JPH0542223B2 - - Google Patents
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- JPH0542223B2 JPH0542223B2 JP9622885A JP9622885A JPH0542223B2 JP H0542223 B2 JPH0542223 B2 JP H0542223B2 JP 9622885 A JP9622885 A JP 9622885A JP 9622885 A JP9622885 A JP 9622885A JP H0542223 B2 JPH0542223 B2 JP H0542223B2
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- rotor
- pole core
- ring
- spacer
- stator
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Links
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K1/00—Details of the magnetic circuit
- H02K1/06—Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
- H02K1/22—Rotating parts of the magnetic circuit
- H02K1/24—Rotor cores with salient poles ; Variable reluctance rotors
- H02K1/243—Rotor cores with salient poles ; Variable reluctance rotors of the claw-pole type
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Synchronous Machinery (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は車両用交流発電機の回転子に関し、特
に回転子のポールコア部の改良に関するものであ
る。
に回転子のポールコア部の改良に関するものであ
る。
本発明は車両用交流発電機の回転子において、
非磁性体リングを回転子のポールコアの爪裏面と
しめしろを持たせて圧入固定すると共に、リング
と一体に形成したスペーサを爪間の空間に挿入し
て、回転子の外周部が凹凸のない円筒形状となる
ようにすることにより、ロータ内部の通風をそこ
なわないようにしつつ、ポールコアとステータと
の間の干渉音およびポールコアの爪の径方向振動
を防止して、高回転域での騒音を低減させるよう
にしたものである。
非磁性体リングを回転子のポールコアの爪裏面と
しめしろを持たせて圧入固定すると共に、リング
と一体に形成したスペーサを爪間の空間に挿入し
て、回転子の外周部が凹凸のない円筒形状となる
ようにすることにより、ロータ内部の通風をそこ
なわないようにしつつ、ポールコアとステータと
の間の干渉音およびポールコアの爪の径方向振動
を防止して、高回転域での騒音を低減させるよう
にしたものである。
従来、車両用交流発電機の回転子としては、冷
却効果をよくするものとして特開昭58−79455号
公報に記載のような軸方向に突出する複数個の爪
形のポールコア部が外周部に形成された一対のロ
ータコアを、ヨークに固定された励磁コイルが前
記一対のロータコアにより挾持されるようにシヤ
フトに嵌着して構成し、前記一対のロータコアの
ポールコア部が対向して噛み合うように配置し、
ポールコア部の側面に沿つて冷却風路を形成した
ものがある。
却効果をよくするものとして特開昭58−79455号
公報に記載のような軸方向に突出する複数個の爪
形のポールコア部が外周部に形成された一対のロ
ータコアを、ヨークに固定された励磁コイルが前
記一対のロータコアにより挾持されるようにシヤ
フトに嵌着して構成し、前記一対のロータコアの
ポールコア部が対向して噛み合うように配置し、
ポールコア部の側面に沿つて冷却風路を形成した
ものがある。
ところが、近年、オールタネータは、小型軽
量・高出力化を達成する為、プーリ比を上げて高
速化が行われてきたが、これに伴いランデル型ポ
ールコアが高速で回転することに起因した騒音が
問題とつてきた。そして、騒音の原因はポールコ
アの爪先端部が径方向にゆれる振動モードによる
爪の共振音及び、ボールコアが回転した時に、ポ
ールコア側面のフアン作用により、遠心風が発生
することにより、脈動をもつた圧力変動がステー
