JPH0543286Y2 - - Google Patents

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JPH0543286Y2
JPH0543286Y2 JP2508889U JP2508889U JPH0543286Y2 JP H0543286 Y2 JPH0543286 Y2 JP H0543286Y2 JP 2508889 U JP2508889 U JP 2508889U JP 2508889 U JP2508889 U JP 2508889U JP H0543286 Y2 JPH0543286 Y2 JP H0543286Y2
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mounting
shaft
retainer
lever
mounting shaft
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、ヒータコントロールレバーやその
他、各種レバーを取付基板に対し回動可能に取付
けるレバーの取付構造に関するものである。
[従来の技術] 従来、第6図と第7図に示すように、取付基板
1のボス部1aと、同取付基板1の上下両面に沿
つてそれぞれ配設される各レバー2,3の基部と
の間にわたつて嵌挿される取付軸11′は、弾性
縮拡可能にその軸部の軸方向にスリツト状の割溝
14′が形成される。さらに取付軸11′の軸部の
基部外周には一方のレバー2と当接するフランジ
部12′が形成され、同取付軸11′の軸部先端の
外側面には、他方のレバー3の基部にリング状の
リテーナ18′の中心孔にそれぞれ挿通された後、
同リテーナ18′の中心孔同縁部と係合する係止
爪15′が形成されるものがある。
[考案が解決しようとする課題] ところで、上記した従来のものにおいて、レバ
ー2,3を回動操作するときに、同レバー2,3
の基部にねじれが生じると、その荷重がリテーナ
18′に対し、同リテーナ18′を上方へ持上げる
方向に作用したり、あるいは取付軸11に対し、
同取付軸11をリテーナ18′の中心孔から抜け
出る方向に作用する場合がある。すると、取付軸
17が縮小する方向に弾性変形されることから、
その係止爪15とリテーナ18′との係合が外れ、
取付軸11がリテーナ18が抜け出て離脱する問
題点があつた。
この考案の目的は、上記した従来の問題点に鑑
み、取付軸とリテーナとの結合強度を積極的に高
めることで、リテーナの離脱を防止することがで
きるレバーの取付構造を提供することである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、この考案は、スリ
ツト状の割溝を軸方向に備えて弾性縮拡可能取付
軸が、取付基板とレバーにわたつて嵌挿されると
ともに、前記取付軸の軸端部にリテーナを嵌込
み、該リテーナを同取付軸の軸端部外側面に形成
された係止爪と係合させて取付軸の抜き止めを行
なうことで、前記取付基板に対しレバーを回動可
能に取付けるレバーの取付構造であつて、前記リ
テーナは、取付軸の軸端外周側方から嵌込まれる
開口部を有するCリング状に形成されるととも
に、前記取付軸の割溝内に挿入されて同取付軸の
縮小を阻止する規制部が、前記リテーナの開口部
反対側から該開口部に向けて延出された構成にし
たものである。
[作用] 上記したように構成されるレバーの取付構造に
おいて、レバーを回動操作したときに、その基部
に捩れが生じて、リテーナや取付軸に対し、これ
ら両者を離脱する方向に荷重が作用し、これによ
つて取付軸が縮小しようとすると、リテーナの規
制部によつて取付軸の縮小が阻止され、取付軸の
係止爪とリテーナとの係合状態が保たれる。
[実施例] 以下、この考案の一実施例を第1図〜第4図に
従つて説明する。
レバーの取付構造の構成部品を分解して斜視図
で表した第1図、及びその組付状態を側断面図で
表した第3図において、車体に取付けられる取付
基板1の所定の位置には、ヒータコントールの温
度調整用の第1レバー2とモードと切換用の第2
レバー3とを、その各基部2a,3aにおいてそ
れぞれ回動可能に組付けるためのボス部1aが形
成されている。
取付基板1のボス部1aの上下両端部外周面に
は、第1、第2の両レバー2,3が、その各基部
2a,3aに形成されたリング部4,5において
それぞれ回動可能に嵌挿されるとともに、取付軸
とリテーナによつて取付基板1に対し組付けられ
る。なお、第1、第2の両レバー2,3の先端側
は、第3図に示すように、取付基板1の前端面に
配設されたガイド板6の各スリツト孔7,8に対
し、レバーの操作方向に摺動可能に嵌挿されると
ともに、各レバー2,3の先端部はガイド板6の
前方より所定長さだけ突出され、当該突出部分に
は操作用つまみ9,10がそれぞれ取付けられ
る。
取付軸11は、第1図と第2図に示すように、
第1のレバー2の基部2a板面(第2図では下
面)に当接するフランジ部12と、該フランジ部
12の一側面(上面)の中央部から突出され、か
つ取付基板1のボス部1aの中心孔に嵌挿される
軸部13とを一体に備えるとともに、合成樹脂材
の射出成形によつて一体成形されている。さら
に、取付軸11の軸部13には、その基端部から
先端にわつてスリツト状の割溝14が形成され、
これによつて軸部13が弾性縮拡可能に形成され
ている。さらに、軸部13の先端部外側面には、
