JP2009103404A - 熱交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】一対のタンク部と複数のチューブから構成される熱交換器にあって、全体サイズを変えることなく熱交換効率の向上を図る。
【解決手段】内部にチューブ内流通路13が形成され、長手方向の端面より内側に入り込む窪み部11を有する複数のチューブ10と、複数のチューブ10の長手方向の両端側にそれぞれ配置され、各チューブ内流通路13が開口するタンク内流通路をそれぞれ有する一対のタンク部20とを備え、各タンク部20は、複数のチューブ10の長手方向の端面に当接されたタンク外側部材21と、これより内側に配置されたタンク内側部材22とを有し、タンク外側部材21の内面をタンク内流通路26の外面とし、チューブ10の端面より内側の窪み部11を利用してタンク内流通路26が形成された。
【選択図】図5

Description

本発明は、複数のチューブとこの複数のチューブの両端に配置された一対のタンク部とを有する熱交換器に関する。
この種の従来の熱交換器としては、特許文献1に開示されたものがある。この熱交換器100は、図13に示すように、複数のチューブ101と、この隣り合うチューブ101間に配置された複数のアウターフィン102と、複数のチューブ101の長手方向の両端に配置された一対のタンク部103,104とを備えている。
図14に示すように、各タンク部103,104には、長手方向に沿ってタンク内流通路103a,(図示せず)が形成されている。一方のタンク部103には入口パイプ部105と出口パイプ部106が設けられていると共に一方のタンク内流通路103aはその長手方向のほぼ中間位置で仕切壁107によって仕切られている。又、各タンク部103,104には、長手方向の等間隔毎にチューブ挿入孔103b、(図示せず)が形成されている。各チューブ挿入孔103b,(図示せず)は、タンク内流通路103a,(図示せず)に各連通路103c,(図示せず)を介して連通している。
各チューブ101の内部には、長手方向に沿って延びるチューブ内流通路(図示せず)が形成されている。各チューブ101の両端部には、幅方向の両端部を除いて突出する挿入突出部101aが設けられている。この挿入突出部101aが各タンク部103,104のチューブ挿入孔103b,(図示せず)に挿入されている。各チューブ101のチューブ内流通路(図示せず)の両端は、各タンク部103,104の各連通路103c,(図示せず)を介してタンク内流通路103a,(図示せず)に連通している。
上記構成において、入口パイプ部105より流入された冷媒は、一方のタンク部103内より複数のチューブ101内を通って他方のタンク部104に流れ、その後、上記以外の複数のチューブ101内を通って一方のタンク部103に入り、出口パイプ部106より排出される。このように熱交換器100内を流れる冷媒は、主に各チューブ101の通過過程でこれらチューブ101外を通る外部空気と積極的に熱交換し、これによって温度が低下される。
特開2003−314987号公報
ところで、一対のタンク部103,104と複数のチューブ101から構成される熱交換器100にあって、積極的な熱交換が行われるのは各チューブ101で、且つ、外部に露出している箇所であるため、熱交換器100の設置幅Wに対して各チューブ101の長手方向の実質的長さ寸法L2(外部に露出している箇所の長さ寸法)が大きければ大きいほど熱交換効率が良い。
しかし、前記従来例の熱交換器100では、各チューブ101の長手方向の端面101b(図14に示す)より外側にタンク部103,104のタンク内流通路103a,(図示せず)が配置されるので、熱交換器100の設置幅Wに対してチューブ101の実質的長さ寸法L2は一対のタンク部103,104の幅分だけ確実に短くなり、熱交換効率の低下の要因となっている。熱交換器100の設置幅Wは予め規定されている場合(例えば車両搭載用の熱交換器)が多く、全体サイズを変えることなく熱交換効率の良い熱交換器が要望されている。
そこで、本発明は、一対のタンク部と複数のチューブから構成されるものにあって、全体サイズを変えることなく熱交換効率の向上を図ることができる熱交換器を提供することを目的とする。
上記目的を達成する請求項1の発明は、互いに隣り合うもの同士が間隔を開けて配置され、内部にチューブ内流通路をそれぞれ有する複数のチューブと、複数の前記チューブの長手方向の両端側にそれぞれ配置され、前記各チューブ内流通路が開口するタンク内流通路をそれぞれ有する一対のタンク部とを備え、前記各タンク部は、複数の前記チューブの長手方向の端面より外側に配置されたタンク外側部材を有し、前記タンク外側部材の内面を前記タンク内流通路の外面とし、前記チューブの長手方向の端面より内側に前記タンク内流通路が形成されていることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載の熱交換器であって、前記タンク外側部材は、チューブの長手方向の端面に当接していることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2記載の熱交換器であって、前記タンク内流通路は、前記チューブの幅方向の両端の間に形成されていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3記載の熱交換器であって、前記各チューブの両側の端部には、前記チューブの幅方向の中央位置に、前記チューブの長手方向の端面より内側に入り込む窪み部がそれぞれ少なくとも1つ形成され、前記窪み部を利用して前記タンク内流通路が形成されていることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4記載の熱交換器であって、前記窪み部は、単一であることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項4又は請求項5記載の熱交換器であって、前記窪み部は、ほぼ半円弧状であることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の熱交換器であって、前記タンク部は、間隔を置いて複数のチューブ挿入孔を有し、前記各チューブ挿入孔に前記各チューブの両端部がそれぞれ挿入されていることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1〜請求項7のいずれかに記載の熱交換器であって、前記各タンク部は、前記タンク外側部材の他に、前記タンク外側部材より内側に配置され、前記各チューブの端部が入り込む複数のチューブ挿入孔を有するタンク内側部材を有し、前記タンク外側部材と前記タンク内側部材で囲まれる内部に前記タンク内流通路が形成されていることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項8記載の熱交換器であって、前記タンク内側部材は、前記タンク外側部材に密着される両側の周縁フラット部と、両側の周縁フラット部の間に位置し、前記チューブの前記窪み部に倣って内側に曲がる屈曲部とから構成されていることを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の熱交換器であって、前記チューブ(10A)の長手方向の両側の端部は、他の箇所よりも幅が広い拡幅部に形成され、隣り合う前記チューブの双方の前記拡幅部が液密に接合され、前記各タンク部は、前記タンク外側部材と複数の前記チューブの拡幅部によって形成されていることを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項10に記載の熱交換器であって、前記各チューブの両側の端部は、前記チューブの幅方向の端より中央位置に、前記チューブの長手方向の端面より内側に入り込む窪み部をそれぞれ有し、前記窪み部を含む全ての端部が他の箇所よりも幅が広い拡幅部にそれぞれ形成され、前記各タンク部は、前記タンク外側部材の他に、単一のチューブ収束孔が形成されたチューブ収束部材を有し、前記チューブ収束部材の前記チューブ収束孔に、複数の前記チューブの互いに液密に接合された前記拡幅部を一括して挿入し、前記チューブ収束部材によって複数の前記チューブの端部が結束されていることを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項1〜請求項11のいずれかに記載の熱交換器であって、前記各チューブの長手方向の端部と前記各タンク部の互いに当接する箇所は、ろう付けされていることを特徴とする。
請求項13の発明は、請求項10又は請求項11に記載の熱交換器であって、隣り合う前記チューブの互いに当接する拡幅部同士は、ろう付けされていることを特徴とする。
請求項14の発明は、請求項1〜請求項13のいずれかに記載の熱交換器であって、前記各チューブの前記チューブ内流通路には、インナーフィンが配置されていることを特徴とする。
請求項15の発明は、請求項14記載の熱交換器であって、前記インナーフィンは、前記チューブの両側の端部に形成されるタンク内流通路の最も内側位置より更に内側位置にのみ配置されていることを特徴とする。
請求項16の発明は、請求項14記載の熱交換器であって、前記各チューブには、前記チューブ内流通路側に突出し、前記インナーフィンの移動を規制する突起部が設けられていることを特徴とする。
請求項17の発明は、請求項14記載の熱交換器であって、前記インナーフィンの両側の端部は、幅方向の両方の端より中央に向かうに従って徐々に内側に切り込むV字カット面に形成されており、端部の中央位置に窪み部を有するチューブを用いた場合にあって、前記インナーフィンのV字カット面の左右端がタンク外側部材に当接すると共に、V字カット面によってタンク内流通路からチューブ内流通路に入る入口付近にインナーフィンが配置されないようになっていることを特徴とする。
請求項18の発明は、請求項1〜請求項17のいずれかに記載の熱交換器は、他の熱交換器のタンク部内に収容されていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、チューブの長手方向の端面より内側にタンク内流通路が形成されるため、チューブの長手方向の寸法を熱交換器の設置幅の寸法に近づくような長い寸法にできる。その上、タンク内流通路が形成されないチューブの端部領域が熱交換領域となる。以上より、一対のタンク部と複数のチューブから構成される熱交換器にあって、全体サイズを変えることなく熱交換効率の向上を図ることができる。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、チューブの長手方向の寸法を熱交換器の設置幅の寸法に極力近づくような長さ寸法にできるため、熱交換効率の更なる向上になる。
請求項3の発明によれば、請求項1又は請求項2の発明と同様の効果が得られる。
請求項4の発明によれば、請求項3の発明の効果に加え、チューブの幅方向の両端の間に窪み部を有するため、窪み部を利用して容易にタンク内流通路を形成できる。又、チューブの長手方向の両端の間に窪み部を有するため、チューブの剛性が極端に低下することがない。
