JPH05446A - インサート吹込成形に用いられるインサートピース及びインサート吹込成形型 - Google Patents

インサート吹込成形に用いられるインサートピース及びインサート吹込成形型

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JPH05446A
JPH05446A JP3180175A JP18017591A JPH05446A JP H05446 A JPH05446 A JP H05446A JP 3180175 A JP3180175 A JP 3180175A JP 18017591 A JP18017591 A JP 18017591A JP H05446 A JPH05446 A JP H05446A
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blow
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mold
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伸一 上原
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徳義 中島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吹込成形型の内面に対して精度よくインサー
トすることのできるインサートピースを提供すること。 【構成】 ボトル用の把手を構成するインサートピース
10は、握り部12における内表面20,背面22がそ
れぞれ吹込成形型の内面と対面するようにしてインサー
トされる。この内表面20および背面22の中心線上に
は、パーティングライン38が存在し、このパーティン
グライン38の両側に抜きテーパ形成面20a〜22b
がそれぞれ設けられる。この各抜きテーパ形成面20a
〜22b上に、パーティングライン38と同一高さのリ
ブ40を、パーティングライン38と直交する方向に沿
って形成する。この結果、内表面20および背面22
は、吹込成形型の内壁と必ず平行に配置され、傾きがな
く精度の高いインサートを実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インサート吹込成形に
用いられるインサートピース,インサート吹込成形型お
よびインサート吹込成形装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】インサート吹込成形法とは、把手または
吊具等のインサートピースとプリフォームとを吹込成形
金型に配置し、プリフォームを吹込成形することによ
り、吹込成形品およびインサートピースを係合一体化さ
せる成形法である。
【0003】このようなインサート吹込成形法では、イ
ンサートピースを吹込み成形金型内に配置することを自
動化することで、成形サイクルを向上させることができ
る。そして、特開昭63−95931号公報には、イン
サートピースとしての把手を吹込成形金型の所定位置に
自動搬送する技術が開示されている。
【0004】この技術によれば、プリフォームはネック
型により、把手はこのネック型と一体的に移動可能な支
持ピンにより、温調装置を経て二軸延伸吹込成形装置に
搬送可能となっている。そして、割型で構成された吹込
成形金型を開放した状態にて、プリフォームおよび把手
を型内に配置し、その後型締めすることで、インサート
ピースである把手を吹込成形金型の所定位置に配置する
ことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に開示された
技術では、インサートピースである把手は支持ピンに挿
入されて倒立状態にて搬送されることになる。しかしな
がら、この支持ピンが挿入される孔は把手の成形上さほ
ど深くできず、搬送時の振動によりインサートピースが
この支持ピンより落下するというトラブルが発生し易
い。
【0006】さらに、このような装置では、通常の装置
がプリフォームの搬送経路を1サイクル工程に沿って有
するのみであるのに比べて、これと並設してインサート
ピースの搬送経路を設けざるを得ず装置が大型化してし
まう。さらに、インサートピースは本来必要のない温調
工程にも搬送されるため、装置構成上、無駄な部分が生
じてしまうという欠点が生じていた。
【0007】そこで本発明者は、プリフォームとは独立
