたロウ材を第1空間に溜めることができる。
また、本発明の第1観点に係る熱交換器では、集合空間の長手方向中心位置は、多穴管の高さ方向中心位置に対して下側にオフセットしている。
本発明の第1観点に係る熱交換器では、集合空間の長手方向中心位置が多穴管の高さ方向中心位置より下側に位置する。これにより、集合空間の下方空間から多穴管の流路穴までの距離を大きくとることができ、多穴管の最下の流路穴へのロウ材の流入を抑制することができる。
本発明の第2観点に係る熱交換器は、第1観点に係る熱交換器であって、第1空間は、主流路の軸方向から見た、ヘッダ、スペーサ、および多穴管の断面形状を非対称構造にする。
本発明の第2観点に係る熱交換器では、第1空間が形成されることによって、主流路の軸方向から見た、ヘッダ、スペーサ、および多穴管の断面形状が非対称構造となる。これにより、余ったロウ材を溜めることができる。
本発明の第3観点に係る熱交換器は、第1観点又は第2観点に係る熱交換器であって、複数の流路穴は、集合空間に対向する高さ位置にあり、第1流路穴から第1端側の対向面までの距離は、第2流路穴から第2端側の対向面までの距離より長い。
本発明の第3観点に係る熱交換器では、集合空間に対向する対向面のうち下方に位置する対向面から最下にある第2流路穴までの距離が大きく取られる。すなわち、集合空間の底から第2流路穴までの距離が長くなる。これにより、多穴管の最下の流路穴から離れた位置にあるスペーサの対向面の上にロウ材を溜めることができる。
本発明の第4観点に係る熱交換器は、第3観点に係る熱交換器であって、第1空間は、集合空間に含まれる空間であって、集合空間の下方空間である。
本発明の第4観点に係る熱交換器では、集合空間の下方空間に余ったロウ材を溜める第1空間が形成される。これにより、流路穴に影響を及ぼさない、集合空間の底の部分にロウ材を溜めることができる。
本発明の第5観点に係る熱交換器では、介在プレートをさらに備える。介在プレートは、多穴管を貫通させる貫通孔を有し、スペーサと保持部材との間に介在する。また、貫通孔の長手方向中心位置は、多穴管の高さ方向中心位置に対して下側にオフセットする。また、第1空間は、スペーサ、介在プレート、および保持部材によって形成される。
本発明の第5観点に係る熱交換器では、多穴管の下側に形成された第1空間にロウ材を溜めるための第1空間が形成される。これにより、多穴管の流路へのロウ材の流入を抑制することができる
本発明の第1観点に係る熱交換器では、多穴管の流路へのロウ材の流入を抑制することができる。
本発明の第2観点に係る熱交換器では、余ったロウ材を溜めることができる。
本発明の第1観点に係る熱交換器では、下方に流れ落ちたロウ材を第1空間に溜めることができる。
本発明の第1観点に係る熱交換器では、集合空間の下方空間から多穴管の流路穴までの距離を大きくとることができ、多穴管の最下の流路穴へのロウ材の流入を抑制することができる。
本発明の第3観点に係る熱交換器では、多穴管の最下の流路穴から離れた位置にあるスペーサの対向面の上にロウ材を溜めることができる。
本発明の第4観点に係る熱交換器では、流路穴に影響を及ぼさない、集合空間の底の部分にロウ材を溜めることができる。
本発明の第5観点に係る熱交換器では、多穴管の流路へのロウ材の流入を抑制することができる
熱交換器の概略構成図である。 図1の熱交換器を矢印II方向から見た図(下面視図)である。 図1の領域Rの拡大図である。 ヘッダの概略構成図である。 図1のV−V断面の部分拡大図である。 図2のVI−VI断面の部分拡大図である。 図2のVII−VII断面の部分拡大図である。 図2のVIII−VIII断面の部分拡大図である。 図2のIX−IX断面の部分拡大図である。 図2のX−X断面の部分拡大図である。 図5の部分拡大図である。 変形例Aに係る熱交換器の下面視図である。 図12のXIII−XIII断面の部分拡大図である。 図12のXIV−XIV断面の部分拡大図である。 図12のXV−XV断面の部分拡大図である。 変形例Aに係る熱交換器の集合空間およびその周辺領域の拡大図である。 変形例Bに係る一の熱交換器の集合空間およびその周辺領域の拡大図である。 変形例Cに係る他の熱交換器の集合空間およびその周辺領域の拡大図である。 変形例Dに係る熱交換器の下面視図である。 図12のXX−XX断面の部分拡大図である。 図12のXXI−XXI断面の部分拡大図である。 図12のXXII−XXII断面の部分拡大図である。 変形例Cに係る熱交換器の集合空間およびその周辺領域の拡大図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る熱交換器について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(1)全体構成
図1および図2は、熱交換器100の概略構成を示す図である。図1は、熱交換器100の正面図である。熱交換器100は、図1に示す態様で使用される。図2は、図1の熱交換器100を、矢印II方向から見た図(下面視図)である。構成部材が組み立てられた熱交換器100は、図2に示す態様で、炉内に投入され、各構成部材がロウ材によりロウ付けされることにより一体化される。なお、図2の一点鎖線C1は、熱交換器100を水平面に寝かせた状態における、熱交換器100の高さ方向中心位置である。
本実施形態に係る熱交換器100は、セパレートタイプの空気調和装置の室外ユニットの内部に設けられる。熱交換器100は、冷媒の蒸発器、または、冷媒の放熱器として機能する。熱交換器100は、空冷式かつ通風式である。熱交換器100は、空気調和装置に備えられた送風機によって供給された空気を利用して、空気と、熱交換器100の内部に流れる冷媒との間で熱交換を行う。
熱交換器100は、図1または図2に示すように、主として、複数の扁平多穴管10と、複数の伝熱フィン20と、ヘッダ30,40と、連結部50とからなる。複数の扁平多穴管10は、連結部50を介して、ヘッダ30,40に接合される。連結部50は、複数の扁平多穴管10を、ヘッダ30,40の長手方向に直交する向きに接合する。扁平多穴管10は、ヘッダ30,40の長手方向に沿って、互いに所定の距離間隔をあけて積層され、連結部50に差し込まれる。伝熱フィン20は、図3に示すように、山部21および谷部22を有するコルゲートフィンである。伝熱フィン20は、向かい合う扁平多穴管10の平面部14に山部21および谷部22が接触するように、複数の扁平多穴管10の間に設けられる。ヘッダ30,40は、それぞれ、液状態の冷媒や気液二層状態の冷媒を各扁平多穴管へ分流し、各扁平多穴管10の内部を流れた冷媒を集合させる。伝熱フィン20は、送風機によって供給された空気と接触して熱を受け、扁平多穴管10の内部に流れる冷媒を暖めて蒸発させる。熱交換器100を通過した空気は、扁平多穴管10の内部を流れる冷媒によって冷やされ、温度が低下する。以下、熱交換器100の各部の構成について、詳細に説明する。なお、以下の説明において、高さ方向とは、特筆しない限り、下面視(図2)を基準とした上下方向を指すものとする。
