JP7157323B2 - 熱交換器 - Google Patents
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図1は、第3方向dr3から見た熱交換器100の模式図である。図2は、第1方向dr1から見た熱交換器100の模式図である。
ヘッダ10は、設置状態において、第1方向dr1が長手方向に相当する。すなわち、ヘッダ10は、第1方向dr1に沿って延びる。ヘッダ10は、複数の伝熱管60の端部に接続されている。熱交換器100は、1対のヘッダ10を有している。具体的に、熱交換器100は、ヘッダ10として、第1ヘッダ11及び第2ヘッダ12を有している。
図4は、図1のA-A線断面図である。熱交換器100においては、複数の伝熱管60が第1方向dr1に沿って間隔を置いて並んでいる。伝熱管60は、設置状態において、第2方向dr2が長手方向に相当する。すなわち、伝熱管60は、第2方向dr2に沿って延びる。本実施形態において、伝熱管60は、扁平形状の扁平管である。伝熱管60は、設置状態において、第1方向dr1が厚み方向に相当し、第3方向dr3が幅方向に相当する。伝熱管60は、長さLAの幅を有する。伝熱管60は、長さLBの厚みを有する。各伝熱管60は、一端が第1ヘッダ11に接続されている。各伝熱管60は、他端が第2ヘッダ12に接続されている。
伝熱フィン70は、伝熱管60内の冷媒と空気との熱交換を促進させる部材である。伝熱フィン70は、伝熱管60と空気との伝熱面積を増大させる平板状の部材である。伝熱フィン70は、設置状態において、第1方向dr1が長手方向に相当する。すなわち、伝熱フィン70は、ヘッダ10の長手方向に沿って延びている。また、伝熱フィン70は、伝熱管60の長手方向に交差する方向に沿って延びている。
以下、ヘッダ10の詳細について説明する。なお、以下の説明は、特にことわりにない限り、第1ヘッダ11及び第2ヘッダ12の双方に共通である。
図5は、ヘッダ10を分解した状態を示した模式図である。図6は、図1のB-B線断面図である。図7は、図6のC-C線断面図である。ヘッダ10は、主として、ヘッダ本体20と、ヘッダ第1部材30と、ヘッダ第2部材40と、を含んでいる。ヘッダ10は、ヘッダ本体20と、ヘッダ第1部材30と、ヘッダ第2部材40と、が接合されることで構成されている。ヘッダ10のこれらの構成部材は、アルミニウム又はアルミニウム合金で構成される。これら各部材の長手方向は、完成状態において第1方向dr1である。なお、ここでの「接合」は、ロウ付けにより部材同士が固定されることを含む。
ヘッダ本体20の長手方向は、第1方向dr1に相当する。すなわち、ヘッダ本体20は、第1方向dr1に沿って延びている。ヘッダ本体20は、断面が略Ω状を呈している。ヘッダ本体20の内部には、円柱状の空間(本体内部空間S1)が形成されている。本体内部空間S1は、ヘッダ10の長手方向に沿って延びている。
図10は、ヘッダ第1部材30の模式図である。ヘッダ第1部材30は、第1方向dr1を長手方向とする板状の部分である。すなわち、ヘッダ第1部材30は、第1方向dr1に沿って延びる部材である。ヘッダ第1部材30は、第1方向dr1から見て略U状を呈している。ヘッダ第1部材30は、各伝熱管60の端部を差し込まれる。ヘッダ第1部材30は、各伝熱管60の先端を囲う部材ともいえる。ヘッダ第1部材30は、その内側において、ヘッダ第2部材40とともに伝熱管差込空間S2を形成する。換言すると、ヘッダ第1部材30は、伝熱管差込空間S2を覆う。ヘッダ第1部材30は、いわゆるクラッド材で構成されており、表面側にロウ材を含んでいる。これに関連して、ヘッダ第1部材30は、本体メイン部材20A、ヘッダ第2部材40、本体補強部材20B、及び各伝熱管60のいずれか又は全てを接合する接合部材として機能する。
図11は、第3方向dr3から見たヘッダ第2部材40の模式図である。図12は、熱交換部1側から見たヘッダ第2部材40の模式図である。
ヘッダ10においては、上述のように、ヘッダ本体20において、第1方向dr1に沿って延びる円柱状の本体内部空間S1が形成されている。本体内部空間S1は、複数の第1穴H1に連通している。すなわち、本体内部空間S1は、複数の連通流路CP1に連通している。また、ヘッダ本体20に入口配管及び/又は出口配管に接続される場合には、本体内部空間S1は係る入口配管及び/又は出口配管と連通している。
熱交換器100は、適用される装置の運転時に、例えば次のような態様で冷媒が流れることが想定される。
