JPH0542906Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0542906Y2 JPH0542906Y2 JP1988111094U JP11109488U JPH0542906Y2 JP H0542906 Y2 JPH0542906 Y2 JP H0542906Y2 JP 1988111094 U JP1988111094 U JP 1988111094U JP 11109488 U JP11109488 U JP 11109488U JP H0542906 Y2 JPH0542906 Y2 JP H0542906Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fork
- lock
- lock groove
- shift rod
- groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 13
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 11
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 5
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 5
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 5
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 5
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は車両用トランスフア装置の切換装置に
関し、特に、4輪駆動と2輪駆動の切換え可能な
トランスフア装置における切換装置に関する。
関し、特に、4輪駆動と2輪駆動の切換え可能な
トランスフア装置における切換装置に関する。
エンジンからの駆動力の伝達効率、走行安定性
の向上等の目的として、4輪駆動が用いられる。
4輪駆動にはフルタイム4WDとパートタイム
4WDがある。パートタイム4WDは切換操作によ
り、前輪駆動側を切離すようになつている。ま
た、フルタイム4WDにおいても、車検時には、
2WDの駆動試験が行われるので、前輪駆動側の
切離しが行われる。
の向上等の目的として、4輪駆動が用いられる。
4輪駆動にはフルタイム4WDとパートタイム
4WDがある。パートタイム4WDは切換操作によ
り、前輪駆動側を切離すようになつている。ま
た、フルタイム4WDにおいても、車検時には、
2WDの駆動試験が行われるので、前輪駆動側の
切離しが行われる。
第3図はこのような前輪駆動側の切離しが可能
なトランスフア装置のブロツクを示す。トランス
ミツシヨン機構(図示せず)を介してエンジン
(図示せず)からの駆動力が伝達されるドライブ
軸1に、後輪駆動用の出力フランジ2が取り付け
られている。ドライブ軸1にはセンターデフと差
動制御用ビスカスカツプリング又は直接トルク伝
達用のビスカスカツプリングなど、差動回転によ
りトルクを発生する(いずれも図示せず)伝達機
構3が連結され、伝達機構3には噛合機構4が連
結されており、これらの機構3,4を介して前輪
の出力軸5に駆動力が伝達される。一方、4WD
と2WDの切換えを行うため、噛合機構4を作動
させる切換部材6およびこの切換部材6を操作す
る操作部材7が配設されている。
なトランスフア装置のブロツクを示す。トランス
ミツシヨン機構(図示せず)を介してエンジン
(図示せず)からの駆動力が伝達されるドライブ
軸1に、後輪駆動用の出力フランジ2が取り付け
られている。ドライブ軸1にはセンターデフと差
動制御用ビスカスカツプリング又は直接トルク伝
達用のビスカスカツプリングなど、差動回転によ
りトルクを発生する(いずれも図示せず)伝達機
構3が連結され、伝達機構3には噛合機構4が連
結されており、これらの機構3,4を介して前輪
の出力軸5に駆動力が伝達される。一方、4WD
と2WDの切換えを行うため、噛合機構4を作動
させる切換部材6およびこの切換部材6を操作す
る操作部材7が配設されている。
第4図は4WDと2WDとビスカスカツプリング
等のロツクの切換え状態を示し、スリーブ8、伝
達ギヤ9および前輪側のスプロケツトホイール1
0によつて噛合機構4が形成されている。伝達ギ
