JPH0682412B2 - 硬貨入出金機 - Google Patents

硬貨入出金機

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JPH0682412B2
JPH0682412B2 JP1057458A JP5745889A JPH0682412B2 JP H0682412 B2 JPH0682412 B2 JP H0682412B2 JP 1057458 A JP1057458 A JP 1057458A JP 5745889 A JP5745889 A JP 5745889A JP H0682412 B2 JPH0682412 B2 JP H0682412B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、銀行等の金融機関で用いられ、硬貨の入金処
理および出金処理を行なえる硬貨入出金機に関する。
(従来の技術) 銀行等の金融機関では、1台の機械で入金処理および出
金処理を行なうことができ、入金した硬貨を出金用の硬
貨として循環させることができる循環式硬貨入出金機が
使用されている。
このような循環式の硬貨入出金機としては、例えば特開
昭62−290993号公報に記載されているような装置があ
る。
この装置は、出金時に金種別硬貨収納投出部から投出さ
れる硬貨を硬貨識別通路へ送り込み、この硬貨識別通路
中に設けられた識別部で出金硬貨についても識別を行な
ってから出金するようにしている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、前述の装置においては、金種別硬貨収納投出
部から投出された硬貨は、この硬貨を硬貨識別通路の手
前の1枚繰出部へ送り込むための第1の出金用硬貨搬送
手段により1枚繰出部へ送られ、その後、1枚繰出部か
ら1枚毎に硬貨識別通路へ送り込まれ、この硬貨識別通
路上に設けられた識別手段で出金可と識別された硬貨
は、この硬貨識別通路の識別手段の後流部から前述の第
1の出金用硬貨搬送手段とは別に設けられた第2の出金
用硬貨搬送手段により、出金硬貨および入金硬貨の受渡
しが行なえる硬貨受渡部へ送り込まれるようになってい
る。
従って、従来の装置では、硬貨の搬送手段を多数設ける
必要があるため、装置の小型化が困難であり、装置の構
造も複雑となってしまっている。
このように従来の装置では、近年要求されている装置の
小型化や低価格化が困難であるといった問題がある。
そこで、本発明は、硬貨搬送経路の簡素化を図り、小型
化できる硬貨入出金機を提供することを目的とするもの
である。
(課題を解決するための手段) 本発明は、出金用硬貨を収納する金種別に設けられた金
種別硬貨収納投出部と、この金種別硬貨収納投出部から
投出される硬貨の投出枚数を計数する第1の計数手段
と、前記金種別硬貨収納投出部から投出される硬貨を搬
送する出金搬送通路と、この出金搬送通路の末端部近傍
に設けられ、搬送硬貨の枚数を計数する第2の計数手段
と、前記出金搬送通路の末端部に設けられ、出金搬送通
路により搬送される硬貨を受入れると共に入金硬貨また
は出金硬貨の受渡しを行なう硬貨受渡部と、この硬貨受
渡部の硬貨を下方に放出させるため開放可能に設けられ
た硬貨受渡部の底板と、この硬貨受渡部の底板の開閉駆
動を行なう底板駆動手段と、前記硬貨受渡部の下方に設
けられ、硬貨受渡部からの入金硬貨または出金硬貨を受
入れると共に1枚毎に繰出しを行なう硬貨受収繰出部
と、この硬貨受収繰出部より繰出される入金硬貨または
出金硬貨を搬送すると共に搬送硬貨の識別計数を行なう
識別部を有する硬貨識別通路と、この硬貨識別通路上に
設けられ、前記識別部により出金可と識別された硬貨を
硬貨識別通路外へ排除すると共に前記出金搬送通路へ送
り込み可能な硬貨排除手段と、前記硬貨識別通路の硬貨
排除手段によって排除される硬貨を受け入れて一時保留
すると共に、前記出金搬送通路に通じる送出口を有する
一時保留部と、この一時保留部に一時保留される硬貨を
送出口から送り出す送出手段と、この送出手段を駆動す
る一時保留部駆動手段と、前記第1の計数手段と第2の
計数手段の計数信号が一致したことを条件に底板駆動手
段と一時保留部駆動手段の駆動制御を行ない、前記硬貨
受渡部の底板を閉鎖させ、かつ、前記一時保留部の硬貨
を出金搬送通路へ送り込むと共にこの出金搬送通路によ
り硬貨受渡部へ搬送させる制御手段とを具備するもので
ある。
(作用) 本発明は、投出指令に基づき、金種別硬貨収納投出部内
の硬貨が第1の計数手段によって計数されながら出金搬
送通路に投出される。この硬貨は出金搬送通路によって
硬貨受渡部に搬送され、途中で第2の計数手段によって
計数される。底板駆動手段によって硬貨受渡部の底板が
開放されると、硬貨受渡部内の硬貨は硬貨受収繰出部に
受け入れられ、1枚ずつ硬貨識別通路に繰り出される。
硬貨識別通路の識別部で出金可と識別された硬貨が硬貨
排除手段によって排除され、一時保留部に送り込まれ
る。そして、第1の計数手段による計数結果と第2の計
数手段による計数結果が一致すれば、一時保留部駆動手
段によって送出手段が駆動され、一時保留している硬貨
が送出口を通じて出金搬送通路に送り出され、出金搬送
通路によって硬貨受渡部に搬送される。このとき、硬貨
受渡部の底板は閉鎖されているので、硬貨は硬貨受渡部
内に貯留される。
(実施例) 以下、本発明の一実施例の構成を図面を参照して説明す
る。
第1図は硬貨入出金機能を有する硬貨処理機の側面方向
から見た断面図を示し、この紙面右側を正面とし、紙面
表裏方向を左右面とする。
第1図および第2図において、1は機体で、前端上面に
入金硬貨の投入または出金硬貨の取出しを行なう硬貨入
出金口2が設けられており、この硬貨入出金口2には、
モータM1(第7図に示す)の正転駆動により開放され逆
転駆動により閉鎖されるシャッタ3が設けられている。
前記硬貨入出金口2の下方に入金硬貨または出金硬貨の
受渡しを行なう硬貨受渡部6が設けられ、この硬貨受渡
部6は、幅広で上方に開口する半筒状の受渡枠7を有
し、この受渡枠7の底部に、底板駆動手段としてのモー
タM2(第7図に示す)の正転駆動で開放され逆転駆動で
閉鎖される底板8が設けられている。なお、この硬貨受
渡部6には、硬貨を検知する硬貨受渡部硬貨検知センサ
S6(第7図に示す)が設けられている。
前記硬貨受渡部6の下方には硬貨受収繰出部11が設けら
れ、この硬貨受収繰出部11は、硬貨受渡部6から底板8
の開放によって放出される硬貨を受入れる受収枠12を有
し、この受収枠12の左右両側の側壁の下部側は受収枠12
の底面を構成する繰出ベルト13のベルト幅まで絞り込ま
れ、受入れた硬貨を繰出ベルト13上に導くようになって
いる。この繰出ベルト13は、ベルト幅方向に1枚の硬貨
のみが載るベルト幅で、後端が斜め上方に向かって受収
