JP3722503B2 - インサートブロー成形装置及び方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、インサートブロー成形装置及び方法に関し、特にインサート部材をブロー成形工程前にプリフォームに装着するための構造及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
インサートブロー成形装置として、特開平4-1021号公報に開示されたものを挙げることができる。このインサートブロー成形装置は、把手付きボトルを成形するもので、ブロー型内にプリフォームと把手部材とを配置し、プリフォームの二軸延伸ブロー成形時にボトルと把手部材とを係合させて一体化するものである。このインサートブロー成形装置では、把手部材をブロー型に直接インサートしている。
【0003】
把手部材等のインサート部材のインサート工程をブロー成形部で行う場合には、インサート工程を実施する時間だけ、ブロー成形部でのブロー成形時間に制約を生ずると言う問題が生ずる。特に、ホットパリソン式でかつ回転搬送型のインサートブロー成形装置の場合には、ほぼ射出成形部での射出成形サイクルタイムにしたがって、ネック型が間欠的に回転搬送される。したがって、ブロー成形部では、インサート工程及びブロー成形工程を、射出成形サイクルを実施する時間内に終了しないと、装置全体のサイクルタイムが長くなってしまう。一般にブロー成形時間は射出成形サイクルタイムより十分短いが、上述した通りインサート移動時間が増大すると、ブロー成形時間に制約を来す虞がある。
【0004】
これに対して、実公昭60-14675号公報に、把手部材のリング部をプリフォームのネック下にインサートしてブロー成形部に搬送する技術が開示されている。こうすると、ブロー成形部でのブロー時間に制約を来す前述の問題点は解消される。
しかしながら、プリフォーム及びインサート部材に、相互の係合のための構造を追加しなければならない。とくに、この係合構造として、プリフォームにインサートされたインサート部材の落下を防止することが最低限必要であるため、プリフォーム自体にアンダーカット形状を追加しなければならない。
【0005】
実公昭60-14765号公報の第3図では、プリフォームのネック部下端のフランジ部の下方の胴部に、その胴部外壁より突出する突起を設けた構造が図示されている。そして、把手部材のリング部は、フランジ部と突起の間に配置されている。これにより、把手部材はその上下の移動が規制されて、プリフォームに保持されることになる。
【0006】
このように、プリフォーム自体にアンダーカット形状等の係合構造を追加することは、プリフォームの射出制御が複雑となり、金型構造も複雑化してしまう。特にホットパリソン方式のように、プリフォーム(パリソン)の射出成形時の熱を利用してブロー成形する場合には、プリフォームの保有熱がブロー成形特性に密接に影響するため、プリフォーム自体の設計変更を余儀無くされる前述の方法は、ブロー成形の安定性を損なってしまう。
【0007】
そこで、本発明の目的とするところは、インサート部材を係合させる構造をプリフォーム自体に形成することなく、プリフォームをブロー成形工程部に搬送する途中にてインサート部材をインサートして係合保持させることができるインサートブロー成形装置及び方法を提供することにある。
【0008】
本発明の他の目的は、インサート部材を保持すべき位置の近傍に存在するプリフォーム搬送部材を改良することで、プリォームとインサート部材とを所定の関係に維持したままブロー成形部に搬送することのできるインサートブロー成形装置及び方法を提供することにある。
【0009】
本発明のさらに他の目的は、ブロー成形前にプリフォームを温調する温調工程と、装置全体の成形サイクルタイムとに悪影響を与えずに、インサート部材のインサート工程実施することができるインサートブロー成形方法を提供することにある。
【0010】
本発明のさらに他の目的は、本発明に係るインサートブロー成形方法にて成形される容器であって、インサート部材に形成される係合構造を単純化し、この係合構造が外部に露出しても容器の美感を損なうことがない容器を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段及び作用】
本発明の一態様は、プリフォーム成形部にて成形された樹脂製プリフォームを、該プリフォームのネック部を支持するネック支持手段によりブロー成形部に搬送し、前記ブロー成形部に設けられたブロー金型内に前記プリフォームとインサート部材とを配置して、前記プリフォームより容器をブロー成形し、該ブロー成形により前記インサート部材を前記容器と一体化させるインサートブロー成形装置において、前記ネック支持手段は、前記インサート部材と係合して前記インサート部材を支持する係合機構を有し、前記係合機構は、前記プリフォームの前記ネック部直下の外壁との間に前記インサート部材の被係合部を挿入するための空隙を介して対向する壁部と、前記空隙に挿入された前記インサート部材の前記被係合部を、前記プリフォームの外壁側に押圧する手段と、を有することを特徴とする。
【0012】
本発明の一態様によれば、ネック支持手段によりインサート部材が支持され、このインサート部材及びプリフォームが共にネック支持手段に支持されて、ブロー成形部には搬送される。さらに、ネック支持手段により、プリフォーム及びインサート部材を、所定の位置関係に維持して搬送できる。ここで、ネック支持手段は、プリフォームのネック部を支持するものであり、インサート部材はプリフォームのネック部直下の位置にインサートされるものが通常である。このため、ネック支持手段は、インサート部材を保持すべき位置の近傍に存在するので、ネック支持手段の一部を改良するのみで、インサート部材の係合機構を簡易に構成することができる。また、プリフォーム自体に、インサート部材を係合保持させる係合部が不要となる。このため、プリフォームの形状がシンプルとなり、プリフォームの射出成形特性、及びこのプリフォームからの容器をブロー成形する際の特性が安定して、歩留まりが向上する。また、本発明の一態様によれば、このように、ネック支持手段に形成された壁部と、プリフォームのネック部直下の外壁との間の空隙に、インサート部材の被係合部が挿入され、かつ、この被係合部が押圧手段により押圧されて、ネック支持手段に係合保持される。インサート部材の被係合部は、ネック支持手段の壁部の内側に位置して位置規制されるので、インサート部材の位置決め精度が向上する。
【0013】
本発明の一態様についての下位概念の発明では、前記ネック支持手段は、前記プリフォームを射出成形する際に前記ネック部外壁を規定するネック型であることを特徴とする。
【0014】