してインサートピースを吹込み成形金型に配置する方法
を採用するに至った。このような方法を採用した場合の
インサートピースの支持方法の一例を図7に示す。
【0008】同図において、吹込成形金型の一方の割型
200のパーティング面202に臨んで、インサートピ
ース220を挿入支持するための溝204が設けられて
いる。この溝204は、底面206、およびこれより立
上がる側面208a,208bを有している。さらに、
底面206より位置決めピン210が垂直に固定されて
いる。一方前記インサートピース220は、前記位置決
めピン210を挿通するための孔222を有する構成が
必要である。この孔222を射出成形により形成するた
めには、図示しない射出成形金型は同図の矢印Aおよび
B方向に開閉可能な割型で構成する必要がある。そうす
ると、このインサートピース220は、その側面のパー
ティングライン224を境にして、角度αの抜きテーパ
角にて傾斜する抜きテーパ面226が形成されることに
なる。
【0009】このインサートピース220をブローキャ
ビティ型に配置する場合には、位置決めピン210にイ
ンサートピース220の孔222を挿通することにな
る。しかしながら、この挿入動作を容易にするために
は、位置決めピン210の直径に対して孔222を所定
の公差にて大きくせざるを得ず、従ってこのピン220
および孔222の係合のみではインサートピース220
を所定位置に精度よく位置決め保持することは不可能で
ある。さらに加えて、インサートピース220には抜き
テーパ面226が形成され、この抜きテーパ面226は
ブローキャビティ型の割型200に設けた側面208a
または208bとの間にギャップを生ずる。このため、
位置決めピン210に対してインサートピース220が
傾いた状態で配置される可能性が高い。このようにイン
サートピース220を傾いた状態にてプリフォームの吹
込み成形を行うと、不良ボトルが成形されてしまう。
【0010】他の課題としては、インサートピースを吹
込成形型に、いかにしてインサートするかである。通
常、吹込成形型は2つの割型にて構成され、特に同時に
複数個取りする場合には、各割型に複数のブローキャビ
ティが存在することになる。したがって、吹込成形型の
幅が比較的長くなっている。このような吹込成形型にイ
ンサートピースを搬送する場合には、吹込成形型の上下
方向から行うことは困難である。すなわち、吹込成形型
の下方には底型の駆動機構が存在することが多く、その
上方には二軸延伸吹込成形するためのネック型,ブロー
コアおよびストレッチロッドなどが存在するからであ
る。したがって、2つの割型を開いた状態にて、複数の
インサートピースを横方向から搬入しなければならな
い。そして、このような場合には複数のインサートピー
スを保持する部材が片持ち梁となるため、各インサート
位置にインサートピースを確実にセットすることが極め
て困難と考えられる。
【0011】そこで、本発明の目的とするところは、パ
ーティングラインを挾んで抜きテーパが形成された面を
吹込成形型の内面に対面させてインサートする場合に
も、そのインサート位置にて精度高く位置決め保持する
ことが、可能なインサートピースを提供することにあ
る。
【0012】本発明の他の目的としては、同時に複数個
取りが可能な複数のブローキャビティを有するインサー
ト吹込成形型に対して、精度よく複数のインサートピー
スを所定位置にインサートすることができるインサート
吹込成形型およびインサート吹込成形装置を提供するこ
とにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるインサー
トピースは、パーティングラインを挾んで抜きテーパが
形成された面が吹込成形型の内面と対面してインサート
され、前記吹込成形型内に配置したプリフォームを吹込
成形することで、この吹込成形品と係合して一体化され
るインサートピースであって、前記吹込成形型の内面と
当接する抜きテーパ形成面に、前記パーティングライン
と直交する方向に沿って同一高さのリブを形成したこと
を特徴とする。
【0014】本発明に係わるインサートピース吹込成形
型は、開閉可能な割型から成り、各割型は、複数のイン
サートピースがそれぞれインサートされる複数のブロー
キャビティを有するインサート吹込成形型であって、各
割型の隣合う吹込キャビティは、前記インサートピース
のインサート領域が近接するよう線対称に形成されたこ
とを特徴とする。
【0015】本発明に係わるインサート吹込成形装置