タとポールコア間に発生し、これがステータの内
周のテイース部の凹凸部と干渉して生じる風切音
が上げられる。
量・高出力化を達成する為、プーリ比を上げて高
速化が行われてきたが、これに伴いランデル型ポ
ールコアが高速で回転することに起因した騒音が
問題とつてきた。そして、騒音の原因はポールコ
アの爪先端部が径方向にゆれる振動モードによる
爪の共振音及び、ボールコアが回転した時に、ポ
ールコア側面のフアン作用により、遠心風が発生
することにより、脈動をもつた圧力変動がステー
タとポールコア間に発生し、これがステータの内
周のテイース部の凹凸部と干渉して生じる風切音
が上げられる。
そこで、本発明は上記点に鑑みてなされたもの
で、高速回転域での騒音を低減させるようにした
車両用交流発電機の回転子を提供することであ
る。
で、高速回転域での騒音を低減させるようにした
車両用交流発電機の回転子を提供することであ
る。
複数個の爪を有する一対のランデル形ポールコ
アが交互に噛み合うように配置され、前記ポール
コアの内側には励磁コイルが巻装された回転子
と、この回転子に径方向に対向させて配置された
テイースを有する固定子とからなる車両用交流発
電機において、 前記回転子のボールコアの爪裏面により形成さ
れる内円の内径より大きい外径に形成され、前記
爪裏面に圧入されて外径面が前記回転子のポール
コアの爪裏面に圧接する非磁性体リングと、 このリングと一体に形成されると共に前記回転
子のポールコアの隣合う爪間に配置されるスペー
サであつて、一方の爪の側面に接すると共に一端
が該側面の最外径部に沿う形状に形成された側壁
と、他方の爪の側面に接すると共に一端が該側面
の最外径部に沿う形状に形成された側壁と、これ
ら側壁の前記一端同士を連結すると共に少なくと
も前記テイースと対向する外壁とを有して断面コ
字状に形成されており、かつ前記側壁が、その外
径壁との連結部より内径側において前記リングと
一体形成されているスペーサと、 を具備したことを特徴とする車両用交流発電機の
回転子とすることである。
アが交互に噛み合うように配置され、前記ポール
コアの内側には励磁コイルが巻装された回転子
と、この回転子に径方向に対向させて配置された
テイースを有する固定子とからなる車両用交流発
電機において、 前記回転子のボールコアの爪裏面により形成さ
れる内円の内径より大きい外径に形成され、前記
爪裏面に圧入されて外径面が前記回転子のポール
コアの爪裏面に圧接する非磁性体リングと、 このリングと一体に形成されると共に前記回転
子のポールコアの隣合う爪間に配置されるスペー
サであつて、一方の爪の側面に接すると共に一端
が該側面の最外径部に沿う形状に形成された側壁
と、他方の爪の側面に接すると共に一端が該側面
の最外径部に沿う形状に形成された側壁と、これ
ら側壁の前記一端同士を連結すると共に少なくと
も前記テイースと対向する外壁とを有して断面コ
字状に形成されており、かつ前記側壁が、その外
径壁との連結部より内径側において前記リングと
一体形成されているスペーサと、 を具備したことを特徴とする車両用交流発電機の
回転子とすることである。
非磁性体リングを回転子のポールコアの爪裏面
に圧入することにより、該非磁性体リングが爪裏
面に圧接固定されると共に、この圧接した非磁性
体リングによりポールコアの爪の径方向の振動が
防止される。また、スペーサの外壁は、回転子の
外周部を凹凸のない円筒形状とするため、ポール
コアとステータとの間の干渉音を低減する。
に圧入することにより、該非磁性体リングが爪裏
面に圧接固定されると共に、この圧接した非磁性
体リングによりポールコアの爪の径方向の振動が
防止される。また、スペーサの外壁は、回転子の
外周部を凹凸のない円筒形状とするため、ポール
コアとステータとの間の干渉音を低減する。
第1図において発電機外殻をなす1対のフレー
ム9,9′は共に実質的に椀状で、開口部側を直
接接合させて、複数個の対になつたスタツドボル
ト10、ナツト8(図面では、1対のみ示す)に
より、相互に固定されている。
ム9,9′は共に実質的に椀状で、開口部側を直
接接合させて、複数個の対になつたスタツドボル
ト10、ナツト8(図面では、1対のみ示す)に
より、相互に固定されている。
上記フレーム9の内周には、ステータ2が上記
スタツドボルト10により、圧入固定されてい
る。ステータ2は、ステータコア2−a及びこれ
に巻かれたステータコイル2−bから構成されて
おり、上記ステータコア2−aは、従来周知の開
口型の複数個のテイース(磁極歯)2−a′(第2
図)を、内周方向に向かつて、持つている。
スタツドボルト10により、圧入固定されてい
る。ステータ2は、ステータコア2−a及びこれ
