JPS62264828A - ワイヤカツト放電加工機の加工液処理槽 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ワイヤカット放電加工機にあける加工液処理
槽に関する。

従来の技術 ワイヤカット放電加工機においては、加工中、放電加工
領域へ水等の加工液をノズル等により噴出させ、加工槽
に溜った加工液は加工液処理槽の汚液槽に排出され、該
汚液槽内の汚濁液はフィルタによってスラッジ等を除去
する濾過部分を通り清液槽へ導かれ、又、必要に応じて
ざらにイオン交換装置を通り清液槽へ導かれる。そして
、該清液槽の加工液はノズルへ供給され、ワークとワイ
ヤ電極間の加工領域へ噴出され、加工液は循環して使用
されており、又従来の加工液処理槽は汚液槽から清液槽
へ加工液を送り込むポンプは加工中のみ駆動されていた
。

発明が解決しようとする問題点 加工槽から取出される加工液は加工中のみで市れば、汚
液槽から清液槽へと加工液を送り込むポンプの駆動も加
工中のみでよいが、自動結線装置等を装備したワイヤカ
ット放電加工機においては、自動結線時にもノズルから
の加工液の噴流を利用してワイヤをガイドし自動結線を
行うことから、加工中以外にも清液槽からの１ノ０工液
を使用する。

又、加工槽に加工液を溜めて加工液中で加工を行う浸漬
加工を行うときには清液槽からの清液を加工槽に導入す
ることが行われる。

このため、加工中にしか汚液槽から清液槽への加工液を
送り込むポンプを駆動さぜないならば、自動結線時等、
清液が不足することが生じる。この清液不足を解消する
ためには清液槽の容量を大きくすればよいが、又、自動
結線時にノズルから噴出した加工液は加工槽を通り汚液
槽に溜まることとなるから、自動結線時に使用する加工
液が多ければ、それだけ汚液槽の容量も大きくせねばな
らない。そのため加工液処理槽を大きなものにぜねばな
らないという欠点がおった。

そこで、本発明は、加工液処理槽の容量を格別大きくす
ることはなく、自動結線装置を装備したり、浸漬加工を
も行えるワイヤカット放電加工機の加工液処理槽を提供
することにある。

問題点を解決するための手段 本発明は、ワイヤカット放電加工機の加工液処理槽にお
いて、汚液槽と清液槽を区分する隔壁の高さを処理槽の
各側壁高さより低くして清液槽よリオーバフローした加
工液が汚液槽へ流入するように構成し、汚液槽の加工液
をフィルター等を介して清液槽へ流入させるポンプをワ
イヤカット放電加工機に電源が投入されている間駆動さ
せるようにすることによって上記問題点を解決した。

作用 ワイヤカット放電加工機に電源が投入されると、加工液
処理槽の汚液槽から清液槽へ加工液を送り込むポンプも
稼動し、加工液は汚液槽からフィルタ等を介して清液槽
に流れ込む。そして、清液槽が満杯になれば、汚液槽と
清液槽間の隔壁を越えて加工液は汚液槽ヘオーバフロー
して流れ込む。

このような状態で自動結線装置が駆動し、清液槽から加
工液が流出しても、又、浸漬加工で清液が清液槽から流
出しても汚液槽から順次加工液が送り込まれるから、加
工液の清液が不足することはなく、又、加工液処理槽の
容量も格別大きくする必要はない。

実施例 図は本発明の一実施例を示す図で、１は加工液処理槽で
、該加工液処理槽は汚液槽２と清液槽３に分けられ、両
者は隔壁４によって区切られている。該隔壁４は汚液槽
２及び清液槽３を構成する他の側壁よりも、その高さが
低くされており、そのため清液槽３が満杯となったとき
は、加工液は該隔壁４からあふれ出て汚液槽２内に流入
するようになっている。５はワイヤカット放電加工機の
加工槽に連通したホースで、加工槽に溜った加工液の汚
濁液を汚液槽２に導くものである。６は管７．８及びフ
ィルタ９を通して汚液槽２の汚液を清液槽３に送り込む
ポンプであり、フィルタ９は清液槽内に配置され、汚液
槽２の汚液からスラッジ等を除去、濾過し清液として清
液槽３へ排出するものである。なお、フィルタ９からイ
オン交換装置を通し清液槽３へ排出するようにしてもよ
い。

１０は管１２．１３を介してワイヤカット放電加工機の
ノズルへ加工液を供給するポンプ、１１は浸漬加工時に
加工槽内に加工液を管１４．１５を介して供給するポン
プである。

