JP2009150572A - 熱交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】チューブ出入口部における圧力損失を低減するとともに、搭載性を向上させることができる熱交換器を提供する。
【解決手段】吸気が流れる複数本のチューブ10と、チューブの長手方向Y両端部に配設され、複数本のチューブ10が接合されるとともに、複数本のチューブ10と連通するタンク2とを備える熱交換器において、タンク2に、タンク2の内側と外側とを連通する貫通孔24を設け、貫通孔24の内周縁部に、タンク外方側に向けて突出する筒状のバーリング部25を形成し、チューブ10を、バーリング部25の外周を覆うようにしてバーリング部25に接合される接続部101と、接続部101に連なるチューブ本体部102を有するように構成し、バーリング部25のタンク外方側端部の内周形状を、チューブ本体部102の内周形状と略同一にする。
【選択図】図2

Description

本発明は、熱交換器に関し、内燃機関に吸入される燃焼用の空気を冷却するインタークーラに適用して有効である。
従来の熱交換器は、流体が流通する複数本のチューブと、チューブの長手方向両端部に配置され、チューブが接合されるタンクとを備えている。
このような熱交換器においては、タンクにおけるチューブとの接合部分に、タンク内方側に向けて突出する筒状のバーリング部を設け、このバーリング部内にチューブを挿入した状態で、チューブとタンクとをろう付けにより接合している(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、この接合構造では、チューブの出入口部における圧力損失が大きくなるという問題があった。
これに対し、タンクにおけるチューブとの接合部分に、タンク外方側に向けて突出する筒状のバーリング部を設け、このバーリング部内にチューブを挿入した状態で、チューブとタンクとをろう付けにより接合することで、チューブ出入口部における圧力損失を低減した熱交換器が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平10−160385号公報 独国特許出願公開第19757034号明細書
しかしながら、上記特許文献2に記載の熱交換器では、チューブの出入口部とタンクのバーリング部との接合部分に段差が発生してしまうため、圧力損失を十分に低減することができないという問題がある。
ところで、上記特許文献1、2に記載の熱交換器では、タンクのバーリング部内にチューブを挿入する構成になっている。したがって、チューブの幅方向長さに対してコアプレートの幅方向長さが長くなるため、熱交換器をチューブ長手方向から見た際に、コアプレート(タンク)におけるチューブに対して幅方向外側に出っ張っている部分の長さが大きくなる。このため、デッドスペースが大きくなり、搭載性が悪化するという問題もある。
本発明は、上記点に鑑み、チューブ出入口部における圧力損失を低減することができる熱交換器を提供することを目的とする。本発明の他の目的は、搭載性を向上させることにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、タンク(2)には、タンク外方側に向けて突出する筒状のバーリング部(25)が形成されているとともに、バーリング部(25)の内側には、タンク(2)の内側と外側とを連通する貫通孔(24)が形成されており、チューブ(10)は、バーリング部(25)の外周を覆うようにしてバーリング部(25)に接合される接続部(101)と、接続部(101)に連なるチューブ本体部(102)を有して構成されており、バーリング部(25)のタンク外方側端部の内周形状は、チューブ本体部(102)の内周形状と略同一になっていることを特徴としている。
このように、チューブ(10)をバーリング部(25)の外周を覆うようにしてバーリング部(25)に接合させるとともに、バーリング部(25)のタンク外方側端部の内周形状を、チューブ本体部(102)の内周形状と略同一とすることで、チューブ(10)の出入口部において第1流体をスムーズに流すことができるため、チューブ(10)の出入口部における圧力損失を低減することが可能となる。
なお、本発明における「略同一」とは、チューブ本体部(102)の内周形状とバーリング部(25)のタンク外方側端部の内周形状が完全に同一になっている場合に限らず、チューブ本体部(102)の内周形状とバーリング部(25)のタンク外方側端部の内周形状とがほぼ同一、かつ、チューブ本体部(102)の内径が、バーリング部(25)のタンク外方側端部の内径以上、バーリング部(25)のタンク外方側端部の内径とバーリング部(25)のタンク外方側端部の板厚とを足し合わせた値以下の範囲になっている場合も含む。
