JPH0541062U - 密閉形鉛蓄電池 - Google Patents
密閉形鉛蓄電池Info
- Publication number
- JPH0541062U JPH0541062U JP088829U JP8882991U JPH0541062U JP H0541062 U JPH0541062 U JP H0541062U JP 088829 U JP088829 U JP 088829U JP 8882991 U JP8882991 U JP 8882991U JP H0541062 U JPH0541062 U JP H0541062U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grid
- anode
- anode plate
- sealed lead
- acid battery
- Prior art date
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-
- Y02E60/124—
-
- Y02E60/126—
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- Secondary Cells (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】複数枚の陽極板が電槽に収容された密閉形鉛蓄
電池において、陽極板の格子体の腐食による電気抵抗の
増大を個別に測定できようにして電池寿命を正確に判定
する。また、1枚の陽極板の中の各部の劣化の状況を分
かるようにする。 【構成】電槽1に収容した各陽極板2の格子体に、その
上部、中間部、下部において鉛製の接触端子3a,3
b,3cを接続する。そして、その一端を電槽1の上部
の蓋から引出す。各接触端子3a,3b,3cと陽極端
子4との間の電気抵抗を測定して、陽極板の格子体の腐
食による電気抵抗の増加を知る。
電池において、陽極板の格子体の腐食による電気抵抗の
増大を個別に測定できようにして電池寿命を正確に判定
する。また、1枚の陽極板の中の各部の劣化の状況を分
かるようにする。 【構成】電槽1に収容した各陽極板2の格子体に、その
上部、中間部、下部において鉛製の接触端子3a,3
b,3cを接続する。そして、その一端を電槽1の上部
の蓋から引出す。各接触端子3a,3b,3cと陽極端
子4との間の電気抵抗を測定して、陽極板の格子体の腐
食による電気抵抗の増加を知る。
Description
【0001】
本考案は、寿命検出が可能な密閉形鉛蓄電池に関する。
【0002】
鉛蓄電池は、寿命末期に近くなると陽極板の格子体が腐食により伸びる。格子 体の伸びを光学的に検出して電池寿命を知る手掛かりとする手段は提案されてい る。鉛蓄電池は、格子体の電気抵抗が増大して寿命に達するわけであるが、格子 体が伸びても、必ずしも格子体の電気抵抗が電池寿命に達する程度に増大してい るとは限らない。また、格子体の伸びがそれほどでなくても、格子体の電気抵抗 が増大している場合もある。
【0003】
本考案が解決しようとする課題は、陽極板の格子体の伸びではなく、格子体の 電気抵抗の増大を測定して鉛蓄電池の寿命を正確に判定できるようにすることで ある。また、電槽に収容されている複数の陽極板の個々の劣化状態と陽極板の上 部、中間部、下部の各部の劣化状態を判定できるようにすることである。
【0004】
上記課題を解決するために、本考案に係る密閉形鉛蓄電池は、複数の陽極板が 電槽に収容されたものにおいて、各陽極板の格子体にその上部、中間部、下部の 少なくとも3点以上で個別に接触する接触端子を備え、当該接触端子の一端を電 槽外面に引出したものである。
【0005】
本考案に係る密閉形鉛蓄電池では、陽極端子と電槽外面に引出した各接触端子 との間の抵抗を測定することで、個々の陽極板の格子体の抵抗を測定する。陽極 板の格子体の腐食による抵抗増大を測定することにより、電池寿命を判定するこ とができる。そして、陽極板の上部、中間部、下部のそれぞれに接触する接触端 子と陽極端子との間の抵抗を測定することにより、陽極板の格子体の各部の腐食 の状況を知ることができる。
【0006】
2V−200Ahの密閉形鉛蓄電池(陽極板8枚,陰極板9枚の構成)につい て本考案の実施例を説明する。図1に示すように、電槽1に収容した各陽極板2 の格子体に、その上部、中間部、下部において鉛製の接触端子3a,3b,3c を接続する。そして、その一端を電槽1の上部の蓋から引出した。各接触端子3 a,3b,3cと陽極端子4との間の電気抵抗を測定して、陽極板の格子体の腐 食による電気抵抗の増加を知る。 図2は、上記密閉形鉛蓄電池の71℃における加速寿命試験で、日数と陽極板 の格子体の電気抵抗(陽極板8枚の平均値)の増加の関係並びに日数と0.23 C放電可能時間の関係を示したものである。密閉形鉛蓄電池の寿命到達時には、 抵抗測定値が、上部で初期の約1.5倍、中間部で約2倍、下部で約4倍になっ ており、これにより電池寿命を検出することができる。陽極板の格子体の腐食は 下部から進行することが分かっており、3点の抵抗測定で格子体各部の腐食の状 況を知ることができる。
【0007】
上述のように本考案に係る密閉形鉛蓄電池は、陽極板の格子体の腐食による電 気抵抗の増大を、各陽極板ごとに測定して知り、電池寿命の判定を正確に行なう ことができる。また、1枚の陽極板の中の各部分の腐食の状況を知ることができ ると共に、接触端子のいずれかが断線したときでも他の接触端子で抵抗を測定す ることができる。
【図1】本考案に係る実施例における密閉形鉛蓄電池の
縦断面図である。
縦断面図である。
【図2】密閉形鉛蓄電池の加速寿命試験における日数と
陽極板の格子体の抵抗測定値との関係並びに日数と放電
可能時間の関係を示す曲線図である。
陽極板の格子体の抵抗測定値との関係並びに日数と放電
可能時間の関係を示す曲線図である。
1は電槽 2は陽極板 3a,3b,3cは接触端子 4は陽極端子
Claims (1)
- 【請求項1】複数の陽極板が電槽に収容された密閉形鉛
蓄電池において、各陽極板の格子体にその上部、中間
部、下部の少なくとも3点以上で個別に接触する接触端
子を備え、当該接触端子の一端を電槽外面に引出した密
閉形鉛蓄電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991088829U JP2558882Y2 (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | 密閉形鉛蓄電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991088829U JP2558882Y2 (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | 密閉形鉛蓄電池 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0541062U true JPH0541062U (ja) | 1993-06-01 |
JP2558882Y2 JP2558882Y2 (ja) | 1998-01-14 |
Family
ID=13953836
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991088829U Expired - Lifetime JP2558882Y2 (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | 密閉形鉛蓄電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2558882Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5433746U (ja) * | 1977-08-11 | 1979-03-05 | ||
WO2021066129A1 (ja) * | 2019-10-03 | 2021-04-08 | 株式会社Gsユアサ | 推定装置、推定方法、及びコンピュータプログラム |
-
1991
- 1991-10-30 JP JP1991088829U patent/JP2558882Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5433746U (ja) * | 1977-08-11 | 1979-03-05 | ||
WO2021066129A1 (ja) * | 2019-10-03 | 2021-04-08 | 株式会社Gsユアサ | 推定装置、推定方法、及びコンピュータプログラム |
JP2021060230A (ja) * | 2019-10-03 | 2021-04-15 | 株式会社Gsユアサ | 推定装置、推定方法、及びコンピュータプログラム |
US11913996B2 (en) | 2019-10-03 | 2024-02-27 | Gs Yuasa International Ltd. | Estimation device, estimation method, and computer program |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2558882Y2 (ja) | 1998-01-14 |
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