JPS6336419Y2 - - Google Patents

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JPS6336419Y2
JPS6336419Y2 JP1984136004U JP13600484U JPS6336419Y2 JP S6336419 Y2 JPS6336419 Y2 JP S6336419Y2 JP 1984136004 U JP1984136004 U JP 1984136004U JP 13600484 U JP13600484 U JP 13600484U JP S6336419 Y2 JPS6336419 Y2 JP S6336419Y2
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JP
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sleeve
shift
shift fork
switching
fork
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はトランスフアのコントロール装置、
詳しくは2輪駆動と4輪駆動とを選択する2・4
輪切換用シフトフオークを軸方向移動自由に支持
したスリーブを、フオークシヤフトに摺動自由に
設け、前記スリーブの摺動により前記シフトフオ
ークを介して2輪駆動もしくは4輪駆動に切換え
るようにした自動車におけるトランスフアのコン
トロール装置に関する。
(従来の技術) 一般にこの種のコントロール装置は、トランス
フアケース内の伝動経路に2輪・4輪駆動切換用
の切換スリーブを摺動自由に設け、該切換スリー
ブの切換操作により2輪駆動と4輪駆動とに選択
的に切換可能となすと共に、前記切換スリーブの
摺動方向と同方向にフオークシヤフトを軸支し、
該フオークシヤフト上に2・4輪切換用シフトフ
オークを支持したスリーブを摺動自由に設け、こ
のシフトフオークを前記切換スリーブに係合させ
て、前記シフトフオークにより前記切換スリーブ
を摺動させるごとくなす一方、前記フオークシヤ
フト上に支持するスリーブに操作レバーを連動連
結し、該操作レバーの揺動操作により、前記スリ
ーブを介して前記シフトフオークを摺動させ、こ
のシフトフオークで前記切換スリーブを摺動させ
ることにより、2輪駆動と4輪駆動とに選択的に
切換えるごとくしている。
ところで前記のごときコントロール装置におい
て、4輪駆動から2輪駆動に切換えるときで、前
輪と後輪との回転数が異なるような場合には、前
記切換スリーブがロツク状態となり、つまり該切
換スリーブに係合させた前記シフトフオークがロ
ツク状態となつて、例え前記切換レバーを切換操
作しても、前記シフトフオークによる4輪駆動か
ら2輪駆動への切換操作ができないことがあつ
た。
また2輪駆動から4輪駆動に切換えるときで、
前記切換スリーブがクラツチギヤの端面に衝突し
て、一時的に前記切換スリーブの移動ができない
ような場合でも、前記場合と同様にロツク現象を
生じて、前記シフトフオークによる2輪駆動から
4輪駆動への切換操作ができないことがあつたの
である。
そこで以前に、特願昭59−127211号において、
前記フオークシヤフト上にスリーブを摺動自由に
支持し、該スリーブとシフトフオークとの間に待
ち機構を介装させ、つまり前記スリーブの軸方向
一端側に、前記シフトフオークを中立位置側に付
勢する第1スプリングを設けると共に、前記スリ
ーブの軸方向他端側に、前記シフトフオークを中
立位置側に付勢する第2スプリングを設けて、前
記シフトフオークがロツク状態下にあるとき、前
記操作レバーを切換操作したような場合には、該
レバーにより前記スリーブを摺動させて、前記ス
プリングの何れか一方を圧縮させ、前記シフトフ
オークのロツク状態が解除されたとき、前記圧縮
側スプリングの弾発力により前記シフトフオーク