本体メイン部材20Aは、押出成形により成形される。これに関連して、本体部21と連通部25とは一体に成形される。
〈圧力損失抑制〉
従来技術(例えば特許文献1)のように、他の部材を介さずにヘッダ本体に伝熱管を直接差し込む場合には、本体内部空間に伝熱管の先端が突き出た状態となる。これに関連して、本体内部空間において伝熱管の先端の存在により圧力損失が増大することとなる。特に、CO2冷媒のような高圧冷媒が本体内部空間を流れる場合、係る事態が顕著となる。係る事態を避けるべく、熱交換器100においては、ヘッダ本体20の本体内部空間S1に伝熱管60を直接挿入するような構成とはなっていない。具体的に、熱交換器100においては、ヘッダ第1部材30等によってヘッダが差し込まれる伝熱管差込空間S2が形成されている。すなわち、熱交換器100においては、冷媒が第1方向dr1に沿って流れる本体内部空間S1と、伝熱管60が差し込まれる伝熱管差込空間S2と、がそれぞれ分かれている。これにより、上記事態が抑制されている。
熱交換器100では、連通流路形成部28は、連通流路CP1の長さが本体部21の肉厚以上となる厚み(第2方向dr2における長さ)を有する。これにより、ヘッダ本体20において、内部空間の圧力が高まった際に応力が大きくなることが想定される連通流路CP1の周辺部分に関して、厚みが大きく構成されている。これに関連して連通流路CP1の長さ(L2+L3)に関して、本体部21の肉厚(L1)以上の寸法が確保されている。よって、耐圧強度が高められている。特に、本実施形態では、HFC冷媒の圧力の3-4倍の圧力となるCO2冷媒が、本体内部空間S1を流れることから、連通流路CP1の耐圧強度の向上に関する課題が特に顕著であるところ、上記態様で連通流路CP1の周辺部分の厚みが大きく構成されることで耐圧強度が確保されている。
ヘッダ本体20の連通部25の厚み方向(第2方向dr2)の長さL2は、3mmである。すなわち、連通部25は、厚みが4mm以下に構成される。これにより、第1穴H1を形成する工程が容易に行えるようになっている。すなわち、連通部25の厚みが4mmより大きい場合には、第1穴H1を形成する工程に関して、時間、労力及び/又はコストの増大が懸念されるところ、連通部25の厚みが4mm以下に構成されていることで係る事態が抑制されている。特に、連通部25の厚みが3mm以下に構成されていることで、第1穴H1が、量産性に優れるプレス加工によって形成されやすいようになっている。第1穴H1を形成する工程に関して、時間、労力及び/又はコストが抑制されている。これに関連して量産性が向上している。
(3-1)
上記実施形態において、ヘッダ本体20には、本体内部空間S1が形成される本体部21と、本体内部空間S1と伝熱管差込空間S2とを連通させる連通流路CP1が形成される連通流路形成部28と、が含まれる。連通流路形成部28は、本体部21と一体に形成される連通部25と、本体部21とは別体に形成される本体補強部材20Bと、を含む。本体補強部材20Bは、連通部25の伝熱管60側において連通部25に接合される。第2方向dr2における連通部25の長さL2と本体補強部材20Bの長さL3とを合計した値は、本体部21の肉厚(L1)以上である。
上記実施形態において、連通部25には、ヘッダ本体20の本体内部空間S1に連通する第1穴H1が形成される。本体補強部材20Bには、第1穴H1と同一の形状で同一の大きさの第2穴H2が形成される。連通流路CP1は、第1穴H1及び第2穴H2が連通することで形成されている。これにより、耐圧強度がさらに高められている。すなわち、第1穴H1と第2穴H2の形状及び/又はサイズが互いに異なる場合と比較して、耐圧強度が高められている。
上記実施形態において、連通部25及び本体補強部材20Bは、第1穴H1の位置と第2穴H2の位置とが第2方向dr2から見て一致するように、接合される。これにより、耐圧強度がさらに高められている。すなわち、第1穴H1と第2穴H2の形状及び/又はサイズが互いに異なる場合と比較して、耐圧強度が高められている。第1穴H1の位置と第2穴H2の位置とが第2方向dr2から見て異なる場合と比較して、耐圧強度が高められている。また、連通流路CP1を通過する冷媒の圧力損失が抑制されている。
上記実施形態において、連通部25は、第2方向dr2において第1穴H1の長さが本体部21の肉厚よりも小さくなる厚み(第2方向dr2における長さ)を有する。これにより、第1穴H1を形成する工程が容易となっている。よって、量産性に優れている。
