JPH0544336U - 板材搬送貯蔵装置 - Google Patents

板材搬送貯蔵装置

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JPH0544336U JP9345691U JP9345691U JPH0544336U JP H0544336 U JPH0544336 U JP H0544336U JP 9345691 U JP9345691 U JP 9345691U JP 9345691 U JP9345691 U JP 9345691U JP H0544336 U JPH0544336 U JP H0544336U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 板材搬送装置の一部に干渉しない板材持上げ
装置を備えた板材搬送貯蔵装置を提供する。 【構成】 板材貯蔵装置23に積載貯蔵された最上部の
板材を一枚取りするための板材吸着部材56を備えた板
材持上げ装置57を設け、板材持上げ装置57が搬送領
域内の第1位置と搬送領域から外れた第2位置との間を
移動すべく、板材持上げ装置57を水平方向に旋回可能
に設けてなることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、複数の板材を積載貯蔵したり、板材を搬送したりすることができ る板材搬送貯蔵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の板材搬送貯蔵装置について説明すると、まず、第1板材加工機と第2板 材加工機の間に、搬送方向に延伸されたガイドレールと、このガイドレール上を 移動し、かつクランパを昇降自在に設けたスライダとを有する板材搬送装置が設 けてある。上記板材搬送装置のガイドレールの下には板材を集積貯蔵するための 中間集積装置と、板材を載せるための搬送テーブルが設けられている。更に搬送 方向に対して直交する方向における搬送テーブルの一側には、中間一枚取装置が 設けられている。
【0003】 前記中間集積装置の詳細を説明すると、この中間集積装置は、第1昇降テーブ ルと、この第1昇降テーブルの周囲を囲むように設けた第1スラットコンベアを 備えている。そして、この第1スラットコンベアは第1昇降テーブルの上方を開 放、封鎖可能である。この第1スラットコンベアの両側のチェーンは、搬送方向 に走行するようになっていて、上記チェーンの間には適宜な範囲に亘って複数の ローラが回転自在に軸支されている。
【0004】 前記中間一枚取装置について説明するとこの中間一枚取装置は、第2昇降テー ブルと、この第2昇降テーブルの周囲を囲むように設けた第2スラットコンベア を備えている。この第2スラットコンベアは第2昇降テーブルの上方を開放、封 鎖可能である。この第2スラットコンベアの一部を構成するチェーンは搬送方向 に対して直交する方向に走行するようになっていて、上記チェーンの間には適宜 範囲に亘って複数のローラが回転自在に支持されている。又、第2昇降テーブル に積載された最上部の板材を上記第2スラットコンベア上に載せるために、第2 スラットコンベアの垂直上方位置には板材の上面を吸着する複数の板材吸着部材 を備えた板材持上げ装置が設けられている。
【0005】 上記構成により、まず第1板材加工機から板材搬送装置により搬送された板材 を、中間集積装置における第1昇降テーブルに集積貯蔵する動作を説明する。
【0006】 第1スラットコンベアを操作して上記第1昇降テーブルの上方を封鎖状態にし ておく。そして、板材搬送装置を操作して搬送されてきた板材を上記第1スラッ トコンベア上に位置せしめた後、板材搬送装置のクランパを下降させて、クラン パのクランプ状態を解除する。そして、第1スコットコンベアを適宜に操作して 第1昇降テーブルの上方を開放した状態にすることにより、第2昇降テーブルに 板材を支持せしめる。
