JP4296239B2 - 二重連結はずし駆動車軸ディファレンシャル・アセンブリ - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、ディファレンシャル連結はずし駆動アセンブリ又は機構、ことに二輪駆動モード又は四輪駆動モードのいずれでも運転できる四輪駆動車両用の二重連結はずし駆動アセンブリ(dual disconnect drive assembly)に関する。
【0002】
【従来の技術】
二輪駆動モード又は四輪駆動モードのいずれでも運転できる四輪駆動車両は広く普及し人気を得ている。このような車両用の車軸連結はずし機構又はディファレンシャル連結はずし機構又はアセンブリが知られている。
【0003】
四輪駆動車両用の一般的に使われている連結はずし機械は、パートタイム駆動の車軸アセンブリの2本の出力軸の一方だけの連結をはずす。この場合、デフ・ケースは静止したままであるが、ディファレンシャルのピニオンギヤ及びサイド・ギヤを逆転駆動により回転させる。このことは速度感知リミテッド・スリップ・ディファレンシャルには適合しない。又単一車軸連結はずし機構は、この車両が二輪駆動モードにある間に各ディファレンシャル部品の回転によって騒音及び摩耗を生じ又燃料経済性も低い。
【0004】
種種の二重連結はずしディファレンシャル・アセンブリ又は機構が提案されている。これ等の機構は、一般に不必要な個数の可動部品を持ちかなり複雑であり、又所要のスペースによって比較的幅の広い車両への取付けにしか適合しない。初期の構造ではサイド・ギヤ及び出力軸の間にクラッチ部材を介在させる。この場合工業的に望ましい項目が認められない。
【0005】
【発明の要約】
本発明は、共通の横方向軸線のまわりに回転できる第1及び第2のサイド・ギヤを持つディファレンシャルを提供する。回転できる第1及び第2の出力軸は、各サイド・ギヤと同軸であり1対の各車軸を駆動するように配置され、又自在接手(たとえば恒速度接手)は各出力軸及び各車輪端部の間に配置してある。本発明によれば各出力軸を協働する自在接手の内方側に駆動作用を伴って係合する状態に同時に入れ又はこの状態から同時にはずすのにクラッチ機構を使う。出力軸を自在接手に対しクラッチ係合位置及びクラッチ係合離脱位置の間で滑動させて同時に動かすことにより出力軸を協働する車軸及び接手アセンブリから連結をはずすのにアクチュエータを使う。
【0006】
好適な実施例では各出力軸は第1及び第2の自在接手のクラッチ部材に係合させるクラッチ部材を備え、各出力軸は第1の方向にクラッチ係合位置に同時に滑動でき又第2の方向にクラッチ係合離脱位置に同時に滑動できる。各出力軸は同時の滑動運動を生ずるように相互に連結する。
【0007】
本発明による好適な二重連結はずしディファレンシャル・アセンブリは、第1及び第2の各自在接手と第1及び第2の各出力軸との間に、軸線方向に係合できるクラッチ部材としてスプライン形境界面連結部を備える。各出力軸をクラッチ係合離脱位置に付勢するように付勢手段を設けてある。この車両は、クラッチの係合を離脱するときは二輪駆動モードになりクラッチを係合させると四輪駆動モードになる。アクチュエータは相互に連結した各出力軸の滑動運動により各軸を係合離脱位置に変える。
【0008】
本発明の他の態様のクラッチ機構は、二重車軸連結はずしシステムの係合/係合離脱に必要な移動距離を減らすように各出力軸及び各自在接手に1対の分割スプライン歯を設ける。
【0009】
本発明のディファレンシャル・アセンブリは、二輪駆動モードを選定したときに単一の出力軸及びその車軸だけをディファレンシャルに対する駆動作用を伴う係合状態から係合を離脱する従来知られている連結はずし機構に比べて燃料経済性が一層高く摩耗が一層少なく騒音の一層少ないことを含むいくつかの利点がある。従来知られている二重連結はずしディファレンシャル・アセンブリに比べて本発明の利点は、全体寸法は増大しないで部品数が一層少なく一層高い密実性を持ち本発明二重連結はずし機構をサブコンパクト・カーを含む任意の寸法の車両に利用できるようにする一層丈夫な構造を備えることである。このようにして、従来知られている二重連結はずし機構の所要の空間によって、従来は随意形四輪駆動装置を備えてない、サブコンパクト・カーを含む比較的小型の車両に四輪駆動装置を設けることができる。
【0010】