を摺動させ、該シフトフオークを介して2輪・4
輪駆動の切換操作を行うごとくしたコントロール
装置を提案したのである。
(考案が解決しようとする問題点) ところが前記のごときコントロール装置では、
前記シフトフオークのロツク状態が解除されて、
圧縮側スプリングの弾発力により前記シフトフオ
ークが摺動されるとき、該シフトフオークの前記
圧縮スプリングとは反対側には、別のスプリング
の弾発力が作用するため、前記圧縮側スプリング
の弾発力が前記反対側のスプリングにより相殺さ
れ、前記シフトフオークの摺動に円滑さや確実性
を欠いたりする問題があつたのである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は以上のごとき各種問題点を解決するた
めに、シフトフオークをもつたスリーブと、シフ
トレバーに連動するシフトヘツドとをシフトシヤ
フトに摺動自由に支持すると共に、前記スリーブ
の一端を前記シフトヘツドとシフトシヤフト間に
嵌入し、該嵌入部のスリーブとシフトヘツドとを
シフトヘツドの一定以上の軸方向移動で連動が遮
断する連動遮断により連動連結し、前記シフトヘ
ツドの摺動により前記スリーブとシフトフオーク
を介して2輪駆動もしくは4輪駆動に切換えるよ
うにしたトランスフアのコントロール装置であつ
て、前記シフトフオークをスリーブ上に摺動自由
に支持する一方、該スリーブの長さ方向両側に、
シフトフオークが中立位置に位置するときの前記
シフトフオークの長さ方向端面を基端とする小径
部を、段部を介して形成し、該両小径部内にシフ
トフオークの端面と当接し、かつ前記段部に係止
するスプリングシートを、軸方向に移動自由に設
けると共に、該スプリングシートと前記スリーブ
の両端に形成される段部との間にそれぞれスプリ
ングを介装したものである。
(作用) しかして前記シフトフオークのロツク状態が解
除されたとき、該シフトフオークの両側に設ける
各スプリングの一方側のみを前記シフトフオーク
に作用させ、他方側スプリングは側方中立位置に
待機させて、該シフトフオークを確実かつ円滑に
摺動させるごとくしたのである。
(実施例) 以下本考案にかかるトランスフアのコントロー
ル装置を図面に示す実施例によつて説明する。
図面に示すトランスフアは、センタースルー型
のもので、図中1はトランスフアーケースであつ
て、該トランスフアーケース1内には、トランス
ミツシヨン(T/M)から延びるインプツトシヤ
フト11と、該インプツトシヤフト11と同軸上
に延びるリヤアウトプツトシヤフト12と、これ
ら両シヤフト11,12と平行に配設されるカウ
ンタシヤフト13並びにフロントアウトプツトシ
ヤフト14とをそれぞれ回転自由に軸架してい
る。
前記インプツトシヤフト11には、大径ドライ
ブギヤ15を回転自由に支持すると共に、該ギヤ
15と前記リヤアウトプツトシヤフト12の軸端
部にそれぞれクラツチギヤ15a及び12aを一
体形成している。
又、前記インプツトシヤフト11の軸端には、
該シヤフト11と共廻りするインプツトギヤ16
を設け、このインプツトギヤ16にハイロー切換
スリーブ2aを軸方向にのみ移動可能に支持し、
該スリーブ2aを前記クラツチギヤ15a,12
aと選択的に噛合させるように成している。
又、前記カウンタシヤフト13には、その一端
に前記大径ドライブギヤ15と噛合する小径カウ
ンタギヤ13aを、他端に大径カウンタギヤ13
bをそれぞれ設ける一方、この大径カウンタギヤ
13bを、前記リヤアウトプツトシヤフト12に
回転自由に支持したドリブンギヤ17に噛合させ
ている。
又、前記リヤアウトプツトシヤフト12には、
該シヤフト12と共廻りするアウトプツトギヤ1
8を設け、該ギヤ18に2.4輪切換スリーブ2b
を軸方向にのみ移動可能に支持している。
一方、前記ドリブンギヤ17の前記アウトプツ
トギヤ18側一端には、前記2.4輪切換スリーブ
2bが噛合するクラツチギヤ17aを設ける一
方、該ドリブンギヤ17の他端にはスプロケツト