また、請求項2に記載の発明では、チューブ(10)は、チューブ長手方向(Y)から見たときの断面形状が短辺(1a)と長辺(1b)とを有する扁平形状になっており、短辺(1a)がチューブ(10)の積層方向(X)に沿って平行配置されているとともに、長辺(1b)が第2流体の流通方向(Z)に沿って平行配置されており、チューブ(10)の短辺(1a)側となる側壁面(10a)は、チューブ長手方向(Y)全域にわたって第1流体の流通方向(Y)と略平行な平坦状に形成されており、チューブ(10)は、チューブ本体部(102)よりチューブ長手方向(Y)における外側に、長辺(1b)側となる扁平面(10b)がチューブ長手方向(Y)における外側に向かうにつれて対向する二つの扁平面(10b)間の距離が大きくなるように傾斜している拡開部(103)を有していることを特徴としている。
このように、チューブ(10)の側壁面(10a)を、チューブ長手方向(Y)全域にわたって第1流体の流通方向(Y)と略平行な平坦状に形成することで、熱交換器をチューブ長手方向(Y)から見た際に、タンク(2)におけるチューブ(10)に対して幅方向(すなわち第2流体の流通方向)外側に出っ張っている部分の長さを小さくすることができる。このため、デッドスペースを小さくすることができるので、熱交換器の搭載スペースを縮小し、搭載性を向上させることが可能となる。このとき、チューブ(10)の側壁面(10a)は平坦状に形成されており、拡開する必要がないため、側壁面(10a)および扁平面(10b)ともに拡開する場合と比較して生産性を向上させることが可能となる。
また、請求項3に記載の発明では、複数本のチューブ(10)の外表面には、第1流体と第2流体との熱交換を促進するアウターフィン(11)が接合されており、アウターフィン(11)が、チューブ(10)における拡開部(103)のチューブ長手方向(Y)内側端部と接触していることを特徴としている。このようにすれば、チューブ(10)に対するアウターフィン(11)の位置決めを容易に行うことができるため、生産性を向上させることが可能となる。
また、請求項4に記載の発明では、チューブ(10)の内部には、チューブ(10)と第1流体との伝熱面積を増加させるインナーフィン(12)が設けられており、インナーフィン(12)が、バーリング部(25)のタンク外方側端部と接触していることを特徴としている。
このようにすれば、チューブ(10)に対するインナーフィン(12)の位置決めを容易に行うことができるため、生産性を向上させることが可能となる。また、インナーフィン(12)を、そのチューブ長手方向(Y)両端部がタンク(2)に接触した状態でチューブ(10)内に収容することができるため、チューブ(10)の長手方向全域にわたってインナーフィン(12)を存在させることができる。これにより、チューブ(10)の長手方向全域にわたって強度を向上させることができ、チューブ(10)のタンク(2)に対する接合強度を向上させることが可能となる。
また、請求項5に記載の発明では、バーリング部(25)の外周面は、タンク外方側からタンク内方側へ向かって拡径した第1テーパ面(25a)を有しており、接続部(101)の内壁面は、チューブ長手方向(Y)における内側からチューブ長手方向(Y)における外側へ向かって拡径し、第1テーパ面(25a)に対応した形状の第2テーパ面(104a)を有していることを特徴としている。これによれば、チューブ(10)をタンク(2)のバーリング部(25)外側に容易に挿入することができるため、生産性を向上させることが可能となる。
また、請求項6に記載の発明では、バーリング部(25)の内周面(25b)は、前記貫通孔(24)の内方側へ凸となる円弧状に形成されていることを特徴としている。これによれば、チューブ(10)の出入口部において第1流体をよりスムーズに流すことができるため、チューブ(10)の出入口部における圧力損失をより低減することが可能となる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図1〜図4に基づいて説明する。本実施形態は、本発明に係る熱交換器を、内燃機関に吸入される燃焼用の空気(吸気)と外気(冷却用空気)とを熱交換させて吸気を冷却するインタークーラに適用したものである。なお、吸気が本発明の第1流体に相当し、冷却用空気が第2流体に相当している。
