JP4759297B2 - 熱交換器 - Google Patents

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この発明は熱交換器に関し、さらに詳しくは、たとえば自動車に搭載される冷凍サイクルであるカーエアコンのエバポレータとして好適に使用される熱交換器に関する。
この明細書および特許請求の範囲において、図1および図11に矢印Xで示す方向を前、これと反対側を後というものとする。また、この明細書および特許請求の範囲において、「アルミニウム」という用語には、純アルミニウムの他にアルミニウム合金を含むものとする。
従来、カーエアコン用エバポレータとして、1対の皿状プレートを対向させて周縁部どうしをろう付してなる複数の偏平中空体が並列状に配置され、隣接する偏平中空体間にルーバ付きコルゲートフィンが配置されて偏平中空体にろう付された、所謂積層型エバポレータが広く用いられていた。ところが、近年、エバポレータのさらなる小型軽量化および高性能化が要求されるようになってきた。
そして、このような要求を満たすエバポレータとして、本出願人は、先に、互いに間隔をおいて配置された第1および第2のヘッダタンクと、両ヘッダタンク間に設けられた熱交換コア部とを備えており、両ヘッダタンクの外形の横断面形状がそれぞれ前後対称であり、第1ヘッダタンクに、その内部を仕切壁により通風方向に区画することによって、通風方向下流側に位置する冷媒入口ヘッダ部と、通風方向上流側に位置する冷媒出口ヘッダ部とが設けられ、冷媒出口ヘッダ部内が、冷媒出口ヘッダ部と一体に形成された分流用抵抗板により上下2つの空間に区画されるとともに分流用抵抗板に複数の冷媒通過穴が形成され、冷媒入口ヘッダ部および冷媒出口ヘッダ部の一端が、両ヘッダ部に跨って接合された第1キャップにより閉鎖されるとともに、同他端が、第1キャップと同形状でかつ両ヘッダ部に跨って接合された第2キャップにより閉鎖され、第1キャップにおける冷媒入口ヘッダ部を閉鎖する部分に冷媒入口が形成されるとともに、同じく冷媒出口ヘッダ部を閉鎖する部分に冷媒出口が形成され、冷媒入口に通じる冷媒流入部および冷媒出口に通じる冷媒流出部を有するパイプジョイント部材が第1キャップに接合されており、第2ヘッダタンクに、その内部を仕切壁により通風方向に区画することによって、通風方向下流側に位置する冷媒流入ヘッダ部と、通風方向上流側に位置する冷媒流出ヘッダ部とが設けられるとともに両ヘッダ部が相互に連通させられ、熱交換コア部が両ヘッダタンクの長さ方向に間隔をおいて配置された複数の熱交換管からなる熱交換管群が通風方向に並んで複数列配置されることにより構成され、少なくとも1列の熱交換管群の熱交換管の両端部が冷媒入口ヘッダ部および冷媒流入ヘッダ部に接続され、残りの熱交換管群の熱交換管の両端部が冷媒出口ヘッダ部および冷媒流出ヘッダ部に接続されたエバポレータを提案した(特許文献1参照)。このエバポレータは、各構成部材を組み合わせて仮止めし、すべての構成部材を一括してろう付することにより製造される。
ところが、エバポレータの製造にあたって各構成部材を組み立てる際に、第1ヘッダタンクの外形の横断面形状が前後方向の中心線に対して前後対称であるとともに両キャップが同形状であることから、冷媒入口および冷媒出口が形成されていない第2キャップにパイプジョイント部材が組み合わせられるというパイプジョイント部材の誤組の可能性があり、パイプジョイント部材の冷媒流入部と冷媒入口ヘッダ部の冷媒入口、およびパイプジョイント部材の冷媒流出部と冷媒出口ヘッダ部の冷媒出口とが連通しなくなって、エバポレータとして機能しなくなるおそれがある。また、冷媒入口および冷媒出口を有する第1キャップおよびパイプジョイント部材は、たとえば車種が異なる場合には、第1ヘッダタンクの一端側に取り付けられたり、これとは逆に、他端側に取り付けられたりすることがあるが、この場合にも、第1ヘッダタンクの外形の横断面形状が前後対称であるとともに両キャップが同形状であることから、冷媒入口および冷媒出口が形成されていない第2キャップにパイプジョイント部材が組み合わせられるというパイプジョイント部材の誤組の可能性があり、パイプジョイント部材の冷媒流入部と冷媒入口ヘッダ部の冷媒入口、およびパイプジョイント部材の冷媒流出部と冷媒出口ヘッダ部の冷媒出口とが連通しなくなって、エバポレータとして機能しなくなるおそれがある。
特開2003−75024号公報(図15)
この発明の目的は、上記問題を解決し、製造の際にパイプジョイント部材の誤組を防止しうる熱交換器を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために以下の態様からなる。
1)前後方向に並んで配置されるとともに、左右方向にのびる冷媒入口ヘッダ部および冷媒出口ヘッダ部と、両ヘッダ部を通じさせる冷媒循環経路とを備えており、冷媒入口ヘッダ部の一端に冷媒入口が形成されるとともに、冷媒出口ヘッダ部における冷媒入口と同一端に冷媒出口が形成され、冷媒入口から冷媒入口ヘッダ部内に流入した冷媒が、冷媒循環経路を通って冷媒出口ヘッダ部に戻り、冷媒出口から送り出されるようになっている熱交換器であって、
冷媒入口ヘッダ部および冷媒出口ヘッダ部の一端が、両ヘッダ部に跨って接合された垂直状の第1キャップにより閉鎖されるとともに、同他端が、両ヘッダ部に跨って接合された第2キャップにより閉鎖され、第1キャップにおける冷媒入口ヘッダ部を閉鎖する部分に冷媒入口が形成されるとともに、同じく冷媒出口ヘッダ部を閉鎖する部分に冷媒出口が形成され、冷媒入口に通じる冷媒流入部および冷媒出口に通じる冷媒流出部を有するパイプジョイント部材が第1キャップに接合されており、第1キャップに嵌合凹所が形成されるとともに、パイプジョイント部材に、第1キャップ側に突出しかつ嵌合凹所内に嵌る嵌合凸部が形成され、第2キャップには嵌合凸部が嵌る嵌合凹所が形成されておらず、第1キャップの嵌合凹所が第1キャップの下縁部に形成された切り欠きからなり、パイプジョイント部材の上部に、第1キャップ側に突出しかつ第1キャップの前後方向の中央部に上側から係合する屈曲部が形成されている熱交換器。
2)パイプジョイント部材がプレート状である上記1)記載の熱交換器。
3)第1および第2キャップの外形が、嵌合凹所を除いて同一である上記1)または2)記載の熱交換器。