請求項5の発明によれば、請求項4の発明の効果に加え、単一のタンク内流通路を形成できる。
請求項6の発明によれば、請求項4又は請求項5の発明の効果に加え、窪み部によってタンク部のチューブ側の外面は、ほぼ半円弧状となるため、タンク部の近傍で、且つ、チューブの外側を流れる流体はスムーズに流れる。従って、熱交換の向上に寄与する。又、タンク内流通路も半円弧状になるため、タンク部はタンク内流通路を流れる冷媒の耐圧性に優れた形状となる。
請求項7の発明によれば、請求項2〜請求項6の発明の効果に加え、タンク部のチューブ挿入孔に各チューブの端部を挿入することによって、複数のチューブを所定の間隔に配置できるため、タンク部と各チューブの組み付け性が良い。
請求項8の発明によれば、請求項1〜請求項7の発明の効果に加え、タンク外側部材とタンク内側部材を組み付けることによってタンク部を形成できる。
請求項9の発明によれば、請求項8の発明の効果に加え、タンク外側部材とタンク内側部材に、端部に窪み部を有するチューブを組み付けることによって、液密のタンク内流通路を容易に形成できる。従って、従来例に比べて部品点数を増加することなく熱交換器を製造できる。
請求項10の発明によれば、請求項1〜請求項6の発明の効果に加え、複数のチューブをその互いの拡幅部を密着させた状態に並べることによって、複数のチューブを等間隔に配置できるため、複数のチューブの組み付け性が良い。
請求項11の発明によれば、請求項10の発明の効果に加え、複数のチューブをチューブ収束部材によってタンク外側部材に強固に固定できる。従って、各チューブとタンク部間の固定強度の向上、ひいては、熱交換器の強度が向上する。
請求項12の発明によれば、請求項1〜請求項10の発明の効果に加え、各チューブと各タンクの互いに当接する箇所が液密に強固に固定される。
請求項13の発明によれば、請求項10又は請求項11の発明の効果に加え、隣り合うチューブ同士が直にろう付けされるため、熱交換器の強度が向上する。
請求項14の発明によれば、請求項1〜請求項13の発明の効果に加え、チューブ内を通過する冷媒とチューブの外側を通過する流体間の熱交換がインナーフィンによって促進されるため、熱交換効率の向上に寄与する。
請求項15の発明によれば、請求項14の発明の効果に加え、タンク内流通路からチューブ内流通路に入る入口付近にインナーフィンが配置されない。そのため、タンク内流通路より各チューブに入り込む冷媒は、その流れ方向についてインナーフィンの干渉を受けることなくチューブ内に流れ込み、チューブ内流通路の幅方向に冷媒流の疎密が発生しない。従って、熱交換効率の向上に寄与する。
請求項16の発明によれば、請求項14の発明の効果に加え、インナーフィンがチューブ内流通路を変移することによって、タンク内流通路からチューブ内流通路に入る入口付近にインナーフィンが変移したり、タンク内流通路を少しでも塞ぐ位置にインナーフィンが変移しない。従って、インナーフィンが冷媒流のスムーズな流れを阻害しない。
請求項17の発明によれば、請求項14の発明の効果に加え、タンク内流通路より各チューブに入り込む冷媒は、その流れ方向についてインナーフィンの干渉を受けることなくチューブ内に流れ込み、チューブ内流通路の幅方向に冷媒流の疎密が発生しない。従って、チューブに突起部を設けることなくインナーフィンの位置決めができると共に熱交換効率の向上を図ることができる。
請求項18の発明によれば、請求項1〜請求項17の発明の効果に加え、他の熱交換器の冷媒によって熱交換器の冷媒を冷却できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(第1の実施の形態)
図1〜図6は本発明の第1の実施の形態を示し、この第1の実施の形態では本発明の熱交換器がハイブリッド電気自動車に搭載される車両用熱交換装置に適用されている。図1は車両用熱交換装置の構成図、図2は車両用熱交換装置の概略斜視図、図3はサブラジエータのタンク部内に設置された水冷式のコンデンサの正面図、図4はサブラジエータのタンク部内に設置された水冷式のコンデンサの側面図、図5は水冷式のコンデンサの要部分解斜視図、図6(a)はチューブ内のインナーフィンの配置状態を示す要部断面図、図6(b)はインナーフィンの要部正面図である。
ハイブリッド電気自動車のエンジンルームには、車両前面グリルから冷却風を取り込むことができる冷却風ダクト(図示せず)が設けられている。この冷却風ダクト内に車両用熱交換装置1が収容されている。
車両用熱交換装置1は、図1及び図2に示すように、エンジン2を冷却するためのメインラジエータ3と、電動駆動部4を冷却するためのサブラジエータ5と、車室内を冷却するための、つまり、空気調和装置用のコンデンサ6とを備えている。
コンデンサ6は、空冷式のコンデンサ7と本発明に係る熱交換器である水冷式のコンデンサ8とから構成されている。空冷式のコンデンサ7と水冷式のコンデンサ8は、水冷式のコンデンサ8を上流として冷凍サイクル内に直列に接続されている。圧縮機によって高温高圧とされた冷媒は、先ず水冷式のコンデンサ8に流入し、その後、空冷式のコンデンサ7に流入する。
サブラジエータ5は、メインラジエータ3の冷却風の上流面側で、且つ、上半分領域に配置されている。空冷式のコンデンサ7は、メインラジエータ3の冷却風の上流面側で、且つ、下半分領域に配置されている。水冷式のコンデンサ8は、サブラジエータ5の出口側のタンク部5c内に配置されている。
