JPH0542705U - 油圧モータ駆動回路に於ける衝撃圧除去回路装置 - Google Patents

油圧モータ駆動回路に於ける衝撃圧除去回路装置

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JPH0542705U
JPH0542705U JP9045991U JP9045991U JPH0542705U JP H0542705 U JPH0542705 U JP H0542705U JP 9045991 U JP9045991 U JP 9045991U JP 9045991 U JP9045991 U JP 9045991U JP H0542705 U JPH0542705 U JP H0542705U
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JP
Japan
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pressure
pilot
hydraulic motor
relief
relief valve
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Pending
Application number
JP9045991U
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English (en)
Inventor
浩之 塚本
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Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建設機械等の油圧モータを停止させる際の衝
撃圧を軽減し、操作性を向上させる。 【構成】 油圧モータ駆動回路の2本の主管路5,6を
2個のパイロット操作リリーフ弁11,12を介して接
続する。パイロット操作リリーフ弁11,12は夫々出
口側の主管路5,6からパイロット圧を供給される。パ
イロット管路15,16に絞り21,22を設ける。油
圧モータ4を駆動した場合は、帰還側から供給側主管路
へ圧油をバイパスさせる側のパイロット操作リリーフ弁
にパイロット圧が加わり、リリーフ設定圧を低下させ
る。停止の際は、このリリーフ弁が、帰還側主管路の圧
力上昇によって開き、衝撃の発生を抑える。パイロット
圧の供給を断たれたリリーフ弁は、絞り21,22の作
用によってリリーフ設定圧の上昇速度が減速され、リリ
ーフ弁が緩やかに閉じて油圧モータ4を停止させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、油圧モータ駆動回路に於ける衝撃圧除去回路装置に関するもので あり、特に、油圧モータの停止時に於ける衝撃を軽減する衝撃圧除去回路装置に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の油圧モータの駆動回路を図4及び図5に従って説明する。図4は建設機 械の旋回や走行用の駆動回路を示し、方向制御弁1と、これを制御する遠隔制御 弁2、方向制御弁1に接続したカウンタバランス弁3、カウンタバランス弁3と 油圧モータ4とを接続する2本の主管路5,6、主管路5,6をバイパスする2 個のリリーフ弁7,8とから構成されている。
【0003】 操作レバー9を図5のF時点で例えばD方向へ回動し、方向制御弁1を中立位 置CからA位置へ切換えると、一方の主管路5と油圧ポンプ10とが連通して油 圧モータ4を一方向へ回転させる。図5中Gの時点で操作レバー9を中立位置へ 戻すと、方向制御弁1が中立位置Cへ復帰して油圧モータ4の駆動を停止する。 このとき、帰還側主管路6の流路がカウンタバランス弁3により急激に断たれ、 慣性体(図示せず)の慣性によって油圧モータ4は強制的に回転され、圧油が帰 還側の主管路6へ圧送されてリリーフ弁8が動作し、図5のa,bに示すように 帰還側主管路6の圧力P2 が急激に上昇して衝撃が発生する。この圧力上昇a, bによって慣性体に制動がかかり、慣性体が停止する(時点H)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前述した従来の油圧モータの駆動回路は、停止時に衝撃圧が発生して油圧装置 及び操作者に衝撃を与え、肉体的負担によって疲労度が高く作業性の低下を招く とともに、油圧装置の耐久性を低下させる原因ともなる。 