このように、プリフォームの射出成形に用いられるネック型にインサート部材を支持させることで、射出成形時の熱を保有したプリフォームから容器を成形するホットパリソン方式にてインサートブロー成形を行うことができる。プリフォームに係合構造が必要ないため、このプリフォームの射出成形時の熱を利用したホットパリソン方式のブロー成形工程をより安定して行うことができる。
【0017】
本発明の一態様についての下位概念の発明では、前記押圧手段は、前記空隙に開口して前記壁部に形成された孔と、前記孔の開口付近に支持される押圧部材と、前記孔内に配置されて、前記押圧を外方に突出付勢する付勢部材と、を含むことを特徴とする。
【0018】
このように、インサート部材のインサート時には、付勢部材の付勢力に抗して、押圧部材が孔の内側に移動し、前記空隙内へのインサート部材の移動を許容する。押圧部材は、常時付勢部材により付勢されているので、前記空隙に挿入されたインサート部材を押圧保持する。このように、付勢部材の付勢力を利用してインサート部材を係合保持させているので、インサート部材の被係合部自体に、弾性変形可能な複雑な形状採用する必要がなくなる。
【0019】
本発明の一態様についての下位概念の発明では、前記押圧部材は、前記空隙に挿入された前記被係合部に形成されている凹所に弾性的に係合することを特徴とする。
【0020】
このように、インサート部材の被係合部に形成されている凹所に、押圧部材が弾性的に係合し、ネック支持手段に対するインサート部材の位置決めが確実に行われる。また、インサート部材の落下も確実に防止される。
【0021】
本発明の一態様についての下位概念の発明では、前記プリフォームの前記ネック部直下の外壁面と前記壁部との間にはリング状の前記空隙が形成され、前記インサート部材の前記被係合部は、前記リング状の空隙に挿入されるリング状部分であることを特徴とする。
【0022】
このように、インサート部材に形成されたリング状部分が、ネック支持手段の壁部の内側のリング状の空隙内に位置することで、インサート部材の位置決め精度はさらに向上する。また、インサート部材に形成されたリング状部分の周方向にて異なる複数個所にて、ネック支持手段との係合関係を設定でき、安定した係合を行うことができる。
【0023】
本発明の他の態様に係るインサートブロー成形方法は、成形された樹脂製プリフォームを、該プリフォームのネック部を支持するネック支持手段によりブロー成形部に搬送する工程と、前記プリフォームの搬送途中にて、前記ネック支持手段に設けられた係合機構にインサート部材を係合させる工程と、前記ブロー成形部に設けられたブロー金型内に、前記ネック支持手段によって前記プリフォームと前記インサート部材とを配置して、前記プリフォームより容器をブロー成形し、該ブロー成形により前記インサート部材を前記容器と一体化させるインサートブロー成形工程と、を有し、前記係合機構は、前記プリフォームの前記ネック部直下の外壁との間に前記インサート部材の被係合部を挿入するための空隙を介して対向する壁部と、前記空隙に挿入された前記インサート部材の前記被係合部を、前記プリフォームの外壁側に押圧する手段と、を有し、前記係合機構にインサート部材を係合させる工程は、前記インサート部材の被係合部を前記係合機構の空隙に挿入し、前記被係合部を前記押圧する手段によって前記プリフォームの外壁側に押圧することを特徴とする。
【0024】
本発明の他の態様によれば、プリフォームをブロー成形部に搬送する途中において、このプリフォームを支持するネック支持手段に、このプリフォームと所定の位置関係にてインサート部材が係合保持される。このプリフォーム及びインサート部材の位置関係を維持して、この両者をブロー成形部に搬入することができる。また、プリフォーム自体にインサート部材を係合保持させる複雑な係合部を設けることが不要となり、プリフォームの成形工程が安定して、歩留まりが向上する。また、本発明の他の態様によれば、このように、ネック支持手段に形成された壁部と、プリフォームのネック部直下の外壁との間の空隙に、インサート部材の被係合部が挿入され、かつ、この被係合部が押圧手段により押圧されて、ネック支持手段に係合保持される。インサート部材の被係合部は、ネック支持手段の壁部の内側に位置して位置規制されるので、インサート部材の位置決め精度が向上する。
【0025】
本発明の他の態様についての下位概念の発明では、前記プリフォームを、前記ネック支持手段として兼用されるネック型を用いて射出成形する工程と、前記ネック型により搬送される前記プリフォームを温調部に停止させ、前記プリフォームを延伸適温に温調する温調工程と、を有し、前記インサート部材の係合工程は、前記温調部にて前記温調工程の実施後に行われることを特徴とする。
【0026】
このように、インサート部材の係合工程を温調部にて行っている。温調部は、ブロー成形される容器に対応した比較的大型のブロー型が設置されるブロー成形部に比べて、空きスペースが多く、インサートのための空間を確保しやすい。従って、インサート工程の実施時に、温調部に配置された部材との干渉を防止する設計を容易に行うことができる。また、温調部での温調工程は、ブロー成形部でのブロー成形工程に要する時間よりも短く設定できるため、係合工程を実施する時間を余裕をもって確保できる。また、温調工程後に係合工程が実施されるので、プリフォームの温調工程はインサート部材が無い状態で従来通り実施できる。
【0027】
本発明の他の態様についての下位概念の発明では、前記インサート部材の係合工程は、前記プリフォームの前記ネック部直下の外壁面と前記ネック型との間に形成されたリング状の空隙に向けて、前記インサート部材に形成されたリング状部分を前記プリフォームに挿通させて移動させる工程と、前記空隙に挿入された前記リング状部分を弾性的に押圧する工程と、を含むことを特徴とする。
【0028】
このように、インサート部材のリング状部分はプリフォームの下方よりプリフォームに挿通され、このリング状部分が前記空隙内に配置されたときに弾性的に押圧されて、ネック支持手段に係合される。弾性的な押圧であるため、リング状部分を空隙内に挿入する動作も円滑に行われる。このとき、インサート部材に形成されたリング状部分の周方向にて異なる複数個所にて、ネック支持手段との係合関係を設定でき、安定した係合を行うことができる。
【0029】
本発明の他の態様についての下位概念の発明では、前記インサート部材の係合工程は、前記空隙に挿入された前記リング状部分にボールを弾性的に押圧する工程を含むことを特徴とする。
【0030】
このように、インサート部材のリング状部分が球状のボールとの接触により弾性的な押圧されるため、リング状部分を空隙内に挿入する動作がより円滑に行われる。
【0031】
本発明の他の態様についての下位概念の発明では、前記インサート部材の係合工程は、前記インサート部材の前記リング状部分外壁に局所的に形成された凹所に前記ボールが押圧される工程を含むことを特徴とする。
【0032】
