JP2008116084A - 熱交換器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ヘッダ部での流体圧力損失を低減することができ、かつヘッダの構成部品数を最小限化することができる熱交換器を提供することを目的とする。
【解決手段】 内部を流体が流通する複数本の積層配設される熱交換チューブ3と、複数本の熱交換チューブ3間に設けられるアウタフィン4と、複数本の熱交換チューブ3の端部と連通接続され、内部に流体が流通する流通路が設けられるヘッダ2A,2Bと、を備えた熱交換器1において、ヘッダ2A,2Bは、流通路7B,7Cが設けられるヘッダ部7と、複数本の熱交換チューブ3の端部が接続される複数の仕切り空間8C,8Dが設けられるチューブ接続部8との2部品が接合されて構成され、ヘッダ部8には、流通路7B,7Cと各仕切り空間8C,8Dとの間を各々連通する複数の連通孔7Dが設けられる。
【選択図】 図2
【解決手段】 内部を流体が流通する複数本の積層配設される熱交換チューブ3と、複数本の熱交換チューブ3間に設けられるアウタフィン4と、複数本の熱交換チューブ3の端部と連通接続され、内部に流体が流通する流通路が設けられるヘッダ2A,2Bと、を備えた熱交換器1において、ヘッダ2A,2Bは、流通路7B,7Cが設けられるヘッダ部7と、複数本の熱交換チューブ3の端部が接続される複数の仕切り空間8C,8Dが設けられるチューブ接続部8との2部品が接合されて構成され、ヘッダ部8には、流通路7B,7Cと各仕切り空間8C,8Dとの間を各々連通する複数の連通孔7Dが設けられる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、耐圧強度を必要とする熱交換器に関し、特に冷凍ないし空調装置の放熱器や蒸発器に適用される熱交換器に関するものである。
現状、冷凍ないし空調の分野においては、作動流体(冷媒)として、オゾン層を破壊しない代替フロンの1つであるHFC冷媒が多く使用されている。このHFC冷媒は、オゾン層は破壊しないものの、地球温暖化に対しては影響があるとされている。そこで、代替フロンに代わる新しい冷媒を適用するための研究開発が進められ、すでにノンフロン冷媒を使用した製品が実用に供されている。その1つとして、自然冷媒である二酸化炭素(CO2)を冷媒とした超臨界冷凍サイクル(以下、「CO2サイクル」という。)の利用が挙げられる。
このCO2サイクルは、冷媒の臨界圧力を超える蒸気圧縮式冷凍サイクルであり、代替フロン冷媒を使用した冷凍サイクルに比べ、高圧側圧力、低圧側圧力が共に一段と高くなることが知られている。このため、サイクルを構成する圧縮機、放熱器、蒸発器等の各機器には、十分な耐圧強度が要求される。
上記の放熱器に適用される熱交換器としては、例えば、特許文献1に示されるものが提案されている。また、上記の蒸発器に適用される熱交換器としては、例えば、特許文献2に示されるものが提案されている。
上記の放熱器に適用される熱交換器としては、例えば、特許文献1に示されるものが提案されている。また、上記の蒸発器に適用される熱交換器としては、例えば、特許文献2に示されるものが提案されている。
特許文献1に示すものは、ヘッダタンクを、板厚を厚くした第1プレートと第2プレートとの2部品で構成し、その内壁を内柱部材で連結して、断面形状が略円形の複数の空間(冷媒の流通路)を形成することにより、耐圧強度を向上させている。
また、特許文献2に示すものは、ヘッダタンクを、板厚を厚くしたタンク部と第1および第2タンクプレートとの3部品で構成し、第1および第2タンクプレートに熱交換チューブの端部を挿入接続することにより、耐圧強度を向上させるとともに、タンク部での冷媒圧力損失を低減させるようにしている。
また、特許文献2に示すものは、ヘッダタンクを、板厚を厚くしたタンク部と第1および第2タンクプレートとの3部品で構成し、第1および第2タンクプレートに熱交換チューブの端部を挿入接続することにより、耐圧強度を向上させるとともに、タンク部での冷媒圧力損失を低減させるようにしている。
上記特許文献1のものは、ヘッダタンクを2部品で構成しているため、部品点数を最小限に抑えることができる。しかしながら、ヘッダタンクの冷媒流通路内部に熱交換チューブの端部が差し込まれる構成とされている。このため、熱交換に寄与しないヘッダ部で作動流体である冷媒の圧力損失が増大してしまい、熱交換効率が低下するという問題を有する。
また、上記特許文献2のものは、特許文献1のものとは逆に、ヘッダ部での冷媒圧力損失を低減することができるものの、ヘッダタンクの構成部品数が多くなる。このため、コストアップ要因となるのみならず、各部品間の位置決め精度の確保やロウ付け箇所の増加が組み立て性やロウ付け性に影響を及ぼし、生産効率や品質の確保が難しくなるという問題を有する。
また、上記特許文献2のものは、特許文献1のものとは逆に、ヘッダ部での冷媒圧力損失を低減することができるものの、ヘッダタンクの構成部品数が多くなる。このため、コストアップ要因となるのみならず、各部品間の位置決め精度の確保やロウ付け箇所の増加が組み立て性やロウ付け性に影響を及ぼし、生産効率や品質の確保が難しくなるという問題を有する。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、ヘッダ部での流体圧力損失を低減することができ、かつヘッダの構成部品数を最小限化することができる熱交換器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の熱交換器は、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明にかかる熱交換器は、内部を流体が流通する複数本の積層配設される熱交換チューブと、前記複数本の熱交換チューブ間に設けられるアウタフィンと、前記複数本の熱交換チューブの端部と連通接続され、内部に前記流体が流通する流通路が設けられるヘッダと、を備えた熱交換器において、前記ヘッダは、前記流通路が設けられるヘッダ部と、前記複数本の熱交換チューブの端部が接続される複数の仕切り空間が設けられるチューブ接続部との2部品が接合されて構成され、前記ヘッダ部には、前記流通路と前記各仕切り空間との間を各々連通する複数の連通孔が設けられることを特徴とする。