は、上記のインサート吹込成形型と、このインサート吹
込成形型を構成する2つの割型が開放された際に、前記
割型間にて型開閉方向及びその直交方向に進退駆動さ
れ、前記割型に設けた複数の各吹込キャビティ内の各イ
ンサート領域と対応する位置に、前記インサートピース
をインサート可能に保持するインサート装置と、を有す
ることを特徴とする。
【0016】
【作用】本発明に係わるインサートピースによれば、パ
ーティングラインを挾んで抜きテーパが形成された面を
吹込成形型の内面と対面させてインサートする場合に、
この抜きテーパ形成面に同一高さのリブが形成されてい
るので、吹込成形型の内面との間にギャップが殆ど生じ
なくなり、精度高くインサートピースを位置決め保持す
ることが可能である。このリブは、パーティングライン
と直交する方向に沿って形成されるので、パーティング
ラインを挾んで逆方向に開放駆動される2つの割型にて
容易に成形できる。
【0017】本発明に係わるインサート吹込成形型で
は、相隣り合うブローキャビティに於けるインサート領
域が、相近接するよう背面合せの形で線対称に形成され
ている。したがって、相隣り合う吹込キャビティにおけ
る2つのインサート領域間のピッチが短くなり、寸法精
度の高い加工が可能となる。このことは、このインサー
ト吹込成形型に対してインサートピースを複数保持して
搬送するインサート装置の設計精度をも高めることに寄
与する。
【0018】
【実施例】以下、本発明を適用したインサートピース,
インサート吹込成形型およびインサート吹込成形装置の
一実施例について、図面を参照して具体的に説明する。
【0019】まず、インサートピースの一実施例につい
て図1を参照して説明する。
【0020】本実施例に係わるインサートピース10
は、ボトルに係合される把手として構成されている。こ
のインサートピース10は、握り部12およびその両端
より突出形成された第1,第2の固定用脚部14,16
を有し、全体としてコ字形状に形成されている。前記握
り部12は、内表面20およびこれと対向する背面22
を有し、各面20,22に隣接する側面24a,24b
を有している。図1(A)に示すように、2つの側面2
4a,24b(同図では側面24bは図示せず)には、
握り部12の肉厚をほぼ一定とするための凹部が形成さ
れており、その中央部の凹部をバキューム吸引用凹部2
6として構成している。さらに、このバキューム吸引用
凹部26の両側には、円形孔30および長孔32が双方
の側面24a,24bに貫通して形成されている。握り
部12より垂直に立上る前記第1の固定用脚部14の先
端位置には、上方に向けて屈曲した第1の突起34が形
成されている。一方、第2の固定用脚部16の先端に
は、下方に向けて屈曲した第2の突起36が設けられて
いる。二軸延伸吹込成形によるボトル成形時には、この
第1,第2の突起34,36の両側にボルト樹脂の肉部
が回り込むことで、このインサートピース10がボトル
本体に係合して一体化されることになる。
【0021】上述したインサートピース10はバキュー
ム吸引用凹部26および円形孔30,長孔32を有する
構成であるので、2つの割型を用いて射出形成される。
従って、図1(B),(C)に示すように、内表面20
および背面22の中心線上にはパーティングライン38
が形成されることになる。そして、内表面20では、パ
ーティングライン38の線上が最も高く、左右両端に向
って低くなるような抜きテーパ形成面20a,22bが
パーティングライン38の両側に形成されることにな
る。同様に、インサートピース10の背面22にも、パ
ーティングライン38の両側に抜きテーパ形成面22
a,22bが形成されることになる。
【0022】本実施例では、この内表面20および背面
22の面上にて、パーティングライン38と直交する方
向に沿って、このパーティングライン38と同一高さの
リブ40を各面20a〜20bにそれぞれ設けている。
なお、このリブ40はパーティングライン38と同一高
さ又はそれ以上の高さにて、パーティングライン38と
直交する方向に成形されていれば良い。
【0023】このようなインサートピース10によれ
ば、図示しないブローキャビティ型の内面と対面する
面、すなわちその内表面20および背面22は、抜きテ
ーパ形成面となっていながらも、パーティングライン3
8と、これと同一高さの2本のリブ40,40が存在す
るため、2つの割型から構成される吹込成形型が閉鎖駆
動された際には、その金型内面と3つの線上にて接触す
るので、金型内にて安定性よくインサートピース10を
保持収容することが可能となる。
【0024】図2は、図1に示したインサートピース1
0のインサート方法の一例を示している。
【0025】ブローキャビティ型50の一方の割型52
aには、そのパーティング面58よりもインサートピー
ス10の厚さの2分の1だけ低い位置に底面を有し、そ
の周囲の側壁がインサートピース10の外形形状にほぼ
沿った形のインサート溝60が形成されている。図に示
す一方の側面60bに内表面20が対面し、これと対向
する側面(図示せず)に背面22が対面する。このイン
サート溝60の底面60aには、前記インサートピース
10の円形孔30および長孔32の対向間ピッチと同一
ピッチにて、2本の位置決めピン62,62が、そのパ
ーティング面58を越えて突出形成されている。さら
に、底面60aにはバキューム吸引通路64が連通して
いる。
【0026】一方、インサートピース10を搬送するた
めのピース吸着部70が設けられている。このピース吸
着部70は、インサートピース10を収納できる溝70
aを有し、この溝70aより2本の支持ピン72,72
が突出形成されている。この支持ピン72は、ピン挿通
孔74aに沿って軸方向に移動自在であり、ピン挿通孔
74aと連通する孔径の大きな切欠部74bとの段差部
に、支持ピン72のフランジ72aが当接可能となって
いる。そして、切欠部74bにはコイルスプリング76
が収納され、このスプリング76の付勢力により支持ピ
ン72を常時吐出付勢している。さらに、ピース吸着部
70の溝70aに開孔するバキュー吸引通路78が形成
されている。
【0027】インサートピース10の搬送時には、図2
(A)に示すように、インサートピース10をピース吸
着部70の溝70aに収納して搬送する。このとき、イ
ンサートピース10の円形孔30および長孔32には、
ピース吸着部70より突出する2本の支持ピン72,7
2が挿通され、かつ、バキューム吸引通路78を介して
真空引きすることによって、インサートピース10はピ
ース吸着部70の所定位置に確実に吸着保持されること
になる。ブローキャビティ型50の2つの割型52a,
52bを開放した後、このピース吸着部70を横方向か
ら水平移動し、割型52aのインサート溝と対応する位
置にて停止させる。その後、ピース吸着部70を割型5
2aに向けて移動させる。
【0028】図2(B)は、ピース吸着部70側より割
型52a側にインサートピース10が受け渡された状態
を示している。この状態では、割型52a側の2本の位
置決めピン62,62がインサートピース10の円形孔
30および長孔32に挿通される。そして、この位置決
めピン62,62の先端が支持ピン72,72の先端に
当接することで、支持ピン72,72はコイルスプリン
グ76,76の付勢力に抗して後退移動し、位置決めピ
ン62,62による位置決め動作が実現される。このよ
うなインサートピース10の収納後、ピース吸着部70
側の吸引が解除され、割型52a側の吸引駆動が開始さ
れることで、インサートピース10は割型52a側に吸
着保持されることになる。
【0029】ここで、インサートピース10の側面24
a,24bにバキューム吸引用凹部26,26を設ける
ことで、割型52aまたはピース吸着部70での確実な
吸引駆動が可能となる。このような凹部26を設けない
と、インサートピース10の側面24a,24bと吸着
面との間に僅なギャップが生じた場合に、そのギャップ
よりエアがリークするため確実な吸引駆動が行えないか
らである。
【0030】さらに、インサートピース10の内表面2
0および背面22に上述したリブ40を設けることで、
インサート溝60の側面60bおよびその対向側面に対
してそれぞれ3箇所にて線接触することになり、孔3
0,32とピン62の間に公差が存在しても、この3線
接触によりインサートピース10を傾くことなく精度高
く収納保持することが可能となる。
【0031】この動作は、吸着部70側でも実現できる
ので、受け渡し時の位置精度を高めることができる。
【0032】図3は、ブローキャビティ型50における
複数のブローキャビティの配列を示したものである。本
実施例では4つのブローキャビティを有し、相隣り合う
2つのブローキャビティは、前記インサート溝60が互
いに近接するように線対称配置となっている。なお、図
3において、ブローキャビティ54は、ほぼ完成ボトル
の外形形状に沿って形成され、その上端側のネック型用