このように、ボールと凹所との弾性的な係合により、ネック支持手段に対するインサート部材の位置決め精度が向上し、インサート部材の落下も確実に防止される。特に、凹所が周方向に連続せずに局所的に配置されるため、ボールと凹所との係合により、インサート部材の周方向の位置決めをも行うことができる。
【0033】
本発明の他の態様についての下位概念の発明では、前記インサート部材の係合工程は、前記インサート部材の前記リング状部分外壁に形成されたリング状凹所の周方向のいずれかの個所に前記ボールが押圧される工程を含むことを特徴とする。
【0034】
このように、ボールとリング状凹所との弾性的な係合により、ネック支持手段に対するインサート部材の上下方向の位置決め精度が向上し、インサート部材の落下も確実に防止される。また、インサート部材をインサートする際に、その周方向の位置を厳密に維持してインサートしなくても、凹所が周方向に連続して形成されているため、常にボールと係合させることができる。このことは、ブロー成形時にインサート部材の周方向の位置に制約が無い場合に、インサート部材のネック支持手段に対するインサートの周方向精度をラフに設定できる点で有利となる。
【0035】
本発明の他の態様についての下位概念の発明では、前記インサート部材の係合工程は、前記インサート部材が、前記ブロー成形工程にて成形される二重壁容器のうちの外層容器を構成するものであり、前記リング状部分となる前記外層容器の開口部を前記ネック支持手段に係合させて、前記プリフォームを囲む位置に前記外層容器を配置する工程を含み、前記ブロー成形工程は、前記ブロー型内に配置された前記外層容器の中で、前記プリフォームより内層容器を二軸延伸ブロー成形して、二重壁容器を成形することを特徴とする。
【0036】
このように、予め成形された外側容器をインサート部材として利用することで、二重壁容器をインサートブロー成形法により成形することができる。このとき、インサート部材である外側容器は、プリフォームのネック部直下に配置される開口部がネック支持手段に係合され、プリフォームと所定の位置関係を維持したままブロー成形部に搬送される。このように、射出制御が複雑なプリフォームの多層成形技術を用いることなく二重壁容器を成形でき、歩留まりの向上が期待できる。
【0037】
本発明の他の態様についての下位概念の発明では、前記インサート部材の係合工程は、前記インサート部材が、前記リング状部分となるリング部及び把持部からなる把手部材であり、前記リング部を前記プリフォームに挿通させて前記ネック支持手段に係合させる工程を含み、前記ブロー成形工程は、前記ブロー型内にて前記プリフォームより二軸延伸ブローされた容器と前記把手部材とを一体化した把手付き容器を成形することを特徴とする。
【0038】
このように、予め成形された把手部材をインサート部材として利用することで、把手付き容器をインサートブロー成形法により成形することができる。このとき、インサート部材である把手部材は、プリフォームのネック部直下に配置されるリング部がネック支持手段に係合され、プリフォームと所定の位置関係を維持したままブロー成形部に搬送される。
【0039】
本発明の他の態様に係る成形方法により成形された二重壁容器であって、前記外層容器の前記開口部外壁には、前記ネック支持手段に係合される凹所が形成されていることを特徴とする。
【0040】
本発明の他の態様についての下位概念の発明では、前記凹所は周方向にて連続するリング状に形成されていることを特徴とする。
【0041】
本発明の他の態様に係る成形方法により成形される把手付き容器であって、前記把手部材のリング部外壁には、前記ネック支持手段に係合される凹所が形成されていることを特徴とする。
【0042】
このように、本発明のインサートブロー成形法が実施される際のネック支持手段との係合のための構造として凹所を設けるのみで良く、インサート部材の係合構造が複雑化しない。また、この係合構造が単純であるため、凹所が外部に露出しても容器の美感を損なうことはない。
【0043】
【実施例】
以下、本発明を適用したインサートブロー成形装置及び方法を、図面を参照して具体的に説明する。
【0044】
〔第1実施例〕
この第1実施例は、外側ボトルをインサート部材とし、この外側ボトル内にて内側ボトルをブロー成形することで、二重壁ボトルを成形するものである。
【0045】
(二重壁ボトル及びそのためのプリフォーム)
図1(A)は、内側ボトル成形用のプリフォームに外側ボトルをインサートした状態を示す断面図であり、同図(B)は、同図(A)の外側ボトルが装着されていない状態での、同図(A)とは異なる断面を示す断面図である。また、図2は、図1(A)のA部拡大図であり、図3は、二重壁ボトルの一部を切欠した正面図である。
【0046】
まず、二重壁ボトル10の構造を、図3を参照して説明する。この二重壁ボトル10は、外側ボトル20及び内側ボトル40から構成される。外側ボトル20は、上端側の開口部22と、下端側にて密閉された底部24と、これら開口部22及び底部24を結ぶ胴部26とから構成される。胴部26には、内外に貫通するエア抜き孔28が、例えば外側ボトル20の縦軸方向に沿って複数形成されている。
【0047】
外側ボトル20の開口部22には、図3に示すように、半径方向外側にリング状に突出するフランジ部30が形成されている。このフランジ部30の外壁には、リング状凹所32が周方向に連続して形成されている。さらに、このフランジ部30には、図2に拡大して示されている通り、その内壁側には段差部34が形成されている。
【0048】
この外側ボトル20内部に配置される内側ボトル40は、図3に示すように、上端側のネック部42と、下端部の密閉された底部44と、これらを結ぶ胴部46とを有する。ネック部42には、その上部領域にねじ部42aが形成され、その下部領域には、半径方向外側に向けてリング状に突出するフランジ部42bが形成されている。
【0049】
この二重壁ボトル10は、外側容器20のフランジ部30が、内側ボトル40のフランジ部42bと、内側ボトル40の胴部46により挟まれた状態となり、内側ボトル40が外側ボトル20内部から脱落しないように支持される。
【0050】
この内側ボトル40を成形するために用いられるプリフォーム50が、図1(A),(B)に示されている。このプリフォーム50は、ブロー成形されないことから内側ボトル40のネック部42と実質的に同一形状を有するネック部52を有する。また、プリフォーム50の下端側は密閉された底部54となり、ネック部52及び底部54が胴部56にて連結されている。上述した通り、プリフォーム50のネック部52は、内側ボトル40のネック部42と実質的に同一形状であり、このプリフォーム50のネック部52にも、ねじ部42a及びフランジ部42bが形成されている。
【0051】
(インサートブロー成形装置の全体概要)