(2)扁平多穴管
扁平多穴管10は、冷媒を内部に通し、空気と冷媒との間で熱交換を行う伝熱管である。扁平多穴管10は、アルミニウムやアルミニウム合金等の金属部材を、押し出し成形をすることによって形成される。扁平多穴管10は、上述したように、ヘッダ30,40に連結されている。扁平多穴管10は、ヘッダ30,40の長手方向に交差する方向(具体的には、直交する方向)に延びる。
図3に示すように、扁平多穴管10は、主として、端部11と、複数の流路穴12a〜12iと、平面部14とからなる。図3は、図1に示す領域Rの拡大図である。なお、図3に示す扁平多穴管10の厚み方向の寸法w13は、図2に示す扁平多穴管10の奥行き方向であり、図3に示す扁平多穴管10の幅方向h10は、図2に示す扁平多穴管10の高さ方向(上下方向)である。
(2−1)端部
端部11は、扁平多穴管10の長手方向両端である。端部11は、連結部50を介してヘッダ30,40と接合される部分である。端部11は、端面13を有する。端面13は、扁平多穴管10の厚み方向および高さ方向に延びる面である。ここで、扁平多穴管10の高さ方向とは、後述する流路穴12a〜12iが並ぶ方向であり、端面13の長手方向である。また、扁平多穴管10の厚み方向とは、端面13の幅方向である。扁平多穴管10の厚み方向の寸法w13は、約1.4mmである。また、扁平多穴管10の高さ寸法h10は、約14mmである。
(2−2)流路穴
複数の流路穴12a〜12iは、端面13に並べて形成される。本実施形態では、端面13に、9つの流路穴12a〜12iが形成されている。具体的に、9つの流路穴12a〜12iは、扁平多穴管10の幅方向に沿って、端面13に並べて形成される。すなわち、炉内では、流路穴12a〜12iは、上下方向に並ぶ。流路穴12a〜12iの数は、9つに限定されるものではなく、9つ以上であっても、9つ以下であってもよい。複数の流路穴12a〜12iは、ヘッダ30からヘッダ40に冷媒を流すための冷媒流路を形成する。すなわち、複数の流路穴12a〜12iは、それぞれ、扁平多穴管10の一端側の端面から他端側の端面まで貫通する。各流路穴12a〜12iの直径は、約250μmである。
(2−3)平面部
平面部14は、図3において、扁平多穴管10の幅方向および長手方向に延びる面である。扁平多穴管10の長手方向とは、水平面において扁平多穴管10の幅方向に直交する方向である。平面部14は、矩形である。上述したように、各扁平多穴管10は、互いの平面部14が平行になるように、ヘッダ30,40に接合される。扁平多穴管10の平面部14には、伝熱フィン20の山部21または谷部22が接合される。熱交換器100の使用時、平面部14は、図3における水平方向に生じる空気流れに対して略平行になる。なお、図1では、熱交換器100が、6つの扁平多穴管10を用いる例を示したが、ヘッダ30,40に接合される扁平多穴管10の数は、これに限定されるものではない。
(3)伝熱フィン
伝熱フィン20は、図1および図3に示すように、ヘッダ30,40の長手方向に沿って積層される複数の扁平多穴管10の間に設けられる。言い換えると、伝熱フィン20は、二つの扁平多穴管10の平面部14によって挟まれる空間に配置される。伝熱フィン20は、送風機によって供給された空気と熱交換を行う。伝熱フィン20は、アルミニウムやアルミニウム合金等の金属部材から構成される。伝熱フィン20の板厚は、約0.1mmである。伝熱フィン20は、長尺の板状部材が長手方向に波形に折り曲げられることによって形成されるコルゲートフィンである。
伝熱フィン20は、図3に示すように、主として、山部21と谷部22と伝熱面23とを有する。山部21および谷部22は、それぞれ、炉内で扁平多穴管10の平面部14にロウ付けされる。伝熱面23は、主として、空気と熱交換を行う部分である。伝熱面23には、熱交換効率を向上させるための複数の切り起こし部23aがルーバー状に切り起こされている。切り起こし部23aは、伝熱フィン20の幅方向のいずれか一方に所定の角度になるように傾斜して切り起こされている。切り起こし部23aは、伝熱フィン20の幅方向の中心を基準に、一端側と他端側とで異なる方向に切り起こされている。
(4)ヘッダ
ヘッダ30,40は、上述したように、複数の扁平多穴管10と連結されており、液状態の冷媒や気液二層状態の冷媒を各扁平多穴管10へ分流し、各扁平多穴管の内部を流れた冷媒を集合させる。具体的に、図1の左側に配置されたヘッダ30には、図1における方向R1から冷媒が送り込まれる。また、ヘッダ30は、当該冷媒を各扁平多穴管10へ分流する。また、図1の右側に配置されたヘッダ40は、各扁平多穴管10を流れ、複数の流路穴12a〜12iから流れ出た冷媒を合流させ、図1における方向R2(方向R1とは逆の方向)へ冷媒を送り出す。
ヘッダ30,40は、アルミニウム合金である。図2および図4に示すように、ヘッダ30,40は、それぞれ、主として、円筒部31,41と、連通孔形成部(ヘッダの第1部分)32,42とを有する。なお、ヘッダ30の構成と、ヘッダ40の構成とは、基本的に同じである。したがって、以下、図4を参照して、ヘッダ30の構成を説明する。
(4−1)円筒部
円筒部31は、主として、主流路31aと流路壁31bとからなる。主流路31aは、ヘッダ30の内部に形成された冷媒の通路である。主流路31aは、流路壁31bによって囲われた空間である。主流路31aは、長軸に直交する方向の断面(横断面)が円形状である。主流路31aの直径は、約11〜12mmである。主流路31aは、ヘッダ30の長手方向に延びる。すなわち、主流路31aの軸方向と、ヘッダ30の長手方向とは、同一である。主流路31aは、後述する多数の連絡流路34aと連通している。流路壁31bの厚みは、4mm〜6mmである。すなわち、円筒部31の外径は、約19mm〜24mmである。
(4−2)連通孔形成部
