JP2548765Y2 - 密閉形鉛蓄電池 - Google Patents
密閉形鉛蓄電池Info
- Publication number
- JP2548765Y2 JP2548765Y2 JP1990401886U JP40188690U JP2548765Y2 JP 2548765 Y2 JP2548765 Y2 JP 2548765Y2 JP 1990401886 U JP1990401886 U JP 1990401886U JP 40188690 U JP40188690 U JP 40188690U JP 2548765 Y2 JP2548765 Y2 JP 2548765Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lead
- acid battery
- lead wire
- electrolyte
- battery
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
Landscapes
- Secondary Cells (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、寿命検出ができる密閉
形鉛蓄電池に関する。
形鉛蓄電池に関する。
【０００２】
【従来の技術】据置き用鉛蓄電池の寿命判定は、電解液
比重を測定する方法が一般的である。しかし、密閉形鉛
蓄電池は、電解液比重の測定が困難であり、寿命判定を
行ないにくい。密閉形鉛蓄電池の寿命判定は、電解液比
重の測定に代えて、次のような手段が提案されている。
比重を測定する方法が一般的である。しかし、密閉形鉛
蓄電池は、電解液比重の測定が困難であり、寿命判定を
行ないにくい。密閉形鉛蓄電池の寿命判定は、電解液比
重の測定に代えて、次のような手段が提案されている。
【０００３】すなわち、陽極板の鉛基体の伸びを検出す
る手段を鉛蓄電池に備えることである。例えば、極板の
特定の箇所に磁性体を取り付けておき、鉛基体の伸びと
共に移動した磁性体の位置をセンサで検出する方法、発
光素子と受光素子を設けておき、伸びてきた極板が発光
素子と受光素子の間を遮断することにより検出する方法
などである。
る手段を鉛蓄電池に備えることである。例えば、極板の
特定の箇所に磁性体を取り付けておき、鉛基体の伸びと
共に移動した磁性体の位置をセンサで検出する方法、発
光素子と受光素子を設けておき、伸びてきた極板が発光
素子と受光素子の間を遮断することにより検出する方法
などである。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】上記のような手段によ
れば、陽極板の鉛基体の伸びは検出できても、腐食状態
を直接には検出できない。本考案が解決しようとする課
題は、陽極板の鉛基体の腐食状態を検出して密閉形鉛蓄
電池の寿命判定をできるようにすることである。
れば、陽極板の鉛基体の伸びは検出できても、腐食状態
を直接には検出できない。本考案が解決しようとする課
題は、陽極板の鉛基体の腐食状態を検出して密閉形鉛蓄
電池の寿命判定をできるようにすることである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本考案に係る密閉形鉛蓄電池は、陽極板と陰極板の
間に電解液保持体を介在させて構成した極板群の側部
（極板面と直角をなす面の側をいう）に、前記電解液保
持体に上部から下部にわたって接触する第２の電解液保
持体を備える。そして、第２の電解液保持体中には、極
板群の上部から下部にまで延びる鉛線を配置する。この
鉛線は、鉛蓄電池の陽極端子に切離し自由に接続すると
共に、抵抗測定用の測定端子を設けたものである
に、本考案に係る密閉形鉛蓄電池は、陽極板と陰極板の
間に電解液保持体を介在させて構成した極板群の側部
（極板面と直角をなす面の側をいう）に、前記電解液保
持体に上部から下部にわたって接触する第２の電解液保
持体を備える。そして、第２の電解液保持体中には、極
板群の上部から下部にまで延びる鉛線を配置する。この
鉛線は、鉛蓄電池の陽極端子に切離し自由に接続すると
共に、抵抗測定用の測定端子を設けたものである
【０００６】
【作用】本考案に係る密閉形鉛蓄電池では、陽極板と陰
極板の間に介在させた電解液保持体に第２の電解液保持
体が接触しており、第２の電解液保持体中にも電解液が
供給されている。従って、第２の電解液保持体中に配置