切欠部56は、このブロー成形ステーションにプリフォ
ームを搬送するためのネック型の逃げ部として機能す
る。そして、ブローキャビティ54,ネック型用切欠部
56およびインサート溝60を除いた以外の面は、全て
パーティング面58として構成されいる。
【0033】図4は、ブローキャビティ型50を構成す
る2つの割型52a,52bの開放状態において、イン
サート装置80をその間に配置した状態を示している。
図5は、このインサート装置80を含む、ホットパリソ
ン方式の射出延伸吹込装置の全体のレイアウトを示して
いる。図5において、射出延伸吹込成形装置は、射出成
形ステージ120,温調ステージ130,ブロー成形ス
テージ140及び取り出しステージ150を有し、プリ
フォーム又はボトルのネック部を保持するネック型11
0が各ステージに循環可能である。なお、温調ステージ
120が無いタイプ等、各ステージのレイアウトは自由
に変更でき、コールドパリソン方式の装置であっても良
い。
【0034】いずれのタイプの装置の場合にも、図4及
び図5に示すように、インサート装置80は、ブロー成
形ステージ140における2つの割型52a,52bの
型開閉方向と同一方向である矢印A方向と、これと直交
する矢印B方向にそれぞれ進退駆動が可能となってい
る。A方向,B方向に進退駆動される片持ち梁82上に
は、2つの前記ピース吸着部70,70が設けられてい
る。この実施例では、1つのピース吸着部70に2つの
インサートピース10,10を吸着保持可能となってい
る。
【0035】この1つのピース吸着部70に吸着保持さ
れる2つのインサートピース10,10の保持ピッチ
は、図3に示す相隣り合う2つのブローキャビティ5
4,54における位置決めピン62,62の配列ピッチ
と同一となっている。1つのピース吸着部70における
2つのインサートピース10,10の配列ピッチをP1
とし、2つの吸着部70,70における最も離れた外側
の2つのインサートピース10,10の配列ピッチをP
2 とする。
【0036】図6は、図4に示す実施例の比較例を示し
ている。図6に示す割型90に形成された4つのブロー
キャビティ92は、それぞれ同一方向を向いて形成され
ており、従って各ブローキャビティ92の右側にインサ
ート溝94が存在している。この割型90に対して4つ
のインサートピース10を搬送するためのインサート装
置100はその片持ち梁102上にて、ピッチP3 を等
ピッチとする4つのピース吸着部104が配列されてい
る。したがって、最も遠い2つのピース吸着部104,
104間のピッチはP4 =3×P3 となっている。
【0037】図4に示す実施例においては、隣合うピー
ス10,10のピッチP1 は、図6におけるピッチP3
よりもかなり小さくでき、この結果一つのピース吸着部
70に2つのピース10,10を保持する構造を採用で
きる。しかも、図4に示す実施例における最も遠い2つ
のインサートピース10,10間のピッチP2 も同様
に、図6に示す比較例における対応するピッチP4 より
短くすることが可能である。片持ち梁82または102
を用いるタイプのインサート装置では、その剛性がかな
り高い場合にも、自由端部ほど撓みがあり、従ってその
自由端側のインサートピースを正確にインサート溝にイ
ンサートすることが困難となる。しかしながら、図4に
示す装置のように、各ピッチP1 ,P2 をより短くする
ことで、比較例である図6に示す場合と比べて精度の高
いインサートが実現可能となる。しかも、各ピッチ
1 ,P2 を短くすることにより、金型加工時の機械的
精度をより高くすることができ、このこともインサート
ピース10の正確なインサート動作に寄与することにな
る。
【0038】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が
可能である。
【0039】上記各実施例は、インサートピースとして
把手を想定して説明したが、ブロー成形時に吹込成形品
と係合して一体化される他の種々のインサートピースに
適用できることは言うまでもない。
【0040】また、図3に示すブローキャビティ型にお
けるブローキャビティの配列、および図4に示すインサ
ート吹込成形装置の構成に際しては、図1に示すような
にインサートピース10を用いることがより好ましい
が、必ずしもリブ40を有しないインサートピース10
についても正確なインサート動作を確保できる効果があ
る。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係わるイン