ヤ9はビスカスカツプリング等のインナーレース
11の一部をなし、このインナーレース11はド
ライブ軸1と直結しており、ビスカスカツプリン
グ13からスリーブ8を通し、噛合機構4から前
輪出力軸5との間にチエーン12が掛け渡されて
ドライブ軸1の駆動力が伝達されるようになつて
いる。スリーブ8にはフオーク(切換部材)6が
係合しており、フオーク6によつて伝達ギヤ9、
スプロケツトホイール10間を移動可能となつて
いる。第4図aはスリーブ8が伝達ギヤ9および
スプロケツトホイール10の双方に噛合してお
り、ドライブ軸1の駆動力がビスカスカツプリン
グを介さずに直接前輪の出力軸5に伝達される
4WD緊急(ロツク)モードとなつている。これ
に対し、フオーク6によつて(スリーブ8が右側
に移動し中央に位置した同図bはドライブ軸1か
らビスカスカツプリング13を介してアウターレ
ース14より前輪出力軸5に駆動力が伝達される
フルタイムモードである。
等のロツクの切換え状態を示し、スリーブ8、伝
達ギヤ9および前輪側のスプロケツトホイール1
0によつて噛合機構4が形成されている。伝達ギ
ヤ9はビスカスカツプリング等のインナーレース
11の一部をなし、このインナーレース11はド
ライブ軸1と直結しており、ビスカスカツプリン
グ13からスリーブ8を通し、噛合機構4から前
輪出力軸5との間にチエーン12が掛け渡されて
ドライブ軸1の駆動力が伝達されるようになつて
いる。スリーブ8にはフオーク(切換部材)6が
係合しており、フオーク6によつて伝達ギヤ9、
スプロケツトホイール10間を移動可能となつて
いる。第4図aはスリーブ8が伝達ギヤ9および
スプロケツトホイール10の双方に噛合してお
り、ドライブ軸1の駆動力がビスカスカツプリン
グを介さずに直接前輪の出力軸5に伝達される
4WD緊急(ロツク)モードとなつている。これ
に対し、フオーク6によつて(スリーブ8が右側
に移動し中央に位置した同図bはドライブ軸1か
らビスカスカツプリング13を介してアウターレ
ース14より前輪出力軸5に駆動力が伝達される
フルタイムモードである。
又、フオーク6によつてスリーブ8がさらに右
側に移動し、右側に位置した同図cではドライブ
軸1と前輪出力軸5とが切り離されて駆動力が前
輪に伝達されない2WDモードとなつている。
側に移動し、右側に位置した同図cではドライブ
軸1と前輪出力軸5とが切り離されて駆動力が前
輪に伝達されない2WDモードとなつている。
以下、この4WDと2WD、ビスカスカツプリン
グ等のロツクの切換えを行う切換装置の従来例を
第5図により説明する。切換部材であるフオーク
6の基部側にシフトロツド20が貫通している。
フオーク6およびシフトロツド20は別個にスラ
イド可能となつており、シフトロツド20のスラ
イドにより伝達機構3(第3図参照)における前
輪出力軸への伝達経路の変更が行われる。すなわ
ち、伝達機構3では通常走行時、センターデフお
よびビスカスカツプリングを介してドライブ軸1
の駆動力を前輪出力軸に伝達する経路(通常モー
ドという)と、砂地走行などのトルク必要時、セ
ンターデフおよびビスカスカツプリングを介する
ことなく、ドライブ軸から直接前輪出力軸に駆動
力を伝達する経路(緊急モードという)とがあ
り、シフトロツド20はこれらモード間の切換を
行う。21,22はこれらモードに対応する凹部
であり、ロツクボール23が凹部21に嵌まつた
状態では通常モード、凹部22に嵌まつた状態で
は緊急モードとなる。24はこのようなモード間
の切換えを検知するスイツチである。シフトロツ
ド20は運転室内の切換ボタン(図示せず)の操
作によつて作動するようになつている。
グ等のロツクの切換えを行う切換装置の従来例を
第5図により説明する。切換部材であるフオーク
6の基部側にシフトロツド20が貫通している。
フオーク6およびシフトロツド20は別個にスラ
イド可能となつており、シフトロツド20のスラ
イドにより伝達機構3(第3図参照)における前
輪出力軸への伝達経路の変更が行われる。すなわ
ち、伝達機構3では通常走行時、センターデフお
よびビスカスカツプリングを介してドライブ軸1
の駆動力を前輪出力軸に伝達する経路(通常モー
ドという)と、砂地走行などのトルク必要時、セ
ンターデフおよびビスカスカツプリングを介する
ことなく、ドライブ軸から直接前輪出力軸に駆動
力を伝達する経路(緊急モードという)とがあ
り、シフトロツド20はこれらモード間の切換を
行う。21,22はこれらモードに対応する凹部