枠12の後部から突出した状態に張設され、そして、モー
タM3(第7図に示す)の駆動により後方に向かって硬貨
を繰出す。また、繰出ベルト13のベルト表面に対向して
逆転ローラ14が設けられ、前記モータM3によって逆転駆
動され、繰出ベルト13によって繰出される硬貨の厚さ方
向1枚のみの通過を許容する。従って、この硬貨受収繰
出部11からは硬貨が1枚ずつ送り出される。
前記硬貨受収繰出部11の繰出ベルト13の送り出し末端部
に連続して硬貨識別通路16が設けられ、この硬貨識別通
路16は、機体1に前後方向に沿って水平に設けられた通
路底板17と、この通路底板17上で硬貨の両側をガイドす
るガイド側板18,19との間で硬貨の搬送通路が形成さ
れ、この搬送通路の上方に前記繰出ベルト13から送り出
されてくる硬貨を受取ると共に受取った硬貨を通路底板
17上に押付けながら搬送する搬送ベルト20が張設されて
いる。なお、搬送ベルト20は、モータM4(第7図に示
す)で回転駆動され、その周速は繰出ベルト13の周速よ
りも速く設定し、通路内を搬送する硬貨の間隔を開ける
ようにしている。
前記硬貨識別通路16の上流側に識別部21が設けられ、こ
の識別部21は、例えば、硬貨の材質等を検出する磁気セ
ンサ、硬貨の径等を検出する光学センサ等からなり、硬
貨識別通路16を搬送される硬貨の金種を識別すると共
に、偽貨等をリジェクト硬貨として識別する。
前記硬貨識別通路16の識別部21の下流側に入金リジェク
ト硬貨排除口22が通路底板17のガイド側板19側に寄って
開口され、この入金リジェクト硬貨排除口22にはソレノ
イドSD2(第7図に示す)によって通路幅方向にスライ
ド開閉されるシャッタ23が嵌合され、そして、第2図お
よび第3図のように、ソレノイドSD2のオフ時にはシャ
ッタ23の縁部が通路内に侵入した閉状態にあり、搬送ベ
ルト20によって搬送される硬貨は入金リジェクト硬貨排
除口22上を通過し、また、ソレノイドSD2のオンにより
シャッタ23が通路外に退避した開状態に切替わり、搬送
ベルト20によって搬送される硬貨は入金リジェクト硬貨
排除口22から落下排除される。なお、この入金リジェク
ト硬貨排除口22の上方の搬送ベルト20をローラ24で支持
し、正貨の通過およびリジェクト硬貨の排除を確実に行
なえるようにしている。
また、入金リジェクト硬貨排除口22の下部には落下排除
された硬貨を後述する第1の出金搬送ベルト62へ導くシ
ュート25が設けられている。
前記硬貨識別通路16の入金リジェクト硬貨排除口22の下
流側に一時保留硬貨排除口26が通路底板17のガイド側板
19側に寄って開口され、この一時保留硬貨排除口26には
ソレノイドSD1(第7図に示す)によって通路幅方向に
スライド開閉されるシャッタ27が嵌合され、そして、第
2図および第4図のように、ソレノイドSD1のオン時に
シャッタ27の縁部が通路内に侵入した閉状態にあり、搬
送ベルト20によって搬送される硬貨は一時保留硬貨排除
口26上を通過し、また、ソレノイドSD1のオフ時にシャ
ッタ27が通路外に退避した開状態にあり、搬送ベルト20
によって搬送される硬貨は一時保留硬貨排除口26から落
下排除される。従って、この一時保留硬貨排除口26やシ
ャッタ27によって出金可と識別された硬貨を通路外へ排
除する硬貨排除手段29として構成される。なお、この一
時保留硬貨排除口26の上方の搬送ベルト20をローラ28で
支持し、硬貨の通過および排除を確実に行なえるように
している。
また、一時保留硬貨排除口26の下方には落下排除される
硬貨を受入れて一時保留する一時保留部31が設けられて
いる。この一時保留部31は、第4図および第5図のよう
に、底部が送出手段としての無端ベルト32で構成されて
いる。この無端ベルト32は、ローラ33,33によって左右
横方向に水平に張設され、ベルト表面にベルト幅方向で
帯状に突出する突起34がベルト周面方向に複数設けら
れ、一方のローラ33に連結された一時保留部駆動手段と
してのモータM6の正転時に後述する第1の出金搬送ベル
ト62の方向に回転されると共に逆転時に後述する一括金
箱76の方向に回転駆動される。また、この一時保留部31
の前後には側壁35,36がそれぞれ固定的に設けられ、左
右には硬貨を送り出すための送出口が開口されてこの送
出口を開閉するシャッタ37,38が開閉可能に設けられて
いる。これらのシャッタ37,38は、上端部が支軸39,39に
より側壁35,36に回動自在に軸支され、側壁36の後側に
おいて、各支軸39,39に連結されたプーリ40,40に、モー
タM7,M8によって回動されるプーリ41,41とベルト42,42
が張設され、この各モータM7,M8の正転時に各シャッタ3
7,38がそれぞれ独立して開放されると共に逆転時に各シ
ャッタ37,38がそれぞれ独立して閉鎖される。そして、
シャッタ37を開放し、そのシャッタ37の開放方向に無端
ベルト32を回動させることにより、無端ベルト32上の硬
貨を後述する第1の出金搬送ベルト62へ放出し、一方、
シャッタ38を開放し、そのシャッタ38の開放方向に無端
ベルト32を回動させることにより、無端ベルト32上の硬
貨を後述する一括金箱76内へ放出することができる。
前記硬貨識別通路16に続いて硬貨振分け通路46が設けら
れ、この硬貨振分け通路46は、硬貨識別通路16と共用す
る通路底板17およびガイド側板18,19によって硬貨の搬
送通路が形成され、この搬送通路の上方に硬貨識別通路
16から送られてくる硬貨を受取ると共に受取った硬貨を
通路底板17上に押付けながら搬送する搬送ベルト47が張
設されている。なお、この搬送ベルト47は、第7図に示
すモータM5で回転駆動される。また、一方のガイド側板
19が硬貨振分け通路46の入口部で通路内方に突出してい
るので、搬送ベルト47で搬送される硬貨はそのガイド側
板19に沿って移動する。
前記硬貨振分け通路46の通路底板17には、ガイド側板19
を基準として小径金種から大径金種の順に落下選別可能
とする選別口48が設けられ、この各選別口48の上方の搬
送ベルト47をローラ49でそれぞれ支持して該当金種硬貨
の落下および他の金種硬貨の通過を確実に行なえるよう
にしている。
前記硬貨振分け通路46の下方に金種別硬貨収納投出部51
が設けられ、この金種別硬貨収納投出部51は、金種別に
出金用の硬貨を収納する金種毎の硬貨収納筒52を有し、
硬貨振分け通路46で金種別に振分けられて各選別口48を
通じて落下する硬貨を金種別の各ガイド筒53を介して硬
貨収納筒52内に受入れて重積収納する。これらの各硬貨
収納筒52の下部には各硬貨収納筒52内に重積収納された
硬貨を後述する第1の出金搬送ベルト62へ1枚ずつ投出
する硬貨投出手段54が金種毎に独立して設けられ、これ
らの各硬貨投出手段54は、第4図のように、モータM10