した鉛線を、電池の使用中に鉛蓄電池の陽極端子に接続
しておくと、鉛線は陽極板の鉛基体と同電位で腐食を受
け、鉛基体と同様に腐食する。腐食が進行すると鉛線の
抵抗値が増加するので、鉛線を陽極端子から切離して測
定した抵抗値の大きさにより、寿命を判定することがで
きる。
極板の間に介在させた電解液保持体に第２の電解液保持
体が接触しており、第２の電解液保持体中にも電解液が
供給されている。従って、第２の電解液保持体中に配置
した鉛線を、電池の使用中に鉛蓄電池の陽極端子に接続
しておくと、鉛線は陽極板の鉛基体と同電位で腐食を受
け、鉛基体と同様に腐食する。腐食が進行すると鉛線の
抵抗値が増加するので、鉛線を陽極端子から切離して測
定した抵抗値の大きさにより、寿命を判定することがで
きる。
【０００７】鉛線は、極板群の高さに相当する長さで第
２の電解液保持体中に配置されおり、かつ第２の電解液
保持体は、陽極板と陰極板の間に介在さた電解液保持体
に上部から下部にわたって接触している。従って、電解
液比重に上下差があり鉛基体の上下で腐食状態に差があ
ったとしても、全体を包含した抵抗値の測定ができる。
２の電解液保持体中に配置されおり、かつ第２の電解液
保持体は、陽極板と陰極板の間に介在さた電解液保持体
に上部から下部にわたって接触している。従って、電解
液比重に上下差があり鉛基体の上下で腐食状態に差があ
ったとしても、全体を包含した抵抗値の測定ができる。
【０００８】
【実施例】図１は、本考案に係る密閉形鉛蓄電池の横断
面図と鉛線の形状を示している。陽極板１と陰極板２の
間に電解液保持体３を介在させて構成した極板群を電槽
４に収納している。極板群の側部に、第２の電解液保持
体５を配置してあり、この第２の電解液保持体５は、電
解液保持体３に上部から下部にわたって接触している。
第２の電解液保持体５中には、極板群の高さに相当する
Ｕ字形の鉛線６を配置してあり、その上部に４本の測定
用端子７を備えている。
面図と鉛線の形状を示している。陽極板１と陰極板２の
間に電解液保持体３を介在させて構成した極板群を電槽
４に収納している。極板群の側部に、第２の電解液保持
体５を配置してあり、この第２の電解液保持体５は、電
解液保持体３に上部から下部にわたって接触している。
第２の電解液保持体５中には、極板群の高さに相当する
Ｕ字形の鉛線６を配置してあり、その上部に４本の測定
用端子７を備えている。
【０００９】上記のように構成された密閉形鉛蓄電池を
使用するときには、測定用端子７のうちの一つを常に電
池の陽極端子と接続しておく。これによって、鉛線６
は、陽極板１の鉛基体と同じ状態で陽極酸化を受ける。
密閉形鉛蓄電池の寿命を判定するときは、電池の陽極端
子に接続していた測定用端子７を切離し、４本の測定用
端子のうちの２本を電流通電用、他の２本を電圧測定用
として、通常の４端子法で鉛線６の抵抗を測定する。
使用するときには、測定用端子７のうちの一つを常に電
池の陽極端子と接続しておく。これによって、鉛線６
は、陽極板１の鉛基体と同じ状態で陽極酸化を受ける。
密閉形鉛蓄電池の寿命を判定するときは、電池の陽極端
子に接続していた測定用端子７を切離し、４本の測定用
端子のうちの２本を電流通電用、他の２本を電圧測定用
として、通常の４端子法で鉛線６の抵抗を測定する。
【００１０】図２は、上記の密閉形鉛蓄電池の加速寿命
試験を行なったときの電池容量の経時変化と鉛線の抵抗
測定値の経時変化の関係を示したものである。日数の経
過と共に鉛線の抵抗は増加しており、この例では、電池
容量が定格容量の６０％となったところで、鉛線の抵抗
測定値が初期の４倍に達している。
試験を行なったときの電池容量の経時変化と鉛線の抵抗
測定値の経時変化の関係を示したものである。日数の経
過と共に鉛線の抵抗は増加しており、この例では、電池
容量が定格容量の６０％となったところで、鉛線の抵抗
測定値が初期の４倍に達している。
【００１１】
【考案の効果】上述のように、本考案に係る密閉形鉛蓄
電池は、陽極板の伸びの見かけからではなく、陽極板の
鉛基体とほぼ同じ条件で陽極酸化を受ける鉛線の抵抗を
測定することにより陽極板の鉛基体の腐食の程度を知っ
て、電池寿命を推定することができる。また、鉛線の抵
抗測定時には、電池の陽極端子から鉛線の測定用端子を
切離すので、浮動充電時の負荷あるいは充電器より発生
するノイズの影響を遮断できる。
電池は、陽極板の伸びの見かけからではなく、陽極板の
鉛基体とほぼ同じ条件で陽極酸化を受ける鉛線の抵抗を