上記実施形態において、連通部25の厚み(第2方向dr2における長さ)は、4mm以下である。これにより、第1穴H1を形成する工程が容易に行えるようになっている。すなわち、連通部25の厚みが4mmより大きい場合には、第1穴H1を形成する工程に関して、時間、労力及び/又はコストの増大が懸念されるところ、連通部25の厚みが4mm以下に構成されていることで係る事態が抑制されている。特に、連通部25の厚みが3mm以下に構成されていることで、第1穴H1が、量産性に優れるプレス加工によって形成されやすいようになっている。第1穴H1を形成する工程に関して、時間、労力及び/又はコストが抑制されている。これに関連して量産性に優れている。
上記実施形態において、本体補強部材20Bは、その表面にロウ材を含む。これにより、ロウ付け接合により連通部25及び本体補強部材20Bの接合を行うことが可能となっている。よって、量産性に優れている。
上記実施形態において、本体部21及び連通部25は、押出成形で一体に成形されている。これにより、量産がさらに容易となっている。よって、量産性に優れている。
上記実施形態においては、伝熱管60が冷媒の流路65が複数形成された扁平管である熱交換器100に関して、信頼性及び量産性に優れている。
上記実施形態においては、ヘッダ本体20及びヘッダ第1部材30が加工性に優れるアルミニウム又はアルミニウム合金で構成されている。よって、量産性に優れている。
上記実施形態においては、HFC系の3-4倍の高圧になるCO2冷媒がヘッダ本体20の本体内部空間S1を流れる熱交換器100に関して、ヘッダ本体20の耐圧強度を確保することが可能となっており、信頼性及び量産性に優れている。
上記実施形態は、以下の変形例に示すように適宜変形が可能である。なお、各変形例は、矛盾が生じない範囲で他の変形例と組み合わせて適用されてもよい。
上記実施形態に係るヘッダ10は、図13-15に示されるヘッダ10aのように構成されてもよい。以下、ヘッダ10aに関して説明する。なお、説明を省略している部分は、ヘッダ10と同様である。
上記実施形態では、本体メイン部材20Aは、押出成形により成形される。しかし、本体メイン部材20Aは、必ずしも押出成形によって成形される必要はなく、他の方法によって成形されてもよい。
上記実施形態では、ヘッダ第1部材30及び本体補強部材20Bがロウ材を含んでおり、各部材同士を接合する接合部材として機能している。しかし、ヘッダ第1部材30及び/又は本体補強部材20Bに代えて、ヘッダ10は、ロウ材を含む他の部材を配置され、係る部材を接合部材として機能させてもよい。
ヘッダ10の構成部品に関して、数、構成態様、配置態様は、上記実施形態において説明したものに必ずしも限定されず、設置環境や設計仕様に応じて適宜変更が可能である。例えばヘッダ10は、上記実施形態において説明されていない部材を含んでいてもよい。また、例えば、上記実施形態において説明されたヘッダ10の構成部材のいずれかについては、適宜省略されてもよい。
上記実施形態では、連通流路CP1を形成する第1穴H1及び第2穴H2は、同一の形状で同一の大きさである。耐圧強度向上という観点によれば、第1穴H1及び第2穴H2は係る態様で形成されることが好ましい。しかし、第1穴H1及び第2穴H2は、必ずしも形状及び/又は大きさが同一である必要はない。例えば、第1穴H1及び第2穴H2は、支障が生じなければ、形状及び/又は大きさが異なっていてもよい。係る場合であっても、上記(3-1)で記載した作用効果については実現されうる。
上記実施形態では、第1穴H1の位置と第2穴H2の位置とが第2方向dr2から見て一致している。耐圧強度向上という観点によれば、第1穴H1及び第2穴H2は係る態様で形成されることが好ましい。しかし、第2方向dr2から見て第1穴H1の位置と第2穴H2の位置とが必ずしも一致している必要はない。例えば、第1穴H1及び第2穴H2は、支障が生じなければ、第2方向dr2から見た位置が異なっていてもよい。係る場合であっても、上記(3-1)で記載した作用効果については実現されうる。
上記実施形態では、連通部25は、第2方向dr2における第1穴H1の長さが本体部21の肉厚よりも小さくなる厚み(第2方向dr2の長さ)を有する。第1穴H1を形成する工程の容易化いう観点によれば、連通部25は係る態様で形成されることが好ましい。しかし、連通部25は、第1穴H1の長さが本体部21の肉厚よりも小さくなる厚みを必ずしも有している必要はない。例えば、連通部25は、支障が生じなければ、第1穴H1の長さが本体部21の肉厚以上となる厚みを有していてもよい。係る場合であっても、上記(3-1)で記載した作用効果については実現されうる。
