JPH0541334Y2 - - Google Patents

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JPH0541334Y2
JPH0541334Y2 JP1986149816U JP14981686U JPH0541334Y2 JP H0541334 Y2 JPH0541334 Y2 JP H0541334Y2 JP 1986149816 U JP1986149816 U JP 1986149816U JP 14981686 U JP14981686 U JP 14981686U JP H0541334 Y2 JPH0541334 Y2 JP H0541334Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車用冷蔵温蔵庫に関するものであ
り、冷凍サイクルと併用または独立に缶飲料水等
を冷やしたり、あるいは缶飲料水等を温めたりす
ることが可能なものである。
〔従来技術及びその問題点〕
近年、いわゆるワゴン車はレジヤービークルと
して使用目的が多岐に渡つている。さらに乗員が
6から8名ということで、走行時飲み物、おしぼ
り等を冷やしたり温めたりすることが必要となる
場合が多い。
しかしながら従来自動車用に冷蔵庫を搭載する
ことは知られていたが、冷蔵と温蔵との機能を共
に発揮できる冷蔵温蔵庫を自動車に搭載すること
はなされていなかつた。冷蔵温蔵庫としては、例
えば実開昭52−106656号公報に記載の如く、定置
式の冷温蔵シヨーケースが知られている程度であ
り、この冷温蔵庫を自動車という搭載上の制約の
多い場所に設けることについては、何ら考慮がな
されてきていなかつた。すなわち、自動車用の冷
蔵温蔵庫であるため、箱体の容積が搭載上極めて
制約されたものとなつてしまう。特にこの箱体は
例えばワゴン車等の車室内に配置されるものであ
るため、その箱体の占有体積はできる限り小さな
ものとすることが望まれる。そのため、この空間
内に制限された箱体内に送風機、発熱機、冷蔵用
蒸発器及び冷蔵温蔵室をいかに配置するかが実用
上極めて重要なこととなる。
さらに、自動車用冷蔵温蔵庫ということより送
風機の出力電力の条件が限定され、かつ、上記の
如く空間的に制約された箱体内に送風機が配置さ
れることにより、送風機の送風能力にもおのずと
限界が生じ、大型の送風機は使用しにくい環境と
なる。そこで、このように能力的に制約された送
風機を用いて冷蔵温蔵室内の冷却が良好にできる
ようにするためにも、実用的な工夫点が要求され
る。
さらに自動車用の冷蔵温蔵庫として使用される
ものであるため、自動車の振動等が直接箱体に与
えられることになる。このことは、箱体内に形成
された冷蔵温蔵室に収納される被冷蔵温蔵物であ
る缶ジユース等が、上記振動を受けて冷蔵温蔵室
内で移動しやすいということにつながる。そのた
め、自動車用冷蔵温蔵庫では、この缶ジユース等
の移動にも十分対応できるように送風機や発熱体
等の保護手段を講ずることが必要になる。
〔考案が解決しようとする課題〕
本願考案は上記点に鑑みて案出されたもので、
自動車用という制約された条件下において、冷蔵
温蔵庫が走行に作動できるようにすることを目的
とする。
〔構成〕
上記目的を達成するため、本願考案の自動車用
冷蔵温蔵庫は次のような構成を採用する。
(1) 開閉自在なドアを有する箱体と、 (2) この箱体内に前記ドアにより外部へ開口可能
な如く形成され、被冷蔵温蔵物を収納する冷蔵
温蔵室と、 (3) 前記箱体内に設置され、前記冷蔵温蔵室に空
気を強制循環する送風機と、 (4) 前記箱体内において前記送風機の吹出側に設
置され、送風空気を加熱する発熱体と、 (5) 前記箱体内において前記発熱体の空気下流側
部分に位置し、各前記冷蔵温蔵室に面するよう
に設置され、送風空気を冷却する冷蔵用蒸発器
とを具備し、 (6) 前記送風機による送風空気が前記発熱体通過
後に前記冷蔵用蒸発器直後において前記冷蔵温