メインラジエータ3とサブラジエータ5と空冷式のコンデンサ7は、それぞれチューブ(図示せず),5a,7aとアウターフィン(図示せず),5b,7bが交互に積層されたコア部(特に符号を付さず)と、このコア部の両端に固定された一対のタンク部3c,5c,7cとから主に構成されている。そして、チューブ(図示せず),5a,7a内を流れる冷媒(冷却水やCFC−12)とチューブ(図示せず),5a,7aの外側を流れる冷却風との間で熱交換を行うことによって冷媒が冷却される。
次に、水冷式のコンデンサ8について詳しく説明する。図3〜図5に示すように、水冷式のコンデンサ8は、並列配置された複数のチューブ10と、この複数のチューブ10の両端に配置された一対のタンク部20とを備えている。
各チューブ10の両端部で、且つ、幅方向の両端の間には、内側に入り込む単一の窪み部11が設けられている。窪み部11は、半円弧状である。各チューブ10の両側の外面には、ビード部12a,12bが適所に突設されている。両外面の互いに同一位置にあるビード部12a,12b同士は、その長手方向が異なる方向に設定されている。そして、互いに隣り合うチューブ10は、互いのビード部12a,12bが付き当てられることによって隣り合うもの同士が等間隔を開けて配置されている。この間隔を利用してチューブ10間を冷却水が通過する。最も外側に配置されたチューブ10の各ビード部12a,12bは、タンク部5cの内面より突出されたビード部30(図4に示す)に当接されている。これによって、コンデンサ8は、タンク部5c内で左右方向に移動しないように収容されている。
又、各チューブ10の内部には、長手方向に沿って延びるチューブ内流通路13が形成されている。チューブ内流通路13は、その両端がチューブ10の端面に開口している。チューブ内流通路13には、インナーフィン14が配置されている。インナーフィン14の配置構造等については、下記する。
各タンク部20は、各チューブ10の長手方向の端面の外側に配置されたタンク外側部材21と、タンク外側部材21より内側に配置されたタンク内側部材22と、タンク外側部材21とタンク内側部材22の両端位置に配置された一対の閉塞プレート23とから構成されている。
各タンク外側部材21は、フラットな板材である。上位置のタンク外側部材21はタンク部5cの天井に、下位置のタンク外側部材21はタンク部5cの底面にそれぞれ当接されている。これによって、コンデンサ8は、タンク部5c内で上下方向に移動しないように収容されている。各タンク外側部材21の中央には、パイプ挿入孔21a(図5に示す)がそれぞれ形成されている。一方のタンク外側部材21のパイプ挿入孔21aに入口パイプ部24が、他方のタンク外側部材21のパイプ挿入孔21aに出口パイプ部25が取り付けされている。入口パイプ部24及び出口パイプ部25は、サブラジエータ5のタンク部5cの外部に突出されている。
タンク外側部材21の周縁の適所には、加締め爪部21bがそれぞれ突設されている。タンク部20の組み付け時には、この加締め爪部21bを加締めることによってタンク外側部材21とタンク内側部材22間が仮組み付けされる。
タンク内側部材22は、タンク外側部材21の周縁に密着される両側の周縁フラット部22aと、両側の周縁フラット部22aの間に位置し、チューブ10の窪み部11に倣って内側に半円弧状に曲げられた屈曲部22bとから一体に構成されている。タンク内側部材22には、等間隔に複数のチューブ挿入孔22cが形成されている。各チューブ挿入孔22cにチューブ10の端部がそれぞれ挿入されている。チューブ挿入孔22cに挿入されたチューブ10の両側の端面は、タンク外側部材21の内面に当接されている。又、タンク内側部材22には、複数のチューブ挿入孔22cよりも外側の両側位置に、一対の閉塞プレート挿入孔22dが形成されている。
各閉塞プレート23は、タンク内側部材22の閉塞プレート挿入孔22dにそれぞれ挿入されている。各閉塞プレート23の挿入先端面は、タンク外側部材21の内面に当接されている。
以上の構成によって、タンク部20内には、タンク外側部材21とタンク内側部材22の内側位置で、且つ、その両側が一対の閉塞プレート23で閉塞されたタンク内流通路26が形成されている。つまり、タンク内流通路26は、タンク外側部材21の内面をタンク内流通路26の外面として、チューブ10の端面より内側の一部領域に形成されている。タンク内流通路26は、各チューブ10の窪み部11の箇所でチューブ内流通路13にそれぞれ連通している。
また、水冷式のコンデンサ8の各部品の互いに当接される箇所は、ろう付けによって固定されている。従って、各チューブ10の長手方向の端部と各タンク部20の間については、具体的には、チューブ10の長手方向の端面とタンク外側部材21の内面との間、及び、チューブ10とタンク内側部材22のチューブ挿入孔22cの内面との間がろう付けされている。
次に、インナーフィン14の配置構造等について説明する。図6(a)、(b)等に示すように、インナーフィン14は幅方向に波形状である。インナーフィン14は、チューブ10の両端部の窪み部11の最も内側位置よりも更に内側位置にのみ配置される寸法に形成されている。インナーフィン14の両端面は、長手方向の直交方向に沿ってカットされたストレートカット面14aに形成されている。このストレートカット面14aは、チューブ10のチューブ内流通路13に突出する左右一対の突起部12cに当接され、これによってインナーフィン14はチューブ内流通路13内で移動できないように収容されている。左右一対の突起部12cは、インナーフィン14のストレートカット面14aに対し斜め向きの楕円形状であり、これによりインナーフィン14の波形による複数の流路のいずれの出入口も塞がないようになっている。