【実施例】
以下本発明を好適な実施例について添付図面により詳細に説明する。
【0011】
図1には、フルタイム後車軸及びパートタイム前車軸を持つ四輪駆動(4WD)車の前車軸用の本発明による二重連結はずしディファレンシャル・アセンブリ(又は機構)14を示してある。
【0012】
このディファレンシャル・アセンブリ14は一般に、車両変速機から縦方向に延びる駆動軸(図示してない)により駆動される縦方向に延びる図示してないピニオン軸(又は入力軸)により駆動する。このピニオン軸は、デフ・ケース12に固定した(たとえばボルト締めした)リング・ギヤ(図示してない)に組み合う。デフ・ケース12は、軸受15によりデフ・ハウジング14´内に回転できるように取付けてある。デフ・ケース12とこれに固定したリング・ギヤとは、各出力軸24、25の軸線である横方向水平軸線x−x´のまわりに回転する。
【0013】
本発明の実施に当たって使うディファレンシャルはさらに、デフ・クロス・ピン16とこのクロス・ピン16に対し回転できるように取り付けたピニオン・ギヤ18とを備える。このディファレンシャルはさらに、それぞれ第1の(又は左側の)及び第2の(又は右側の)サイド・ギヤ20、21を備える(図1、2及び3参照)。各サイド・ギヤ20、21は、互いに同軸で、同様に前記の出力軸24、25の共通の軸線である共通の横方向軸線のまわりに回転する。
【0014】
各出力軸24、25の外側端部には、各出力軸24、25及び各車輪端部の間に自在接手50、60(たとえば恒速度接手)を設けてある。
【0015】
本発明によれば図2に明らかなようにスプライン(たとえばスプライン25a、50a)の形で各出力軸25、24を持つ自在接手50、60間にクラッチ機構を設けてある。これ等のスプラインは、各自在接手50、60の内側で各内部部材の中心穴に形成してある。
【0016】
従来のディファレンシャル駆動アセンブリの場合と同様に、本発明の二重連結はずし車軸アセンブリ14は同軸の第1の(又は左側の)出力軸24及び第2の(又は右側の)出力軸25を備える。各出力軸24、25は横方向に延びサイド・ギヤ20、21と同軸である。各出力軸24、25はクロス・ピン16に近い内側端部からデフ・ハウジング14´の外側に延びる外側端部まで延びる。各スプライン(たとえば各スプライン25a、50a)は、自在接手50、60を選択的に駆動するように自在接手50、60の内側端部に設けてある。各自在接手50、60は、各出力軸24、25の各外側端部に設けた普通のもの(たとえば各自在接手)であり車両の各側部で横方向外方に各車輪(図示してない)まで延びる。
【0017】
本発明の1つの重要な態様によれば第1及び第2の出力軸24、25は1単位として軸線方向に一緒に滑動できる。すなわち本発明は、2本の出力軸24、25を連結するようにディファレンシャル・アセンブリを貫いて延びる連結棒29又はその他の適当な部材の形の連結部材を提供するのがよい。この構造では本発明により各出力軸24、25の同時の軸線方向運動を生ずることにより第1及び第2の出力軸24、25を第1及び第2の自在接手50、60から相互の連結をはずす。図1の実施例では連結棒29はクロス・ピン16を貫通する。図3に示した別の実施例では連結部材129は、各出力軸24、25を互いに連結する連結スリーブに形成してある。図3の構造ではクロス・ピン16は穴130で連結スリーブ129を貫通する。例示した両構造で2本の被駆動出力軸24、25は、クラッチの係合位置及び係合離脱位置の間で相互に直線滑動運動を生ずるよう相互に固定してある。
【0018】
本発明の二重連結はずし車軸アセンブリ14は各出力軸24、25を各自在接手50、60に対し駆動作用を伴う係合状態に同時に入れ又はこの状態から同時に出すクラッチ機構を備える。各出力軸及び各自在接手の間の各スプラインはこのクラッチ・アセンブリ又は機構の一部を形成する。
【0019】
自在接手の内歯スプライン付き内部部材50と外歯スプライン付き出力軸24、25とから成るクラッチ部材全体は、正常位置である図1のクラッチ係合離脱位置で示してある。作動時には引続いて述べるように軸線方向に滑動できる出力軸24、25は図1に示すようにクラッチ係合位置に左方に滑動する。この位置では各自在接手50、60の各クラッチ部材又は各スプラインは各出力軸24、25の各スプラインに組みあう。各出力軸24、25は、クラッチ機構がクラッチ係合位置にあるときは各自在接手50、60と共に回転するが、クラッチ機構がクラッチ係合離脱位置にあるときは自在接手50、60に対し無関係に回転する。