【0007】 貯蔵された板材を第2加工機で加工するために搬送する必要があれば、フォー クリフトなど公知の手段で第1昇降テーブル上に積載貯蔵された板材をパレット を介して前記中間一枚取装置の第2昇降テーブル上に移送する。又、第1板材加 工機から搬送されてきた板材を貯蔵する必要はなく、そのまま第2加工機へ搬送 することもできる。
【0008】 次に、中間一枚取装置に貯蔵された板材を第2板材加工機へ搬送する動作を説 明する。まず、公知の適宜手段により第2昇降テーブル上に積載された最上部の 板材が、所定高さになるように操作する。また、第2スラットコンベアは、第2 昇降テーブルの上方を開放した状態になるように操作される。すると、板材吸着 部材が下降されて最上部の板材を吸着した後、板材を第2スラットコンベアの上 側まで持上げる。そして、第2スラットコンベアが第2昇降コンベアの上方を封 鎖した状態にした後、上記板材吸着部材と板材の吸着状態を解除すると、板材は 第2スラットコンベア上に載置される。次に第2スラットコンベアを前記搬送テ ーブル方向に走行させると、板材が搬送テーブル上に移送される。この板材の上 方位置に前記板材搬送装置のスライダを位置せしめた後、クランパを下降して板 材をクランプする。そして、スライダを第2板材加工機方向へ移動すれば板材は 第2板材加工機へ搬送される。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、前述のごとき従来の板材搬送貯蔵装置においては、中間一枚取装置に おける第2スラットコンベア上に一枚取りされた板材を、搬送方向に対して直交 する方向から搬送テーブルへ移送させた後に、板材搬送装置により搬送している ために、時間を要して作業能率が悪い。
【0010】 更に、中間集積装置に貯蔵された板材を第2板材加工機へ搬送しようとすると 、第1昇降テーブル上の板材を中間一枚取装置の第2昇降テーブル上に移送する という作業が必要となるという問題も生じる。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前述のごとき問題点を解決するために、この考案においては、板材の搬送ライ ン上に複数の板材を積載貯蔵する板材貯蔵装置を設け、この板材貯蔵装置の周囲 を覆うようにスラットコンベアを設け、このスラトットコンベアを前記板材貯蔵 装置の上方を開放した状態と封鎖した状態に切換可能に設け、前記板材貯蔵装置 の上方を開放した状態のときに、この板材貯蔵装置に積載貯蔵されている最上部 の板材を前記スラットコンベアの上側まで持ち上げるために、前記板材貯蔵装置 の上方位置に最上部の板材の上面を吸着する板材吸着部材を備えた板材持上げ装 置を設けると共に、上記板材吸着部材を前記板材貯蔵装置に対して昇降自在に設 け、前記スラットコンベアが前記板材貯蔵装置の上方を封鎖した状態にあるとき に、前記スコットコンベアに支持された板材を搬送方向へ搬送するため、或いは 前記スラットコンベア上に板材を搬送するための板材搬送装置を設け、前記板材 持上げ装置と前記板材搬送装置との干渉を回避するために、板材持上げ装置を搬 送領域内の第1位置と搬送領域から外れた第2位置との間において水平方向へ旋 回可能に設けてなることを特徴とする。
【0012】
【作用】
前記の構成において、板材貯蔵装置に積載した板材を搬送方向に沿って搬送す る場合について説明すると、まずスラットコンベアを適宜に作動させて板材貯蔵 装置の上方を開放した状態に切換えると共に、板材持上げ装置を水平方向へ旋回 させて、第2位置から第1位置に位置せしめる。
【0013】 次に、板材吸着部材を板材貯蔵装置に対して下降させて、板材貯蔵装置に支持 された最上部の板材を吸着する。そして、板材吸着部材で板材を吸着した状態の もとで、板材吸着部材を板材貯蔵装置に対して上昇させて、板材をスラットコン ベアの上側まで持上げる。
【0014】 板材持上げ装置より板材を持ち上げた後に、スラットコンベアを適宜に作動さ せて板材貯蔵装置の上方を封鎖した状態に切り換える。このとき、上記板材はス ラットコンベアの上方に位置している。そして、板材吸着部材と板材の吸着状態 を除去することにより、板材をスラットコンベア上に完全に支持せしめることが できる。