すなわち、本発明にかかる熱交換器は、内部を流体が流通する複数本の積層配設される熱交換チューブと、前記複数本の熱交換チューブ間に設けられるアウタフィンと、前記複数本の熱交換チューブの端部と連通接続され、内部に前記流体が流通する流通路が設けられるヘッダと、を備えた熱交換器において、前記ヘッダは、前記流通路が設けられるヘッダ部と、前記複数本の熱交換チューブの端部が接続される複数の仕切り空間が設けられるチューブ接続部との2部品が接合されて構成され、前記ヘッダ部には、前記流通路と前記各仕切り空間との間を各々連通する複数の連通孔が設けられることを特徴とする。
本発明によれば、ヘッダに連通接続される複数本の熱交換チューブは、ヘッダを構成するチューブ接続部の複数の仕切り空間に各々連通接続されることとなる。このため、熱交換チューブの端部がヘッダ部の流通路に差し込まれることがなく、ヘッダ側流通路での流体(冷媒)圧力損失を低減し、熱交換効率を高めることができる。また、ヘッダを、ヘッダ部とチューブ接続部との2部品を接合することにより構成できるため、ヘッダの構成部品点数を最小限に抑え、低コスト化を実現することができる。また、部品点数を最小限とすることによって、組み立て性およびロウ付け性を向上させることができるため、組み立て精度が良好で、かつ流体漏れが生じることのない高品質の熱交換器を効率よく生産することができる。ここで、ヘッダが2部品で構成されるとは、ヘッダ部の流通路に交差する方向の断面で見て2部品であり、このような構成のヘッダを、複数併設して用いることを妨げるものではない。
さらに、本発明の熱交換器は、上記の熱交換器において、前記チューブ接続部には、前記熱交換チューブの積層方向に沿って所定ピッチで多数の山形部が成形され、該山形部により前記仕切り空間が所定ピッチに設けられることを特徴とする。
本発明によれば、チューブ接続部に所定ピッチで多数の山形部を成形することによって複数の仕切り空間を形成することができる。従って、複数本の熱交換チューブが接続される多数の仕切り空間を有するチューブ接続部を、プレス成形等により簡易に製造することができる。
さらに、本発明の熱交換器は、上述のいずれかの熱交換器において、前記山形部は、その張り出し高さが、2〜5mmとされることを特徴とする。
本発明によれば、山形部の張り出し高さが2〜5mmとされているので、チューブ接続部に接続される熱交換チューブの端部と連通孔との間に必要かつ十分なスペースを確保することができる。従って、その間における流体(冷媒)の圧力損失を抑制することができる。また、張り出し高さを5mm以下に制限しているため、アウタフィンの設置スペースを十分に確保し、アウタフィン減少による熱交換効率の低下を抑制することができる。
さらに、本発明の熱交換器は、上述のいずれかの熱交換器において、前記ヘッダ部または前記チューブ接続部のいずれか一方には、両者をかしめにより仮止めする仮止め部が設けられることを特徴とする。
本発明によれば、仮止め部をかしめることによって、ヘッダ部とチューブ接続部とを相互に位置決めして仮組み立てし、ロウ付けすることができる。従って、ヘッダ部とチューブ接続部との組み立て精度を高め、熱交換器の品質を向上させることができる。
さらに、本発明の熱交換器は、上述のいずれかの熱交換器において、前記ヘッダ部から前記複数本の熱交換チューブに下向きに前記流体が分配される分配域に設けられる前記連通孔は、その大きさが前記流通路を流通する前記流体の流通方向手前側から奥側に向って漸次拡大されていることを特徴とする。
本発明によれば、ヘッダ部から複数本の熱交換チューブに下向きに流体(冷媒)が分配される分配域に設けられる連通孔の大きさが、流体の流通方向手前側から奥側に向って漸次拡大されているため、重力の影響にかかわりなく、流体を複数本の熱交換チューブに対して略均一に分配することができる。つまり、下向きの流体分配域では、重力の影響により流体が手前側の熱交換チューブから順々に流れ易くなるが、逆に連通孔の大きさを手前側から奥側に向って漸次拡大させておくことにより、複数本の熱交換チューブに対して流体を略均一に分配することができる。従って、複数本の熱交換チューブに対する流体の偏った流れを是正し、熱交換効率を向上させることができる。
さらに、本発明の熱交換器は、上述のいずれかの熱交換器において、前記ヘッダから前記複数本の熱交換チューブに上向きに前記流体が分配される分配域に設けられる前記連通孔は、その大きさが前記流通路を流通する前記流体の流通方向手前側から奥側に向って漸次縮小されていることを特徴とする。
本発明によれば、ヘッダ部から複数本の熱交換チューブに上向きに流体(冷媒)が分配される分配域に設けられる連通孔の大きさが、流体の流通方向手前側から奥側に向って漸次縮小されているため、重力の影響にかかわりなく、流体を複数本の熱交換チューブに対して略均一に分配することができる。つまり、上向きの流体分配域では、重力の影響により流体が奥側の熱交換チューブから順々に流れ易くなるが、逆に連通孔の大きさを手前側から奥側に向って漸次縮小させておくことにより、複数本の熱交換チューブに対して流体を略均一に分配することができる。従って、複数本の熱交換チューブに対する流体の偏った流れを是正し、熱交換効率を向上させることができる。
さらに、本発明の熱交換器は、上述のいずれかの熱交換器において、前記複数本の熱交換チューブを流通した前記流体が合流される前記ヘッダ部の合流域に設けられる前記連通孔は、対応する分配域側の連通孔と同じ大きさとされていることを特徴とする。
本発明によれば、複数本の熱交換チューブを流通した流体が合流するヘッダ部の合流域に設けられる連通孔の大きさが、対応する分配域側の連通孔と同じ大きさとされているため、重力の影響にかかわりなく、流体を複数本の熱交換チューブに対してより均一に分配することができる。従って、複数本の熱交換チューブに対する流体の流れ分布をより均一化し、熱交換効率を一層向上させることができる。
