JP2007071432A - 熱交換器およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 製造する際に、サイドプレートを所要位置に正確に配置することができる熱交換器および熱交換器の製造方法を提供する。
【解決手段】 サイドプレート15とキャップ19,18とを、連結部60を介して連結一体化しておく。熱交換管12、フィン14およびすべてのヘッダ部本体10,20を組み合わせて配置した後、キャップ19,18をヘッダ部本体10,20の左右両端部に跨って配置することにより、サイドプレート15を左右両端のフィンの外側に配置する。熱交換管12とフィン14、熱交換管12とヘッダ部本体10,20、ヘッダ部本体10,20とキャップ19,18、およびサイドプレート15とフィン14とを同時にろう付する。
【選択図】 図3

Description

この発明は、たとえば自動車に搭載される冷凍サイクルであるカーエアコンのエバポレータとして好適に使用される熱交換器およびその製造方法に関する。
この明細書および特許請求の範囲において、図2の左右を左右というものとする。
従来、カーエアコン用エバポレータとして、1対の皿状プレートを対向させて周縁部どうしをろう付してなる複数の偏平中空体が並列状に配置され、隣接する偏平中空体間にコルゲートフィンが配置されて偏平中空体にろう付された、所謂積層型エバポレータが広く使用されていた。
ところで、近年、エバポレータのさらなる小型軽量化および高性能化が要求されるようになってきた。そして、このような要求を満たすエバポレータに用いられる熱交換器として、本出願人は、先に、左右方向に間隔をおいて配置された複数の熱交換管からなり、かつ通風方向に並んで配置された複数列の熱交換管群、隣り合う熱交換管間および左右両端の熱交換管の外側に配置されて熱交換管に接合されたコルゲートフィン、ならびに左右両端のコルゲートフィンの外側に配置されて当該コルゲートフィンに接合されたサイドプレートを有する熱交換コア部と、熱交換管の一端側に配置され、かつ少なくとも1列の熱交換管群の熱交換管が接続された第1ヘッダ部と、熱交換管の一端側において第1ヘッダ部の通風方向上流側に配置され、かつ残りの熱交換管群の熱交換管が接続された第2ヘッダ部と、熱交換管の他端側に配置され、かつ第1ヘッダ部に接続されている熱交換管が接続された第3ヘッダ部と、熱交換管の他端側に配置され、かつ第2ヘッダ部に接続されている熱交換管が接続された第4ヘッダ部とを備えており、第1および第2ヘッダ部が、左右両端が開口した2つの中空状ヘッダ部本体と、両ヘッダ部本体の左右両端部に跨って接合されて両ヘッダ部本体の左右両端開口を閉鎖する2つのキャップとにより形成され、第3および第4ヘッダ部が、左右両端が開口した2つの中空状ヘッダ部本体と、両ヘッダ部本体の左右両端部に跨って接合されて両ヘッダ部本体の左右両端開口を閉鎖する2つのキャップとにより形成された熱交換器を提案した(特許文献1参照)。
特許文献1記載の熱交換器は、各構成部材を組み合わせて仮止めし、すべての構成部材を一括してろう付することにより製造される。すなわち、熱交換管、コルゲートフィンおよびすべてのヘッダ部本体を組み合わせて配置した後、キャップをヘッダ部本体の両端部に跨って配置するとともに、サイドプレートをキャップとは別個に左右両端のコルゲートフィンの外側に配置して各構成部材を仮止めし、熱交換管とコルゲートフィン、熱交換管とヘッダ部本体、ヘッダ部本体とキャップ、およびコルゲートフィンとサイドプレートを同時にろう付することにより製造される。
しかしながら、特許文献1記載の熱交換器を製造するにあたり、サイドプレートを所要の位置に配置するのが困難であるという問題がある。
特開2005−164226号公報
この発明の目的は、上記問題を解決し、製造するにあたり、サイドプレートを所要位置に正確に配置することができる熱交換器およびその製造方法を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために以下の態様からなる。
1)左右方向に間隔をおいて配置された複数の熱交換管からなり、かつ通風方向に並んで配置された複数列の熱交換管群、隣り合う熱交換管間および左右両端の熱交換管の外側に配置されて熱交換管に接合されたフィン、ならびに左右両端のフィンの外側に配置されて当該フィンに接合されたサイドプレートを有する熱交換コア部と、熱交換管の一端側に配置され、かつ少なくとも1列の熱交換管群の熱交換管が接続された第1ヘッダ部と、熱交換管の一端側において第1ヘッダ部の通風方向上流側に配置され、かつ残りの熱交換管群の熱交換管が接続された第2ヘッダ部と、熱交換管の他端側に配置され、かつ第1ヘッダ部に接続されている熱交換管が接続された第3ヘッダ部と、熱交換管の他端側に配置され、かつ第2ヘッダ部に接続されている熱交換管が接続された第4ヘッダ部とを備えており、第1および第2ヘッダ部が、左右両端が開口した2つの中空状ヘッダ部本体と、両ヘッダ部本体の左右両端部に跨って接合されて両ヘッダ部本体の左右両端開口を閉鎖する2つのキャップとにより形成され、第3および第4ヘッダ部が、左右両端が開口した2つの中空状ヘッダ部本体と、両ヘッダ部本体の左右両端部に跨って接合されて両ヘッダ部本体の左右両端開口を閉鎖する2つのキャップとにより形成され、サイドプレートとキャップとが、連結部を介して連結一体化されている熱交換器。
2)連結部が、一端部どうしが相互に連結された1対の側壁を有する横向きU字状であり、一方の側壁の他端にサイドプレートが連結され、他方の側壁の他端にキャップが連結されている上記1)記載の熱交換器。
3)各キャップが、ヘッダ部本体内に嵌る凹陥部を有している上記1)または2)記載の熱交換器。
4)サイドプレートに、フィンをその両端側から挟むように保持する保持部が形成されている上記1)〜3)のうちのいずれかに記載の熱交換器。
5)保持部が、サイドプレートに切り曲げ加工を施すことにより形成されている上記4)記載の熱交換器。
6)サイドプレートとキャップと連結部とが、板状ブランクにプレス加工を施すことにより一体に形成されている上記1)〜5)のうちのいずれかに記載の熱交換器。
7)第1ヘッダ部のヘッダ部本体と第2ヘッダ部のヘッダ部本体とが一体化されている上記1)〜6)のうちのいずれかに記載の熱交換器。
8)第3ヘッダ部のヘッダ部本体と第4ヘッダ部のヘッダ部本体とが一体化されている上記1)〜8)のうちのいずれかに記載の熱交換器。