4)パイプジョイント部材の冷媒流入部および冷媒流出部がそれぞれ短円筒状であり、冷媒流入部に、冷媒入口管の端部が差し込まれて接合され、冷媒流出部に、冷媒出口管の端部が差し込まれて接合されている上記1)〜3)のうちのいずれかに記載の熱交換器。
5)冷媒流入部の外径が冷媒流出部の外径よりも小さくなっている上記4)記載の熱交換器。
6)第1キャップにおける前後方向の中心からずれた位置に嵌合凹所が形成されている上記1)〜5)のうちのいずれかに記載の熱交換器
7)冷媒入口ヘッダ部の後側に冷媒出口ヘッダ部が配置され、冷媒循環経路が、冷媒入口ヘッダ部の下方にこれと対向するように配置された冷媒流入側中間ヘッダ部、冷媒出口ヘッダ部の下方にこれと対向するように配置された冷媒流出側中間ヘッダ部および複数の熱交換管により構成されており、冷媒流入側中間ヘッダ部と冷媒流出側中間ヘッダ部とが連通させられ、冷媒入口ヘッダ部と冷媒流入側中間ヘッダ部との間、および冷媒出口ヘッダ部と冷媒流出側中間ヘッダ部との間に、それぞれ各ヘッダ部の長さ方向に間隔をおいて配置された複数の熱交換管からなる熱交換管群が少なくとも1列配置されて熱交換コア部が形成され、これらの熱交換管群を構成する熱交換管の両端部が互いに対向するヘッダ部に接続されている上記1)〜6)のうちのいずれかに記載の熱交換器。
8)冷媒出口ヘッダ部内が区画手段により高さ方向に2つの空間に区画されるとともに、区画手段に冷媒通過穴が形成され、冷媒出口ヘッダ部の第1の空間が冷媒出口に通じているとともに、第2の空間に臨むように熱交換管が接続されている上記7)記載の熱交換器。
9)両キャップに、冷媒入口ヘッダ部内に嵌入される第1内方突出部、冷媒出口ヘッダ部の第1空間内に嵌入される第2内方突出部、および冷媒出口ヘッダ部の第2空間内に嵌入される第3内方突出部が形成されている上記8)記載の熱交換器。
10)第1キャップにおける第1内方突出部の突出端壁に冷媒入口が形成され、同じく第2内方突出部の突出端壁に冷媒出口が形成されている上記9)記載の熱交換器。
11)冷媒入口ヘッダ部と冷媒出口ヘッダ部とが一体化されている上記8)〜10)のうちのいずれかに記載の熱交換器。
12)冷媒入口ヘッダ部と冷媒出口ヘッダ部とが、両ヘッダ部の熱交換管側の部分を形成しかつ熱交換管が接続された第1部材と、両ヘッダ部の熱交換管とは反対側の部分を形成しかつ第1部材に接合された第2部材とからなり、これにより両ヘッダ部が一体化されている上記11)記載の熱交換器。
13)第2部材に、冷媒入口ヘッダ部と冷媒出口ヘッダ部とを区画する仕切手段と、冷媒出口ヘッダ部内を高さ方向に2つの空間に区画する区画手段とが形成されている上記12)記載の熱交換器。
14)第2部材がアルミニウム押出形材で形成されている上記13)記載の熱交換器。
15)圧縮機、コンデンサおよびエバポレータを備えており、エバポレータが、上記1)〜14)のうちのいずれかに記載の熱交換器からなる冷凍サイクル。
16)上記15)記載の冷凍サイクルが、エアコンとして搭載されている車両。
上記1)の熱交換器によれば、第1キャップに嵌合凹所が形成されるとともに、パイプジョイント部材に、第1キャップ側に突出しかつ嵌合凹所内に嵌る嵌合凸部が形成され、第2キャップには嵌合凸部が嵌る嵌合凹所が形成されていないので、熱交換器の製造にあたって各構成部材を組み立てる際に、パイプジョイント部材を第2キャップに組み合わせようとすれば、嵌合凸部が第2キャップに当接することになって第2キャップにパイプジョイント部材が組み合わせられることが防止され、その結果パイプジョイント部材の誤組を確実に防止することができる。したがって、この熱交換器によれば、パイプジョイント部材の冷媒流入部と冷媒入口ヘッダ部の冷媒入口、およびパイプジョイント部材の冷媒流出部と冷媒出口ヘッダ部の冷媒出口が確実に連通させられ、熱交換器としての使用に支障を来さない。また、両ヘッダ部の一端側に取り付けられるべき第1キャップの嵌合凹所とパイプジョイント部材の嵌合凸部の位置および/または大きさと、冷媒入口ヘッダ部および冷媒出口ヘッダ部の他端側に取り付けられるべき第1キャップの嵌合凹所とパイプジョイント部材の嵌合凸部の位置および/または大きさとを、異なったものにしておけば、熱交換器の製造にあたって各構成部材を組み立てる際に、一端側に取り付けられるべき第1キャップに他端側に取り付けられるべきパイプジョイント部材が組み合わせられたり、これとは逆に他端側に取り付けられるべき第1キャップに一端側に取り付けられるべきパイプジョイント部材が組み合わせられたりすることが防止され、その結果パイプジョイント部材の誤組を確実に防止することができる。したがって、この熱交換器によれば、必要に応じて、第1キャップおよびパイプジョイント部材を取り付けるべき端部が変更になったとしても、パイプジョイント部材の冷媒流入部と冷媒入口ヘッダ部の冷媒入口、およびパイプジョイント部材の冷媒流出部と冷媒出口ヘッダ部の冷媒出口が確実に連通させられ、熱交換器としての使用に支障を来さない。
また、第1キャップの嵌合凹所を比較的簡単に形成することができる
上記2)の熱交換器によれば、パイプジョイント部材がプレート状であるから、パイプジョイント部材の熱容量が比較的小さくなり、パイプジョイント部材をたとえばろう付により冷媒入口ヘッダ部および冷媒出口ヘッダ部に接合する場合、ろう付性が向上し、熱交換器全体の製造作業が簡単になる。
上記3)の熱交換器のように、第1および第2キャップの外形が、嵌合凹所を除いて同一であると、熱交換器の製造にあたって各構成部材を組み立てる際に、パイプジョイント部材を第2キャップに組み合わせる可能性が高まるが、この場合であっても、上記1)のように構成されていると、パイプジョイント部材の誤組を確実に防止することができる。
上記5)の熱交換器によれば、冷媒流入部の外径が冷媒流出部の外径よりも小さくなっているので、冷媒流入部の外径をかなり小さくすることができ、その結果冷媒流入部と冷媒流出部との間隔を比較的大きくすることができる。したがって、パイプジョイント部材における冷媒流入部と冷媒流出部との間の部分と冷媒入口ヘッダ部および冷媒出口ヘッダ部との接合面積が大きくなり、接合不良の発生を防止することが可能となって、冷媒入口ヘッダ部と冷媒出口ヘッダ部との短絡が防止される
上記8)の熱交換器によれば、区画手段の働きにより、冷媒入口ヘッダ部に接続されたすべての熱交換管の冷媒流通量が均一化されるとともに、冷媒出口ヘッダ部に接続されたすべての熱交換管の冷媒流通量が均一化され、熱交換器の熱交換性能が一層向上する。
