JPH0543155B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0543155B2
JPH0543155B2 JP61082644A JP8264486A JPH0543155B2 JP H0543155 B2 JPH0543155 B2 JP H0543155B2 JP 61082644 A JP61082644 A JP 61082644A JP 8264486 A JP8264486 A JP 8264486A JP H0543155 B2 JPH0543155 B2 JP H0543155B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coins
storage
box
gold box
gold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61082644A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62239288A (ja
Inventor
Ichiro Kishida
Mikito Imai
Hisahiro Okamoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Glory Ltd
Original Assignee
Glory Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Glory Ltd filed Critical Glory Ltd
Priority to JP61082644A priority Critical patent/JPS62239288A/ja
Publication of JPS62239288A publication Critical patent/JPS62239288A/ja
Publication of JPH0543155B2 publication Critical patent/JPH0543155B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、銀行等の金融機関において、硬貨の
入金処理を行なう硬貨入金機に係り、その硬貨入
金機における硬貨収納装置に関する。
(従来の技術) 銀行等の金融機関において、無人コーナー等に
設置されて一般の顧客によつて使用される硬貨自
動入金機や窓口でテラーが使用する硬貨入金機で
は、投入された硬貨を計数して一時保留し、取込
み収納するための収納指示によつて金箱へ収納さ
れるようになつている。
(発明が解決しようとする問題点) 金箱には入金した硬貨が多量に収納されてお
り、精算等の場合での回収時、入金機本体から金
箱を引出して精算所へ持つて行く場合、相当重量
があるため、持運びは困難であつた。
そこで、2つ金箱に分割して収納させることと
し、一時保留した硬貨を一方の金箱に収納して、
その金箱内に収納された硬貨量が満杯検知レベル
に達したことを満杯検知器で検知すると、他方の
金箱へ切換えて収納するようにすることを考えて
みた。
しかし、このように一時保留される硬貨が金箱
へ投入収納されてみてはじめて金箱内の満杯を検
知する場合は、一時保留硬貨の最大保留硬貨量が
金箱内に収納しきれるだけの収納スペースを残し
た硬貨量レベルを満杯検知レベルとしなければな
らない。これは、金箱内の最大収容量レベルに満
杯検知レベルを設定したとすると、ごく少量の一
時保留硬貨が金箱内へ収納されて満杯検知となる
場合は、金箱から収納硬貨があふれ出ることはな
いが、一時保留硬貨が多量である場合は、金箱内
への収容時に満杯検知されても、一時保留硬貨が
収容しきれず金箱からあふれ出ることになる。そ
れ故、金箱の満杯検知レベルは、一時保留される
最大硬貨量が収容可能な空間を残した硬貨量レベ
ルに設定する必要がある。この場合、一時保留硬
貨量を多量に設定すればする程、金箱内の満杯検
知レベルも下げねばならぬことになり、金箱内の
収容残余空間を大としなければならない問題があ
る。
また、硬貨を金種分類して一時保留と金種別の
金箱に収納を行ない、金箱内への硬貨の収納量を
枚数で判断することにより、金箱への硬貨収納量
を多くした場合、収納スペースが大となるととも
に、金種分類に時間がかかる問題が生じる。