そこで、油圧モータの停止時における衝撃を軽減し、作業性並びに耐久性を向 上させるために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本考案はこの課題 を解決することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案は、上記目的を達成するために提案されたものであり、方向制御弁と 油圧モータとを接続する2本の主管路を、2本のバイパス管路にて接続し、前記 2本のバイパス管路に夫々リリーフ弁を設け、一方のリリーフ弁の接続方向を逆 にして、両方向へ油圧油をバイパスできるようにした油圧モータ駆動回路に於て 、前記リリーフ弁をパイロット操作形とし、夫々の出口側の主管路とパイロット ポートとをパイロット管路にて接続し、パイロット圧によってリリーフ設定圧が 低下されるように形成するとともに、前記パイロット管路に夫々絞り等の流量制 御手段を設け、前記パイロット圧の降下速度を遅延させることにより、前記リリ ーフ設定圧の高圧への復帰速度を遅延させたことを特徴とする油圧モータ駆動回 路に於ける衝撃圧除去回路装置を提供するものである。
【0006】
【作用】
方向制御弁を切換えて油圧モータを駆動すると、帰還側主管路から供給側主管 路へ圧油を逃がすパイロット操作リリーフ弁へパイロット圧が加わり、リリーフ 設定圧を低下させる。方向制御弁を中立位置へ戻すと、慣性により回転を継続す る油圧モータのポンプ作用によって帰還側主管路の圧力が上昇する。この圧力上 昇によって前記パイロット操作リリーフ弁が開き、圧油をバイパスして帰還側主 管路の圧力上昇を抑制する。方向制御弁を中立としたことにより、パイロット操 作リリーフ弁のパイロット圧は低下するが、パイロット管路に設けた絞り等の流 量制御手段によって圧力低下速度は減速される。従って、パイロット操作リリー フ弁のリリーフ設定圧は緩やかに上昇し、これに伴い開口を徐々に閉じ、帰還側 主管路の背圧を円滑に上昇させて油圧モータを停止させる。
【0007】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図1乃至図3に従って詳述する。尚、従来例にお いて付した符号に相当する部分は同一符号を使用するものとする。図1は油圧シ ョベルの油圧モータ駆動回路を示したものである。操作レバー9の回動操作によ って遠隔制御弁2から方向制御弁1へパイロット圧が加えられ、方向制御弁1が 中立位置CからA位置或いはB位置へと切換わる。方向制御弁1に接続したカウ ンタバランス弁3は、方向制御弁1からのパイロット圧によって方向制御弁1に 連動し、油圧ポンプ10と油圧モータ4とが2本の主管路5,6を通じて連通す る。
【0008】 2本の主管路5,6は2個のパイロット操作リリーフ弁11,12を介して接 続され、バイパス管路13,14が設けられている。一方のパイロット操作リリ ーフ弁11は、主管路5から主管路6へ圧油をバイパスし、他方のパイロット操 作リリーフ弁12は、逆に主管路6から主管路5へ圧油をバイパスする。 2個のパイロット操作リリーフ弁11,12は、夫々出口側の主管路とパイロ ット管路15,16を通じてパイロットポート17,18にパイロット圧が加え られる。パイロット操作リリーフ弁11,12はパイロット圧を加えることによ ってパイロットばね(図示せず)を圧縮し、リリーフ圧設定用のばね19,20 を伸長させて、リリーフ圧が任意に設定した低圧に降下されるように形成してい る。また、パイロット管路15,16には夫々絞り21,22を設けて、後述す る方向制御弁1を中立位置Cへ戻した後のパイロット圧の低下速度を減速させる 。
【0009】 以下、パイロット操作リリーフ弁11,12と絞り21,22とからなる衝撃 圧除去回路の作用を図2のタイミングチャートを参照しつつ説明する。図1中操 作レバー9を例えばD方向へ操作すると、方向制御弁1及びカウンタバランス弁 3は夫々A位置となり、油圧ポンプ10の吐出油は主管路5を通り油圧モータ4 を駆動する。同時に、主管路5の圧油はパイロット管路16を経由してパイロッ ト操作リリーフ弁12にパイロット圧を加え、図2中時点Fに示すようにリリー フ設定圧を低下させる。
【0010】 時点Gで操作レバー9を中立位置へ戻すと方向制御弁1及びカウンタバランス 弁3が中立位置Cへと切換り、主管路5の圧力P1 は低下する。一方、主管路6 は慣性体を駆動する油圧モータ4のポンプ作用によって圧力P2 が上昇し、リリ ーフ設定圧が低下しているパイロット操作リリーフ弁12を開き、圧油をバイパ スして帰還側主管路6の圧力の急上昇を抑止する。同時に、圧油の供給を断たれ たパイロット管路16の油圧は低下するが、絞り22の流量制限作用によってそ の低下速度は減速され、図2のG→Hに示すようにリリーフ設定圧は緩やかに上 昇する。従って、パイロット操作リリーフ弁12は徐々に閉じて主管路6の制動 背圧を高め、機体に衝撃を発生させることなく停止させる(時点H)。