連通孔形成部32は、円筒部31の側壁と繋がる部分である。また、連通孔形成部32は、ヘッダ30の長手方向に延びる。連通孔形成部32の長手方向と、主流路31aの軸方向とは一致する。連通孔形成部32は、矩形の平面部を有する。平面部は、約1.5mm〜3mmの厚み寸法を有する。平面部の長手方向の寸法(長さ寸法)は、円筒部31の長さ寸法と同じである。平面部の高さ寸法は、円筒部31の直径よりわずかに短い。ここで、平面部の高さ方向とは、熱交換器100を水平面に対して寝かせた状態における連通孔形成部32の高さ方向である(図2参照)。すなわち、平面部の高さ方向は、使用時の熱交換器100では、幅方向と一致する。
平面部には、複数の連通孔34が形成されている。連通孔34は、連通孔形成部32の長手方向に並んで形成される。各連通孔34は、所定の間隔を空けて配置される。また、連通孔34は、連通孔形成部32の高さ方向中心位置に設けられる。複数の連通孔34は、主流路31aの軸方向に対して交差する方向に延びて、主流路31aに連通する連絡流路34aを構成する。連通孔34は、ドリル加工によって形成される。ヘッダ30と扁平多穴管10とが接合される際には、連通孔形成部32の高さ方向両側に対して連結部50が接合される。
(5)連結部
連結部50は、ヘッダ30,40と扁平多穴管10とを連結する部材である。図5および図6に、連結部50の構成を示す。図5は、図2に示す熱交換器100の左側の構成の拡大図である。図6は、図2に示す熱交換器100のVI−VI断面の部分拡大図である。まず、図5および図6を参照して、ヘッダ30と扁平多穴管10とを連結する連結部50の全体構成を説明する。なお、ヘッダ40と扁平多穴管10とを連結する連結部50は、ヘッダ30と扁平多穴管10とを連結する連結部50の構成と同様である。
連結部50は、主として、スペーサ51と、管固定プレート52、接合部材53とからなる。図5および図6に示すように、スペーサ51は、連通孔形成部32の平面部に接触するように連通孔形成部32に隣接して配置される。管固定プレート52は、スペーサ51の平面に接触するように、スペーサ51に隣接して配置される。接合部材53は、連通孔形成部32、スペーサ51、および管固定プレート52を外側から取り囲む位置に配置される。図6に示すように、連結部50に含まれる構成部材は、扁平多穴管10が延びる方向において、ヘッダ30の側から、スペーサ51、管固定プレート52、および接合部材(保持部材)53の順番に配置される。すなわち、スペーサ51は、連通孔形成部32と、管固定プレート52との間に配置され、管固定プレート52は、スペーサ51と接合部材53との間に配置される。以下、連結部50に含まれる各構成部材について、詳細に説明する。
(5−1)スペーサ
スペーサ51は、ヘッダ30と扁平多穴管10との間に、冷媒の集合空間AR1を形成する部材である(図5参照)。集合空間AR1とは、ヘッダ30を流れる冷媒を分配するための空間、または、各扁平多穴管10が有する複数の冷媒流路12a〜12iを流れた冷媒を集合させる空間である。以下、図5から図7および図10およびを図11用いて、スペーサ51を説明する。なお、図7は、図2のVII−VII断面の部分拡大図である。図7では、スペーサ51の長手方向が水平面に対して平行にされた状態を示す。図10は、図2のX−X断面の部分拡大図である。図11は、図5の部分拡大図であり、集合空間AR1およびその周辺領域の拡大図である。
スペーサ51は、ヘッダ30の長手方向に延びる平板部材である。スペーサ51は、2.0mm〜3mm程度の厚み寸法を有する(図6参照)。スペーサ51の長手方向の寸法は、連通孔形成部32の長手方向の寸法とほぼ同一である。スペーサ51の高さ寸法h51は、連通孔形成部32の高さ寸法h32とほぼ同一である。
スペーサ51には、集合空間AR1を構成するスペーサ孔511が形成されている。スペーサ孔511の開口形状は、図7に示すように、矩形または楕円形状である。スペーサ孔511は、スペーサ51の長さ方向に並んで複数形成されている。また、スペーサ孔511の高さ方向と、スペーサ51の高さ方向とは一致する。スペーサ孔511は、対向面51aによって形成される。言い換えると、対向面51aは、集合空間AR1を取り囲み、集合空間AR1に対向する面(壁面)である。したがって、扁平多穴管10の端面13のうち外縁部分は、スペーサ51に接触する。また、扁平多穴管10の流路穴12a〜12iは、スペーサ孔511に対向する。これにより、流路穴12a〜12iは、集合空間AR1と連通する。
スペーサ孔511の幅寸法w511は、図7に示すように、連通孔34の径よりわずかに大きい。また、スペーサ孔511の高さ寸法h511は、図10に示すように、扁平多穴管10の高さ寸法(端面13の長手方向の寸法)h10より小さく、扁平多穴管10の全流路穴12a〜12iが形成されている部分の高さ寸法h12より大きい。
図7に示すように、スペーサ51の高さ方向中心位置は、熱交換器100の高さ方向中心位置C1と一致する。一方、スペーサ孔511の高さ方向中心位置C2は、熱交換器100の高さ方向中心位置C1よりも下側に位置する。このとき、上方に位置する対向面51aからスペーサ51の上端までの寸法h51uは、下方に位置する対向面51aからスペーサ51の下端までの寸法h51dよりも大きい。また、図11に示すように、熱交換器100の高さ方向中心位置C1から下方に位置する対向面51aまでの距離L2は、中心位置C1から上方に位置する対向面51aまでの距離L1よりも大きい。
スペーサ51は、クラッド材である。具体的には、スペーサ51は、ヘッダ30,40と同じアルミニウム合金を心材とし、心材の表面に心材よりも融点の低い別のアルミニウム合金(ロウ材)が張り合わされた金属部材である。
(5−2)管固定プレート
管固定プレート52は、扁平多穴管10を固定する部材である。以下、図5、図6、図8、図10、図11を用いて、管固定プレート52を説明する。なお、図8は、図2のVIII−VIII断面の部分拡大図である。図8では、管固定プレート52の長手方向が水平面に対して平行にされた状態を示す。
管固定プレート52もまた、ヘッダ30の長手方向に延びる平板部材である。管固定プレート52は、2.5mm〜3mm程度の厚みを有する(図6参照)。管固定プレート52の長手方向の寸法は、スペーサ51の長手方向の寸法とほぼ同一である。また、管固定プレート52の高さ寸法h52も、スペーサ51の高さ寸法h51とほぼ同一である。