こうしたことを考慮し、複数金種一括して一時
保留と金箱への収納を行ない、金箱内への硬貨の
収納量を枚数で判別するようにした場合、金種に
よつて大きさが異なるため、正確に金箱内への硬
貨の収納量の算出ができない問題が生じる。
本発明は、上述のような点に鑑みなされたもの
で、複数金種一括して一時保留と2つの金箱への
収納を行なうようにし、こうした場合、各金箱に
硬貨が複数金種混在状態で収納されることになる
が、金種による硬貨体積の大小も考慮することに
より、金箱への硬貨収納量をより多くすることが
できる硬貨入金機における硬貨収納装置を提供す
ることを目的とするものである。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本発明は、投入された硬貨について少なくとも
真と判別されたものについて金種別に計数する数
数手段11と、この計数された硬貨を一時的に複
数金種混在状態で一括して保留する一時保留部1
5と、上記計数手段11で計数されて一時保留部
15に保留される硬貨の金種別計数値に対し、金
種別に予め定められた体積換算値を用いて算出し
た体積換算値合計を記憶するオーバーフロー計数
メモリCOUと、上記一時保留部15に保留され
ている複数金種混在状態の硬貨を各々収納する第
1の金箱48および第2の金箱49と、上記第1
の金箱48または第2の金箱49に選択的に切換
えて硬貨を収納させる収納切換用シユート47
と、上記第1の金箱48に収納されている硬貨の
体積換算値合計を記憶する第1の収納量メモリ
KAN1と、上記第2の金箱49に収納されてい
る硬貨の体積換算値合計を記憶する第2の収納量
メモリKAN2と、上記第1の金箱48に対して
予め決められている収納限度値に対応した体積換
算値合計を記憶する第1の金箱収納限度値記憶エ
リア(ROM62の記憶エリア)と、上記第2の
金箱49に対して予め決められている収納限度値
に対応した体積換算値合計を記憶する第2の金箱
収納限度値記憶エリア(ROM62の記憶エリ
ア)と、上記第1の金箱48の満杯検知を行なう
第1の満杯検知手段SEN2と、上記第2の金箱
49の満杯検知を行なう第2の満杯検知手段
SEN3と、上記オーバーフロー計数メモリCOU、
第1および第2の収納量メモリKAN1,KAN
2、第1および第2の金箱収納限度記憶エリアに
記憶される各体積換算値合計と第1および第2の
満杯検知手段SEN2,SEN3の検知条件とに基
づき、上記収納切換用シユート47を第1の金箱
48側または第2の金箱49側へ選択的に自動切
換えするとともにいずれかの金箱48,49側へ
の一時保留硬貨の放出規制を行なう制御部60と
を具備したものである。
(作 用) 本発明では、一時保留部15の保留硬貨の放出
にあたり、第1の満杯検知手段SEN2が満杯検
知していないときは、第1の金箱48の収納限度
値から第1の収納量メモリKAN1の内容を減算
した値がオーバーフロー計数メモリCOUの内容
より大か等しい場合、収納切換用シユート47の
第1の金箱48側への切換状態で保留硬貨の放出
を行ない、また、小の場合、収納切換用シユート
47を第2の金箱49側への切換状態で保留硬貨
の放出を行なう。
さらに、第1の満杯検知手段SEN2が満杯検
知しているときは、第2の満杯検知手段SEN3
の検知状態を判断する。この第2の満杯検知手段
SEN3が満杯を検知していないときは、第2の
金箱49の収納限度値から第2の収納量メモリ
KAN2の内容を減算した値がオーバーフロー計
数メモリCOUの内容より大か等しい場合、収納
切換用シユート47の第2の金箱49側への切換
状態で保留硬貨の放出を行ない、また、小の場合
および第2の満杯検知手段SEN3が満杯検知し
ている場合、一時保留硬貨を第1および第2の金
箱48,49側へ放出させないように制御部60
で制御する。
(実施例) 以下、本発明の一実施例の構成を図面を参照し
て説明する。
第1図に銀行等の無人コーナーに設置される硬
貨自動入金機を示し、この硬貨自動入金機の外郭
をなす本体1の上面には、顧客が持参してきた入
金する硬貨を投入する投入口2が設けられ、この
投入口2は、通常、シヤツター3によつて閉鎖さ
れ、そして、顧客によつて顧客自身のキヤツシユ
カードによる本人照合が完了した後に、そのシヤ
ツター3が解放するようになつている。