【0020】
圧縮ばね42は、軸線方向に滑動できる出力軸24、25をクラッチ係合離脱位置にすなわち図1に示すように右方に付勢する付勢手段として作用する。ばね42は第1のすなわち左方の出力軸24に衝合する。
【0021】
クラッチ機構を作動するように、クラッチ・カラー36のみぞ38内に受入れる二又端部部分を持つシフト・フォークとしてクラッチ・アクチュエータ40を設けてある。クラッチ・アクチュエータ40は出力軸の一方に固定してある。シフト・フォークすなわちクラッチ・アクチュエータ40は公知の手段41により、たとえば電気的手段(これが好適である)により又は流体圧式、空気圧式、真空式又は機械的の手段により作動すればよい。作動は自動的に又は手動式でたとえば運転台内の手動制御又はペダル制御により始める。
【0022】
出力軸24、25及びカラー36は通常クラッチ係合離脱位置すなわち図1の右方にある。車両はクラッチの係合をはずすときは二輪駆動(2WD)モードになる。クラッチ機構を係合させ車両を四輪駆動(4WD)モードにするには、クラッチ・アクチュエータ40により圧縮ばね42の付勢作用に逆らって図1に示すようにクラッチ・カラー36を左方に動かす。クラッチ・カラー36は各出力軸24、25を圧縮ばね42の付勢作用に逆って左方に押すことにより、各被駆動出力軸24、25のクラッチ部材又はスプラインを各自在接手50、60の各クラッチ部材又はスプライン(たとえばスプライン52a)に組合った状態にする。クラッチ機構をこのようにして係合させると、各出力軸24、25はクラッチ機構をこのようにして係合させると、各出力軸24、25は各自在接手50、60と同じ速度で回転するように拘束され、又各車輪端部(図示してない)に各接手50、60を介して動力を伝える。四輪駆動の必要がもはやなくなると、クラッチ・アクチュエータ40を右方に動かす。この場合又クラッチ・カラー36を右方に滑動する。次いで圧縮ばね42により出力軸24、25を右方にすなわちクラッチ係合はずし位置に押し車両を二輪駆動モードに戻す。
【0023】
前記各図は車両の前車軸用のディファレンシャル・アセンブリを示す。四輪駆動式の多くの現用の車両はフルタイム後車軸とパートタイム前車軸とを持つ。しかし若干の近年の四輪駆動車両はフルタイム前車軸とパートタイム後車軸とを持つ。本発明のディファレンシャル・アセンブリは、前車軸又は後車軸にこれ等の車軸のどちらがパートタイム車軸であっても使うことができる。
【0024】
圧縮ばね42は(又はその他の付勢手段)は、通常クラッチ係合離脱位置に向かい付勢されパートタイム車軸の係合がはずれるようになる。その理由は、駆動条件として四輪駆動運転が求められるときを除いて通常パートタイム車軸の係合をはずして二輪駆動モードで運転するのがよいからである。しかしこのばねは所望によりクラッチ係合位置に向かい付勢することができる。所望により図示の圧縮ばねの代りに他の付勢手段たとえば空気ばねを使ってもよい。
【0025】
さらに相対的に滑動できる部材に各磁石のような若干の手段を設けるだけで付勢手段を設けなくてすむ。使用する場合にこのような磁石は、互いに隣接する軸線方向に滑動できる部材間の相対回転を防ぎ又はさまたげるほど強くなくてもよい。出力軸24、25をクラッチ係合離脱位置にシフトするように作用する他の機械的機構も又考えられ図3に第2の実施例として示してある。
【0026】
ソレノイド作動装置たとえば出力軸24を囲む環状のソレノイド作動装置を使うことができる。この場合所望によりカラー36を設けなくてもよい。しかしカラー36及びシフトフォーク40を備えた図示の装置は、この装置がアクチュエータの形式についても場所についても普遍性を一層高めるから好適である。
【0027】
所望によりクロス・ピン16の代りにスパイダ(典型的にはリング本体から外方に延びる複数個の半径方向に延びるアームを持つリングを中心部に備えている)を使うことができる。
【0028】
本発明の別の実施例を図5に示してある。図5では自在接手250、260と各出力軸225、224との間にスプライン(たとえば図2のスプライン25a、50a)の形のクラッチ機構を設けてある。これ等のスプラインは各自在接手250、260の内側で各内部部材の中心穴に形成してある。