【0015】 板材と板材吸着部材の吸着状態を解除した後に、板材持上げ装置を水平方向へ 旋回させて、第1位置から第2位置に位置せしめる。すると搬送領域には板材搬 送装置と干渉するものが無くなるから、板材搬送装置により上記板材を搬送方向 へ搬送する。
【0016】 搬送されてきた板材を板材貯蔵位置に積載貯蔵する場合について説明すると、 まずスラットコンベアを適宜に作動させて板材貯蔵装置の上方を封鎖した状態に 切り換えると共に、板材持上げ装置を水平方向へ旋回させて、第1位置から第2 位置に位置せしめる。
【0017】 次に、板材搬送装置を適宜に操作することにより、板材は搬送方向に沿って搬 送されて上記スラットコンベア上に位置せしめる。そして、スコットコンベアを 適宜に操作して板材貯蔵装置の上方を開放した状態に切換えることにより、搬送 されてきた板材は、板材貯蔵装置に積載貯蔵される。
【0018】 又、板材搬送装置により搬送方向に沿って搬送されてきた板材をそのまま第2 板材加工機へ搬送することもできる。このとき、スラットコンベアを適宜に作動 させて板材貯蔵装置の上方を封鎖した状態にしておくと共に、板材持上げ装置を 第2位置に位置せしめておく。
【0019】
【実施例】
以下、この考案に係る実施例について図面に基づいて説明する。全体の概要を 示す図5に基づいて説明するに、図5において左側には先行程にある例えばタレ ットパンチプレス(第1板材加工機)1が床面上に置かれている。このタレット パンチプレス1は公知のものであるので簡単に説明すると、フレームにワークW を支持するテーブル3が設けられている。このテーブル3には直角なX−Y軸方 向に移動するクランパ5が設けてあり、更に複数のパンチを備えた上部タレット 7と複数のダイを備えた下部タレット9が、それぞれフレームに上下に対向して 設けられている。又、加工位置にあるパンチをダイ方向に打撃するために、フレ ームにおける上部タレット7の上方には上下動自在のストライカが設けられてい る。
【0020】 又、図5において右側には例えばシャーリングマシン(第2板材加工機)11 が置かれている。このシャーリングマシン11も公知のものであるので簡単に説 明すると、フレームに板材Wを摺動支持するテーブル13が設けられている。こ のテーブル13には直角なX−Y軸方向に移動するクランパ15が設けられてい る。更にテーブル13の後側(図5において上側)に加工機本体17が設けられ ている。この加工機本体17は、フレームに固定された下刃と、フレームに上下 動自在に支持されたラムと、このラムの下側に設けた上刃等を備えている。
【0021】 前記タレットパンチプレス1のテーブル3と、上記シャーリングマシン11の テーブル13との間には、板材Wを貯蔵及び搬送するために板材搬送貯蔵装置1 9が設けられている。この板材搬送貯蔵装置19には、搬送方向(本実施例にお いて左右方向、図5において左右方向)に延伸された板材搬送装置21とこの板 材搬送装置21の中間下方に搬送されてくる板材Wを貯蔵するための板材貯蔵装 置23等を備えている。
【0022】 上記板材搬送装置21は公知のものであるから簡略に説明するに、まずタレッ トパンチプレス1のテーブル3の上方からシャーリングマシン11のテーブル1 3の上方に亘り、左右方向(搬送方向)に延伸されたガイドレール25が、床面 に支持された複数の支柱27により懸垂支持されて設けられている。上記ガイド レール25には、スライダ29が左右方向に移動自在に設けられている。このス ライダ29を左右方向に移動させるために、スライダ29には駆動モータ31が 設けられていて、この駆動モータ31には、上記ガイドレール25に左右方向に 延伸して設けたラック(図示せず)に噛合するピニオン(図示せず)が連動連結 されている。スライダ29には、板材Wを把持する複数のクランパ33を備えた 昇降体が昇降自在に設けてある。また、スライダ29にはこの昇降体を昇降させ る昇降シリンダ35と、上記クランパを開閉するクランプシリンダ37が設けら れている(図1参照)。上記テーブル3とテーブル13との間の床面上には板材 貯蔵装置23の他に、上面にフリーベアリング(図示せず)を設けた複数の搬送 テーブル39が適宜に設けられている。なお板材貯蔵装置23については後で後 述する。