投入口2の下部には取込部4が設けられ、投入
口2から投入され取込枠体5によつて導いた硬貨
を定速で回転する回転円盤6の遠心力によつて補
給部7へ少量ずつ送り出すようになつている。
取込部4の後側(第1図右側)下部には供給部
7が設けられ、取込部4から送られた硬貨を高速
で回転する回転円盤8の遠心力によつて識別通路
9に1枚ずつ計数のために送り出すようになつて
いる。
供給部7の前側(第1図左側)には識別通路9
が設けられ、補給部7から1枚ずつ送り出される
硬貨をこの識別通路9の上部に設けられた搬送ベ
ルト10で搬送する。この識別通路9には、磁気
ヘツド等よりなり搬送される硬貨の真偽、金種等
を判別する識別部11が設けられ、この識別部1
1は、真と判別された硬貨について金種別に計数
するための計数手段として構成されている。そし
て、この識別部11で偽硬貨と判別された硬貨や
識別不能な硬貨等は、例えば識別通路9の底面の
排除口を開放動作する排除装置12により識別通
路9から排除シユート13に排除するようになつ
ている。なお、この排除シユート13に排除され
た排除硬貨は、本体1の前面の後述する返却口2
6の横に設けられた図示しない排除硬貨取出口に
導出され、顧客によつて手で排除硬貨が取出され
るようになつている。また、識別部11で真と判
別された硬貨は、識別通路9を通つて識別通路9
の終端から導出シユート14に放出されて、この
導出シユート14により一時保留部15に導出さ
れる。
導出シユート14により導入される硬貨を保留
する一時保留部15は、上下に貫通する筒状の保
留枠体16にて構成され、この保留枠体16は導
出シユート14の下部位置を定位置(第1図実線
で示す位置)として前後方向に平行移動(第1図
想像線で示す位置に移動)されるようになつてお
り、その定位置で保留枠体16の底部には、底蓋
の作用をなす底板17が位置して硬貨を保留枠体
16内に保留させ、そして、保留枠体16の前方
への移動により底板17の前端に設けられた返却
用シユート18を介して保留枠体16内の硬貨を
返却のために放出し、後方への移動により底板1
7の後端に設けられた収納用シユート19を介し
て保留枠体16内の硬貨を収納のために放出する
ようになつている。
返却用シユート18の下部には返却用シユート
18を介して一時保留部15から放出される硬貨
を収納する返却箱20が配置され、この返却箱2
0は、第2図にも示すように、上面に開口して設
けられて前後の内側面間に棒状の把手21が架設
され、そして、返却ユニツト22に内臓されてい
る。
この返却ユニツト22は、返却箱20を収納す
る収納箱23と、この収納箱23を本体1の内外
部に移動させる移動機構24とから構成されてい
る。
収納箱23は、上面に開口して設けられた収納
部25に返却箱20を取出し可能に収納し、そし
て、本体1の内部に格納された位置(第1図実線
位置)で一時保留部15から放出される硬貨を返
却箱20内に収納し、移動機構24により本体1
の前面に開口された返却口26から前方に突出し
た位置(第1図想像線位置)で顧客自身によつて
返却硬貨の入つた返却箱20が取出され、さら
に、返却硬貨が取出された空の返却箱20が収納
された後に、移動機構24によつて本体1の内部
に再び格納される。なお、収納箱23の底部に
は、返却箱20の有無を検知する光学センサから
なる返却箱有無センサSEN1が設けられている。
移動機構24は、第2図に示すように、収納箱
23の左右両側に連結された後方に長く突出する
支持板27,27の前後端外側に設けられたロー
ラ28,28が、本体1に支持固定されたガイド
レール29,29に沿つて回動することにより、
収納箱23を本体1の内外部に移動可能としてい
る。そして、モータM7の回転軸30を支点とし
て揺動自在に設けられた揺動板31の先端と一方
の支持板27との間にスプリング32が架け渡さ
れ、そのモータM7の正転によつて、回転軸30
に固定されたカム33のピン34が揺動板31を
押圧して、揺動板31を第2図反時計回り方向に
回動させることにより、スプリング32で支持板
27が引張られて収納箱23が本体1の前方に突
出移動し、また、モータM7の逆転によつて、ピ
ン34の押圧が解かれた揺動板31が本体1との
間に架け渡されたスプリング35によつて第2図
時計回り方向に回動することにより、揺動板31
が支持板27の外面に突設された支軸36を押圧
