JPH0543111Y2 - - Google Patents

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JPH0543111Y2
JPH0543111Y2 JP1988009735U JP973588U JPH0543111Y2 JP H0543111 Y2 JPH0543111 Y2 JP H0543111Y2 JP 1988009735 U JP1988009735 U JP 1988009735U JP 973588 U JP973588 U JP 973588U JP H0543111 Y2 JPH0543111 Y2 JP H0543111Y2
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opening
crank pin
shedding
loom
rotating body
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、織機におけるクランク機構を利用し
た開口装置に関し、特にその開口量を容易に調整
できるようにした開口装置の改良に関する。
〈従来の技術〉 従来この種の開口装置としては、例えば第3図
に示すようなものがある(特開昭60−28542号公
報参照)。
すなわち、織機の左右のフレームに各々設けら
れた駆動シヤフト1,1′にクランク(クランク
ピン付の回転体)2,2′が取付けられており、
これらのクランク2,2′にそれぞれ一端を枢着
したコンロツド3,3′の他端が開口シヤフト4,
4′に取付けられた開口レバー5,5′の遊端部と
各々連結して、駆動シヤフト1,1′の回転に伴
つて開口シヤフト4,4′を往復回動させるよう
になつている。そして、開口シヤフト4,4′に
はそれぞれ開口レバー6,6′の基部が固定され
ており、これらの開口レバー6,6′の遊端部の
上下動がターンバツクル7,7′を介して綜絖枠
8,8′に伝えられ、この綜絖枠8,8′の上下動
によつて杼口を形成するための開口運動を行わせ
るようになつている。
この開口装置は通常クランク式開口装置と呼ば
れ、複数枚の綜絖枠を2組に分け、各組の綜絖枠
の各々をターンバツクルを介して1つの開口レバ
ーに連結している。
従つて、クランク2,2′が織機主軸の1/2の回
転比で回転すると、コンロツド3,3′、開口レ
バー5,5′、開口シヤフト4,4′、開口レバー
6,6′を介してターンバツクル7,7′を上下動
させ、以て、綜絖枠8,8′を上下動させる。そ
して、開口量、すなわち綜絖枠8,8′の上下動
量の調整は、コンロツド3,3′の開口レバー5,
5′に枢着する位置を変えて行うが、このために
開口レバー5,5′の先端部に枢着用の長穴9,
9′を形成してある。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、このような従来の開口装置にあ
つては、開口量を調整する場合、コンロツド3,
3′の開口レバー5,5′に枢着する位置を変えな
ければならないが、綜絖枠8,8′の下方に位置
しているため、経糸が掛かつているときは、その
下方に潜つて作業しなければならず、容易でない
という問題点があつた。
また、開口シヤフト4,4′から枢着位置まで
の距離が変化するので、閉口タイミングも変化し
てしまい、製織条件に影響を与えて緯入れ不良を
引き起こすという問題点もあつた。
本考案は、このような従来の問題点に鑑みてな
されたもので、開口量の調整が容易にでき、かつ
閉口タイミングが変化しない開口装置を提供する
ことを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 このため、本考案は、織機主軸に連動して回転
する回転体に突設したクランクピンにコンロツド
を介して開口レバーを連結し、この開口レバーの
揺動により綜絖枠に開口運動を与えるようにした
織機の開口装置において、クランクピンを調整体
に突設して、この調整体を回転体にその軸線と交
差する方向に移動調整可能に取付け、回転体の軸
線とクランクピンとの距離を変更可能に構成した
ものである。
〈作用〉 上記の構成においては、調整体を回転体に対し
その軸線と交差する方向に移動調整することによ
り、回転体の軸線とクランクピンとの距離(クラ
ンクの回転半径)を可変にして、開口レバーの揺
動量したがつて綜絖枠による開口量を変えること
ができる。ここで、クランクは綜絖枠の側方の比
較的上位に位置するから、開口量を調整する場
合、フレームの側方から調整できる。また、半径
調整であるからクランクピンの位置が変化するこ
とが無い。
〈実施例〉 以下に本考案の一実施例を第1図及び第2図に
基づいて説明する。尚、従来例と異なる部分(第
3図のクランク2の部分と対応する部分)につき
説明し、また左右の構造とも実質的に同一構造で
あるので一方を代表して説明する。
駆動シヤフト1には回転体10がボルト11で
抱締め固定してある。この回転体10の軸線から
偏寄した位置には軸線から離れる方向に長い長穴
12A,12Bが形成してある。そして、回転体
10には軸線と直交する方向に突出する凸部13
が形成してあり、調整用ボルト14を貫通させて
ある。