また、本発明の熱交換器は、上述のいずれかの熱交換器において、前記ヘッダ部には、前記流通路が所定間隔で複数列設けられ、前記チューブ接続部には、前記複数列の流通路に対応して前記仕切り空間が所定間隔で複数列設けられ、前記複数列の仕切り空間に対して、前記熱交換チューブがその外側を流通する外部流体の流れ方向に沿って複数列設けられることを特徴とする。
本発明によれば、ヘッダ部に設けられる流通路、チューブ接続部に設けられる仕切り空間および熱交換チューブが、それぞれ複数列設けられているため、これらの間で流体(冷媒)を、複数本の熱交換チューブに対し、ヘッダ部を経由しながら熱交換チューブの積層方向および外部流体の流れ方向に沿って、マルチフロー方式により複数回ターンさせて流通させることができる。これによって、流体の低圧損化を実現し、伝熱性能を向上させることができる。また、熱交換チューブ内を流通する流体と熱交換される外部流体の温度分布を、熱交換チューブの積層方向および外部流体の流れ方向に沿って均一化することができる。
本発明の熱交換器によると、熱交換チューブをチューブ接続部の仕切り空間に接続できるため、熱交換チューブの端部をヘッダ部の流通路に差し込む必要がない。従って、ヘッダ側流通路での流体(冷媒)の圧力損失を低減し、熱交換効率を高めることができる。
また、ヘッダを2部品で構成できるため、部品点数を最小限に抑えることができる。従って、低コスト化を実現することができるとともに、組み立て性およびロウ付け性を向上させることができ、組み立て精度がよく、かつ流体漏れが生じることのない高品質の熱交換器を効率よく生産することができる。
また、ヘッダを2部品で構成できるため、部品点数を最小限に抑えることができる。従って、低コスト化を実現することができるとともに、組み立て性およびロウ付け性を向上させることができ、組み立て精度がよく、かつ流体漏れが生じることのない高品質の熱交換器を効率よく生産することができる。
以下に、本発明にかかる実施形態について、図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図1ないし図4を用いて説明する。
図1には、本実施形態にかかる熱交換器1の斜視図が示されている。熱交換器1は、上下方向に所定の間隔をおいて配置される所定長さの一対のヘッダ2A,2Bと、このヘッダ2A,2B間にその長さ方向に沿って6〜8mm程度のピッチで平行に積層配設される複数本の熱交換チューブ3と、この複数本の熱交換チューブ3間に配設される波形形状のアウタフィン4と、から構成される。ヘッダ2Aには、冷媒(流体)の入口5と出口6とが設けられる。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図1ないし図4を用いて説明する。
図1には、本実施形態にかかる熱交換器1の斜視図が示されている。熱交換器1は、上下方向に所定の間隔をおいて配置される所定長さの一対のヘッダ2A,2Bと、このヘッダ2A,2B間にその長さ方向に沿って6〜8mm程度のピッチで平行に積層配設される複数本の熱交換チューブ3と、この複数本の熱交換チューブ3間に配設される波形形状のアウタフィン4と、から構成される。ヘッダ2Aには、冷媒(流体)の入口5と出口6とが設けられる。
図2には、図1のII矢視方向の縦断面図が、また、図3には、図1のIII矢視方向の縦断面図が示されている。ヘッダ2A,2Bは、略同一の構成であり、以下の説明は、ヘッダ2A,2Bに共通するものである。ヘッダ2A,2Bは、図2および図3に示されているように、ヘッダ部7とチューブ接続部8との2部品より構成される。
ヘッダ部7は、アルミ合金製の押し出し成形品であり、所定の長さに切断されて使用される。ヘッダ部7は、平坦部7Aと、その平坦部7Aの一側面に長さ方向に沿って所定間隔で2列平行に設けられる略円形断面の冷媒流通路7B,7Cとを有している。
ヘッダ部7は、アルミ合金製の押し出し成形品であり、所定の長さに切断されて使用される。ヘッダ部7は、平坦部7Aと、その平坦部7Aの一側面に長さ方向に沿って所定間隔で2列平行に設けられる略円形断面の冷媒流通路7B,7Cとを有している。
また、チューブ接続部8は、ロウ材がクラッドされた厚さが1〜2mm程度のアルミ合金製板材によりプレス成形された成形品である。チューブ接続部8には、その長さ方向に沿って複数の山形部8A,8Bが、上記複数本の熱交換チューブ3の配設ピッチと同一ピッチで2列平行にプレス成形される。この山形部8A,8Bによって、各熱交換チューブ3の端部が連通接続される複数の仕切り空間8C,8Dが、熱交換チューブ3の配設ピッチと同ピッチで2列平行に設けられる。このように、山形部8A,8Bおよび仕切り空間8C,8Dは、ヘッダ部7の冷媒流通路7B,7Cに対応して2列平行に設けられ、これにより、各仕切り空間8C,8Dは、複数本の熱交換チューブ3毎にそれぞれ独立して設けられることとなる。また、チューブ接続部8には、各山形部8A,8Bの頂部に熱交換チューブ3の端部を挿入するためのチューブ挿入孔8Eが穿設される。なお、このチューブ挿入孔8Eまたは熱交換チューブ3の端部には、熱交換チューブ3の挿入深さを決めるテーパ部あるいは段部(図示省略)を設けることができる。
また、ヘッダ部7には、図4に示されているように、その長さ方向に沿って多数の連通孔7Dが、複数本の熱交換チューブ3の配設ピッチと同一ピッチで設けられる。この連通孔7Dは、ヘッダ部7の冷媒流通路7B,7Cとチューブ接続部8の仕切り空間8C,8Dとの間を連通し、ヘッダ2A,2B側から複数本の熱交換チューブ3側へ、また、複数本の熱交換チューブ3側からヘッダ2A,2B側へと、冷媒を分配または合流するよう流通させるものである。
上記したヘッダ部7とチューブ接続部8とは、ヘッダ部7の連通孔7Dが開口される平坦部7Aの他側面とチューブ接続部8のベース面とを、チューブ接続部8にクラッドされているロウ材によりロウ付けすることによって一体化される。これにより、ヘッダ2A,2Bが、ヘッダ部7とチューブ接続部8との2部品の接合により構成される。
上記したヘッダ部7とチューブ接続部8とは、ヘッダ部7の連通孔7Dが開口される平坦部7Aの他側面とチューブ接続部8のベース面とを、チューブ接続部8にクラッドされているロウ材によりロウ付けすることによって一体化される。これにより、ヘッダ2A,2Bが、ヘッダ部7とチューブ接続部8との2部品の接合により構成される。