17bを設け、このスプロケツト17bと前記フ
ロントアウトプツトシヤフト14の軸端に設けた
スプロケツト14bとをチエン19を介して連動
連結している。
以上の構成において、前記ハイロー切換スリー
ブ2aの移動により、ハイギヤ、ローギヤ、若し
くはニユートラルに切換えられるのであつて、詳
しくは前記ハイロー切換スリーブ2aの第1図右
方向への移動により、該スリーブ2aを、前記イ
ンプツトギヤ16と前記リヤアウトプツトシヤフ
ト12のタラツチギヤ12aとにわたつて噛合さ
せることで、ハイギヤに切換えられ、又前記ハイ
ロー切換スリーブ2aの第1図左方向への移動に
より、該スリーブ2aを前記インプツトギヤ16
と前記大径ドライブギヤ15に設けたクラツチギ
ヤ15aとにわたつて噛合させることで、ローギ
ヤに切換えられ、かつ前記ハイロー切換スリーブ
2aの前記インプツトギヤ16のみの噛合によ
り、ニユートラルに切換えられるのである。
一方、前記2・4輪切換スリーブ2bの第1図
右方向への移動により該スリーブ2bを前記アウ
トプツトギヤ18と前記ドリブンギヤ17に設け
たクラツチギヤ17aとにわたつて噛合させるこ
とで、4輪駆動に切換えられ、又前記2・4輪切
換スリーブ2bの第1図左方向への移動により、
前記スリーブ2bと前記クラツチギヤ17aとの
噛合を解除することで2輪駆動に切換えられるの
である。
又、前記トランスフアケース1内には、第2乃
至第6図に示すごとく、前記インプツトシヤフト
11と同軸方向に延びる第1フオークシヤフト3
と、第2フオークシヤフト4とを所定間隔離して
並列状に、かつ回転及び軸方向移動不能に軸架す
ると共に、前記第1フオークシヤフト3にはハイ
ロー切換用シフトフオーク30を備えた第1スリ
ーブ31を摺動自由に支持し、該第1スリーブ3
1のシフトフオーク30を前記ハイロー切換スリ
ーブ2aに係合させ、前記第1スリーブ31の摺
動により前記切換スリーブ2aを移動させてハイ
ロー切換を行うごとくなす一方、前記第2フオー
クシヤフト4には、2輪駆動と4輪駆動とを選択
する2・4輪切換用シフトフオーク40を移動自
由に設けた第2スリーブ41を摺動自由に支持
し、該第2スリーブ41のシフトフオーク40を
前記2・4輪切換用スリーブ2bに係合させ、前
記第2スリーブ41の摺動により前記切換スリー
ブ41を移動させて2・4輪切換を行うごとくし
ている。
しかして前記のごときトランスフアのコントロ
ール装置において、前記第2スリーブ41の軸方
向一端側に、前記2・4輪切換用シフトフオーク
40を他端側に中立位置を越えない位置まで押圧
する第1スプリングS−1を、他端側に前記シフ
トフオーク40を一端側に中立位置を越えない位
置まで押圧する第2スプリングS−2をそれぞれ
独立的に設け、これら各スプリングS−1,S−
2により待ち機構を構成すると共に、前記シフト
フオーク40の前記スリーブ41に対する中立位
置から何れか一方への移動時、前記シフトフオー
ク40の移動側に位置するスプリングの弾発力の
みを該シフトフオーク40に作用させるごとくし
たのである。
具体的には、第3乃至第6図に示すごとく、前
記第2スリーブ41上で前記シフトフオーク40
の軸方向右側に、前記シフトフオーク40が中立
位置に位置するときの該シフトフオーク40の長
さ方向端面を基端として軸方向外方に延びる第1
小径部41aを形成して、この第1小径部41a
の長さ方向両端に段部41c,41gを形成する
と共に、この第1小径部41aに、前記段部41
gに当接するC形のスプリングシート41bを移
動自由に介装し、かつ該スプリングシート41b
と前記段部41cとの間に、第1スプリングS−
1を介装して、前記スプリングシート41bを介
して前記第1スプリングS−1の弾突力を前記シ
フトフオーク40に作用させるごとくなす。
また前記第2スリーブ41上で前記シフトフオ
ーク40の軸方向左側に、前記シフトフオーク4
0が中立位置に位置するときの該シフトフオーク