この二重壁ボトル10を成形するために用いられるインサートブロー成形装置60が、図4に示されている。このインサートブロー成形装置60は、基台62と、これと対向した上方位置に配置される上部基盤64とを有する。この上部基盤64の下面側には、回転盤66が回転自在に支持されている。この回転盤66の回転角90°の4箇所の領域には、射出成形部70、温調部72、ブロー成形部74及びエジェクト部76がそれぞれ設けられている。また、基台62上には、射出成形部70と対向する位置に射出装置68が配置されている。
【0052】
射出成形部70では、内側ボトル40のためのプリフォーム50が射出成形される。このプリフォーム50は温調部72に搬送され、ここで延伸適温に温調される。温調されたプリフォーム50に対して、この温調部72にて、インサート部材である外側ボトル20がインサートされる。このために、温調部72と対向して、インサート装置120が設けられている。このインサート装置120には、搬送路118が連結され、この搬送路に沿って外側ボトル20が供給される。
【0053】
外側ボトル20がインサートされたプリフォーム50は、次にブロー成形部74に搬送される。このブロー成形部74では、外側ボトル20内において、プリフォーム50から内側ボトル40がブロー成形され、二重壁ボトル10が成形される。その後、この二重壁ボトル10はエジェクト部76に搬送され、ここでボトル搬送用治具からエジェクトされる。このボトル10をインサートブロー成形装置60より取り出すために、エジェクト部76と対向する位置には、ボトル取出装置78aが設けられている。このボトル取出装置78aには搬送路78bが連結され、この搬送路78bに沿ってボトル10が搬出される。
【0054】
(ネック型及び係合機構)
図4に示すように、回転盤66の回転角90°毎の4箇所には、ネック型固定板80が固定されている。このネック型固定板80には、複数例えば2つのネック型90が設けられている。
【0055】
このネック型90について、図1及び図2を参照して説明する。このネック型90は、射出成形部70において、プリフォーム50のネック部52を成形するための射出キャビティ型として用いられ、その後は回転盤66と一体的に回転搬送されることで、プリフォーム50または二重壁ボトル10の搬送治具として兼用される。このために、ネック型90の内壁面には、プリフォーム50のネック部52の外壁を規定するためのキャビティ面92が形成されている。
【0056】
また、このネック型90の特徴的構成として、このネック型90により保持されるプリフォーム50のネック部52直下の領域に、外側ボトル20を係合して保持するための係合機構100が設けられている。この係合機構100は、ネック型90自体を下方に延長して形成した延長壁部94と、この延長壁部94に保持されるボールプランジャ102とから構成される。
【0057】
延長壁部94は、ネック型に保持されたプリフォーム50のネック部52直下の外壁と対向して設けられ、その外壁と延長壁部94との間に空隙96が形成される。この空隙96は、インサート部材である外側ボトル20の被係合部であるフランジ部30を挿入するためのものである。
【0058】
この延長壁部94に内蔵されるボールプランジャ102の詳細が、図1(A)のA部拡大図である図2に示されている。このボールプランジャ102は、筒体104と、この筒体104に形成された有底孔106とを有する。有底孔106は、前記空隙96に連通する開口106aと、これと対向する底部106bを有する。有底孔106の開口106a付近には、押圧部材である例えばボール108が配置される。また、有底孔106の内部には、底部106bとボール108との間に、付勢部材例えば圧縮コイルスプリング109が配置されている。この構造により、ボール108は圧縮コイルスプリング109の付勢力により、常時空隙96に向けて突出する方向に移動付勢されている。このボール108の飛出しを防止するために、筒体104の先端部104aの形状により、有底孔106の開口106aの開口幅が、ボール108の直径よりも小さく形成されている。また、ボール108が突出する位置とは、インサート部材である外側容器20がプリフォーム50のネック部52直下の位置にインサートされた際に、この外側容器20のフランジ部30に形成したリング状凹所32と対向する位置になっている。
【0059】
次に、上述のインサートブロー成形装置60を用いて、二重壁ボトル10をブロー成形する方法について説明する。
【0060】
(プリフォーム50の射出成形工程)
図4に示すブロー成形部70では、ネック型90と、図示しない射出キャビティ型及び射出コア型を型締めして、これらにより形成されるキャビティ内に、射出装置68より供給されるプリフォーム成形用樹脂材料例えばポリエチレンテレフタレート(PET)を充填する。この射出成形動作により、プリフォーム50が射出成形され、所定の冷却時間を置いた後に射出コア型及び射出キャビティ型が離型される。この結果、図1(B)に示すように、射出形成されたプリフォーム50はネック型90により保持されることになる。
【0061】
(プリフォーム50の温調工程)
射出成形されたプリフォーム50は、回転盤66の90°回転により、ネック型90により保持されて温調部72に搬送される。この温調部72における、プリフォーム50の温調工程を、図5及び図7を参照して説明する。このプリフォーム50の温調工程は、図5及び図7に示す温調ポット110を用いて行われる。プリフォーム50が温調部72に搬送された時には、温調ポット110は図5に示すように、プリフォーム50の下方位置にて待機している。
【0062】
この温調ポット110は、エアシリンダ112により進退駆動されるロッド114に連結されている。従って、このエアシリンダ112を駆動することで、図5に示すように待機位置にある温調ポット110を、図7に示すようにプリフォーム50を囲む位置まで上昇させることができる。なお、この温調ポット110の上昇駆動中は、インサート部材である外側容器20が、図5の鎖線の位置、すなわち図7にて実線で示す位置に退避している。このため、インサート部材である外側容器20と温調ポット110とが干渉することがない。
【0063】
温調ポット110は、上方が開口した筒体形状であり、この筒体内部にプリフォーム50が配置される。この温調ポット110は、例えばその縦方向にてゾーン分割され、各ゾーンにて独立して温度コントロールを行えるようになっている。れにより、プリフォーム50をブロー成形するのに最適な延伸適温に温調することができる。
【0064】
(インサート工程及びインサート装置)
この外側ボトル20のインサート工程は、図7に示す状態において、温調ポット110による温調工程が終了した直後に開始される。まず、エアシリンダ112の駆動により、温調ポット110が図7に示す状態から、図5に示す下方位置まで下降駆動される。この時、外側ボトル20は、温調ポット110の下降経路と干渉しない位置にて待機している。本実施例は、温調ポット110が図5に示すように、その下方待機位置にて停止した後に、外側ボトル20が、プリフォーム50の直下の位置に前進駆動される。なお、温調ポット110の下降移動中であっても、外側ボトル20の前進移動経路と干渉しない位置まで温調ポット110が下降した後であれば、外側ボトル20の前進移動を開始しても良い。図5に示すように、プリフォーム50の直下の位置に外側ボトル20が配置された後、この外側ボトル20を上昇移動させ、図8に示すように、外側ボトル20がプリフォーム50にインサートされる。