に巻かれたステータコイル2−bから構成されて
おり、上記ステータコア2−aは、従来周知の開
口型の複数個のテイース(磁極歯)2−a′(第2
図)を、内周方向に向かつて、持つている。
両フレーム9,9′の側面部中央には、発電機
内部に向かつて突出する円筒状のベアリングボツ
クス19,19′が形成され、前記ベアリングボ
ツクス19,19′にはそれぞれベアリング11,
11′が取付けられ、該両ベアリング11,1
1′にシヤフト4が回転自在に支持されている。
内部に向かつて突出する円筒状のベアリングボツ
クス19,19′が形成され、前記ベアリングボ
ツクス19,19′にはそれぞれベアリング11,
11′が取付けられ、該両ベアリング11,1
1′にシヤフト4が回転自在に支持されている。
シヤフト4には前記ステータの内側に位置する
様に、1対の爪形ポールコア1,1′が機械的に
固定されており、前記ポールコア1,1′の内周
には従来周知のロータコイル5が挾持されてい
る。
様に、1対の爪形ポールコア1,1′が機械的に
固定されており、前記ポールコア1,1′の内周
には従来周知のロータコイル5が挾持されてい
る。
前記ポールコア1,1′の両側面にはステータ
内径よりも小さい径の遠心型冷却フアン7,7′
がシヤフトに同心に、各々フアン7,7′の羽根
7−a,7−a′をポールコアと反対方向に向け、
適宜の手段によりポールコアに密着し固着されて
いる。
内径よりも小さい径の遠心型冷却フアン7,7′
がシヤフトに同心に、各々フアン7,7′の羽根
7−a,7−a′をポールコアと反対方向に向け、
適宜の手段によりポールコアに密着し固着されて
いる。
さらにフアン7,7′は、ロータコイル5を冷
却するように、ポールコア1,1′内に冷却風を
押しこむため、羽根7−a,7−a′を回転方向に
前傾させた斜流式となつている。
却するように、ポールコア1,1′内に冷却風を
押しこむため、羽根7−a,7−a′を回転方向に
前傾させた斜流式となつている。
前記1対のエンドフレーム9,9′の両側面に
は前記フアン7,7′の羽根7−a,7−a′に適
宜なギヤツプを持つて対向した、フアンのガイド
板の役目を果たすシユラウド(覆)9−a,9−
a′が形成されている。
は前記フアン7,7′の羽根7−a,7−a′に適
宜なギヤツプを持つて対向した、フアンのガイド
板の役目を果たすシユラウド(覆)9−a,9−
a′が形成されている。
又、両エンドフレーム9,9′の両側面のベア
リング11,11′の近傍にはフアン7,7′によ
り冷却風がフレーム内部に吸収されるように吸入
窓9−b,9−b′が形成されており、ステータコ
イル2−bの外周に位置する部分には冷却を終え
た熱風を吐出するための吐出窓9−cが形成され
ている。なお、第1図では9−cのみしか図示し
ないがエンドフレーム9′側にも吐出窓がある。
リング11,11′の近傍にはフアン7,7′によ
り冷却風がフレーム内部に吸収されるように吸入
窓9−b,9−b′が形成されており、ステータコ
イル2−bの外周に位置する部分には冷却を終え
た熱風を吐出するための吐出窓9−cが形成され
ている。なお、第1図では9−cのみしか図示し
ないがエンドフレーム9′側にも吐出窓がある。
エンドフレーム9,9′の外側に配置されたプ
ーリ12はベアリング11を介して、ナツト13
によつてシヤフト4に結合されている。さらにシ
ヤフト4は前記プーリ12を介し、エンジン(図
示されていない)により、回転される。
ーリ12はベアリング11を介して、ナツト13
によつてシヤフト4に結合されている。さらにシ
ヤフト4は前記プーリ12を介し、エンジン(図
示されていない)により、回転される。
エンドフレーム9,9′により形成された外枠
のプーリ側と反対の外側には、ダイオード(図示
されていない)を備えたダイオードフイン14、
ロータコイル5に励磁電流を供給するブラシ15
−aを内部に保持するブラシホルダ15、および
出力電圧を調整するICレギユレータ(図は省略)
の各電気機能部分が、リアカバー16と共に、フ
レーム9′に固定されている。
のプーリ側と反対の外側には、ダイオード(図示
されていない)を備えたダイオードフイン14、
ロータコイル5に励磁電流を供給するブラシ15
−aを内部に保持するブラシホルダ15、および
出力電圧を調整するICレギユレータ(図は省略)
の各電気機能部分が、リアカバー16と共に、フ
レーム9′に固定されている。
該リアカバー16は前記ダイオードフイン1
4、ブラシホルダ15、レギユレータを取り囲む
様に形成され、側面にはレギユレータ冷却穴、ダ
イオード冷却穴が、適宜開けられている。
4、ブラシホルダ15、レギユレータを取り囲む