熱交換チューブ3は、幅が広く厚さが薄い扁平なチューブで、内部に多数の細かい冷媒通路を有するものである。この熱交換チューブ3には、アルミ合金製の押し出し成形チューブあるいはアルミ合金製の薄板を折り曲げまたは重ね合わせることにより成形されたラミネートチューブが使用される。
上記の熱交換チューブ3は、図2および図3に示すように、その端部がチューブ接続部8のチューブ挿入孔8Eに挿入され、チューブ接続部8にロウ付け接合される。
上記の熱交換チューブ3は、図2および図3に示すように、その端部がチューブ接続部8のチューブ挿入孔8Eに挿入され、チューブ接続部8にロウ付け接合される。
また、アウタフィン4は、ロウ材がクラッドされたアルミ合金製の薄板が波形形状に折り曲げ成形されたものである。このアウタフィン4は、平行な2本の熱交換チューブ3の扁平面間に配設され、その波形の頂部が熱交換チューブ3の扁平面にロウ付け接合されることとなる(図3参照)。
ここで、熱交換チューブ3の端部をチューブ挿入孔8Eに挿入してチューブ接続部8に接続したとき、熱交換チューブ3の端部と連通孔7Dとの間には、図3に示すように、必要かつ十分なスペースが確保され、ここを流通する冷媒の圧力損失が増大されないよう構成されている。このため、上記山形部8A,8Bは、その張り出し高さHが、2〜5mmとされている。
ここで、熱交換チューブ3の端部をチューブ挿入孔8Eに挿入してチューブ接続部8に接続したとき、熱交換チューブ3の端部と連通孔7Dとの間には、図3に示すように、必要かつ十分なスペースが確保され、ここを流通する冷媒の圧力損失が増大されないよう構成されている。このため、上記山形部8A,8Bは、その張り出し高さHが、2〜5mmとされている。
上記の張り出し高さHは、チューブ接続部8に接続される熱交換チューブ3の端部と連通孔7Dとの間に、そこを流通する冷媒の圧力損失を抑制するという観点から必要かつ十分なスペースを確保するため、2mm以上とされる。また、張り出し高さHを高くしすぎると、その分アウタフィン4の設置スペースが削減され、アウタフィン4の伝熱面積が減少し、熱交換効率の低下を来たすこととなる。そこで、張り出し高さHを5mm以下に制限し、アウタフィン4の設置スペースを十分確保し、アウタフィン減少による熱交換効率の低下を抑制するようにしている。
また、上記の熱交換器1は、一般にヘッダ2A,2Bを構成するヘッダ部7およびチューブ接続部8、熱交換チューブ3、アウタフィン4、冷媒の入口5および出口6等の構成部品を、図示省略の治具を用いて図1のように仮組み立てし、これを炉中で加熱して各部品間をロウ付け接合することにより製造される。つまり、上記のように仮組み立てされた熱交換器1を炉内で所要温度に加熱することにより、チューブ接続部8およびアウタフィン4にクラッドされているロウ材が溶融され、それが所用ロウ付け箇所に流動されることにより、各部品間が一体にロウ付け接合されるものである。
つぎに、本実施形態にかかる熱交換器1の作用について説明する。なお、ここでは、熱交換器1を蒸発器として用いた場合の作用を説明する。
冷媒入口5から、ヘッダ2Aの冷媒流通路7B内に流入された気液二相の冷媒は、流通路7B内を流通する過程で、その長さ方向に所定ピッチで穿設されている複数の連通孔7Dに均一に分配される。この冷媒は、連通孔7Dを経てチューブ接続部8の冷媒流通路7Bに対応する仕切り空間8Cに流入し、ここから各熱交換チューブ3の冷媒通路へと流通される。各熱交換チューブ3の冷媒通路内を流下される冷媒は、その間に熱交換チューブ3外部のアウタフィン4間を、図1の紙面直角方向に流通される空気と熱交換され、徐々に蒸発されて行く。
冷媒入口5から、ヘッダ2Aの冷媒流通路7B内に流入された気液二相の冷媒は、流通路7B内を流通する過程で、その長さ方向に所定ピッチで穿設されている複数の連通孔7Dに均一に分配される。この冷媒は、連通孔7Dを経てチューブ接続部8の冷媒流通路7Bに対応する仕切り空間8Cに流入し、ここから各熱交換チューブ3の冷媒通路へと流通される。各熱交換チューブ3の冷媒通路内を流下される冷媒は、その間に熱交換チューブ3外部のアウタフィン4間を、図1の紙面直角方向に流通される空気と熱交換され、徐々に蒸発されて行く。
蒸発仕切れなかった冷媒は、蒸発したガス冷媒と共に熱交換チューブ3からヘッダ2B側の対応するチューブ接続部8の仕切り空間8Cに流入する。この冷媒は、仕切り空間8Cから各連通孔7Dを経てヘッダ部7の流通路7Bへと流入され、流通路7B内でいったん合流される。合流された冷媒は、図示省略の連通路を経て同じヘッダ部7の別の流通路7Cへと流入される。そして、この流通路7C内を流通する過程で、再び各連通孔7Dに分配され、該連通孔7Dを経てチューブ接続部8の仕切り空間8Dに流入し、ここから各熱交換チューブ3の冷媒通路へと流通される。
各熱交換チューブ3内を上昇する冷媒は、その間に各熱交換チューブ3外部のアウタフィン4間を、図1の紙面直角方向に流通される空気と熱交換され、さらに蒸発される。こうして冷媒は、略完全に蒸発ガスされ、ヘッダ2A側の対応するチューブ接続部8の仕切り空間8Dに流入する。このガス冷媒は、各連通孔7Dを経てヘッダ部7の流通路7Cへと流出され、流通路7C内で合流された後、流通路7Cに連通接続されている冷媒出口6を経て蒸発器の外部へと流出される。なお、ここでは、最もシンプル化された冷媒流通パターンについて説明したが、実製品においては、後述のような冷媒流通パターンが用いられることとなる。
一方、アウタフィン4間を流通された空気は、冷媒と熱交換されることによって設定温度に冷却され、所用空間の冷房等に供される。
一方、アウタフィン4間を流通された空気は、冷媒と熱交換されることによって設定温度に冷却され、所用空間の冷房等に供される。
しかして、本実施形態によると、以下の効果を奏する。
ヘッダ2A,2Bを2部品により構成し、熱交換チューブ3を、ヘッダ2A,2Bを構成するチューブ接続部8の仕切り空間8C,8Dに連通接続しているため、ヘッダ部7の流通路7B,7Cが、熱交換チューブ3の端部により塞がれることがない。従って、ヘッダ側流通路での冷媒圧力損失を低減し、熱交換効率を高めることができる。