して、収納箱23が本体1の内部に格納移動す
る。また、収納箱23の本体1の前方への突出移
動および本体1の内部への格納移動は、収納箱2
3が本体1の前方に突出した時点でセンサ37が
回転軸30に固定された作動板38を検知してモ
ータM7を停止させ、収納箱23が本体1の内部
に格納された時点でセンサ39が作動板38を検
知してモータM7を停止させることにより停止制
御するようになつている。また、収納箱23の側
面下部には、収納箱23の本体1の内部への格納
時に収納箱23の前方への移動を規制するための
ロツクピン40が突設され、そして、収納箱23
の格納状態では、このロツクピン40には、略中
央の支持軸41を支点として揺動自在に設けられ
たロツク片42の一端のロツク爪43が引張りば
ね44による第2図時計回り方向への付勢により
係合しており、収納箱23の突出移動時に、ロツ
ク片42の他端に回動自在に設けられたローラ4
5が上記モータM7によつて回転されるカム33
に押されて、ロツク片42が第2図反時計回り方
向に回動されるされることにより、ロツク爪43
がロツクピン40から外れ、収納箱23の突出移
動を許容し、さらに、収納箱23の格納移動時に
は、ロツク爪43の前端が傾斜面に設けられてい
るのでロツクピン40がロツク爪43に容易に係
合する。また、収納箱23の格納時における一方
の支持板27の後端に臨んでセンサ46が設けら
れ、このセンサ46によつて、突出移動状態にあ
つた収納箱23をモータM7の駆動によつて本体
1の内部に格納する前に観客の手で収納箱23が
本体1内部に押込まれた際に、収納箱23の本体
1の内部への格納を検知するようになつている。
上記収納用シユート19の下部には収納切換用
シユート47が配置され、この収納切換用シユー
ト47は、断面二等辺三角形枠状に設けられて、
二等辺の頂部を上部として前後方向にシユート面
を臨ませ、そして、前後方向に平行移動されるよ
うになつており、前方の定位置(第1図実線位
置)で収納用シユート19を介して放出される一
時保留部15の硬貨を第1の金箱48に導出して
収納させ、また、第2の金箱49に収納する場合
に、後方位置(第1図想像線位置)に移動して、
収納用シユート19を介して放出される一時保留
部15の硬貨を第2の金箱49に導出するように
なつている。
収納切換用シユート47の下部に配置された第
1および第2の金箱48,49は、それぞれ上面
に開口して設けられて収納切換用シユート47か
ら放出される硬貨を内部に収納するようになつて
おり、第1の金箱48の方が第2の金箱49より
も硬貨の収納量が多くなつている。また、第1お
よび第2の金箱48,49には、収納切換用シユ
ート47によつて落下してくる硬貨の山の頂部が
満杯時に位置する位置に合せて、満杯を光学セン
サからなる第1および第2の満杯検知手段として
のフルセンサSEN2,SEN3(第3図に示す)
で検出できるように検知孔48a,49aが設け
られ、また、外側の上端には、取手48b,49
bが設けられている。
また、本体1の背面下部には、第1および第2
の金箱48,49を収納する金箱収納部50を閉
鎖する扉51が設けられ、この扉51の開放によ
つて、第1の金箱48、第2の金箱49の順に引
出せるようになつている。
また、本体1の前面上部には(第1図中には図
示しない)、操作部52および表示部53が設け
られ(第3図に示す)、この操作部52は、入金
スイツチ54および返却スイツチ55を備え、表
示部53は、入金硬貨の金種別計数データや合計
金額等の表示および処理手順を示すメツセージ表
示、異常硬貨を検知して排除硬貨取出口に投出し
た場合のアラーム表示などを行なう。
次に、第3図に示すブロツク図にて制御部60
について説明する。
この制御部60は、中央処理装置(以下CPU
と呼ぶ)61を備え、このCPU61に、硬貨入
金処理制御のプログラムや各種の設定値を記憶し
たリードオンリーメモリ(以下ROMと呼ぶ)6
2と、各種メモリを備えたランダムアクセスメモ
リ(以下RAMと呼ぶ)63が接続されている。
また、このCPU61には、操作部52、表示
部53、識別部11、各種センサSEN1,SEN
2,SEN3、モータ駆動インターフエイス64,
65、排除装置12、外部インターフエイス66
が接続されている。
上記モータ駆動インターフエイス64には、シ