リテーナの係合面と係合する係止面15aと、ボ
ス部1aの一端開口縁に沿つて滑走しながらボス
部1aの中心間に挿通される滑走面15bとを備
えて断面略三角形状をなす係止爪15が形成され
ている。また、この実施例では軸部13の先端側
寄りの外側面には、その軸部13aがボス部1a
の中心孔の一端開口縁と挿入されたときに同ボス
部1aの他端開口縁と係合する抜止爪16が形成
され、さらに軸部13の基端側寄り外側面にはボ
ス部1aの中心孔の内壁面と接する突部17が形
成されている。
リテーナ18は、第1図〜第5図に示すよう
に、その座部19が取付軸11の軸端部外周側方
から嵌込まれる開口部20を備えて平面形状で略
Cリング状に形成されており、その座部19の上
面には、第2図に示すように、取付軸11の係止
爪15の係止面15aと面接触して係合する係合
面21が形成されている。さらに、リテーナ18
の座部19には、取付軸11の割溝14内に挿入
されて取付軸11の縮小を阻止するための規制部
22がその開口部30と反対側の内周面から開口
部20に向けて延出されている。前記規制部22
の先端部には、第3図と第4図に示すように、第
2レバー3の基部3a外周面に接して係合する係
止片23が形成されている。また、この実施例に
おいて、リテーナ18の座部19の開口部20の
内側面には、第5図に示すように、取付軸11の
軸部13の外側面に接して係合するずれ止め片2
5がそれぞれ形成されている。さらに、リテーナ
18の座部19上面の周縁部には取付軸11先端
部の係止爪15を保護するための保護壁24が突
設されている。
この実施例は上述したように構成される。従つ
て、取付基部1のボス部1aに対し、第1、第2
の両レバー2,3を取付ける場合、取付基板1の
ボス部1aの両端部外周面に第1、第2の両レバ
ー2,3を、その各基部2a,3aのリング部
4,5において嵌挿する。次に、取付基板1のボ
ス部1a中心孔の一端開口部から取付軸11の軸
部13を嵌挿する。そして、取付軸11の軸部1
3のフランジ部12を第1レバー2の基部2a下
面と当接させ、同取付軸11の軸部13の抜止爪
16をボス部1aで孔の他端開口縁と係合させ
る。この状態において、取付軸11の軸部13先
端部の外周側方からリテーナ18の座部1を弾性
拡開させながら所定位置まで挿入するとともに、
同リテーナ18の規制部22を取付軸11の割溝
14内に挿入する。そして、リテーナ18の規制
部22先端の係止片23を第2レバー3の基部3
a外周面に係合させ、同リテーナ18の座部19
の係合面21を取付軸11の各係止爪15と係合
させることで、取付基板1のボス部1aに対する
第1、第2の両レバー2,3の取付けが完了す
る。
上記したように、取付基板1のボス部1aに第
1、第2の両レバー2,3が組付けられた状態に
おいて、第1レバー2あるいは第2レバー3を回
動操作したときに、その基板2a,3aに捩れが
生じると、リテーナ18や取付軸11に対し、こ
れら両者を離脱する方向に荷重が作用する。する
と、取付軸11が縮小しようとするが、リテーナ
18の規制部22によつて取付軸11の縮小が阻
止されるため、取付軸11の係止爪15とリテー
ナ18の係合面21との係合状態が保たれ、取付
軸11やリテーナ18の離脱が防止される。
[考案の効果] 以上述べたように、この考案によれば、リテー
ナの規制部によつて取付軸の縮小を阻止し、取付
軸の係止爪とリテーナとの係合状態を保持するこ
とで、取付軸とリテーナとの係合強度を接触的に
高めることができ、リテーナの離脱による不具合
を防止することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1
図はレバーの取付構造を分解して示す斜視図、第
2図はレバーの取付状態を示す正断面図、第3図
は同じく側断面図、第4図は取付軸とリテーナの
係合状態を示す斜視図、第5図はリテーナの平面
図である。第6図と第7図は従来のものを示すも
ので、第6図は側断面図、第7図はリテーナの半
断面斜視図である。 1……取付基板、2……第1レバー、3……第
2レバー、11……取付軸、12……フランジ
部、13……軸部、14……割溝、15……係止
爪、18……リテーナ、21……係合面、22…
…規制部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 スリツト状の割溝を軸方向に備えて弾性縮拡可
    能な取付軸が、取付基板とレバーとにわたつて嵌
    挿されるとともに、前記取付軸の軸端部にリテー
    ナを嵌込み、該リテーナを取付軸の軸端部外側面
    に形成された係止爪と係合させて取付軸の抜き止
    めを行なうことで、前記取付基板に対しレバーを
    回動可能に取付けるレバーの取付構造であつて、 前記リテーナは、取付軸の軸端部外周側方から
    嵌込まれる開口部を有するCリング状に形成され
    るとともに、前記取付軸の割溝内に挿入されて同
    取付軸の縮小を阻止する規制部が、前記リテーナ
    の開口部反対側から該開口部に向けて延出されて
    いることを特徴とするレバーの取付構造。
JP2508889U 1989-03-03 1989-03-03 Expired - Lifetime JPH0543286Y2 (ja)

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