また、ヘッダ2A,2Bを、ヘッダ部7とチューブ接続部8の2部品を接合して構成できるため、部品点数を最小限に抑えることができる。これにより、低コスト化を実現することができる。また、部品点数を最小限とすることによって、組み立て性およびロウ付け性を向上させることができる。特に、耐圧強度や冷媒漏れの観点からは、ロウ付け箇所を極力少なくすることが望ましく、本実施形態は、この点に合致するものであり、組み立て精度が良好で、かつ流体漏れが生じることのない高品質の熱交換器を効率よく生産することができる。
ヘッダ2A,2Bを2部品により構成し、熱交換チューブ3を、ヘッダ2A,2Bを構成するチューブ接続部8の仕切り空間8C,8Dに連通接続しているため、ヘッダ部7の流通路7B,7Cが、熱交換チューブ3の端部により塞がれることがない。従って、ヘッダ側流通路での冷媒圧力損失を低減し、熱交換効率を高めることができる。
また、ヘッダ2A,2Bを、ヘッダ部7とチューブ接続部8の2部品を接合して構成できるため、部品点数を最小限に抑えることができる。これにより、低コスト化を実現することができる。また、部品点数を最小限とすることによって、組み立て性およびロウ付け性を向上させることができる。特に、耐圧強度や冷媒漏れの観点からは、ロウ付け箇所を極力少なくすることが望ましく、本実施形態は、この点に合致するものであり、組み立て精度が良好で、かつ流体漏れが生じることのない高品質の熱交換器を効率よく生産することができる。
また、ヘッダ部7は一般的な押し出し成形法を用い、また、チューブ接続部8は一般的なプレス成形法を用いることにより、それぞれ簡易に製造することができる。特に、複数本の熱交換チューブ3を接続する複数の仕切り空間8C,8Dおよびチューブ挿入孔8Eを有するチューブ接続部8については、所定ピッチで複数の山形部8A,8Bをプレス成形することによって、簡便に効率よく製造することができる。
また、上記の山形部8A,8Bの張り出し高さを、2〜5mmとし、チューブ接続部8に接続される熱交換チューブ3の端部と連通孔7Dとの間に、冷媒の圧力損失を増大させないという観点から必要かつ十分なスペースを確保するようにしているため、その間での冷媒の圧力損失を抑制することができる。また、張り出し高さを5mm以下に制限しているため、アウタフィンの設置スペースを十分確保し、アウタフィン減少による熱交換効率の低下を抑制することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について、図5を用いて説明する。
本実施形態は、上記した第1実施形態に対して、ヘッダ2A,2Bに仮止め部8Fを設けている点が異なっている。その他の点については、第1実施形態と同様であるので、説明は省略する。
本実施形態では、図5に示されているように、ヘッダ2A,2Bを構成するヘッダ部7とチューブ接続部8とを組み合わせて仮組み立てする際に、両者を相互に位置決めしてかしめ止めするための仮止め部8Fを、チューブ接続部8に設けている。
次に、本発明の第2実施形態について、図5を用いて説明する。
本実施形態は、上記した第1実施形態に対して、ヘッダ2A,2Bに仮止め部8Fを設けている点が異なっている。その他の点については、第1実施形態と同様であるので、説明は省略する。
本実施形態では、図5に示されているように、ヘッダ2A,2Bを構成するヘッダ部7とチューブ接続部8とを組み合わせて仮組み立てする際に、両者を相互に位置決めしてかしめ止めするための仮止め部8Fを、チューブ接続部8に設けている。
仮止め部8Fは、チューブ接続部8の長さ方向に沿う両端面に、それぞれ間隔をおいて複数箇所設けられる。この仮止め部8Fは、ヘッダ部7に対してかしめ止めされることにより、ヘッダ部7とチューブ接続部8とを一体に仮止めするものである。
上記のように、仮止め部8Fを設けることにより、熱交換器1を仮組み立てしてロウ付けする際に、ヘッダ部7とチューブ接続部8とを相互に位置決めして仮組み立てし、ロウ付け接合することができる。このため、ヘッダ部7とチューブ接続部8および熱交換チューブ3との間の組み立て精度、ロウ付け精度を向上させることができ、組み立て精度が良好で、冷媒漏れ等を生じることのない高品質の熱交換器1を製造することができる。
なお、仮止め部8Fの代わりに、ヘッダ部7側に同様の仮止め部を設けてもよい。
上記のように、仮止め部8Fを設けることにより、熱交換器1を仮組み立てしてロウ付けする際に、ヘッダ部7とチューブ接続部8とを相互に位置決めして仮組み立てし、ロウ付け接合することができる。このため、ヘッダ部7とチューブ接続部8および熱交換チューブ3との間の組み立て精度、ロウ付け精度を向上させることができ、組み立て精度が良好で、冷媒漏れ等を生じることのない高品質の熱交換器1を製造することができる。
なお、仮止め部8Fの代わりに、ヘッダ部7側に同様の仮止め部を設けてもよい。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について、図6および図7を用いて説明する。
本実施形態は、上記した第1実施形態に対して、熱交換器1の冷媒流通パターンを変更している点が異なっている。その他の点については、第1実施形態と同様であるので、説明は省略する。
図6に示される冷媒流通パターンは、図6中に示される空気流Aに対して、熱交換器1のコア部を、前後方向(空気流の流通方向)および左右方向(熱交換チューブ3の積層方向)に4つのゾーン10A,10B,10C,10Dに区分し、冷媒をヘッダ2A,2Bにより下向きおよび上向きに4回ターンさせ、4つのゾーン10A,10B,10C,10Dを順次流通させるようにしたものである。
次に、本発明の第3実施形態について、図6および図7を用いて説明する。
本実施形態は、上記した第1実施形態に対して、熱交換器1の冷媒流通パターンを変更している点が異なっている。その他の点については、第1実施形態と同様であるので、説明は省略する。
図6に示される冷媒流通パターンは、図6中に示される空気流Aに対して、熱交換器1のコア部を、前後方向(空気流の流通方向)および左右方向(熱交換チューブ3の積層方向)に4つのゾーン10A,10B,10C,10Dに区分し、冷媒をヘッダ2A,2Bにより下向きおよび上向きに4回ターンさせ、4つのゾーン10A,10B,10C,10Dを順次流通させるようにしたものである。