様に形成され、側面にはレギユレータ冷却穴、ダ
イオード冷却穴が、適宜開けられている。
第3図に示すリングスペーサ20は、リング2
0−aとスペーサ20−bとを一体形成したもの
で、非磁性体の樹脂で形成されている。そして、
第5図に示すように、リング20−aはポールコ
ア1,1′の爪の1−p,1−p′の裏面1−b,
1−b′にしめしろを持つて圧入固定されている。
すなわち、爪1−p,1−p′の裏面1−b,1−
b′により形成される内円の内径よりも大径に形成
されたリング20−aを圧入している。また、ス
ペーサ20−bの側壁20−cは、ポールコア
1,1′の相隣り合う爪1−p,1−P′の対向す
る爪側面1−a,1−a′間にできる隙間に圧入固
定され、該側面20−cの外径端部同士を連結す
る外壁1−dにより〓間を埋めている。そして、
リングスペーサ20を挿入した時に、ポールコア
1,1′の爪1−p,1−p′の外周スペーサ20
−bの外周が凹凸のない円筒形状となる。また、
スペーサ20−bの軸方向の長さは、ポールコア
1,1′に装着された時、少なくともステータテ
イース2−a′に対向する部分のポールコア1,
1′の爪1−p,1−p′外周の凹凸が無くなる程
度である。さらに、リングスペーサ20はロータ
コイル5と非接触であり、ロータコイル5との間
に空間が形成されるようにしてある。
0−aとスペーサ20−bとを一体形成したもの
で、非磁性体の樹脂で形成されている。そして、
第5図に示すように、リング20−aはポールコ
ア1,1′の爪の1−p,1−p′の裏面1−b,
1−b′にしめしろを持つて圧入固定されている。
すなわち、爪1−p,1−p′の裏面1−b,1−
b′により形成される内円の内径よりも大径に形成
されたリング20−aを圧入している。また、ス
ペーサ20−bの側壁20−cは、ポールコア
1,1′の相隣り合う爪1−p,1−P′の対向す
る爪側面1−a,1−a′間にできる隙間に圧入固
定され、該側面20−cの外径端部同士を連結す
る外壁1−dにより〓間を埋めている。そして、
リングスペーサ20を挿入した時に、ポールコア
1,1′の爪1−p,1−p′の外周スペーサ20
−bの外周が凹凸のない円筒形状となる。また、
スペーサ20−bの軸方向の長さは、ポールコア
1,1′に装着された時、少なくともステータテ
イース2−a′に対向する部分のポールコア1,
1′の爪1−p,1−p′外周の凹凸が無くなる程
度である。さらに、リングスペーサ20はロータ
コイル5と非接触であり、ロータコイル5との間
に空間が形成されるようにしてある。
次に、上記の車両用交流発電機の作動について
説明する。ブラシ15−a、スリツプリングを介
してロータコイル5に電流が供給され、ロータコ
イル5がプーリ12を介して回転されることによ
り、ステータコイル2−bに交流電流が誘起さ
れ、そして整流器により整流され、出力電圧をレ
ギユレータにより制御する発電システムは周知で
あるので詳細な説明は省略し、本発明特有の作動
について説明する。
説明する。ブラシ15−a、スリツプリングを介
してロータコイル5に電流が供給され、ロータコ
イル5がプーリ12を介して回転されることによ
り、ステータコイル2−bに交流電流が誘起さ
れ、そして整流器により整流され、出力電圧をレ
ギユレータにより制御する発電システムは周知で
あるので詳細な説明は省略し、本発明特有の作動
について説明する。
シヤフト5が回転すると、ポールコア1,1′
びの両側面の冷却フアン7−a,7−a′が回転
し、吸入窓9−b,9−b′を通して外部の冷風が
吸入され、ベアリング11,11′を冷却し、次
にステータコイル2−bを冷却し、吐出窓9−c
から外部に熱風となり吐出する。また、冷風の一
部はポールコア1,1′の方に押し込まれ、ロー
タコア5からの熱を受け、続いてステータコイル
2−bを冷却して吐出窓9−cから熱風となつて
吐出される。
びの両側面の冷却フアン7−a,7−a′が回転
し、吸入窓9−b,9−b′を通して外部の冷風が
吸入され、ベアリング11,11′を冷却し、次
にステータコイル2−bを冷却し、吐出窓9−c
から外部に熱風となり吐出する。また、冷風の一
部はポールコア1,1′の方に押し込まれ、ロー
タコア5からの熱を受け、続いてステータコイル
2−bを冷却して吐出窓9−cから熱風となつて
吐出される。
上記のような冷風がポールコア1,1′の部分
を通過する際には、近年のように高速化が進めら
れると、ポールコア爪1−pの側面1−aのフア
ン作用により、遠心風が発生し、ステータ2とポ
ールコア1,1′の間に脈動をもつた圧力変動を
生じて、ステータテイース2−a′とスロツトによ
つて形成される凹凸によつて干渉音が発生してい