図1(a)は、本第1実施形態に係るインタークーラの平面図で、図1(b)はインタークーラの正面図である。図1に示すように、インタークーラは略直方体形状のコア部1を備えており、コア部1は、多数のチューブ10と多数のアウターフィン11が上下方向に沿って交互に積層されて構成されている。以下、チューブ10およびアウターフィン11の積層方向を、チューブ積層方向Xという。
アウターフィン11は、アルミニウム合金製であり、コルゲート状に形成されて冷却用空気と吸気との熱交換を促進するものである。
チューブ10は、吸気が流通する通路を内部に有し、アルミニウム合金製板材を所定の形状に折り曲げ後、溶接またはろう付けして形成される。本実施形態では、チューブ10は、その長手方向(以下、チューブ長手方向Yという)が水平方向と一致し、かつ、その断面形状は長径方向が冷却用空気の流通方向Zと一致するような扁平形状に形成されている。
チューブ10におけるチューブ長手方向Yの両端部には、チューブ長手方向Yと略直交する方向に延びるとともに内部に空間が形成されたタンク2が配置されている。タンク2には、チューブ10におけるチューブ長手方向Yの端部が接合されており、多数のチューブ10の各流路とタンク2内の空間とが連通している。また、タンク2は、チューブ10および後述するインサート3が接合されたアルミニウム合金製のコアプレート20と、コアプレート20にろう付けされ、コアプレート20と共にタンク2内の空間を構成するアルミニウム合金製のタンク本体部21とを有して構成されている。
コア部1におけるチューブ積層方向Xの両端部には、コア部1を補強するインサート3が配置されている。インサート3は、アルミニウム合金製であり、チューブ長手方向Yと平行な方向に延びてその両端がタンク2に接続されている。
図2は図1(a)のA−A断面図で、図3(a)は図1(b)のB−B断面図、図3(b)は図3(a)のC部拡大図である。なお、図2において、後述するインナーフィン12は図示を省略している。
図2および図3に示すように、コアプレート20は、チューブ10およびインサート3が接合されるチューブ接合面22と、チューブ接合面22の外周部からタンク2の内方側(すなわちチューブ長手方向Yにおける外側)に向かって略垂直に折り曲げられてチューブ長手方向Yに延びる壁部23とを有している。この壁部23のタンク内方側の面には、タンク本体部21の端部におけるタンク外方側の面が接合されている。
チューブ接合面22には、タンク2の外方側(すなわちチューブ長手方向Yにおける内側)に向けて突出するように筒状のバーリング部25が形成されている。また、チューブ接合面22におけるバーリング部25の内側には、タンク2の内側と外側とを連通する貫通孔24が形成されている。貫通孔24およびバーリング部25は、チューブ積層方向Xに沿って多数形成されている。そして、チューブ10の開口端部は、バーリング部25の外側を覆うようにしてバーリング部25に接合されている。
図4は、本第1実施形態のチューブ10を開口端側から見た斜視概要図である。図4に示すように、チューブ10は、冷却用空気の流通方向Z(すなわちチューブの幅方向)の長さがチューブ長手方向Y全域にわたって等しくなっている。また、チューブ10は、長手方向の両端部(すなわち開口端部)に配設され、コアプレート20のバーリング部25の外側を覆うようにしてバーリング部25に接合される接続部101と、この接続部101に連なるチューブ本体102とを有して構成されている。そして、接続部101の吸気通路高さ、すなわち吸気通路のチューブ積層方向Xの長さは、チューブ本体部102の吸気通路高さより大きくなっている。
また、チューブ10は、接続部101とチューブ本体部102との間に配置され、チューブ積層方向Xにおいてのみ、チューブ長手方向Yにおける内側から外側に向かって拡径した拡開部103を有している。拡開部103は、吸気通路高さがチューブ長手方向Yにおける内側から外側に向かって徐々に大きくなるように形成されている。また、拡開部103は、接続部101とチューブ本体部102とを接続するように構成されている。
換言すると、チューブ10のチューブ長手方向Yから見たときの断面形状は、短辺1aと長辺1bを有する扁平形状になっている。そして、短辺1aがチューブ積層方向Xに沿って平行配置されているとともに、長辺1bが冷却用空気の流通方向Zに沿って平行配置されている。チューブ10の断面短辺1a側となる側壁面10aは、チューブ長手方向Y全域にわたって吸気の流通方向(すなわちチューブ長手方向Y)と平行に延びている。この側壁面10aは、平坦状に形成されている。また、チューブ10の断面長辺1b側となる扁平面10bのうち接続部101およびチューブ本体部102を構成する部分は、吸気の流通方向に平行に延びている。一方、扁平面10bのうち、接続部101およびチューブ本体部102間に配置される拡開部103を構成する部分は、チューブ長手方向Yにおける外側に向かうにつれて対向する二つの扁平面10b間の距離が大きくなるように吸気の流通方向に対して傾斜している。