上記構成において、水冷式のコンデンサ8の熱交換について説明する。サブラジエータ5の出口側のタンク部5cには、チューブ5a内を通過した冷却水が流入される。この冷却水は、水冷式のコンデンサ8のチューブ10間を通ってタンク部5cの外に流出される。
一方、水冷式のコンデンサ8は、入口パイプ部24より冷媒が一方のタンク内流通路26に流入し、タンク内流通路26より複数のチューブ内流通路13に分岐して流入される。各チューブ内流通路13を通る冷媒は、ここでチューブ10の外側を通過する冷却水と熱交換し、冷却される。冷却水は空気に比べて遙かに熱容量が大きいため、効率の良い熱交換がなされ、チューブ内流通路13を通る冷媒は急激に冷却される。各チューブ内流通路13を通った冷媒は、他方のタンク内流通路26にそれぞれ入り込む。他方のタンク内流通路26に集合された冷媒は、出口パイプ部25より流出し、空冷式のコンデンサ7へと送られる。
以上、この第1の実施の形態では、各タンク部20は、複数のチューブ10の長手方向の端面より外側に配置されたタンク外側部材21を有し、タンク外側部材21の内面をタンク内流通路26の外面としてチューブ10の端面より内側にタンク内流通路26が形成されている。従って、チューブ10の長手方向の端面より内側にタンク内流通路26が形成されるため、チューブ10の長手方向の寸法をコンデンサ8の設置幅の寸法に近づくような長い寸法にできる。その上、タンク内流通路26が形成されないチューブ10の端部領域が熱交換領域となる。以上より、一対のタンク部20と複数のチューブ10から構成されるコンデンサ8にあって、全体サイズを変えることなく熱交換効率の向上を図ることができる。
この第1の実施の形態では、タンク外側部材21は、チューブ10の長手方向の端面に当接している。従って、チューブ10の長手方向の寸法をコンデンサ8の設置幅の寸法に極力近づくような長さ寸法にできるため、熱交換効率の更なる向上になる。具体的には、タンク内流通路26が形成されないチューブ10の領域では、図3に示すように、コンデンサ8の設置幅の寸法Wより若干短い寸法L1がチューブ10の実質的な長さ寸法L1となるため、チューブ10の有効な熱交換領域が従来と比べて格段に拡大する。
この第1の実施の形態では、各チューブ10の両側の端部には、チューブ10の幅方向の中央位置に、チューブ10の長手方向の端面より内側に入り込む窪み部11がそれぞれ形成され、窪み部11を利用してタンク内流通路26が形成されている。従って、チューブ10の幅方向の両端の間に窪み部11を有するため、窪み部11を利用して容易にタンク内流通路26を形成できる。又、チューブ10の長手方向の両端の間に窪み部11を有するため、チューブ10の剛性が極端に低下することがない。
この第1の実施の形態では、窪み部11は、単一であるため、単一のタンク内流通路26を形成できる。尚、窪み部11は複数であっても良い。
この第1の実施の形態では、窪み部11は、ほぼ半円弧状である。従って、窪み部11によってタンク部20のチューブ10側の外面は、ほぼ半円弧状となるため、タンク部20の近傍で、且つ、チューブ10の外側を流れる冷却水は、図3のa矢印で示すように、スムーズに流れる。従って、熱交換の向上に寄与する。又、タンク内流通路26も半円弧状になるため、タンク部20はタンク内流通路26を流れる冷媒の耐圧性に優れた形状となる。
この第1の実施の形態では、各タンク部20は、間隔を置いて複数のチューブ挿入孔22cを有し、各チューブ挿入孔22cに各チューブ10の両端部がそれぞれ挿入されている。従って、タンク部20のチューブ挿入孔22cに各チューブ10の端部を挿入することによって、複数のチューブ10を所定の間隔に配置できるため、タンク部20と各チューブ10の組み付け性が良い。
この第1の実施の形態では、各タンク部20は、タンク外側部材21の他に、タンク外側部材21より内側に配置され、各チューブ10の端部が入り込む複数のチューブ挿入孔22cを有するタンク内側部材22を有し、タンク外側部材21とタンク内側部材22で囲まれる内部にタンク内流通路26が形成されている。従って、タンク外側部材21とタンク内側部材22を組み付けることによってタンク部20を形成できる。
この第1の実施の形態では、タンク内側部材22は、タンク外側部材21に密着される両側の周縁フラット部22aと、両側の周縁フラット部22aの間に位置し、チューブ10の窪み部11に倣って内側に曲がる屈曲部22bとから構成されている。従って、端部に窪み部11があるチューブ10を用いることにより、タンク外側部材21とタンク内側部材22と一対の閉塞プレート23とによって液密のタンク内流通路26を容易に形成できる。従って、従来例に比べて部品点数を増加することなく水冷式のコンデンサ8を製造できる。
この第1の実施の形態では、各チューブ10の長手方向の端部と各タンク部20の互いに当接する箇所は、ろう付けされている。従って、各チューブ10と各タンク部20の互いに当接する箇所が液密に強固に固定される。又、各チューブ10の端部は、タンク内側部材22とタンク外側部材21の双方にろう付けされるため、各チューブ10とタンク部20間の固定強度が向上し、ひいては、水冷式のコンデンサ8の強度が向上する。
(第1の実施の形態の変形例)
図7はインナーフィン自体の構造及びその配置構造の変形例を示し、図7(a)はインナーフィンの配置状態を示す要部断面図、図7(b)はインナーフィンの要部正面図である。