【0023】 上記構成により、タレットパンチプレス1のテーブル3上に搬入された板材W は原点位置決めされた後、クランパ5に把持されてテーブル3上をX−Y軸方向 に移動されて、所定の加工位置に位置決めされる。又、上下のタレット7,9に 組込まれていた所定のパンチとダイも予め加工位置に割り出されている。そこで ストライカを下降させてパンチを打撃すると、板材Wにパンチ加工が行われる。 そして、クランパ5を再びX−Y軸方向に適宜移動して、板材Wを前記ガイドレ ール25の下へ位置せしめる。
【0024】 次に、駆動モータ31を適宜に駆動させることにより、スライダ29を上記板 材Wの垂直上方位置まで移動させる。そして、昇降シリンダ35の作動によりク ランパ33を下降させてから、クランプシリンダ37の作動させてクランパ33 により板材Wの端部した後、クランパ5を解除して板材Wから退避させる。
【0025】 そして、駆動モータ31を適宜操作してスライダ29を右方へ移動すると、板 材Wは搬送テーブル39や板材貯蔵装置23のスラットコンベア(後述する)の 上を滑らかに引き摺られながらシャーリングマシン11のテーブル13まで搬送 される。
【0026】 次に、本実施例の要部について、図1、図2、図3に基づいて説明する。タレ ットパンチプレス1とシャーリングマシン11の間に配置した枠体フレーム41 内には、リンク機構を介して昇降可能なテーブル台43を備えた昇降テーブル4 5を設けてある。昇降テーブル45を囲むようにスラットコンベア47が設けて あり、このスラットコンベア47は昇降テーブル45の上方を開放、封鎖可能に 設けられている。枠体フレーム41の前後(図1において紙面に向って表裏、図 2において下上、図3において左右)にはスプロケット49を介して一対のチェ ーン51が設けられている。これらの前後のチェーン51は、適宜のスプロケッ ト49に連動連結した駆動モータ53の駆動により、走行するようになっている 。上記前後のチェーン51の間には、複数のサポートローラ55が回転自在に支 持されている。これら複数のサポートローラ55は、チェーン51の一部分にお いてのみ細いピッチで左右(図1、図2において左右、図3において紙面に向っ て裏表)に並べられ、又他部分は全く設けられてしなかったりする。したがって 、チェーン51が左右方向に走行されるにともなって、昇降テーブル45の上方 が封鎖されたり、開放されたりするようになっている。
【0027】 次に、板材Wを吸着して持ち上げるための板材吸着部材56を備えた板材持上 げ装置57について説明する。図3を参照するに、バキュームパットのごとき板 材吸着部材56は、アーム状の旋回アーム59に案内されて上下動自在に設けら れており、複数の板材吸着部材56は、連結部材61により一体的になっている 。この連結部材61は、旋回アーム59に設けられた昇降シリンダ63により昇 降駆動される。上記旋回アーム59は、枠体フレーム41の前側に設けられた旋 回体65に片持式に固定支持されている。そして、この旋回体65は、枠体フレ ーム41の前側に左右方向へ移動自在に設けられたスライダ67に水平に回転自 在に支持されている。旋回アーム59を水平方向へ旋回させるために、スライダ 67に設けられた旋回シリンダ69のピストンロッド71に連動連結されたラッ ク73と、このラック73に噛合したピニオン75が上記旋回体65に固定され ている。従って、旋回シリンダ69を作動させることにより図2に示すように旋 回アーム59は、搬送領域に位置する第1位置と、搬送領域外に位置する第2位 置との間を旋回可能に設けられている。