管固定プレート52には、扁平多穴管10の端部11を挿入するための挿入孔521が形成されている。挿入孔521の開口形状もまた、図8に示すように、矩形または楕円形状である。挿入孔521は、管固定プレート52の長さ方向に並んで複数形成されている。また、挿入孔521の高さ方向と、管固定プレート52の高さ方向とは一致する。挿入孔521は、対向面52aによって形成される。言い換えると、対向面52aは、挿入孔521の内壁である。すなわち、対向面52aは、扁平多穴管10の端部の側面に接触する面である。
挿入孔521の寸法は、スペーサ孔511の寸法よりも大きい。具体的には、図8に示すように、挿入孔521の幅寸法w521は、スペーサ孔511の幅寸法w511より大きく、挿入孔521の高さ寸法h521は、スペーサ孔511の高さ寸法h511より大きい。より具体的には、挿入穴521は、スペーサ孔511より、幅寸法として約0.4mm大きく、高さ寸法として約2.4mm大きい。また、挿入孔521の寸法は、扁平多穴管10の端部11を挿入可能な程度の寸法である。すなわち、挿入孔521の寸法は、扁平多穴管10の端部11の寸法よりわずかに大きい。具体的に、挿入孔521の幅寸法w521および高さ寸法h521は、扁平多穴管10の端面13の幅方向w13および長手方向の寸法h10よりわずかに大きい(図10参照)。
図8に示すように、管固定プレート52の高さ方向中心位置は、熱交換器100の高さ方向中心位置C1と一致する。挿入孔521の高さ方向中心位置もまた、熱交換器100の高さ方向中心位置C1と一致する。すなわち、挿入孔521は、管固定プレート52の高さ方向中心に形成されている。このとき、上方に位置する対向面52aから管固定プレート52の上端までの寸法h52uは、下方に位置する対向面52aから管固定プレート52の下端までの寸法h52dと同じである。また、図11に示すように、熱交換器100の高さ方向中心位置C1から下方に位置する対向面52aまでの距離L4は、中心位置C1から上方に位置する対向面52aまでの距離L3と同じである。
管固定プレート52もまた、ヘッダ30,40と同じアルミニウム合金である。
(5−3)接合部材
接合部材53は、連通孔形成部32、スペーサ51、管固定プレート52、および扁平多穴管10の端部の外面に接合され、連通孔形成部32、スペーサ51、管固定プレート52、および扁平多穴管10を保持する部材である。以下、図5、図6、図9〜図11を用いて、接合部材53を説明する。なお、図9は、図2のIX−IX断面の部分拡大図である。図9では、接合部材53の長手方向が水平面に対して平行にされた状態を示す。
接合部材53もまた、ヘッダ30の長手方向に延びる部材である。接合部材53は、1.5mm〜2mm程度の厚みを有する(図6参照)。接合部材53の長手方向の寸法は、連通孔形成部32の長手方向の寸法とほぼ同一である。接合部材53の高さ寸法h53は、連通孔形成部32の幅方向の寸法h32より、厚み寸法分大きい。接合部材53は、高さ方向両端部が、高さ方向に直交する方向に折り曲げられることにより、図2、図5、および図11に示されるように、側面視でU字型の形状を有する。
接合部材53には、扁平多穴管10の端部11を嵌入するための嵌入孔531が形成される。嵌入孔531の開口形状もまた、図9に示すように、矩形または楕円形状である。嵌入孔531は、接合部材53の長さ方向に並んで複数形成されている。嵌入孔531の高さ方向と、接合部材53の高さ方向とは一致する。嵌入孔531は、対向面53aによって形成される。言い換えると、対向面53aは、嵌入孔531の内壁である。すなわち、対向面53aは、扁平多穴管10の端部の側面に接触する面である。
嵌入孔531の寸法は、挿入孔521の寸法と同一である。具体的に、嵌入孔531の幅寸法w531は、挿入孔521の幅寸法w521と同じであり、嵌入孔531の高さ寸法h531は、挿入孔521の高さ寸法h52と同じである。すなわち、嵌入孔531の寸法は、挿入孔521と同様、スペーサ孔511の寸法より大きい。具体的には、図9に示すように、嵌入孔531の幅寸法w531は、スペーサ孔511の幅寸法w511より大きく、嵌入孔531の高さ寸法h531は、スペーサ孔511の高さ寸法h511より大きい。また、嵌入孔531の寸法は、扁平多穴管10の端部11を挿入可能な程度の寸法である。すなわち、嵌入孔531の幅寸法w531および高さ寸法h531は、扁平多穴管10の端面13の幅方向w13および長手方向の寸法h10よりわずかに大きい(図10参照)。
図9に示すように、接合部材53の高さ方向中心位置は、熱交換器100の高さ方向中心位置C1と一致する。嵌入孔531の高さ方向中心位置もまた、熱交換器100の高さ方向中心位置C1と一致する。すなわち、嵌入孔531は、接合部材53の高さ方向中心位置に形成されている。このとき、上方に位置する対向面53aから接合部材53の上端までの寸法h53uは、下方に位置する対向面53aから接合部材53の下端までの寸法h53dと同じである。また、図11に示すように、熱交換器100の高さ方向中心位置C1から下方に位置する対向面53aまでの距離L4は、中心位置C1から上方に位置する対向面53aまでの距離L3と同じである。
接合部材53もまた、スペーサ51と同様のクラッド材である。
(6)各構成の高さ方向中心位置
図7から図11のいずれかに示すように、連通孔形成部32の高さ方向中心と、スペーサ51の高さ方向中心と、管固定プレート52の高さ方向中心と、接合部材53の高さ方向中心と、扁平多穴管10の高さ方向中心とは、同一の中心位置C1に来るように接合される。また、連通孔34の中心位置、挿入孔521の高さ方向中心位置、および嵌入孔531の高さ方向中心位置は、熱交換器100の高さ方向中心位置C1と一致する。また、スペーサ孔511(集合空間AR1)の高さ方向中心位置は、熱交換器100の中心位置C1に対して下側にオフセットしている。したがって、熱交換器100(特に、ヘッダ30および連結部50)は、中心位置C1を基準に、非対称構造を有する。
扁平多穴管10の流路穴12a〜12iは、集合空間AR1を介して、連通孔34と連通する。すなわち、扁平多穴管10の流路穴12a〜12iを流れた冷媒は、集合空間AR1で集められ、その後、連通孔34を通って主流路31aに送られる。また、主流路31aを流れる冷媒は、連通孔34を通って集合空間AR1に送られ、その後、各流路穴12a〜12iに分配される。
(7)ロウ材の流れ