であり、ロツクボール23が凹部21に嵌まつた
状態では通常モード、凹部22に嵌まつた状態で
は緊急モードとなる。24はこのようなモード間
の切換えを検知するスイツチである。シフトロツ
ド20は運転室内の切換ボタン(図示せず)の操
作によつて作動するようになつている。
次に、フオーク6の基部側にはシフトロツド2
0と平行なプツシユロツド25が当接している。
プツシユロツド25はトランスフアケース26に
スライド可能に支持されており、そのスライドに
よつてフオーク6をシフトロツド20に沿つてス
ライド移動させるものであり、第3図における操
作部材7に相当する。このスライドは、トランス
フアケース26から抜き出されたプツシユロツド
25の一端を治具Aのてこ操作で押圧することで
行われる。この押圧でプツシユロツド25がスラ
イド移動すると、フオーク6が同方向に移動し
て、第4図に示すように、4WDモード(第4図
aの状態)から2WDモード(第4図cの状態)
に切り換えられる。さらに、フオーク6の基部側
とシフトロツド20との間にはコイルばねからな
るリターンスプリング27が取り付けられてお
り、リターンスプリング27のばね力でフオーク
6が逆方向にスライドして2WDモードから4WD
モードへの切り換えが行われる。プツシユロツド
25に形成された凹部28,29はチエツクボー
ル30が嵌入してプツシユロツド25のスライド
をロツクするものであり、チエツクボール30が
凹部28に嵌入した状態では4WDモードを保持
し、凹部29に嵌入した状態では2WDを保持す
るようになつている。
0と平行なプツシユロツド25が当接している。
プツシユロツド25はトランスフアケース26に
スライド可能に支持されており、そのスライドに
よつてフオーク6をシフトロツド20に沿つてス
ライド移動させるものであり、第3図における操
作部材7に相当する。このスライドは、トランス
フアケース26から抜き出されたプツシユロツド
25の一端を治具Aのてこ操作で押圧することで
行われる。この押圧でプツシユロツド25がスラ
イド移動すると、フオーク6が同方向に移動し
て、第4図に示すように、4WDモード(第4図
aの状態)から2WDモード(第4図cの状態)
に切り換えられる。さらに、フオーク6の基部側
とシフトロツド20との間にはコイルばねからな
るリターンスプリング27が取り付けられてお
り、リターンスプリング27のばね力でフオーク
6が逆方向にスライドして2WDモードから4WD
モードへの切り換えが行われる。プツシユロツド
25に形成された凹部28,29はチエツクボー
ル30が嵌入してプツシユロツド25のスライド
をロツクするものであり、チエツクボール30が
凹部28に嵌入した状態では4WDモードを保持
し、凹部29に嵌入した状態では2WDを保持す
るようになつている。
このような従来装置ではシフトロツドが行うた
め、4WDモードと2WDモードの切り換えのため
の凹部をシフトロツド形成することができない構
造となつている。このため、フオークのスライド
によつて4WDモードと2WDモードの切り換えを
行つており、フオークの復帰スライドを行うリタ
ーンスプリングが必要となつている。しかしなが
ら、スプリングがフオークとシフトロツドとの間
に設けられているため、通常モードと緊急モード
間の切り換え時にリターンスプリング以上の力を
出すことができない。また、4WDモードから
2WDモードへの切り換えにはリターンスプリン
グ以上の操作力を必要とする。さらにはリターン
スプリング装着のため、構造が複雑ともなつてい
る。
め、4WDモードと2WDモードの切り換えのため
の凹部をシフトロツド形成することができない構
造となつている。このため、フオークのスライド
によつて4WDモードと2WDモードの切り換えを
行つており、フオークの復帰スライドを行うリタ
ーンスプリングが必要となつている。しかしなが
ら、スプリングがフオークとシフトロツドとの間
に設けられているため、通常モードと緊急モード
間の切り換え時にリターンスプリング以上の力を
出すことができない。また、4WDモードから
2WDモードへの切り換えにはリターンスプリン
グ以上の操作力を必要とする。さらにはリターン
スプリング装着のため、構造が複雑ともなつてい
る。
そこで、本考案は各種モード切り換えの支障と
なるリターンスプリングを排して、操作性が良好
で簡単な構造のトランスフア装置の切換装置を提
供することを目的とする。
なるリターンスプリングを排して、操作性が良好