ヤツター3を開閉駆動するモータM1、取込部4
の回転円盤6を回転駆動するモータM2、供給部
7の回転円盤8を回転駆動するモータM3、識別
通路9の搬送ベルト10を回転駆動するモータ
M4が接続されている。
上記モータ駆動インターフエイス65は、一時
保留部15の保留枠体16を前後方向に平行移動
させるモータM5、第1の金箱48または第2の
金箱49に硬貨を収納させるため収納切換用シユ
ート47を前後方向に平行移動させるモータM6
返却ユニツト22のモータM7が接続されている。
上記外部インターフエイス66は、オンライン
と接続し、顧客の取引口座に対する暗証番号の照
合や、入金時にその口座に入金額データを送るよ
うになつている。
また、上記ROM62は、第4図に示すよう
に、金種毎の硬貨の大きさに対する体積換算値を
金種別に定めた金種別体積換算値記憶エリアを備
え、1円を2とし、5円、10円、50円、100円を
それぞれ3とし、500円を5として記憶されてい
る。さらに、その体積換算値に基づく第1および
第2の金箱48,49の硬貨の収納限度値を定め
た第1および第2の金箱収納限度値記憶エリアを
備え、第1の収納限度値を8000とし、第2の収納
限度値を5000として記憶され、例えば第1の金箱
48に1円硬貨のみ収納した場合は4000枚、500
円硬貨のみ収納した場合は1600枚収納できるよう
に定めている。
上記RAM63は、第5図に示すように、識別
部11で計数されて一時保留部15に保留される
硬貨の枚数を金種別に記憶する金種別計数枚数メ
モリCOU1,COU5,COU10、COU50,
COU100,COU500、識別部11で識別さ
れた硬貨の合計金額を記憶する合計金額メモリ
TAL、一時保留部15に保留される硬貨の金種
別計数枚数値に対して上記ROM62の体積換算
値を用いて算出した体積換算値の合計を記憶する
オーバーフロー計数メモリCOU、第1および第
2の金箱48,49にそれぞれ収納されている硬
貨の体積換算値を記憶する第1および第2の収納
量メモリKAN1,KAN2を備えている。
また、オーバーフロー計数メモリCOUが記憶
する体積換算値の算出方法は、第6図に示すよう
に、識別部11で識別された硬貨が1円であれば
オーバーフロー計数メモリCOUに2を加算し、
5円、10円、50円、100円のいずれかであればオ
ーバーフロー計数メモリCOUに3を加算し、さ
らに、1円から100円のいずれでもなければ500円
であるとしてオーバーフロー計数メモリCOUに
5を加算するようにして算出するか、あるいは第
7図に示すように、入金硬貨を全て識別計数した
後、各金種別計数枚数メモリCOU1〜COU50
0にROM62の金種に対応した各体積換算値を
掛算してその合計値をオーバーフロー計数メモリ
COUとして出すようにする。
次に、本実施例の作用を第8図のフローチヤー
トに基づいてて説明する。
顧客がキヤツシユカードを本体1の図示しない
挿入孔より挿入し、暗証番号を入力して本人照合
を行ない、本人と認められれば、シヤツター3を
開放し(ステツプ)、そして、顧客が硬貨を投
入口2に投入して操作部52の入金スイツチ54
を押すと(ステツプ)、シヤツター3を閉鎖す
る(ステツプ)。
そのシヤツター3の閉鎖後、供給部7、搬送ベ
ルト10を駆動するとともに少し遅れて取込部4
を駆動し、投入口2に投入された硬貨を取込部4
→供給部7→識別通路9へと順次送る。
識別通路9を1枚ずつ送られる硬貨を識別部1
1により識別し、偽硬貨や識別不能なものは排除
装置12を作動させて排除シユート13から排除
硬貨取出口へ導き顧客に返却する。
識別部11で正常と判断された硬貨について
は、その硬貨の金種の金種別計数枚数メモリ
COU1〜COU500に1を加算するするととも
に合計金額メモリTALにその硬貨の金額を加算
する(ステツプ)。また、識別された硬貨は識
別通路9の終端から導出シユート14を介して一
時保留部15に放出され、その一時保留部15に
一括して保留される。
全ての硬貨が識別されて所定時間が経過する
と、計数する硬貨が無くなり計数終了したものと
し(ステツプ)、取込部4、供給部7および搬
送ベルト10の駆動を停止して、合計金額メモリ
TALの内容を表示部53に表示する。なお、オ
ーバーフロー計数メモリCOUには、入金硬貨か
ら算出された体積換算値の合計が記憶されてい