たが、隣接するポールコア爪側面1−aの間の空
間にはリングスペーサ20のスペーサ20−bが
装着されているので、ポールコア爪1−p,1−
p′の外周は外壁1−dにより凹凸のない円筒形状
となつているため、ポールコア側面1−aのフア
ンン効果による遠心風が発生せず、この遠心風と
ステータテイース2−a′の凹凸との間は干渉音は
生じない。
を通過する際には、近年のように高速化が進めら
れると、ポールコア爪1−pの側面1−aのフア
ン作用により、遠心風が発生し、ステータ2とポ
ールコア1,1′の間に脈動をもつた圧力変動を
生じて、ステータテイース2−a′とスロツトによ
つて形成される凹凸によつて干渉音が発生してい
たが、隣接するポールコア爪側面1−aの間の空
間にはリングスペーサ20のスペーサ20−bが
装着されているので、ポールコア爪1−p,1−
p′の外周は外壁1−dにより凹凸のない円筒形状
となつているため、ポールコア側面1−aのフア
ンン効果による遠心風が発生せず、この遠心風と
ステータテイース2−a′の凹凸との間は干渉音は
生じない。
スペーサ20−bは、ポールコア爪側面1−a
により固定されており、径方向にひろがらない構
造となつている為、遠心力により飛散することが
防止される。
により固定されており、径方向にひろがらない構
造となつている為、遠心力により飛散することが
防止される。
さらに、ロータ回転時に、フアン7の羽根7−
aによつて、ポールコア爪1−p,1−p′間を流
れる冷却風に対しては、リングスペース20とロ
ータコイル5との間に空間がある為、従来通り軸
方向に通風可能であり、ロータコイル5の冷却が
可能である。又、リングスペーサ20のリング2
0−aが、ポールコア爪裏面1−bとしめしろを
持たせて圧入固定されている為、ポールコア1,
1′の爪1−p,1−p′の共振モード(径方向振
動)によつて、発生する爪共振音のダンピングが
可能である。
aによつて、ポールコア爪1−p,1−p′間を流
れる冷却風に対しては、リングスペース20とロ
ータコイル5との間に空間がある為、従来通り軸
方向に通風可能であり、ロータコイル5の冷却が
可能である。又、リングスペーサ20のリング2
0−aが、ポールコア爪裏面1−bとしめしろを
持たせて圧入固定されている為、ポールコア1,
1′の爪1−p,1−p′の共振モード(径方向振
動)によつて、発生する爪共振音のダンピングが
可能である。
また、このリング20−aはスペーサ20−b
により、対向するポールコア爪1−P,1−P′の
中央に確実に固定されるので、リング20−aが
傾いて装着されることなく、ダンピング効果が損
なわれるようなことはない。
により、対向するポールコア爪1−P,1−P′の
中央に確実に固定されるので、リング20−aが
傾いて装着されることなく、ダンピング効果が損
なわれるようなことはない。
なお、上記実施例においては、リングスペーサ
20を樹脂により成形したが、非磁性体金属、例
えばアルミダイガスト、アルミ、ステンレスをプ
レス成型、冷鍛加工により同様な形状に形成して
もよい。
20を樹脂により成形したが、非磁性体金属、例
えばアルミダイガスト、アルミ、ステンレスをプ
レス成型、冷鍛加工により同様な形状に形成して
もよい。
さらに、ロータコイル5を冷却するためのフロ
ントフアンを斜流フアンとしてが遠心型のフアン
であつてもよい。
ントフアンを斜流フアンとしてが遠心型のフアン
であつてもよい。
以上述べたように本発明においては、ポールコ
アの爪間に少なくとも固定子のテイースと対向す
る回転子の外周部を凹凸のない円筒形状にするよ
うに、非磁性体からなるスペーサを装着し、また
ポールコアの爪裏面としめしろを持たせてリング
を圧入固定したので、従来生じていたようなポー
ルコアと固定子のテイースとの間の干渉音がなく
なり、高速回転域での騒音を低減させることがで
きる。また、スペーサおよび上記リングとしたこ
とにより、ポールコア間に冷却フアンからの風が
流入し、ロータコアによつて生じる回転子内部の
熱も除去することができるという優れた効果があ
る。
アの爪間に少なくとも固定子のテイースと対向す
る回転子の外周部を凹凸のない円筒形状にするよ
うに、非磁性体からなるスペーサを装着し、また
ポールコアの爪裏面としめしろを持たせてリング
を圧入固定したので、従来生じていたようなポー
ルコアと固定子のテイースとの間の干渉音がなく
なり、高速回転域での騒音を低減させることがで
きる。また、スペーサおよび上記リングとしたこ
とにより、ポールコア間に冷却フアンからの風が
流入し、ロータコアによつて生じる回転子内部の
熱も除去することができるという優れた効果があ
る。
第1図は本発明による一つの実施例としての車
