JPH0426461Y2 - - Google Patents

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JPH0426461Y2
JPH0426461Y2 JP15673286U JP15673286U JPH0426461Y2 JP H0426461 Y2 JPH0426461 Y2 JP H0426461Y2 JP 15673286 U JP15673286 U JP 15673286U JP 15673286 U JP15673286 U JP 15673286U JP H0426461 Y2 JPH0426461 Y2 JP H0426461Y2
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JP
Japan
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cam
lever
arm
double
swing lever
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JP15673286U
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JPS6364785U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はダブルカムを用いて綜絖枠に開口運動
を与えるいわゆる積極開口装置に関するものであ
る。
[従来の技術] 織機の積極開口装置は、例えば実開昭59−9090
号公報に開示(第3図参照)される機構で構成さ
れている。即ち、回転軸1に位相を変えて固定し
たダブルカム2,3に揺動レバー4に保持された
カムフオロア5,6がそれぞれ接触し、ダブルカ
ム2,3の回転によつて揺動レバー4が支軸7を
中心に矢印方向に往復揺動される。揺動レバー4
の運動はリンク8、支軸9を中心に回動する二又
レバー10を介してバー11を矢印方向に往復動
する。バー11には支軸12,13を中心に回動
可能な二又レバー14,15の一方のレバーがそ
れぞれ連結され、またその他のレバーにはそれぞ
れ綜絖枠16の下枠に連結したロツド17,18
が連結されている。従つて、カム2,3の回転に
よるバー11の往復動は二又レバー14,15及
びロツド17,18を介して綜絖枠16を上下動
し、経糸の開口運動が行われる。なお、19,2
0は綜絖枠16のガイドである。
[考案が解決しようとする問題点] 前記した積極開口装置においてはダブルカム
2,3にカムフオロア5,6を接触させて揺動レ
バー4が駆動されるため、カムフオロア5,6は
カム2,3に対して隙間が生じないように常に確
実に接触している必要があり、高い精度が要求さ
れる。しかし、カムフオロア5,6は揺動レバー
4上で一定の位置に支持されているので、カム
2,3に対して完全に接触させておくことは難し
く、また、取り付け時の調整作業も困難であつ
た。さらに、ジエツトルームのように高速運転さ
れる織機においてはわずかな隙間であつても影響
が大きく、振動、騒音、摩耗の原因となり、さら
には経糸の正常な開口が行えなくなるなどの問題
を生じ、高速織機への採用が困難であつた。
[問題点を解決するための手段] 本考案は前記した従来装置の問題点の解消を目
的としたもので、綜絖枠を駆動するダブルカムの
一方のカムに接触するカムフオロアを支持するア
ームを揺動レバーに対して回動可能に取り付け、
同アームを前記カム側へ付勢する押圧手段を前記
揺動レバーに設けたものである。
[作用] 本考案は前記のように構成することによつて、
ダブルカムの他方のカムフオロアを接触させれば
一方のカムへは他のカムフオロアが押圧手段によ
つて強制的に接触させられるため、両カムフオロ
アはダブルカムに対して常に密着された状態が維
持され、安定した経糸の開口運動が行なわれる。
[実施例] 以下、本考案を図示の実施例に基づいて詳細に
説明する。第1図は本考案の第1実施例を示すも
ので、第3図の従来装置と同一機構部分は同一番
号で示してある。第1実施例における揺動レバー
21は三又形状をなし、支軸22を中心に回動可
能に取り付けてある。揺動レバー21の第1レバ
ー23の先端にはさらにアーム24がピン25を
中心に回動できるように取り付けられ、同アーム
24の先端部にダブルカムの一方のカム2と接触
するカムフオロア26が支持されている。また、
第1レバー23の突起部27には本考案の押圧手
段であるシリンダ28が固定され、そのピストン
ロツド29の先端はアーム24の受承部30に当
接している。従つて、パイプ31からシリンダ2
8へ圧力流体を供給することによりピストンロツ
ド29はアーム24を時計方向に付勢するので、
カムフオロア26をカム2に押圧することができ
る。
前記揺動レバー21の第2レバー32は従来装
置と同様にカムフオロア33が支持され、また、
第3レバー34はリンク8と連結される。
本考案の第1実施例は以上のように構成したの