る。
顧客が表示部53の表示を見て、操作部52の
返却スイツチ55を押すと返却処理に移り(ステ
ツプ)、入金スイツチ54を押すと入金収納処
理に移る(ステツプ)。
入金スイツチ54が押されると、第1の金箱4
8の満杯検知用のフルセンサSEN2が硬貨を検
知しているか否か判定し(ステツプ)、検知し
ていればステツプ15へ移り、検知していなければ
第1の金箱48が取込オーバーになるか判定する
(ステツプ)。このステツプでは、第1の金箱
48の収納限度値の8000から第1の収納量メモリ
KAN1の内容を減算した値がオーバーフロー計
数メモリCOUの内容よりも小さければ(8000−
KAN1<COU)、第1の金箱48に収納するの
ではオーバーフローすると判定して第2の金箱4
9へ収納させるためステツプ15に進み、同じか大
きければ(8000−KAN1≧COU)、次のステツ
プに進む。
ステツプでは、収納切換用シユート47が第
1の金箱48に硬貨を導く位置すなわち第1図前
側に位置するか判定し、位置しなければ収納切換
用シユート47を移動させる(ステツプ)。
そして、一時保留部15の硬貨を保留した保留
枠体16を後方へ移動させ、その保留枠体16内
の硬貨を収納用シユート19および収納切換用シ
ユート47を介して放出させて第1の金箱48に
収納する(ステツプ)。なお、その時、その顧
客の取引口座に入金額データがオンラインで送ら
れ(ステツプ)、また、第1の収納量メモリ
KAN1にオーバーフロー計数メモリCOUの値が
加算される。そして、各メモリCOU1〜COU5
00,TAL,COUがクリアされて(ステツプ
)、終了する。
また、ステツプでフルセンサSEN2が硬貨
を検知している場合、ステツプで第1の金箱4
8が取込オーバーになると判定された場合には、
第2の金箱49の満杯検知用のフルセンサSEN
3が硬貨を検知しているか否か判定する(ステツ
プ)。
このステツプで、検知していて第2の金箱4
9も満杯であると、管理者に対して通報し(ステ
ツプ)、そして、管理者が第1および第2の金
箱48,49を本体1から回収するとともに空に
して再び本体1内に装填し、管理用の入金スイツ
チ(図示せず)か操作部52の入金スイツチ54
を押すと(ステツプ)、各収納量メモリKAN
1,KAN2をクリアしてステツプに戻る。こ
の場合、第1および第2の金箱48,49が空で
あることから、各収納量メモリKAN1,KAN
2は共に0であり、ステツプ12へ進んで一時保留
部15の硬貨が第1の金箱48に収納されて、入
金額データがオンラインで送られる。
一方、ステツプで検知していなければ、第2
の金箱49が取込オーバーになるか判定し(ステ
ツプ)、つまり、第2の金箱49の収納限度値
の5000から第2の収納量メモリKAN2の内容を
減算した値がオーバーフロー計数メモリCOUの
内容よりも小さければ(5000−KAN2<COU)、
第2の金箱49に収納するのも不可能であると判
定してステツプへ進み、同じか大きければ
(5000−KAN2≧COU)、次のステツプ)に進
む。
ステツプでは、収納切換用シユート47が第
2の金箱49に硬貨を導く位置すなわち第1図後
側に位置するか判定し、位置しなければ収納切換
用シユート47を移動させる(ステツプ)。
そして、一時保留部15の硬貨を保留した保留
枠体16を後方へ移動させ、その保留枠体16内
の硬貨を収納用シユート19および収納切換用シ
ユート47を介して放出させて第2の金箱49に
収納する(ステツプ)。なお、その時も、その
顧客の取引口座に入金額データがオンラインで送
られ(ステツプ)、また、第2の収納量メモリ
KAN2にオーバーフロー計数メモリCOUの値が
加算される。そして、ステツプ14へ進んで、各メ
モリCOU1〜COU500,TAL,COUがクリ
アされて、終了する。
また、ステツプで返却スイツチ55が押され
ると、一時保留部15の硬貨を保留した保留枠体
16が前方に移動され、その保留枠体16内の硬
貨が返却用シユート18を介して放出されて返却
箱20に収納される(ステツプ)。
その後、返却ユニツト22が動作されて返却箱
20を収納した収納箱23が返却口26から本体
1の前面に突出され(ステツプ〓〓)、そして、顧
客が収納箱23内の返却箱20を取出したことを
返却箱有無センサSEN1が検知し(ステツプ
)、さらに、返却箱20を再び収納箱23内に