図7(a)、(b)に示すように、インナーフィン15は、前記第1の実施の形態のものと同様に、幅方向に波形状である。しかし、インナーフィン15は、前記第1の実施の形態のものと異なり、チューブ10とほぼ同じ長さ寸法に形成されている。そして、インナーフィン15の両側の端部は、幅方向の両方の端より中央に向かうに従って徐々に内側に切り込むV字カット面15aに形成されている。V字カット面15aの左右端がタンク外側部材21に当接することによって、インナーフィン15がチューブ内流通路13内で移動できないようになっている。又、V字カット面15aによってタンク内流通路26からチューブ内流通路13に入る入口付近にインナーフィン15が配置されないようになっている。
タンク内流通路26より各チューブ10に入り込む冷媒は、図7(a)の矢印で示すように、その流れ方向についてインナーフィン15の干渉を受けることなくチューブ10内にスムーズに流れ込み、チューブ内流通路13の幅方向に対し冷媒流の疎密が発生しない。従って、この変形例では、前記第1の実施の形態にように、チューブ10にチューブ内流通路13に向かって突出する突起部を設けることなく、インナーフィン15の位置決めができると共に熱交換効率の向上を図ることができる。
(第2の実施の形態)
図8〜図12は本発明の第2の実施の形態を示し、図8はサブラジエータのタンク部内に設置された水冷式のコンデンサの正面図、図9はサブラジエータのタンク部内に設置された水冷式のコンデンサの側面図、図10は水冷式のコンデンサの要部分解斜視図、図11は図10のA−A線断面図、図12は図10のB−B線断面図である。
この第2の実施の形態に係る熱交換器は、前記第1の実施の形態と同様に水冷式のコンデンサ8Aに適用され、第1の実施の形態のものと同一構成箇所には同一符号を付してその説明を省略し、異なる構成箇所のみを説明する。
図8〜図10に示すように、各チューブ10Aの両端部は、窪み部11を含む全ての端部が他の箇所よりも幅が広い拡幅部16にそれぞれ形成されている。そして、隣り合うチューブ10Aの両端部の拡幅部16同士は、互いに密着され、且つ、下記するようにろう付けによって液密に接合されている。
タンク部20Aは、タンク外側部材21とチューブ収束部材22Aと一対の閉塞プレート23Aとから構成されている。チューブ収束部材22Aには、前記第1実施の形態のタンク内側部材22と同様に、両側の周縁フラット部22aとその中央の屈曲部22bとからなる同一輪郭形状であるが、タンク内側部材22と異なり、全てのチューブ10Aの端部が共に入り込む単一のチューブ収束孔27が形成されている。そして、単一のチューブ収束孔27に全てのチューブ10Aの端部が挿入されている。これにより、チューブ収束部材22Aによって複数のチューブ10Aの端部が結束されている。又、チューブ収束部材22Aの屈曲部22bの両端には、プレート係止溝22eがそれぞれ形成されている。
各閉塞プレート23Aは、円弧状の面に係止突起23aを有している。各閉塞プレート23Aは、係止突起23aがプレート係止溝22eに係止された状態でタンク外側部材21とチューブ収束部材22Aの両端に配置されている。
以上の構成によって、タンク部20A内には、タンク外側部材21とチューブ収束部材22A及び複数のチューブ10Aとに囲まれ、且つ、両側が一対の閉塞プレート23Aで閉塞されたタンク内流通路26Aが形成されている。つまり、タンク内流通路26Aは、タンク外側部材21の内面をタンク内流通路26Aの外面として、チューブ10Aの端面より内側の一部領域に形成されている。タンク内流通路26Aは、図11及び図12に示すように、各チューブ10Aの窪み部11の箇所でチューブ内流通路13にそれぞれ連通している。
また、水冷式のコンデンサ8Aの各部品の互いに当接される箇所は、ろう付けによって固定されている。従って、各チューブ10Aとタンク部20A間は、チューブ10Aとチューブ収束部材22Aのチューブ収束孔27の内面の互いに当接する箇所がろう付けされている。隣り合うチューブ10A間は、上記したように、その互いに当接する拡幅部16同士がろう付けされている。
他の構成は、前記第1の実施の形態と同様であるため、重複説明を回避するべく説明を省略する。図面上の同一構成箇所には同一符号を付して明確化を図る。
この第2の実施の形態でも、前記第1の実施の形態と同様に、チューブ10Aの長手方向の端面より内側にタンク内流通路26Aが形成されるため、チューブ10Aの長手方向の寸法をコンデンサ8Aの設置幅の寸法に近づくような長い寸法にできる。その上、タンク内流通路26Aが形成されないチューブ10Aの端部領域が熱交換領域となる。以上より、一対のタンク部20Aと複数のチューブ10Aから構成されるコンデンサ8Aにあって、全体サイズを変えることなく熱交換効率の向上を図ることができる。
この第2の実施の形態でも、タンク外側部材21は、チューブ10Aの長手方向の端面に当接している。従って、チューブ10Aの長手方向の寸法をコンデンサ8Aの設置幅の寸法に極力近づくような長さ寸法にできるため、熱交換効率の更なる向上になる。具体的には、タンク内流通路26Aが形成されないチューブ10Aの領域では、図8に示すように、コンデンサ8Aの設置幅の寸法Wより若干短い寸法L1がチューブ10の実質的な長さ寸法L1となるため、チューブ10の有効な熱交換領域が従来と比べて格段に拡大する。
この第2の実施の形態では、チューブ10Aの長手方向の両側の端部は、他の箇所よりも幅が広い拡幅部16に形成され、隣り合うチューブ10Aの双方の拡幅部16が液密に接合され、各タンク部20Aは、タンク外側部材21と複数のチューブ10Aの拡幅部16によって形成されている。従って、複数のチューブ10Aをその互いの拡幅部16を密着させた状態に並べることによって、複数のチューブ10Aを等間隔に配置できるため、複数のチューブ10Aの組み付け性が良い。