測定することにより陽極板の鉛基体の腐食の程度を知っ
て、電池寿命を推定することができる。また、鉛線の抵
抗測定時には、電池の陽極端子から鉛線の測定用端子を
切離すので、浮動充電時の負荷あるいは充電器より発生
するノイズの影響を遮断できる。
【図１】本考案に係る密閉形鉛蓄電池の横断面図と電池
に組み込んで使用する鉛線の平面説明図である。
に組み込んで使用する鉛線の平面説明図である。
【図２】密閉形鉛蓄電池の加速寿命試験を行なったとき
の電池容量の経時変化と鉛線の抵抗測定値の経時変化の
関係を示す曲線図である。
の電池容量の経時変化と鉛線の抵抗測定値の経時変化の
関係を示す曲線図である。
１は陽極板、２は陰極板、３は電解液保持体、４は電
糟、５は第２の電解液保持体、６は鉛線、７は測定用端
子
糟、５は第２の電解液保持体、６は鉛線、７は測定用端
子
Claims (1)
- 【請求項１】陽極板と陰極板の間に電解液保持体を介在
させて構成した極板群を電槽に収納した鉛蓄電池におい
て、極板群の側面（極板面と直角をなす面の側）には、
前記電解液保持体に上部から下部にわたって接触する第
２の電解液保持体を備え、第２の電解液保持体中には、
極板群の上部から下部にまで延びる鉛線を配置し、鉛線
は、鉛蓄電池の陽極端子に切離し自由に接続すると共
に、抵抗測定用の測定端子を設けたものであることを特
徴とする密閉形鉛蓄電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990401886U JP2548765Y2 (ja) | 1990-12-26 | 1990-12-26 | 密閉形鉛蓄電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990401886U JP2548765Y2 (ja) | 1990-12-26 | 1990-12-26 | 密閉形鉛蓄電池 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0491066U JPH0491066U (ja) | 1992-08-07 |
| JP2548765Y2 true JP2548765Y2 (ja) | 1997-09-24 |
Family
ID=31879907
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990401886U Expired - Lifetime JP2548765Y2 (ja) | 1990-12-26 | 1990-12-26 | 密閉形鉛蓄電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2548765Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018128283A1 (ko) * | 2017-01-03 | 2018-07-12 | 주식회사 엘지화학 | 내부의 온도를 측정할 수 있는 전지셀 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50107990A (ja) * | 1974-01-31 | 1975-08-25 | ||
| JPS5427932A (en) * | 1977-08-04 | 1979-03-02 | Japan Storage Battery Co Ltd | Storage battery |
-
1990
- 1990-12-26 JP JP1990401886U patent/JP2548765Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018128283A1 (ko) * | 2017-01-03 | 2018-07-12 | 주식회사 엘지화학 | 내부의 온도를 측정할 수 있는 전지셀 |
| US10897066B2 (en) | 2017-01-03 | 2021-01-19 | Lg Chem, Ltd. | Battery cell capable of measuring inner temperature thereof |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0491066U (ja) | 1992-08-07 |
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