両用交流発電機の全体を示す部分断面図、第2図
は固定子と回転子のポールコアの爪を第1図にお
いてP方向にみた平面図、第3図は回転子のポー
ルコア間に装着されるリングスペーサ本体の斜視
図、第4図はリングが装着された回転子の要部斜
視図、第5図は第4図における線V−Vに沿つた
断面図である。 1,1′……ポールコア、1−b……裏面、1
−p,1−p′……爪、2……固定子(ステータ)、
2−a′……テイース、5……励磁コイル、20…
…リングスペーサ、20−a……リング、20−
b……スペーサ、20−c……側壁、20−d…
…外壁。
両用交流発電機の全体を示す部分断面図、第2図
は固定子と回転子のポールコアの爪を第1図にお
いてP方向にみた平面図、第3図は回転子のポー
ルコア間に装着されるリングスペーサ本体の斜視
図、第4図はリングが装着された回転子の要部斜
視図、第5図は第4図における線V−Vに沿つた
断面図である。 1,1′……ポールコア、1−b……裏面、1
−p,1−p′……爪、2……固定子(ステータ)、
2−a′……テイース、5……励磁コイル、20…
…リングスペーサ、20−a……リング、20−
b……スペーサ、20−c……側壁、20−d…
…外壁。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 複数個の爪を有する一対のランデル形ポール
コアが交互に噛み合うように配置され、前記ポー
ルコアの内周には励磁コイルが巻装された回転子
と、この回転子に径方向に対向させて配置された
テイースを有する固定子とからなる車両用交流発
電機において、 前記回転子のポールコアの爪裏面により形成さ
れる内円の内径より大きい外径に形成され、前記
爪裏面に圧入されて外径面が前記回転子のポール
コアの爪裏面に圧接する非磁性体リングと、 このリングと一体に形成されると共に前記回転
子のポールコアの隣合う爪間に配置されるスペー
サであつて、一方の爪の側面に接すると共に一端
が該側面の最外径部に沿う形状に形成された側壁
と、他方の爪の側面に接すると共に一端が該側面
の最外径部に沿う形状に形成された側壁と、これ
ら側壁の前記一端同士を連結すると共に少なくと
も前記テイースと対向する外壁とを有して断面コ
字状に形成されており、かつ前記側壁が、その外
径壁との連結部より内径側において前記リングと
一体形成されているスペーサと、 を具備したことを特徴とする車両用交流発電機の
回転子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9622885A JPS61254051A (ja) | 1985-05-06 | 1985-05-06 | 車両用交流発電機の回転子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9622885A JPS61254051A (ja) | 1985-05-06 | 1985-05-06 | 車両用交流発電機の回転子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61254051A JPS61254051A (ja) | 1986-11-11 |
JPH0542223B2 true JPH0542223B2 (ja) | 1993-06-25 |
Family
ID=14159370
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9622885A Granted JPS61254051A (ja) | 1985-05-06 | 1985-05-06 | 車両用交流発電機の回転子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61254051A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2933151B2 (ja) * | 1992-10-28 | 1999-08-09 | 東京瓦斯株式会社 | 発電機 |
DE10005781A1 (de) * | 2000-02-10 | 2001-08-16 | Bosch Gmbh Robert | Elektrische Maschine |
-
1985
- 1985-05-06 JP JP9622885A patent/JPS61254051A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61254051A (ja) | 1986-11-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |