JPH0544909Y2 - - Google Patents

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JPH0544909Y2
JPH0544909Y2 JP16827988U JP16827988U JPH0544909Y2 JP H0544909 Y2 JPH0544909 Y2 JP H0544909Y2 JP 16827988 U JP16827988 U JP 16827988U JP 16827988 U JP16827988 U JP 16827988U JP H0544909 Y2 JPH0544909 Y2 JP H0544909Y2
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magnetic
magnetic head
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Priority to DE3990965A priority patent/DE3990965C2/de
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、磁気ヘツド両側のテープガイドを改
善した磁気ヘツドに関する。
〔従来技術〕
従来、第11図、第12図のように磁気ヘツド
の両側に設けられるテープガイド10の下側に傾
斜角αの傾斜部11を設け、磁気テープ9を高さ
規制部12に押し上げる磁気ヘツドが実開昭60−
67535号公報や特開昭57−186258号公報等で知ら
れている。前者では高さ規制部をテープガイドと
一体に形成し、後者では高さ規制部をバネ材から
なる制限部材としている。
両公知例ともヘツドキヤツプを通るテープが絶
えず高さ規制部又は制限部材に接触して通る事は
事実であるが、第12図のように例えばメカデツ
キのヘツドベース等のヘツドマウントを固定する
部材がある角度を越えて傾いた場合、ある程度の
角度領域までテープは両側のギヤツプに対して直
角を保つて走行するが、許容限界を越えて第12
図のように角度θ′大きく傾いた場合、傾斜角αだ
けではテープがガイド直角面に押し上げられる力
が傾きθ′に負けて追従出来ず、図で右側のように
テープが高さ規制部から離れてテープエツヂが直
角面(基準面)に当たらず、テープが所定位置を
走行出来なくなる欠点があり、実質上アジマスが
狂い、出力は第13図の如く角度θが±約50分で
落ちる等劣化する欠点がある。
〔考案が解決すべき問題点〕
従来通常この対策として傾斜角αを大きくした
いが、公知例の如く40°〜60°がほぼ限界であり、
それ以上大きくすると、テープカールが増大し、
スペーシングロスが発生する。特にベース厚の薄
いテープではその影響が顕著となり、実用上使用
不可能となつてしまう。
又、キユー・レビユー等による曲の頭出し機構
を備えたメカニズムにおいて、磁気ヘツドは録
音・再生状態より突つ込み量を0.3mm位下げて使
用するので、磁気ヘツドの突つ込み量が下がつた
分だけテープガイドに加わるテープテンシヨンが
弱まり、テープ端面をガイドする規制部を押す力
が弱まり、テープが正常な位置を走行しなくなり
実用上不具合いが生じていた。
本考案の目的は上記欠点に鑑み、ベースの傾き
が大きくなつても傾斜角を大きくせず、実使用可
能領域を拡げることが出来、且つキユー・レビユ
ー等による曲の頭だしも出来る磁気ヘツドを提案
することである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記問題点を解決するための構成とし
て、磁気テープが摺接する摺接部と該摺接部の一
端にあつて上記テープの巾方向の変位を規制する
規制部と上記摺接部の他端にあつて上記テープを
上記規制部へ付勢する傾斜部とを有してなるテー
プガイドを両側に備えた磁気ヘツドにおいて、上
記テープガイドの上記傾斜部の上記摺接部側に、
斜面とこの斜面と上記傾斜部の間に設けた段差部
とよりなり上記テープの上記傾斜部への変位を規
制する係止部を形成するとともに、上記摺接部の
一端から上記段差部までの寸法を上記磁気テープ
の巾の最大許容寸法と略等しくしたことにある。
〔実施例〕
以下、図示の実施例で本考案を説明する。磁気