サートピースによれば、抜きテーパ形成面を吹込成形型
の内面に対面させて配置する場合には、その抜きテーパ
形成面にパーティングラインと直交する方向に沿って同
一高さのリブを設けることで、対面する内面との間のギ
ャップをなくし、インサートピースを吹込成形型内に精
度良く位置決めインサートすることが可能となる。
【0042】本発明に係わるインサート吹込み成形型お
よびインサート吹込成形装置によれば、相隣り合うイン
サート溝の配列ピッチを短くでき、しかも同時に搬送す
べき複数のインサートピースの最大ピッチをも短くする
ことができるので、片持ち梁方式によるインサート装置
を用いる場合にも、より精度の高いインサート動作を実
現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)〜(D)は、それぞれ本発明に係わるイ
ンサートピースの正面図,左側面図,右側面図およびI
−I線の拡大断面図である。
【図2】(A),(B)は、それぞれインサートピース
のインサート動作を説明するための動作説明図である。
【図3】相隣り合うブローキャビティを線対称配置とし
たブローキャビティ割型の平面図である。
【図4】図3に示す割型から構成されたブローキャビテ
ィ型内に、同時複数個取りの複数のインサートピースを
インサートする装置全体の概略断面図である。
【図5】インサート装置を含む射出延伸吹込成形装置全
体のレイアウトを示す平面図である。
【図6】図4に示す実施例装置の比較例を示す概略断面
図である。
【図7】抜きテーパ形成面をキャビティ内壁に当接させ
てインサートする際の弊害を説明するための概略説明図
である。
【符号の説明】
10 インサートピース 20a,20b,22a,22b 抜きテーパ形成面 26 バキューム吸引用凹部 30,32 孔 38 パーティングライン 40 リブ 50 ブローキャビティ型 52a,52b 割型 54 ブローキャビティ 60 インサート溝 62 位置決めピン 64,78 バキューム吸引通路 70 ピース吸着部 72 支持ピン 80 インサート装置 82 片持ち梁
NS009501

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パーティングラインを挾んで抜きテーパ
    が形成された面が吹込成形型の内面と対面してインサー
    トされ、前記吹込成形型内に配置したプリフォームを吹
    込成形することで、この吹込成形品と係合して一体化さ
    れるインサートピースであって、前記吹込成形型の内面
    と対面する抜きテーパ形成面に、前記パーティングライ
    ンと直交する方向に沿って同一高さのリブを形成したこ
    とを特徴とするインサートピース。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記抜きテーパ形成
    面と隣接する側面には複数の位置決め孔が形成され、前
    記吹込成形型の内面より突出する複数の位置決めピンに
    挿入可能であることを特徴とするインサートピース。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記抜きテー
    パ形成面と隣接する側面には、バキューム吸引用の凹部
    が形成されていることを特徴とするインサートピース。
  4. 【請求項4】 開閉可能な割型から成り、各割型は、複
    数のインサートピースがそれぞれインサートされる複数
    の吹込キャビティを有するインサート吹込成形型であっ
    て、各割型の隣合う吹込キャビティは、前記インサート
    ピースのインサート領域が近接するよう線対称に形成さ
    れたことを特徴とするインサート吹込成形型。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のインサート吹込成形型
    と、このインサート吹込成形型を構成する2つの割型が
    開放された際に、前記割型間にて型開閉方向及びその直
    交方向に進退駆動され、前記割型に設けた複数の各吹込
    キャビティ内の各インサート領域と対応する位置に、前
    記インサートピースをインサート可能に保持するインサ
    ート装置と、を有することを特徴とするインサート吹込
    成形装置。
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