JPH0542934Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0542934Y2
JPH0542934Y2 JP1986154969U JP15496986U JPH0542934Y2 JP H0542934 Y2 JPH0542934 Y2 JP H0542934Y2 JP 1986154969 U JP1986154969 U JP 1986154969U JP 15496986 U JP15496986 U JP 15496986U JP H0542934 Y2 JPH0542934 Y2 JP H0542934Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof
drain pipe
outer panel
drip
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1986154969U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6359764U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986154969U priority Critical patent/JPH0542934Y2/ja
Publication of JPS6359764U publication Critical patent/JPS6359764U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0542934Y2 publication Critical patent/JPH0542934Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、自動車用ルーフのドレンパイプ取
付部構造に関する。
従来の技術 自動車にあつては、ルーフ開口部に例えば、脱
着タイプのルーフリツドを取付けるようにした構
造のものがあるが、上記ルーフ開口部の周縁に、
雨水等を受けるドリツプ部が設けられ、このドリ
ツプ部に、ドリツプ部の水を排水するためのドレ
ンパイプを取付けるようにする場合がある。
これを具体的に第2〜5図によつて説明する
と、自動車1のルーフに中央部で左右に2分され
るルーフ開口部2が形成され、このルーフ開口部
2の周縁には、ルーフアウタパネル3とルーフイ
ンナパネル4の周縁フランジによりドリツプ部5
が形成されている。
そして、フロントピラー6上部の上記ドリツプ
部5の底部5aには、ルーフアウタパネル3とル
ーフインナパネル4とを貫通するドレンパイプ7
が、上記ルーフインナパネル4に車内側からロウ
付けされる一方、ルーフアウタパネル3との間に
シーリング剤8が塗布されて取付けられ、ドリツ
プ部5の水をその下端に接続されたドレンホース
9から車外側へ導出するようになつている(この
類似構造は、例えば、実開昭59−8820号公報に示
されている)。
考案が解決しようとする問題点 上記構造にあつては、ドレンパイプ7を予めル
ーフインナパネル4にロウ付けして、その後ルー
フインナパネル4とルーフアウタパネル3とを組
み付け、ルーフアウタパネル3に形成された挿入
孔3aとドレンパイプ7との間にシーリング剤8
を塗布するため、ルーフアウタパネル3とルーフ
インナパネル4とがドリツプ部5において完全に
密接している場合は問題ないが、ルーフアウタパ
ネル3とルーフインナパネル4との間に製造誤差
等による間隙部cが生じる場合には、シーリング
剤8が間隙部cに垂れ込んでシール切れを起こ
し、この部分から流れ込んだ水が、上記間隙部c
から車内側に浸入するおそれがある点が指摘され
ている。
そこで、この考案は、確実に雨水等を車外側に
排水できる自動車用ルーフのドレンパイプ取付部
構造を提供するものである。
問題点を解決するための手段 ルーフ開口部周縁にルーフアウタパネルとルー
フインナパネルとでドリツプ部が形成され、この
ドリツプ部の底部に下方にへこむエンボス部が形
成され、このエンボス部にドリツプ部の水を車外
側へ導くドレンパイプが貫通される自動車用ルー
フのドレンパイプ取付部構造において、前記ドレ
ンパイプがストレート形状のパイプ部とこのパイ
プ部の上縁から放射状に拡がり前記エンボス部に
上方から載置されるフランジ部とから構成される
と共に、このフランジ部の周縁が全周にわたつて
ルーフアウタパネルに接合されている。
作 用 ドレンパイプのフランジ部の周囲を全周にわた
つてエンボス部に接合して、ドリツプ部の雨水
が、ドレンパイプとルーフアウタパネルとの間へ
浸入するのを阻止し、雨水を車外側へ排水する。
エンボス部に上方から載置されるフランジ部に
よつて、ドレンパイプの位置決めの容易化を可能
とする。
実施例 以下、この考案の実施例を図面と共に前記従来
の構成と同一部分に同一符号を付して詳述する。
第1,2図において、自動車1のルーフに中央
部で左右に2分されるルーフ開口部2が形成さ
れ、各ルーフ開口部2の周縁には、ドリツプ部5
が形成されている(以下一方のルーフ開口部2に
ついて説明する)。
上記ドリツプ部5は、ルーフアウタパネル3の
ルーフ開口部2の周縁フランジの端末を立ち上げ
形成する一方、ルーフインナパネル4の周縁フラ
ンジを上記ルーフアウタパネル3の周縁フランジ
の裏面に接合して形成されている。
そしてフロントピラー6上部に位置するドリツ
プ部5の底部5aにはルーフアウタパネル3とル
ーフインナパネル4にドレンパイプ7の挿入孔3