蔵室に吹出すように構成されており、 (7) かつ前記送風機、前記発熱体及び前記冷蔵用
蒸発器の三者が全て前記箱体内において前記冷
蔵温蔵室の水平方向の側方に配置されている (8) 自動車用冷蔵温蔵庫 〔作用〕 上記構成を採用したことにより、本願考案では
自動車用冷蔵温蔵庫としての実用的価値を確実に
高めることができる。すなわち、本願考案では送
風機、発熱体及び冷蔵用蒸発器の三者を全て箱体
内において冷蔵温蔵室の水平方向の側方に配置し
ているため、冷蔵温蔵庫の垂直方向の高さを比較
的小さく設計することができる。そのため、高さ
方向のスペースが特に制約される自動車の車室内
においても冷蔵温蔵庫を容易に設置することがで
きる。
また、本願考案では冷蔵用蒸発器を冷蔵温蔵室
に面するように設置し、冷蔵用蒸発器で冷却され
た冷風を直ちに冷蔵温蔵室内に引き出すようにし
ているため、缶ジユース等の被冷蔵温蔵物を十分
低温の冷風で効率よく冷却することができる。
さらに、本願考案では、発熱体と冷蔵温蔵室と
の間、及び送風機と冷蔵温蔵室との間に冷蔵用蒸
発器が介在する構造となり、庫内の缶ジユース類
等の被冷蔵温蔵物が自動車の走行による振動によ
つて移動しても、冷蔵用蒸発器自身がプロレクタ
ーとして作動し、缶ジユース類等が発熱体や送風
機に接触して、発熱体や送風機を損傷させるとう
事態を極めて効果的に防止することができる。
以下本考案を図に示す実施例について説明す
る。第1図は本考案ワゴン車用ツインクーラとを
組み合わせて実施した場合における冷凍サイクル
を示しており、コンプレツサ100は電磁クラツ
チ101を介して図示しない自動車エンジンによ
り駆動され、コンプレツサ100から送られた冷
媒はコンデンサ102により液化にされ、レシー
バ103に貯えられる。このレシーバ103の出
口側には、フロント側冷房ユニツト104の電磁
弁104a、膨張弁104b、蒸発器104cを
有する回路と、リア側冷房ユニツト105の電磁
弁105a、膨張弁105b、蒸発器105cを
有する回路と、冷蔵用の定圧膨張弁106、圧力
スイツチ107、冷蔵用蒸発器108、逆止弁1
09を有する回路が並列に接続され、この3つの
並列回路の出口側はいずれもコンプレツサ100
の吸入側に接続される。
フロント側冷房ユニツト104は上記機器の他
に送風機104d等とともにワゴン車の車室内前
部のインストルメントパネル下部に設置され、リ
ヤ側冷房ユニツト105は上記機器の他に送風機
105d等とともに車室内の助手席後方の床下に
設置される。
冷蔵温蔵室111内には、冷蔵用蒸発器10
8、送風機112、サーミスタからなる温度セン
サ113、正の抵抗温度係数を有する抵抗体
(PTC素子)からなる発熱体114等が設置され
ている。この抵抗体(PTC素子)は所定温度に
て抵抗値が急増する特性を持つている。前記温度
センサ113は室111内で送風空気流が直接当
たらないような位置(第4図参照)に設けてあ
る。
115は制御装置で、温度センサ113の検出
温度に応じて送風機112の作動を断続制御する
ことにより、室111内を所定温度(例えば冷蔵
時には5℃)に維持する。また、制御装置115
はその内蔵の時限回路の作動および圧力スイツチ
107の断続作動により電磁弁104a,105
aを開閉する作用をも果たすものである。すなわ
ち、第2図は縦軸に冷蔵用蒸発器108内の圧力
Pをとり、横軸に時間tをとつたもので、この第
2図について説明すると、圧力スイツチ107は
圧力Pが設定圧例れば1.5Kg/cm2以上になると閉
成するものであつて、圧力Pが上記設定圧に上昇
するまでの間は圧力スイツチ107が開放してい
るので、制御装置115を介して電磁弁104
a,105aを開くことにより前後の冷房ユニツ
ト104,105側の回路へ冷媒を流す。このと
き、冷房ユニツト104,105側回路の蒸発圧
力は温度作動式膨張弁104b,105bの作動
により2Kg/cm2以上の圧力に保持され、一方冷蔵
用回路の定圧膨張弁106は開弁設定圧力が例え
ば0.5Kg/cm2(冷媒蒸発温度−21℃相当)に設定
されているので、閉弁状態にあり、冷蔵用回路に
は冷媒が流れない。そして冷蔵側回路の圧力Pが
前述の1.5Kg/cm2以上に上昇するか、あるいは電
磁弁104a,105aの開弁時間が設定時間
(例えば1分間)以上継続すると、制御装置11
5によつて電磁弁104a,105aの通電が遮
断され、電磁弁104a,105aが閉弁する。
これにより、冷蔵側回路の圧力Pが急に低下し、
定圧膨張弁106が開き、冷蔵側回路へ冷媒が流
れる。この状態は、設定時間(例えば15秒間)継
続され、この設定時間が経過すると、制御装置1
15によつて再び電磁弁104a,105aに通
電され、この電磁弁104a,105aが開く。
このように、制御装置115により電磁弁104
a,105aを開閉することにより、冷房ユニツ
ト側回路と冷蔵側回路に交互に冷媒が流れて、冷
房ユニツト104,105による車室内の冷房作
用と蒸発器108による室111の冷蔵作用を行
う。
第3図および第4図は本考案の冷蔵温蔵庫の具
体的構造を例示するものである。本考案による冷
蔵温蔵庫の箱体1はポリエチレン又はポリプロピ
レン等からなる2重の樹脂部材23a,23bを
用いた、いわゆる2重壁構造となつている。さら
に断熱性向上のために2重壁間には硬質ポリウレ
タン等の断熱材22を注入してある。箱体1には
これと同様に2重壁構造と硬質ポリウレタン等の
断熱材とを組み合わせたドア2がヒンジ3により
開閉自在に連結され、ドア2の下方に位置する冷
蔵温蔵室111はドア2によつて外部へ開口する
ようになつている。ドア2のヒンジ3はビス24
で固定してある。また、ドア2の周縁部には磁石
25aを内蔵したゴム部材25がコの字状に固定
されており、このゴム部材25は箱体1の開口端
面に固定された鉄板26と磁力にて確実に吸着固
定されるようになつている。箱体1の底部は段付
形状に成形され、この段部1a上に空気吸入用の
格子11を載置する形状となつており、更にこの
格子11から吸入された空気が流れる冷風通路2
7が格子11の下面に形成されている。蒸発器支
持板15は第5図に示す様にポリエチレン又はポ
リプロピレンの2重壁構造となつており、箱体1
の溝部1dにさし込む様になつており、前記格子
11が一体に成形されている。
上記支持板15に支持される蒸発器108は第
6図に示すごとき構造であつて、蛇行状に屈曲さ
れた一連のメインチユーブ108aで構成され、
このメインチユーブ108aは複数の冷媒通路1
08b(第4図)を有し、その両端には冷媒入口
パイプ108cと冷媒出口パイプ108dが接合
されている。この両パイプ108c,108dは
支持板15の溝部15a,15bに嵌着するよう
になつている。また、冷蔵用蒸発器108には送
風機112から送風される空気を効率よく冷却す
るようにコルゲートフイン8が設けられている。
蒸発器108の冷媒入口パイプ108cにつなが
る圧力スイツチ107、定圧膨張弁106、また
冷媒出口パイプ108dにつながる逆止弁109
等もすべて箱体1内に収納されている。冷媒配管
18,19はそれぞれ箱体1の外部へ突出し、第
1図の冷凍サイクルに接続される。逆止弁109
はサクシヨン側の冷媒配管19内の冷媒圧力が定
圧膨張弁106により設定された0.5Kg/cm2以上
になつた場合、冷媒が冷蔵用蒸発器108ヘ逆流
するのを阻止する構造になつている。
送風機112のスクロール形状のケース112
aは箱体1にビス112b等で固定されている。
送風機112のフアン112cはモータ112d
のシヤフトに固定されており、モータ112dも
箱体1内に固定されている。ケース112aの側
面の吸入口は冷風通路27に連通し、吐出口は冷
蔵用蒸発器108の空気通路(コルゲートフイン
8部)に連通している。冷蔵用蒸発器108は発
熱体114の空気下流側に位置し、かつ冷蔵温蔵
室111に直接面するように配置されている。
一方、PTC素子を用いた発熱体114は第7
図に示すように耐熱樹脂製の絶縁基板114aに
電極板114b,114cを介して多孔板状
PTC素子114dを固定するようになつている。
そして、電極板114b,114cには基板11
4aの裏面にて金属製電気端子114eが設けら
れている。この発熱体114はその基板114a
により箱体1にビス等で着脱自在に固定され、
PTC素子114dは箱体1と送風機ケース11
2aを貫通して送風通路中に位置するようにして
ある。
ここで、多孔板状のPTC素子114dは、第
4図に示すように送風機ケース112aの吹出側
に設置して、吹出直後の風速の高い空気をPTC
素子114dに吹き当て、熱伝達率を高めるよう
になつている。
また、多孔板状のPTC素子114dは、送風
空気の流れと直交するように配置してある。
上記した送風機112、発熱体114および冷
蔵用蒸発器108の三者は第3図、第4図に示す
ごとくすべて冷蔵温蔵室111の側方に配置され
ている。
なお、箱体1には樹脂で一体成形されたヒンジ
1dが備えられており、このヒンジ1dの位置で
開閉可能とすることにより、箱体1内への送風機
112、蒸発器108等の組付が容易となるよう
にしてある。また、ドア2のヒンジ3を樹脂で一
体成形することも可能であり、この場合は箱体1
とドア2を一体成形できる。
また、箱体1は車室内の適宜位置、例えば第8
図に示すごとくワゴン車の車室前部の計器盤34
下部の位置、あるいは座席35の下部位置等に設
置するとよい。
次に、上記構成において本実施例の作用を説明
する。まず夏期に冷蔵庫として作用する場合につ
いて述べると、冷媒配管18から冷媒はまず定圧
膨張弁106を通過し、この弁106の絞り作用
により冷媒は設定圧の0.5Kg/cm2に減圧され、そ
して冷媒は冷蔵用蒸発器108でコルゲートフイ
ン8を介して送風空気を冷却する。この送風空気
すなわち冷風は冷蔵用蒸発器108の直後におい
て冷蔵温蔵室111内へ吹出す。従つて、冷風は
格子11→冷風通路27→送風機ケース112a
→冷蔵用蒸発器108→冷蔵温蔵室111の経路
で循環し、冷蔵温蔵室111内の缶飲料水10等
は冷蔵用蒸発器108の直後から吹出す充分低温
の冷風により良好に冷却される。冷蔵温蔵室11
1内の冷却温度は温度センサ113の検出信号に
応じて、送風機112の作動を断続することによ
り設定温度に制御される。
上記の冷蔵時には発熱体114が不要であるた
め、発熱体114を取り外して通風抵抗の減少を
図るようにしてもよい。
一方、冬期に温蔵庫として利用する場合は、冷
凍サイクルの作動を完全に停止するとともに、送
風機112および発熱体114に通電することに
より、発熱体114で加熱された温風が室111
内を循環するので、この室111内の缶飲料水1
0等を加熱して暖めることができる。
本実施例においては、多孔板状の発熱体114
を送風機112のケース112aの吹出側の通路
絞り部に送風空気流と直交するように設定してい
るから、送風機112の吹出側の風速の高い空気
を発熱体114の全面に効果的に吹き当てること
ができ、発熱体表面の熱伝達率を高めることがで
き、しかも多孔板状の形状とすることにより、発
熱体114の伝熱面積を増大でき、そのため小型
な発熱体114でもつて大きな温蔵能力を発揮で
きる。
また、発熱体114を構成する抵抗体(PTC
素子)は正の抵抗温度係数(Positive
Temperature Coefficient)を有するものであつ
て、抵抗値が所定温度にて急増する特性を有して
いるから、発熱体114の温度が予め設定した所
定温度(例えば80℃程度の温度)に達すると、自
身の抵抗値が急増して電流が急減し、その結果発
熱体114の温度を所定温度に維持できるという
自己温度制御作用が得られるので、冷蔵温蔵庫の
箱体1が樹脂製であつても発熱体114の過熱に
よる焼損事故を確実に防止でき、安全性が高いと
ともに、発熱体114の過熱防止のための温度制
御部品(温度ヒユーズ等)を必要としないという
利点がある。
なお、本考案は上述の一実施例に限定されるこ
となく種々変形可能であり、例えば冷蔵用の冷凍
サイクルおよびその制御方法も前述の説明のもの
に限らず、種々変形でき、例えば冷蔵用サイクル
を冷房用サイクルから独立して構成してもよい。
上述したように本考案によれば、送風機による
冷風の強制循環によつて良好な冷蔵作用を発揮で
きるとともに、送風機の送風通路中に発熱体を付
加することにより、簡潔な構成で温蔵庫の機能も
良好に発揮できるという実用上極めて有用なる効
果が得られる。
すなわち、本考案においては、冷蔵用蒸発器1
08を冷蔵温蔵室111に面するように設置し、
冷蔵用蒸発器108で冷却された冷風を直ちに冷
蔵温蔵室111内に吹出すようにしているから、
缶ジユース類を充分低温の冷風で効率よく冷却で
きるという効果がある。
また、本考案では、発熱体114と冷蔵温蔵室
111との間に冷蔵用蒸発器108が介在する構
造であるから、庫内の缶ジユース類などの被冷蔵
温蔵物が自動車の走行による振動によつて移動し
ても、冷蔵用蒸発器自身がプロテクタとしての役
割を果して、缶ジユース類が発熱体114に接触
するのを防止でき、従つて特別のプロテクタを要
することなく、破損しやすい発熱体114を確実
に保護できるという効果がある。
更に、本考案では、送風機112、発熱体11
4および冷蔵用蒸発器108の三者をすべて冷蔵
温蔵室111の側方に配置しているから、冷蔵温
蔵庫の高さを比較的小さく設計することができ、
そのため高さ方向のスペースが特に制約される自
動車の車室内においても冷蔵温蔵庫を容易に設置
することができるという効果が得られる。
このように、本考案によれば、自動車用の冷蔵
温蔵庫として実用上極めて有益なる効果を奏する
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は冷凍サイクル図、第2図は作動説明図、第3図
は冷蔵温蔵庫の透視斜視図、第4図は第3図のA
−A矢視断面図、第5図は第3図の要部斜視図、
第6図は蒸発器の斜視図、第7図は発熱体の斜視
図、第8図はワゴン車の概略側面図である。 1……箱体、2……ドア、108……冷蔵用蒸
発器、111……冷蔵温蔵室、112……送風
機、114……発熱体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 開閉自在なドアを有する箱体と、 この箱体内に前記ドアにより外部へ開口可能
    なごとく形成され、被冷蔵温蔵物を収納する冷
    蔵温蔵室と、 前記箱体内に設置され、前記冷蔵温蔵室に空
    気を強制循環する送風機と、 前記箱体内において前記送風機の吹出側に設
    置され、送風空気を加熱する発熱体と、 前記箱体内において前記発熱体の空気下流側
    部分に位置し、かつ前記冷蔵温蔵室に面するよ
    うに設置され、送風空気を冷却する冷蔵用蒸発
    器とを具備し、 前記送風機による送風空気が、前記発熱体通
    過後に前記冷蔵用蒸発器直後において前記冷蔵
    温蔵室に吹出すように構成されており、 かつ前記送風機、前記発熱体および前記冷蔵
    用蒸発器の三者がすべて前記箱体内において前
    記冷蔵温蔵室の水平方向の側方に配置されてい
    る自動車用冷蔵温蔵庫。 (2) 前記発熱体が所定温度にて抵抗値が急増する
    正の抵抗温度係数を有する抵抗体からなる実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の自動車用冷蔵
    温蔵庫。 (3) 前記発熱体が多孔板状の形状を有し、送風空
    気の流れと直交するように配置されている実用
    新案登録請求の範囲第1項又は第2項に記載の
    自動車用冷蔵温蔵庫。
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