【0065】
このインサート工程は、図1(B)に示すように、プリフォーム50のネック部52の直下の外壁面と、ネック型90の延長壁部94との間に形成されたリング状の空隙96内に、外側ボトル20のフランジ部30をインサートすることで行われる。フランジ部30がインサートされた後の状態が、図2に示す拡大図にて示されている。このフランジ部30が空隙96に挿入される途中の工程においては、この空隙96に臨んで突出しているボール108が、フランジ部30の外壁面により押圧され、ボールプランジャ102の有底孔106の奥方に押し戻される。これにより、外側ボトル20の上昇移動が妨げられることはない。そして、図2に示すように、フランジ部30の外壁に形成したリング状凹所32が、ボールプランジャ102のボール108と対向する位置に配置されると、このボール108がリング状凹所32に弾性的に嵌入され、両者が係合されることになる。これと同時に、外側ボトル20のフランジ部30の内壁側に形成されている段差部34が、プリフォーム50のフランジ部42bの下面と接触し、これにより、外側ボトル20の上昇移動が停止される。以上により、外側ボトル20のインサート工程が終了し、この外側ボトル20の支持を解除しても、ボール108とフランジ部30のリング状凹所32との係合により、外側ボトル20が落下することがない。
【0066】
この外側ボトル20のインサートを、インサートブロー成形装置60の温調部72にて実施することによる利点は下記の通りである。
【0067】
▲1▼インサートブロー成形装置60の成形サイクルタイムを増大することがない。この成形サイクルタイムは、通常最も所要時間を要する射出成形部70での射出成形サイクルタイムに基づいて決定される。これに対して温調部72での温調時間は、通常射出成形時間ほど長く要求されない。特に、本実施例装置のようにホットパリソン方式の場合には、プリフォーム50が射出成形時の熱を保有しており、この温調工程においては、この保有熱を調整して延伸適温とすることから、多くの温調時間を必要としていない。従って、この温調部72にてプリフォーム50を停止させている間に、温調時間以外の空時間があり、この空時間を利用して外側ボトル20をインサートすることができる。
【0068】
▲2▼温調部72では、外側ボトル20をインサートするためのスペースを比較的容易に確保できる。温調ポット110は、ブロー成形後のボトルよりも縦軸長さが短いプリフォーム50を温調するためのものであるから、ブロー成形部74に配置されるブローキャビティ型(後述する)よりもかなり小型化されている。従って、温調ポット110の下方停止位置の設定により、この下方停止位置にある温調ポット110とプリフォーム50との間のスペースを比較的広く確保できる。この広いスペースを利用して、外側ボトル20をインサートすることができる。これに対して、ブロー成形部74では、ブローキャビティ型がかなりのスペースを占有するため、プリフォーム50の直下の領域に、外側ボトル20をインサートするためのスペースを確保することはかなり困難である。一方、射出成形部70においては、通常成形サイクルタイムが最も長いので、それ以上にサイクルタイムを長くするインサート工程を追加することはできない。また、射出成形部70の側方には射出装置68も存在するため、インサート装置120自体を配置することが不可能である。
【0069】
また、本実施例では、温調部72において、プリフォーム50の温調工程が終了した後に外側ボトル20をインサートしている。これにより、プリフォーム50の温調工程自体には、何らの支障も生ずることがなく、温調ポット110として従来のものをそのまま利用することができる。
【0070】
さらに、本実施例ではネック型90自体に、インサート部材である外側ボトル20の係合機構を設けている。これにより、プリフォーム50のネック部52の直下の領域に複雑な係合のための構造を設ける必要がない。このため、プリフォーム50は一般の単純形状なものとして設計することができ、射出成形部70でのプリフォーム50の成形安定性を維持することができる。インサート部材である外側ボトル20についても複雑な形状は要求されず、フランジ部30の外壁にリング状凹所32を形成するだけで良い。
【0071】
また、外側ボトル20のフランジ部30に設けられた凹所32がリング状に形成されているのに対し、ネック部90に設けられるボールプランジャ102は、その周方向にて間隔をおいて複数配置されている。このことは、周方向で一定の位置に存在するボールプランジャ102のボール108に対して、外側ボトル20はその周方向に関する位置規制が存在しないことを意味する。すなわち、外側ボトル20がその周方向でどのような状態で取り付けられたとしても、ボールプランジャ102のボール108は、必ずリング状の凹所32のいずれかの位置に嵌入され、外側ボトル20を係合保持することができる。
【0072】
次に、この外側ボトル20をインサートするためのインサート装置120について、図5及び図6を参照して説明する。
【0073】
このインサート装置120は、図6に示すように、温調部72にて停止される複数例えば2つのプリフォーム50に対して、同数の2つの外側ボトル20を同時にインサートすることができる。このインサート装置120は、2つの外側ボトル20を支持するために、2組の一対のチャック片122を有している。この一対のチャック片122は、開閉部124に支持され、この開閉部124により図6に示すように開閉可能である。なお、外側ボトル20の支持構造としては、一対のチャック片122を用いるものに限らず、例えば外側ボトル20の底部24を載置する受部材を有するものでも良い。
【0074】
このチャック片122は、2つのプリフォーム50と対向して、2つのプリフォーム50の配列方向(図6の矢印B方向)と平行な方向に沿って、2つの外側ボトル20を支持している。一対のチャック片122をそれぞれ支持する開閉部124は、アーム126に連結されている。このアーム126は、進退駆動部128により、図6の矢印C方向に沿って、アーム126を進退駆動する。これにより、一対のチャック片122に支持された外側ボトル20は、プリフォーム50の配列方向(矢印B方向)と直交する水平方向(図6に示す矢印C方向)に沿って移動させることができる。この矢印C方向の進退駆動により、外側ボトル20は、プリフォーム50の搬送経路(図6に示す経路D)より退避した位置と、プリフォーム50の搬送経路D上の位置との間でも外側ボトル20を往復駆動することができる。