40の長さ方向端面を基端として軸方向外方に延
びる第2小径部41dを形成して、この第2小径
部41dの長さ方向両端に段部41h,41iを
形成すると共に、この第2小径部41dに、前記
段部41hを当接するC形のスプリングシート4
1eを移動自由に介装し、また該第2小径部41
dに前記段部41iに係合する止めリング41f
を固着して、この止めリング41fと前記スプリ
ングシート41eとの間に、第2スプリングS−
2を介装して、前記スプリングシート41eを介
して前記第2スプリングS−2の弾発力を前記シ
フトフオーク40に作用させるごとくなすのであ
る。
斯くしてハイギヤによる2輪駆動位置(以下
2Hポジシヨンと言う)から4輪駆動位置(以下
4Hポジシヨン)へのシフト操作時、つまり第3
図の状態から第4図状態へのシフト操作時に、一
時的なロツク現象が生じて、前記シフトフオーク
40のシフト操作ができず待機状態にあるとき、
第5図に示すごとく、前記第2スリーブ41のみ
を右方向に移動させて、前記第2スプリングS−
2を圧縮させ、前記第2スプリングS−2の弾発
力のみを前記シフトフオーク40に作用させ、一
方前記第1スプリングS−1は前記シフトフオー
ク40の側方中立位置に非作用状態で待機させる
ごとくなし、前記ロツク現象が解除されたとき、
前記第1スプリングS−1の弾発力は前記シフト
フオーク40に作用させることなく、該シフトフ
オーク40には前記第2スプリングS−2の弾発
力のみを作用させて、該第2スプリングS−2に
より前記シフトフオーク40を、第4図に示すご
とく、前記2Hポジシヨンから4Hポジシヨンにシ
フト操作するごとくしたのである。
また第4図に示す4Hポジシヨンから、第3図
に示す2Hポジシヨンへのシフト操作時に、ロツ
ク現象が生じて、前記シフトフオーク40のシフ
ト操作ができず待機状態にあるときには、第6図
に示すごとく、前記第1スプリングS−1を圧縮
させて、該第1スプリングS−1の弾発力のみを
前記シフトフオーク40に作用させ、一方前記第
2スプリングS−2は前記シフトフオーク40の
側方中立位置に非作用状態で待機させるごとくな
し、前記ロツク現象が解除されたとき、前記第2
スプリングS−2の弾発力は前記シフトフオーク
40に作用させることなく、該シフトフオーク4
0には前記第1スプリングS−1の弾発力のみを
作用させて、該第1スプリングS−1により前記
シフトフオーク40を、第3図に示すごとく、前
記4Hポジシヨンから2Hポジシヨンにシフト操作
するごとくしたのである。
図の実施例では、前記第2フオークシヤフト4
上に、前記シフトフオーク40を支持した第2ス
リーブ41と、該スリーブ41とは別体に形成し
た第2シフトヘツド42とを摺動自由に支持する
と共に、これら第2スリーブ41と第2シフトヘ
ツド42とを、該第2シフトヘツド42の一定以
上の移動で両者41,42の連動が遮断する第2
連動手段6により連動させるようにしている。
前記第2連動手段6は、2Hポジシヨンから4H
ポジシヨン、若しくは4Hポジシヨンから2Hポジ
シヨンへのシフト操作時に前記第2スリーブ41
を前記第2シフトヘツド42に連動連結させ、そ
れ以外のシフト操作時、即ち4Hポジシヨンから
ニユートラルポジシヨン乃至4Lポジシヨン(ロ
ーギヤによる4輪駆動位置)へのシフト操作若し
くは4Lポジシヨンからニユートラルポジシヨン
乃至4Hポジシヨンへのシフト操作時には前記第
2シフトヘツド42のみを移動させるように成し
たものであり、具体的には前記第2スリーブ41
に第2ロツクボール60を通す第2透孔61を形
成する一方、前記第2フオークシヤフト4には、
前記2・4輪切換用シフトフオーク40が4Hポ
ジシヨンに位置する時に前記第2透孔61とほゞ
相対向する第2嵌合溝62を形成している。
そして前記第2シフトヘツド42には、ニユー
トラルポジシヨンから4Hポジシヨンへのシフト
操作に伴なつて第2スリーブ41の端面と当接す
る第2当り面63を設ける一方、該第2シフトヘ