(第7図に示す)によって回動される繰出ベルト55の表
面に設けた突起56が硬貨収納筒52内に侵入して硬貨収納
筒52内に重積収納されている最下位の硬貨を押出して1
枚ずつ投出する。なお、各硬貨投出手段54の硬貨投出側
には、各硬貨収納筒52から投出される硬貨を検知する第
1の計数手段としての投出硬貨計数センサS1が金種毎に
設けられ、また、各硬貨収納筒52には、硬貨収納量が少
なくなったことを検知するニアエンド検知センサS4(第
7図に示す)が金種毎に設けられていると共に、硬貨収
納量が満杯になったことを検知する満杯検知センサS
5(第7図に示す)が金種毎に設けられている。
前記機体1の左側に沿って出金搬送通路61が設けられ、
この出金搬送通路61は、第1の出金搬送ベルト62と、第
2の出金搬送ベルト63等によって構成されている。
前記第1の出金搬送ベルト62は、前記金種別硬貨収納投
出部51の硬貨投出手段54の左下に配置されると共に前記
シュート25および一時保留部31の左下方に配置される水
平搬送部64と、上端部が前記硬貨受渡部6の後側近傍に
達する傾斜搬送部65とを有し、モータM9(第7図に示
す)の回転駆動によって水平搬送部64上の硬貨を1枚ず
つ傾斜搬送部65で斜め上方へ搬送する。ベルト表面に
は、硬貨を1枚ずつ保持する硬貨保持部66がベルト長手
方向に沿って所定間隔毎に設けられ、図のようにベルト
幅方向に一対の突起67を突設したり、あるいはベルト幅
方向に帯状の突起を設ける。なお、水平搬送部64と傾斜
搬送部65との張設方向が切替わる部分は、ベルト幅方向
両側縁部に接触し硬貨保持部66に保持された硬貨の通過
が可能なローラ体68が回動自在に設けられている。ま
た、この第1の出金搬送ベルト62は枠体69によって支持
され、この枠体69には、シュート25、一時保留部31およ
び金種別硬貨収納投出部51から放出される硬貨を受取っ
て第1の出金搬送ベルト62上に導く枠部70が設けられて
いる。
前記第2の出金搬送ベルト63は、第1の出金搬送ベルト
62の傾斜搬送部65の上端と硬貨受渡部6の受渡枠7の上
縁部との間に架設されたガイド通路板71上に張設され、
第1の出金搬送ベルト62と共用されるモータM9によって
回転駆動され、第1の出金搬送ベルト62の傾斜搬送部65
によって斜め上方に搬送されてきた硬貨を受取って受渡
枠7内に送り込む。なお、この第2の出金搬送ベルト63
によって硬貨を受渡枠7へ送り込む通路には、すなわち
出金搬送通路61の出口部には、受渡枠7へ送り込まれる
硬貨の通過を検知する第2の計数手段としての通過硬貨
計数センサS2が設けられている。
前記機体1の右側には、機体1の内部に着脱可能に一括
金箱76が配置されている。この一括金箱76は、第6図に
も示すように、左右の横幅が比較的狭く、前後に長いと
共に高さが高く、前後左右上下の6面を閉塞しており、
左側面に前記一時保留部31から送り込まれる硬貨を受入
れる受入口77が開口され、この受入口77にはシャッタ78
がスライド開閉可能に設けられ、かつ、前端上面および
前端前面に繰出口79が開口され、この繰出口79にはシャ
ッタ80a,80bがスライド開閉可能に設けられている。な
お、この一括金箱76が機体1内に装着されているかどう
かを一括金箱検知部S7(第7図に示す)で検知する。
また、この一括金箱76の内部には繰出ベルト81が張設さ
れ、この繰出ベルト81は、一括金箱76の底部域に配置さ
れる水平搬送部82と、上端が繰出口79の内側に達する傾
斜搬送部83とを有し、モータM11(第7図に示す)の回
転駆動によって水平搬送部82上の硬貨を1枚ずつ傾斜搬
送部83で斜め上方へ搬送する。ベルト表面には、硬貨を
1枚ずつ保持する硬貨保持部84がベルト長手方向に沿っ
て所定間隔毎に設けられ、図のようにベルト幅方向に一
対の突起85を突設したり、あるいはベルト幅方向に帯状
の突起を設ける。なお、水平搬送部82と傾斜搬送部83と
の張設方向が切替わる部分には、ベルト幅方向両側縁部
に接触し硬貨保持部84に保持された硬貨の通過が可能な
ローラ体86が回動自在に設けられている。また、水平搬
送部82の後端部および両側部、傾斜搬送部83の両側部に
は、一括金箱76の硬貨をベルト上に導くガイド板87が設
けられている。
また、この繰出ベルト81の傾斜搬送部83の上端近傍で、
傾斜搬送部83の表面に対向して規制部材88が設けられ、
この規制部材88は、上部側の固定ローラ89と下部側の可
動ローラ90との間に繰出ベルト81とは逆方向に前記モー
タM11によって回転駆動される逆転ベルト91が張設さ
れ、傾斜搬送部83により斜め上方に向けて搬送される硬
貨の1枚のみの通過を許容する。なお、可動ローラ90は
傾斜搬送部83から離反移動可能となっており、ばね等に
よって傾斜搬送部83に向かって付勢されている。
なお、前記繰出ベルト81および逆転ベルト91の回転駆動
は、一括金箱76を機体1に装着した際に、一括金箱76内
に配置されたモータM11と機体1に設けられた給電機構
とが電気的に接続するようにしたり、あるいは機体1内
に配置されるモータM11を有する駆動機構と繰出ベルト8
1および逆転ベルト91のローラとが一体的に連結するよ
うにしている。
また、前記繰出ベルト81の傾斜搬送部83の末端から続け
て前記硬貨受収繰出部11に連続する搬送通路92が設けら
れ、この搬送通路92は、繰出ベルト81の傾斜搬送部83の
上端と硬貨受収繰出部11の受収枠12の上縁部との間に通
路板93が架設されると共に、この通路板93上に搬送ベル
ト94が張設され、そして、モータM12によって搬送ベル
ト94が回転駆動され、繰出ベルト81で斜め上方に搬送さ
れてきた硬貨を受取って受収枠12内に送り込む。なお、
この搬送ベルト94の周速は、繰出ベルト81の周速よりも
速く設定され、通路内を搬送される硬貨の間隔を開ける
ように設定されている。また、この一括金箱76の繰出硬
貨の搬送通路92には、受収枠12へ送り込まれる硬貨の通
過を検知する通過硬貨計数センサS3が設けられている。
第7図は制御ブロック図を示し、101は硬貨処理機の各
機構の制御を行なう制御手段としての中央処理装置(CP
Uと呼ぶ)で、制御プログラムや各種設定値等を記憶し
ているリードオンリーメモリ(ROMと呼ぶ)102と、入出
金毎の内容を記憶するランダムアクセスメモリ(RAMと
呼ぶ)103とが接続されている。
そして、このCPU101には、識別部21、金種別の各投出硬
貨計数センサS1からの信号を受けて金種別に投出枚数を
計数する金種別硬貨収納投出部51の投出硬貨計数部10
4、出金搬送通路61の出口部の通過硬貨計数センサS2
一括金箱76から繰出された硬貨が搬送される搬送通路92
の硬貨計数センサS3、金種別の各硬貨収納筒52のニアー
エンド検知センサS4からの信号を受けて金種毎のニアー