上記9)の熱交換器によれば、両キャップに、冷媒入口ヘッダ部内に嵌入される第1内方突出部、冷媒出口ヘッダ部の第1空間内に嵌入される第2内方突出部、および冷媒出口ヘッダ部の第2空間内に嵌入される第3内方突出部が形成されているので、冷媒入口ヘッダ部と冷媒出口ヘッダ部との短絡を防止することができる。
上記11)の熱交換器によれば、冷媒入口ヘッダ部と冷媒出口ヘッダ部とが一体化されているので、熱交換器を製造する際の両ヘッダ部の取り扱い性が向上する。 上記12)の熱交換器によれば、全体の部品点数を少なくすることができる。
上記13)の熱交換器によれば、仕切手段および区画手段を比較的簡単に設けることができ、第1部材および第2部材により一体化された冷媒入口ヘッダ部と冷媒出口ヘッダ部とを簡単に設けることができる。
上記14)の熱交換器によれば、仕切手段および区画手段を有する第2部材を、比較的簡単に製造することができる。
以下、この発明の実施形態を、図面を参照して説明する。この実施形態は、この発明による熱交換器をカーエアコン用エバポレータに適用したものである。なお、以下の説明において、図2の上下、左右を上下、左右というものとする。
図1および図2はこの発明による熱交換器を適用したカーエアコン用エバポレータの全体構成を示し、図3〜図7および図9は要部の構成を示し、図8は両キャップおよびパイプジョイント部材を示す。また、図10はエバポレータにおける冷媒の流れ方を示す。
図1および図2において、フロン系冷媒を使用するカーエアコンに用いられるエバポレータ(1)は、上下方向に間隔をおいて配置されたアルミニウム製冷媒入出用タンク(2)およびアルミニウム製冷媒ターン用タンク(3)と、両タンク(2)(3)間に設けられた熱交換コア部(4)とを備えている。
冷媒入出用タンク(2)は、前側(通風方向下流側)に位置する冷媒入口ヘッダ部(5)と後側(通風方向上流側)に位置する冷媒出口ヘッダ部(6)とを備えている。冷媒入出用タンク(2)の冷媒入口ヘッダ部(5)の右端部にアルミニウム製冷媒入口管(7)が接続され、同じく冷媒出口ヘッダ部(6)の右端部にアルミニウム製冷媒出口管(8)が接続されている。冷媒ターン用タンク(3)は、前側に位置する冷媒流入ヘッダ部(9)(冷媒流入側中間ヘッダ部)と後側に位置する冷媒流出ヘッダ部(11)(冷媒流出側中間ヘッダ部)とを備えている。
熱交換コア部(4)は、左右方向に間隔をおいて並列状に配置された複数の熱交換管(12)からなる熱交換管群(13)が、前後方向に並んで複数列、ここでは2列配置されることにより構成されている。各熱交換管群(13)の隣接する熱交換管(12)どうしの間の通風間隙、および各熱交換管群(13)の左右両端の熱交換管(12)の外側にはそれぞれコルゲートフィン(14)が配置されて熱交換管(12)にろう付されている。左右両端のコルゲートフィン(14)の外側にはそれぞれアルミニウム製サイドプレート(15)が配置されてコルゲートフィン(14)にろう付されている。前側熱交換管群(13)の熱交換管(12)の上下両端は冷媒入口ヘッダ部(5)および冷媒流入ヘッダ部(9)に接続され、後側熱交換管群(13)の熱交換管(12)の上下両端部は冷媒出口ヘッダ部(6)および冷媒流出ヘッダ部(11)に接続されている。そして、冷媒流入ヘッダ部(9)、冷媒流出ヘッダ部(11)およびすべての熱交換管(12)により、冷媒入口ヘッダ部(5)と冷媒出口ヘッダ部(6)とを通じさせる冷媒循環経路が構成されている。
図3〜図7に示すように、冷媒入出用タンク(2)は、両面にろう材層を有するアルミニウムブレージングシートから形成されかつ熱交換管(12)が接続されたプレート状の第1部材(16)と、アルミニウム押出形材から形成されたベア材よりなりかつ第1部材(16)の上側を覆う第2部材(17)と、両面にろう材層を有するアルミニウムブレージングシートから形成されかつ両部材(16)(17)の右端に接合されて冷媒入口ヘッダ部(5)および冷媒出口ヘッダ部(6)の右端開口を閉鎖する第1キャップ(19)と、両面にろう材層を有するアルミニウムブレージングシートから形成されかつ両部材(16)(17)の左端に接合されて冷媒入口ヘッダ部(5)および冷媒出口ヘッダ部(6)の左端開口を閉鎖する第2キャップ(18)とよりなり、第1キャップ(19)の外面に、冷媒入口ヘッダ部(5)および冷媒出口ヘッダ部(6)に跨るように、前後方向に長いアルミニウム製のプレート状パイプジョイント部材(21)が接合されている。パイプジョイント部材(21)に、冷媒入口管(7)および冷媒出口管(8)が接続されている。
第1部材(16)は、その前後両側部分に、それぞれ中央部が下方に突出した曲率の小さい横断面円弧状の湾曲部(22)を有している。各湾曲部(22)に、前後方向に長い複数の管挿通穴(23)が、左右方向に間隔をおいて形成されている。前後両湾曲部(22)の管挿通穴(23)は、それぞれ左右方向に関して同一位置にある。前側湾曲部(22)の前縁および後側湾曲部(22)の後縁に、それぞれ立ち上がり壁(22a)が全長にわたって一体に形成されている。また、第1部材(16)の両湾曲部(22)間の平坦部(24)に、複数の貫通穴(25)が左右方向に間隔をおいて形成されている。
第2部材(17)は下方に開口した横断面略m字状であり、左右方向に伸びる前後両壁(26)と、前後両壁(26)間の中央部に設けられかつ左右方向に伸びるとともに冷媒入出用タンク(2)内を前後2つの空間に仕切る仕切手段としての仕切壁(27)と、前後両壁(26)および仕切壁(27)の上端どうしをそれぞれ一体に連結する上方に突出した2つの略円弧状連結壁(28)とを備えている。第2部材(17)の後壁(26)の下端部と仕切壁(27)の下端部とは、冷媒出口ヘッダ部(6)内を高さ方向に2つの空間(6a)(6b)に区画する区画手段としての分流用抵抗板(29)により全長にわたって一体に連結されている。分流用抵抗板(29)の後側部分における左右両端部を除いた部分には、左右方向に長い複数の冷媒通過穴(31A)(31B)が左右方向に間隔をおいて貫通状に形成されている。仕切壁(27)の下端は前後両壁(26)の下端よりも下方に突出しており、その下縁に、下方に突出しかつ第1部材(16)の貫通穴(25)に嵌め入れられる複数の突起(27a)が左右方向に間隔をおいて一体に形成されている。突起(27a)は、仕切壁(27)の所定部分を切除することにより形成されている。