9)左右方向に間隔をおいて配置された複数の熱交換管からなり、かつ通風方向に並んで配置された複数列の熱交換管群、隣り合う熱交換管間および左右両端の熱交換管の外側に配置されて熱交換管に接合されたフィン、ならびに左右両端のフィンの外側に配置されて当該フィンに接合されたサイドプレートを有する熱交換コア部と、熱交換管の一端側に配置され、かつ少なくとも1列の熱交換管群の熱交換管が接続された第1ヘッダ部と、熱交換管の一端側において第1ヘッダ部の通風方向上流側に配置され、かつ残りの熱交換管群の熱交換管が接続された第2ヘッダ部と、熱交換管の他端側に配置され、かつ第1ヘッダ部に接続されている熱交換管が接続された第3ヘッダ部と、熱交換管の他端側に配置され、かつ第2ヘッダ部に接続されている熱交換管が接続された第4ヘッダ部とを備えており、第1および第2ヘッダ部が、左右両端が開口した2つの中空状ヘッダ部本体と、両ヘッダ部本体の左右両端部に跨って接合されて両ヘッダ部本体の左右両端開口を閉鎖する2つのキャップとにより形成され、第3および第4ヘッダ部が、左右両端が開口した2つの中空状ヘッダ部本体と、両ヘッダ部本体の左右両端部に跨って接合されて両ヘッダ部本体の左右両端開口を閉鎖する2つのキャップとにより形成された熱交換器を製造する方法であって、
サイドプレートとキャップとを、連結部を介して連結一体化しておき、熱交換管、フィンおよびすべてのヘッダ部本体を組み合わせて配置した後、キャップをヘッダ部本体の左右両端部に跨って配置することにより、サイドプレートを左右両端のフィンの外側に配置し、熱交換管とフィン、熱交換管とヘッダ部本体、ヘッダ部本体とキャップ、およびサイドプレートとフィンとを同時にろう付することを含む熱交換器の製造方法。
10)サイドプレートとキャップとを、ろう付時のサイドプレートの左右方向内方への移動を許容しうる連結部を介して連結一体化しておく上記9)記載の熱交換器の製造方法。
11)連結部が、一端部どうしが相互に連結された1対の側壁を有する横向きU字状であり、一方の側壁の他端にサイドプレートが連結され、他方の側壁の他端にキャップが連結されている上記10)記載の熱交換器の製造方法。
12)各キャップに、ヘッダ部本体内に嵌る凹陥部を形成しておく上記9)〜11)のうちのいずれかに記載の熱交換器の製造方法。
13)サイドプレートに、フィンをその両端側から挟むように保持する保持部を形成しておく上記9)〜12)のうちのいずれかに記載の熱交換器の製造方法。
14)保持部を、サイドプレートに切り曲げ加工を施すことにより形成する上記13)記載の熱交換器の製造方法。
15)サイドプレートとキャップと連結部とを、板状ブランクにプレス加工を施すことにより一体に形成する上記9)〜14)のうちのいずれかに記載の熱交換器の製造方法。
16)圧縮機、冷媒冷却器およびエバポレータを備えており、エバポレータが、上記1)〜8)のうちのいずれかに記載の熱交換器からなる冷凍サイクル。
17)上記16)記載の冷凍サイクルが、エアコンとして搭載されている車両。
上記1)の熱交換器によれば、サイドプレートとキャップとが、連結部を介して連結一体化されているので、この熱交換器を製造するにあたり、熱交換管、フィンおよびすべてのヘッダ部本体を組み合わせて配置した後、キャップをヘッダ部本体の左右両端部に跨って配置するだけで、サイドプレートを左右両端のフィンの外側に配置することが可能になる。したがって、製造の際に、サイドプレートを所要位置に正確に配置することができる。しかも、製造の際に、サイドプレートを所要位置に正確に配置することができるので、両端のフィンの脱落やずれを防止することができる。
上記2)の熱交換器によれば、連結部が、一端部どうしが相互に連結された1対の側壁を有する横向きU字状であり、一方の側壁の他端にサイドプレートが連結され、他方の側壁の他端にキャップが連結されているので、次の効果を奏する。すなわち、通常、フィンは両面にろう材層を有するアルミニウムブレージングシートで形成されているので、ろう付の際にろう材が流れることにより、ろう付後の熱交換コア部の左右方向の寸法が、ろう付前の寸法よりも小さくなる。しかしながら、上記2)の構成を備えていると、ろう付の際のサイドプレートの左右方向内方への移動が、連結部により許容されることになり、サイドプレートを、ろう付の際の寸法変化に追随させることができる。
上記3)の熱交換器によれば、各キャップが、ヘッダ部本体内に嵌る凹陥部を有しているので、製造の際の各キャップのヘッダ部本体に対する位置決めを正確に行うことができる。したがって、製造の際のサイドプレートの位置決めを正確に行うことができる。
上記4)の熱交換器によれば、製造の際のフィンの位置ずれを防止することができる。
上記5)の熱交換器によれば、保持部を比較的簡単に形成することができる。
上記6)の熱交換器によれば、サイドプレートとキャップと連結部とを、比較的簡単に一体に形成することができる。
上記9)の熱交換器の製造方法によれば、サイドプレートとキャップとを連結一体化しておき、熱交換管、フィンおよびすべてのヘッダ部本体を組み合わせて配置した後、キャップをヘッダ部本体の左右両端部に跨って配置するだけで、サイドプレートを左右両端のフィンの外側に配置することが可能になる。したがって、製造の際に、サイドプレートを所要位置に正確に配置することができる。しかも、製造の際に、サイドプレートを所要位置に正確に配置することができるので、両端のフィンの脱落やずれを防止することができる。
上記10)および11)の熱交換器の製造方法によれば、次の効果を奏する。すなわち、通常、フィンは両面にろう材層を有するアルミニウムブレージングシートで形成されているので、ろう付の際にろう材が流れることにより、ろう付後の熱交換コア部の左右方向の寸法が、ろう付前の寸法よりも小さくなる。しかしながら、上記10)および11)の構成を備えていると、ろう付の際のサイドプレートの左右方向内方への移動が、連結部により許容されることになり、サイドプレートを、ろう付の際の寸法変化に追随させることができる。
上記12)の熱交換器の製造方法によれば、各キャップが、ヘッダ部本体内に嵌る凹陥部を有しているので、各キャップのヘッダ部本体に対する位置決めを正確に行うことができる。したがって、サイドプレートの位置決めを正確に行うことができる。
上記13)の熱交換器の製造方法によれば、製造の際のフィンの位置ずれを防止することができる。