a,4aが各々形成され、上記ルーフアウタパネ
ル3の挿入孔3aの周囲には、下方にへこむエン
ボス部3bが形成されている。
そして、上記ルーフアウタパネル3とルーフイ
ンナパネル4の挿入孔3a,4aにドレンパイプ
7が挿入されている。ドレンパイプ7はストレー
ト形状のパイプ部7bと、このパイプ部7bの上
縁から放射状に拡がるフランジ部7aとから構成
され、フランジ部7aを上記ルーフアウタパネル
3のエンボス部3bに上方から載置した状態で、
上記ルーフアウタパネル3とドレンパイプ7のフ
ランジ部7aの周縁とが全周にわたつてロウ付け
により接合されている。
尚、上記エンボス部3bはドレンパイプ7のフ
ランジ部7aの厚さに整合させて形成され、ロウ
付けした状態でルーフアウタパネル3とドレンパ
イプ7のフランジ部7aとが面一に整合するのが
望ましい。
このようにして、ルーフアウタパネル3に接合
されたドレンパイプ7の下端にフロントピラー6
内に配設されたL型のドレンホース9の上端が嵌
着されている。
以上の実施例構造によれば、ドリツプ部5に溜
つた水は低位に位置するフロントピラー6上部ま
で流れ、ドレンパイプ7からドレンホース9を経
て車外に排水ガイドされる。
この場合、ルーフアウタパネル3とドレンパイ
プ7とは、ロウ付けにより接合されているため、
ドリツプ部5においてルーフインナパネル4とル
ーフアウタパネル3との間に製造誤差等により間
隙部があつたとしても両者間から車内側へ水が浸
入することはない。
また、上記ドレンパイプ7をロウ付けするにあ
たつては、そのフランジ部7aがルーフアウタパ
ネル3に上方から載置され、かつ、エンボス部3
bによつてガイドされるためドレンパイプ7の位
置決めとロウ付け作業が行ない易く、作業性を著
しく向上させることができる。
そして、ドレンパイプ7のパイプ部7bがスト
レート形状であるため、ドレンパイプ7を取付け
た後のルーフアウタパネル3とルーフインナパネ
ル4との組付けを可能とすることができると共に
ホース9の取付時に余分な力を作用させることな
くホース9を取り付けることができ、したがつて
耐久性の点で有利となる。
また、上記ルーフインナパネル4のドレンパイ
プ7の挿入孔4aをドレンパイプ7に整合させて
形成すれば、ルーフアウタパネル3に対するルー
フインナパネル4の位置決めをドレンパイプ7を
利用して行なうことができるというメリツトもあ
る。
そして、フランジ部7a周囲を全周にわたつて
溶接するため、パイプ部7bを溶接する場合に比
較して溶接径が大きく作業が行ない易くなる。
また、上記実施例においては、ルーフに中央部
で左右に2分されるルーフ開口部2が形成された
ものについて説明したが、単一のルーフ開口部2
を備えた自動車に適用しても良い。
考案の効果 以上説明してきたようにこの考案によればルー
フ開口部周縁に設けられたドリツプ部の水を確実
に車外側に排水ガイドすることができる。
また、上記ドリツプ部を形成するルーフアウタ
パネルとルーフインナパネルとの間に製造誤差等
による間隙部等が形成されている場合であつても
ドレンパイプのフランジ部がルーフアウタパネル
のエンボス部に接合されていることにより、ルー
フアウタパネルとルーフインナパネルとの間から
車内側へ水が浸入するのを確実に防止することが
できる。また、ドレンパイプのフランジ部がエン
ボス部に上方から載置されるため、ドレンバイプ
の位置決めが容易となる。
そして、ドレンパイプのフランジ部を全周にわ
たつてエンボス部に接合するようにしているた
め、パイプ部を溶接等により接合する場合に比較
して接合部分の径が大きくなり作業が行ない易
い。
また、ドレンパイプのパイプ部はストレート形
状にしてあるため、パイプ部へのホース類取り付
けの際に偏つた力が作用せず耐久性を向上でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の第2図−線に
沿う断面図、第2図はルーフ開口部を備えた自動
車の部分斜視図、第3図は従来技術の第2図−
線に沿う断面図、第4図は第3図部の拡大
図、第5図は水の浸入状態を示す第4図対応断面
図である。 2……ルーフ開口部、3……ルーフアウタパネ
ル、3a……エンボス部、4……ルーフインナパ
ネル、5……ドリツプ部、5a……底部、7……
ドレンパイプ、7a……フランジ部、7b……パ
イプ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ルーフ開口部周縁にルーフアウタパネルとルー
    フインナパネルとでドリツプ部が形成され、この
    ドリツプ部の底部に下方にへこむエンボス部が形
    成され、このエンボス部にドリツプ部の水を車外
    側へ導くドレンパイプが貫通される自動車用ルー
    フのドレンパイプ取付部構造において、前記ドレ
    ンパイプがストレート形状のパイプ部とこのパイ
    プ部の上縁から放射状に拡がり前記エンボス部に
    上方から載置されるフランジ部とから構成される
    と共に、このフランジ部の周縁が全周にわたつて
    ルーフアウタパネルに接合されていることを特徴
    とする自動車用ルーフのドレンパイプ取付部構
    造。
JP1986154969U 1986-10-09 1986-10-09 Expired - Lifetime JPH0542934Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986154969U JPH0542934Y2 (ja) 1986-10-09 1986-10-09