なお、第1および第2部材(16)(17)を合わせたものの外形は、前後方向の中心線に対して前後対称である。
第1キャップ(19)における冷媒入口ヘッダ部(5)を閉鎖する前側部分には、冷媒入口ヘッダ部(5)内に嵌め入れられる第1内方突出部(32)が一体に形成され、同じく冷媒出口ヘッダ部(6)を閉鎖する後側部分には、冷媒出口ヘッダ部(6)の分流用抵抗板(29)よりも上側の空間(6a)内に嵌め入れられる第2内方突出部(33)と、分流用抵抗板(29)よりも下側の空間(6b)内に嵌め入れられる第3内方左方突出部(34)とが間隔をおいて一体に形成されている。第1キャップ(19)の下縁部の前後両端部に、それぞれ切り欠き(19a)(19b)(嵌合凹所)が形成されている。両切り欠き(19a)(19b)の第1キャップ(19)の前後方向の中心からの距離は異なっているとともに、両切り欠き(19a)(19b)の大きさも異なっている。また、第1キャップ(19)の前後両側縁と上縁との間の円弧状部に、それぞれ左方に突出した係合爪(35)が一体に形成されている。さらに、第1キャップ(19)の下縁の前側部分および後側部分に、それぞれ左方に突出した係合爪(36)が一体に形成されている。第1キャップ(19)の第1内方突出部(32)の突出端壁に冷媒入口(37)が形成され、同じく第3内方突出部(33)の突出端壁に冷媒出口(38)が形成されている。
第2キャップ(18)は、切り欠き(19a)(19b)を除いて第1キャップ(19)と同一の外形を有しているとともに第1キャップ(19)と左右対称形であり、冷媒入口ヘッダ部(5)内に嵌め入れられる第1内方突出部(39)、冷媒出口ヘッダ部(6)の分流用抵抗板(29)よりも上側の空間(6a)内に嵌め入れられる第2内方突出部(41)、分流用抵抗板(29)よりも下側の空間(6b)内に嵌め入れられる第3内方突出部(42)、および右方に突出した上下の係合爪(43)(44)が一体に形成されている。第1および第2内方突出部(39)(41)の底壁には開口は形成されていない。また、第2キャップ(18)の下縁部には、嵌合凹所としての切り欠きは形成されていない。
パイプジョイント部材(21)は、第1キャップ(19)の冷媒入口(37)に通じる短円筒状冷媒流入口(45)(冷媒流入部)と、同じく冷媒出口(38)に通じる短円筒状冷媒流出口(46)(冷媒流出部)とを備えている。冷媒流入口(45)および冷媒流出口(46)の中心は同一高さ位置にある。冷媒流入口(45)の外径は冷媒流出口(46)の外径よりも小さくなっている。
パイプジョイント部材(21)の下縁の前後両端部には、それぞれ左方に突出しかつ第1キャップ(19)の切り欠き(19a)(19b)内に嵌る嵌合凸部(21a)(21b)が一体に形成されている。したがって、両嵌合凸部(21a)(21b)のパイプジョイント部材(21)の前後方向の中心からの距離が異なっているとともに、両嵌合凸部(21a)(21b)の大きさも異なっている。パイプジョイント部材(21)における冷媒流入口(45)と冷媒流出口(46)との間の部分には、上下方向に伸びるスリット(47)が形成されており、パイプジョイント部材(21)におけるスリット(47)の上方部分および下方部分には、それぞれスリット(47)に連なるように貫通穴(48)(49)が形成されている。また、パイプジョイント部材(21)における上下の貫通穴(48)(49)よりも上方部分および下方部分は、それぞれ左方に突出するように屈曲されて屈曲部(51)が形成されている。上下両屈曲部(51)は、それぞれ冷媒入口ヘッダ部(5)と冷媒出口ヘッダ部(6)との間の部分、すなわち両部材(16)(17)および第1キャップ(19)の前後方向の中央部に係合している。
パイプジョイント部材(21)の冷媒流入口(45)に、冷媒入口管(7)の一端部に形成された縮径部(7a)が差し込まれてろう付され、同じく冷媒流出口(46)に、冷媒出口管(8)の一端部に形成された縮径部(8a)が差し込まれてろう付されている。なお、冷媒入口管(7)および冷媒出口管(8)の一端部には、必ずしも縮径部(7a)(8a)を形成しておく必要はない。図示は省略したが、冷媒入口管(7)および冷媒出口管(8)の他端部には、両管(7)(8)に跨るように膨張弁取付部材が接合されている。
冷媒入出用タンク(2)の第1および第2部材(16)(17)と、両キャップ(18)(19)と、パイプジョイント部材(21)とは次のようにしてろう付されている。すなわち、第1および第2部材(16)(17)は、第2部材(17)の突起(27a)が第1部材(16)の貫通穴(25)に挿通されてかしめられることにより、第1部材(16)の前後の立ち上がり壁(22a)の上端部と第2部材(17)の前後両壁(26)の下端部とが係合した状態で、第1部材(16)のろう材層を利用して相互にろう付されている。両キャップ(18)(19)は、第1内方突出部(39)(32)が両部材(16)(17)における仕切壁(27)よりも前側の空間内に、第2内方突出部(41)(33)が仕切壁(27)よりも後側でかつ分流用抵抗板(29)よりも上側の空間内に、および第3内方突出部(42)(34)が両部材(16)(17)における仕切壁(27)よりも後側でかつ分流用抵抗板(29)よりも下側の空間内に、それぞれ嵌め入れられ、上側の係合爪(43)(35)が第2部材(17)の連結壁(28)に係合させられ、下側の係合爪(44)(36)が第1部材(16)の湾曲部(22)に係合させられた状態で、両キャップ(18)(19)のろう材層を利用して第1および第2部材(16)(17)にろう付されている。パイプジョイント部材(21)は、上側屈曲部(51)が第1キャップ(19)および第2部材(17)の前後方向の中央部に係合させられ、下側屈曲部(51)が第1キャップ(19)および第1部材(16)の前後方向の中央部に係合させられ、さらに嵌合凸部(21a)(21b)が第1キャップ(19)の下縁に形成された切り欠き(19a)(19b)内に嵌った状態で、第1キャップ(19)のろう材層を利用して第1キャップ(19)にろう付されている。