１６はワイヤカット放電加工機を制御する数値制御装置
等の制御装置でありＲ１−Ｒ３は該数値制御装＠１６に
よって制御されるリレー、ｒ１〜ｒ３は該リレーＲ１〜
Ｒ３のリレー接点でおり、リレーＲ１が励磁されるとそ
の接点ｒ１が閉じ、電源１７によってポンプ６を駆動す
るものであり、同様にリレーＲ２が励磁されるとその接
点ｒ２が閉じポンプ１１が駆動し、リレーＲ３が励磁さ
れるとその接点ｒ３が閉じポンプ１０が駆動するもので
ある。そして、リレーＲ１はワイヤカット放電加工機に
電源が投入されているとき励磁され、リレーＲ２は浸漬
加工を行うため加工槽に加工液を導入するときに励磁さ
れ、リレーＲ３はワイヤカット放電加工中、及び自動結
線時等に励磁されるものである。

次に本実施例の動作を説明する。

まず、該ワイヤカット放電加工淡に電源が投入されると
、制御装置１６はリレーＲ１を励磁し、接点ｒ１を閉と
し、ポンプ６を稼動させる。そのため汚液［２内の汚液
は管７．ポンプ６、管８゜フィルタ９を通りフィルタ９
により濾過されて清液となり清液槽３内に送り込まれる
。なお、清液槽３が満杯となると、加工液は隔壁４をオ
ーバフローして汚液槽２内に流れ出ることとなる。次に
加工指令が入力されると、制御装置１６はリレーＲ３を
励磁し、接点ｒ３を閉じポンプ１０を稼動し、清液槽３
内の清液の加工液を管１２．ポンプ１０、管１３を介し
てノズルへ導きノズルから放電加工領域に加工液を噴出
させ、その結果加工槽に溜った加工くず等の混った汚濁
液は管５を通り汚液槽２へ導かれ、加工液は循環して使
用されることとなる。又、ワイヤの自動結線時において
も同様にリレーＲ３が励磁されポンプ１０が稼動し、前
述した加工時と同様加工液は循環し、ノズルから噴出す
る加工液によってワイヤはガイドされ自動結線されるこ
ととなる。

また、浸漬加工を行うために加工槽内に加工液を張り込
むときは、リレーＲ２が励磁され接点ｒ２が閉じポンプ
１１が稼動し、清液槽３の加工液を管１４．ポンプ１１
．管１５を介して加工槽内に張り込むこととなる。

以上のように、汚液槽２から清液槽３へ加工液を送り込
むポンプ６はワイヤカット放電加工機に電源が投入され
ている間常に稼動しているから、ポンプ１０．１１が稼
動し、加工液が、放電加工のため、自動結線のため、又
は浸漬加工を行うために加工槽に加工液を張り込むため
等、清液槽３から取出されても、常に汚液槽２から加工
液が補充されるため、加工液が不足することはない。又
、ポンプ１０．１１が稼動していないときは、ポンプ６
によって送り込まれた清液１９３内の加工液は清液槽３
を満杯にしてざらに隔壁を越えてオーバフローし汚液槽
２内に流れ込み、汚液槽２．清液［３を循環するのみで
、加工液処理槽１外へあふれ出ることはない。

その結果、加工液処理槽の容量は、浸漬加工を行うとき
の加工槽の最大容量に循環弁の加工液量を加えた量の容
量、即ち加工槽の最大容量より少し多い容量であればよ
い。

なお、ポンプ６はワイヤカット放電加工機に電源が投入
されているとき駆動するものでおるから、上記実施例の
ようにリレーＲ１によって制御しなくても、ワイヤカッ
ト放電加工機本体とポンプ６を並列に接続して電源スィ
ッチが投入されるとワイヤカット放電加工機に電力が供
給されると共に、ポンプ６にも電力を供給させポンプ６
を駆動させるようにしてもよい。

発明の効果 以上のように、本発明は、ワイヤカット放電加工機に電
源が投入されると同時に汚液槽から清液槽へ加工液を送
り込むポンプを駆動し、電源投入中は該ポンプを常に駆
動しているから、該加工液処理槽の容量は、必要とする
加工液量よりも少し多い容量でよく、加工液処理槽をい
たずらに大きくする必要はない。そして、自動結線時等
においても清液の加工液が不足する等の問題もなくなる
。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示す図である。 １・・・加工液処理槽、２・・・汚液槽、３・・・清液
槽、４・・・隔壁、５・・・ホース、６．１０．１１・
・・ポンプ、９・・・フィルタ、７．８．１２，１３，
１４．１５・・・管、１６・・・制御装置、Ｒ１−Ｒ３
・・・リレー、ｒ１〜ｒ３・・・リレー接点。 （ほか２名）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ワイヤカット放電加工機の加工液処理槽において、汚液
   槽と清液槽を区分する隔壁の高さを処理槽の各側壁高さ
   より低くして清液槽よりオーバフローした加工液が汚液
   槽へ流入するように構成し、汚液槽の加工液をフィルタ
   ー等を介して清液槽へ流入させるポンプをワイヤカット
   放電加工機に電源が投入されている間駆動させるように
   したことを特徴とするワイヤカット放電加工機の加工液
   処理槽。