上記のパターンで冷媒を流通させるために、ヘッダ2Aの冷媒流通路7B,7Cを、その長さ方向の途中で左右に2分する仕切り板11を設けるとともに、流通路7B,7Cの端部同士を繋ぐ連通路12を設けている。
このような構成とすることにより、冷媒入口5からヘッダ2Aの冷媒流通路7Bに流入された冷媒は、途中で仕切り板11に突き当って下向きにターンされ、複数の連通孔7Dに分配され、チューブ接続部8の仕切り空間8Cを経てゾーン10Aに配設されている複数本の熱交換チューブ3内を流下される。この冷媒は、ヘッダ2B側の仕切り空間8Cを経てヘッダ部7の流通路7Bで合流された後、そのまま流通路7B内をゾーン10B側へと流通される。ゾーン10B側に流入された冷媒は、流通路7Bの端部に突き当って上向きにターンされ、複数の連通孔7Dに均一に分配される。この冷媒は、チューブ接続部8の仕切り空間8Cを経てゾーン10Bに配設されている複数本の熱交換チューブ3内をヘッダ2Aに向かって上昇される。
このような構成とすることにより、冷媒入口5からヘッダ2Aの冷媒流通路7Bに流入された冷媒は、途中で仕切り板11に突き当って下向きにターンされ、複数の連通孔7Dに分配され、チューブ接続部8の仕切り空間8Cを経てゾーン10Aに配設されている複数本の熱交換チューブ3内を流下される。この冷媒は、ヘッダ2B側の仕切り空間8Cを経てヘッダ部7の流通路7Bで合流された後、そのまま流通路7B内をゾーン10B側へと流通される。ゾーン10B側に流入された冷媒は、流通路7Bの端部に突き当って上向きにターンされ、複数の連通孔7Dに均一に分配される。この冷媒は、チューブ接続部8の仕切り空間8Cを経てゾーン10Bに配設されている複数本の熱交換チューブ3内をヘッダ2Aに向かって上昇される。
ゾーン10Bの熱交換チューブ3内を上昇された冷媒は、ヘッダ2A側の仕切り空間8Cおよび連通孔7Dを経て再び流通路7B内で合流された後、連通路12を経てヘッダ2Aの流通路7Cへと流通される。流通路7Cに流入された冷媒は、途中で仕切り板11に突き当って下向きにターンされる。以下、上記と同様にして冷媒は、ゾーン10Cに配設されている複数本の熱交換チューブ3およびゾーン10Dに配設されている複数本の熱交換チューブ3内を順次流通された後、冷媒出口6から流出される。
以上のように、本実施形態によると、矢印Aで示す空気流に対し、熱交換器1のコア部を前後左右の4つのゾーン10A,10B,10C,10Dに区分し、これら各ゾーン10A,10B,10C,10Dにそれぞれ配設されている複数本の熱交換チューブ3に対して、順次冷媒を流通させて行くことができる。これにより、冷媒の蒸発温度を蒸発器の前後左右全域において略均一化し、高性能化することができる。また、蒸発器により冷却される空気の温度分布を均一化し、温度斑のない空調を実現することができる。
また、冷媒が複数本の熱交換チューブ3に対し、ヘッダ2A,2Bで複数回ターンされて流通されるマルチフロー方式とされているため、冷媒の低圧損化を実現し、熱交換性能を向上させることができる。
また、冷媒が複数本の熱交換チューブ3に対し、ヘッダ2A,2Bで複数回ターンされて流通されるマルチフロー方式とされているため、冷媒の低圧損化を実現し、熱交換性能を向上させることができる。
また、図7に示される冷媒流通パターンは、上記例の変形例であり、図7中に示される空気流Aに対して、熱交換器1のコア部を前後左右の3つのゾーン20A,20B,20Cに区分し、冷媒をヘッダ2A,2Bにより下向きおよび上向きに3回ターンさせ、3つのゾーン20A,20B,20Cを順次流通させるようにしたものである。
上記パターンで冷媒を流通させるため、この実施形態では、冷媒入口5を下部側ヘッダ2Bの流通路7Bに連通接続させている。また、ヘッダ2A側の流通路7Cおよびヘッダ2B側の流通路7Bに、それぞれ仕切り板11A,11Bを設けている。さらに、ヘッダ2A側の流通路7B,7Cの端部同士およびヘッダ2B側の流通路7B,7Cの端部同士を、それぞれ連通路12,13を設けることにより連通させている。
上記パターンで冷媒を流通させるため、この実施形態では、冷媒入口5を下部側ヘッダ2Bの流通路7Bに連通接続させている。また、ヘッダ2A側の流通路7Cおよびヘッダ2B側の流通路7Bに、それぞれ仕切り板11A,11Bを設けている。さらに、ヘッダ2A側の流通路7B,7Cの端部同士およびヘッダ2B側の流通路7B,7Cの端部同士を、それぞれ連通路12,13を設けることにより連通させている。
上記の構成とすることにより、冷媒入口5からヘッダ2Bに流入された冷媒は、ヘッダ2Bによりゾーン20Aの複数本の熱交換チューブ3に分配され、各熱交換チューブ3内をヘッダ2Aに向けて上昇し、ヘッダ2A内で合流される。ヘッダ2A内で合流された冷媒は、流通路7B、連通路12および流通路7Cをゾーン20B側へと流通された後、ゾーン20Bにおいて、空気流A方向に前後2列に設されている複数本の熱交換チューブ3内をそれぞれ流下する。これらの冷媒は、ヘッダ2B側の流通路7B、連通路13および流通路7Cを経て合流された後、流通路7Cをゾーン20C側へと流通される。ヘッダ2Bの流通路7Cからゾーン20Cの複数本の熱交換チューブ3に分配された冷媒は、その熱交換チューブ3内を上昇し、ヘッダ2A側で合流された後、冷媒出口6から外部へと流出される。
以上の冷媒流通パターンによっても、冷媒のターン回数は、図6に示されたものに比べ1回少なくなるものの、図6のものと略同等の効果を得ることができる。
なお、冷媒の流通パターンについて、異なる2つの例を図6および図7に基づいて説明したが、これに限られるものではなく、多様な変形パターンが考えられる。
なお、冷媒の流通パターンについて、異なる2つの例を図6および図7に基づいて説明したが、これに限られるものではなく、多様な変形パターンが考えられる。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態について、図8および図9を用いて説明する。
