JPH0124735Y2 - - Google Patents

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JPH0124735Y2
JPH0124735Y2 JP8092882U JP8092882U JPH0124735Y2 JP H0124735 Y2 JPH0124735 Y2 JP H0124735Y2 JP 8092882 U JP8092882 U JP 8092882U JP 8092882 U JP8092882 U JP 8092882U JP H0124735 Y2 JPH0124735 Y2 JP H0124735Y2
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は往復走行型テープレコーダに関し、特
に磁気ヘツドに摺接するテープの接触状態(一般
にヘツドタツチと呼ばれる)を改善し、正転、逆
転のいずれの方向にテープが走行しても、同等で
かつ最大出力が得られ、さらに安定なテープ走行
が可能な往復走行型テープレコーダを提供するこ
とを目的とする。
従来の往復走行型テープレコーダでは、1つの
磁気ヘツドの前面の上下それぞれに正転録音再生
用の2チヤンネルのギヤツプ部と反転録音再生用
の2チヤンネルのギヤツプ部が設けられたいわゆ
る4チヤンネルヘツドを用いていた。このような
4チヤンネルヘツドを用いた往復走行型テープレ
コーダでは、正転送りで最大出力が得られるよう
にヘツドの角度調整を行なうと、次に反転送りに
して再生した時には一般に出力が最大値にならな
い。これは磁気テープと磁気ヘツドのギヤツプ部
との相対的な当り角度など諸条件が異なつてくる
ためである。そこで従来では最大出力を得ること
を犠性にして正転送りと反転送りの再生出力がほ
ぼ同じになるように調整することが行なわれてい
た。しかしながら、これによれば周波数特性が悪
化し、特にその高域における出力が低下してしま
う欠点があつた。
上記の従来例の欠点を解消する考案の一例とし
て、本考案者は実願昭56−97243号により正転送
りと反転送りを独立調整可能とした2つのヘツド
をカセツトの同一窓に挿入することを特徴とする
往復走行型テープレコーダを提案している。
まず、この先願の要旨を図面にもとづいて説明
する。図において、1はカセツト2(一部分図
示)に内蔵された磁気テープ、3,4はヘツド基
板5上に取付られたヘツド取付板6,7上に固定
されている正転録音あるいは再生用磁気ヘツドと
反転録音あるいは再生用磁気ヘツド、8,9はヘ
ツド取付板6,7をヘツド基板5上に保持する第
1、第4のねじ、10,11は上記ねじ8,9を
通るY軸、Y′軸上に設けられた前後角度調整用
の第2、第5のねじ、12,13は上記ねじ8,
9を通るX軸、X′軸上でヘツド3,4の外方に
設けられた左右角度調整用の第3、第6のねじ、
14,15はヘツド基板5とヘツド取付板6,7
との間に配された複数個の圧縮ばねである。上記
Y,Y′軸はヘツド3,4の前面から後部に向う
中心線に平行、X,X′軸は上記Y,Y′軸に直角
なものである。上記一方のヘツド取付板6は第
1、第2、第3のねじ8,10,12とばね1
4,15とにより略L字形状に取付けられ、他方
のヘツド取付板7は第4、第5、第6のねじ9,
11,13とばね14,15により略L字形状に
取付けられている。
またヘツド取付板6の一端6aはヘツド4とヘ
ツド取付板7の突片7aの下側を通りヘツド4の
右側方に位置しており、ヘツド取付板7の一端7
bもヘツド3とヘツド取付板6の下側を通りヘツ
ド3の左側方に位置するごとく構成している。ま
たヘツド3,4はカセツト2のパツド16を有す
る開口部2aに同時に挿入可能とされており、ヘ
ツド3,4のギヤツプ(スリツト)部3a,4a
は該パツド16の中心線の両側に分け、しかもパ
ツド16の側方に位置せしめ、かつ動作するギヤ
ツプ部は磁気テープ1の走行時にテープ下流側に
位置されるとともにテープ巻付角度を有するよう
配されている。
この様に構成することによりヘツド3の角度調
整は第2のねじ10でX軸のまわりに前後の傾斜
(チルト)調整が可能となり、また第3のねじ1
2Y軸のまわりに左右傾斜調整が可能となるもの
であり、ヘツド4の角度調整も第5のねじ11で
X′軸のまわりに前後傾斜調整、第6のねじ13
でY′軸のまわりに左右傾斜調整が可能となり、
ヘツド3,4はいずれも最大出力位置に調整する
ことが容易となり周波数特性が良くなるものであ
る。
