JP2007170747A - 熱交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】タンク本体が樹脂製の場合に、圧縮の熱歪みを低減することができる熱交換器を提供する。
【解決手段】ヘッダタンク5は、チューブ2が固定されるコアプレート5aと、コアプレート5aとともにタンク内空間を構成する樹脂製のタンク本体5bとを有し、コアプレート5aは、チューブ2の長手方向端部が接合されるチューブ接合面51と、チューブ接合面51の外周部を全周に渡って折り曲げることで形成され、チューブ2の長手方向外側に向かって開口し、タンク本体5bの端部が挿入される溝部520が形成された受部52とを有し、チューブ接合面51に、断面略U字形状の湾曲部56を、受部52の内周に沿って連続して形成する。
【選択図】図5

Description

本発明は、熱交換器に関するもので、車両用エンジン等の内燃機関の冷却水を冷却するいわゆるマルチフロー型のラジエータに適用して有効である。
従来より、マルチフロー型のラジエータは、複数のチューブを有するコア部と、複数のチューブと連通するヘッダタンクとを備えている。ヘッダタンクは、チューブが接合されたコアプレートおよびタンク内空間を構成するタンク本体から構成されている。コアプレートは、チューブが接合されるチューブ接合面を有している。また、チューブ接合面の周囲には、タンク本体の端部が挿入される溝部が形成された受部が設けられている。
このようなラジエータにおいて、チューブが膨張または収縮すると、チューブおよびコアプレートに熱歪みに伴う熱応力が発生する。そして、熱応力が繰り返し発生すると、チューブにおけるコアプレートとの根付部(接合部)近傍が疲労破壊するという問題があった。
これに対し、図8に示すように、タンク本体J5bを樹脂製にすると、チューブJ2の収縮により引張の歪みが生じた場合には、コアプレートJ5aが受部J52を含めて変形するため、応力を分散し、歪みを低減することができる。
しかしながら、上記樹脂製のタンク本体を有する熱交換器では、図9に示すように、チューブJ2の膨張により圧縮の歪みが生じた場合、コアプレートJ5aにおいて弾性変形できる面積が小さいため、応力を吸収することができないという問題がある。
本発明は、上記点に鑑み、タンク本体が樹脂製の場合に、圧縮の熱歪みを低減することができる熱交換器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、熱媒体が流れる複数のチューブ(2)を有するコア部(4)と、チューブ(2)の長手方向両端部にてチューブ(2)の長手方向と直交する方向に延びてチューブ(2)と連通するヘッダタンク(5)とを備える熱交換器であって、ヘッダタンク(5)は、チューブ(2)が固定されるコアプレート(5a)と、コアプレート(5a)とともにタンク内空間を構成する樹脂製のタンク本体(5b)とを有しており、コアプレート(5a)は、チューブ(2)の長手方向端部が接合されるチューブ接合面(51)と、チューブ接合面(51)の外周部を全周に渡って折り曲げることで形成され、チューブ(2)の長手方向外側に向かって開口し、タンク本体(5b)の端部が挿入される溝部(520)が形成された受部(52)とを有しており、チューブ接合面(51)には、断面略U字形状の湾曲部(56)が、受部(52)の内周に沿って連続して形成されていることを第1の特徴としている。
このように、コアプレート(5a)のチューブ接合面(51)に断面略U字形状の湾曲部(56)を設けることにより、コアプレート(5a)において圧縮の熱歪み発生時に変形する部位の面積を十分に確保することができる。このため、圧縮の熱歪みが発生した際に、コアプレート(5a)が湾曲部(56)とともに変形して、応力を分散し、熱歪みを低減することが可能となる。
また、本発明では、コア部(4)の外側にてチューブ(2)の長手方向と略平行に配置され、両端部がヘッダタンク(5)に支持されたインサート(7)を有しており、湾曲部(56)は、チューブ接合面(51)において、コア部(4)の最外側に配置されるチューブ(2)とインサート(7)との間を通るように形成されていることを第2の特徴としている。
これにより、湾曲部(56)を設けることによるコアプレート(5a)の剛性の低下を最小限にすることができるため、熱交換器の剛性を確保しながら、熱歪みを低減することが可能となる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の一実施形態について図1〜図7に基づいて説明する。本実施形態は、本発明に係る熱交換器を、車両用エンジンを冷却した冷却水(熱媒体)と大気(空気)とを熱交換するラジエータ1に適用したものである。