上記実施形態では、第1穴H1及び第2穴H2は、第2方向dr2から見て略円形を呈している。しかし、第1穴H1及び第2穴H2は、第2方向dr2から見て略円形である必要は必ずしもなく、他の形状を呈していてもよい。例えば、第1穴H1及び/又は第2穴H2は、第2方向dr2から見て、多角形を呈するように構成されてもよい。
上記実施形態における各部の寸法については、ヘッダ10に挿入される伝熱管60の差込代が適正に確保する上で支障が生じない限り、設計仕様に応じて適宜、変更又は選択が可能である。すなわち、上記実施形態におけるL1-L4、La―Lf、LA、及びLBのいずれか/全ての値については、適宜、変更又は選択が可能である。例えば、L1は、5mmより大きくてもよいし、5mm未満であってもよい。またL2は、3mmより大きくてもよいし、3mm未満であってもよい。またL3は、2.5mmより大きくてもよいし、2.5mm未満であってもよい。またL4は、2mmより大きくてもよいし、2mm未満であってもよい。またLCは、8mmより大きくてもよいし、8mm未満であってもよい。
上記実施形態では、第1方向dr1が鉛直方向、第2方向dr2及び第3方向dr3が水平方向である場合について説明されているが、各方向は必ずしも係る定義に限定されない。例えば第1方向dr1は、水平方向であってもよい。また、第2方向dr2又は第3方向dr3は、鉛直方向であってもよい。
上記実施形態において、ヘッダ本体20は、円筒状を呈している。しかし、ヘッダ本体20は、他の形状に構成されてもよい。例えば、ヘッダ本体20は、角筒状を呈するように構成されてもよい。
上記実施形態では、熱交換器100が炉中でロウ付けされることで接合される場合について説明されている。しかし、熱交換器100は、他の方法によって接合されてもよい。例えば、熱交換器100は、スポット溶接によって各部が接合されてもよい。
上記実施形態では、伝熱フィン70は、長手方向がヘッダ10の長手方向と同一であり、当該長手方向に複数の切欠き75を形成され、各切欠き75に伝熱管60が挿入されている。しかし、伝熱フィン70については他の構成態様であってもよい。例えば、伝熱フィン70は、各切欠き75に代えて第1方向dr1に沿って並ぶ複数の貫通穴を形成され、係る貫通穴に伝熱管60を挿入されるように構成されてもよい。係る場合、貫通穴の形状や大きさは、伝熱管60の形状や大きさに応じて選択されればよい。
上記実施形態においては、熱交換器100は、ヘッダ10として、第1ヘッダ11及び第2ヘッダ12を有している。しかし、熱交換器100は、ヘッダ10として、さらに新たなヘッダを有していてもよい。
上記実施形態において、ヘッダ10の各構成部材がアルミニウム又はアルミニウム合金で構成される場合について説明されている。しかし、ヘッダ10の各構成部材のいずれか/全ては他の材料で構成されてもよい。
上記実施形態において、伝熱管60は、断面が扁平形状の扁平管である。しかし、伝熱管60は、必ずしも扁平管に限定されない。例えば、伝熱管60は、断面が円形の円管であってもよい。
上記実施形態において、各伝熱管60には、複数の流路65が形成されている。しかし、各伝熱管60に形成される流路65の数は適宜変更が可能である。例えば、伝熱管60には、単一の流路65が形成されてもよい。
上記実施形態において、伝熱管60がアルミニウム又はアルミニウム合金で構成される場合について説明されている。しかし、伝熱管60は他の材料で構成されてもよい。例えば伝熱管60は、銅管であってもよい。
上記実施形態では、熱交換器100が冷媒と空気流とを熱交換させる空気熱交換器である場合について説明されている。しかし、熱交換器100は、必ずしもこれに限定されない。熱交換器100は、冷媒と他の熱媒体(例えば水等)とを熱交換させるように構成されてもよい。係る場合、熱交換部1において、冷媒と熱交換を行う熱媒体が流れる配管が配置される。また、伝熱フィン70については適宜省略される。
上記実施形態では、熱交換器100を流れる冷媒がCO2冷媒である場合について説明されている。しかし、熱交換器100を流れる冷媒は、必ずしもCO2冷媒に限定されず、適宜変更が可能である。例えば、熱交換器100を流れる冷媒は、CO2冷媒以外の高圧冷媒であってもよい。また、例えば、熱交換器100を流れる冷媒は、R32やR410A等のHFC冷媒であってもよい。