こうして、冷媒入出用タンク(2)が形成され、第1部材(16)の平坦部(24)および第2部材(17)の仕切壁(27)よりも前側が冷媒入口ヘッダ部(5)、同じく後側が冷媒出口ヘッダ部(6)となっており、冷媒入口ヘッダ部(5)および冷媒出口ヘッダ部(6)が一体化されている。また、冷媒出口ヘッダ部(6)は分流用抵抗板(29)により上下両空間(6a)(6b)に区画されており、これらの空間(6a)(6b)は冷媒通過穴(31A)(31B)により連通させられている。第1キャップ(19)の冷媒出口(38)は冷媒出口ヘッダ部(6)の上部空間(6a)内に通じている。上側の空間(6a)が冷媒出口(38)に通じる第1の空間であり、下側の空間(6b)が熱交換管(12)の臨む第2の空間である。さらに、パイプジョイント部材(21)の冷媒流入口(45)が冷媒入口(37)に、冷媒流出口(46)が冷媒出口(38)にそれぞれ連通させられている。
図4および図9に示すように、冷媒ターン用タンク(3)は、両面にろう材層を有するアルミニウムブレージングシートから形成されかつ熱交換管(12)が接続されたプレート状の第1部材(70)と、アルミニウム押出形材から形成されたベア材よりなりかつ第1部材(70)の下側を覆う第2部材(71)と、両面にろう材層を有するアルミニウムブレージングシートから形成されかつ左右両端開口を閉鎖するアルミニウム製キャップ(72)とよりなる。
冷媒ターン用タンク(3)の頂面(3a)は、前後方向の中央部が最高位部(73)となるとともに、最高位部(73)から前後両側に向かって徐々に低くなるように全体に横断面円弧状に形成されている。冷媒ターン用タンク(3)の前後両側部分に、頂面(3a)における最高位部(73)の前後両側から前後両側面(3b)まで伸びる溝(74)が、左右方向に間隔をおいて複数形成されている。
第1部材(70)は、前後方向の中央部が上方に突出した横断面円弧状であり、その前後両側縁に垂下壁(70a)が全長にわたって一体に形成されている。そして、第1部材(70)の上面が冷媒ターン用タンク(3)の頂面(3a)となり、垂下壁(70a)の外面が冷媒ターン用タンク(3)の前後両側面(3b)となっている。第1部材(70)の前後両側において、前後方向中央の最高位部(73)から垂下壁(70a)の下端にかけて溝(74)が形成されている。第1部材(70)の最高位部(73)を除いた前後両側部分における隣接する溝(74)どうしの間に、それぞれ前後方向に長い管挿通穴(75)が形成されている。前後の管挿通穴(75)は左右方向に関して同一位置にある。第1部材(70)の最高位部(73)に、複数の貫通穴(76)が左右方向に間隔をおいて形成されている。
第2部材(71)は上方に開口した横断面略w字状であり、前後方向外側に向かって上方に湾曲した左右方向に伸びる前後両壁(77)と、前後両壁(77)間の中央部に設けられかつ左右方向に伸びるとともに冷媒ターン用タンク(3)内を前後2つの空間に仕切る仕切手段としての垂直状の仕切壁(78)と、前後両壁(77)および仕切壁(78)の下端どうしをそれぞれ一体に連結する2つの連結壁(79)とを備えている。仕切壁(78)の上端は前後両壁(77)の上端よりも上方に突出しており、その上縁に、上方に突出しかつ第1部材(70)の貫通穴(76)に嵌め入れられる複数の突起(78a)が左右方向に間隔をおいて一体に形成されている。また、仕切壁(78)における隣り合う突起(78a)間には、それぞれその上縁から冷媒通過用切り欠き(78b)が形成されている。突起(78a)および切り欠き(78b)は、仕切壁(78)の所定部分を切除することにより形成されている。
各キャップ(72)における冷媒流入ヘッダ部(9)を閉鎖する前側部分には、冷媒流入ヘッダ部(9)内に嵌め入れられる内方突出部(81)が一体に形成され、同じく冷媒流出ヘッダ部(11)を閉鎖する後側部分には、冷媒流出ヘッダ部(11)内に嵌め入れられる内方突出部(82)が一体に形成されている。また、各キャップ(72)の前後両側縁と下縁との間の円弧状部に、それぞれ左右方向内方に突出した係合爪(83)が一体に形成され、同じく上縁に左右方向内方に突出した複数の係合爪(84)が前後方向に間隔をおいて一体に形成されている。
冷媒ターン用タンク(3)の第1および第2部材(70)(71)と、両キャップ(72)とは次のようにしてろう付されている。第1および第2部材(70)(71)が、第2部材(71)の突起(78a)が貫通穴(76)に挿通されてかしめられることにより、第1部材(70)の前後の垂下壁(70a)の下端部と、第2部材(71)の前後両壁(77)の上端部とが係合した状態で、第1部材(70)のろう材層を利用して相互にろう付されている。両キャップ(72)は、前側の突出部(81)が両部材(70)(71)における仕切壁(78)よりも前側の空間内に、後側の突出部(82)が両部材(70)(71)における仕切壁(78)よりも後側の空間内にそれぞれ嵌め入れられ、上側の係合爪(84)が第1部材(70)に係合させられ、下側の係合爪(83)が第2部材(71)の前後両壁(77)に係合させられた状態で、各キャップ(72)のろう材層を利用して第1および第2部材(70)(71)にろう付されている。こうして、冷媒ターン用タンク(3)が形成されており、第2部材(71)の仕切壁(78)よりも前側が冷媒流入ヘッダ部(9)、同じく仕切壁(78)よりも後側が冷媒流出ヘッダ部(11)となっている。第2部材(71)の仕切壁(78)の切り欠き(78b)の上端開口は第1部材(70)によって閉じられ、これにより冷媒通過穴(85)が形成されている。
前後の熱交換管群(13)を構成する熱交換管(12)はアルミニウム押出形材からなり、前後方向に幅広の偏平状で、その内部に長さ方向に伸びる複数の冷媒通路(12a)が並列状に形成されている(図6参照)。熱交換管(12)の上端部は冷媒入出用タンク(2)の第1部材(16)の管挿通穴(23)に挿通された状態で、第1部材(16)のろう材層を利用して第1部材(16)にろう付され、同じく下端部は冷媒ターン用タンク(3)の第1部材(70)の管挿通穴(75)に挿通された状態で、第1部材(70)のろう材層を利用して第1部材(70)にろう付されている。
ここで、熱交換管(12)の左右方向の厚みである管高さは0.75〜1.5mm、前後方向の幅である管幅は12〜18mm、周壁の肉厚は0.175〜0.275mm、冷媒通路どうしを仕切る仕切壁の厚さは0.175〜0.275mm、仕切壁のピッチは0.5〜3.0mm、前後両端壁の外面の曲率半径は0.35〜0.75mmであることが好ましい。