【0075】
インサート装置120の進退駆動部128は、図5に示すエアシリンダなどで構成される昇降駆動部130により昇降駆動される。進退駆動部128が上昇された状態が図8に示されており、エアシリンダ130のロッド130aが上方に伸張し、その上限位置に達している。なお、進退駆動部128の昇降移動は、ガイド軸132により昇降案内されている。以上のようにして構成されたインサート装置120は、基台62の側方より突出して固定された固定盤134上に支持されている。
【0076】
このような構成のインサート装置120を用いてインサート工程を行うことによる利点は下記の通りである。まず、外側ボトル20を一対のチャック片122により図6の矢印C方向に移動させることで、プリフォーム50の搬送経路Dより退避した退避位置と、インサート位置との間の移動距離を最短に設定できる。このことは、従来技術のように、プリフォーム50の配列方向(B方向)と同一線上にて、インサート部材の出入れを行うものと比較すると明らかである。このように、インサートのための水平移動距離を最短とすることで、移動速度を従来と同じに設定したとしても、移動時間を短縮でき、結果としてインサート工程を短時間で行うことができる。また、移動距離が最短であることから、一対のチャック片122を支える片持ち梁部の長さも短くでき、片持ち梁部の先端のチャック片122の撓みを少なくすることができる。このことは、外側ボトル20の正確なインサート位置の設定を行うことができ、インサート不良を低減させることができる。このようにインサート位置を正確に設定できることにより、インサート部材である外側ボトル20とプリフォーム50との不用意な接触を低減できる。特に、ホットパリソン方式の場合には、プリフォーム50の温度がブロー成形品質に大きく影響するため、誤ってプリフォーム50に外側ボトルが接触すると、その部分の温度が変化し、ブロー成形品の品質が損われてしまう。本実施例では、そのような不具合をも解消することができる。
【0077】
(ブロー成形工程)
プリフォーム50及び外側ボトル20を保持したネック型90は、その後回転盤66の回転角90°の回転によりブロー成形部74に搬送される。このブロー成形部74でのブロー成形工程を、図9を参照して説明する。ブロー成形部74に搬入されたネック型90の下方には、一対の割型142からなるブローキャビティ型140が設けられている。また、本実施例の外側ボトル20は、その底部24が内方に窪んだ形状となっているため、底型144が設けられている。ネック型90がブロー成形部72に搬入されると、ブローキャビティ型140の一対の割方142が互いに近付くように水平移動し、各割型142のパーティング面148同士が密着することで型締めされる。また、底型144がその下方位置より上昇移動し、図9に示す型締め状態が得られる。なお、図9は一方の割型142のみを示している。
【0078】
このブローキャビティ型140のキャビティ面146は、外側ボトル20の外形形状とほぼ一致した形状を有している。このため、外側ボトル20はブローキャビティ型140のキャビティ面146に近接した状態にて配置される。
【0079】
さらに、図9に示すように、プリフォーム50のネック部52の開口内にブローコア型160が型締めされる。このブローコア型160の中央に形成されたブローエア導入孔162を介して、延伸ロッド170が貫通し、その先端がプリフォーム50の底部54付近に配置される。
【0080】
ブロー成形工程は、周知のように、ブローコア型160のブローエア導入孔162を介して、プリフォーム50内にブローエアを導入すると共に、延伸ロッド170を下方に向けて縦軸駆動する。これにより、プリフォーム50は縦及び横の二軸方向に配向され、プリフォーム50から内側ボトル40が二軸延伸ブロー成形される。このプリフォーム50のブロー成形工程は、外側ボトル20内部にて行われるため、ブロー成形された内側ボトル40の外壁面が、外側ボトル20の内壁面に密着するまで行われる。なお、このブロー成形工程中に、プリフォーム50と外側ボトル20との間に存在していたエアは、外側ボトルに形成されたエア抜き孔28を介して外側ボトル20外部に放出される。この放出されたエアは、例えば割型142のパーティング面148に形成されたエア抜き溝150を介してブローキャビティ型140の外部に導かれる。このため、外側ボトル20の内部でのプリフォーム50のブロー成形を円滑に行うことができる。
【0081】
特に本実施例においては、インサート部材である外側ボトル20は、予め温調部72にてインサートされているため、ブロー成形部74でのインサート工程は必要とせず、ブロー成形時間を十分確保することができる。インサート部材が本実施例のように外側ボトル20の場合には、一対の割型142を閉鎖駆動する前に、底型144に外側ボトル20を載置することも可能である。しかしながら、上述したように、このブロー成形部74でのインサートは、プリフォーム50の配列方向と同一線上に沿って外側ボトル20を移動させる必要があり、その移動距離がかなり増大する。このため、インサート位置精度及びインサート必要時間の点において、本実施例の方が優れている。
【0082】
また、インサート部材を外側容器として二重壁ボトル10を成形する本実施例においては、比較的容易に多層ボトルを成形することができる。すなわち、従来ではプリフォームの多層成形技術によりこの種の多層ボトルを成形していたが、この多層成形技術は射出制御がかなり煩雑である。本実施例によれば、同種または異種の材料にて成形される多層ボトルを、インサート工程及びブロー成形工程を用いることで比較的容易に成形することができる。
【0083】
(エジェクト工程)
上述のブロー成形終了後、回転盤66がさらに回転角90°だけ回転され、二重壁ボトル10を保持したネック型90がエジェクト部76に搬送される。ネック型90は公知のように、一対の割型からなり、この一対の割型を開放駆動することで、二重壁ボトル10はネック型90より離脱され、下方にその自重によって落下される。なお、一対の割型を開放することで、ネック型90に設けらたボールプランジャ102のボール108も、二重壁ボトル10のリング状凹所32から離脱される。従って、このエジェクト工程を何らの支障もなく行うことができる。
【0084】
〔第2実施例〕
次に、本発明を把手付きボトル180のインサートブロー成形方法及び装置に適用した実施例について、図10から図13を参照して説明する。
【0085】
この把手付きボトル180は、図10に示すように、ボトル本体190及び把手部材200から構成される。ボトル本体190は、上端にて開口するネック部192と、下端にて密閉された底部194と、これらを結ぶ胴部196とを有する。ネック部192の上側部分にはねじ部192aが形成され、下側部分には、半径方向外側にリング状に突出するフランジ部192bが形成されている。
【0086】