図2に戻り、バーリング部25のタンク外方側端部の内周形状は、チューブ本体部102の内周形状と略同一になっている。すなわち、バーリング部25のタンク外方側端部のチューブ長手方向Yから見た断面形状が、チューブ本体部102のチューブ長手方向Yから見た断面形状と略同一になっている。
なお、本実施形態では、チューブ10を構成する側壁面10aと扁平面10bのうち、扁平面10bのみがチューブ長手方向Yにおける内側から外側に向かって拡径した拡開部103を有するチューブ10を採用しているため、バーリング部25のタンク外方側端部の内周形状と、チューブ本体部102の内周形状とが完全に同一とはなっていない。
具体的には、図2に示すように、チューブ本体部102における対向する二つの扁平面10b間の距離D1と、バーリング部25におけるタンク外方側端部の内周面間のチューブ積層方向Xの距離D2とが同一になっている。一方、図3に示すように、チューブ本体部102における対向する二つの側壁面10a間の距離D3は、バーリング部25におけるタンク外方側端部の内周面間の冷却用空気流通方向Zの距離D4と、バーリング部25のタンク外方側端部の板厚tとを足し合わせた値と一致している。
図2に戻り、アウターフィン11のチューブ長手方向Y両端部は、チューブ10における拡開部103のチューブ長手方向Yにおける内側の端部と接触している。これにより、チューブ10に対するアウターフィン11の位置決めを容易に行うことができるため、生産性を向上させることが可能となる。
また、図3に示すように、チューブ10の内部には、インナーフィン12が挿入されている。このインナーフィン12は、熱伝導性に優れる薄い金属板(例えば、アルミニウム板)を所定のピッチで交互に折り曲げて波状に成形したもので、チューブ10と吸気との伝熱面積を増加させる目的で用いられる。
そして、インナーフィン12は、コアプレート20におけるバーリング部25のタンク外方側(チューブ長手方向Yにおける内側)端部と接触している。これにより、チューブ10に対するインナーフィン12の位置決めを容易に行うことができるため、生産性を向上させることが可能となる。また、インナーフィン12を、そのチューブ長手方向Y両端部がタンク2の一部であるバーリング部25に接触した状態でチューブ10内に収容することができるため、チューブ10内の長手方向全域にわたってインナーフィン12を存在させることができる。これにより、チューブ10の長手方向全域にわたって強度を向上させることができ、チューブ10のタンク2に対する接合強度を向上させることが可能となる。
以上説明したように、チューブ10をバーリング部25の外周を覆うようにしてバーリング部25に接合させるとともに、バーリング部25のタンク外方側端部の内周形状を、チューブ本体部102の内周形状と略同一とすることで、チューブ10の出入口部において吸気をスムーズに流すことができるので、チューブ10の出入口部における圧力損失を低減することが可能となる。これにより、吸気密度を増加させることができ、ひいては内燃機関の出力を向上させることができる。
また、チューブ10の側壁面10aを、チューブ長手方向Y全域にわたって吸気の流通方向と略平行な平坦状に形成するとともに、チューブ10をバーリング部25の外周を覆うようにしてバーリング部25に接合させることで、図3(b)に示すように、インタークーラをチューブ長手方向Yから見た際に、タンク2におけるチューブ10に対して幅方向(すなわち冷却用空気の流通方向Z)外側に出っ張っている部分の長さLを小さくすることができる。これにより、デッドスペースを小さくすることができるので、インタークーラの車両前後方向の搭載スペースを縮小し、搭載性を向上させることが可能となる。また、インタークーラの車両前後方向の搭載スペースを縮小することにより、車両ボディの車両前後方向の寸法を短くすることができるため、車両重量の軽量化を図ることができる。