この第2の実施の形態では、各チューブ10Aの両側の端部は、チューブ10Aの幅方向の端より中央位置に、チューブ10Aの長手方向の端面より内側に入り込む窪み部11をそれぞれ有し、窪み部11を含む全ての端部が他の箇所よりも幅が広い拡幅部16にそれぞれ形成され、各タンク部20Aは、タンク外側部材21の他に、単一のチューブ収束孔27が形成されたチューブ収束部材22Aを有し、チューブ収束部材22Aのチューブ収束孔27に、複数のチューブ10Aの互いに液密に接合された拡幅部16を一括して挿入し、チューブ収束部材22Aによって複数のチューブ10Aの端部が結束されている。従って、複数のチューブ10Aをチューブ収束部材22Aによってタンク外側部材21に強固に固定できる。従って、各チューブ10Aとタンク部20A間の固定強度の向上、ひいては、熱交換器の強度が向上する。
この第2の実施の形態でも、前記第1の実施の形態と同様に、窪み部11は、ほぼ半円弧状である。従って、窪み部11によってタンク部20Aのチューブ10A側の外面は、ほぼ半円弧状となるため、タンク部20Aの外側で、且つ、チューブ10Aの外側を流れる冷却水は、図8のb矢印で示すように、スムーズに流れる。従って、熱交換の向上に寄与する。又、タンク内流通路26Aも半円弧状になるため、タンク部20Aはタンク内流通路26Aを流れる冷媒の耐圧性に優れた形状となる。
この第2の実施の形態では、各チューブ10Aの端部と一対のタンク部20Aの互いに当接される箇所のみならず、隣り合うチューブ10Aの互いに当接する拡幅部16同士もろう付けされている。従って、チューブ10Aの拡幅部16同士の固定及びその隙間の液密性の確保をろう付け作業で確実に行うことができる。
この第2の実施の形態にあって、インナーフィン14の構成及び配置を、第1の実施の形態の変形例を採用しても良いことはもちろんである。
(その他)
この第1及び第2の実施の形態では、本発明に係る熱交換器を水冷式のコンデンサ8に適用した場合を示したが、空冷式の熱交換器(コンデンサ)等にも同様に適用できることはもちろんである。
本発明の第1の実施の形態を示し、車両用熱交換装置の構成図である。 本発明の第1の実施の形態を示し、車両用熱交換装置の概略斜視図である。 本発明の第1の実施の形態を示し、サブラジエータのタンク部内に設置された水冷式のコンデンサの正面図である。 本発明の第1の実施の形態を示し、サブラジエータのタンク部内に設置された水冷式のコンデンサの側面図である。 本発明の第1の実施の形態を示し、水冷式のコンデンサの要部分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態を示し、(a)はチューブ内のインナーフィンの配置状態を示す要部断面図、(b)はインナーフィンの要部正面図である。 本発明の第1の実施の形態の変形例を示し、(a)はチューブ内のインナーフィンの配置状態を示す要部断面図、(b)はインナーフィンの要部正面図である。 本発明の第2の実施の形態を示し、サブラジエータのタンク部内に設置された水冷式のコンデンサの正面図である。 本発明の第2の実施の形態を示し、サブラジエータのタンク部内に設置された水冷式のコンデンサの側面図である。 本発明の第2の実施の形態を示し、水冷式のコンデンサの要部分解斜視図である。 本発明の第2の実施の形態を示し、図10のA−A線断面図である。 本発明の第2の実施の形態を示し、図10のB−B線断面図である。 従来例の熱交換器の正面図である。 図13のC−C線断面図である。
符号の説明
8,8A 水冷式のコンデンサ(熱交換器)
10,10A チューブ
11 窪み部
13 チューブ内流通路
14,15 インナーフィン
15a V字カット面
16 拡幅部
20,20A タンク部
21 タンク外側部材
22 タンク内側部材
22A チューブ収束部材
22a 周縁フラット部
22b 屈曲部
22c チューブ挿入孔
26,26A タンク内流通路
27 チューブ収束孔

Claims (18)

  1. 互いに隣り合うもの同士が間隔を開けて配置され、内部にチューブ内流通路(13)をそれぞれ有する複数のチューブ(10),(10A)と、複数の前記チューブ(10),(10A)の長手方向の両端側にそれぞれ配置され、前記各チューブ内流通路(13)が開口するタンク内流通路(26),(26A)をそれぞれ有する一対のタンク部(20),(20A)とを備え、
    前記各タンク部(20),(20A)は、複数の前記チューブ(10),(10A)の長手方向の端面より外側に配置されたタンク外側部材(21)を有し、前記タンク外側部材(21)の内面を前記タンク内流通路(26),(26A)の外面とし、前記チューブ(10),(10A)の長手方向の端面より内側に前記タンク内流通路(26),(26A)が形成されていることを特徴とする熱交換器(8),(8A)。
  2. 請求項1記載の熱交換器(8),(8A)であって、
    前記タンク外側部材(21)は、前記チューブ(10),(10A)の長手方向の端面に当接していることを特徴とする熱交換器(8),(8A)。
  3. 請求項1又は請求項2記載の熱交換器(8),(8A)であって、
    前記タンク内流通路(26),(26A)は、前記チューブ(10),(10A)の幅方向の両端の間に形成されていることを特徴とする熱交換器(8),(8A)。
  4. 請求項3記載の熱交換器(8),(8A)であって、
    前記各チューブ(10),(10A)の両側の端部には、前記チューブ(10),(10A)の幅方向の中央位置に、前記チューブ(10),(10A)の長手方向の端面より内側に入り込む窪み部(11)がそれぞれ少なくとも1つ形成され、前記窪み部(11)を利用して前記タンク内流通路(26),(26A)が形成されていることを特徴とする熱交換器(8),(8A)。