【0028】 上記枠体フレーム41にはラック77が左右方向に延伸されて設けられていて 、このラック77に噛合したピニオン79がスライダ67に設けられた駆動モー タ81に連結されているために、スライダ67は左右方向に移動自在であると共 に、旋回アーム59や板材吸着部材56も左右方向に移動自在である。
【0029】 なお、この実施例のスラットコンベア47に回転自在に設けられたサポートロ ーラ55には、図4に示されるような回転駆動装置83が設けられている。この 回転駆動装置83には、ベルト85を介して多数のサポートローラ55を下方か ら押し上げるための多数のアイドラ87が設けられている。この多数のアイドラ 87は、枠体フレーム41に上下動自在に設けられた支持部材89に下方より支 持されていて、枠体フレーム41に設けた適数の昇降シリンダ91の作動により 昇降自在に設けられている。更に、枠体フレーム41の適宜位置に駆動モータ9 3に連結した駆動プーリ95と、補助アイドラ97が、枠体フレーム41に回転 自在に設けられていて、駆動プーリ95、補助アイドラ97にも上記ベルト85 が巻回されている。
【0030】 上記構成により、板材搬送貯蔵装置19の作動を説明する。まず、板材Wが板 材搬送装置21の操作により、タレットパンチプレス1のテーブル3からシャー リングマシン11のテーブル13までそのまま搬送される場合は、板材持上げ装 置57の旋回シリンダ69を適宜に操作することにより、旋回アーム59を水平 方向へ旋回させて搬送領域外の第2の位置に位置せしめる。また、スラットコン ベア47の駆動モータ53を適宜操作することにより、スプロケット49、チェ ーン51を介して昇降テーブル45の上方に多数のサポートローラ55が並ぶ封 鎖状態にしておく。すると、板材搬送装置21のクランパ33に把まれた板材W は、サポートローラ55がチェーン51に回転自在に支持されているからそのま ま滑らかに搬送されて行く。また板材持上げ装置57が第2位置にあるので、板 材持上げ装置57が板材搬送装置21の一部と干渉することもない。
【0031】 次に、タレットパンチプレス1のテーブル3から板材搬送装置21で搬送され てきた板材Wを、板材貯蔵装置23に貯蔵する場合においては、駆動モータ53 を適宜操作することにより、テーブル台43の上方にサポートローラ55が位置 するようにスラットコンベア47の封鎖した状態とする。次に、板材搬送装置2 1により搬送された板材Wをスラットコンベア47上に位置せしめる。そして、 クランパ33の板材Wの把持を解除すると共に、駆動モータ53を駆動させてス ラットコンベア47を昇降テーブル45の上方を開放した状態に切換えることに よって板材Wの貯蔵作業は完了する。
【0032】 板材貯蔵装置23に貯蔵された板材Wを一枚取りして、シャーリングマシン1 1のテーブル13に搬送する場合においては、まず、昇降テーブル43上に積載 貯蔵されている最上部の板材Wを所定の高さに位置せしめると共に、スラットコ ンベア47を適宜に操作して昇降テーブル45の上方を開放状態にする。次に、 旋回シリンダ69を操作することにより、旋回アーム59を第2位置から第1位 置に位置せしめる。そして、駆動モータ81を適宜に操作すると、ピニオン79 、ラック77を介してスライダ67は旋回アーム59と共に左右方向に移動する から、この旋回アーム59に設けられた公知の検出装置(図示せず)の作用によ り、板材吸着部材56を最上部の板材Wの左端付近まで移動させることができる 。
【0033】 更に昇降シリンダ63を操作して板材吸着部材56を下降させて板材Wに当接 せしめる。そして、板材吸着部材56により板材Wを吸着せしめた後、再び昇降 シリンダ63の動作により板材吸着部材56を上昇せしめて、板材Wの左端をス ラットコンベア47上面より少し高い位置まで引き上げる。そして、駆動モータ 53を操作してチェーン51を図1において時計回り方向へ走行させることによ り、スラットコンベア47のサポートローラ55が板材Wの下側に位置する。そ して、板材吸着部材56の吸着状態を解除すると、板材Wはスラットコンベア4 7のサポートローラ55上に一枚取りされて載置される。次に、板材吸着部材5 6を上昇させた後、旋回シリンダ69を操作して旋回アーム59を第1位置から 第2位置へ旋回せしめる。しかる後、板材搬送装置21のクランプ33により板 材Wを把持せしめた後に、スライダ29を左方向へ移動させることにより、板材 Wはシャーリングマシン11のテーブル13へ搬送される。