上記14)の熱交換器の製造方法によれば、保持部を比較的簡単に形成することができる。
上記15)の熱交換器の製造方法によれば、サイドプレートとキャップと連結部とを、比較的簡単に一体に形成することができる。
以下、この発明の実施形態を、図面を参照して説明する。なお、全図面を通じて同一部分および同一物には同一符号を付して重複する説明を省略する。
以下の説明において、「アルミニウム」という用語には、純アルミニウムの他にアルミニウム合金を含むものとする。また、以下の説明において、隣接する熱交換管どうしの間の通風間隙を流れる空気の下流側(図1および図10に矢印Xで示す方向、図4の右側)を前、これと反対側を後といい、図1および図2の上下を上下というものとする。
実施形態1
この実施形態は図1〜図10に示すものである。
図1および図2はこの発明を適用したカーエアコン用エバポレータの全体構成を示し、図3〜図9は要部の構成を示し、図10はエバポレータにおける冷媒の流れ方を示す。
図1および図2において、フロン系冷媒を使用するカーエアコンに用いられるエバポレータ(1)は、上下方向に間隔をおいて配置されたアルミニウム製冷媒入出用タンク(2)およびアルミニウム製冷媒ターン用タンク(3)と、両タンク(2)(3)間に設けられた熱交換コア部(4)とを備えている。
冷媒入出用タンク(2)は、前側(通風方向下流側)に位置する冷媒入口ヘッダ部(5)(第1ヘッダ部)と後側(通風方向上流側)に位置する冷媒出口ヘッダ部(6)(第2ヘッダ部)とを備えており、両ヘッダ部(5)(6)は、後述する連結手段を介して一体化されている。冷媒入出用タンク(2)の冷媒入口ヘッダ部(5)にアルミニウム製冷媒入口管(7)が接続され、同じく冷媒出口ヘッダ部(6)にアルミニウム製冷媒出口管(8)が接続されている。冷媒ターン用タンク(3)は、前側に位置する冷媒流入ヘッダ部(9)(第3ヘッダ部)と後側に位置する冷媒流出ヘッダ部(11)(第4ヘッダ部)とを備えており、両ヘッダ部(9)(11)は、後述する連結手段を介して一体化されている。
熱交換コア部(4)は、左右方向に間隔をおいて並列状に配置された複数の熱交換管(12)からなり、かつ前後方向に並んで配置された複数列、ここでは2列の熱交換管群(13)を備えている。前側熱交換管群(13)の熱交換管(12)の上下両端は冷媒入口ヘッダ部(5)および冷媒流入ヘッダ部(9)に接続され、後側熱交換管群(13)の熱交換管(12)の上下両端部は冷媒出口ヘッダ部(6)および冷媒流出ヘッダ部(11)に接続されている。各熱交換管群(13)の隣接する熱交換管(12)どうしの間の通風間隙、および各熱交換管群(13)の左右両端の熱交換管(12)の外側にはそれぞれコルゲートフィン(14)が配置されて熱交換管(12)にろう付されている。左右両端のコルゲートフィン(14)の外側にはそれぞれアルミニウム製サイドプレート(15)が配置されてコルゲートフィン(14)にろう付されている。
図3〜図7に示すように、冷媒入出用タンク(2)は、両面にろう材層を有するアルミニウムブレージングシートから形成されかつ熱交換管(12)が接続されたプレート状の第1部材(16)と、アルミニウム押出形材から形成されたベア材よりなりかつ第1部材(16)の上側を覆う第2部材(17)とを備えている。
第1部材(16)は、その前後両側部分に、それぞれ中央部が下方に突出した曲率の小さい横断面円弧状の湾曲部(22)を有している。各湾曲部(22)に、前後方向に長い複数の管挿通穴(23)が、左右方向に間隔をおいて形成されている。前後両湾曲部(22)の管挿通穴(23)は、それぞれ左右方向に関して同一位置にある。前側湾曲部(22)の前縁および後側湾曲部(22)の後縁に、それぞれ立ち上がり壁(22a)が全長にわたって一体に形成されている。また、第1部材(16)の両湾曲部(22)間に、冷媒入口ヘッダ部(5)と冷媒出口ヘッダ部(6)とを連結する手段を構成する平坦部(24)が形成され、平坦部(24)に、複数の貫通穴(25)が左右方向に間隔をおいて形成されている。
第2部材(17)は下方に開口した横断面略m字状であり、左右方向に伸びる前後両壁(26)と、前後両壁(26)間の中央部に設けられかつ左右方向に伸びるとともに、冷媒入口ヘッダ部(5)と冷媒出口ヘッダ部(6)とを連結する手段を構成する垂直状中間壁(27)と、前後両壁(26)および中間壁(27)の上端どうしをそれぞれ一体に連結する上方に突出した2つの略円弧状連結壁(28)とを備えている。第2部材(17)の後壁(26)の下端部と中間壁(27)の下端部とは、冷媒出口ヘッダ部(6)内を上下2つの空間(6a)(6b)に区画する区画手段としての分流用抵抗板(29)により全長にわたって一体に連結されている。分流用抵抗板(29)の後側部分における左右両端部を除いた部分には、左右方向に長い複数の冷媒通過穴(31A)(31B)が左右方向に間隔をおいて貫通状に形成されている。中間壁(27)の下端は前後両壁(26)の下端よりも下方に突出しており、その下縁に、下方に突出しかつ第1部材(16)の貫通穴(25)に嵌め入れられる複数の突起(27a)が左右方向に間隔をおいて一体に形成されている。突起(27a)は、中間壁(27)の所定部分を切除することにより形成されている。
そして、第1部材(16)の前側湾曲部(22)および平坦部(24)と、第2部材(17)の前壁(26)、中間壁(27)および前側連結壁(28)とにより、冷媒入口ヘッダ部(5)の左右両端が開口した中空状ヘッダ部本体(10)が形成され、第1部材(16)の後側湾曲部(22)および平坦部(24)と、第2部材(17)の後壁(26)、中間壁(27)および後側連結壁(28)とにより、冷媒出口ヘッダ部(6)の左右両端が開口した中空状ヘッダ部本体(20)が形成されており、両ヘッダ部本体(10)(20)は平坦部(22)および中間壁(27)により構成される連結手段により一体化されている。
両ヘッダ部本体(10)(20)の右端開口は、両面にろう材層を有するアルミニウムブレージングシートからなり、かつ両ヘッダ部本体(10)(20)の右端部に跨ってろう付された右側キャップ(19)により閉鎖され、両ヘッダ部本体(10)(20)の左端開口は、両面にろう材層を有するアルミニウムブレージングシートからなり、かつ両ヘッダ部本体(10)(20)の左端部に跨ってろう付された左側キャップ(18)により閉鎖されている。また、右側キャップ(19)の外面に前後方向に長いアルミニウム製のプレート状パイプジョイント部材(21)がろう付されている。