ヘツドは第1図でヘツド本体1とテープガイド取
付台一体構造のヘツドホルダー2が組み合わされ
ている。ヘツド本体1の両側のヘツドホルダー2
に設けられたテープガイド部3は第2図、第3図
の如く、磁気テープが摺接する長さAの摺接部4
と、摺接部4の一端にあつて磁気テープの巾方向
の変位を規制する規制部5と、摺接部4の他端に
あつて磁気テープを規制部5へ付勢する傾斜部6
とで形成されている。傾斜部の摺接部4側には磁
気テープの傾斜部6への変位を規制する磁気テー
プの走行方向に沿つた凹状の段差部7で係止部8
が形成されている。
摺接部4には第3図、第4図のように横方向に
傾斜した斜面4aが磁気テープ9の流入出をなぞ
つたラインで形成されている。傾斜部6と段差部
7についても同様に斜面6a,7aが形成されて
いる。
傾斜部6は傾斜角αに形成されている。
段差部7の斜面7aの構成は、傾斜部6の斜面
6aと略平行であり、長さBは第2図、第4図、
第5図のようにA+Bが磁気テープ9の幅の最大
許容寸法よりもわずかに大きいものとする。
尚、A寸法はテープの最少寸法よりわずかに小
さい事は、この方式の基本である事は申すまでも
ない。
また第4図の段差寸法Cについては、磁気テー
プ9の最大厚よりも略大きい寸法とし、例えば
20μ〜40μあればよい。
上記のように磁気ヘツドが構成されて磁気テー
プ9が摺接部4に沿つて走行されると、第5図の
ように磁気テープ9の一端が規制部5に当たつた
時、すでに他端側のテープエツヂは段差部7内に
納まつてしまう。
更に一旦磁気テープ9が段差部7内に納まつて
しまうと、第6図のように磁気ヘツドを角度θ傾
けていつても、係止部8にテープエツヂが当接し
ているため、磁気テープ9は両側のガイド間を安
定して走行しており、ヘツドギヤツプに対するア
ジマスは安定している。
本考案の構成によれば、一般的に出力が劣化し
ない領域(角度θ)効果ととらえるが、第7図の
ように、傾き角度θが±約100分から150分まで出
力が落ちず、従来例に比べ、この領域が約2倍の
範囲まで拡がることが確認された。
もちろん段差部7以外の寸法および測定条件は
同一としてである。
また、この構成は、ヘツドホルダー2のガイド
傾斜部6に段差部7と係止部8をつけるだけであ
るから、従来例に比べてもコストアツプの要因も
無く、傾き角度θの許容領域が約2倍の実用領域
を産んだ事は、非常に大きな効果をもたらすもの
である。
つまり、本考案の磁気ヘツドを取り付けるメカ
デツキ側にとつて、ヘツド取付ベースを含むメカ
精度もそれほど気を配らずとも、磁気ヘツドのア
ジマスは取り付けと同時に安定してしまい、例え
ばロボツトによる取付等回路部品マウントと同様
の発想で取り付けることも可能であり、産業発展
上この上もなく効果をもたらすことになる。
更にヘツドの傾き角度θが小さい場合はテープ
の一端側が規制部5に接することによりアジマス
がえられる。また製品のバラツキで、角度θが大
きくなつたものでは、この時規制部5に一側端が
接しなくとも、テープの他端側が段差部7と係止
部8に接することにより、やはりアジマスが良好
となる。
その為にも、テープガイド部3の段差部7間を
結ぶ線はギヤツプに対して直角になつておらねば
ならない。
更にキユー・レビユー等による曲の頭出しでテ
ープ9のテンシヨンが弱まつても、テープの他側
端は係止部8に当たつてテープが傾斜部6を逆に
昇ることもなく、又、テープ端面が係止部を越え
ることもなく正常な位置を走行するので、キユ
ー・レビユー等による曲の頭出し機構を備えたメ
カニズムにも使用出来る。
第8図は変形例で、第8図は段差部7と係止部
8がV字状に形成されている。
第9図は規制部5と係止部8が平行になるよう
に段差部7が形成されている。
第10図は第8図の段差部7と係止部8のV字
形が変更された変形例で、段差部7の角度が緩や
かに形成されている。
上記係止部を第9図と同様に規制部と平行にな
るように傾斜部にV字状の溝で形成してもよい。
〔考案の効果〕
本考案は上述のように、ヘツドホルダーのガイ
ド傾斜部に段差部で係止部をつけるだけであるか
ら、コストアツプの要因も無く、傾き角度θの許
容領域が約2倍の実用領域を産み、メカデツキ側
にとつて、ヘツド取付ベースを含むメカ精度もそ
れほど気を配らずとも、磁気ヘツドのアジマスは
