JPH0543908A - 中空素材の製造方法 - Google Patents

中空素材の製造方法

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Publication number
JPH0543908A
JPH0543908A JP6217691A JP6217691A JPH0543908A JP H0543908 A JPH0543908 A JP H0543908A JP 6217691 A JP6217691 A JP 6217691A JP 6217691 A JP6217691 A JP 6217691A JP H0543908 A JPH0543908 A JP H0543908A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core wax
hollow
wax
core
hollow portion
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6217691A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Matsuura
政司 松浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
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Publication of JPH0543908A publication Critical patent/JPH0543908A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加工工数が極めて少なくて済む一方、軸線方
向途中に大径部を備えていたり、内壁に凸部や凹部が形
成された中空部を容易に形成することができる中空素材
の製造方法を提供することを目的とする。 【構成】 中子ワックス1の周囲に余熱前の超硬材料2
を包囲して設け、この包囲体を靜水圧プレスにより押し
固めた後に、前記包囲体を余熱して前記中子ワックス1
を蒸発させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軸線方向に中空部が形
成された中空素材の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来では中空素材を得るためには、旋盤
等の機械を用いて中空部を形成するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の中空素材の製造
方法においては、旋盤加工の手間がかかる。しかも、こ
の加工により形成される中空部は円筒状のものとならざ
るを得ず、軸線方向途中で大径部を有する中空部を形成
することは困難であり、中空部内壁に凸部や凹部を形成
することも極めて困難であった。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、加工工数が極めて少なくて済む一方、軸線方向途中
に大径部を備えていたり、内壁に凸部や凹部が形成され
た中空部を容易に形成することができる中空素材の製造
方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の中空素材の製造
方法は、中子ワックスの周囲に余熱前の超硬材料を包囲
して設け、この包囲体を靜水圧プレスにより押し固めた
後に、前記包囲体を余熱して前記中子ワックスを蒸発さ
せることを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明によれば、包囲体を靜水圧プレスにより
押し固める際に、余熱前の超硬材料が中子ワックスの外
周に密着状態で取り付けられ、超硬材料内に中子ワック
スの外形に対応した形状の中空部が形成される。たとえ
ば、中子ワックスを軸線に沿って膨らませておけば、超
硬材料に形成された中空部は軸線方向途中に大径部を有
するものとなる。さらに、中子ワックスの外面に凹部や
凸部を設けておけば、超硬材料の密着に伴って中空部内
壁に凹部や凸部が形成される。この後、包囲体を余熱す
ると、この余熱によって中子ワックスが蒸発して中空部
からなくなり、超硬材料に完全に空の中空部が形成され
る。また、これに引続き高温で加熱すれば、適当な硬さ
をもつ予焼体とすることもできる。
【0007】
【実施例】以下に図面に基づいて本発明の実施例につい
て説明する。
【0008】図1は、製造工程途中の中間生成物の斜視
図であり、図2は同中間生成物の断面図である。
【0009】この中間生成物は、パラフィン等を主体と
したワックスよりなり紡錘状に成形された中子ワックス
1を包囲して、余熱前の超硬材料(WC−16%CO−
TiC0.5 Wt%)2を設け、この後、靜水圧プレ
スにより、2000Kg/cm2の圧力で押し固めて製
造される。この中間生成物においては、超硬材料2は中
子ワックス1の外周に密着し、超硬材料2には、中子ワ
ックス1の外周形状に対応した形状、すなわち、その軸
線方向途中において大径部をもった形状の中空部が形成
されている。
【0010】次に、前記中間生成物を加熱炉により、6
00℃、10Hr、真空中の加熱条件で加熱すると、超
硬材料2が硬化するとともに、中子ワックス1が蒸発し
て超硬材料2の中空部から取り除かれる。この結果、超
硬材料2には、中子ワックス1の外周形状に対応した完
全に空の中空部が形成される。
【0011】このように、本実施例によれば、軸線方向
途中において大径部を備えた中子ワックス1を用いるこ
とにより、超硬材料2に軸線方向途中に大径部を備えた
中空部を機械加工によらず簡単に形成することができ
る。
【0012】図3に本発明の他の実施例を示す。このも
のは、中子ワックス1の外表面から凸部1aを突出して
形成したものであり、中子ワックス1の周りに余熱前の
超硬材料2を設けて靜水圧プレスにより押し固めた際
に、超硬材料2の中空部内壁に凹部が形成されるように
したものである。このように、中空部内壁に凹部を形成
することは、従来の加工方法では極めて困難であった
が、本実施例では、中子ワックス1の外表面に凸部1a
を形成しておき、靜水圧プレスで押し固めるだけで、簡
単に形成することができる。
【0013】図4に本発明のさらに他の実施例を示す。
このものは、中子ワックス1の外表面に凹部1bを形成
したもので、中子ワックス1の周りに余熱前の超硬材料
2を設けて靜水圧プレスにより押し固めた際に、超硬材
料2の中空部内壁に凸部が形成されるようにしたもので
ある。このように、中空部内壁に凸部を形成すること
は、従来の加工方法では極めて困難であったが、本実施
例では、中子ワックス1の外表面に凹部1bを形成して
おき、靜水圧プレスで押し固めるだけで、簡単に形成す
ることができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の中空素材
の製造方法によれば、中子ワックスの周囲に余熱前の超
硬材料を包囲して設け、この包囲体を靜水圧プレスによ
り押し固めた後に、前記包囲体を余熱して前記中子ワッ
クスを蒸発させるようにしたので、加工工数が極めて少
なくて済む一方、軸線方向途中に大径部を備えていた
り、内壁に凸部や凹部が形成された中空部を容易に形成
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における中間生成物を示す斜
視図である。
【図2】図1に示した中間生成物の断面図である。
【図3】本発明の他の実施例における中子ワックスの一
部分を示す拡大図である。
【図4】本発明のさらに他の実施例における中子ワック
スの一部分を示す拡大図である。
【符号の説明】
1 中子ワックス 1a 凸部 1b 凹部 2 超硬材料

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中子ワックスの周囲に余熱前の超硬材料
    を包囲して設け、この包囲体を靜水圧プレスにより押し
    固めた後に、前記包囲体を余熱して前記中子ワックスを
    蒸発させることを特徴とする中空素材の製造方法。
  2. 【請求項2】 中空ワッックスの外形形状が軸線方向に
    沿って膨らんでいることを特徴とする請求項1記載の中
    空素材の製造方法。
  3. 【請求項3】 中子ワックスの外表面に凸部または凹部
    が形成されていることを特徴とする請求項1記載の中空
    素材の製造方法。
JP6217691A 1991-03-26 1991-03-26 中空素材の製造方法 Withdrawn JPH0543908A (ja)

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JP6217691A JPH0543908A (ja) 1991-03-26 1991-03-26 中空素材の製造方法

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JPH0543908A true JPH0543908A (ja) 1993-02-23

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ID=13192554

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JP (1) JPH0543908A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5701976A (en) * 1994-06-22 1997-12-30 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Hydraulic brake for transmission

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 19980514