【0029】
従来のディファレンシャル駆動アセンブリの場合と同様に本発明の二重連結はずし車軸アセンブリは互いに同軸の第1の(又は左側の)出力軸224と第2の(又は右側の)出力軸225とを備える。これ等の出力軸224、225はクロス・ピン216に近い内側端部からデフ・ハウジングの外側に延びる外側端部まで延びる。スプライン(たとえば図2のスプライン25a、50a)は自在接手250、260の内側端部にこれ等の自在接手を選択的に駆動するように設けてある。各自在接手250、260は各出力軸224、225の各外側端部に設けた普通の構造のもの(たとえば自在接手)であり車両の各側部の車輪(図示してない)に横方向外方に延びている。
【0030】
本発明の1つの重要な態様によれば第1及び第2の出力軸224、225は相互に連結され一緒に1単位として軸線方向に滑動できる。すなわち本発明は2本の出力軸224、225を連結するようにディファレンシャル・アセンブリを貫いて延びる連結又はその他の適当な部材の形の連結部材(リンキング部材)229を設けるのがよい。この構造では本発明により第1及び第2の出力軸(224、225が同時に軸線方向に移動することによって各出力軸224、225を第1及び第2の自在接手250、260から相互の連結をはずす。図5の実施例では連結棒229はクロス・ピン216を貫通する。図3の実施例では連結部材は各出力軸24、25を連結する連結スリーブから成る。図示の構造では2本の従動出力軸224、225は相互に固定して結合されクラッチ係合位置及び係合離脱位置の間で相互の直線滑動運動を生ずる。
【0031】
本発明の二重連結はずし車軸アセンブリは、各出力軸224、225をそれぞれ自在接手250、260に対し駆動作用を伴い係合する状態に同時にし又はこの状態から同時にはずすクラッチ機構を備える。
【0032】
自在接手の内歯スプライン付き内部部材250´と外歯スプライン付き出力軸224、225とを備えたクラッチ部材全体は、通常の(係合離脱)位置である図5のクラッチ係合離脱位置で示してある。作動時には引続いて述べるように軸線方向に滑動できる出力軸224、225は図5の左方にクラッチ係合位置に滑動する。この位置では各自在接手250、260のクラッチ部材又はスプラインは各出力軸224、225の各スプラインに組合う状態にある。各出力軸224、225はクラッチ機構がクラッチ係合位置にあるときは各自在接手250、260と共に回転するが、クラッチ機構がクラッチ係合離脱位置にあるときは各自在接手250、260とは無関係に回転する。
【0033】
圧縮ばね242は、軸線方向に滑動できる出力軸224、225をクラッチ係合離脱位置にすなわち図5の右方に付勢する付勢手段として作用する。ばね242は第1のすなわち左側の出力軸224に衝合する。
【0034】
クラッチ機構を作動するように、クラッチ・カラー236のみぞ238内に受入れた二又端部部分を持ち出力軸の一方に固定して設けたシフト・フォークとしてクラッチ・アクチュエータ(図示してない)を設ける。このシフト・フォークは、公知の手段によりたとえば電気的手段(これが好適である)又は流体圧式、空気圧式、真空式又は機械式の手段により作動する。作動は、自動的に又は車両運転台の手動の又はペダル形の制御装置のような手動作動装置によって行う。
【0035】
図5に示した別の実施例によれば二重連結はずし車軸アセンブリはさらに鎖錠ディファレンシャルを作動する手段を設けてある。すなわち、デフ・ケース212に向き合う最左端部に第1の鎖錠歯239を設けてある。又デフ・ケース212はクラッチ・カラー236に向き合うトラニオンに第2の鎖錠歯213を設けることによりカラー236及びケース213の間に或る形式のかみ合いクラッチを形成する。クラッチ・カラー236をその図5に示した最左端位置にシフトするときは、第1鎖錠歯239はデフ・ケース212に設けた第2鎖錠歯213にかみあうことにより出力軸224、225をデフ・ケース212に鎖錠する。
【0036】
図5の実施例ではクラッチ・カラー236は、カラー236内に位置する圧縮ばね237により出力軸のスプラインが自在接手のスプラインに組み合う第1の位置にシフトする。又カラー236はさらに各歯239がデフ・ケースの歯213にかみあい、デフ・ケースに対し回転を鎖錠する(すなわちディファレンシャルを鎖錠する)位置にシフトする。
