JPH0542424A - ワイヤ放電加工機の加工液供給装置 - Google Patents

ワイヤ放電加工機の加工液供給装置

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JPH0542424A
JPH0542424A JP20198291A JP20198291A JPH0542424A JP H0542424 A JPH0542424 A JP H0542424A JP 20198291 A JP20198291 A JP 20198291A JP 20198291 A JP20198291 A JP 20198291A JP H0542424 A JPH0542424 A JP H0542424A
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Yu Kawanabe
祐 川那辺
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 大型のポンプを使用することなく、十分な加
工液の供給が可能で、しかもフィルタ等のメンテナンス
が容易なワイヤ放電加工機の加工液供給装置を提供する
こと。 【構成】 加工槽13から汚液タンク15に位置水位を
利用して汚液が供給される。汚液タンク15からポンプ
27によりフィルタ17を介して汚液が浄化されて清液
タンク19に汲み出される。加工槽13よりも上方にサ
ブタンク21が設けられており、加工中に清液タンク1
9からポンプ31により加工液が汲み上げられてサブタ
ンク21に貯留される。このポンプ31から汲み上げら
れた加工液は、フラッシングノズル37,39に供給さ
れる。加工開始時に加工槽13に加工液が貯留されてい
ない時にはバルブV1を開けばサブタンク21から加工
槽13に加工液が短時間で供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤ電極と被加工体
との間で、パルス放電を繰り返して加工するワイヤ放電
加工機の加工液供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ワイヤ放電加工機は、上下の
アームに設けられたガイドにワイヤ電極を張架するとと
もに、ワイヤ電極に対向して他方の電極となる被加工体
を配置し、両電極間のパルス放電によって加工を行って
いる。つまり、負電位側のワイヤ電極と正電位側の被加
工体との間に、加工液供給装置を用いて加工液を供給す
るとともに、ワイヤ電極を上下方向に移動させ、両電極
間のパルス放電を繰り返すことによって、被加工体の加
工を行なっている。
【0003】この種のワイヤ放電加工機としては、例
えば下アームと被加工体とを、共に加工槽内の加工液中
に浸漬するタイプのものが知られている。そして、この
ワイヤ放電加工機に使用される加工液供給装置では、被
加工体を浸漬される加工液は、加工液供給装置内の清液
槽から、大型のポンプによって直接加工槽内に供給され
ている。
【0004】また、他の技術として、図2に示す様
に、加工液供給装置P1内の清液槽P2を、加工槽P3
より高い位置に設けるとともに、汚水槽P4を加工槽P
3より低い位置に設けたものが提案されている。この装
置P1では、一旦汚水槽P4からポンプP5で汚水を汲
み上げるとともに、ポンプP5の出口のフィルタP6で
濾過して清液槽P2に加工液を供給し、この清液槽P2
から位置水位を利用して加工槽P3に加工液を供給して
いた(実開昭62−192827号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者の技
術では、加工液供給装置内の清液槽は、加工槽への十分
な給液を行うために、大きな容量が必要であるという問
題があり、しかも、加工槽内への加工液の給液時間を短
縮するために、大流量の加工液の吐出が可能な大型で高
性能のポンプが必要であるという問題があった。
【0006】一方、後者の技術では、図2に示す様
に、上方に配置された清液槽P2でのフィルタP6の交
換の作業等が大変で、メンテナンスが難しいという問題
があった。本発明は、上記課題を解決するためになさ
れ、大型のポンプを使用することなく、十分な加工液の
供給が可能で、しかもフィルタ等のメンテナンスが容易
なワイヤ放電加工機の加工液供給装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、ワイヤ電極と他方の電極である被加工体
との間に、加工液を供給するとともにパルス放電を行な
って、前記被加工体を加工するワイヤ放電加工機の加工
液供給装置において、前記被加工体を加工液の中に浸漬
させる加工槽と、該加工槽から取り出した使用済みの加
工液を貯蔵する汚液タンクと、該汚液タンクに貯蔵され
た使用済みの加工液を汲み出して浄化する加工液浄化手
段と、該加工液浄化手段から供給される浄化済みの加工
液を貯蔵する清液タンクと、該清液タンクに貯蔵された