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986154969U JPH0542934Y2 (ja) 1986-10-09 1986-10-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6359764U JPS6359764U (ja) 1988-04-21
JPH0542934Y2 true JPH0542934Y2 (ja) 1993-10-28

Family

ID=31075245

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986154969U Expired - Lifetime JPH0542934Y2 (ja) 1986-10-09 1986-10-09

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0542934Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7665647B2 (en) 2006-09-29 2010-02-23 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Surgical cutting and stapling device with closure apparatus for limiting maximum tissue compression force
US9101385B2 (en) 2012-06-28 2015-08-11 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Electrode connections for rotary driven surgical tools

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6050023A (ja) * 1983-08-31 1985-03-19 Nissan Shatai Co Ltd 車両用ドリップの排水構造

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6050023A (ja) * 1983-08-31 1985-03-19 Nissan Shatai Co Ltd 車両用ドリップの排水構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6359764U (ja) 1988-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0542934Y2 (ja)
JPS624059Y2 (ja)
KR200168203Y1 (ko) 자동차용 루프랙어셈블리
JP3198851B2 (ja) サイドシルスカッフの取付構造
JPS6017413Y2 (ja) 自動車の車体構造
JPS5816893Y2 (ja) 自動車の車体構造
JPH046326Y2 (ja)
CN213734543U (zh) 车门内板呢槽接角的定位结构及车门和车辆
JPH0245056Y2 (ja)
JPH0733978Y2 (ja) 排水用クリップ
JPH0627498Y2 (ja) カウルトップインナ側端部結合構造
JPH0146333B2 (ja)
JPH0125699Y2 (ja)
JPS6141667Y2 (ja)
JP2543317Y2 (ja) ドアウェザーストリップの取付構造
JPS602978Y2 (ja) 自動車用ル−フの水抜き構造
JPS6210215Y2 (ja)
JPS637576Y2 (ja)
JPH0436970Y2 (ja)
JPH0134936Y2 (ja)
JP2000161895A (ja) 熱交換器用タンクおよびその製造方法
JPS5922392Y2 (ja) ドレ−ンホ−スの端部取付構造
JPH0326981Y2 (ja)
JPH0132582Y2 (ja)
JPS6239980Y2 (ja)