エンドを検知するニアーエンド検知部105、金種別の各
満杯検知センサS5からの信号を受けて金種毎の満杯を検
知する満杯検知部106、硬貨受渡部6の硬貨検知センサS
6、一括金箱検知センサS7からの検知信号やデータが入
力される。
また、CPU101は、以下の制御を行なう。ソレノイド駆動
用インターフェイス107を通じ、一時保留硬貨排除口26
のシャッタ27を開閉するソレノイドSD1、入金リジェク
ト硬貨排除口22のシャッタ23を開閉するソレノイドSD2
のオンオフ制御を行なう。モータ駆動用インターフェイ
ス108を通じ、硬貨入出金口2のシャッタ3を開閉する
モータM1、硬貨受渡部6の底板8を開閉するモータM2
硬貨受収繰出部11の繰出ベルト13を回転させると共に逆
転ローラ14を逆回転させるモータM3、硬貨識別通路16の
搬送ベルト20を回転させるモータM4、硬貨振分け通路46
の搬送ベルト47を回転させるモータM5、一時保留部31の
無端ベルト32を正逆回転させるモータM6、一時保留部31
のシャッタ37,38を開閉するモータM7,M8、第1および第
2の出金搬送ベルト62,63を回転させるモータM9の制御
を行なう。モータ駆動用インターフェイス109を通じ、
金種別硬貨収納投出部51の各硬貨投出手段54の繰出ベル
ト55を回転させる各モータM10の制御を行なう。モータ
駆動用インターフェイス110を通じ、一括金箱76の繰出
ベルト81を回転させると共に逆転ベルト91を逆回転させ
るモータM11、搬送通路92の搬送ベルト94を回転させる
モータM12の制御を行なう。
また、CPU101には、データの入出力用の通信用インター
フェイス111が接続されている。
次に、本実施例の作用を説明する。
まず、入金処理について第8図(a)(b)のフローチ
ャートを参照して説明する。
入金処理が図示しない操作部(機体1に設けた操作部や
テラーズマシン)で指定されると、CPU101はモータM1
所定時間正転させて硬貨入出金口2のシャッタ3を開放
する(ステップ1)。
硬貨入出金口2を通じて硬貨受渡部6の底板8上に入金
硬貨を投入した後(ステップ2)、取込スタートスイッ
チが操作されると(ステップ3)、CPU101は、モータM1
を所定時間逆転させて硬貨入出金口2のシャッタ3を閉
鎖させ、それと同時にモータM2を所定時間正転させて硬
貨受渡部6の底板8を開放させ、さらに、モータM3,M4
をオンして硬貨受収繰出部11の繰出ベルト13および逆転
ローラ14を回動させる(ステップ4)。これにより、硬
貨受渡部6の底板8上に投入された入金硬貨は、下方の
硬貨受収繰出部11に一括して放出され、この硬貨受収繰
出部11の底部の繰出ベルト13と逆転ローラ14の作用によ
って1枚ずつ繰出される。
硬貨受収繰出部11から繰出ベルト13によって繰出される
入金硬貨は、硬貨識別通路16内に搬送ベルト20で取込ま
れ、その繰出ベルト13と搬送ベルト20との周速差により
硬貨間隔が開けられた状態で搬送される。
硬貨識別通路16を搬送される入金硬貨を識別部21で識別
して金種毎に計数する(ステップ5)。
この識別部21での識別の結果、偽貨や外国硬貨等のリジ
ェクト硬貨と識別されると(ステップ6)、ソレノイド
SD2を所定時間オンし(ステップ7)、入金リジェクト
硬貨排除口22に閉状態にあったシャッタ23を所定時間開
放させ、該当するリジェクト硬貨のみを入金リジェクト
硬貨排除口22から落下排除させる。この落下排除された
リジェクト硬貨は、シュート25を通じて第1の出金搬送
ベルト62上に送り込まれる。
また、識別部21での識別の結果、正常と識別された硬貨
は、入金リジェクト硬貨排除口22に閉状態(ソレノイド
SD2のオフ状態)にあるシャッタ23上を通過し、ソレノ
イドSD1がオフ状態にあってシャッタ27が開放されてい
る一時保留硬貨排除口26から落下排除され、一時保留部
31の無端ベルト32上に送り込まれて一括して一時保留さ
れる。
そして、硬貨識別通路16の識別部21にて所定時間硬貨識
別が行なわれなくなるまでステップ5〜8を繰返し、所
定時間硬貨なしと判断されると(ステップ8)、モータ
M2を所定時間逆転させて硬貨受渡部6の底板8を閉鎖さ
せ、かつ、モータM3,M4をオフして繰出ベルト13および
逆転ローラ14、搬送ベルト20の回動を停止させる(ステ
ップ9)。
次に、入金硬貨中にリジェクト硬貨があったかどうかを
判断し(ステップ10)、リジェクト硬貨があった場合に
はステップ11へ進み、リジェクト硬貨がなかった場合に
はステップ19へ進む。
入金硬貨中にリジェクト硬貨があった場合には、モータ
M9をオンして出金搬送通路61の第1および第2の出金搬
送ベルト62,63を回動させ(ステップ11)、第1の出金
搬送ベルト62上に排除されたリジェクト硬貨を硬貨受渡
部6へ送り込む。
このとき、出金搬送通路61の出口部のセンサS2にて硬貨
の通過枚数を計数し(ステップ12)、この通過枚数と前
述の識別部21によるリジェクト硬貨の識別枚数とが一致
すれば(ステップ13)、モータM9を停止して第1および
第2の出金搬送ベルト62,63の回動を停止し、その後、
モータM1を所定時間正転させて硬貨入出金口2のシャッ
タ3を開放する(ステップ14)。これにより、硬貨受渡
部6に送り込まれたリジェクト硬貨を硬貨入出金口2を
通じて取出すことができる。
また、硬貨受渡部6のセンサS6で硬貨の有無を検知し
(ステップ15)、所定時間以上硬貨が取出されずに残っ
ている場合には(ステップ16)、モータM1を所定時間逆
転させて硬貨入出金口2のシャッタを閉鎖させ(ステッ
プ17)、入金処理を停止して所定の異常処理を行なう。
一方、所定時間以内に硬貨受渡部6のリジェクト硬貨が
取出されると、そのリジェクト硬貨の取出しがセンサS6
で検知されてから所定時間経過後にモータM1を所定時間
逆転させて硬貨入出金口2のシャッタ3を閉鎖する(ス
テップ18)。
そして、ステップ10で入金硬貨中にリジェクト硬貨がな
かった場合およびステップ18でシャッタ3を閉じた後、
入金承認スイッチまたは返却スイッチが操作されるのを
待つ(ステップ19、20)。
ここで、返却スイッチが操作された場合は、まず、モー
タM7を所定時間正転させて硬貨保留部31の第1の出金搬
送ベルト62側のシャッタ37を開放させ、その後、モータ
M6を正転させて一時保留部31の無端ベルト32を第1の出
金搬送ベルト62の方向に回動させ、さらに、モータM9
オンして出金搬送通路61の第1および第2の出金搬送ベ
ルト62,63を回動させる(ステップ21)。これにより、
一時保留部31の無端ベルト32上に一時保留されていた入
金硬貨は、第1の出金搬送ベルト62上に放出され、この
第1の出金搬送ベルト62および第2の出金搬送ベルト63
によって硬貨受渡部6へ送り込まれる。
このとき、出金搬送通路61の出口部のセンサS2にて硬貨
の通過枚数を計数し(ステップ22)、この計数枚数と前
述の識別時の識別部21による正常硬貨の識別枚数とが一
致すれば(ステップ23)、モータM1を所定時間正転させ
て硬貨入出金口2のシャッタ3を開放させ、同時に、モ
ータM6,M9をオフして無端ベルト32、第1および第2の
出金搬送ベルト62,63の回動を停止し、かつ、モータM7
を所定時間逆転させて一時保留部31のシャッタ37を閉鎖
する(ステップ24)。これにより、硬貨受渡部6に送り
込まれた入金硬貨を硬貨入出金口2を通じて取出すこと
ができる。
また、硬貨受渡部6に送り込まれた硬貨が所定時間以内
に取出されたかどうかを硬貨受渡部6のセンサS6により
判断し(ステップ25、26)、所定時間以上経過しても硬
貨受渡部6に硬貨が残っている場合には、モータM1を所
定時間逆転させて硬貨入出金口2のシャッタ3を閉鎖さ
せ(ステップ27)、入金処理を停止して所定の異常処理
を行なう。一方、所定時間以内に硬貨が取出されれば、
その硬貨の取出しがセンサS6で検知されてから所定時間
経過した後にモータM1を所定時間逆転させて硬貨入出金
口2のシャッタ3を閉鎖し(ステップ28)、入金処理を
終了する。
一方、ステップ19で入金承認スイッチが操作された場合
には、まず、金種別硬貨収納投出部51のニアエンド検知
センサS4でニアエンドを検知している金種があるかどう
か判断し(ステップ29)、ここで、ニアエンド金種があ
ると判断されると、そのニアエンド金種が入金硬貨中に
あるかどうか判断する(ステップ30)。
ニアエンド金種がない場合および入金硬貨中にニアエン
ド金種がない場合には、モータM8を所定時間正転させて
一時保留部31の一括金箱76側のシャッタ38を開放させ、
その後、モータM6を逆転させて一時保留部31の無端ベル
ト32を一括金箱76の方向に回動させる(ステップ31)。
これにより、一時保留部31の無端ベルト32上に一時保留
されていた入金硬貨は、受入口77を通じて一括金箱76内
へ送り込まれる。
そして、所定時間経過した後(ステップ32)、モータM6
を停止させて一時保留部31の無端ベルト32の回動を停止
させると共に、モータM8を逆転させて一時保留部31のシ
ャッタを閉じ(ステップ33)、入金処理を終了する。
また、ステップ29、30で金種別硬貨収納投出部51にニア
エンド金種があると共に入金硬貨中にニアエンド金種が
ある場合には、入金硬貨のうち金種別硬貨収納投出部51
へ収納可能な金種を送り込むことになる。まず、モータ
M7を所定時間正転させて一時保留部31の第1の出金搬送
ベルト62側のシャッタ37を開放させ、その後、モータM6
を正転させて一時保留部31の無端ベルト32を第1の出金
搬送ベルト62の方向に回動させ(ステップ34)、無端ベ
ルト32上に一時保留されていた入金硬貨を第1の出金搬
送ベルト62上に送り込む。
続いて、モータM9をオンして出金搬送通路61の第1およ
び第2の出金搬送ベルト62,63を回動させると共に、モ
ータM2を所定時間正転させて硬貨受渡部6の底板8を開
放させる(ステップ35)。これにより、第1の出金搬送
ベルト62上に放出された入金硬貨は、この第1の出金搬
送ベルト62および第2の出金搬送ベルト63によって硬貨
受渡部6へ送り込まれ、この硬貨受渡部6から硬貨受収
繰出部11へ送り込まれる。
また、一時保留部31の硬貨が第1の出金搬送ベルト62上
に全て放出可能とする所定時間経過した後、モータM6
オフして一時保留部31の無端ベルト32の回動を停止する
と共に、モータM7を所定時間逆転させて一時保留部31の
シャッタ37を閉鎖する(ステップ36)。さらに、モータ
M3,M4,M5をオンして硬貨受収繰出部11の繰出ベルト13お
よび逆転ローラ14、硬貨識別通路16の搬送ベルト20、硬
貨振分け通路46の搬送ベルト47をそれぞれ回動させ、か
つ、モータM8を所定時間正転させて一時保留部31の一括
金箱76側シャッタ38を開放させると共に、モータM6を逆
転させて無端ベルト32を一括金箱76の方向へ回動させる
(ステップ37)。
そして、一時保留部31から出金搬送通路61を通じて硬貨
受渡部6へ送り込まれる硬貨は、その出金搬送通路61の
出口部のセンサS2にて通過枚数が計数され(ステップ3
8)、かつ、硬貨受渡部6から硬貨受収繰出部11を通じ
て硬貨識別通路16に1枚ずつ送り込まれる硬貨は、硬貨
識別通路16の識別部21で識別計数される(ステップ3
9)。
この識別部21を通過する硬貨について(ステップ40)、
その硬貨がニアエンド金種かどうか判断し(ステップ4
1)、ニアエンド金種ならば、一時保留硬貨排除口26の
シャッタ27を開閉するソレノイドSD1がオンしているか
どうか判断し(ステップ42)、オンしていなければオン
してシャッタ27を閉じさせる(ステップ43)。これによ
り、ニアエンド金種の硬貨は、一時保留硬貨排除口26を
通過して硬貨振分け通路46へ送り込まれ、対応する金種
の選別口48を通じて金種別硬貨収納投出部51の対応する
硬貨収納筒52に収納される。
また、ステップ41でニアエンド金種でないと判断された
場合は、金種別硬貨収納投出部51の満杯検知センサS5
満杯を検知している金種かどうか判断し(ステップ4
4)、満杯金種でなければ、シャッタ27が閉じた状態に
ある一時保留硬貨排除口26上を通過して硬貨振分け通路
46で金種別硬貨収納投出部51に振分け収納される。な
お、このニアエンド金種でないと判断される硬貨には、
最初はニアエンド金種であったが硬貨が補充されること
によってニアエンド検知センサS4によるニアエンド検知
がなされなくなった金種も含む。
そして、金種別硬貨収納投出部51で満杯となった金種が
検知されると、一時保留硬貨排除口26のシャッタ27を開
閉するソレノイドSD1がオフしているか判断し(ステッ
プ45)、オフしていなければオフしてシャッタ27を開放
させる(ステップ46)。これにより、満杯金種の硬貨
は、一時保留硬貨排除口26を通じて一時保留部31に排除
され、この一時保留部31の無端ベルト32によって一括金
箱76へ送り込まれる。
また、最初の入金識別時の識別部21による入金枚数デー
タと出金搬送通路61の出口部のセンサS2にて計数される
通過枚数とが一致したかどうか判断し(ステップ47)、
入金承認時に第1の出金搬送ベルト62上に放出された硬
貨が第1および第2の出金搬送ベルト62,63によって硬
貨受渡部6へ送り込まれている途中で枚数が一致してい
なければ、ステップ38〜47を繰返し、一方、第1の出金
搬送ベルト62上に放出された全ての硬貨が硬貨受渡部6
へ送り込まれて枚数が一致すると、モータM9がオフして
いるかどうか判断し(ステップ48)、オフしていなけれ
ばオフして第1および第2の出金搬送ベルト62,63の回
動を停止する(ステップ49)。
その後、最初の入金識別時の識別部21による入金枚数デ
ータと識別部21の通過枚数とが一致したかどうかを判断
し(ステップ50)、硬貨受渡部6、硬貨受収繰出部11か
ら硬貨識別通路16に硬貨が送り込まれている途中で枚数
が一致していなければ、ステップ39〜50を繰返し、一
方、全ての硬貨が硬貨識別通路16に送り込まれて枚数が
一致すると、モータM2を所定時間逆転させて硬貨受渡部
6の底板8を閉鎖すると共に、モータM3をオフして硬貨
受収繰出部11の繰出ベルト13および逆転ローラ14の回動
を停止させる(ステップ51)。
そして、所定時間経過した後(ステップ52)、モータ
M4,M5,M6をオフして硬貨識別通路16の搬送ベルト20、硬
貨振分け通路46の搬送ベルト47および一時保留部31の無
端ベルト32の回動を停止させ、モータM7を所定時間逆転
させて一時保留部31のシャッタ38を閉鎖させ、かつ、モ
ータM2を所定時間逆転させて硬貨受渡部6の底板8を閉
鎖する(ステップ53)。
続いて、ソレノイドSD1がオフしているかどうか判断し
(ステップ54)、オフしていなければオフして一時保留
硬貨排除口26のシャッタ27を開放し(ステップ55)、入
金処理を終了する。
以上のように入金処理は、金種別硬貨収納投出部51の硬
貨量および入金硬貨の金種のチェックを行ない、このチ
ェックの結果に応じ、入金硬貨を一括金箱76または金種
別硬貨収納投出部51へ選択的に送り込む。そのため、通
常、入金硬貨を一括金箱76へ送り込むことにより、入金
処理時間の短縮が可能となり、また、金種別硬貨収納投
出部51への硬貨の補充が必要なときには、入金硬貨中の
金種をチェックして補充することにより、補充効率がよ
い。
次に、出金処理について第9図(a)(b)(c)のフ
ローチャートを参照して説明する。
図示しない操作部(機体1に設けた操作部やテラーズマ
シン)で、出金処理が指定されて出金硬貨の金種や枚数
等の出金データが入力された後(ステップ61)、出金ス
タートスイッチが操作されると(ステップ62)、まず、
金種別硬貨収納投出部51のニアエンド検知センサS4でニ
アエンドを検知している金種があるかどうかを判断し
(ステップ63)、あればその金種の硬貨の出金があるか
どうか判断する(ステップ64)。
ここで、ニアエンド金種があり、しかも、その金種の硬
貨の出金がある場合には、金種別硬貨収納投出部51から
ではなく一括金箱76からの出金が行なわれることにな
る。なお、その一括金箱76には、機体1への装着時に予
め収納された硬貨や、前述の入金処理によって送り込ま
れる硬貨等が多金種一括収納される。
まず、モータM11,M12をオンして一括金箱76の繰出ベル
ト81および逆転ベルト91、搬送通路92の搬送ベルト94を
回動させ、また、モータM3,M4,M5,M9をオンして硬貨受
収繰出部11の繰出ベルト13および逆転ローラ14、硬貨識
別通路16の搬送ベルト20、硬貨振分け通路46の搬送ベル
ト47、出金搬送通路61の第1および第2の出金搬送ベル
ト62,63を回動させ、さらに、モータM8を所定時間逆転
させて一時保留部31の一括金箱76側のシャッタ38を開放
させると共に、モータM6を逆転させて一時保留部31の無
端ベルト32を一括金箱76に向かって回動させる(ステッ
プ65)。これにより、一括金箱76に収納されている硬貨
は、繰出ベルト81と逆転ベルト91の作用によって1枚ず
つ繰出され、搬送通路92内に取込まれて繰出ベルト81と
搬送ベルト94との周速差によって硬貨間隔を開けた状態
で搬送され、この搬送通路92から硬貨受収繰出部11に送
り込まれ、この硬貨受収繰出部11から硬貨識別通路16に
1枚ずつ繰出される。
そして、一括金箱76から搬送通路92を通じて硬貨受収繰
出部11へ送り込まれる硬貨は、その搬送通路92のセンサ
S3にて通過枚数が計数され(ステップ66)、かつ、硬貨
受収繰出部11から硬貨識別通路16に1枚ずつ送り込まれ
る硬貨は、硬貨識別通路16の識別部21で識別計数される
(ステップ67)。
また、識別部21を通過する硬貨があるかどうか判断し
(ステップ68)、通過する硬貨があれば、その硬貨が出
金に必要な硬貨かどうか判断し(ステップ69)、必要と
判断されれば、ソレノイドSD2がオンしているかどうか
判断し(ステップ70)、オンになっていなければオンし
て入金リジェクト硬貨排除口22のシャッタ23を開放させ
る(ステップ71)。これにより、該当する硬貨を入金リ
ジェクト硬貨排除口22から排除して第1の出金搬送ベル
ト62上に送り込み、この第1の出金搬送ベルト62および
第2の出金搬送ベルト63によって硬貨受渡部6の底板8
上へ送り込む。
同時に、識別部21を指定された出金データ分の硬貨が通
過したかどうか判断し(ステップ72)、通過していなけ
れば、ステップ66へ戻り、一方、通過したとすれば、モ
ータM11,M12がオフしているかどうか判断し(ステップ7
3)、オフとなっていなければオフして一括金箱76の繰
出ベルト81および逆転ベルト91、搬送通路92の搬送ベル
ト94の回動を停止することで一括金箱76からの硬貨の繰
出を停止し(ステップ74)、ステップ66へ戻ることにな
る。
一方、ステップ69で、識別部21を通過する硬貨が出金に
必要のない硬貨(出金データにない金種の硬貨、既に出
金データの枚数分の硬貨が通過した金種の硬貨)である
と判断されれば、その金種の金種別硬貨収納投出部51の
満杯検知センサS5による満杯検知に基づいて補充可能か
どうか判断し(ステップ75)、満杯でなく補充可能と判
断されると、ソレノイドSD2がオフしているかどうか判
断し(ステップ76)、オフしていなければオフして入金
リジェクト硬貨排除口22のシャッタ23を閉鎖させ(ステ
ップ77)、かつ、ソレノイドSD1がオンしているかどう
か判断し(ステップ78)、オンしていなければオンして
一時保留硬貨排除口26のシャッタ27を閉鎖させ(ステッ
プ79)、ステップ66へ戻る。これにより、識別部21を通
過した補充可能硬貨は、入金リジェクト硬貨排除口22お
よび一時保留硬貨排除口26上を通過して硬貨振分け通路
46へ送り込まれ、この硬貨振分け通路46で該当する金種
の選別口48を通じて金種別硬貨収納投出部51の硬貨収納
筒52に補充される。
また、ステップ75で、金種別硬貨収納投出部51が満杯で
補充不可能と判断されれば、ソレノイドSD2がオフして
いるかどうか判断し(ステップ80)、オフしていなけれ
ばオフして入金リジェクト硬貨排除口22のシャッタ23を
閉鎖させ(ステップ81)、かつ、ソレノイドSD1がオフ
しているかどうか判断し(ステップ82)、オフしていな
ければオフして一時保留硬貨排除口26のシャッタ27を開
放させ(ステップ83)、ステップ66へ戻る。これによ
り、識別部21を通過した該当硬貨は、入金リジェクト硬
貨排除口22上を通過して一時保留硬貨排除口26から一時
保留部31に排除され、この一時保留部31の無端ベルト32
によって一括金箱76内に戻される。
また、ステップ68で、識別部21を通過する硬貨がないと
きには、センサS3で検知した一括金箱76からの繰出硬貨
の計数枚数と識別部21で識別した識別枚数とが一致して
いるかどうか判断し(ステップ84)、一括金箱76からの
硬貨繰出がまだ継続されていて一致していなければ、ス
テップ66へ戻る。
そして、前述のように、ステップ72〜74で、識別部21を
出金データ分の硬貨が通過すると、モータM11,M12を停
止して一括金箱76からの硬貨の繰出を停止する。
そのため、ステップ68で識別部21を通過する硬貨がなく
なり、ステップ84でセンサS3の計数枚数と識別部21の識
別枚数とが一致することになる。その一致から所定時間
経過後、モータM3,M4,M5をオフして硬貨受収繰出部11の
繰出ベルト13および逆転ローラ14、硬貨識別通路16の搬
送ベルト20、硬貨振分け通路46の搬送ベルト47の回動を
停止させ、モータM6をオフして一時保留部31の無端ベル
ト32の回動を停止させると共に、モータM8を所定時間逆
転させて一時保留部31のシャッタ38を閉鎖させる(ステ
ップ85)。
そして、前述のように、入金リジェクト硬貨排除口22を
通じて第1の出金搬送ベルト62上に排除された出金硬貨
は第1および第2の出金搬送ベルト62,63によって硬貨
受渡部6へ送り込まれており、出金搬送通路61の出口部
で硬貨受収部6へ送り込まれる硬貨の計数を行なうセン
サS2の計数枚数が指定された出金データの枚数と一致す
るのを待って(ステップ86)、モータM9をオフして第1
および第2の出金搬送ベルト62,63の回動を停止する
(ステップ87)。
そして、モータM1を所定時間正転させて硬貨入出金口2
のシャッタ3を開放し(ステップ88)、硬貨受渡部6に
出金されている硬貨の取出しを可能とする。
また、硬貨受渡部6のセンサS6で硬貨の有無を検知し
(ステップ89)、所定時間以上硬貨が取出されずに残っ
ている場合には(ステップ90)、モータM1を所定時間逆
転させて硬貨入出金口2のシャッタ3を閉鎖させ(ステ
ップ91)、出金処理を停止して所定の異常処理を行な
う。
一方、所定時間以内に硬貨受渡部6の硬貨が取出される
と、その硬貨の取出しがセンサS6で検知されてから所定
時間経過後に、モータM1を所定時間逆転させて硬貨入出
金口2のシャッタ3を閉鎖する(ステップ92)。
その後、ソレノイドSD1がオフしているかどうか判断し
(ステップ93)、オフしていなければオフして一時保留
硬貨排除口26のシャッタ27を開放させ(ステップ94)、
かつ、ソレノイドSD2がオフしているかどうか判断し
(ステップ96)、オフしていなければオフして入金リジ
ェクト硬貨排除口22のシャッタ23を閉鎖させ(ステップ
96)、出金処理を終了する。
一方、ステップ63、64で、金種別硬貨収納投出部51にニ
アエンド金種がない場合、または、ニアエンド金種があ
ってもその金種の出金がない場合は、金種別硬貨収納投
出部51から硬貨を出金することになる。
まず、モータM2を所定時間正転して硬貨受渡部6の底板
8を開放させ、モータM9,M3,M4をオンして出金搬送通路
61の第1および第2の出金搬送ベルト62,63、硬貨受収
繰出部11の繰出ベルト13および逆転ローラ14、硬貨識別
通路16の搬送ベルト20を回動させる(ステップ97)。
続いて、金種別硬貨収納投出部51の出金に必要な金種の
硬貨投出手段54のモータM10をオンして繰出ベルト55を
回動させ(ステップ98、99)、硬貨を第1の出金搬送ベ
ルト62上へ投出する。これにより、第1の出金搬送ベル
ト62上に投出された硬貨は、第1および第2の出金搬送
ベルト62,63により硬貨受渡部6を通じて硬貨受収繰出
部11へ送り込まれ、この硬貨受収繰出部11から硬貨識別
通路16へ1枚ずつ送り込まれ、そして、その硬貨識別通
路16で、シャッタ23が閉鎖状態にある入金リジェクト硬
貨排除口22上を通過してシャッタ27が開放状態にある一
時保留硬貨排除口26から排除され、一時保留部31に送り
込まれる。
前記金種別硬貨収納投出部51から投出される硬貨をセン
サS1にて金種毎に計数し(ステップ99)、前述の出金デ
ータの金種毎の枚数とセンサS1による金種毎の投出枚数
が一致したかどうか判断し(ステップ100)、一致した
金種があれば、その金種のモータM10がオフしているか
どうか判断し(ステップ101)、オフになっていなけれ
ばオフして投出手段54の繰出ベルト55の回動を停止させ
(ステップ102)、その一致した金種の硬貨の投出を停
止する。
また、金種別硬貨収納投出部51から投出された硬貨が第
1および第2の出金搬送ベルト62,63によって硬貨受渡
部6へ送り込まれる際、硬貨出金通路61の出口部のセン
サS2にて通過する硬貨の枚数を計数し(ステップ10
3)、かつ、硬貨受収繰出部11から硬貨識別通路16に1
枚ずつ送り込まれる硬貨を識別部21で識別計数する(ス
テップ104)。
そして、識別部21を通過する硬貨があるかどうか判断し
(ステップ105)、通過する硬貨があれば、センサS2
よる計数枚数の記憶データが一旦リセットされたかどう
か判断し(ステップ106)、今はまだリセットされてい
ないので、出金データ枚数とセンサS2を通過した硬貨の
枚数が一致したかどうか、すなわち、金種別硬貨収納投
出部51から投出された全ての硬貨がセンサS2を通過した
かどうか判断し(ステップ107)、一致していなけれ
ば、ステップ99に戻る。
また、ステップ107で、出金データの枚数とセンサS2
通過した硬貨の枚数が一致すると、すなわち金種別硬貨
収納投出部51から投出された全ての硬貨がセンサS2を通
過すると、所定時間経過後に、モータM2を所定時間逆転
させて硬貨受渡部6の底板8を閉鎖させ、かつ、モータ
M7を所定時間正転させて一時保留部31の第1の出金搬送
ベルト62側のシャッタ37を開放させると共に、モータM6
を正転させて一時保留部31の無端ベルト32を第1の出金
搬送ベルト62の方向に回動させる(ステップ108)。同
時に、センサS2による計数枚数の記憶データを一旦リセ
ットし(ステップ109)、ステップ103に戻る。これによ
り、一時保留部31に送り込まれている硬貨および硬貨受
収繰出部11や硬貨搬送通路16上を搬送されていて後から
一時保留部31に送り込まれてくる硬貨は、第1の出金搬
送ベルト62上に放出され、この第1および第2の出金搬
送ベルト62,63により硬貨受渡部6の底板8上へ送り込
まれ、かつ、硬貨受渡部6へ送り込まれる際にセンサS2
で通過枚数の計数が新たに開始される。
その後は、ステップ109でのセンサS2による計数枚数の