なお、熱交換管(12)としては、アルミニウム押出形材製のものに代えて、アルミニウム製電縫管の内部にインナーフィンを挿入することにより複数の冷媒通路を形成したものを用いてもよい。また、片面にろう材層を有するアルミニウムブレージングシートのろう材層側に圧延加工を施すことにより形成され、かつ連結部を介して連なった2つの平坦壁形成部と、各平坦壁形成部における連結部とは反対側の側縁より隆起状に一体成形された側壁形成部と、平坦壁形成部の幅方向に所定間隔をおいて両平坦壁形成部よりそれぞれ隆起状に一体成形された複数の仕切壁形成部とを備えた板を、連結部においてヘアピン状に曲げて側壁形成部どうしを突き合わせて相互にろう付し、仕切壁形成部により仕切壁を形成したものを用いてもよい。
コルゲートフィン(14)は両面にろう材層を有するアルミニウムブレージングシートを用いて波状に形成されたものであり、その波頭部と波底部を連結する連結部に、前後方向に並列状に複数のルーバが形成されている。コルゲートフィン(14)は前後両熱交換管群(13)に共有されており、その前後方向の幅は前側熱交換管群(13)の熱交換管(12)の前側縁と後側熱交換管群(13)の熱交換管(12)の後側縁との間隔をほぼ等しくなっている。ここで、コルゲートフィン(14)のフィン高さである波頭部と波底部との直線距離は7.0mm〜10.0mm、同じくフィンピッチである連結部のピッチは1.3〜1.8mmであることが好ましい。なお、1つのコルゲートフィンが前後両熱交換管群(13)に共有される代わりに、両熱交換管群(13)の隣り合う熱交換管(12)どうしの間にそれぞれコルゲートフィンが配置されていてもよい。
エバポレータ(1)は、冷媒入口管(7)および冷媒出口管(8)を除く各構成部材を組み合わせて仮止めし、すべての構成部材を一括してろう付することにより製造される。そして、冷媒入出用タンク(2)の第1キャップ(19)に切り欠き(19a)(19b)が形成されるとともに、パイプジョイント部材(21)に、第1キャップ(19)側に突出しかつ切り欠き(19a)(19b)内に嵌る嵌合凸部(21a)(21b)が形成され、第2キャップ(18)には嵌合凸部(21a)(21b)が嵌る嵌合凹所としての切り欠きが形成されていないので、エバポレータ(1)の製造にあたって各構成部材を組み立てる際に、パイプジョイント部材(21)を第2キャップ(18)に組み合わせようとすれば、嵌合凸部(21a)(21b)が第2キャップ(18)に当接することになり、第2キャップ(18)にパイプジョイント部材(21)を組み合わせることができない。その結果、パイプジョイント部材(21)の誤組を確実に防止することができる。
エバポレータ(1)は、圧縮機およびコンデンサとともに冷凍サイクルを構成し、カーエアコンとして車両、たとえば自動車に搭載される。
上述したエバポレータ(1)において、図10に示すように、圧縮機、コンデンサおよび膨張弁を通過した気液混相の2層冷媒が、冷媒入口管(7)からパイプジョイント部材(21)の冷媒流入口(45)および第1キャップ(19)の冷媒入口(37)を通って冷媒入出用タンク(2)の冷媒入口ヘッダ部(5)内に入り、分流して前側熱交換管群(13)のすべての熱交換管(12)の冷媒通路(12a)内に流入する。このとき、冷媒入口管(7)の縮径部(7a)が形成されているので、冷媒は冷媒入口ヘッダ部(5)の左端部まで至りやすくなり、前側熱交換管群(13)のすべての熱交換管(12)内へ均一に流入する。
すべての熱交換管(12)の冷媒通路(12a)内に流入した冷媒は、冷媒通路(12a)内を下方に流れて冷媒ターン用タンク(3)の冷媒流入ヘッダ部(9)内に入る。冷媒流入ヘッダ部(9)内に入った冷媒は、仕切壁(78)の冷媒通過穴(85)を通って冷媒流出ヘッダ部(11)内に入る。
冷媒流出ヘッダ部(11)内に入った冷媒は、分流して後側熱交換管群(13)のすべての熱交換管(12)の冷媒通路(12a)内に流入し、流れ方向を変えて冷媒通路(12a)内を上方に流れて冷媒出口ヘッダ部(6)の下空間(6b)内に入る。ここで、分流用抵抗板(29)によって冷媒の流れに抵抗が付与されるので、冷媒流出ヘッダ部(11)から後側熱交換管群(13)のすべての熱交換管(12)への分流が均一化されるとともに、冷媒入口ヘッダ部(5)から前側熱交換管群(13)のすべての熱交換管(12)への分流も一層均一化される。その結果、両熱交換管群(13)のすべての熱交換管(12)の冷媒流通量が均一化される。
ついで、冷媒は分流用抵抗板(29)の冷媒通過穴(31A)(31B)を通って冷媒出口ヘッダ部(6)の上部空間(6a)内に入り、第1キャップ(19)の冷媒出口(38)およびパイプジョイント部材(21)の冷媒流出口(46)を通り、冷媒出口管(8)に流出する。そして、冷媒が前側熱交換管群(13)の熱交換管(12)の冷媒通路(12a)、および後側熱交換管群(13)の熱交換管(12)の冷媒通路(12a)を流れる間に、通風間隙を図1に矢印Xで示す方向に流れる空気と熱交換をし、気相となって流出する。
このとき、コルゲートフィン(14)の表面に凝縮水が発生し、この凝縮水が冷媒ターン用タンク(3)の頂面(3a)に流下する。冷媒ターン用タンク(3)の頂面(3a)に流下した凝縮水は、キャピラリ効果により溝(74)内に入り、溝(74)内を流れて前後方向外側の端部から冷媒ターン用タンク(3)の下方へ落下する。こうして、冷媒ターン用タンク(3)の頂面(3a)とコルゲートフィン(14)の下端との間に多くの凝縮水が溜まることに起因する凝縮水の氷結が防止され、その結果エバポレータ(1)の性能低下が防止される。
図11〜図13は、冷媒入出用タンク(2)における冷媒入口ヘッダ部(5)の左端部にアルミニウム製冷媒入口管(7)が接続され、同じく冷媒出口ヘッダ部(6)の左端部にアルミニウム製冷媒出口管(8)が接続されるエバポレータ(1A)を示す。なお、以下の説明において、図1〜図9に示すものと同一物および同一部分には同一符号を付す。
このエバポレータ(1A)において、冷媒入出用タンク(2)の両部材(16)(17)の左端に、両面にろう材層を有するアルミニウムブレージングシートから形成されかつ冷媒入口ヘッダ部(5)および冷媒出口ヘッダ部(6)の左端開口を閉鎖する第1キャップ(60)がろう付され、同じく両部材(16)(17)の右端に、両面にろう材層を有するアルミニウムブレージングシートから形成されかつ冷媒入口ヘッダ部(5)および冷媒出口ヘッダ部(6)の右端開口を閉鎖する第2キャップ(61)がろう付され、第1キャップ(60)の外面に、冷媒入口ヘッダ部(5)および冷媒出口ヘッダ部(6)に跨るように、前後方向に長いアルミニウム製のにプレート状パイプジョイント部材(62)がろう付されている。