右側キャップ(19)の前側には、冷媒入口ヘッダ部(5)のヘッダ部本体(10)内に嵌め入れられる左方突出状凹陥部(32)が一体に形成され、同じく後側には、冷媒出口ヘッダ部(6)のヘッダ部本体(20)の分流用抵抗板(29)よりも上側の空間(6a)内に嵌め入れられる左方突出状上側凹陥部(33)と分流用抵抗板(29)よりも下側の空間(6b)内に嵌め入れられる左方突出状下側凹陥部(34)とが上下に間隔をおいて一体に形成されている。右側キャップ(19)の前側の凹陥部(32)の底壁部が全体に打ち抜かれて冷媒入口(37)が形成され、同じく後側の上側凹陥部(33)の底壁部が全体に打ち抜かれて冷媒出口(38)が形成されている。また、右側キャップ(19)の前後両側縁と上縁との間の円弧状部に、それぞれ左方に突出しかつ第2部材(16)の連結壁(28)に係合する係合爪(35)が一体に形成されている。また、右側キャップ(19)の下縁の前側部分および後側部分に、それぞれ左方に突出した係合爪(36)が一体に形成されている。さらに、右側キャップ(19)の下縁の前後両端部にはそれぞれ切り欠き(19a)(19b)が形成されている。
左側キャップ(18)の前側には、冷媒入口ヘッダ部(5)のヘッダ部本体(10)内に嵌め入れられる右方突出状凹陥部(39)が一体に形成され、同じく後側には、冷媒出口ヘッダ部(6)のヘッダ部本体(20)の分流用抵抗板(29)よりも上側の空間(6a)内に嵌め入れられる右方突出状上側凹陥部(41)と分流用抵抗板(29)よりも下側の空間(6b)内に嵌め入れられる右方突出状下側凹陥部(42)とが上下に間隔をおいて一体に形成されている。また、左側キャップ(18)の前後両側縁と上縁との間の円弧状部に、それぞれ右方に突出しかつ第2部材(16)の連結壁(28)に係合する係合爪(43)が一体に形成されている。さらに、左側キャップ(19)の下縁の前側部分および後側部分に、それぞれ右方に突出した係合爪(44)が一体に形成されている。
パイプジョイント部材(21)には、右側キャップ(19)の冷媒入口(37)に通じる短円筒状冷媒流入口(45)と、同じく冷媒出口(38)に通じる短円筒状冷媒流出口(46)とが一体に形成されている。パイプジョイント部材(21)の冷媒流入口(45)に、冷媒入口管(7)の一端部に形成された縮径部(7a)が差し込まれてろう付され、同じく冷媒流出口(46)に、冷媒出口管(8)の一端部に形成された縮径部(8a)が差し込まれてろう付されている。パイプジョイント部材(21)の下縁の前後両端部には、それぞれ左方に突出しかつ右側キャップ(19)の切り欠き(19a)(19b)内に嵌め入れられる嵌合凸部(21a)(21b)が一体に形成されている。パイプジョイント部材(21)における冷媒流入口(45)と冷媒流出口(46)との間の上端部には、貫通穴(48)が形成されている。また、パイプジョイント部材(21)における貫通穴(48)よりも上方の部分は、左方に突出するように屈曲されて屈曲部(51)が形成されている。屈曲部(51)は、冷媒入口ヘッダ部(5)と冷媒出口ヘッダ部(6)との間の部分、すなわち第2部材(17)および右側キャップ(19)の前後方向の中央部に係合している。
冷媒入出用タンク(2)の第1および第2部材(16)(17)と、両キャップ(19)(18)と、パイプジョイント部材(21)とは次のようにしてろう付されている。すなわち、第1および第2部材(16)(17)は、第2部材(17)の突起(27a)が第1部材(16)の貫通穴(25)に挿通されてかしめられることにより、第1部材(16)の前後の立ち上がり壁(22a)の上端部と第2部材(17)の前後両壁(26)の下端部とが係合した状態で、第1部材(16)のろう材層を利用して相互にろう付されている。両キャップ(19)(18)は、前側の凹陥部(32)(39)がヘッダ部本体(10)内に、後側の上側凹陥部(33)(41)がヘッダ部本体(20)における分流用抵抗板(29)よりも上側の空間内に、および後側の下側凹陥部(34)(42)がヘッダ部本体(20)における分流用抵抗板(29)よりも下側の空間内にそれぞれ嵌め入れられ、上側の係合爪(35)(43)が第2部材(17)の連結壁(28)に係合させられるとともに、下側の係合爪(36)(44)が第1部材(16)の湾曲部(22)に係合させられた状態で、両キャップ(19)(18)のろう材層を利用して第1および第2部材(16)(17)にろう付されている。パイプジョイント部材(21)は、屈曲部(51)が右側キャップ(19)および第2部材(17)の前後方向の中央部に係合させられ、嵌合凸部(21a)(21b)が右側キャップ(19)の切り欠き(19a)(19b)内に嵌った状態で、右側キャップ(19)のろう材層を利用して右側キャップ(19)にろう付されている。
こうして、冷媒入出用タンク(2)が形成され、第1部材(16)の平坦部(24)および第2部材(17)の中間壁(27)よりも前側が冷媒入口ヘッダ部(5)、同じく後側が冷媒出口ヘッダ部(6)となっており、冷媒入口ヘッダ部(5)および冷媒出口ヘッダ部(6)が一体化されている。また、冷媒出口ヘッダ部(6)は分流用抵抗板(29)により上下両空間(6a)(6b)に区画されており、これらの空間(6a)(6b)は冷媒通過穴(31A)(31B)により連通させられている。
図4、図5、図8および図9に示すように、冷媒ターン用タンク(3)は、両面にろう材層を有するアルミニウムブレージングシートから形成されかつ熱交換管(12)が接続されたプレート状の第1部材(70)と、アルミニウム押出形材から形成されたベア材よりなりかつ第1部材(70)の下側を覆う第2部材(71)とを備えている。
冷媒ターン用タンク(3)の頂面(3a)は、前後方向の中央部が最高位部(73)となるとともに、最高位部(73)から前後両側に向かって徐々に低くなるように全体に横断面円弧状に形成されている。冷媒ターン用タンク(3)の前後両側部分に、頂面(3a)における最高位部(73)の前後両側から前後両側面(3b)まで伸びる溝(74)が、左右方向に間隔をおいて複数形成されている。