本実施形態は、上記した第1ないし第3実施形態に対して、ヘッダ部7に設ける連通孔17Dおよび27Dの構成が異なっている。その他の点については、第1実施形態と同様であるので、説明は省略する。
連通孔17Dおよび27Dは、ヘッダ2A,2B内を流通する冷媒を複数本の熱交換チューブ3に分配するためのものであり、この連通孔17Dおよび27Dには、気液二相流の冷媒を複数本の熱交換チューブ3に対して均一に分配できる機能が求められる。
次に、本発明の第4実施形態について、図8および図9を用いて説明する。
本実施形態は、上記した第1ないし第3実施形態に対して、ヘッダ部7に設ける連通孔17Dおよび27Dの構成が異なっている。その他の点については、第1実施形態と同様であるので、説明は省略する。
連通孔17Dおよび27Dは、ヘッダ2A,2B内を流通する冷媒を複数本の熱交換チューブ3に分配するためのものであり、この連通孔17Dおよび27Dには、気液二相流の冷媒を複数本の熱交換チューブ3に対して均一に分配できる機能が求められる。
図8に示す形態は、例えば、図6中のVIII位置のように、ヘッダ2A側から複数本の熱交換チューブ3に対して、鉛直下向きに冷媒を分配する位置に適用されるものである。この位置では、冷媒流通路7B,7Cを流通する冷媒は、重力の影響により、流通方向手前側の連通孔17Dから順々に流入していく傾向にある。
そこで、連通孔17Dを、その大きさが流通方向手前側から奥側に向って漸次拡大されるように設けている。
このように、ヘッダ部7から複数本の熱交換チューブ3に下向きに冷媒が分配される分配域では、重力の影響に逆らうように、連通孔17Dの大きさを、冷媒の流通方向手前側から奥側に向って漸次拡大させて設けることにより、冷媒を複数本の熱交換チューブに対して略均一に分配させることができる。従って、複数本の熱交換チューブ3に対する冷媒の偏った流れを是正し、冷媒の流れ分布をより均一化することにより、熱交換効率を一層向上させることができる。
そこで、連通孔17Dを、その大きさが流通方向手前側から奥側に向って漸次拡大されるように設けている。
このように、ヘッダ部7から複数本の熱交換チューブ3に下向きに冷媒が分配される分配域では、重力の影響に逆らうように、連通孔17Dの大きさを、冷媒の流通方向手前側から奥側に向って漸次拡大させて設けることにより、冷媒を複数本の熱交換チューブに対して略均一に分配させることができる。従って、複数本の熱交換チューブ3に対する冷媒の偏った流れを是正し、冷媒の流れ分布をより均一化することにより、熱交換効率を一層向上させることができる。
また、図9に示す形態は、例えば、図6中のIX位置のように、ヘッダ2Aから複数本の熱交換チューブ3に対して、鉛直上向きに冷媒を分配する位置に適用されるものである。この位置では、冷媒流通路7B,7Cを流通する冷媒は、重力の影響により、流通方向奥側の連通孔27Dから順々に流入していく傾向にある。
そこで、連通孔17Dを、その大きさが流通方向手前側から奥側に向って漸次縮小されるように設けている。
このように、ヘッダ部7から複数本の熱交換チューブ3に上向きに冷媒か分配される分配域では、重力の影響に逆らうように、連通孔27Dの大きさを、冷媒の流通方向手前側から奥側に向って漸次縮小させて設けることにより、冷媒を複数本の熱交換チューブに対して略均一に分配させることができる。従って、複数本の熱交換チューブ3に対する冷媒の偏った流れを是正し、冷媒の流れ分布をより均一化することにより、熱交換効率を一層向上させることができる。
そこで、連通孔17Dを、その大きさが流通方向手前側から奥側に向って漸次縮小されるように設けている。
このように、ヘッダ部7から複数本の熱交換チューブ3に上向きに冷媒か分配される分配域では、重力の影響に逆らうように、連通孔27Dの大きさを、冷媒の流通方向手前側から奥側に向って漸次縮小させて設けることにより、冷媒を複数本の熱交換チューブに対して略均一に分配させることができる。従って、複数本の熱交換チューブ3に対する冷媒の偏った流れを是正し、冷媒の流れ分布をより均一化することにより、熱交換効率を一層向上させることができる。
さらに、図8および図9に示した実施形態において、図6中のVIII位置で鉛直下向きに分配され、複数本の熱交換チューブ3内を流下された冷媒、あるいは図6中のIX位置で鉛直上向きに分配され、複数本の熱交換チューブ3内を上昇された冷媒が、それぞれ合流されるヘッダ部7の合流域(例えば、図6中のX位置)に設けられる連通孔17Dおよび27Dを、対応する分配域側に設けられる連通孔17Dおよび27Dと同じ大きさとすることが望ましい。
このように、複数本の熱交換チューブ3を流通した冷媒が合流されるヘッダ部7の合流域側に設けられる連通孔17Dおよび27Dの大きさを、対応する分配域側の連通孔17Dおよび27Dと同じ大きさとすることにより、重力の影響にかかわらず、冷媒を複数本の熱交換チューブ3に対してより均一に分配することができる。従って、各熱交換チューブ3に対する冷媒の流れ分布をさらに均一化することができ、熱交換効率を一段と向上させることができる。
このように、複数本の熱交換チューブ3を流通した冷媒が合流されるヘッダ部7の合流域側に設けられる連通孔17Dおよび27Dの大きさを、対応する分配域側の連通孔17Dおよび27Dと同じ大きさとすることにより、重力の影響にかかわらず、冷媒を複数本の熱交換チューブ3に対してより均一に分配することができる。従って、各熱交換チューブ3に対する冷媒の流れ分布をさらに均一化することができ、熱交換効率を一段と向上させることができる。
[第5実施形態]
次に、本発明の第5実施形態について、図10を用いて説明する。
本実施形態は、上記した第1ないし第4実施形態に対して、複数本の熱交換チューブ3が水平方向に1列だけ配設されている点が異なっている。その他の点については、第1実施形態と同様であるので、説明は省略する。
本実施形態では、一対のヘッダ2A,2Bが鉛直方向に配置され、このヘッダ2A,2B間に、複数本の熱交換チューブ3が所定ピッチで水平方向に1列だけ配設された構成とされている。また、ヘッダ2Aには、冷媒の入口5と出口6とが設けられている。この場合、ヘッダ2A,2Bのヘッダ部7およびチューブ接続部8に設けられる冷媒流通路7Bおよび仕切り空間8Cは、1列だけ設けられることとなる。また、ヘッダ2A側の冷媒流通路7Bには、少なくとも1以上の仕切り板(図示省略)が設けられる。
次に、本発明の第5実施形態について、図10を用いて説明する。
本実施形態は、上記した第1ないし第4実施形態に対して、複数本の熱交換チューブ3が水平方向に1列だけ配設されている点が異なっている。その他の点については、第1実施形態と同様であるので、説明は省略する。
本実施形態では、一対のヘッダ2A,2Bが鉛直方向に配置され、このヘッダ2A,2B間に、複数本の熱交換チューブ3が所定ピッチで水平方向に1列だけ配設された構成とされている。また、ヘッダ2Aには、冷媒の入口5と出口6とが設けられている。この場合、ヘッダ2A,2Bのヘッダ部7およびチューブ接続部8に設けられる冷媒流通路7Bおよび仕切り空間8Cは、1列だけ設けられることとなる。また、ヘッダ2A側の冷媒流通路7Bには、少なくとも1以上の仕切り板(図示省略)が設けられる。
上記の構成は、放熱器(ガスクーラ)として好適であり、冷媒入口5からヘッダ2Aに流入されたガス冷媒は、ヘッダ2Aにより冷媒流通路7Bの仕切り板より上方部に配設されている複数本の熱交換チューブ3に連通孔7Dを介して分配され、熱交換チューブ3内をヘッダ2Bに向って流通される。この間に、ガス冷媒は、アウタフィン4間を流通される空気に放熱することにより冷却される。ヘッダ2Bに達した冷媒ガスは、ヘッダ2B側の冷媒流通路7B内を下方に流通し、ヘッダ2B内でターンされ、下方部に配設されている複数本の熱交換チューブ3に連通孔7Dを介して分配される。この冷媒は、再び複数本の熱交換チューブ3内をヘッダ2Aに向って流通され、さらに冷却されてヘッダ2A内で合流された後、冷媒出口6を経て外部へと流出される。
以上のように、本実施形態に係る熱交換器は、CO2サイクルの放熱器として好適に適用することができる。
なお、本実施形態においては、冷媒のターン回数が1回の例について説明したが、ヘッダ2A,2Bに適宜数の仕切り板を設けることにより、ターン回数を2回以上としてもよく、あるいはターンなしの1パスとしてもよい。
なお、本実施形態においては、冷媒のターン回数が1回の例について説明したが、ヘッダ2A,2Bに適宜数の仕切り板を設けることにより、ターン回数を2回以上としてもよく、あるいはターンなしの1パスとしてもよい。
なお、上記各実施形態において、上下または左右に配置された一対のヘッダ2A,2Bは、それぞれヘッダ部7の流通路に交差する方向の断面で見て、ヘッダ部7とチューブ接続部8との2部品より構成されるものであり、このような構成のヘッダ2A,2Bを1個の熱交換器の上下または左右に各々1個ずつ配置した例について説明したが、一側に配置されるヘッダは、必ずしも1個である必要はなく、上記構成のヘッダを複数併設して用いてもよいことはもちろんである。
1 熱交換器
2A,2B ヘッダ
3 熱交換チューブ
4 アウタフィン
7 ヘッダ部
7B,7C 流通路
7D,17D,27D 連通孔
8 チューブ接続部
8A,8B 山形部
8C,8D 仕切り空間
8F 仮止め部
H 山形部の張り出し高さ
2A,2B ヘッダ
3 熱交換チューブ
4 アウタフィン
7 ヘッダ部
7B,7C 流通路
7D,17D,27D 連通孔
8 チューブ接続部
8A,8B 山形部
8C,8D 仕切り空間
8F 仮止め部
H 山形部の張り出し高さ
Claims (8)
- 内部を流体が流通する複数本の積層配設される熱交換チューブと、
前記複数本の熱交換チューブ間に設けられるアウタフィンと、
前記複数本の熱交換チューブの端部と連通接続され、内部に前記流体が流通する流通路が設けられるヘッダと、を備えた熱交換器において、
前記ヘッダは、前記流通路が設けられるヘッダ部と、前記複数本の熱交換チューブの端部が接続される複数の仕切り空間が設けられるチューブ接続部との2部品が接合されて構成され、
前記ヘッダ部には、前記流通路と前記各仕切り空間との間を各々連通する複数の連通孔が設けられることを特徴とする熱交換器。 - 前記チューブ接続部には、前記熱交換チューブの積層方向に沿って所定ピッチで多数の山形部が成形され、
該山形部により前記仕切り空間が所定ピッチに設けられることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。 - 前記山形部は、その張り出し高さが、2〜5mmとされることを特徴とする請求項1または2に記載の熱交換器。
- 前記ヘッダ部または前記チューブ接続部のいずれか一方には、両者をかしめにより仮止めする仮止め部が設けられることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の熱交換器。
- 前記ヘッダ部から前記複数本の熱交換チューブに下向きに前記流体が分配される分配域に設けられる前記連通孔は、その大きさが前記流通路を流通する前記流体の流通方向手前側から奥側に向って漸次拡大されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の熱交換器。
- 前記ヘッダから前記複数本の熱交換チューブに上向きに前記流体が分配される分配域に設けられる前記連通孔は、その大きさが前記流通路を流通する前記流体の流通方向手前側から奥側に向って漸次縮小されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の熱交換器。
- 前記複数本の熱交換チューブを流通した前記流体が合流される前記ヘッダ部の合流域に設けられる前記連通孔は、対応する分配域側の連通孔と同じ大きさとされていることを特徴とする請求項5または6に記載の熱交換器。
- 前記ヘッダ部には、前記流通路が所定間隔で複数列設けられ、
前記チューブ接続部には、前記複数列の流通路に対応して前記仕切り空間が所定間隔で複数列設けられ、
前記複数列の仕切り空間に対して、前記熱交換チューブがその外側を流通する外部流体の流れ方向に沿って複数列設けられることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の熱交換器。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20100105 |