次に、上記各構成部材が図2に示す態様で炉に投入されて接合される際のロウ材の流れについて、図11を用いて説明する。図11は、上述したように、図5に示された集合空間AR1およびその周辺領域の拡大図である。
上述したように、熱交換器100に含まれる各構成のうち、スペーサ51および接合部材53は、クラッド材である。炉内で、心材に張り合わされたロウ材は溶け出し、上方位置から下方位置に流れる。すなわち、ロウ材は重力方向に流れる。ロウ材は、上方位置から下方位置に流れる過程で部材と部材との間に形成される隙間に入り込んで、部材をロウ付けする。ロウ材は、最終的に、下方位置にある連通孔形成部32とスペーサ51との隙間CL1や、下方位置にある管固定プレート52とスペーサ51との隙間CL2、さらに、下方位置にある接合部材53と管固定プレート52との隙間CL3に流れ込む。
ここで、各構成部材のロウ付けに使用されなかったロウ材は、スペーサ51によって形成される集合空間AR1の下方空間(第1空間)AR2に溜まる。すなわち、第1空間AR2は、ロウ材溜まり空間となる。第1空間AR2は、スペーサ孔511を形成する対向面51aのうち、下方側の対向面52aを底面とし、連通孔形成部32の平面および扁平多穴管10の端面を壁面とする空間である。第1空間AR2は、所定の高さ寸法L5を有する。所定の高さ寸法L5とは、スペーサ孔511の下方位置にある対向面(底面)51aから、最下端の流路穴12iが形成された扁平多穴管10の部分までの距離である。
(8)特徴
(8−1)
上記実施形態に係る熱交換器100は、接合に使用されなかったロウ材を溜めるためのロウ材溜まり空間AR2を形成する。熱交換器100の各構成を接合する際は、図2に示すように、ヘッダ30,40が水平面に対して平行になるように、熱交換器100を平面に寝かせた状態で炉に投入される。また、上述したように、ロウ材は、水平面に対して高い位置から低い位置に流れながら、各部材の隙間に入り込んで各部材をロウ付けする。そのため、集合空間AR1の底面(下方に位置する対向面51a)に、余ったロウ材が溜まる場合がある。
集合空間AR1の底面の高さ位置が、扁平多穴管10の流路穴12iの下端の位置に近い場合、集合空間AR1の底面に近い高さ位置の流路穴12iに、ロウ材が流れ込む可能性がある。ロウ材が流路穴12iに流れ込むと、ロウ材が流路穴12iを塞いで冷媒の流れを阻害してしまう。
上記実施形態に係る熱交換器100は、集合空間ARの底から最下端の流路穴12iの距離L5を十分に確保する。これにより、余ったロウ材が集合空間AR1の底面に溜まった場合であっても、ロウ材の上面位置と流路穴12iの下端の位置との距離をつくることが可能になる。すなわち、余ったロウ材が集合空間AR1の下方空間(ロウ材溜まり空間)AR2に溜まった場合であっても、ロウ材が流路穴12iに流入することを防止でき、熱交換器100の性能を維持することができる。
(8−2)
上記実施形態に係る熱交換器100では、スペーサ51と接合部材53との間に管固定プレート52が配置される。上記実施形態に係る熱交換器100のように、スペーサ51に形成されるスペーサ孔511の高さ方向中心位置C2をスペーサ51の高さ方向中心位置C1の下側にずらすと、集合空間AR1の底となる部分(対向面51a)の高さ位置が低くなる。それによって、集合空間AR1の底に溜まったロウ材の上面位置を、最下に位置する流路穴12iの下端位置から遠ざけることができる。しかし、スペーサ孔511がスペーサ51の高さ方向下側に形成されることにより、扁平多穴管10の端面13の下方部分は、スペーサ51と接触できない。これによって、扁平多穴管10を接合させる部分が少なくなり、扁平多穴管10の水平面に対する姿勢を維持することが困難となる。
しかし、上記実施形態では、スペーサ51と接合部材53との間に管固定プレート52が配置される。扁平多穴管10は、管固定プレート52に形成された挿入孔521に差し込まれる。これによって、扁平多穴管10は、管固定プレート52および接合部材53の両方によって保持されることになる。したがって、水平面に対する扁平多穴管10の姿勢を安定させることができ、さらに、扁平多穴管10とヘッダ30,40との相対位置を維持することができる。
(8−3)
また、上記実施形態に係る熱交換器100では、集合空間AR1の下方空間をロウ材溜まり空間(AR2)としている。ここで、集合空間AR1の底の高さ位置から流路穴12iの下端位置までの距離L5を十分に確保できない場合、溜まったロウ材の上面位置と流路穴12iの下端位置とを十分に離すことができない。溜まったロウ材の上面位置と流路穴12iの下端位置との距離が十分に離れていない場合、毛細管現象により、ロウ材が流路穴12iに流入することもある。
上記実施形態に係る熱交換器100は、管固定プレート52および接合部材53の両方によって扁平多穴管10を接合するため、スペーサ孔511の高さ位置を大きくずらすことができる。
(9)変形例
(9−1)変形例A
上記実施形態において、連結部50が、スペーサ61と、管固定プレート62、接合部材53とからなってもよい。以下、変形例Aに係る熱交換器100を、図12〜図16を用いて説明する。図12は、変形例Aに係る熱交換器100の下面視図である。図13は、図12のXIII−XIII断面の部分拡大図である。図14は、図12のXIV−XIV断面の部分拡大図である。図15は、図12のXV−XV断面の部分拡大図である。図16は、変形例Aに係る熱交換器100の集合空間AR1およびその周辺領域の拡大図である。なお、接合部材53は、上記実施形態に係る接合部材53と同様の構成である。また、スペーサ61は、スペーサ孔611の大きさおよびが中心位置を除き、上記実施形態に係るスペーサ51と同様の構成である。管固定プレート62もまた、挿入孔621の大きさおよび中心位置を除き、上記実施形態に係る管固定プレート52と同様の構成である。したがって、以下の説明では、上記実施形態とは異なる構成についてのみ詳細に説明する。
(9−2)スペーサ
スペーサ61には、図13に示すように、スペーサ孔611が形成されている。スペーサ孔611は、対向面61aによって形成される。
スペーサ孔611の幅寸法w611は、図13に示すように、連通孔34の径よりわずかに大きい。また、スペーサ孔611の高さ寸法h611は、図15に示すように、扁平多穴管10の高さ寸法h10より小さく、扁平多穴管10の全流路穴12a〜12iが形成されている部分の高さ寸法h12と同程度である。したがって、扁平多穴管10の端面13のうち外縁部分は、スペーサ61に接触する。また、扁平多穴管10の流路穴12a〜12iは、スペーサ孔611に対向する。これにより、流路穴12a〜12iは、集合空間AR1と連通する。