【0037】
本発明によれば同時のディファレンシャル連結及び同時のディファレンシャル連結はずしのできる簡単で信頼性の高い機構が得られる。すなわち両出力軸24、25は本発明装置では各自在接手50、60に対し同時に連結され又は連結をはずされる。このようにしてこの新規な二重連結はずしディファレンシャル・アセンブリは前記したように逆転駆動のような単一軸連結はずし機構のよく知られた欠点を防ぐ。
【0038】
本発明の二重連結はずしディファレンシャル・アセンブリは又密実である。本発明により、コンパクト・カー及びサブ・コンパクトカー用のパートタイム式二重軸連結はずし四輪駆動方式が得られる。
【0039】
さらに本発明アセンブリは、各出力軸をデフ・ケースに選択的に鎖錠する鎖錠形ディファレンシャルが得られるように変型を行うことができる。
【0040】
以上本発明をその好適な実施例について詳細に説明したが本発明はなおその精神を逸脱しないで種種の変化変型を行うことができるのはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明駆動車軸アセンブリの好適な実施例の水平軸断面図である。
【図2】図1の実施例の要部の拡大軸断面図である。
【図3】戻しばね42を必要としない本発明の第2実施例の要部の水平軸断面図である。
【図4】第2実施例の2本の出力軸を互いに連結する相互連結カラーの斜視図である。
【図5】本発明の第2の実施例の水平軸断面図である。
【符号の説明】
14 駆動車軸
24、25 出力軸
50、60 自在接手

Claims (20)

  1. 第1及び第2のサイド・ギヤを備えたデフ・ケースと、それぞれ前記第1及び第2のサイド・ギヤにスプラインにより連結され、これ等の第1及び第2のサイド・ギヤにより回転駆動される第1及び第2の互いに同軸に整合した出力軸と、
    それぞれ前記デフ・ケースの外側に配置され前記第1及び第2の出力軸からトルクを選択的に伝えるのに適する第1及び第2の自在接手と、
    を備え、
    前記第1及び第2の出力軸を、前記第1及び第2の自在接手及び第1及び第2のサイド・ギヤに動力伝動的にそれぞれ係合させる第1の位置と、前記第1及び第2の出力軸を、前記第1及び第2のサイド・ギヤに動力伝動的にそれぞれ係合させるが、前記第1及び第2の自在継手には動力伝動的に係合を離脱させる第2の位置との間を、前記第1及び第2の出力軸を軸線方向に移動可能にして成る、
    車両用の二重連結はずしディファレンシャル・アセンブリ
  2. さらに、前記第1及び第2の出力軸を互いに連結して横方向軸線に沿い同時に並進運動するようにした相互連結部材を備え、前記第1及び第2の出力軸が、軸線方向に滑動可能であり、相互に連結されてこれ等の出力軸の同時の軸線方向運動を生ずるようにした請求項1の二重連結はずしディファレンシャル・アセンブリ。
  3. 前記相互連結部材を、前記第1の出力軸の内側端部から前記第2の出力軸の内側端部に延びる棒により構成した請求項1の二重連結はずしディファレンシャル・アセンブリ。
  4. 前記棒がクロス・ピンを貫通するようにした請求項3の二重連結はずしディファレンシャル・アセンブリ。
  5. 前記相互連結部材に、貫通するクロス・ピンを受入れるのに適する相互連結カラーを設け、この相互連結カラーが前記の第1及び第2の出力軸の間に延びこれ等の出力軸を連結するようにした請求項2の二重連結はずしディファレンシャル・アセンブリ。
  6. さらに、前記の第1及び第2の自在接手に設けた第1のクラッチ部材と、
    それぞれ前記第1及び第2の自在接手の前記各第1のクラッチ部材に係合するように、前記第1及び第2の出力軸に設けられた第2のクラッチ部材と、
    を備えた請求項1の二重連結はずしディファレンシャル・アセンブリ。
  7. さらに、前記第1及び第2の出力軸をクラッチ係合位置とクラッチ係合離脱位置との間で同じ方向に同時に軸線方向に移動させるように、前記第1及び第2の出力軸のうちの一方に取付けられたリングを備えた請求項1の二重連結はずしディファレンシャル・アセンブリ。
  8. さらにアクチュエータを備え、このアクチュエータに、前記第1及び第2の出力軸を前記クラッチ係合位置及び前記クラッチ係合離脱位置との間で滑動可能に動かすように、前記リングに係合するためのアームを設けた請求項7の二重連結はずしディファレンシャル・アセンブリ。