浄化済みの加工液を汲み出す加工液汲出手段と、前記加
工槽の最高水位より高位置にあって、前記加工液汲出手
段によって汲み出された浄化済みの加工液を貯蔵するサ
ブタンクと、該サブタンクに貯蔵された浄化済みの加工
液を、前記加工槽に供給する加工液供給手段と、を備え
たことを特徴とするワイヤ放電加工機の加工液供給装置
を要旨とする。
【0008】
【作用】本発明においては、ワイヤ電極と他方の電極で
ある被加工体との間に、加工液を供給するとともにパル
ス放電を行なって、被加工体を加工する。そして、加工
槽内で被加工体を加工液の中に浸漬させ、加工槽から取
り出した使用済みの加工液を汚液タンクに貯蔵する。ま
た、加工液浄化手段によって、汚液タンクに貯蔵された
使用済みの加工液を汲み出して浄化し、加工液浄化手段
から供給される浄化済みの加工液を清液タンクに貯蔵す
る。更に、加工液汲出手段によって、清液タンクに貯蔵
された浄化済みの加工液を汲み出し、汲み出された浄化
済みの加工液を、加工槽の最高水位より高位置にあるサ
ブタンクに貯蔵する。そして、サブタンクに貯蔵された
浄化済みの加工液を、加工液供給手段によって加工槽に
供給する。
【0009】この構成によって、加工液が順次浄化さ
れ、浄化された加工液がサブタンクに供給されて、適宜
加工槽に供給されるので、大型のポンプ等を使用するこ
となく、迅速にかつ十分な加工液の供給が可能になる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例を図面を参
照して説明する。図1に示す様に、本実施例におけるワ
イヤ放電加工機1は、下アーム2と上アーム3との間に
ワイヤ電極5が張架されるとともに、ワークテーブル7
上に被加工体9が載置されており、このワイヤ電極5と
被加工体9とが、僅かの間隙を介して対向して配置され
ている。
【0011】このワイヤ放電加工機1における加工液供
給装置11は、次の様な構成を備えている。被加工体9
の加工が行われる加工槽13には加工液が入れられてお
り、この加工槽13の下方には、加工槽13から排出さ
れる汚液を溜める汚液タンク15が配置されている。ま
た、汚液タンク15に隣接して、汚液タンク15から汲
み出されてフィルタ17によって浄化された加工液を、
一定量まで溜めることができる清液タンク19が配置さ
れている。一方、加工槽13の上方には、清液タンク1
9から供給された加工液を溜めるサブタンク21が配置
されている。
【0012】そして、サブタンク21は、バルブV1
備えた配管23を介して、加工槽13に接続されてお
り、このサブタンク21から加工槽13に、位置水位を
利用して加工液が供給される。加工槽13は、バルブV
2を備えた配管25を介して、汚液タンク15に接続さ
れており、この加工槽13から汚液タンク15に、位置
水位を利用して汚液が供給される。汚液タンク15は、
ポンプ27及びフィルタ17を備えた配管29を介し
て、清液タンク19に接続されており、この汚液タンク
15からポンプ27によって汚液が汲み出されるととも
にフィルタ17によって浄化されて、浄化済みの加工液
が清液タンク19に供給される。尚、上記配管23,2
5,29の内、サブタンク21からバルブV1を介して
加工槽13に到る配管23は、大口径流路とされてい
る。
【0013】また、清液タンク19は、ポンプ31,バ
ルブV3及び絞り弁B1を備えた配管33を介して、サブ
タンク21に接続されており、この清液タンク19から
サブタンク21に、ポンプ31によって浄化済みの加工
液が供給される。それとともに、配管33から分岐し、
バルブV4及び絞り弁B2,B3を備えた配管35によっ
て、上アーム3及び下アーム2のフラッシングノズル3
7,39に加工液が供給される。
【0014】上記構成を有する本実施例の加工液供給装
置11は、下記の様に動作する。 まず、非加工時間にサブタンク21に給液する場合に
ついて説明する。非加工時間にサブタンク21に給液す
る場合には、バルブV4を閉ざすとともにバルブV3を開
放する。この状態で、ポンプ27を駆動して、汚液タン
ク15から清液タンク19に浄化済みの加工液を供給す
るとともに、ポンプ31を駆動して、清液タンク19か
らバルブV3及び絞り弁B1を介して、サブタンク21に
浄化済みの加工液を供給する。
【0015】そして、加工を行なう場合には、加工に先
だって、バルブV2を閉ざすとともにバルブV1を開放し
て、サブタンク21から加工槽13内に、大量の加工液
を迅速に供給する。 次に、加工時間にサブタンク21に給液する場合につ
いて説明する。
【0016】加工時間にサブタンク21に給液する場合
には、バルブV3を閉ざすとともにバルブV4を開放す
る。この状態で、ポンプ27を駆動して、汚液タンク1
5から清液タンク19に浄化済みの加工液を供給し、更
にポンプ31を駆動して、清液タンク19から絞り弁B
2,B3を介して、フラッシングノズル37,39に加工