取り付けと同時に安定してしまい、例えばロボツ
トによる取付等回路部品マウントと同様の発想で
取り付けることも可能であり、産業発展上この上
もなく非常に大きな効果をもたらすし、キユー・
レビユー等による曲の頭出しでテープのテンシヨ
ンが弱まつても、テープの他側端は係止部に当た
つてテープが傾斜部を逆に昇ることもなく、又、
テープ端面が係止部を越えることもなく正常な位
置を走行するので、キユー・レビユー等による曲
の頭出し機構を備えたメカニズムにも使用出来る
等実用上優れた効果を奏する磁気ヘツドを提供す
ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例が示され、第1図は磁気
ヘツドの斜視図、第2図はテープガイド部の側面
図、第3図はテープガイド部の断面を示す磁気ヘ
ツドの平面図、第4図はテープガイド部の要部拡
大側面図、第5図は磁気テープが摺接されたテー
プガイド部の側面図、第6図は磁気ヘツドが傾斜
された動作状態を示す正面図、第7図は磁気ヘツ
ドの傾き角度と出力レベル相関図、第8図から第
10図はテープガイド部の変形例側面図、第11
図は従来例のテープガイド部側面図、第12図は
同磁気ヘツドが傾斜された動作状態を示す正面
図、第13図は同磁気ヘツドの傾き角度と出力レ
ベル相関図である。 3……テープガイド、4……摺接部、5……規
制部、6……傾斜部、8……係止部、9……磁気
テープ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 磁気テープが摺接する摺接部と該摺接部の一端
    にあつて上記テープの巾方向の変位を規制する規
    制部と上記摺接部の他端にあつて上記テープを上
    記規制部へ付勢する傾斜部とを有してなるテープ
    ガイドを両側に備えた磁気ヘツドにおいて、上記
    テープガイドの上記傾斜部の上記摺接部側に、斜
    面とこの斜面と上記傾斜部との間に設けた段差部
    とよりなり上記テープの上記傾斜部への変位を規
    制する係止部を形成するとともに、上記摺接部の
    一端から上記段差部までの寸法を上記磁気テープ
    の巾の最大許容寸法と略等しくした磁気ヘツド。
JP16827988U 1988-08-18 1988-12-28 Expired - Lifetime JPH0544909Y2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16827988U JPH0544909Y2 (ja) 1988-12-28 1988-12-28
US07/477,869 US5134536A (en) 1988-08-18 1989-08-18 Tape guide for magnetic head
DE3990965A DE3990965C2 (ja) 1988-08-18 1989-08-18
PCT/JP1989/000841 WO1990002398A1 (en) 1988-08-18 1989-08-18 Magnetic head
DE19893990965 DE3990965T1 (de) 1988-08-18 1989-08-18 Magnetkopf
GB9008130A GB2231441B (en) 1988-08-18 1990-04-10 Magnetic head
HK86393A HK86393A (en) 1988-08-18 1993-08-19 Magnetic head

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JP16827988U JPH0544909Y2 (ja) 1988-12-28 1988-12-28

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Publication Number Publication Date
JPH0289642U JPH0289642U (ja) 1990-07-16
JPH0544909Y2 true JPH0544909Y2 (ja) 1993-11-16

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