  9. 前記第1及び第2の出力軸の外面と、前記第1及び第2の自在接手の内面とが、互いに相補的なスプラインを備えた請求項1の二重連結はずしディファレンシャル・アセンブリ。
  10. 前記第1及び第2の自在接手の内部部材に軸線方向に延びる中心穴を設け、前記第1及び第2の自在接手の前記第1のクラッチ部材が、前記中心穴の各部分に形成したスプラインであり、前記第1及び第2の出力軸の前記第2のクラッチ部材が、前記第1及び第2の出力軸の外面に形成したスプラインであり、前記第1及び第2の自在接手のスプラインと、前記第1及び第2の出力軸のスプラインとが、前記第1及び第2の出力軸がクラッチ係合位置にあるときは互いに係合し、前記第1及び第2の出力軸がクラッチ係合離脱位置にあるときは係合離脱するようにした請求項1の二重連結はずしディファレンシャル・アセンブリ。
  11. 前記第1及び第2の出力軸を、圧縮ばねにより前記クラッチ係合位置及び前記クラッチ係合離脱位置の一方に向かい付勢するようにした請求項10の二重連結はずしディファレンシャル・アセンブリ。
  12. 前記第1及び第2の出力軸を、前記圧縮ばねにより前記クラッチ係合離脱位置に向かい付勢するようにした請求項11に記載の二重連結はずしディファレンシャル・アセンブリ。
  13. 前記第1及び第2の出力軸は、これ等の第1及び第2の出力軸がクラッチ係合位置にあるときは、前記第1及び第2の自在接手の内部側に駆動作用を伴って係合するが、前記第1及び第2の出力軸がクラッチ係合離脱位置にあるときは、フリーホイーリング・モードになるようにした請求項1の二重連結はずしディファレンシャル・アセンブリ。
  14. 前記第1及び第2の出力軸と、前記第1及び第2の自在接手とが、前記第1及び第2の出力軸の従動モード及びフリーホイーリング・モードの両モードで互いに異なる速度で回転できるようにした請求項13の二重連結はずしディファレンシャル・アセンブリ。
  15. さらに、前記出力軸と、前記自在接手との間にスプライン形相互連結部を備えることにより、このスプライン形相互連結部の各スプラインを、前記第1及び第2の各出力軸と、前記第1及び第2の各自在接手との1対の軸線方向に互いに間隔を置いたスプライイン列に分割するようにした請求項1の二重連結はずしディファレンシャル・アセンブリ。
  16. 第1及び第2のサイド・ギヤを備えたデフ・ケースと、それぞれこれ等の第1及び第2のサイド・ギヤにスプラインによりかみ合わされ、これ等の第1及び第2のサイド・ギヤにより回転駆動される第1及び第2の互いに同軸に整合した第1及び第2の出力軸とを備えた四輪駆動(4WD)車両に対し二輪駆動モード及び四輪駆動モードの間で変更を行う方法において、
    前記第1及び第2の出力軸からトルクを選択的に伝えるのに適する第1及び第2の自在継手を前記デフ・ケースの外側に配置するステップと、
    前記第1及び第2の出力軸と、前記第1及び第2の自在接手との間のクラッチ機構であって、前記第1及び第2の出力軸を、前記第1及び第2の自在接手及び前記第1及び第2のサイド・ギヤに動力伝動的にそれぞれ係合させる第1の位置と、前記クラッチ機構の係合を離脱させ、前記第1及び第2の出力軸を、前記第1及び第2の自在継手から動力伝動的に係合を離脱させる第2の位置との間を、前記第1及び第2の出力軸を軸線方向に移動させる前記クラッチ機構を提供するステップと、
    を含む方法
  17. 前記各出力軸及び各自在接手の間にスプライン形相互連結部を設けることにより、前記スプラインを1対の軸線方向に互いに間隔を置いたギヤ歯列に分割するステップをさらに含む請求項16の方法。
  18. 前記各出力軸を、相互に連結し前記滑動させるステップ中に同時に並進運動させる請求項16の方法。
  19. 前記各出力軸を鎖錠してディファレンシャル・アセンブリのデフ・ケースと共に回転するようにするステップをさらに含む請求項16の方法。
  20. 前記ディファレンシャル・アセンブリのデフ・ケースに前記各出力軸を鎖錠する鎖錠クラッチ装置を備えた請求項1の二重連結はずしディファレンシャル・アセンブリ。
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