JPH054117A - ワイヤ放電加工機の加工液供給装置 - Google Patents

ワイヤ放電加工機の加工液供給装置

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JPH054117A
JPH054117A JP18054291A JP18054291A JPH054117A JP H054117 A JPH054117 A JP H054117A JP 18054291 A JP18054291 A JP 18054291A JP 18054291 A JP18054291 A JP 18054291A JP H054117 A JPH054117 A JP H054117A
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JP
Japan
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tank
working
electric discharge
fill
working liquid
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Pending
Application number
JP18054291A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Arakawa
靖雄 荒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
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Publication date
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Publication of JPH054117A publication Critical patent/JPH054117A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 浸漬型ワイヤ放電加工機において、加工槽の
浸漬用加工液を、フィルポンプを使用することなく、ま
た、素早く交換できる加工液供給装置の提供。 【構成】 ワイヤ放電加工機1における加工槽3の上方
にフィルタンク23を設け、このタンクに設けた開閉弁
付きの供給用ドレイン口25を加工槽3に開口する。フ
ィルタンク23には加工液の循環経路における清水槽5
から清水を溢流させることにより、加工槽3における浸
漬用加工液に相当する量の加工液を貯留しておく。ワー
ク交換時に空となった加工槽3にフィルタンク23の供
給用ドレイン口25から浸漬用加工液を自然流下によっ
て一挙に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、加工槽に浸漬用加工
液を貯溜し、その液中で放電加工を行う浸漬形のワイヤ
放電加工機における加工液供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の浸漬型ワイヤ放電加工機1
(以下、単に放電加工機という)における加工液供給装
置2を示し、加工槽3、汚水槽4および清水槽5を備え
る。加工槽3は放電加工機1のX・Yテーブル6上に固
定され溢流口7と開閉弁8を備えたドレイン口9を有
し、これらは汚水槽4に開口されている。汚水槽4と清
水槽5は、途中にフィルターポンプ10とフィルター1
1を備えた再生経路12で接続されている。清水槽5は
その溢流口13を汚水槽4に開口している。また、清水
槽5は、途中に供給ポンプ14を備えた加工液供給経路
15で加工槽3における上下ノズル16,17に接続さ
れると共に、途中にフィルポンプ18を備えたフィル経
路19で加工槽3と接続されている。符号20は逆止弁
である。
【0003】放電加工機1の稼働に際しては、加工槽3
内にワークをセットした後、加工槽3に加工液を満たし
ワークを加工液中に浸漬する。ついで、供給ポンプ1
4、フィルターポンプ10を駆動し、加工液を循環させ
て放電加工を行う。すなわち、清水槽5の加工液は供給
ポンプ14によって上下ノズル16,17に供給された
後、加工槽3の加工液に加わり、増量した加工液は溢流
口7から汚水槽4に入り、さらにフィルターポンプ10
により再生経路12、フィルター11を介して清水槽5
に戻る。フィルターポンプ10は常時駆動されており、
放電加工の一時停止など加工液供給経路15の流量より
再生経路12の流量の方が多くなると清水槽5の清水は
溢流口13から汚水槽4に戻され、加工液は清水槽5と
汚水槽4を循環するようになっている。
【0004】そして、ワークの交換など加工槽3を開閉
する必要のあるときは、加工槽3のドレイン口9におけ
る開閉弁8を開いて加工槽3に貯溜している加工液を一
挙に汚水槽4に戻し、ついで、ワークをセットした後、
フィルポンプ18を駆動し、フィル経路19を通じて加
工槽3に浸漬用の加工液を貯溜している。
【0005】このような浸漬型放電加工機においては、
タイプによって異なるが加工槽3に約500リットルの
浸漬用加工液を貯溜する必要があり、これを達成するの
に2〜3分を要している。このため、ワーク交換の能率
が悪い。これは、フィルポンプ18に能力の大きなもの
を使用すれば改善されるが、常時使用することがないこ
の様なフィルポンプ18を能力の高い高価なものにする
ことは、放電加工機のコストをいたずらにアップするこ
とにつながる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、加工槽3
に貯溜する浸漬用加工液の供給を速やかに行える加工液
供給装置の提供を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】浸漬用加工液を貯留でき
る加工槽、汚水槽、清水槽および浸漬用加工液の量に相
当する加工液を貯留できるフィルタンクを備える。加工
槽は溢流口と、開閉弁を備えたドレイン口を有し、これ
らは汚水槽に開口される。汚水槽と清水槽を、途中にフ
ィルターポンプとフィルターを備えた再生経路で接続す
る。清水槽に溢流口を設けてこれをフィルタンクに開口
させる。清水槽と加工槽における上下ノズルを、途中に
供給ポンプを備えた加工液供給経路で接続する。フィル
タンクを加工槽より上方に配置すると共にフィルタンク
に設けた開閉弁付きの供給ドレイン口を加工槽に開口す
る。
【0008】