第1部材(70)は、前後方向の中央部が上方に突出した横断面円弧状であり、その前後両側縁に垂下壁(70a)が全長にわたって一体に形成されている。そして、第1部材(70)の上面が冷媒ターン用タンク(3)の頂面(3a)となり、垂下壁(70a)の外面が冷媒ターン用タンク(3)の前後両側面(3b)となっている。第1部材(70)の前後両側において、前後方向中央の最高位部(73)から垂下壁(70a)の下端に至る複数の溝(74)が、左右方向に間隔をおいて形成されている。第1部材(70)の最高位部(73)を除いた前後両側部分における隣接する溝(74)どうしの間に、それぞれ前後方向に長い管挿通穴(75)が形成されている。前後の管挿通穴(75)は左右方向に関して同一位置にある。第1部材(70)の最高位部(73)に、複数の貫通穴(76)が左右方向に間隔をおいて形成されている。
第2部材(71)は上方に開口した横断面略w字状であり、前後方向外側に向かって上方に湾曲した左右方向に伸びる前後両壁(77)と、前後両壁(77)間の中央部に設けられかつ左右方向に伸びるとともに冷媒流入ヘッダ部(9)と冷媒流出ヘッダ部(11)とを連結する連結手段を構成する垂直状中間壁(78)と、前後両壁(77)および中間壁(78)の下端どうしをそれぞれ一体に連結する2つの連結壁(79)とを備えている。中間壁(78)の上端は前後両壁(77)の上端よりも上方に突出しており、その上縁に、上方に突出しかつ第1部材(70)の貫通穴(76)に嵌め入れられる複数の突起(78a)が左右方向に間隔をおいて一体に形成されている。また、中間壁(78)における隣り合う突起(78a)間には、それぞれその上縁から冷媒通過用切り欠き(78b)が形成されている。突起(78a)および切り欠き(78b)は、中間壁(78)の所定部分を切除することにより形成されている。
そして、第1部材(70)の前半部と、第2部材(72)の前壁(77)、中間壁(78)および前側連結壁(79)とにより、冷媒流入ヘッダ部(9)の左右両端が開口したヘッダ部本体(55)が形成され、第1部材(70)の後半部と、第2部材(72)の後壁(77)、中間壁(78)および後側連結壁(79)とにより、冷媒流出ヘッダ部(11)の左右両端が開口したヘッダ部本体(56)が形成されており、両ヘッダ部本体(55)(56)は最高位部(73)および中間壁(78)により構成される連結手段により一体化されている。
両ヘッダ部本体(55)(56)の両端開口は、両面にろう材層を有するアルミニウムブレージングシートからなるキャップ(72)により閉鎖されている。各キャップ(72)の前側には、冷媒流入ヘッダ部(9)のヘッダ部本体(55)内に嵌め入れられる左右方向内方に突出した凹陥部(81)が一体に形成され、同じく後側には、冷媒流出ヘッダ部(11)のヘッダ部本体(56)内に嵌め入れられる左右方向内方に突出した凹陥部(82)が一体に形成されている。各キャップ(72)の前後両側縁と下縁との間の円弧状部に、それぞれ左右方向内方に突出しかつ第2部材(72)の前後両壁(77)に係合する係合爪(83)が一体に形成され、同じく上縁に左右方向内方に突出した複数の係合爪(84)が前後方向に間隔をおいて一体に形成されている。
冷媒ターン用タンク(3)の第1および第2部材(70)(71)と、両キャップ(72)とは次のようにしてろう付されている。すなわち、第1および第2部材(70)(71)が、第2部材(71)の突起(78a)が貫通穴(76)に挿通されてかしめられることにより、第1部材(70)の前後の垂下壁(70a)の下端部と、第2部材(71)の前後両壁(77)の上端部とが係合した状態で、第1部材(70)のろう材層を利用して相互にろう付されている。両キャップ(72)は、前側の凹陥部(81)がヘッダ部本体(55)内に、後側の凹陥部(82)がヘッダ部本体(56)内にそれぞれ嵌め入れられ、上側の係合爪(84)が第1部材(70)に係合させられるとともに、下側の係合爪(83)が第2部材(71)の前後両壁(77)に係合させられた状態で、各キャップ(72)のろう材層を利用して第1および第2部材(70)(71)にろう付されている。第2部材(71)の中間壁(78)の切り欠き(78b)の上端開口は第1部材(70)によって閉じられ、これにより冷媒通過穴(80)が形成されている。
こうして、冷媒ターン用タンク(3)が形成されており、第2部材(71)の中間壁(78)よりも前側が冷媒流入ヘッダ部(9)、同じく中間壁(78)よりも後側が冷媒流出ヘッダ部(11)となっている。冷媒流入ヘッダ部(9)と冷媒流出ヘッダ部(11)とは、冷媒通過穴(80)を介して通じさせられている。
熱交換コア部(4)の前後の熱交換管群(13)を構成する熱交換管(12)はアルミニウム押出形材からなり、前後方向に幅広の偏平状で、その内部に長さ方向に伸びる複数の冷媒通路(12a)が並列状に形成されている(図6参照)。熱交換管(12)の上端部は冷媒入出用タンク(2)の第1部材(16)の管挿通穴(23)に挿通された状態で、第1部材(16)のろう材層を利用して第1部材(16)にろう付され、同じく下端部は冷媒ターン用タンク(3)の第1部材(70)の管挿通穴(75)に挿通された状態で、第1部材(70)のろう材層を利用して第1部材(70)にろう付されている。
ここで、熱交換管(12)の左右方向の厚みである管高さは0.75〜1.5mm、前後方向の幅である管幅は12〜18mm、周壁の肉厚は0.175〜0.275mm、冷媒通路どうしを仕切る仕切壁の厚さは0.175〜0.275mm、仕切壁のピッチは0.5〜3.0mm、前後両端壁の外面の曲率半径は0.35〜0.75mmであることが好ましい。
なお、熱交換管(12)としては、アルミニウム押出形材製のものに代えて、アルミニウム製電縫管の内部にインナーフィンを挿入することにより複数の冷媒通路を形成したものを用いてもよい。また、片面にろう材層を有するアルミニウムブレージングシートのろう材層側に圧延加工を施すことにより形成され、かつ連結部を介して連なった2つの平坦壁形成部と、各平坦壁形成部における連結部とは反対側の側縁より隆起状に一体成形された側壁形成部と、平坦壁形成部の幅方向に所定間隔をおいて両平坦壁形成部よりそれぞれ隆起状に一体成形された複数の仕切壁形成部とを備えた板を、連結部においてヘアピン状に曲げて側壁形成部どうしを突き合わせて相互にろう付し、仕切壁形成部により仕切壁を形成したものを用いてもよい。
コルゲートフィン(14)は両面にろう材層を有するアルミニウムブレージングシートを用いて波状に形成されたものであり、その波頭部と波底部を連結する連結部に、前後方向に並列状に複数のルーバが形成されている。コルゲートフィン(14)は前後両熱交換管群(13)に共有されており、その前後方向の幅は前側熱交換管群(13)の熱交換管(12)の前側縁と後側熱交換管群(13)の熱交換管(12)の後側縁との間隔をほぼ等しくなっている。ここで、コルゲートフィン(14)のフィン高さである波頭部と波底部との直線距離は7.0mm〜10.0mm、同じくフィンピッチである連結部のピッチは1.3〜1.8mmであることが好ましい。なお、1つのコルゲートフィンが前後両熱交換管群(13)に共有される代わりに、両熱交換管群(13)の隣り合う熱交換管(12)どうしの間にそれぞれコルゲートフィンが配置されていてもよい。
右側サイドプレート(15)の上下両縁部の前後方向中央部は、冷媒入出用タンク(2)の右側キャップ(19)の下縁の前後方向中央部、および冷媒ターン用タンク(3)の右側キャップ(72)の上縁の前後方向中央部に、それぞれ連結部(60)を介して連結一体化されている。また、左サイドプレート(15)の上下両縁部の前後方向中央部は、冷媒入出用タンク(2)の左側キャップ(18)の下縁の前後方向中央部、および冷媒ターン用タンク(3)の左側キャップ(72)の上縁の前後方向中央部に、それぞれ連結部(60)を介して連結一体化されている。各連結部(60)は、左右方向内端部どうしが相互に連結された上下1対の側壁(60a)(60b)を有し、かつ正面から見て左右方向外方に開口している横向きU字状である。上側壁(60a)の左右方向外端がキャップ(19)(18)に連結され、下側壁(60b)の左右方向外端にサイドプレート(15)が連結されている(図7および図9参照)。
各サイドプレート(15)の上下両端部には、それぞれ左右方向内方に突出し、かつコルゲートフィン(14)を上下両側から保持する複数、ここでは2つの保持部(61)が、前後方向に間隔をおいて一体に形成されている。前後の保持部(61)は連結部(60)の前後両側に位置している。保持部(61)は、サイドプレートに切り曲げ加工を施すことにより形成されたものであり、横長方形貫通穴の上下方向の内側縁部に位置している。
右側キャップ(19)(72)と右側サイドプレート(15)と連結部(60)と保持部(61)、および左側キャップ(18)(72)と左側サイドプレート(15)と連結部(60)と保持部(61)とは、それぞれ両面にろう材層を有するアルミニウムブレージングシートからなる板状ブランクにプレス加工を施すことによって、一体に形成されている。
エバポレータ(1)は、冷媒入口管(7)および冷媒出口管(8)を除く各構成部材を組み合わせて仮止めし、すべての構成部材を一括してろう付することにより製造される。すなわち、冷媒入出用タンク(2)の第1および第2部材(16)(17)と、冷媒ターン用タンク(3)の第1および第2部材(70)(71)と、熱交換管(12)と、コルゲートフィン(14)とを組み合わせた後、各キャップ(19)(18)(72)の凹陥部(32)(33)(34)(39)(41)(42)(81)(82)をヘッダ部本体(10)(20)(55)(56)内に嵌め入れることにより、サイドプレート(15)を左右両端のコルゲートフィン(14)の外側に配置し、各構成部材を仮止めする。その後、熱交換管(12)とコルゲートフィン(14)、熱交換管(12)と各ヘッダ部本体(10)(20)(55)(56)の第1部材(16)(70)、各ヘッダ部本体(10)(20)(55)(56)の第1部材(16)(70)と第2部材(17)(71)、各ヘッダ部本体(10)(20)(55)(56)とキャップ(19)(18)(72)、および各サイドプレート(15)とコルゲートフィン(14)とを同時にろう付する。こうして、エバポレータ(1)が製造される。
エバポレータ(1)は、圧縮機、コンデンサ(冷媒冷却器)および膨張弁(減圧器)とともにフロン系冷媒を使用する冷凍サイクルを構成し、カーエアコンとして車両、たとえば自動車に搭載される。
上述したエバポレータ(1)において、図10に示すように、圧縮機、コンデンサおよび膨張弁(減圧器)を通過した気液混相の2相冷媒が、冷媒入口管(7)からパイプジョイント部材(21)の冷媒流入口(45)および右側キャップ(19)の冷媒入口(37)を通って冷媒入口ヘッダ部(5)内に入り、分流して前側熱交換管群(13)のすべての熱交換管(12)の冷媒通路(12a)内に流入する。
すべての熱交換管(12)の冷媒通路(12a)内に流入した冷媒は、冷媒通路(12a)内を下方に流れて冷媒ターン用タンク(3)の冷媒流入ヘッダ部(9)内に入る。冷媒流入ヘッダ部(9)内に入った冷媒は、中間壁(78)の冷媒通過穴(80)を通って冷媒流出ヘッダ部(11)内に入る。
冷媒流出ヘッダ部(11)内に入った冷媒は、分流して後側熱交換管群(13)のすべての熱交換管(12)の冷媒通路(12a)内に流入し、流れ方向を変えて冷媒通路(12a)内を上方に流れて冷媒出口ヘッダ部(6)の下空間(6b)内に入る。ここで、分流用抵抗板(29)によって冷媒の流れに抵抗が付与されるので、冷媒流出ヘッダ部(11)から後側熱交換管群(13)のすべての熱交換管(12)への分流が均一化されるとともに、冷媒入口ヘッダ部(5)から前側熱交換管群(13)のすべての熱交換管(12)への分流も一層均一化される。その結果、両熱交換管群(13)のすべての熱交換管(12)の冷媒流通量が均一化される。
ついで、冷媒は分流用抵抗板(29)の冷媒通過穴(31A)(31B)を通って冷媒出口ヘッダ部(6)の上部空間(6a)内に入り、右側キャップ(19)の冷媒出口(38)およびパイプジョイント部材(21)の冷媒流出口(46)を通り、冷媒出口管(8)に流出する。そして、冷媒が前側熱交換管群(13)の熱交換管(12)の冷媒通路(12a)、および後側熱交換管群(13)の熱交換管(12)の冷媒通路(12a)を流れる間に、通風間隙を図1および図10に矢印Xで示す方向に流れる空気と熱交換をし、気相となって流出する。
このとき、コルゲートフィン(14)の表面に凝縮水が発生し、この凝縮水が冷媒ターン用タンク(3)の頂面(3a)に流下する。冷媒ターン用タンク(3)の頂面(3a)に流下した凝縮水は、キャピラリ効果により溝(74)内に入り、溝(74)内を流れて前後方向外側の端部から冷媒ターン用タンク(3)の下方へ落下する。こうして、冷媒ターン用タンク(3)の頂面(3a)とコルゲートフィン(14)の下端との間に多くの凝縮水が溜まることに起因する凝縮水の氷結が防止され、その結果エバポレータ(1)の性能低下が防止される。