スペーサ61の高さ方向中心位置は、熱交換器100の高さ方向中心位置C1と一致する。また、スペーサ孔611の高さ方向中心位置も、熱交換器100の高さ方向中心位置C1と一致する。すなわち、スペーサ孔611は、スペーサ61の高さ方向中心に形成されている。このとき、上方に位置する対向面61aからスペーサ61の上端までの寸法h61uは、下方に位置する対向面61aからスペーサ61の下端までの寸法h61dと同じである。
(9−3)管固定プレート
管固定プレート62には、図14に示すように、扁平多穴管10の端部11を挿入するための挿入孔621が形成されている。挿入孔621は、対向面62aによって形成される。
挿入孔621の寸法は、スペーサ孔611の寸法よりも大きい。具体的には、図14に示すように、挿入孔621の幅寸法w621は、スペーサ孔611の幅寸法w611より若干大きく、挿入孔621の高さ寸法h621は、スペーサ孔611の高さ寸法h611よりかなり大きい。また、挿入孔621の寸法は、図15および図16に示すように、扁平多穴管10の端部11を挿入した際、端部11の下方に所定の長さ寸法L13の隙間ができる程度の寸法である。言い換えると、挿入孔621の高さ寸法h621は、扁平多穴管10の端面13の長手方向の寸法h10と比較して、所定の長さ寸法L13大きい。所定の長さ寸法L13は、図16に示すように、扁平多穴管10の端部11の下面と、下方に位置する対向面62aとの間で、余ったロウ材を溜められる程度の隙間を形成しうる高さ寸法である。具体的に、所定の長さ寸法L13とは、約0.4mm〜0.5mmである。
管固定プレート62の高さ方向中心位置は、熱交換器100の高さ方向中心位置C1と一致する。一方、挿入孔621の高さ方向中心位置C3は、図14に示すように、熱交換器100の高さ方向中心位置C1の下側に位置する。すなわち、挿入孔621は、管固定プレート62の高さ方向中心より下側に形成されている。このとき、下方に位置する対向面62aから管固定プレート62の下端までの寸法h62dは、上方に位置する対向面62aから管固定プレート62の上端までの寸法h62uより小さい。また、図16に示すように、熱交換器100の高さ方向中心位置C1から下方に位置する対向面62aまでの距離L12は、中心位置C1から上方に位置する対向面52aまでの距離L11より、所定の長さ寸法L13の分だけ長い。
(9−4)各構成の高さ方向中心位置
図13から図16のいずれかに示すように、変形例Aでも、上記実施形態と同様に、連通孔形成部32の高さ方向中心と、スペーサ61の高さ方向中心と、管固定プレート62の高さ方向中心と、接合部材53の高さ方向中心と、扁平多穴管10の高さ方向中心とは、同一の中心位置C1に来るように接合される。また、連通孔34の中心位置、スペーサ孔611の高さ方向中心位置、および嵌入孔531の高さ方向中心位置は、熱交換器100の高さ方向中心位置C1と一致する。一方、挿入孔621の高さ方向中心位置C3は、熱交換器100の中心位置C1に対して下側にオフセットしている。すなわち、中心位置C1を基準に、ヘッダ30および連結部50は、非対称構造を有する。
(9−5)ロウ材の流れ
次に、ロウ材の流れについて、図16を用いて説明する。上述したように、炉内で溶け出したロウ材は、上方位置から下方位置に流れる過程で部材と部材との隙間に入り込んで、部材をロウ付けする。ロウ材は、最終的に、下方位置にある連通孔形成部32とスペーサ61との隙間CL1や、下方位置にある管固定プレート62とスペーサ61との隙間CL2、さらに、下方位置にある接合部材53と管固定プレート62との隙間CL3に流れ込む。
ここで、各構成部材のロウ付けに使用されなかったロウ材は、挿入孔621の下方空間(第1空間)AR3に溜まる。すなわち、第1空間AR3は、ロウ材溜まり空間である。第1空間AR3は、挿入孔621を形成する対向面62aのうち、下方側の対向面62aを底面とし、スペーサ61および接合部材53の平面を側面とする空間である。第1空間AR3は、所定の高さ寸法L13を有する。所定の高さ寸法L13とは、挿入孔621の下方位置にある対向面(底面)62aから、扁平多穴管10の下端までの距離である。
(9−6)特徴
変形例Aに係る熱交換器100は、余ったロウ材を溜めるための空間(ロウ材溜まり空間)AR3を形成する。ロウ材溜まり空間AR3は、最下端の流路穴12iよりも下側に位置する。また、ロウ材溜まり空間AR3は、集合空間AR1と離れた場所に形成される。また、ロウ材溜まり空間AR3は、扁平多穴管10の端部11よりも下方に形成される。余ったロウ材は、重力方向に流れて、最終的にロウ材溜まり空間AR3に溜まる。したがって、余ったロウ材が流路穴12iに流入することを防止することができる。
また、ロウ材溜まり空間AR3は、挿入孔621の下方の壁面を底面とし、スペーサ61の平面と接合部材53の平面とを側面とする空間である。また、ロウ材溜まり空間AR3の上方は、扁平多穴管10の端部側面によって蓋がされた状態となっている。したがって、ロウ材溜まり空間AR3にロウ材が溜まった場合であっても、ロウ材溜まり空間AR3に溜まったロウ材の上面と、最下端の流路穴12iの下端との距離を確保することができる。これにより、流路穴12iへのロウ材の流入を防ぎ、熱交換器100の性能を維持することができる。
(10−1)変形例B
上記実施形態において、連結部50が、スペーサ71と、管固定プレート52、接合部材53とからなってもよい。管固定プレート52および接合部材53は、上記実施形態に係る管固定プレート52および接合部材53と同様の構成である。また、スペーサ71は、平面形状を除き、変形例Aに係るスペーサ61と同様の構成である。すなわち、スペーサ71、管固定プレート52、および接合部材53の高さ方向中心位置は、熱交換器100の高さ方向中心位置C1に一致する。また、スペーサ71に形成されたスペーサ孔の高さ方向中心位置、管固定プレート52の挿入孔の高さ方向中止位置、および接合部材53の嵌入孔の高さ方向中心位置も、熱交換器100の高さ方向中心位置C1に一致する。以下の説明では、変形例Aに係るスペーサ61と異なる構成について詳細に説明する。
(10−1−1)スペーサ