一方、把手部材200は、ボトル本体190のネック部192の直下の位置に取り付けられるリング部210と、ボトル本体190の胴部196の背面196aと対向して配置される把持部220とを有する。胴部196の背面196aと、把持部220との間には空間が形成され、この空間内に手を挿入して把持部220を握ることで、ボトル本体190をハンドリングすることができる。なお、把持部220の下端には被係止部222が設けられ、この被係止部222はボトル本体190の胴部196と係合している。これにより、把手部材200は、ボトル本体190に対して、その上端のリング部210と下端の被係止部222が係合することで一体化されている。また、把手部材200のリング部210外壁には、その周方向で異なる複数箇所に凹所212が局所的に形成されている。
【0087】
図11は、ボトル本体190を成形するためのプリフォーム230に把手部材200がインサートされ、ブローキャビティ型140内に配置された状態を示している。なお、図11に示す部材のうち、第1実施例にて説明した部材と同一機能を有する部材については、同一符号を付しその詳細な説明を省略する。図11に示す実施例においても、インサート部材である把手部材200は、そのリング部210が、第1実施例と同様な係合機構100によって、プリフォーム230のネック部直下の位置に係合保持されている。
【0088】
ここで、把手部材200は、ブローキャビティ型140に対して、その把持部220が周方向の特定位置に配置される必要がある。ブローキャビティ型140の割型142には、把持部220を収納配置するための溝部が形成されているからである。このために、把手部材200のリング部210外壁に形成された凹所212は、第1実施例のように周方向に連続する溝ではなく、周方向の特定の位置に局所的に形成されている。そして、この特定位置とは、ネック部90のボールプランジャ102によって保持されているボール108と対向する位置である。後述するインサート工程により、把手部材200がプリフォーム230のネック部直下の位置にインサートされ、リング部210に形成した凹所212とボールプランジャ102のボール108とが係合することで、把手部材200の周方向での位置決めをも行うことができる。
【0089】
図11に示すブローコア型160及び延伸ロッド170を用いて、プリフォーム230からボトル本体190が二軸延伸ブロー成形される。このとき、把手部材200のリング部210は、その下面に回り込む樹脂と、ネック部192に形成されているフランジ部192bとの間に挟まれ、このリング部210がボトル本体190と強固に一体化される。さらに、把手部材200の把持部220下端に形成した被係止部222の表面全域にボトル本体190の胴部196の樹脂が回り込み、この被係止部222とボトル本体190とが一層強固に一体化される。これにより、ボトル本体190及び把手部材200が一体化された把手付きボトル180を成形することができる。
【0090】
次に、インサート部材である把手部材200を、ネック型90に保持されたプリフォーム230にインサートする装置及びその工程を、図12及び図13を参照して説明する。なお、各図に示す部材のうち、第1実施例の部材と同一機能を有する部材については、同一符号を付しその詳細な説明を省略する。
【0091】
この第2実施例においても、把手部材200のインサート工程は、図4に示すインサートブロー成形装置60の温調部72にて実施される。この温調部72でのインサート工程も、第1実施例と同様に、温調ポット110を用いてプリフォーム230を温調した後に実施される。
【0092】
図12は、プリフォーム230の温調工程が終了し、温調ポット110がその下方位置に下降した状態を示している。さらに図12では、把手部材200を保持する一対のチャック片122が、進退/昇降装置240により進退駆動されるアーム126により、プリフォーム230の下方位置まで前進移動した状態が示されている。この後に、把手部材200は進退/昇降装置240の駆動により上昇移動される。このとき、把手部材200のリング部210が、下方からプリフォーム230に挿通されて上昇することになる。そして、把手部材200の上昇停止位置にて、第1実施例と同様に、リング部210に形成した凹所212と、ネック型90のボールプランジャ102のボール108とが係合して、インサート工程が終了する。図13に示すように、第2実施例の一対のチャック片122は、第1実施例と同様に、プリフォーム230の配列方向(図13に示す矢印B方向)と直交する水平方向(図13に示す矢印C方向)に向けて進退駆動される。これにより、第1実施例と同様にして、インサート時間の短縮及びインサート位置精度の向上を図ることができる。
【0093】
図13に示すように、進退/昇降装置240に隣接して、把手部材200を供給するためのパーツフィーダ250が配置されている。このパーツフィーダ250は、湾曲及び直線経路を有するレール252に沿って、把手部材200を供給するものである。このレール252の先端部には給材ユニット260が設けられている。さらに、給材ユニット260の下方には、スライドユニット270が設けられている。このスライドユニット270には、プリフォーム230の配列ピッチと同一ピッチにて、2箇所に台座272が設けられている。図13では、一方の台座272は給材ユニット260の直下の位置に配置されている。
【0094】
給材ユニット260は、その下方のスライドユニット270に対し、1つずつ把手部材200を供給するものである。スライドユニット270は、その長手方向に沿って、2つの台座272の配列ピッチの距離をスライド移動可能となっている。このスライドユニット270のスライド移動により、各台座272が、給材ユニット260の直下の位置に移動し、スライドユニット270上に2つの把手部材200を供給することができる。
【0095】
この2つの把手部材200が供給されたスライドユニット270は、図13に鎖線で示すように、2組の一対のチャック片122とプリフォーム230との間の位置まで移動する。この時、スライドユニット270の2つの台座272が、プリフォーム230と正対する位置にて停止される。一方、2組の一対のチャック片122の中心位置は、2つのプリフォーム230と正対する位置とはならず、位置方向にずれた位置に配置されている。これは、この一対のチャック片122が、把手部材200のリング部210をチャックするのではなく、このリング部210の中心よりずれた位置にある把持部220をチャックするものだからである。把持部220はその断面が通常円形ではないため、一対のチャック片122のチャック形状を把持部220の輪郭形状に合わせて形成することで、ネック型90のボールプランジャ102のボール108と係合させるための正確な位置にて、把持部220をチャックすることができる。
【0096】