で簡単な構造のトランスフア装置の切換装置を提
供することを目的とする。
本考案はリターンスプリングの必要性をなく
し、部品点数を減少し、操作性を良好にするた
め、スライド移動によつてスリーブをスライドさ
せることによりドライブ軸と前輪出力軸との連
結、或いは切離しを行うフオークと、 前記フオークに形成されたロツク孔に位置する
ロツク部材とロツク溝を有し、前記ロツク溝が前
記ロツク部材と係合するときは前記フオークと一
体的にスライド運動し、係合しないときは前記フ
オークの別体的なスライド運動を許すシフトロツ
ドと、 ロツク部材と係合するロツク溝を有し、前記ロ
ツク溝が前記ロツク部材と係合するときは前記フ
オークと一体的にスライド運動し、係合しないと
きは前記フオークの別体的なスライド運動を許
し、前記ロツク溝が前記シフトロツドのロツク溝
とスライド方向において同一位置にきたときは前
記シフトロツドよりも優先して前記ロツク部材と
係合するプツシユロツドを備え、 前記シフトロツドが前記ロツク溝による前記ロ
ツク部材との係合に基づいて前記フオークをスラ
イド運動させることにより前記スリーブが前記ス
ライド軸と前記前輪出力軸とを連結させる連結位
置と切離する切離位置との間でスライド運動し、 前記プツシユロツドが前記ロツク溝による前記
ロツクプツシユ材との係合に基づいて前記フオー
クをスライド運動させることにより前記スリーブ
が前記切離位置においてスライド運動する構成を
有することを特徴とするトランスフア装置の切換
装置を提供する。
し、部品点数を減少し、操作性を良好にするた
め、スライド移動によつてスリーブをスライドさ
せることによりドライブ軸と前輪出力軸との連
結、或いは切離しを行うフオークと、 前記フオークに形成されたロツク孔に位置する
ロツク部材とロツク溝を有し、前記ロツク溝が前
記ロツク部材と係合するときは前記フオークと一
体的にスライド運動し、係合しないときは前記フ
オークの別体的なスライド運動を許すシフトロツ
ドと、 ロツク部材と係合するロツク溝を有し、前記ロ
ツク溝が前記ロツク部材と係合するときは前記フ
オークと一体的にスライド運動し、係合しないと
きは前記フオークの別体的なスライド運動を許
し、前記ロツク溝が前記シフトロツドのロツク溝
とスライド方向において同一位置にきたときは前
記シフトロツドよりも優先して前記ロツク部材と
係合するプツシユロツドを備え、 前記シフトロツドが前記ロツク溝による前記ロ
ツク部材との係合に基づいて前記フオークをスラ
イド運動させることにより前記スリーブが前記ス
ライド軸と前記前輪出力軸とを連結させる連結位
置と切離する切離位置との間でスライド運動し、 前記プツシユロツドが前記ロツク溝による前記
ロツクプツシユ材との係合に基づいて前記フオー
クをスライド運動させることにより前記スリーブ
が前記切離位置においてスライド運動する構成を
有することを特徴とするトランスフア装置の切換
装置を提供する。
以下、本考案を図面により説明するが、従来技
術と同一の要素は同一符合を付して重複する説明
を省略する。
術と同一の要素は同一符合を付して重複する説明
を省略する。
第1図は本考案の一実施例における4WD緊急
モードを、第2図はその4WD通常モードを示す。
これらのモードの切換部材であるフオーク6と、
通常モードと緊急モードの切り換えを行うシフト
ロツド20とは相互にスライド移動可能となつて
いる。フオーク6の先端部はスリーブ8に嵌合し
ており、シフトロツド20に対するフオーク6の
スライド移動によつて4WD緊急モード(第1図)
と4WD通常モード(第2図)間の切り換えが行
われる。このフオーク6のスライド移動はプツシ
ユロツド25のスライド操作によつても行われ
る。
モードを、第2図はその4WD通常モードを示す。
これらのモードの切換部材であるフオーク6と、
通常モードと緊急モードの切り換えを行うシフト
ロツド20とは相互にスライド移動可能となつて
いる。フオーク6の先端部はスリーブ8に嵌合し
ており、シフトロツド20に対するフオーク6の
スライド移動によつて4WD緊急モード(第1図)
と4WD通常モード(第2図)間の切り換えが行
われる。このフオーク6のスライド移動はプツシ
ユロツド25のスライド操作によつても行われ
る。
フオーク6の基部側には横方向の挿入孔31が
形成されており、この挿入孔31内にプツシユロ
ツド25の先端部が挿入されている。また、フオ
ーク6の基部側には、挿入孔31に連通するロツ