図1は本実施形態に係るラジエータ1の正面図で、図2は本実施形態に係るラジエータ1の平面図である。
図1中、チューブ2は冷却水が流れる管であり、このチューブ2は、空気の流通方向(紙面垂直方向)が長径方向と一致するように扁平状に形成されているとともに、その長手方向が鉛直方向に一致するように水平方向に複数本平行に配置されている。
また、チューブ2の両側の扁平面には波状に成形されたフィン3が接合されており、このフィン3により空気との伝熱面積を増大させて冷却水と空気との熱交換を促進している。なお、以下、チューブ2およびフィン3からなる略矩形状の熱交換部をコア部4と呼ぶ。
図1および図2に示すように、ヘッダタンク5は、チューブ2の長手方向端部(本実施形態では、水平方向端部)にてチューブ2の長手方向と直交する方向(本実施形態では、鉛直方向)に延びて複数のチューブ2と連通するもので、このヘッダタンク5は、チューブ2が挿入接合されたコアプレート5aと、コアプレート5aとともにタンク内空間を構成するタンク本体5bとを有して構成されている。
図3は図2のA−A断面図で、図4は図3のB−B断面図で、図5は図3のC−C断面図である。なお、図3では、説明の便宜上、湾曲部56に斜線を用いて図示している。また、図4において、フィン3は図示を省略している。
図3〜図5に示すように、コアプレート5aは、チューブ2が接合されるチューブ接合面51を有している。また、チューブ接合面51の周囲には、チューブ2長手方向外側に向かって開口するように全周に渡って形成され、タンク本体5bの端部が挿入される断面略矩形状の溝部520が形成された受部52が設けられている。
受部52は、3つの面で形成されている。すなわち、チューブ接合面51の外周部からコア部4の長手方向内側に向かって略直角に折り曲げられてチューブ2長手方向に延びる内側壁部53と、内側壁部53からコア部4と反対方向に略直角に折り曲げられてチューブ2積層方向に延びる底部54と、底部54からコア部4の長手方向外側に向かって略直角に折り曲げられてチューブ2長手方向に延びる外側壁部55とによって、受部52が形成されている。
なお、本実施形態では、コアプレート5aを金属(例えば、アルミニウム合金)製とし、タンク本体5bを樹脂製とするとともに、図4に示すように、コアプレート5aの縁部全周に設けられた凹状の溝部520にゴム等の弾性材からなるパッキン(図示せず)を配置し、このパッキンにてタンク本体5bとコアプレート5aとの隙間を液密に密閉している。
また、ヘッダタンク5には、エンジン(図示せず)の冷却水出口側に接続される冷却水流入口6aと、エンジンの冷却水入口側に接続される冷却水流出口6bとが設けられている。
コア部4の外側には、チューブ2の長手方向と略平行に延びてコア部4を補強するインサート7が設けられている。このインサート7は、チューブ2の扁平面と略平行な面を有してチューブ2の長手方向と略平行に延びるベース部7aと、ベース部7aに対して略直交する方向(本実施形態では、水平方向)に突出してチューブ2の長手方向と略平行に延びるリブ7bとを有している。インサート7において、リブ7bは、ベース部7aのうちベース部7aの長手方向と直交する方向両端側にそれぞれに設けられているため、インサート7の断面形状は、コア部4と反対側が開いた略コの字状断面となっている。
図4および図5に示すように、コアプレート5aのチューブ接合面51には、断面略U字形状の湾曲部56が設けられており、そのカーブの頂点はチューブ2長手方向外側に向かって突出している。
また、図3に示すように、湾曲部56は、受部52の内周に沿って連続して形成されている。ただし、空気流れ方向においては、図4に示すように、湾曲部56は、インサート7とコア部4の最外側に配置されるチューブ2(インサート7に隣接するチューブ2)との間に形成されている。
また、チューブ2積層方向においては、図5に示すように、湾曲部56は、受部52の内側壁部53から連続して形成されている、すなわち、チューブ接合面51が、内側壁部53からタンク本体5bの内壁に沿ってチューブ2長手方向外側に向かって延びた後、滑らかにUターンしてチューブ2長手方向内側に戻ることにより、断面略U字形状の湾曲部56が形成されている。