【作用】フィルタンクは清水槽からの溢流を次回に使用
する浸漬用加工液として貯溜する。フィルタンクを加工
槽より上方に配置した構成により、浸漬用加工液の供給
が素早く行われる。
【0009】
【実施例】図1は、本発明による実施例を示し、従来例
と同じ部分には同じ符号を付して説明する。放電加工機
1は、X・Yテーブル6上に加工槽3を備え、加工槽3
は浸漬用加工液を貯留できる機能と容量を備え、溢流口
7およびドレイン口9を有する。ドレイン口9には電磁
弁8が配置されており、上記の溢流口7は電磁弁8の下
流側でこのドレイン口9につながっている。溢流口7は
加工槽3における浸漬用加工液の量を規定する。符合2
1は加工液処理ユニットで、フレーム22を備え、その
下部に汚水槽4が、中間部にフィルター11が、また、
上部に清水槽5とフィルタンク23が配置されている。
【0010】そして、汚水槽4と清水槽5は、途中にフ
ィルターポンプ10、フィルター11を備えた再生経路
12で接続され、清水槽5とフィルタンク23は隣接し
て構成される共に、清水槽5の溢流口13がフィルタン
ク23の上部に開口している。フィルタンク23は、浸
漬用加工液に相当する量の加工液(清水)を貯留できる
容量を備え、フレーム22によって放電加工機1の加工
槽3より上方に配置されている。フィルタンク23には
電磁弁24を備えた供給用ドレイン口25と溢流口26
が設けられ、供給用ドレインは加工槽3と接続されてい
る。溢流口26はフィルタンク23に貯留される加工液
の量を規定し、汚水槽4に接続されている。
【0011】加工槽3のドレイン口9は汚水槽4に開口
し、加工槽3における上下ノズル16,17は加工液供
給経路15を介して清水槽5と接続されている。また、
上記した供給用ドレイン口25およびドレイン口9の管
路はいずれも十分に太く構成されている。符号20は逆
止弁である。
【0012】汚水槽4の容量は加工槽3における浸漬用
加工液の2倍程度とし、清水槽5の容量はフィルターポ
ンプ10の能力との関係で定まるが、常時、満杯状態に
あって、上下ノズル16,17へ供給する量が貯溜され
ており、フィルタンク23が貯留する加工液の容量は加
工槽3における浸漬用加工液量の1.5程度としてい
る。
【0013】放電加工機1および加工液処理ユニット2
1が稼働され、ワークに放電加工が行われている状態で
は、加工液は清水槽5から加工液供給経路15、上下ノ
ズル16,17を介して加工槽3に供給され、放電加工
部分の浸漬に必要な所定量以上の加工液は溢流口7、ド
レイン口9を介して汚水槽4に導かれる。そして、汚水
槽4の加工液はフィルターポンプ10でフィルター11
に送られ、清水となった後に清水槽5に貯溜される。清
水槽5は常時、満杯の状態にあり、清水は溢流口13か
ら溢れてフィルタンク23に貯溜される。フィルタンク
23の加工液が溢流口26に達すると供給用ドレイン口
25の出口から加工槽3に戻り、循環する。なお、汚水
槽4へのドレイン口9における電磁弁8は閉じられてい
る。
【0014】一つのワークに対する加工が終了し、ワー
クを交換するときは、供給ポンプ14を停止し、加工槽
3におけるドレイン口9の電磁弁8を開いて加工槽3に
貯溜されている加工液を一挙に汚水槽4に落とす。これ
により、加工槽3を開くことができるのでワークを交換
し、再び加工槽3を閉じる。ついで、フィルタンク23
におけるドレイン口25の電磁弁24を開き、フィルタ
ンク23に貯溜されている加工液(清水)を加工槽3へ
一挙に供給する。わずか20秒程で500リットルを供
給することができる。したがって、つぎに供給ポンプ1
4を駆動して上下ノズル16,17に加工液を供給すれ
ばただちに放電加工を開始することができる。このよう
に、加工槽3に貯溜する加工液の除去および供給に関し
ては汚水槽4が加工液循環系におけるサージタンクの機
能を果たしている。
【0015】以上は実施例である。上記の実施例におい
ては、加工槽3に貯溜させた加工液はワークの交換があ
るごとにドレイン口9から汚水槽4に戻し、すべてを再
生するようにしているが、ドレイン口9を排水口に向
け、ワークの交換ごとに使用済みの浸漬用加工液を廃棄
するようにしても良い。
【0016】
【発明の効果】加工槽における浸漬用加工液を素早く交
換できるので、ワークの交換能率が向上する。浸漬用の
加工液をフィルタンクから加工槽へ供給するには単に電
磁弁を開くだけであり、高価なフィルポンプを必要とし
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】模式的に示す放電加工機の正面図(本発明)。
【図2】模式的に示す放電加工機の正面図(従来例)。
【符号の説明】
3 加工槽 4 汚水槽 5 清水槽 7 溢流口 9 ドレイン口 13 溢流口 23 フィルタンク 25 供給用ド
レイン口

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 浸漬用加工液量を貯留できる加工槽、汚
    水槽、清水槽および浸漬用加工液量に相当する加工液量
    を貯留できるフィルタンクを備え、加工槽は浸漬用加工
    液量を定める溢流口と開閉弁を備えたドレイン口を有し
    てこれらを汚水槽に開口させ、汚水槽を途中にフィルタ
    ーポンプとフィルターを備えた再生経路で清水槽に接続
    し、清水槽に溢流口を設けてこれをフィルタンクに開口
    させ、一方、清水槽を途中に供給ポンプを備えた加工液
    供給経路で加工槽における上下ノズルに接続し、さら
    に、フィルタンクを加工槽より上方に配置すると共にフ
    ィルタンクに設けた開閉弁付きの供給ドレイン口を加工
    槽に開口してあることを特徴としたワイヤ放電加工機の
    加工液供給装置。
JP18054291A 1991-06-26 1991-06-26 ワイヤ放電加工機の加工液供給装置 Pending JPH054117A (ja)

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Cited By (3)

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US6533927B1 (en) 1999-11-17 2003-03-18 Sodick Co., Ltd. Liquid feeder for electrodischarge machining
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