ク孔32が形成され、内部にインターロツク(ロ
ツク手段)33が挿入されている。一方、シフト
ロツド20およびプツシユロツド25にはインタ
ーロツク33の上下端部が挿入可能なロツク孔3
4,35がそれぞ形成されている。インターロツ
ク33は第1図の状態では、シフトロツド20の
ロツク溝34とフオーク6のロツク孔32との間
に位置してシフトロツド20とフオーク6とを連
通している。この状態ではシフトロツド20のス
ライドによつて通常モードと緊急モード間の切り
換えが可能となつている。一方、第2図の状態
(4WD通常モード)ではインターロツク33がフ
オーク6のロツク孔32とプツシユロツド25の
ロツク溝35との間に位置してフオーク6とプツ
シユロツド25との連結がなされている。第1図
から第2図の状態に移行させるには、シフトロツ
ド20の右方向へのシフトに続いてプツシユロツ
ド25を右方向へシフトすることで行う。このシ
フトでプツシユロツド25が挿入孔31内をスラ
イドして、そのロツク溝35がインターロツク3
3真下に位置し、インターロツク33が下降して
ロツク溝35内に嵌まり込む。この状態ではシフ
トロツド20とフオーク6との係合が解除される
と共に、フオーク6とプツシユロツド25とがイ
ンターロツク33によつて結合されるため、プツ
シユロツド25のスライド力がフオーク6に伝達
され、フオーク6は同方向にスライドする。第1
図の状態は第4図aに相当する4WD緊急モード
であり、第2図の状態は第4図bに相当する
4WD通常モードである。第2図の状態で更にプ
ツシユロツド25を右方向へスライドさせると、
フオーク6およびスリーブ3が右方向へスライド
して第4図cに相当する2WDモードが得られる。
形成されており、この挿入孔31内にプツシユロ
ツド25の先端部が挿入されている。また、フオ
ーク6の基部側には、挿入孔31に連通するロツ
ク孔32が形成され、内部にインターロツク(ロ
ツク手段)33が挿入されている。一方、シフト
ロツド20およびプツシユロツド25にはインタ
ーロツク33の上下端部が挿入可能なロツク孔3
4,35がそれぞ形成されている。インターロツ
ク33は第1図の状態では、シフトロツド20の
ロツク溝34とフオーク6のロツク孔32との間
に位置してシフトロツド20とフオーク6とを連
通している。この状態ではシフトロツド20のス
ライドによつて通常モードと緊急モード間の切り
換えが可能となつている。一方、第2図の状態
(4WD通常モード)ではインターロツク33がフ
オーク6のロツク孔32とプツシユロツド25の
ロツク溝35との間に位置してフオーク6とプツ
シユロツド25との連結がなされている。第1図
から第2図の状態に移行させるには、シフトロツ
ド20の右方向へのシフトに続いてプツシユロツ
ド25を右方向へシフトすることで行う。このシ
フトでプツシユロツド25が挿入孔31内をスラ
イドして、そのロツク溝35がインターロツク3
3真下に位置し、インターロツク33が下降して
ロツク溝35内に嵌まり込む。この状態ではシフ
トロツド20とフオーク6との係合が解除される
と共に、フオーク6とプツシユロツド25とがイ
ンターロツク33によつて結合されるため、プツ
シユロツド25のスライド力がフオーク6に伝達
され、フオーク6は同方向にスライドする。第1
図の状態は第4図aに相当する4WD緊急モード
であり、第2図の状態は第4図bに相当する
4WD通常モードである。第2図の状態で更にプ
ツシユロツド25を右方向へスライドさせると、
フオーク6およびスリーブ3が右方向へスライド
して第4図cに相当する2WDモードが得られる。
従つて、このような構造ではインターロツク3
3の移動でシフトロツド20とフオーク6の結合
およびフオーク6とプツシユロツド25の結合が
行われるため、リターンスプリングが不要とな
り、切り換え操作力が軽減され、操作性が向上す
ると共に、構造が簡単となる。
3の移動でシフトロツド20とフオーク6の結合
およびフオーク6とプツシユロツド25の結合が
行われるため、リターンスプリングが不要とな
り、切り換え操作力が軽減され、操作性が向上す
ると共に、構造が簡単となる。
なお、ロツク手段としてはボール状のインター
ロツクを用いても良く、他の形状のものを用いて
も良い。
ロツクを用いても良く、他の形状のものを用いて
も良い。
以上説明したように本発明は、シフトロツドと
プツシユロツドにロツク溝を設け、フオークとの