第1キャップ(60)は、図1〜図9に示すエバポレータ(1)における冷媒入出用タンク(2)の第1キャップ(19)とは前後逆向きであり、冷媒入口ヘッダ部(5)内に嵌め入れられる第1内方突出部(32)、冷媒出口ヘッダ部(6)の分流用抵抗板(29)よりも上側の空間(6a)内に嵌め入れられる第2内方突出部(33)、分流用抵抗板(29)よりも下側の空間(6b)内に嵌め入れられる第3内方突出部(34)、および右方に突出した上下の係合爪(35)(36)を有している。第1内方突出部(32)の突出端壁に冷媒入口(37)が形成され、第2内方突出部(33)の突出端壁に冷媒出口(38)が形成されている。
第1キャップ(60)の下縁部の前後両端部に、それぞれ切り欠き(60a)(60b)(嵌合凹所)が形成されている。両切り欠き(60a)(60b)の第1キャップ(60)の前後方向の中心からの距離は異なっているとともに、両切り欠き(60a)(60b)の大きさも異なっている。ここで、前側の切り欠き(60a)の大きさおよび第1キャップ(60)の前後方向の中心からの距離と、エバポレータ(1)の第1キャップ(19)における後側の切り欠き(19b)の大きさおよび第1キャップ(19)の前後方向の中心からの距離とは異なっており、後側の切り欠き(60b)の大きさおよび第1キャップ(60)の前後方向の中心からの距離と、第1キャップ(19)における前側の切り欠き(19a)の大きさおよびの第1キャップ(19)の前後方向の中心からの距離とは異なっている。したがって、図1〜図9に示すエバポレータ(1)のパイプジョイント部材(21)の嵌合凸部(21a)(21b)は、第1キャップ(60)の切り欠き(60a)(60b)に嵌ることはなく、パイプジョイント部材(21)をエバポレータ(1A)の第1キャップ(60)に組み合わせることが防止される。
第2キャップ(61)は第1キャップ(60)と同一の外形を有しているとともに、図1〜図9に示すエバポレータ(1)における冷媒入出用タンク(2)の第2キャップ(18)とは前後逆向きであり、冷媒入口ヘッダ部(5)内に嵌め入れられる第1内方突出部(39)、冷媒出口ヘッダ部(6)の分流用抵抗板(29)よりも上側の空間(6a)内に嵌め入れられる第2内方突出部(41)、分流用抵抗板(29)よりも下側の空間(6b)内に嵌め入れられる第3内方突出部(42)、および左方に突出した上下の係合爪(43)(44)を有している。第1および第2内方突出部(39)(41)の突出端壁には開口は形成されていない。また、第2キャップ(61)の下縁部には嵌合凹所としての切り欠きは形成されいない。
パイプジョイント部材(62)は、図1〜図9に示すエバポレータ(1)のパイプジョイント部材(21)と前後逆向きであり、第1キャップ(60)の冷媒入口(37)に通じる短円筒状冷媒流入口(45)(冷媒流入部)、同じく冷媒出口(38)に通じる短円筒状冷媒流出口(46)(冷媒流出部)、スリット(47)、上下の貫通穴(48)(49)および上下の屈曲部(51)を有している。
パイプジョイント部材(62)の下縁の前後両端部には、それぞれ右方に突出しかつ第1キャップ(60)の切り欠き(60a)(60b)内に嵌る嵌合凸部(62a)(62b)が一体に形成されている。両嵌合凸部(62a)(62b)のパイプジョイント部材(62)の前後方向の中心からの距離が異なっているとともに、両嵌合凸部(62a)(62b)の大きさも異なっている。ここで、前側の嵌合凸部(62a)の大きさおよびパイプジョイント部材(62)の前後方向の中心からの距離と、エバポレータ(1)のパイプジョイント部材(21)における後側の嵌合凸部(21b)の大きさおよびパイプジョイント部材(21)の前後方向の中心からの距離とは異なっており、後側の嵌合凸部(62b)の大きさおよびパイプジョイント部材(62)の前後方向の中心からの距離と、パイプジョイント部材(21)における前側の嵌合凸部(21a)の大きさおよびのパイプジョイント部材(21)の前後方向の中心からの距離とは異なっている。したがって、パイプジョイント部材(62)は、図1〜図9に示すエバポレータ(1)の第1キャップ(19)の切り欠き(19a)(19b)に嵌ることはなく、パイプジョイント部材(62)をエバポレータ(1)の第1キャップ(19)に組み合わせることが防止される。
冷媒入出用タンク(2)の第1および第2部材(16)(17)と、両キャップ(60)(61)と、パイプジョイント部材(62)とは、図1〜図9に示すエバポレータ(1)の場合と同様にしてろう付されている。
上記実施形態においては、両タンク(2)(3)の冷媒入口ヘッダ部(5)と冷媒流入ヘッダ部(9)との間、および冷媒出口ヘッダ部(6)と冷媒流出ヘッダ部(11)との間にそれぞれ1つの熱交換管群(13)が設けられているが、これに限るものではなく、両タンク(2)(3)の冷媒入口ヘッダ部(5)と冷媒流入ヘッダ部(9)との間、および冷媒出口ヘッダ部(6)と冷媒流出ヘッダ部(11)との間にそれぞれ1または2以上の熱交換管群(13)が設けられていてもよい。また、冷媒入出用タンクが下、冷媒ターン用タンクが上となって用いられることもある。
さらに、上記実施形態においては、この発明による熱交換器がエバポレータに適用されているが、これに限定されるものではなく、他の種々の熱交換器にも適用可能である。
この発明による熱交換器を適用したエバポレータの全体構成を示す一部切り欠き斜視図である。 図1のエバポレータの中間部を省略した垂直断面図である。 図1のエバポレータの冷媒入出用タンクの部分の分解斜視図である。 一部を省略した図2のA−A線拡大断面図である。 一部を省略した図2のB−B線拡大断面図である。 図2のC−C線断面図である。 図1のエバポレータの第1および第2部材、第1および第2キャップならびにパイプジョイント部材を示す一部を省略した分解斜視図である。 図1のエバポレータの第1および第2キャップならびにパイプジョイント部材を示す正面図である。 図1のエバポレータの冷媒ターン用タンクの部分の分解斜視図である。 図1のエバポレータにおける冷媒の流れ方を示す図である。 冷媒入出用タンクの冷媒入口ヘッダ部および冷媒出口ヘッダ部における図1のエバポレータの場合とは反対側の端部に冷媒入口管および冷媒出口管が接続されるエバポレータを示す一部切り欠き斜視図である。 図11のエバポレータの第1および第2部材、第1および第2キャップならびにパイプジョイント部材を示す一部を省略した分解斜視図である。 図11のエバポレータの第1および第2キャップならびにパイプジョイント部材を示す正面図である。