なお、スライドユニット270から2組の一対のチャック片122への把手部材200の受渡しは、温調部72でのプリフォーム230の温調工程が終了する前に完了しておく。これにより、プリフォーム230の温調工程終了後直ちに、把手部材200のインサートを開始することができる。本実施例では、把手部材200をインサートするための一対のチャック片の移動距離が最短に設定できるため、次の新たな把手部材200を2組の一対のチャック片122に供給するための時間を、十分余裕をもって確保することができる。さらに、インサート装置に隣接してパーツフィーダ250を設けることで、この新たな把手部材200の供給時間をより短縮することができる。
【0097】
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、プリフォームにインサートされるインサート部材としては、上記各実施例に示す外側容器あるいは把手部材に限定されるものではなく、プリフォームのネック部直下の領域にインサートされる部分の形状も、上記各実施例のように周方向に連続したリング状部材に限らず、切欠リング状部材であっても良い。
【0098】
また、ネック支持手段に形成される係合機構100としては、上述の実施例のものに限らず、他の種々の係合機構を採用することができる。この係合機構100は、必ずしもネック型90などのネック支持手段自体の形状を変更するものに限らず、ネック支持手段とは別体に形成し、これをネック支持手段に固定するものでも良い。
【0099】
さらに、上記各実施例はいわゆるホットパリソン方式のインサートブロー成形装置を例に挙げて説明したが、コールドパリソン方式のインサートブロー成形装置も本発明は適用できる。この場合には、プリフォーム支持手段としてネック型は用いられない。この場合でも、第1,第2実施例の係合機構を採用する場合には、ネック型以外のネック支持手段に、第1,第2実施例と同様な係合機構を採用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、プリフォームのネック部直下の位置にインサートされた外側ボトルを、ネック型の係合機構により装着保持した状態を示す断面図であり、(B)は、外側ボトルが装着されていない状態を示す、(A)とは異なる断面を示す断面図である。
【図2】図1(A)のA部拡大図である。
【図3】本発明の第1実施例にて成形される二重壁ボトルの一部を切欠した正面図である。
【図4】インサートブロー成形装置の平面図である。
【図5】インサートブロー成形装置の温調部に配置されるインサート装置を示す一部を切欠した側面図である。
【図6】図5に示すインサート装置の平面図である。
【図7】図4に示す温調部での温調工程を示す一部を切欠した側面図である。
【図8】図4に示す温調部での外側ボトルのインサート状態を示す一部を切欠した側面図である。
【図9】図4に示すブロー成形部でのブロー成形工程を示す断面図である。
【図10】本発明の第2実施例により成形される把手付きボトルの側面図である。
【図11】本発明の第2実施例のブロー成形工程を示す断面図である。
【図12】プリフォームに把手部材をインサートするインサート装置の側面図である。
【図13】図12に示すインサート装置の平面図である。
【符号の説明】
10 二重壁ボトル
20 インサート部材(外側ボトル)
22 開口部
32 リング状凹所
40 内側ボトル
50、230、360 プリフォーム
52 ネック部
60 インサートブロー成形装置
72 温調部
74 ブロー成形部
90 ネック支持手段(ネック型)
94 延長壁部
96 空隙
100 係合機構
102 ボールプランジャ
106 有底孔
108 ボール
109 スプリング
110 温調ポット
112 エアシリンダ
120 インサート装置
122 チャック片
126 アーム
128 進退駆動部
130 昇降駆動部
140 ブローキャビティ型
180、300 把手付きボトル
190、310 ボトル本体
192、312 ネック部
200、330 把手部材
210、340 リング部
212 凹所
220、350 把持部材
222 被係止部
240 進退/昇降装置
320 リン状突出部
322 放射状突出部
342 第1の被係止部
344 被係止片
346 第2の被係止部
348 環状壁部
349 空隙部

Claims (3)

  1. プリフォーム成形部にて成形された樹脂製プリフォームを、該プリフォームのネック部を支持するネック支持手段によりブロー成形部に搬送し、前記ブロー成形部に設けられたブロー金型内に前記プリフォームとインサート部材とを配置して、前記プリフォームより容器をブロー成形し、該ブロー成形により前記インサート部材を前記容器と一体化させるインサートブロー成形装置において、
    前記ネック支持手段は、前記インサート部材と係合して前記インサート部材を支持する係合機構を有し、
    前記係合機構は、
    前記プリフォームの前記ネック部直下の外壁との間に前記インサート部材の被係合部を挿入するための空隙を介して対向する壁部と、
    前記空隙に挿入された前記インサート部材の前記被係合部を、前記プリフォームの外壁側に押圧する手段と、
    を有することを特徴とするインサートブロー成形装置。
  2. 成形された樹脂製プリフォームを、該プリフォームのネック部を支持するネック支持手段によりブロー成形部に搬送する工程と、
    前記プリフォームの搬送途中にて、前記ネック支持手段に設けられた係合機構にインサート部材を係合させる工程と、
    前記ブロー成形部に設けられたブロー金型内に、前記ネック支持手段によって前記プリフォームと前記インサート部材とを配置して、前記プリフォームより容器をブロー成形し、該ブロー成形により前記インサート部材を前記容器と一体化させるインサートブロー成形工程と、
    を有し、
    前記係合機構は、
    前記プリフォームの前記ネック部直下の外壁との間に前記インサート部材の被係合部を挿入するための空隙を介して対向する壁部と、
    前記空隙に挿入された前記インサート部材の前記被係合部を、前記プリフォームの外壁側に押圧する手段と、
    を有し、
    前記係合機構にインサート部材を係合させる工程は、
    前記インサート部材の被係合部を前記係合機構の空隙に挿入し、前記被係合部を前記押圧する手段によって前記プリフォームの外壁側に押圧することを特徴とするインサートブロー成形方法。
  3. 請求項において、
    前記プリフォームを、前記ネック支持手段として兼用されるネック型を用いて射出成形する工程と、
    前記ネック型により搬送される前記プリフォームを温調部に停止させ、前記プリフォームを延伸適温に温調する温調工程と、
    を有し、
    前記インサート部材の係合工程は、前記温調部にて前記温調工程の実施後に行われることを特徴とするインサートブロー成形方法。
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