また正転方向(矢印a方向)に磁気テープが走
行されている時はヘツド4とパツド16とにより
磁気テープ1に張力が加わり、これがヘツド3に
対するテープテンシヨンとなりヘツドギヤツプ3
aと磁気テープ1の接触が良くなり出力特性が安
定するものである。また反転方向(矢印b方向)
に磁気テープが走行されている時は、ヘツド3と
パツド16によりテープテンシヨンが加わり、し
たがつてヘツドギヤツプ4aと磁気テープとの接
触特性が向上するものである。
上記の先願の考案の構成では、前述の従来例の
欠点は解消され、すなわち正転方向、逆転方向
で、それぞれ磁気ヘツド3,4を独立して角度調
整することができ、磁気テープ走行方向がいずれ
であつても最大の再生出力が得られるように調整
可能である。
しかしながらこの構成でも、ヘツド取付板6,
7を調整した後に、第3図、第4図に示すように
パツド16が傾いたテープカセツトを用いると、
パツド16が磁気テープ1を介してヘツド3,4
に圧接される圧力分布が異なり、磁気テープの走
行が不安定となるとともに、正転方向と逆転方向
でパツド16により発生するテープテンシヨンが
異なり、したがつて最大出力が得られず、テープ
走行方向により出力特性が異なるという欠点があ
つた。すなわち、テープカセツトごとにパツドの
角度が異なるものが多くある現状では、上記の構
成では十分に対処しきれないという問題点があつ
た。
本考案は、上記従来および先願の構成による問
題点を解消するものであり、パツドの端部に対向
する位置のヘツド前面に凹部を設け、パツドとヘ
ツドとの当接長さを制限した上で一定とし、パツ
ドの端部を非接触となしてパツドの傾きがテープ
の圧接状態に影響を及ぼさず、一定のテープテン
シヨンが発生するようにした往復走行型テープレ
コーダを提供するものである。
以下本考案の一実施例を図面にもとづいて説明
する。第5図は上面図、第6図は正面図、第7図
は拡大上面図であり、上記第1図ないし第4図と
同一の部分については同一の番号を付して詳しい
説明は省略する。
17,18は前記3,4に対応する正転時の録
音再生用の磁気ヘツドおよび逆転時の録音再生用
の磁気ヘツドである。この磁気ヘツド17,18
の前面にはパツド16の中心線から外側に向つて
パツド当接部17b,18b、凹部17c,18
c、テープ当接部17d,18dとが順に設けら
れ、テープ当接部17d,18d中にギヤツプ部
17a,18aが設けられている。
上記パツド当接部17b,18bはテープ当接
部17d,18dと同一位置(A=0)か、また
は図示のようにテープ当接部17d,18dより
も凹んだ位置(A>0)にある。さらに凹部17
c,18cはテープ当接部よりもBだけ凹んだ位
置にあり、パツド16の側端部16a,16bに
対向し、すなわちこのパツドの側端部16a,1
6bはヘツド前面とは非接触である。この凹部1
7c,18cのテープ走行方向長さは、パツド1
6が傾いて圧接された時にも前記側端部16a,
16bが非接触となるように定められている。す
なわち、パツド16とヘツド前面との圧接距離は
パツド当接部17b,18bの長さであり、これ
はパツド16の傾きにかかわらず一定である。し
たがつてテープの走行方向がa,bいずれであつ
ても常に一定のテープテンシヨンを発生すること
ができる。
上記の構成によれば、テープカセツトごとに微
妙にパツド16が傾いていても、パツドの側端部
16a,16bは対向する凹部17c,18cに
より非接触であり、パツド16とヘツド前面との
接触はパツド当接部17b,18bの長さのみで
ある。すなわち、パツド16の傾きにかかわら
ず、発生するテープテンシヨンは一定である。
したがつて、正転時(テープ走行方向はa)に
はテープ当接部17d,18dとパツド16の圧
接により発生するテープテンシヨンが一定である
から、ねじ10,12によりヘツド取付板6の前
後左右の傾斜量を調整して磁気ヘツド17の出力
が最大となるように角度調整することが可能であ
る。一方、逆転時(テープ走行方向はb)にもテ
ープテンシヨンはテープ当接部17b,18bと
パツド16の圧接により発生し、一定であるか
ら、ねじ11と13によりヘツド取付板7の前後
左右の傾斜量を調整して磁気ヘツド18の出力が
最大となるように角度調整することが可能であ
る。
すなわち正転、逆転時とも磁気ヘツド17,1
8を独立に調整することができ、パツド16の傾
きにかかわらず各磁気ヘツドをそれぞれ容易に最
大出力を得ることができるように調整可能であ
る。さらに上記のように最大出力が得られること