  5. 請求項4記載の熱交換器(8),(8A)であって、
    前記窪み部(11)は、単一であることを特徴とする熱交換器(8),(8A)。
  6. 請求項4又は請求項5記載の熱交換器(8),(8A)であって、
    前記窪み部(11)は、ほぼ半円弧状であることを特徴とする熱交換器(8),(8A)。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の熱交換器(8)であって、
    前記タンク部(20)は、間隔を置いて複数のチューブ挿入孔(22c)を有し、前記各チューブ挿入孔(22c)に前記各チューブ(10)の両端部がそれぞれ挿入されていることを特徴とする熱交換器(8)。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれかに記載の熱交換器(8)であって、
    前記各タンク部(20)は、前記タンク外側部材(21)の他に、前記タンク外側部材(21)より内側に配置され、前記各チューブ(10)の端部が入り込む複数のチューブ挿入孔(22c)を有するタンク内側部材(22)を有し、前記タンク外側部材(21)と前記タンク内側部材(22)で囲まれる内部に前記タンク内流通路(26)が形成されていることを特徴とする熱交換器(8)。
  9. 請求項8記載の熱交換器(8)であって、
    前記タンク内側部材(22)は、前記タンク外側部材(21)に密着される両側の周縁フラット部(22a)と、両側の周縁フラット部(22a)の間に位置し、前記チューブ(10)の前記窪み部(11)に倣って内側に曲がる屈曲部(22b)とから構成されていることを特徴とする熱交換器(8)。
  10. 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の熱交換器(8A)であって、
    前記チューブ(10A)の長手方向の両側の端部は、他の箇所よりも幅が広い拡幅部(16)に形成され、隣り合う前記チューブ(10A)の双方の前記拡幅部(16)が液密に接合され、
    前記各タンク部(20A)は、前記タンク外側部材(21)と複数の前記チューブ(10A)の拡幅部(16)によって形成されていることを特徴とする熱交換器(8A)。
  11. 請求項10に記載の熱交換器(8A)であって、
    前記各チューブ(10A)の両側の端部は、前記チューブ(10A)の幅方向の端より中央位置に、前記チューブ(10A)の長手方向の端面より内側に入り込む窪み部(11)をそれぞれ有し、
    前記窪み部(11)を含む全ての端部が他の箇所よりも幅が広い拡幅部(16)にそれぞれ形成され、
    前記各タンク部(20A)は、前記タンク外側部材(21)の他に、単一のチューブ収束孔(27)が形成されたチューブ収束部材(22A)を有し、前記チューブ収束部材(22A)の前記チューブ収束孔(27)に、複数の前記チューブ(10A)の互いに液密に接合された前記拡幅部(16)を一括して挿入し、前記チューブ収束部材(22A)によって複数の前記チューブ(10A)の端部が結束されていることを特徴とする熱交換器(8A)。
  12. 請求項1〜請求項11のいずれかに記載の熱交換器(8),(8A)であって、
    前記各チューブ(10),(10A)の長手方向の端部と前記各タンク部(20),(20A)の互いに当接する箇所は、ろう付けされていることを特徴とする熱交換器(8),(8A)。
  13. 請求項10又は請求項11に記載の熱交換器(8A)であって、
    隣り合う前記チューブ(10A)の互いに当接する拡幅部(16)同士は、ろう付けされていることを特徴とする熱交換器(8A)。
  14. 請求項1〜請求項13のいずれかに記載の熱交換器(8),(8A)であって、
    前記各チューブ(10),(10A)の前記チューブ内流通路(13)には、インナーフィン(14),(15)が配置されていることを特徴とする熱交換器(8),(8A)。
  15. 請求項14記載の熱交換器(8),(8A)であって、
    前記インナーフィン(14)は、前記チューブ(10),(10A)の両側の端部に形成されるタンク内流通路(26),(26A)の最も内側位置より更に内側位置にのみ配置されていることを特徴とする熱交換器(8),(8A)。
  16. 請求項14記載の熱交換器(8),(8A)であって、
    前記各チューブ(10),(10A)には、前記チューブ内流通路(13)側に突出し、前記インナーフィン(14)の移動を規制する突起部(12c)が設けられていることを特徴とする熱交換器(8),(8A)。
  17. 請求項14記載の熱交換器(8)であって、
    前記インナーフィン(15)の両側の端部は、幅方向の両方の端より中央に向かうに従って徐々に内側に切り込むV字カット面(15a)に形成されており、端部の中央位置に窪み部(11)を有するチューブ(10),(10A)を用いた場合にあって、前記インナーフィン(15)のV字カット面(15)の左右端がタンク外側部材(21)に当接すると共に、V字カット面(15)によってタンク内流通路(26),(26A)からチューブ内流通路(13)に入る入口付近にインナーフィン(15)が配置されないようになっていることを特徴とする熱交換器(8)。
  18. 請求項1〜請求項17のいずれかに記載の熱交換器(8),(8A)は、他の熱交換器(5)のタンク部(5c)内に収容されていることを特徴とする熱交換器(8),(8A)。
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