以上、実施形態を説明したが、特許請求の範囲に記載の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
10、10a:ヘッダ
11 :第1ヘッダ
12 :第2ヘッダ
20 :ヘッダ本体
20A :本体メイン部材
20B :本体補強部材(第2部)
21 :本体部
25 :連通部(第1部)
28 :連通流路形成部
30 :ヘッダ第1部材(連結部)
31 :第1囲い部
32 :第2囲い部
33 :第3囲い部
40、40a:ヘッダ第2部材
41 :ベース部
45 :突出部
60 :伝熱管
65 :流路
70 :伝熱フィン
75 :切欠き
100 :熱交換器
310 :伝熱管挿入穴
411 :縁部
CP1 :連通流路
H1 :第1穴
H2 :第2穴
Ha :連通穴
L1 :本体部の厚み方向の長さ(本体部の肉厚)
L2 :連通部の厚み方向の長さ(第2方向における第1部の長さ)
L3 :本体補強部材の厚み方向の長さ(第2方向における第2部の長さ)
S1 :本体内部空間(内部空間)
S2、S2´:伝熱管差込空間(連結部内の空間)
dr1 :第1方向
dr2 :第2方向
dr3 :第3方向
Claims (10)
- 第1方向(dr1)に沿って延びるヘッダ(10、10a)と、
前記第1方向に交差する第2方向(dr2)に沿って延び、一端が前記ヘッダに接続される複数の伝熱管(60)と、
を備える熱交換器(100)であって、
前記ヘッダは、
円柱状の内部空間(S1)が形成されているヘッダ本体(20)と、
複数の前記伝熱管に貫通され、前記伝熱管の先端を囲う連結部(30)と、
を有し、
前記ヘッダ本体は、
前記内部空間と前記連結部内の空間(S2、S2´)とを連通させる連通流路(CP1)が形成される連通流路形成部(28)と、
前記連通流路形成部の前記伝熱管とは反対側に位置し、前記内部空間を内部に形成される本体部(21)と、
を含み、
前記連通流路形成部は、
前記本体部と一体に形成される第1部(25)と、
前記本体部とは別体に形成され、前記第1部の前記伝熱管側において前記第1部と接合される第2部(20B)と、
を含み、
前記第2方向における前記第1部の長さ(L2)と前記第2部の長さ(L3)とを合計した値は、前記本体部の肉厚(L1)以上であり、
前記第1部には、前記第2部と接合される第1平面と、前記内部空間に連通する第1穴(H1)が形成され、
前記第2部には、前記第1平面と接合される第2平面と、前記第1穴と同一の形状で同一の大きさの第2穴(H2)が形成され、
前記連通流路は、前記第1穴及び前記第2穴が連通することで形成され、
前記第1穴(H1)の前記第2方向における長さ(L2)は、前記本体部(21)の肉厚(L1)よりも小さく、
前記第2穴(H2)の前記第2方向における長さ(L3)は、前記本体部(21)の肉厚(L1)よりも小さい、
熱交換器(100)。 - 前記本体部(21)は、前記第1方向(dr1)から見て略C状であり、
前記第1部(25)は、前記第1方向(dr1)から見て略I状であり、
前記第2部(20B)は、板状であって、その厚みが前記本体部(21)の肉厚よりも小さい、
請求項1に記載の熱交換器(100)。 - 前記第1部及び前記第2部は、前記第1穴の位置と前記第2穴の位置とが前記第2方向から見て一致するように接合される、
請求項2に記載の熱交換器(100)。 - 前記第1部は、前記第2方向において前記第1穴の長さが前記本体部の肉厚よりも小さくなる長さを有する、
請求項2又は3に記載の熱交換器(100)。 - 前記第2方向における前記第1部の長さは、4mm以下である、
請求項1から4のいずれか1項に記載の熱交換器(100)。 - 前記第2部は、その表面にロウ材を含む、
請求項1から5のいずれか1項に記載の熱交換器(100)。 - 前記本体部及び前記第1部は、押出成形で一体に成形される、
請求項1から6のいずれか1項に記載の熱交換器(100)。 - 前記伝熱管は、冷媒の流路(65)が複数形成された扁平管である、
請求項1から7のいずれか1項に記載の熱交換器(100)。 - 前記ヘッダ本体及び前記連結部は、アルミニウム又はアルミニウム合金で構成される、
請求項1から8のいずれか1項に記載の熱交換器(100)。 - 前記ヘッダ本体の前記内部空間を流れる冷媒は、CO2冷媒である、
請求項1から9のいずれか1項に記載の熱交換器(100)。
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