実施形態2
この実施形態は図11および図12に示すものである。
図11および図12において、右側サイドプレート(15)の上下両縁部の前後方向中央部は、冷媒入出用タンク(2)の右側キャップ(19)の下縁の前後方向中央部、および冷媒ターン用タンク(3)の右側キャップ(72)の上縁の前後方向中央部に、それぞれ前後方向に間隔をおいて設けられた2つの連結部(65)を介して連結一体化されている。各連結部(65)は、右側サイドプレート(15)と同厚の垂直板状である。また、各連結部(65)の前後方向内側の縁部に、左方に突出した突出部(66)が一体に形成されている。図示は省略したが、左側サイドプレート(15)の上下両縁部の前後方向中央部は、冷媒入出用タンク(2)の左側キャップ(18)の下縁の前後方向中央部、および冷媒ターン用タンク(3)の右側キャップ(72)の上縁の前後方向中央部に、それぞれ前後方向に間隔をおいて設けられた2つの連結部を介して連結一体化されている。各連結部は、右側キャップ(19)(72)と右側サイドプレート(15)とを連結一体化する連結部(65)と同様に、左側サイドプレート(15)と同厚の垂直板状であり、各連結部の前後方向内側の縁部に、右方に突出した突出部が一体に形成されている。
右側キャップ(19)(72)と右側サイドプレート(15)と連結部(65)と突出部(66)と保持部(61)、および左側キャップ(18)(72)と左側サイドプレート(15)と連結部(65)と突出部(66)と保持部(61)とは、それぞれ両面にろう材層を有するアルミニウムブレージングシートからなる板状ブランクにプレス加工を施すことによって、一体に形成されている。
その他の構成は、実施形態1のエバポレータと同じである。
実施形態3
この実施形態は図13および図14に示すものである。
図13および図14において、右側サイドプレート(15)の上下両縁部と、冷媒入出用タンク(2)の右側キャップ(19)および冷媒ターン用タンク(3)の右側キャップ(72)とを連結一体化する2つの連結部(65)の前後方向内側縁部どうしは、平面から見て左方に突出した略V字状内方突出部(68)により連結されている。図示は省略したが、左側サイドプレート(15)の上下両縁部と、冷媒入出用タンク(2)の左側キャップ(18)および冷媒ターン用タンク(3)の左側キャップ(72)とを連結一体化する2つの連結部の前後方向内側縁部どうしは、右側サイドプレート(15)と右側キャップ(19)(72)との場合と同様に、平面から見て左方に突出した略V字状内方突出部により連結されている。
右側キャップ(19)(72)と右側サイドプレート(15)と連結部(65)と内方突出部(68)と保持部(61)、および左側キャップ(18)(72)と左側サイドプレート(15)と連結部(65)と内方突出部(68)と保持部(61)とは、それぞれ両面にろう材層を有するアルミニウムブレージングシートからなる板状ブランクにプレス加工を施すことによって、一体に形成されている。
その他の構成は、実施形態2のエバポレータと同じである。
上記3つの実施形態においては、両タンク(2)(3)の冷媒入口ヘッダ部(5)と冷媒流入ヘッダ部(9)との間、および冷媒出口ヘッダ部(6)と冷媒流出ヘッダ部(11)との間にそれぞれ1つの熱交換管群(13)が設けられているが、これに限るものではなく、両タンク(2)(3)の冷媒入口ヘッダ部(5)と冷媒流入ヘッダ部(9)との間、および冷媒出口ヘッダ部(6)と冷媒流出ヘッダ部(11)との間にそれぞれ1または2以上の熱交換管群(13)が設けられていてもよい。また、冷媒入出用タンクが下、冷媒ターン用タンクが上となって用いられることもある。
上記3つの実施形態においては、この発明による熱交換器が、フロン系冷媒を使用するカーエアコンのエバポレータに適用されているが、これに限定されるものではなく、圧縮機、ガスクーラ(冷媒冷却器)、中間熱交換器、膨張弁(減圧器)およびエバポレータを有しかつCO冷媒を使用するカーエアコンを備えた車両、たとえば自動車において、カーエアコンのエバポレータとして用いられることがある。
さらに、上記3つの実施形態においては、冷媒ターン用タンク(3)には、隣り合う熱交換管(12)間の部分において排水性向上のための溝(74)が形成されているが、これに限定されるものではなく、各熱交換管(12)と対応する位置に、排水性向上のための溝が形成されていてもよい。この場合、冷媒ターン用タンク(3)の頂面(3a)から前後両側面(3b)にかけて、各管挿通穴(75)の前後方向外端に連なって排水性向上のための溝が形成される。
この発明による熱交換器を適用した実施形態1のエバポレータの全体構成を示す一部切り欠き斜視図である。 図1のエバポレータの中間部を省略した垂直断面図である。 図1のエバポレータの冷媒入出用タンクの部分の分解斜視図である。 一部を省略した図2のA−A線拡大断面図である。 一部を省略した図2のB−B線拡大断面図である。 図2のC−C線断面図である。 図1のエバポレータの冷媒入出用タンクの両ヘッダ部本体、右側キャップ、パイプジョイント部材、および右側サイドプレートを示す一部を省略した部分拡大分解斜視図である。 図1のエバポレータの冷媒ターン用タンクの部分の分解斜視図である。 図1のエバポレータの冷媒ターン用タンクの両ヘッダ部本体、右側キャップ、パイプジョイント部材、および右側サイドプレートを示す一部を省略した部分拡大分解斜視図である。 図1のエバポレータにおける冷媒の流れ方を示す図である。 この発明による熱交換器を適用した実施形態2のエバポレータの要部を示す図7相当の図である。 この発明による熱交換器を適用した実施形態2のエバポレータの要部を示す図9相当の図である。 この発明による熱交換器を適用した実施形態3のエバポレータの要部を示す図7相当の図である。 この発明による熱交換器を適用した実施形態3のエバポレータの要部を示す図9相当の図である。
符号の説明
(1):エバポレータ
(4):熱交換コア部
(5):冷媒入口ヘッダ部(第1ヘッダ部)
(6):冷媒出口ヘッダ部(第2ヘッダ部)
(9):冷媒流入ヘッダ部(第3ヘッダ部)
(10)(20):ヘッダ部本体
(11):冷媒流出ヘッダ部(第4ヘッダ部)
(12):熱交換管
(13):熱交換管群
(14):コルゲートフィン
(15):サイドプレート
(18):左側キャップ
(19):右側キャップ