セツトしたことを返却箱有無センサSEN1が検
知すると(ステツプ〓〓)、収納箱23を本体1内
に格納し(ステツプ〓〓)。ステツプに進んで、
各メモリCOU1〜COU500,TAL,COUが
クリアされて、終了する。
また、ステツプ〓〓で所定時間以内に返却箱20
が収納箱23内にセツトされなければ(ステツプ
〓〓)表示部53に顧客に対して返却箱20のセツ
トをうながす表示による警報をしたり、音や音声
によつてもセツトをうながす警報を行なう(ステ
ツプ〓〓)。そして、警報後の所定時間内に返却箱
20がセツトされれば(ステツプ〓〓〓〓)、ステツ
プ23に戻り、また、所定時間内に返却箱20がセ
ツトされなければ(ステツプ〓〓)、管理者に対し
て通報する(ステツプ)。
なお、硬貨の金箱48,49への収納は、扉5
1側にある第1の金箱48に優先的に行なわれる
ので、第2の金箱49に硬貨が優先的に収納され
た場合に本体1から空の第1の金箱49を取出し
てから第2の金箱49を取出すような不便なこと
がない。
(発明の効果) 本発明によれば、複数金種一括して一時保留と
2つの金箱への収納を行なうようにし、こうした
場合、各金箱に硬貨が複数金種混在状態で収納さ
れることになるが、金種による硬貨体積の大小も
考慮して硬貨の体積換算値で管理するようにした
ことにより、金箱への硬貨収納量をより多くする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の硬貨入金機における硬貨収納
装置の一実施例を示す縦断面図、第2図はその返
却ユニツトの斜視図、第3図はその制御部の構成
を示すブロツク図、第4図はそのROMのメモリ
マツプ図、第5図はそのRAMのメモリマツプ
図、第6図および第7図はそれぞれその体積換算
値の算出例を示すフローチヤート図、第8図はそ
の作用を示すフローチヤート図である。 11…計数手段としての識別部、15…一時保
留部、47…収納切換用シユート、48…第1の
金箱、49…第2の金箱、60…制御部、62…
第1および第2の金箱収納限度値記憶エリアを有
するROM、COU…オーバーフロー計数メモリ、
KAN1…第1の収納量メモリ、KAN2…第2
の収納量メモリ、SEN2…第1の満杯検知手段
としてのフルセンサ、SEN3…第2の満杯検知
手段としてのフルセンサ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 投入された硬貨について少なくとも真と判別
    されたものについて金種別に計数する数数手段
    と、 この計数された硬貨を一時的に複数金種混在状
    態で一括して保留する一時保留部と、 上記計数手段で計数されて一時保留部に保留さ
    れる硬貨の金種別計数値に対し、金種別に予め定
    められた体積換算値を用いて算出した体積換算値
    合計を記憶するオーバーフロー計数メモリと、 上記一時保留部に保留されている複数金種混在
    状態の硬貨を各々収納する第1の金箱および第2
    の金箱と、 上記第1の金箱または第2の金箱に選択的に切
    換えて硬貨を収納させる収納切換用シユートと、 上記第1の金箱に収納されている硬貨の体積換
    算値合計を記憶する第1の収納量メモリと、 上記第2の金箱に収納されている硬貨の体積換
    算値合計を記憶する第2の収納量メモリと、 上記第1の金箱に対して予め決められている収
    納限度値に対応した体積換算値合計を記憶する第
    1の金箱収納限度値記憶エリアと、 上記第2の金箱に対して予め決められている収
    納限度値に対応した体積換算値合計を記憶する第
    2の金箱収納限度値記憶エリアと、 上記第1の金箱の満杯検知を行なう第1の満杯
    検知手段と、 上記第2の金箱の満杯検知を行なう第2の満杯
    検知手段と、 上記オーバーフロー計数メモリ、第1および第
    2の収納量メモリ、第1および第2の金箱収納限
    度記憶エリアに記憶される各体積換算値合計と第
    1および第2の満杯検知手段の検知条件とに基づ
    き、上記収納切換用シユートを第1の金箱側また
    は第2の金箱側へ選択的に自動切換えするととも
    にいずれかの金箱側への一時保留硬貨の放出規制
    を行なう制御部と を具備したことを特徴とする硬貨入金機における
    硬貨収納装置。