【0034】 以上のごとくこの実施例によれば、板材貯蔵装置23の板材Wを一枚取りする ための板材持上げ装置57を搬送領域内の第1位置から、搬送領域外の第2位置 の間において、水平方向へ旋回可能に設けられているので、板材持上げ装置57 が板材搬送装置21の一部に干渉することがない。そのため、ガイドレール25 の下方位置に板材貯蔵装置23を設けることができ、一枚取りされた板材Wは搬 送方向に対して直交する方向へ移動させることなく、直接板材搬送装置21によ り第2板材加工機であるシャーリングマシン11のテーブル13に搬送すること ができるので、作業時間が短縮されて作業能率が向上するという効果がある。
【0035】 なお、この考案は前述のごとき実施例の説明に限るものではなく、例えば電磁 石により板材Wを吸引する等の適宜の変更を行うことにより、その他種々の態様 で実施可能である。
【0036】
【考案の効果】
以上のごとき実施例の説明により理解されるように、この考案の板材搬送貯蔵 装置における板材持上げ装置を搬送領域内の第1位置と搬送領域外の第2位置に 旋回可能としたことにより、板材持上げ装置と板材搬送装置の一部が干渉したり することがなく、直接板材搬送装置の下方位置に板材持上げ装置を設けることが できるから、スラットコンベア上に一枚取りされた板材は、搬送方向に対して直 交する方向へ移動されることなく、そのまま板材搬送装置で搬送することができ るので、作業時間が短縮されて作業能率の向上に効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の板材搬送貯蔵装置の正面説明図であ
る。
【図2】図1における平面説明図である。
【図3】図2におけるIII −III 線に沿った図である。
【図4】サポートローラの回転駆動装置の説明図であ
る。
【図5】板材搬送貯蔵装置全体を示す平面説明図であ
る。
【符号の説明】
19 板材搬送貯蔵装置 21 板材搬送装置 23 板材貯蔵装置 47 スラットコンベア 57 板材吸着部材 59 旋回アーム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材の搬送ライン上に複数の板材を積載
    貯蔵する板材貯蔵装置を設け、この板材貯蔵装置の周囲
    を覆うようにスラットコンベアを設け、このスラトット
    コンベアを前記板材貯蔵装置の上方を開放した状態と封
    鎖した状態に切換可能に設け、前記板材貯蔵装置の上方
    を開放した状態のときに、この板材貯蔵装置に積載貯蔵
    されている最上部の板材を前記スラットコンベアの上側
    まで持ち上げるために、前記板材貯蔵装置の上方位置に
    最上部の板材の上面を吸着する板材吸着部材を備えた板
    材持上げ装置を設けると共に、上記板材吸着部材を前記
    板材貯蔵装置に対して昇降自在に設け、前記スラットコ
    ンベアが前記板材貯蔵装置の上方を封鎖した状態にある
    ときに、前記スコットコンベアに支持された板材を搬送
    方向へ搬送するため、或いは前記スラットコンベア上に
    板材を搬送するための板材搬送装置を設け、前記板材持
    上げ装置と前記板材搬送装置との干渉を回避するため
    に、板材持上げ装置を搬送領域内の第1位置と搬送領域
    から外れた第2位置との間において水平方向へ旋回可能
    に設けてなることを特徴とする板材搬送貯蔵装置。
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