結合をロツク部材とロツク溝の嵌合によつて行
い、シフトロツドによつて4WDの緊急モードと
通常モードを切り換え、プツシユロツドによつて
4WDと2WDを切り換えるようにしたため、リタ
ーンスプリングなどが不要となり、切り換え操作
力が軽減され、部品点数が減少して構造が簡単に
なり、且つ、操作性が向上する。
プツシユロツドにロツク溝を設け、フオークとの
結合をロツク部材とロツク溝の嵌合によつて行
い、シフトロツドによつて4WDの緊急モードと
通常モードを切り換え、プツシユロツドによつて
4WDと2WDを切り換えるようにしたため、リタ
ーンスプリングなどが不要となり、切り換え操作
力が軽減され、部品点数が減少して構造が簡単に
なり、且つ、操作性が向上する。
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図はその切り換え状態を示す断面図、第3図はト
ランスフア装置を示すブロツク図、第4図は
4WDモードと2WDモード間の切り換えを示す断
面図、第5図は従来装置を示す断面図である。 符号の説明、1……ドライブ軸、2……出力フ
ランジ、3……伝達機構、4……噛合機構、5…
…前輪出力軸、6……切換部材(フオーク)、7
……操作部材、8……スリーブ、9……伝達ギ
ヤ、10……スプロケツトホイール、11……イ
ンナーレース、12……チエーン、13……ビス
カスカツプリング、14……アウターレース、2
0……シフトロツド、21,22……凹部、23
……ロツクボール、24……スイツチ、25……
プツシユロツド(操作部材)、26……トランス
フアケース、27……リターンスプリング、2
8,29……凹部、30……チエツクボール、3
1……挿入孔、32……ロツク孔、33……イン
ターロツク、(ロツク手段)、34,35……ロツ
ク溝。
図はその切り換え状態を示す断面図、第3図はト
ランスフア装置を示すブロツク図、第4図は
4WDモードと2WDモード間の切り換えを示す断
面図、第5図は従来装置を示す断面図である。 符号の説明、1……ドライブ軸、2……出力フ
ランジ、3……伝達機構、4……噛合機構、5…
…前輪出力軸、6……切換部材(フオーク)、7
……操作部材、8……スリーブ、9……伝達ギ
ヤ、10……スプロケツトホイール、11……イ
ンナーレース、12……チエーン、13……ビス
カスカツプリング、14……アウターレース、2
0……シフトロツド、21,22……凹部、23
……ロツクボール、24……スイツチ、25……
プツシユロツド(操作部材)、26……トランス
フアケース、27……リターンスプリング、2
8,29……凹部、30……チエツクボール、3
1……挿入孔、32……ロツク孔、33……イン
ターロツク、(ロツク手段)、34,35……ロツ
ク溝。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 スライド移動によつてスリーブ8をスライドさ
せることによりドライブ軸9と前輪出力軸10と
の連結、或いは切離しを行うフオーク6と、 前記フオーク6に形成されたロツク孔32に位
置するロツク部材33と係合するロツク溝34を
有し、前記ロツク溝34が前記ロツク部材33と
係合するときは前記フオーク6と一体的にスライ
ド運動し、係合しないときは前記フオーク6の別
体的なスライド運動を許すシフトロツド20と、 前記ロツク部材33と係合するロツク溝35を
有し、前記ロツク溝35が前記ロツク部材33と
係合するときは前記フオーク6と一体的にスライ
ド運動し、係合しないときは前記フオーク6の別
体的なスライド運動を許し、前記ロツク溝35が
前記シフトロツド20のロツク溝34とスライド
方向において同一位置にきたときは前記シフトロ
ツド20よりも優先して前記ロツク部材33と係
合するプツシユロツド25を備え、 前記シフトロツド20が前記ロツク溝34によ
る前記ロツク部材33との係合に基づいて前記フ
オーク6をスライド運動させることにより前記ス
リーブ8が前記スライド軸9と前記前輪出力軸1
0とを連結させる連結位置と切離す切離位置との
間でスライド運動し、 前記プツシユロツド25が前記ロツク溝35に
よる前記ロツク部材33との係合に基づいて前記
フオーク6をスライド運動させることにより前記
スリーブ8が前記切離位置においてスライド運動
する構成を有することを特徴とするトランスフア