液を供給するとともに、絞り弁B1を介してサブタンク
21に浄化済みの加工液を供給する。つまり、清液タン
ク19からの加工液を、フラッシングノズル37,39
とサブタンク21とに分岐して供給する。
【0017】この様に、本実施例では、加工槽13より
低い位置に、汚液タンク15と清液タンク19とを隣接
して設け、ポンプ27及びフィルタ17によって、汚液
を浄化して供給するので、ポンプ27の容量が小さくて
も十分であるという利点がある。しかもフィルタ17が
装置11の下方の位置に設けてあるので、そのメンテナ
ンスが容易であるという効果がある。
【0018】また、サブタンク21に加工液を供給する
場合には、加工時間及び非加工時間を問わず、徐々に行
なうことができるので、ポンプ31の容量が小さくても
十分であるという特長がある。更に、清液タンク19に
接続された大きなサブタンク21が、加工槽13の上方
に設けてあるので、加工を開始する際には、バルブV1
を開くことによって、サブタンク21に溜められた加工
液を、大口径の流路である配管23を介して、大量にか
つ迅速に加工槽13内に満たすことができるという利点
がある。
【0019】尚、本発明は、上記実施例に何等限定され
ず、本発明の要旨の範囲内において各種の態様で実施で
きることは勿論である。例えば、フィルタ17として、
密閉形式の外圧フィルタを採用する場合には、フィルタ
内室を清液タンク19として使うことができる。この場
合には、清液タンク19を別個に設ける必要はない。
【0020】また、上記実施例では、加工時間及び非加
工時間にわたって加工液を供給する場合について述べた
が、加工時間又は非加工時間のどちらかのみに、加工液
を供給してもよい。更に、サブタンク21を配置する位
置として、ワイヤ放電加工機1の上部のコラム41に配
置しても良い。
【0021】
【発明の効果】以上詳述したことから明らかな様に、本
発明によれば、汚液タンク,加工液浄化手段,清液タン
ク,加工液汲出手段,サブタンク,加工液供給手段及び
加工槽を備えているので、加工液が順次浄化され、浄化
された加工液がサブタンクに供給されて、適宜加工槽に
供給される。従って、大型のポンプ等を使用することな
く、迅速にかつ十分にサブタンクから加工槽への加工液
の供給ができる。また、フィルタ等の加工液浄化手段の
交換などのメンテナンスが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の構成を例示する概略構成図
である。
【図2】 従来例の説明図である。
【符号の説明】
1…ワイヤ放電加工機 5…ワイヤ電極 11…加工液供給装置 13…加工槽 15…汚液タンク 17…フィルタ 19…清液タンク 21…サブタン
ク 23,25,29,33,35…配管 27,31…ポ
ンプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤ電極と他方の電極である被加工体
    との間に、加工液を供給するとともにパルス放電を行な
    って、前記被加工体を加工するワイヤ放電加工機の加工
    液供給装置において、 前記被加工体を加工液の中に浸漬させる加工槽と、 該加工槽から取り出した使用済みの加工液を貯蔵する汚
    液タンクと、 該汚液タンクに貯蔵された使用済みの加工液を汲み出し
    て浄化する加工液浄化手段と、 該加工液浄化手段から供給される浄化済みの加工液を貯
    蔵する清液タンクと、 該清液タンクに貯蔵された浄化済みの加工液を汲み出す
    加工液汲出手段と、 前記加工槽の最高水位より高位置にあって、前記加工液
    汲出手段によって汲み出された浄化済みの加工液を貯蔵
    するサブタンクと、 該サブタンクに貯蔵された浄化済みの加工液を、前記加
    工槽に供給する加工液供給手段と、 を備えたことを特徴とするワイヤ放電加工機の加工液供
    給装置
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6533927B1 (en) 1999-11-17 2003-03-18 Sodick Co., Ltd. Liquid feeder for electrodischarge machining
JP6391867B1 (ja) * 2018-02-28 2018-09-19 株式会社ソディック 放電加工装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6533927B1 (en) 1999-11-17 2003-03-18 Sodick Co., Ltd. Liquid feeder for electrodischarge machining
JP6391867B1 (ja) * 2018-02-28 2018-09-19 株式会社ソディック 放電加工装置

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