記憶データのリセットにより、ステップ103〜106を繰返
す。
一方、ステップ105で、硬貨の通過がないと判断される
と、出金データの枚数分の硬貨を識別部21で計数し終わ
ったかどうか判断し(ステップ110)、まだ識別部21が
ある硬貨識別通路16へ硬貨を搬送している途中の状態に
あって一致していなければ、ステップ99に戻る。
また、ステップ110で、出金データの枚数と識別部21の
計数枚数が一致すれば、それ以後は識別部21へ硬貨が搬
送されることがないため、所定時間経過後、モータM3,M
4をオフして硬貨受収繰出部11の繰出ベルト13および逆
転ローラ14、硬貨識別通路16の搬送ベルト20の回動を停
止する(ステップ111)。
続いて、出金データの枚数と出金搬送通路61の出口部の
センサS2の計数枚数が一致したかどうか判断し(ステッ
プ112)、一時保留部31から放出された全ての硬貨がセ
ンサS2を通過して一致すると、モータM7を所定時間逆転
させて一時保留部31のシャッタ37を閉鎖させると共に、
モータM6をオフして一時保留部31の無端ベルト32の回動
を停止させ、かつ、所定時間経過後、モータM9をオフし
て第1および第2の出金搬送ベルト62,63の回動を停止
させる(ステップ113)。
その後、ステップ88へ戻り、前述のように硬貨受渡部6
に送り出された硬貨の出金動作を行ない、出金処理を終
了する。
以上のように、出金処理は、通常、金種別硬貨収納投出
部51から出金を行ない、もし、金種別硬貨収納投出部51
で出金必要金種のうちの一金種でも所定枚数以下のもの
があれば一括金箱76から出金を行なうようにしており、
このとき、一括金箱76から繰出される硬貨のうち出金に
不要金種でかつ補充可能金種であれば、金種別硬貨収納
投出部51に補充する。そのため、一括金箱76からの出金
と金種別硬貨収納投出部51への硬貨の補充を同時に行な
え、補充動作のための時間がとくに必要ない。
また、金種別硬貨収納投出部51から一時保留部31までの
硬貨搬送経路と、一時保留部31から硬貨受渡部6までの
硬貨搬送通路との出金搬送通路61を共通にできるため、
硬貨搬送経路を簡素化でき、小型化、低価格化が可能と
なり、しかも、前述のように、金種別硬貨収納投出部51
からの出金時に、出金搬送通路61等を経て硬貨識別通路
16に搬送される硬貨を識別部21で識別して一時保留部31
へ送り込んでいる途中でも、センサS1とセンサS2の計数
値が一致して出金搬送通路61から硬貨が搬出されたこと
がわかれば、一時保留部31から出金搬送通路61への送り
出しを開始するので、処理時間を短縮することができ
る。
なお、前記実施例では、一時保留部31を硬貨識別通路16
から排除される硬貨を出金搬送通路61へ送り込む硬貨経
路に設けたが、出金搬送通路61のセンサS2の後流から硬
貨識別通路16を通じて出金搬送通路61へ送り込まれるま
での硬貨経路中であればどこに設けてもよく、例えば硬
貨受渡部6や硬貨受収繰出部11を一時保留部としてもよ
い。
(発明の効果) 本発明によれば、硬貨を金種別硬貨収納投出部から出金
搬送通路を通じて一時保留部に搬送し、一時保留部から
出金搬送通路を通じて硬貨受渡部に搬送するため、硬貨
搬送経路として出金搬送通路を共通にでき、硬貨搬送経
路の簡素化を図れ、装置の小型化が可能となる。しか
も、金種別硬貨収納投出部での第1の計数手段と出金搬
送通路の末端部での第2の計数手段との計数枚数の一致
に基づき、一時保留部から保留硬貨を送り出すことによ
り、出金搬送通路を共用してもここを搬送される硬貨が
混合することがなく、処理時間が長くなることもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の硬貨処理機の一実施例を示す断面図、
第2図はその平面図、第3図および第4図はそれぞれ一
部の断面図、第5図は一時保留部の斜視図、第6図は一
括金箱の断面図、第7図はブロック図、第8図(a)
(b)は入金処理のフローチャート図、第9図(a)
(b)(c)は出金処理のフローチャート図である。 6……硬貨受渡部、8……底板、11……硬貨受収繰出
部、16……硬貨識別通路、21……識別部、29……硬貨排
除手段、31……一時保留部、32……送出手段としての無
端ベルト、51……金種別硬貨収納投出部、61……出金搬
送通路、101……制御手段としてのCPU、M2……底板駆動
手段としてのモータ、M6……一時保留部駆動手段として
のモータ、S1……第1の計数手段としての投出硬貨計数
センサ、S2……第2の計数手段としての通過硬貨計数セ
ンサ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】出金用硬貨を収納する金種別に設けられた
    金種別硬貨収納投出部と、 この金種別硬貨収納投出部から投出される硬貨の投出枚
    数を計数する第1の計数手段と、 前記金種別硬貨収納投出部から投出される硬貨を搬送す
    る出金搬送通路と、 この出金搬送通路の末端部近傍に設けられ、搬送硬貨の
    枚数を計数する第2の計数手段と、 前記出金搬送通路の末端部に設けられ、出金搬送通路に
    より搬送される硬貨を受入れると共に入金硬貨または出
    金硬貨の受渡しを行なう硬貨受渡部と、 この硬貨受渡部の硬貨を下方に放出させるため開閉可能
    に設けられた硬貨受渡部の底板と、 この硬貨受渡部の底板の開閉駆動を行なう底板駆動手段
    と、 前記硬貨受渡部の下方に設けられ、硬貨受渡部からの入
    金硬貨または出金硬貨を受入れると共に1枚毎に繰出し
    を行なう硬貨受収繰出部と、 この硬貨受収繰出部より繰出される入金硬貨または出金
    硬貨を搬送すると共に搬送硬貨の識別計数を行なう識別
    部を有する硬貨識別通路と、 この硬貨識別通路上に設けられ、前記識別部により出金
    可と識別された硬貨を硬貨識別通路外へ排除すると共に
    前記出金搬送通路へ送り込み可能な硬貨排除手段と、 前記硬貨識別通路の硬貨排除手段によって排除される硬
    貨を受け入れて一時保留すると共に、前記出金搬送通路
    に通じる送出口を有する一時保留部と、 この一時保留部に一時保留される硬貨を送出口から送り
    出す送出手段と、 この送出手段を駆動する一時保留部駆動手段と、 前記第1の計数手段と第2の計数手段の計数信号が一致
    したことを条件に底板駆動手段と一時保留部駆動手段の
    駆動制御を行ない、前記硬貨受渡部の底板を閉鎖させ、
    かつ、前記一時保留部の硬貨を出金搬送通路へ送り込む
    と共にこの出金搬送通路により硬貨受渡部へ搬送させる
    制御手段と を具備することを特徴とする硬貨入出金機。
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