(1)(1A):エバポレータ(熱交換器)
(2):冷媒入出用タンク
(3):冷媒ターン用タンク
(4):熱交換コア部
(5):冷媒入口ヘッダ部
(6):冷媒出口ヘッダ部
(6a):上部空間
(6b):下部空間
(7):冷媒入口管
(7a):縮径部
(8):冷媒出口管
(8a):縮径部
(9):冷媒流入ヘッダ部(冷媒流入側中間ヘッダ部)
(11):冷媒流出ヘッダ部(冷媒流出側中間ヘッダ部)
(12):熱交換管
(13):熱交換管群
(16):第1部材
(17):第2部材
(18)(61):第2キャップ
(19)(60):第1キャップ
(19a)(19b)(60a)(60b):切り欠き(嵌合凹所)
(21)(62):パイプジョイント部材
(21a)(21b)(62a)(62b):嵌合凸部
(27):仕切壁(仕切手段)
(29):分流用抵抗板(区画手段)
(32):第1内方突出部
(33):第2内方突出部
(34):第3内方突出部
(37):冷媒入口
(38):冷媒出口
(39):第1内方突出部
(41):第2内方突出部
(42):第3内方突出部
(45):冷媒流入口(冷媒流入部)
(46):冷媒流出口(冷媒流出部)

Claims (16)

  1. 前後方向に並んで配置されるとともに、左右方向にのびる冷媒入口ヘッダ部および冷媒出口ヘッダ部と、両ヘッダ部を通じさせる冷媒循環経路とを備えており、冷媒入口ヘッダ部の一端に冷媒入口が形成されるとともに、冷媒出口ヘッダ部における冷媒入口と同一端に冷媒出口が形成され、冷媒入口から冷媒入口ヘッダ部内に流入した冷媒が、冷媒循環経路を通って冷媒出口ヘッダ部に戻り、冷媒出口から送り出されるようになっている熱交換器であって、
    冷媒入口ヘッダ部および冷媒出口ヘッダ部の一端が、両ヘッダ部に跨って接合された垂直状の第1キャップにより閉鎖されるとともに、同他端が、両ヘッダ部に跨って接合された第2キャップにより閉鎖され、第1キャップにおける冷媒入口ヘッダ部を閉鎖する部分に冷媒入口が形成されるとともに、同じく冷媒出口ヘッダ部を閉鎖する部分に冷媒出口が形成され、冷媒入口に通じる冷媒流入部および冷媒出口に通じる冷媒流出部を有するパイプジョイント部材が第1キャップに接合されており、第1キャップに嵌合凹所が形成されるとともに、パイプジョイント部材に、第1キャップ側に突出しかつ嵌合凹所内に嵌る嵌合凸部が形成され、第2キャップには嵌合凸部が嵌る嵌合凹所が形成されておらず、第1キャップの嵌合凹所が第1キャップの下縁部に形成された切り欠きからなり、パイプジョイント部材の上部に、第1キャップ側に突出しかつ第1キャップの前後方向の中央部に上側から係合する屈曲部が形成されている熱交換器。
  2. パイプジョイント部材がプレート状である請求項1記載の熱交換器。
  3. 第1および第2キャップの外形が、嵌合凹所を除いて同一である請求項1または2記載の熱交換器。
  4. パイプジョイント部材の冷媒流入部および冷媒流出部がそれぞれ短円筒状であり、冷媒流入部に、冷媒入口管の端部が差し込まれて接合され、冷媒流出部に、冷媒出口管の端部が差し込まれて接合されている請求項1〜3のうちのいずれかに記載の熱交換器。
  5. 冷媒流入部の外径が冷媒流出部の外径よりも小さくなっている請求項4記載の熱交換器。
  6. 第1キャップにおける前後方向の中心からずれた位置に嵌合凹所が形成されている請求項1〜5のうちのいずれかに記載の熱交換器。
  7. 冷媒入口ヘッダ部の後側に冷媒出口ヘッダ部が配置され、冷媒循環経路が、冷媒入口ヘッダ部の下方にこれと対向するように配置された冷媒流入側中間ヘッダ部、冷媒出口ヘッダ部の下方にこれと対向するように配置された冷媒流出側中間ヘッダ部および複数の熱交換管により構成されており、冷媒流入側中間ヘッダ部と冷媒流出側中間ヘッダ部とが連通させられ、冷媒入口ヘッダ部と冷媒流入側中間ヘッダ部との間、および冷媒出口ヘッダ部と冷媒流出側中間ヘッダ部との間に、それぞれ各ヘッダ部の長さ方向に間隔をおいて配置された複数の熱交換管からなる熱交換管群が少なくとも1列配置されて熱交換コア部が形成され、これらの熱交換管群を構成する熱交換管の両端部が互いに対向するヘッダ部に接続されている請求項1〜6のうちのいずれかに記載の熱交換器。
  8. 冷媒出口ヘッダ部内が区画手段により高さ方向に2つの空間に区画されるとともに、区画手段に冷媒通過穴が形成され、冷媒出口ヘッダ部の第1の空間が冷媒出口に通じているとともに、第2の空間に臨むように熱交換管が接続されている請求項7記載の熱交換器。
  9. 両キャップに、冷媒入口ヘッダ部内に嵌入される第1内方突出部、冷媒出口ヘッダ部の第1空間内に嵌入される第2内方突出部、および冷媒出口ヘッダ部の第2空間内に嵌入される第3内方突出部が形成されている請求項8記載の熱交換器。
  10. 第1キャップにおける第1内方突出部の突出端壁に冷媒入口が形成され、同じく第2内方突出部の突出端壁に冷媒出口が形成されている請求項9記載の熱交換器。
  11. 冷媒入口ヘッダ部と冷媒出口ヘッダ部とが一体化されている請求項8〜10のうちのいずれかに記載の熱交換器。
  12. 冷媒入口ヘッダ部と冷媒出口ヘッダ部とが、両ヘッダ部の熱交換管側の部分を形成しかつ熱交換管が接続された第1部材と、両ヘッダ部の熱交換管とは反対側の部分を形成しかつ第1部材に接合された第2部材とからなり、これにより両ヘッダ部が一体化されている請求項11記載の熱交換器。
  13. 第2部材に、冷媒入口ヘッダ部と冷媒出口ヘッダ部とを区画する仕切手段と、冷媒出口ヘッダ部内を高さ方向に2つの空間に区画する区画手段とが形成されている請求項12記載の熱交換器。
  14. 第2部材がアルミニウム押出形材で形成されている請求項13記載の熱交換器。
  15. 圧縮機、コンデンサおよびエバポレータを備えており、エバポレータが、請求項1〜14のうちのいずれかに記載の熱交換器からなる冷凍サイクル
  16. 請求項15記載の冷凍サイクルが、エアコンとして搭載されている車両
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