ツド42に、前記第2スリーブ41が挿嵌可能な
第2大径筒部43を連設し、かつこの第2大径筒
部43の内周面に、同じく4Hポジシヨンへのシ
フト操作時に前記第2透孔61と相対向して前記
第2ロツクボール60を受入れる第2凹所64を
設けている。
また図の実施例では、前記第1フオークシヤフ
ト3に、ハイロー切換用シフトフオーク30を備
えた第1スリーブ31と、該第1スリーブ31と
は別体に形成した第1シフトヘツド32とを軸方
向に摺動自由に支持すると共に、これら第1スリ
ーブ31と第1シフトヘツド32とを前記第1シ
フトヘツド32が第1スリーブ31に対し一定範
囲遊動可能となる第1連動手段5により連動させ
るようにしている。
即ち、前記ハイロー切換用シフトフオーク30
を、前記第1スリーブ31に固定してその遊端を
前記ハイロー切換スリーブ2aに係合させる一
方、前記第1シフトヘツド32に、前記第1スリ
ーブ31が挿嵌可能な第1大径筒部33を設け、
この大径筒部33と前記第1スリーブ31との間
に第1連動手段5を設けている。
前記第1連動手段5は、ハイギヤによる2Hポ
ジシヨンから4Hポジシヨン、若しくは4Hポジシ
ヨンから2Hポジシヨンへのシフト操作時、前記
第1シフトヘツド32のみが移動し、それ以外の
シフト操作時に前記第1スリーブ31を前記第1
シフトヘツド32に連動連結させるように成した
ものであり、具体的には前記第1スリーブ31に
第1ロツクボール50を通す第1透孔51を形成
する一方、前記第1軸3には、前記ハイロー切換
用シフトフオーク30がハイギヤシフト位置に位
置する時に前記第1透孔51に相対向して前記第
1ロツクボール50を受入れる第1嵌合溝52を
形成している。
そして前記第1シフトヘツド32には、2Hポ
ジシヨンから4Hポジシヨンへのシフト操作に伴
なつて第1スリーブ31の端面に当接する第1当
り面53を設ける一方、前記第1大径筒部33の
内周面には、同じく4Hポジシヨンへのシフト操
作時に前記第1透孔51と相対向して前記第1ロ
ツクボール50を受入れる第1凹所54を設けて
いる。
さらに図の実施例では、前記トランスフアーケ
ース1に操作軸70を回転自由に支持して、その
下端にシフトレバー7を固定すると共に、該シフ
トレバー7の一端を前記第1シフトヘツド32に
設けた第1係合溝34に、他端を前記第2シフト
ヘツド42に設けた第2係合溝44にそれぞれ係
合して、該シフトレバー7の回動により前記各シ
フトヘツド32,42を可逆的に摺動させるごと
くしている。
又、前記操作軸70の上端にアーム71を固定
すると共に、このアーム71と車室内に配備する
コントロールレバー8とをプツシユプルケーブル
80により連動連結し、該コントロールレバー8
の一方向への操作により前記シフトレバー7を回
動させるごとくしている。
尚、図中45は前記第2シフトヘツド42の回
り止めピン、10a,10bは前記ハイロー切換
用シフトフオーク30の摺動範囲を規制するスト
ツパー、10c,10dは2・4輪切換用シフト
フオーク40の摺動範囲を規制するストツパーを
示す。
次に以上の構成から成るコントロール装置の作
動を説明する。
第1図および第3図は前記コントロールレバー
8を2Hポジシヨンにシフト操作した状態を示し
ているのであつて、この時前記第1シフトヘツド
32の当り面53は前記第1スリーブ31の端面
から離れ、かつ第1連動手段5を構成する第1ロ
ツクボール50は第1透孔51と第1嵌合溝52
とにわたつて位置し、従つて前記第1シフトヘツ
ド32のみが第1フオークシヤフト3に対し摺動
自由であるのに対し、前記第2連動手段6を構成
する第2ロツクボール60は第2透孔61と第2
凹所64とにわたつて位置し、従つて前記第2シ
フトヘツド42と第2スリーブ41乃至2・4輪
切換用シフトフオーク40とは連動して前記第2
軸4に対し摺動自由となつている。
又この時、前記ハイロー切換スリーブ2aは前
記ハイロー切換用シフトフオーク30を介してイ