また、チューブ10の側壁面10aは平坦状に形成されている、すなわち拡開する必要がないため、チューブ10の側壁面10aおよび扁平面10bをともに拡開する場合と比較して生産性を向上させることが可能となる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図5に基づいて説明する。上記第1実施形態と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図5は、本第2実施形態におけるチューブ10およびコアプレート20の接合状態を示す拡大断面図であり、図2に対応している。なお、図5において、アウターフィン11およびインナーフィン12は図示を省略している。
図5に示すように、本実施形態では、バーリング部25のタンク外方側端部におけるチューブ10に対向する側の角部が、面取された形状になっている。すなわち、バーリング部25のタンク外方側端部におけるチューブ10に対向する側には、タンク外方側からタンク内方側へ向かって拡径したテーパ状の傾斜面25aが形成されている。なお、傾斜面25aが、本発明の第1テーパ面に相当している。
また、チューブ10の接続部101のうちチューブ本体部102側に配置される部分は、傾斜面25aに対応したテーパ状に形成された傾斜部104となっている。そして、傾斜部104の内表面104aとバーリング部25の傾斜面25aとが接触した状態で、傾斜部104がバーリング部25に接合されている。なお、傾斜部104の内表面104aが、本発明の第2テーパ面に相当している。
以上説明したように、バーリング部25のタンク外方側端部におけるチューブ10に対向する側にテーパ状の傾斜面25aを設けるとともに、チューブ10の接続部101に傾斜面25aに対応したテーパ状に形成された傾斜部104を設けることで、チューブ10をタンク2のバーリング部25外側に容易に挿入することができるため、生産性を向上させることが可能となる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について図6に基づいて説明する。上記第1実施形態と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図6は、本第3実施形態におけるチューブ10およびコアプレート20の接合状態を示す拡大断面図であり、図2に対応している。なお、図6において、アウターフィン11およびインナーフィン12は図示を省略している。
図6に示すように、本実施形態では、バーリング部25の内周面25bは、貫通孔24の内方側へ凸となる円弧状に形成されている。また、バーリング部25の外周面は、タンク外方側からタンク内方側へ向かって拡径した第1テーパ面25cになっている。
チューブ10の接続部101の内壁面は、第1テーパ面25cに対応した形状の第2テーパ面101aになっている。すなわち、本実施形態の接続部101は、チューブ長手方向Yにおける内側から外側に向かって拡径している。そして、本実施形態では、接続部101はチューブ本体102と直接接続されており、第1、第2実施形態の拡開部103は廃止されている。
以上説明したように、バーリング部25の外周面を第1テーパ面25cとするとともに、チューブ10の接続部101の内壁面を第1テーパ面25cに対応した形状の第2テーパ面101aとすることで、チューブ10をタンク2のバーリング部25外側に容易に挿入することができるため、生産性を向上させることが可能となる。
また、バーリング部25の内周面25bを円弧状に形成することで、チューブ10の出入口部において吸気をよりスムーズに流すことができるため、チューブ10の出入口部における圧力損失をより低減することが可能となる。
(他の実施形態)
なお、上記第1実施形態では、拡開部103を、チューブ積層方向Xにおいてのみチューブ長手方向Yにおける内側から外側に向かって拡径するように形成した例について説明したが、これに限らず、冷却用空気の流通方向Zにおいてのみチューブ長手方向Yにおける内側から外側に向かって拡径するように形成してもよいし、チューブ積層方向Xおよび冷却用空気の流通方向Zにおいてチューブ長手方向Yにおける内側から外側に向かって拡径するように形成してもよい。
また、上記各実施形態では、インタークーラに本発明を適用した例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ラジエータ、コンデンサ、オイルクーラ等のその他の熱交換器にも適用することができる。
(a)は第1実施形態に係るインタークーラの平面図、(b)はインタークーラの正面図である。 図1(a)のA−A断面図である。 (a)は図1(b)のB−B断面図、(b)は(a)のC部拡大図である。 第1実施形態のチューブ10を開口端側から見た斜視概要図である。 第2実施形態におけるチューブ10およびコアプレート20の接合状態を示す拡大断面図である。 第3実施形態におけるチューブ10およびコアプレート20の接合状態を示す拡大断面図である。