回転体1の端面には、クランクピン15を突設
してある調整体16をあてがつて前記長穴12
A,12Bを貫通するボルト17A,17Bによ
り固定してある。そして、調整体16に形成した
ネジ穴に前記調整用ボルト14を螺合して、この
ボルト14の回動によりクランクピン15の回転
体10の軸線からの距離を調整できるようにして
ある。18は調整用ボルト14のロツクナツトで
ある。
19は調整体16に形成した基準線であり、ク
ランクピン15の軸線とほぼ一致した位置に形成
してある。20は前記基準線19に相対して回転
体10に付設した調整目盛りである。
尚、コンロツド3と開口レバー5との連結は従
来例の第3図のような長穴9を廃止し、通常のピ
ン結合とする。
次に作用を説明する。
綜絖枠の開口量を調整するにはボルト17A,
17Bを緩めて調整用ボルト14を適宜方向に回
動して調整体16、従つてクランクピン15の位
置を調整する。位置が定まつたらロツクナツト1
8を締めて調整用ボルト14をロツクする。次
に、ボルト17A,17Bを締付けて固定する。
開口の位相を調整する場合は、ボルト11を緩め
て駆動シヤフト1に対する回転体10の位相を調
整して後、ボルト11を締付けて固定する。
これによれば、クランクピン15の回転半径を
可変するので、開口量の調整を行つても織機主軸
と綜絖枠の開口タイミングとの位相ずれが生じな
い。また、開口量の調整位置が綜絖枠群の側方に
なるので、調整が容易になるという効果がある。
また、クランクピン15の軸線上に基準線19
を設けたのでクランクピン15の回転半径が容易
に、かつ直接的にわかるので開口量の調整が容易
である。
さらに、クランクピン15の調整用ボルト14
が回転体10の軸線に対して直交する方向に突出
しているので、調整用ボルト14の頭がフレーム
上面により近いので作業者の調整作業がさらに容
易になる。
〈考案の効果〉 以上説明したように本考案によれば、綜絖枠の
開口量調整が容易に行えると共に、織機主軸に対
するタイミングも変化することが無いので緯入れ
不良を引き起こすこともない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す開口量調整機
構の正面図、第2図は同上の側面図、第3図は従
来例を示す開口装置の全体斜視図である。 1,1′……駆動シヤフト、3,3′……コンロ
ツド、5,5′……開口レバー、8,8′……綜絖
枠、10……回転体、12A,12B……長穴、
14……調整用ボルト、15……クランクピン、
16……調整体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 織機主軸に連動して回転する回転体10に突設
    したクランクピン15にコンロツド3を介して開
    口レバー5を連結し、この開口レバー5の揺動に
    より綜絖枠8に開口運動を与えるようにした織機
    の開口装置において、前記クランクピン15を調
    整体16に突設して、この調整体16を前記回転
    体10にその軸線と交差する方向に移動調整可能
    に取付け、前記回転体10の軸線と前記クランク
    ピン15との距離を変更可能に構成してなる織機
    の開口装置。
JP1988009735U 1988-01-29 1988-01-29 Expired - Lifetime JPH0543111Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1988009735U JPH0543111Y2 (ja) 1988-01-29 1988-01-29

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988009735U JPH0543111Y2 (ja) 1988-01-29 1988-01-29

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JPH01114684U JPH01114684U (ja) 1989-08-02
JPH0543111Y2 true JPH0543111Y2 (ja) 1993-10-29

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ID=31216741

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6028542A (ja) * 1983-07-26 1985-02-13 日産自動車株式会社 織機のクランク式経糸開口装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6028542A (ja) * 1983-07-26 1985-02-13 日産自動車株式会社 織機のクランク式経糸開口装置

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Publication number Publication date
JPH01114684U (ja) 1989-08-02

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