【0011】 停止時(G)に、供給側主管路5の圧力P1 の上昇(図2中c)により、パイ ロット操作リリーフ弁12のリリーフ設定圧は低下し、圧力P2 の上昇によって 再度圧油をバイパスするため、従来例の図5に示した圧力P2 のピーク圧dの発 生が防止され、油圧モータ4のハンチングが解消される。 尚、油圧モータ4を逆転させた場合は圧油の流れが逆方向となり、他方のパイ ロット操作リリーフ弁11が動作して正転時と同様に作用する。
【0012】 図3は他の実施例を示し、図1に示した絞り21,22に代えてスローリター ン弁23,24を使用したものである。これにより、油圧モータ4の起動時にパ イロット操作リリーフ弁11,12のリリーフ設定圧の降下応答時間が短縮され 、所謂インチング操作のように方向制御弁1を極めて短時間開く操作時にも、パ イロット操作リリーフ弁11,12の動作を高速で追従させることができる。
【0013】 尚、この考案は、この考案の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことがで き、この考案がそれらの改変されたものに及ぶことは当然である。
【0014】
【考案の効果】
この考案は、上記一実施例に於て詳述したように、油圧モータを駆動している 間は、リリーフ弁のリリーフ設定圧が低圧に保持されているので、停止操作時に はリリーフ弁が瞬時に動作する。その後に、リリーフ設定圧の上昇とともに徐々 に閉じるため、制動側の管路圧力が急上昇することがなく、停止時の衝撃圧の発 生が防止され、操作者の疲労度を軽減して作業性を向上させるとともに、油圧装 置の耐久性も向上する等諸種の効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す油圧モータの駆動回路
図。
【図2】主管路の圧力とリリーフ弁の動作の関係を示す
タイミングチャート。
【図3】他の実施例を示す油圧モータの駆動回路図。
【図4】従来の油圧モータの駆動回路図。
【図5】従来の油圧モータ駆動回路に於ける主管路圧力
のタイミングチャート。
【符号の説明】
1 方向制御弁 4 油圧モータ 5,6 主管路 11,12 パイロット操作リリーフ弁 13,14 バイパス管路 15,16 パイロット管路 17,18 パイロットポート 21,22 絞り 23,24 スローリターン弁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 方向制御弁と油圧モータとを接続する2
    本の主管路を、2本のバイパス管路にて接続し、前記2
    本のバイパス管路に夫々リリーフ弁を設け、一方のリリ
    ーフ弁の接続方向を逆にして、両方向へ油圧油をバイパ
    スできるようにした油圧モータ駆動回路に於て、前記リ
    リーフ弁をパイロット操作形とし、夫々の出口側の主管
    路とパイロットポートとをパイロット管路にて接続し、
    パイロット圧によってリリーフ設定圧が低下されるよう
    に形成するとともに、前記パイロット管路に夫々絞り等
    の流量制御手段を設け、前記パイロット圧の降下速度を
    遅延させることにより、前記リリーフ設定圧の高圧への
    復帰速度を遅延させたことを特徴とする油圧モータ駆動
    回路に於ける衝撃圧除去回路装置。
JP9045991U 1991-11-05 1991-11-05 油圧モータ駆動回路に於ける衝撃圧除去回路装置 Pending JPH0542705U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5761121A (en) * 1980-09-30 1982-04-13 Komatsu Ltd Oil pressure circuit for construction machinery

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5761121A (en) * 1980-09-30 1982-04-13 Komatsu Ltd Oil pressure circuit for construction machinery

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