スペーサ71には、図17に示すように、連通孔形成部32の平面部に接触する第1面と、扁平多穴管10の端面13および管固定プレート52と接触する第2面とに、溝またはディンプル71bが形成されている。すなわち、第1面および第2面には、部分的に凹部が形成されている。特に、第1面および第2面のうち、高さ方向上側に位置する部分に溝またはディンプル71bが形成されることが好ましい。これによって、第1面と連通孔形成部32の平面部との間、および第2面と扁平多穴管10の端面13および管固定プレート52との間に、それぞれロウ材溜まり空間AR4が形成される。
(10−2)ロウ材の流れ
次に、ロウ材の流れについて説明する。上述したように、炉内で溶け出したロウ材は、上方位置から下方位置に流れる過程で部材と部材との隙間に入り込んで、部材をロウ付けする。このとき、溶け出したロウ材の一部は、ロウ材溜まり空間AR4に留まる。その後、ロウ材溜まり空間AR4に入りきらなかったロウ材は、さらに下方に流れる。ロウ材は、最終的に、下方位置にある連通孔形成部32とスペーサ71との隙間CL1や、下方位置にある管固定プレート52とスペーサ71との隙間CL2、さらに、下方位置にある接合部材53と管固定プレート52との隙間CL3に流れ込む。
(10−3)特徴
変形例Bに係る熱交換器では、スペーサ71の上方位置に余分なロウ材を溜めるロウ材溜まり空間AR4が形成されている。これにより、下方位置で溜まるロウ材の量を減らすことができる。その結果、余ったロウ材が流路穴12iに流入することを防止できる。
(11−1)変形例C
変形例Bに係る熱交換器の連通孔形成部32および管固定プレート52の構成に代えて、図18に示すように、平面部に溝またはディンプル32bを有する連通孔形成部または平面に溝またはディンプル32bを有する管固定プレート72が用いられてもよい。これによっても、下方位置で溜まるロウ材の量をさらに低減させることができる。
(12−1)変形例D
上記実施形態において、連結部50が、スペーサ61と、管固定プレート82、接合部材63とからなってもよい。以下、変形例Dに係る熱交換器100を、図19〜図23を用いて説明する。図19は、変形例Dに係る熱交換器100の下面視図である。図19は、図19のXIX−XIX断面の部分拡大図である。図20は、図19のXX−XX断面の部分拡大図である。図21は、図19のXXI−XXI断面の部分拡大図である。図22は、図19のXXII−XXII断面の部分拡大図である。図23は、変形例Dに係る熱交換器100の集合空間AR1およびその周辺領域の拡大図である。
なお、スペーサ61は、変形例Aに係るスペーサ61と同様の構成である。すなわち、スペーサ孔611の高さ方向中心位置は、熱交換器100の高さ方向中心位置C1と一致する。また、管固定プレート82は、挿入孔821の大きさおよび高さ方向中心位置を除き、上記実施形態に係る管固定プレート52と同様の構成である。接合部材63もまた、嵌入孔631の大きさおよび高さ方向中心位置を除き、上記実施形態に係る接合部材53と同様の構成である。以下の説明では、上記実施形態および変形例の構成と異なる構成についてのみ詳細に説明する。
(12−1−1)管固定プレート
管固定プレート82には、図20に示すように、扁平多穴管10の端部を挿入するための挿入孔821が形成されている。挿入孔821は、対向面82aによって形成される。挿入孔821の寸法は、スペーサ孔611の寸法よりも大きい。具体的に、図20に示すように、挿入孔821の幅寸法w821は、スペーサ孔611の幅寸法w611より若干大きく、挿入孔821の高さ寸法h821は、スペーサ孔611の高さ寸法h611より大きい。また、挿入孔821の寸法は、図22に示すように、扁平多穴管10の端部11を挿入した際、端部11の下方に所定の長さ寸法L23の隙間ができる程度の寸法である。言い換えると、図22に示すように、挿入孔821の高さ寸法h821は、扁平多穴管10の端面13の長手方向の寸法h10と比較して、所定の長さ寸法L23大きい。所定の長さ寸法L23は、図23に示すように、扁平多穴管10の端部11の下方側側面と、下方に位置する対向面82aとの間で、余ったロウ材を溜められる程度の隙間を形成しうる高さ寸法である。具体的に、所定の長さ寸法L23とは、約0.4mm〜0.5mmである。
管固定プレート82の高さ方向中心位置は、熱交換器100の高さ方向中心位置C1と一致する。一方、挿入孔821の高さ方向中心位置C4は、図20に示すように、熱交換器100の高さ方向中心位置C1の上側に位置する。すなわち、挿入孔821は、管固定プレート82の高さ方向中心位置より上側に形成されている。このとき、下方に位置する対向面82aから管固定プレート82の下端までの寸法h82dは、上方に位置する対向面82aから管固定プレート82の上端までの寸法h82uより大きい。また、図23に示すように、扁平多穴管10の高さ方向中心位置C4から下方に位置する対向面82aまでの距離L22は、中心位置C4から上方に位置する対向面82aまでの距離L21より、所定の長さ寸法L23の分だけ長い。
(12−1−2)接合部材
接合部材63には、図21に示すように、扁平多穴管10の端部を嵌入するための嵌入孔631が形成されている。嵌入孔631は、対向面63aによって形成される。
嵌入孔631の寸法は、扁平多穴管10の端部11を挿入可能な程度の寸法である。すなわち、嵌入孔631の幅寸法w631および高さ寸法h631は、扁平多穴管10の端面13の幅方向w13および長手方向の寸法h10よりわずかに大きい(図22参照)。また、嵌入孔631の寸法は、スペーサ孔611の寸法より大きい。具体的には、図21に示すように、嵌入孔631の幅寸法w631は、スペーサ孔611の幅寸法w611より大きく、嵌入孔631の高さ寸法h631は、スペーサ孔611の高さ寸法h611より大きい。
接合部材63の高さ方向中心位置は、熱交換器100の高さ方向中心位置C1と一致する。一方、嵌入孔631の高さ方向中心位置C4は、図21に示すように、熱交換器100の高さ方向中心位置C1の上側に位置する。すなわち、嵌入孔631は、接合部材63の高さ方向中心位置より上側に形成されている。このとき、下方に位置する対向面63aから接合部材63の下端までの寸法h63dは、上方に位置する対向面63aから接合部材63の上端までの寸法h63uより大きい。また、図23に示すように、熱交換器100の高さ方向中心位置C1から上方に位置する対向面63aまでの距離L24は、中心位置C1から下方に位置する対向面63aまでの距離L25より長い。
(12−2)各構成の高さ方向中心位置
図20から図23のいずれかに示すように、変形例Dでも、上記実施形態と同様に、連通孔形成部32の幅方向(長手方向に直交する方向)中心、スペーサ61の高さ方向中心、および管固定プレート82の高さ方向中心は、同一の中心位置C1に来るように接合される。一方、扁平多穴管10の幅方向中心位置C4は、熱交換器100の中心位置C1に対して上側にオフセットしている。
また、スペーサ孔611の高さ方向中心位置は、熱交換器100の中心位置C1と一致し、嵌入孔631の高さ方向中心位置C4および挿入孔821の高さ方向中心位置C4は、熱交換器100の中心位置C1に対して、上側にオフセットしている。
(12−3)ロウ材の流れ
次に、ロウ材の流れについて、図23を用いて説明する。上述したように、炉内で溶け出したロウ材は、上方位置から下方位置に流れる過程で部材と部材との隙間に入り込んで、部材をロウ付けする。ロウ材は、最終的に、下方位置にある連通孔形成部32とスペーサ61との隙間CL1や、下方位置にある管固定プレート82とスペーサ61との隙間CL2、さらに、下方位置にある接合部材63と管固定プレート82との隙間CL3に流れ込む。
ここで、各構成部材のロウ付けに使用されなかったロウ材は、管固定プレート82の挿入孔821の下方空間(第1空間)AR5に溜まる。すなわち、第1空間AR5は、ロウ材溜まり空間である。第1空間AR5は、挿入孔821を形成する対向面82aのうち下方側の対向面82aを底面とし、スペーサ61および接合部材63を壁面とする空間である。第1空間AR5は、所定の高さ寸法L23を有する。所定の高さ寸法L23とは、挿入孔821の下方位置にある対向面(底面)82aから、扁平多穴管10の下端までの距離である。
(12−4)特徴
上記変形例Cに係る熱交換器100は、余ったロウ材を溜めるための空間(ロウ材溜まり空間)AR5を形成する。ロウ材溜まり空間AR5は、最下端の流路穴12iよりも下側に位置する。また、ロウ材溜まり空間AR5は、扁平多穴管10の端部11よりも下方に形成される。したがって、余ったロウ材がロウ材溜まり空間AR5に溜まった場合であっても、ロウ材溜まり空間AR5に溜まったロウ材の上面位置から、最下端の流路穴12iの下端の位置までの距離L23を確保することができる。これにより、余ったロウ材が流路穴12iに流入することを防止でき、熱交換器100の性能を維持することができる。
100 熱交換器
10 扁平多穴管
11 扁平多穴管の端部
12a〜12i 流路穴
13 扁平多穴管の端面
14 扁平多穴管の平面部
20 伝熱フィン
30,40 ヘッダ
31 円筒部
31a 主流路
31b 流路壁
32 連通孔形成部(第1部分)
50 連結部
51,61,71 スペーサ
52,62,72,82 管固定プレート(介在プレート)
53,63 接合部材(保持部材)
AR1 集合空間
AR2〜AR5 第1空間(ロウ材溜まり空間)
特開2006−284133号公報

Claims (5)

  1. 冷媒を流す主流路(31a)と、前記主流路の軸方向に対して交差する方向から前記主流路に連通する連通孔(34)が形成された第1部分(32)と、を有するヘッダ(30)と、
    前記冷媒を通す複数の流路穴(12a〜12i)が第1方向に並んで形成された多穴管(10)と、
    前記ヘッダの第1部分および前記多穴管の間に配置され、前記ヘッダと前記多穴管との間に前記冷媒を集める集合空間(AR1)を形成するスペーサ(51,61,71)と、
    前記ヘッダの前記第1部分、前記スペーサ、および前記多穴管の外面に接合され、前記ヘッダ、前記スペーサ、および前記多穴管を保持する保持部材(53,63)と、
    を備え、
    前記スペーサは、前記ヘッダ、前記スペーサ、および前記多穴管を接合するロウ材を溜めるための第1空間(AR2〜AR5)をさらに形成し、
    炉内において前記複数の流路穴は上下方向に並び、前記複数の流路穴のうちの最も下方に位置する第1流路穴(12a)と、最も上方に位置する第2流路穴(12i)とを含み、
    前記第1空間は、前記第1流路穴よりも下方に形成され、
    前記集合空間の長手方向中心位置は、前記多穴管の高さ方向中心位置に対して下側にオフセットしている、
    熱交換器。
  2. 前記第1空間は、前記主流路の軸方向から見た、前記ヘッダ、前記スペーサ、および前記多穴管の断面形状を非対称構造にする、
    請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記複数の流路穴は、前記集合空間に対向する高さ位置にあり、
    前記第1流路穴から第1端側の対向面までの距離は、前記第2流路穴から第2端側の対向面までの距離より長い、
    請求項1または2に記載の熱交換器。
  4. 前記第1空間は、前記集合空間に含まれる空間であって、前記集合空間の下方空間である、
    請求項3に記載の熱交換器。
  5. 冷媒を流す主流路(31a)と、前記主流路の軸方向に対して交差する方向から前記主流路に連通する連通孔(34)が形成された第1部分(32)と、を有するヘッダ(30)と、
    前記冷媒を通す複数の流路穴(12a〜12i)が第1方向に並んで形成された多穴管(10)と、
    前記ヘッダの第1部分および前記多穴管の間に配置され、前記ヘッダと前記多穴管との間に前記冷媒を集める集合空間(AR1)を形成するスペーサ(51,61,71)と、
    前記ヘッダの前記第1部分、前記スペーサ、および前記多穴管の外面に接合され、前記ヘッダ、前記スペーサ、および前記多穴管を保持する保持部材(53,63)と、
    を備え、
    前記スペーサは、前記ヘッダ、前記スペーサ、および前記多穴管を接合するロウ材を溜めるための第1空間(AR2〜AR5)をさらに形成し、
    炉内において前記複数の流路穴は上下方向に並び、前記複数の流路穴のうちの最も下方に位置する第1流路穴(12a)と、最も上方に位置する第2流路穴(12i)とを含み、
    前記第1空間は、前記第1流路穴よりも下方に形成され、
    前記多穴管を貫通させる貫通孔(621)を有し前記スペーサと前記保持部材との間に介在する介在プレート(62)
    をさらに備え、
    前記貫通孔の長手方向中心位置は、前記多穴管の高さ方向中心位置に対して下側にオフセットし、
    前記第1空間は、前記スペーサ、前記介在プレート、および前記保持部材によって形成される、
    熱交換器。
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