から、出力周波数特性が安定し、特に高域レベル
が減少することを防止できる。またパツド16に
よる圧接部分が一定であるため、磁気テープの走
行状態が安定する。そして以上の効果は、それぞ
れ正転時、逆転時を問わないため、すなわち正転
時、逆転時の特性を同一に、かつ最大にすること
が容易となるものである。
以上のように本考案によれば、テープカセツト
の、パツドを有する一つの窓部に、それぞれ独立
して傾きを調整可能な2つの磁気ヘツドを挿入可
能に配設し、このそれぞれの磁気ヘツドの前面に
テープ走行方向に直交する方向の溝部を設け、磁
気ヘツドの前面にパツドの端部が当接しないよう
にしてパツド当接面積を制限したことにより、パ
ツドが傾いたテープカセツトが装着されても、磁
気ヘツド前面とパツドの圧接により発生するテー
プテンシヨンを一定にすることができ、容易に各
ヘツドを独立して最大出力が発生可能に調整でき
るものである。したがつて圧接するパツドの傾き
によらず正転、逆転時の出力特性をともに最大に
することができ、周波数特性も同一にすることが
容易となるものである。また正転、逆転時、およ
びパツドの傾きにかかわらずテープ走行を安定さ
せることができ、磁気テープの損傷も防止でき
る。
さらにパツド当接部の位置を、テープ当接部の
位置に等しいか、もしくは磁気ヘツドからみて後
退した位置としたことにより、磁気ヘツドのギヤ
ツプ部に対して巻付角を大きくとることができ、
ギヤツプ部と磁気テープとの接触状態を向上させ
ることが可能であるなど優れた往復走行型テープ
レコーダを提供するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は先願考案の往復走行型テープレコーダ
の要部を示す上面図、第2図はその正面図、第3
図は説明のための上面図、第4図は同正面図、第
5図は本考案の一実施例の要部を示す上面図、第
6図はその正面図、第7図は拡大上面図である。 6,7……ヘツド取付板、8,9,10,1
1,12,13……ねじ、16……磁気テープ、
17,18……磁気ヘツド、17a,18a……
ギヤツプ部、17b,18b……パツド当接部、
17c,18c……凹部、17d,18d……テ
ープ当接部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 磁気テープが正転方向に走行されているときに
    作動し録音または再生を行なう第1の磁気ヘツド
    と、上記磁気テープが逆転方向に走行されている
    ときに作動し録音または再生を行なう第2の磁気
    ヘツドとを互いに近接して配置し、これら2つの
    磁気ヘツドが上記磁気テープを内蔵するテープカ
    セツトのパツドが配された一つの窓部に共に挿入
    されるようになすとともに、これら2つの磁気ヘ
    ツドの傾きをそれぞれ独立して前後左右に調整可
    能に保持し、かつ上記2つの磁気ヘツドの前面に
    はパツドに当接するパツド当接部と、パツドの両
    側端部に対向する部分にテープ走行方向とは直角
    に設けた溝部と、パツド中心線から見て上記2つ
    の溝部のそれぞれ外側のヘツド前面に設けたギヤ
    ツプ部とを有してなり、テープ走行方向に対しパ
    ツドよりテープ走行方向下流側に位置するギヤツ
    プ部をもつ磁気ヘツドが作動するように構成した
    ことを特徴とする往復走行型テープレコーダ。
JP8092882U 1982-05-31 1982-05-31 往復走行型テ−プレコ−ダ Granted JPS58183628U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8092882U JPS58183628U (ja) 1982-05-31 1982-05-31 往復走行型テ−プレコ−ダ

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JP8092882U JPS58183628U (ja) 1982-05-31 1982-05-31 往復走行型テ−プレコ−ダ

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Publication Number Publication Date
JPS58183628U JPS58183628U (ja) 1983-12-07
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