図6は、隣接するチューブ2間に温度差が生じた場合におけるコアプレート5aの状態を示す断面図で、圧縮の歪みが生じた場合を示している。
図6に示すように、隣接するチューブ2間の温度差により圧縮の歪みが発生すると、コアプレート5aのチューブ接合面51が湾曲部56とともに変形して応力を吸収する。これにより、チューブ2とコアプレート5aとの根付部(接合部)が熱歪みにより変形するのを防止している。
以上説明したように、コアプレート5aのチューブ接合面51に断面略U字形状の湾曲部56を設けることにより、コアプレート5aにおいて、圧縮の熱歪み発生時に変形する部位の面積を十分に確保することができる。このため、圧縮の熱歪みが発生した際に、コアプレート5aが湾曲部56とともに変形して、応力を分散し、熱歪みを低減することが可能となる。
また、湾曲部56を受部52の内周部全周に渡って配置すると、コアプレート5aとインサート7間の剛性が低下し、耐振性能が悪化する可能性がある。そこで、本実施形態のように、空気流れ方向においては、湾曲部56をインサート7とコア部4の最外側に配置されるチューブ2との間に配置することで、コアプレート5aとインサート7間の剛性を確保することができる。
つまり、図7に示すように、コアプレート5aの受部52および湾曲部56により、コア部4の柔軟性を確保し、熱歪み発生時に応力を分散して熱歪みを低減することができる(図7中X部参照)。一方、インサート7およびコアプレート5aの外周にて、ラジエータ1の構造体としての剛性を確保することができる(図7中Y部参照)。したがって、ラジエータ1の剛性を確保しながら、熱歪みを低減することが可能となる。
(他の実施形態)
なお、上記実施形態において、湾曲部56を、空気流れ方向においてはインサート7とコア部4の最外側に配置されるチューブ2との間に形成したが、湾曲部56がインサート7の外側を通るように、すなわちチューブ2およびインサート7の接合部を囲むように形成してもよい。
本発明の実施形態に係るラジエータ1の正面図である。 本発明の実施形態に係るラジエータ1の平面図である。 図2のA−A断面図である。 図3のB−B断面図である。 図3のC−C断面図である。 本発明の実施形態に係る隣接するチューブ2間に温度差が生じた場合におけるコアプレート5aの状態を示す断面図で、圧縮の歪みが生じた場合を示している。 本発明の実施形態に係るラジエータ1の正面説明図である。 従来のラジエータの要部を示す拡大断面図である。 従来の隣接するチューブJ2間に温度差が生じた場合におけるコアプレート5aの状態を示す断面図で、圧縮の歪みが生じた場合を示している。
符号の説明
2…チューブ、4…コア部、5…ヘッダタンク、5a…コアプレート、5b…タンク本体、51…チューブ接合面、52…受部、56…湾曲部、520…溝部。

Claims (2)

  1. 熱媒体が流れる複数のチューブ(2)を有するコア部(4)と、前記チューブ(2)の長手方向両端部にて前記チューブ(2)の長手方向と直交する方向に延びて前記チューブ(2)と連通するヘッダタンク(5)とを備える熱交換器であって、
    前記ヘッダタンク(5)は、前記チューブ(2)が固定されるコアプレート(5a)と、前記コアプレート(5a)とともにタンク内空間を構成する樹脂製のタンク本体(5b)とを有しており、
    前記コアプレート(5a)は、前記チューブ(2)の長手方向端部が接合されるチューブ接合面(51)と、前記チューブ接合面(51)の外周部を全周に渡って折り曲げることで形成され、前記チューブ(2)の長手方向外側に向かって開口し、前記タンク本体(5b)の端部が挿入される溝部(520)が形成された受部(52)とを有しており、
    前記チューブ接合面(51)には、断面略U字形状の湾曲部(56)が、前記受部(52)の内周に沿って連続して形成されていることを特徴とする熱交換器。
  2. 前記コア部(4)の外側にて前記チューブ(2)の長手方向と略平行に配置され、両端部が前記ヘッダタンク(5)に支持されたインサート(7)を有しており、
    前記湾曲部(56)は、前記チューブ接合面(51)において、前記コア部(4)の最外側に配置される前記チューブ(2)と前記インサート(7)との間を通るように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
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