JP61082644A 1986-04-10 1986-04-10 硬貨入金機における硬貨収納装置 Granted JPS62239288A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61082644A JPS62239288A (ja) 1986-04-10 1986-04-10 硬貨入金機における硬貨収納装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61082644A JPS62239288A (ja) 1986-04-10 1986-04-10 硬貨入金機における硬貨収納装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62239288A JPS62239288A (ja) 1987-10-20
JPH0543155B2 true JPH0543155B2 (ja) 1993-06-30

Family

ID=13780133

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61082644A Granted JPS62239288A (ja) 1986-04-10 1986-04-10 硬貨入金機における硬貨収納装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62239288A (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01302489A (ja) * 1988-05-31 1989-12-06 Laurel Bank Mach Co Ltd 硬貨入金機
JP4548097B2 (ja) * 2004-11-12 2010-09-22 沖電気工業株式会社 硬貨入金機
JP2008299405A (ja) * 2007-05-29 2008-12-11 Glory Ltd 硬貨入金機
JP5551473B2 (ja) * 2010-03-01 2014-07-16 沖電気工業株式会社 硬貨処理装置および現金処理装置
JP5436290B2 (ja) * 2010-03-19 2014-03-05 ローレル機械株式会社 硬貨処理機
JP2015108909A (ja) * 2013-12-04 2015-06-11 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 売上金入金機

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62239288A (ja) 1987-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0543155B2 (ja)
JPS62290992A (ja) 硬貨処理機の代替出金方法
JP2017224216A (ja) 両替機
JPH0429112B2 (ja)
JPH0726781Y2 (ja) 硬貨入金機における硬貨返却装置
JPS59158493A (ja) 硬貨自動入出金機
JPS60263265A (ja) 自動入出金機
JPH0620215Y2 (ja) 循環式硬貨入出金機の硬貨収納装置
JPS6365595A (ja) 循環式硬貨入出金機
JPH0121403Y2 (ja)
JPH02235192A (ja) 硬貨処理機の出金処理方法
JPH0121405Y2 (ja)
JPH0542710B2 (ja)
JP3201040B2 (ja) 貨幣取扱装置
JP3737839B2 (ja) 集中制御式貸ロッカー装置
JPH0682412B2 (ja) 硬貨入出金機
JPH03251992A (ja) 自動販売機の硬貨返却装置
JPS6327242Y2 (ja)
JPS62290994A (ja) 硬貨処理機における搬送系路状態確認方法
JP2981508B2 (ja) 現金取引き装置
JPH02235191A (ja) 硬貨処理機の入金処理方法
JPH0632113B2 (ja) 循環式硬貨入出金処理方法および装置
JPS61175886A (ja) 循環式硬貨入出金機
JPS61175888A (ja) 循環式硬貨入出金機
JPH073052U (ja) メダル類投出機