(32)(33)(34)(39)(41)(42):凹陥部
(60):連結部
(60a):上側壁
(60b):下側壁
(61):保持部
(72):キャップ
(81)(82):凹陥部

Claims (17)

  1. 左右方向に間隔をおいて配置された複数の熱交換管からなり、かつ通風方向に並んで配置された複数列の熱交換管群、隣り合う熱交換管間および左右両端の熱交換管の外側に配置されて熱交換管に接合されたフィン、ならびに左右両端のフィンの外側に配置されて当該フィンに接合されたサイドプレートを有する熱交換コア部と、熱交換管の一端側に配置され、かつ少なくとも1列の熱交換管群の熱交換管が接続された第1ヘッダ部と、熱交換管の一端側において第1ヘッダ部の通風方向上流側に配置され、かつ残りの熱交換管群の熱交換管が接続された第2ヘッダ部と、熱交換管の他端側に配置され、かつ第1ヘッダ部に接続されている熱交換管が接続された第3ヘッダ部と、熱交換管の他端側に配置され、かつ第2ヘッダ部に接続されている熱交換管が接続された第4ヘッダ部とを備えており、第1および第2ヘッダ部が、左右両端が開口した2つの中空状ヘッダ部本体と、両ヘッダ部本体の左右両端部に跨って接合されて両ヘッダ部本体の左右両端開口を閉鎖する2つのキャップとにより形成され、第3および第4ヘッダ部が、左右両端が開口した2つの中空状ヘッダ部本体と、両ヘッダ部本体の左右両端部に跨って接合されて両ヘッダ部本体の左右両端開口を閉鎖する2つのキャップとにより形成され、サイドプレートとキャップとが、連結部を介して連結一体化されている熱交換器。
  2. 連結部が、一端どうしが相互に連結された1対の側壁を有する横向きU字状であり、一方の側壁の他端にサイドプレートが連結され、他方の側壁の他端にキャップが連結されている請求項1記載の熱交換器。
  3. 各キャップが、ヘッダ部本体内に嵌る凹陥部を有している請求項1または2記載の熱交換器。
  4. サイドプレートに、フィンをその両端側から挟むように保持する保持部が形成されている請求項1〜3のうちのいずれかに記載の熱交換器。
  5. 保持部が、サイドプレートに切り曲げ加工を施すことにより形成されている請求項4記載の熱交換器。
  6. サイドプレートとキャップと連結部とが、板状ブランクにプレス加工を施すことにより一体に形成されている請求項1〜5のうちのいずれかに記載の熱交換器。
  7. 第1ヘッダ部のヘッダ部本体と第2ヘッダ部のヘッダ部本体とが一体化されている請求項1〜6のうちのいずれかに記載の熱交換器。
  8. 第3ヘッダ部のヘッダ部本体と第4ヘッダ部のヘッダ部本体とが一体化されている請求項1〜7のうちのいずれかに記載の熱交換器。
  9. 左右方向に間隔をおいて配置された複数の熱交換管からなり、かつ通風方向に並んで配置された複数列の熱交換管群、隣り合う熱交換管間および左右両端の熱交換管の外側に配置されて熱交換管に接合されたフィン、ならびに左右両端のフィンの外側に配置されて当該フィンに接合されたサイドプレートを有する熱交換コア部と、熱交換管の一端側に配置され、かつ少なくとも1列の熱交換管群の熱交換管が接続された第1ヘッダ部と、熱交換管の一端側において第1ヘッダ部の通風方向上流側に配置され、かつ残りの熱交換管群の熱交換管が接続された第2ヘッダ部と、熱交換管の他端側に配置され、かつ第1ヘッダ部に接続されている熱交換管が接続された第3ヘッダ部と、熱交換管の他端側に配置され、かつ第2ヘッダ部に接続されている熱交換管が接続された第4ヘッダ部とを備えており、第1および第2ヘッダ部が、左右両端が開口した2つの中空状ヘッダ部本体と、両ヘッダ部本体の左右両端部に跨って接合されて両ヘッダ部本体の左右両端開口を閉鎖する2つのキャップとにより形成され、第3および第4ヘッダ部が、左右両端が開口した2つの中空状ヘッダ部本体と、両ヘッダ部本体の左右両端部に跨って接合されて両ヘッダ部本体の左右両端開口を閉鎖する2つのキャップとにより形成された熱交換器を製造する方法であって、
    サイドプレートとキャップとを、連結部を介して連結一体化しておき、熱交換管、フィンおよびすべてのヘッダ部本体を組み合わせて配置した後、キャップをヘッダ部本体の左右両端部に跨って配置することにより、サイドプレートを左右両端のフィンの外側に配置し、熱交換管とフィン、熱交換管とヘッダ部本体、ヘッダ部本体とキャップ、およびサイドプレートとフィンとを同時にろう付することを含む熱交換器の製造方法。
  10. サイドプレートとキャップとを、ろう付時のサイドプレートの左右方向内方への移動を許容しうる連結部を介して連結一体化しておく請求項9記載の熱交換器の製造方法。
  11. 連結部が、一端どうしが相互に連結あれた1対の側壁を有する横向きU字状であり、一方の側壁の他端にサイドプレートが連結され、他方の側壁の他端にキャップが連結されている請求項10記載の熱交換器の製造方法。
  12. 各キャップに、ヘッダ部本体内に嵌る凹陥部を形成しておく請求項9〜11のうちのいずれかに記載の熱交換器の製造方法。
  13. サイドプレートに、フィンをその両端側から挟むように保持する保持部を形成しておく請求項9〜12のうちのいずれかに記載の熱交換器の製造方法。
  14. 保持部を、サイドプレートに切り曲げ加工を施すことにより形成する請求項13記載の熱交換器の製造方法。
  15. サイドプレートとキャップと連結部とを、板状ブランクにプレス加工を施すことにより一体に形成する請求項9〜14のうちのいずれかに記載の熱交換器の製造方法。
  16. 圧縮機、冷媒冷却器およびエバポレータを備えており、エバポレータが、請求項1〜8のうちのいずれかに記載の熱交換器からなる冷凍サイクル。
  17. 請求項16記載の冷凍サイクルが、エアコンとして搭載されている車両。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009024899A (ja) * 2007-07-17 2009-02-05 Showa Denko Kk エバポレータ
CN105066524A (zh) * 2015-08-12 2015-11-18 张俊浩 一种汽车空调冷凝器
JP7448520B2 (ja) 2018-07-31 2024-03-12 サフラン・エアクラフト・エンジンズ ターボ機械用熱交換器

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