で、ダブルカム2,3の支軸1と揺動レバー21
の支軸22とを位置決めし、第2レバー32のカ
ムフオロア33をカム3に接触させたのち、シリ
ンダ28に圧力流体を供給してやれば、ピストン
ロツド29によつてアーム24が時計方向に付勢
され、カムフオロア26がカム2に押圧されるた
め、両カムフオロア26,33がダブルカム2,
3に完全に密着される。従つて、織機の運転中、
ダブルカム2,3の回転によつて揺動レバー21
はがたつきを生じることなく揺動されるので、リ
ンク8、二又レバー10、バー11、二又レバー
14,15及びロツド17,18を介して綜絖枠
16が円滑に上下動され、安定した開口運動が行
われる。
この第1実施例によれば、カムフオロア26を
支持するアーム24がシリンダ28の作用によつ
て常に一定の押圧力を受けているためにダブルカ
ム2及び3に対するカムフオロア26及び33の
密着状態が確実になるとともに流体圧力を変更す
るのみで押圧力を簡単に調整することができると
いう利点がある。
第2図は本考案の第2実施例を示したもので、
本考案の押圧手段として前記第1実施例のシリン
ダに代えてスプリング35を採用したものであ
る。このスプリング35は第1レバー23の突出
部36とアーム24の突出部37との間に介在さ
れ、第1実施例の場合と同様にアーム24を時計
方向に付勢してカムフオロア26をカム2に押圧
するとともに同カムによつてアーム24が駆動力
を受けても第1レバー23との間の一体化を維持
できるだけのスプリング力を有するものである。
この第2実施例の構成では極めて簡単な構造でダ
ブルカム2,3に対してカムフオロア26,33
を完全に密着させることができるという利点があ
る。
本考案における押圧手段としては前記各実施例
の構造に限らず、例えば、第1レバー23側に回
動調整可能に偏心輪を設け、同偏心輪を回動して
アーム24を押圧したり、ボルトのねじ込みによ
つてアーム24を押圧するなどの構成を採用する
ことが可能である。
[考案の効果] 以上のように、本考案は揺動レバーに少なくと
も一方のカムフオロアを支持するアームを回動可
能に取り付け、同アームを押圧手段によつて付勢
し、カムフオロアをカムに接触させる構成とした
ため、各カムフオロアはダブルカムに対して完全
に密着し、隙間に生じることがないので、高い寸
法精度を要することなく安定した駆動が行われ、
織機の高速運転にも十分追従しうるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例による経糸開口装
置を示した略正面図、第2図は第2実施例を示し
た駆動部の略正面部、第3図は従来の経糸開口装
置を示した略正面図である。 2……カム、3……カム、4……振動レバー、
16……綜絖枠、24……アーム、28,35…
…押圧手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ダブルカムによつて駆動される揺動レバーをリ
    ンク機構を介して綜絖枠に連結した織機の経糸開
    口装置において、前記ダブルカムの一方のカムに
    接触するカムフオロアを支持するアームを前記揺
    動レバーに対して回動可能に取り付け、同アーム
    を前記カム側へ付勢する押圧手段を前記揺動レバ
    ーに設けたことを特徴とする織機における経糸開
    口装置。
JP15673286U 1986-10-15 1986-10-15 Expired JPH0426461Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15673286U JPH0426461Y2 (ja) 1986-10-15 1986-10-15

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15673286U JPH0426461Y2 (ja) 1986-10-15 1986-10-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6364785U JPS6364785U (ja) 1988-04-28
JPH0426461Y2 true JPH0426461Y2 (ja) 1992-06-25

Family

ID=31078629

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JP15673286U Expired JPH0426461Y2 (ja) 1986-10-15 1986-10-15

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JP (1) JPH0426461Y2 (ja)

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JPS6364785U (ja) 1988-04-28

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