符号の説明
1a 短辺
1b 長辺
2 タンク
10 チューブ
10a 側壁面
10b 扁平面
11 アウターフィン
12 インナーフィン
24 貫通孔
25 バーリング部
101 接続部
102 チューブ本体部
103 拡開部

Claims (6)

  1. 第1流体が流れる複数本のチューブ(10)と、
    前記チューブ(10)の長手方向(Y)両端部に配設され、前記複数本のチューブ(10)が接合されるとともに、前記複数本のチューブ(10)と連通するタンク(2)とを備え、
    前記第1流体と、前記チューブ(10)の外側を流れる第2流体との熱交換を行う熱交換器であって、
    前記タンク(2)には、タンク外方側に向けて突出する筒状のバーリング部(25)が形成されているとともに、前記バーリング部(25)の内側には、前記タンク(2)の内側と外側とを連通する貫通孔(24)が形成されており、
    前記チューブ(10)は、前記バーリング部(25)の外周を覆うようにして前記バーリング部(25)に接合される接続部(101)と、前記接続部(101)に連なるチューブ本体部(102)を有して構成されており、
    前記バーリング部(25)のタンク外方側端部の内周形状は、前記チューブ本体部(102)の内周形状と略同一になっていることを特徴とする熱交換器。
  2. 前記チューブ(10)は、前記チューブ長手方向(Y)から見たときの断面形状が短辺(1a)と長辺(1b)とを有する扁平形状になっており、前記短辺(1a)が前記チューブ(10)の積層方向(X)に沿って平行配置されているとともに、前記長辺(1b)が前記第2流体の流通方向(Z)に沿って平行配置されており、
    前記チューブ(10)の前記短辺(1a)側となる側壁面(10a)は、前記チューブ長手方向(Y)全域にわたって前記第1流体の流通方向(Y)と略平行な平坦状に形成されており、
    前記チューブ(10)は、前記チューブ本体部(102)より前記チューブ長手方向(Y)における外側に、前記長辺(1b)側となる扁平面(10b)が前記チューブ長手方向(Y)における外側に向かうにつれて対向する二つの前記扁平面(10b)間の距離が大きくなるように傾斜している拡開部(103)を有していることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記複数本のチューブ(10)の外表面には、前記第1流体と前記第2流体との熱交換を促進するアウターフィン(11)が接合されており、
    前記アウターフィン(11)が、前記チューブ(10)における前記拡開部(103)の前記チューブ長手方向(Y)内側端部と接触していることを特徴とする請求項2に記載の熱交換器。
  4. 前記チューブ(10)の内部には、前記チューブ(10)と前記第1流体との伝熱面積を増加させるインナーフィン(12)が設けられており、
    前記インナーフィン(12)が、前記バーリング部(25)のタンク外方側端部と接触していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の熱交換器。
  5. 前記バーリング部(25)の外周面は、前記タンク外方側から前記タンク内方側へ向かって拡径した第1テーパ面(25a)を有しており、
    前記接続部(101)の内壁面は、前記チューブ長手方向(Y)における内側から前記チューブ長手方向(Y)における外側へ向かって拡径し、前記第1テーパ面(25a)に対応した形状の第2テーパ面(104a)を有していることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  6. 前記バーリング部(25)の内周面(25b)は、前記貫通孔(24)の内方側へ凸となる円弧状に形成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の熱交換器。
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JP2012017921A (ja) * 2010-07-08 2012-01-26 Hino Motors Ltd 熱交換器及びそれを用いたエンジンの吸気冷却装置
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