ンプツトギヤ16とリヤアウトプツトシヤフト1
2のクラツチギヤ12aとにわたつて噛合してい
るのに対し、2・4輪切換スリーブ2bは、2・
4輪切換用シフトフオーク40を介して前記アウ
トプツトギヤ18にのみ噛合しており、従つて前
記インプツトシヤフト11を介してトランスミツ
シヨン(T/M)から入力される動力は、ハイギ
ヤで後輪にのみ伝達される。
この状態から前記コントロールレバー8を第3
図仮想線で示す4H位置にシフト操作すると、前
記シフトレバー7が操作軸70を介して第3図位
置から反時計方向に所定角度だけ回動するのであ
つて、該シフトレバー7の回動に伴ない前記第1
シフトヘツド32が第3図位置から左方向に所定
ストローク移動して第4図に示す如く第1当り面
53が前記第1スリーブ31の端面に当接し、か
つ第1凹所54が前記第1透孔51と相対向す
る。
一方前記第2連動手段6を介して連動連結され
ている前記第2シフトヘツド42と第2スリーブ
41乃至2・4輪切換用シフトフオーク40は、
第4図に示すごとく、右方向に所定ストローク移
動する。
そして前記2・4輪切換用シフトフオーク40
の移動により、前記2・4輪切換スリーブ2bが
第1図右方向に移動して前記アウトプツトギヤ1
8とドリブンギヤ17に設けたクラツチギヤ17
aとにわたつて噛合し、ハイギヤでの4輪駆動と
なるのである。
しかして前記の如くコントロールレバー8をハ
イギヤでの4輪駆動から2輪駆動に切換える場合
に、前、後車輪の回転差によつて2・4輪切換ス
リーブ2bがロツク状態となつたり、若しくは2
輪駆動から4輪駆動に切換える場合に、前記2・
4輪切換スリーブ2bがクラツチギヤ17aの端
面と衝突して一時的に該クラツチギヤ17a方向
に移動出来なくなつた場合には、該スリーブ2b
に係合している前記2・4輪切換用シフトフオー
ク40もロツク状態に陥るが、前記第2スリーブ
41はシフトフオーク40に対し第1及び第2ス
プリングS−1,S−2を介して相対移動可能で
あるため、例え前述の如く2・4輪切換用シフト
フオーク40が一時的にロツクされてしまつて
も、前記第2スリーブ41は前記各スプリングS
−1,S−2を圧縮しながら移動するのである。
そして前記2・4輪切換スリーブ2bのロツク
状態が解除された段階で前記2・4輪切換用シフ
トフオーク40は前記スプリングS−1又はS−
2の圧縮反力により所定位置まで摺動して前記
2・4輪切換スリーブ2bを作動させるのであ
る。
また前記2Hポジシヨンから4Hポジシヨンへの
シフト操作時、もしくは4Hポジシヨンから2Hポ
ジシヨンへのシフト操作時で、前記シフトフオー
ク40がロツク状態にあつて待機状態にあるとき
には、前記各スプリングS−1,S−2の一方が
圧縮されて前記シフトフオーク40に作用し、他
方スプリングは側方中立位置に非作用状態で待機
されるのであり、しかして前記シフトフオーク4
0のロツク状態が解除されたとき、前記圧縮側の
スプリングにより前記シフトフオーク40が摺動
され、このとき前記待機側のスプリングは前記シ
フトフオーク40に作用しないのであり、従つて
前記シフトフオーク40は、前記圧縮側スプリン
グの弾発力により待機側スプリングの影響を受け
ることなく前記2Hポジシヨン又は4Hポジシヨン
に切換操作されるのである。
(考案の効果) 以上説明したごとくシフトフオークをもつたス
リーブと、シフトレバーに連動するシフトヘツド
とをシフトシヤフトに摺動自由に支持すると共
に、前記スリーブの一端を前記シフトヘツドとシ
フトシヤフト間に嵌入し、該嵌入部のスリーブと
シフトヘツドとをシフトヘツドの一定以上の軸方
向移動で連動が遮断する連動遮断により連動連結
し、前記シフトヘツドの摺動により前記スリーブ
とシフトフオークを介して2輪駆動もしくは4輪
駆動に切換えるようにしたトランスフアのコント
ロール装置において、前記シフトフオークをスリ
ーブ上に摺動自由に支持する一方、該スリーブの