装置の切換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988111094U JPH0542906Y2 (ja) | 1988-08-24 | 1988-08-24 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988111094U JPH0542906Y2 (ja) | 1988-08-24 | 1988-08-24 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0232437U JPH0232437U (ja) | 1990-02-28 |
JPH0542906Y2 true JPH0542906Y2 (ja) | 1993-10-28 |
Family
ID=31348849
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988111094U Expired - Lifetime JPH0542906Y2 (ja) | 1988-08-24 | 1988-08-24 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0542906Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6121830A (ja) * | 1984-07-09 | 1986-01-30 | Fuji Heavy Ind Ltd | 車両用4輪駆動装置の切換操作装置 |
-
1988
- 1988-08-24 JP JP1988111094U patent/JPH0542906Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6121830A (ja) * | 1984-07-09 | 1986-01-30 | Fuji Heavy Ind Ltd | 車両用4輪駆動装置の切換操作装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0232437U (ja) | 1990-02-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5997428A (en) | Vehicle drive system including drive mode-shifting mechanism for shifting between two-wheel drive and four-wheel drive | |
JP4729234B2 (ja) | 二重接続はずしディファレンシャル・アセンブリと二輪及び四輪駆動モード間の切替えを行う方法 | |
JPS6366690B2 (ja) | ||
JPH0533174B2 (ja) | ||
JPH0542906Y2 (ja) | ||
USRE39054E1 (en) | Vehicle drive system including drive mode-shifting mechanism for shifting between two-wheel drive and four-wheel drive | |
JPH0312574Y2 (ja) | ||
KR940001338B1 (ko) | 4wd/2wd 전환장치 | |
JPH0237324Y2 (ja) | ||
JPS631616Y2 (ja) | ||
JPS6336419Y2 (ja) | ||
JP4296239B2 (ja) | 二重連結はずし駆動車軸ディファレンシャル・アセンブリ | |
JPH0123331B2 (ja) | ||
US6296070B1 (en) | Transfer device in a four-wheel drive vehicle | |
JPS6212680Y2 (ja) | ||
JPH0128259B2 (ja) | ||
JPH08164762A (ja) | トランスファ装置 | |
JPH0319461Y2 (ja) | ||
JPH018424Y2 (ja) | ||
JP4592564B2 (ja) | レバー操作装置 | |
JPH0518196Y2 (ja) | ||
JP4443498B2 (ja) | ギヤ式パーキング機構 | |
JPS6242583Y2 (ja) | ||
JPH0523391Y2 (ja) | ||
JPS5930743Y2 (ja) | 自動車用トランスフア装置のシフトロツク防止機構 |