長さ方向両側に、シフトフオークが中立位置に位
置するときの前記シフトフオークの長さ方向端面
を基端とする小径部を、段部を介して形成し、該
両小径部内にシフトフオークの端面と当接し、か
つ前記段部に係止するスプリングシートを、軸方
向に移動自由に設けると共に、該スプリングシー
トと前記スリーブの両端に形成される段部との間
にそれぞれスプリングを介装したから、2Hポジ
シヨンから4Hポジシヨンへのシフト操作時、又
は4Hポジシヨンから2Hポジシヨンへのシフト操
作時で、前記シフトフオークにロツク現象が生じ
たとき、該シフトフオークを待機状態に保持し、
前記ロツク現象が解除されたとき、前記各スプリ
ングの何れか一方の弾発力のみを前記シフトフオ
ークに作用させて、該シフトフオークのシフト操
作ができるのであり、しかも前記ロツク現象の解
除時には、何れか一方のスプリングのみが前記シ
フトフオークに作用され、他方スプリングは前記
シフトフオークの側方中立位置に待機されるので
あり、従つて従来のごとく前記シフトフオークの
両側に各スプリングの弾発力が作用して、該スプ
リングの弾発力を相殺したりすることなく、簡単
な構造で前記シフトフオークのシフト操作を円滑
かつ確実に行ない得るに至つたのである。さら
に、本考案は、シフトヘツドからの操作力をシフ
トフオークに伝達するスリーブ上に、シフトフオ
ークを摺動自由に支持して、該スリーブとシフト
フオーク間でシフト待ち機構を構成するようにし
たので、シフトシヤフトに対しEリング嵌入溝等
の特別な加工を行う必要がなく、スプリングの固
定も一つのEリングで済むと共に、シフトフオー
クとスリーブとは予め予備組付しておくことが出
来るため、組付作業がやりやすいという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるコントロール装置の概
略説明図、第2図は同じくコントロール装置の一
部省略横側断面図、第3図乃至第6図は要部の断
面図であつて、第3図は2Hシフト状態、第4図
は4Hシフト状態、第5図は2Hから4Hへのシフ
ト時での待機状態、第6図は4Hから2Hへのシフ
ト時での待機状態をそれぞれ示す。 4……フオークシヤフト、40……2・4輪切
換用シフトフオーク、41……スリーブ、S−1
……第1スプリング、S−2……第2スプリン
グ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シフトフオーク40をもつたスリーブ41と、
    シフトレバー7に連動するシフトヘツド42とを
    シフトシヤフト4に摺動自由に支持すると共に、
    前記スリーブ41の一端を前記シフトヘツド42
    とシフトシヤフト4間に嵌入し、該嵌入部のスリ
    ーブ41とシフトヘツド42とをシフトヘツド4
    2の一定以上の軸方向移動で連動が遮断する連動
    遮断により連動連結し、前記シフトヘツド42の
    摺動により前記スリーブ41とシフトフオーク4
    0を介して2輪駆動もしくは四輪駆動に切換える
    ようにしたトランスフアのコントロール装置であ
    つて、前記シフトフオーク40をスリーブ41上
    に摺動自由に支持する一方、該スリーブ41の長
    さ方向両側に、シフトフオーク40が中立位置に
    位置するときの前記シフトフオーク40の長さ方
    向端面を基端とする小径部を、段部を介して形成
    し、該両小径部内にシフトフオーク40の端面と
    当接し、かつ前記段部に係止するスプリングシー
    ト41b,41eを、軸方向に移動自由に設ける
    と共に、該スプリングシート41b,41eと前
    記スリーブ41の両端に形成される段部との間に
    それぞれスプリングS−1,S−2を介装したこ
    とを特徴とするトランスフアのコントロール装
    置。
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